JP2010090985A - 軸受用シールド、軸受用シール、およびこれらを用いた転がり軸受 - Google Patents

軸受用シールド、軸受用シール、およびこれらを用いた転がり軸受 Download PDF

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Abstract

【課題】外輪または内輪に油穴を有しない標準軸受に対して、グリースを封入可能にする。
【解決手段】外輪11または内輪13には油穴を有さず、外輪11のシールド溝17a、17bに嵌合されるシールド20a、20bを備える。このシールド20a、20bの内環部22aのうち、外輪11の肩部の内径面を含む面Aと、内輪13の肩部の外径面を含む面Bとの間の径方向の範囲内の部分に形成されるグリース封入口23からグリースを封入可能とする。このグリース封入口23は、その周縁部にゴム材料31で形成された蓋24が固着されている。このため、グリース未補充時には閉じた状態となる。グリースを封入するときは、蓋24を切り開き、グリース封入器具を蓋24に刺し込んで、軸受内にグリースを封入することができる。
【選択図】図1

Description

この発明は、外輪のシール溝に嵌合され、内輪のシール面との間でシールを形成する軸受用シールド、軸受用シール、およびこれらを用いた転がり軸受に関するものである。
従来、各種機械装置の回転軸支持部に使用される転がり軸受は、軸受内部のグリースが外部に漏れるのを防止するとともに、外部からの異物の進入を防止するために内輪と外輪との間の両端部にシール部材が設けられている。
この転がり軸受が、外輪、内輪のいずれか一方にグリースを封入するための油穴を備えていない標準軸受(ISO(国際標準化機構)に基づいて外径、内径、幅、面取り寸法等が規格、標準化されている転がり軸受)であれば、グリースを軸受内部に補充することができないので、初めに封入したグリースの寿命が来た場合、転がり軸受の全体を交換する必要があった。
このため、外輪に油穴を設け、油穴からグリースを補充することができる転がり軸受が提案されている(特許文献1参照)。この転がり軸受は、各種機械装置の回転支持部に組み込んだ後においても、グリースを補充することが可能であるので、グリースの長寿命化が図られ、転がり軸受の交換サイクルが長くなる。
特開平11−342459号公報
また、クレーンなどの重機等の回転軸支持部に使用するような大型の転がり軸受では、ハウジングにグリースニップルを設けてグリースの補充を可能としたものが提案されている。この場合においても、グリースニップルからグリースを補充することができるので、グリースの長寿命化が図られ、転がり軸受の交換サイクルが長くなる。
しかし、特許文献1に記載の転がり軸受は、油穴からのグリースの補充を行い得るために、適用可能な機械装置や設置箇所が限定されてしまう。また、外輪に油穴を設ける必要があるので、製造上の手間がかかり、製造コストが高くなる。
また、グリースニップルを備えた大型の転がり軸受においても、適用できる機械装置あるいは機械設備が限定されてしまう。
そこで、この発明の課題は、外輪または内輪に油穴を有しない標準軸受に対して、グリースを封入可能とすることである。
上記の課題を解決するために、この発明に係る軸受用シールドとしては、外輪の端部に嵌合される外環部と、その外環部から内向きフランジ状に形成された内環部とを備える軸受用シールドにおいて、前記内環部にグリース封入口が設けられ、前記グリース封入口の開口部に、軸受内へのグリース補充時、未補充時に合せて、開閉自在となる機構を設けた構成としたのである。
この構成を採用した軸受用シールドを外輪あるいは内輪に油穴が形成されていない標準軸受(ISO(国際標準化機構)に基づいて外径、内径、幅、面取り寸法等が規格、標準化されている転がり軸受)に用いることで、グリース封入口からグリースを軸受内部に封入することが可能となる。
また、グリース封入口は、その開口部がグリース補充時に開き、未補充時には閉じる機構を設けているので、グリース封入口を使用しないグリース未補充時には開口部が閉じて、この軸受用シールドを適用した転がり軸受のシール性を確保することができる。
上記の課題を解決するために、この発明に係る軸受用シールとしては、外輪の端部に嵌合される外環部と、その外環部から内向きフランジ状に形成された内環部とを有する金属板製の芯金に、ゴム材料を固着することでリップが形成された軸受用シールにおいて、前記内環部にグリース封入口が設けられ、前記グリース封入口の開口部に、軸受内へのグリース補充時、未補充時に合せて、開閉自在となる機構を設けた構成を採用したのである。
この構成によると、前述の軸受用シールドの構成と同様、グリース封入口は、その開口部がグリース補充時に開き、未補充時には閉じる機構を設けているので、外輪あるいは内輪に油穴が形成されていない標準軸受に対して用いることで、グリース封入口は、グリースの未補充時において、開口部が閉じられた状態となる。
前記開閉自在となる機構は、前記グリース封入口の開口部を塞ぐゴム材料で形成された蓋を備えた構成を採用することができる。グリースを補充する必要が生じたときに、カッターにより蓋を貫通する切れ目を設けて、その切れ目からグリース補充器具、例えば、注射器型の器具によりグリースを注入することができる。
グリース補充器具を抜くと、蓋を形成するゴム材料の弾性により、グリース封入口の開口部が塞がれて閉じる。このように、蓋を形成するゴム材料によって、簡単に、グリース未補充時にはグリース封入口の開口部を閉じた状態とすることができる。
また、グリース封入口の開口部は、芯金にリップを形成するゴム部材により簡単に塞ぐことができ、蓋を別途用意することが不要になる。
上記の課題を解決するために、この発明に係る転がり軸受としては、外輪のシール溝に嵌合され、内輪のシール面との間でシールを形成する環状のシール部材を備えた転がり軸受において、前記外輪および内輪はグリースを入れる油穴を備えておらず、前記シール部材が、上述の軸受用シールまたは軸受用シールドである構成を採用することができる。
この構成によると、シール部材としての軸受用シールあるいは軸受用シールドにグリース封入口が設けられているので、このグリース封入口からグリースを封入することができる。このため、グリースの長寿命化が図られ、転がり軸受の交換サイクルが長くなる。
また、グリース封入口は、使用しないとき(グリース未補充時)には閉じられるので、軸受内部のグリースの漏洩を防止して、転がり軸受のシール性を確保することができる。
以上のように、この発明は、外輪または内輪に油穴を有しない標準軸受に対して、グリースを封入可能とすることができる。また、グリース封入口は、グリース未補充時には閉じた状態となっているので、軸受の運転時には、シール性を確保することができる。
以下、この発明の第1実施形態に係る軸受用シールドを用いた転がり軸受を添付図面の図1、図2に基づいて説明する。
図1に示すように、この転がり軸受10は、外輪軌道12を有する外輪11と、内輪軌道14を有する内輪13と、外輪軌道12と内輪軌道14との間に介在する複数のボール15と、複数のボール15を周方向に等配する保持器16と、外輪11の両端部のシールド溝17a、17bに嵌合されるシール部材としてのシールド20a、20bとを備えている。
転がり軸受10は、外輪11および内輪13に油穴を備えていない標準軸受(ISO(国際標準化機構)に基づいて外径、内径、幅、面取り寸法等が規格、標準化されている転がり軸受)であれば、図1に示す深溝玉軸受に限られず、アンギュラ玉軸受、自動調心ころ軸受、円筒ころ軸受など、各種の転がり軸受を利用することができる。
シールド20a、20bは、それぞれ同一構造のものが採用され、取り付けの向きが異なるだけであるので、以下、一方のシールド20aに関してのみ述べる。
図2(a)に示すように、シールド20aは、シールド溝17aに嵌合される外環部21aと、外環部21aから径方向内向きのフランジ状に形成された内環部22aとを備え、SUS304等のステンレス鋼板をプレス加工する方法等のように、公知の材料および方法により製造される。
ている。
外環部21aは、軸方向(軸受の軸方向)外向きに湾曲しており、外輪11のシールド溝18aに圧入嵌合されている。内環部22aは、外環部21aから軸方向外向きのテーパ部分を経て径方向内向きに延びたものであり、先端部が内輪13のシール面18aとの間でラビリンスシールを形成している。
このシールド20aの内環部22aには、グリース封入口23が形成されている。グリース封入口23は、図1に示すように、シールド20aの内環部22aのうち、外輪11の外輪軌道12とシールド溝17aとの間(肩部)の内径面を含む面Aと、内輪13の内輪軌道14とシール面18aとの間(肩部)の外径面を含む面Bとの間の径方向の範囲内の部分に形成されている。
このグリース封入口23に挿入した図示しないグリース補充器具は、外輪11の肩部と内輪13の肩部の間の保持器16に向け易くなり、封入されたグリースが保持器16を伝ってボール15に届き易い。
グリース封入口23を前述の径方向の範囲内のボール15のPCDを含む面Cよりも径方向外側に設けることもできる。この場合、封入されたグリースが、外輪11寄りに補充されるので、内輪13のシール面18a内に伝わり難くなり、グリース補充によるボールの潤滑性の低下が防止される。
また、グリース封入口23は、周方向に一箇所または複数箇所に設けられる。グリース封入口23を一箇所に設けた構成とすると、その一箇所のグリース封入口23から最も近いボール15に対してグリースを封入することができる。この場合、外輪11側または軸側をゆっくりと回転させると、複数のボール15とシールド20aとの周方向相対位置がずれるので、他のボール15にもグリースを封入することができる。
このグリース封入口23は、その開口部を塞ぐ蓋24を備えている。蓋24は、グリース封入口23の周縁部に加硫接着により固着されたゴム材料により形成されている。ゴム材料の固着は、シールド20aを製造した後に行われる。
このように、蓋24を形成するゴム材料の固着によりグリース封入口23が簡単に塞がれるので、グリース封入口23は、これを使用しないとき(グリース未補充時)には、その開口部が閉じた状態となる。このように、グリース封入口23には、グリース補充時、未補充時に合わせて開閉自在となる蓋24からなる機構が設けられる。なお、蓋24をシールド20aと別体に設け、着脱可能とした構成を採用することも可能である。
蓋24を構成するゴム材料としては、合成ゴム、シリコンゴム等など耐グリース性を備えたものを使用することができる。
また、蓋24は、ゴム材料から形成されているので、グリースの封入の必要が生じたとき、グリース封入器具が、例えば注射器状のものである場合、グリース封入器具の針を蓋24に刺し込むことで、軸受内にグリースを補充することができる。
グリース補充器具を抜くと、ゴム材料の弾性により蓋24に形成された刺し込み孔が塞がれる。このため、グリースの漏洩や、異物の浸入が防止され、転がり軸受10のシール性能が確保される。
また、蓋24をカッターによりグリース封入口23が外部と通じるように切り開き、グリース封入器具を挿入して軸受内にグリースを封入することもできる。この場合も、グリース封入器具を抜くと、ゴム材料の弾性により蓋24に形成された切れ目が塞がれる。なお、蓋24の表面に、色を付けるようにしてもよい。これにより、グリース封入口23の位置が目立って分かり易くなる。
さらに、図2(b)に示すように、蓋24に予め孔25または切れ目を形成してもよい。これにより、前述の切り開きの手間が不要となる。孔25または切れ目は、グリースの漏洩を防止する点から、できるだけ小さい方が好ましく、グリース未補充時にはゴム材料の弾性により塞がれていればよい。
この発明の第2実施形態に係る軸受用シールを用いた転がり軸受を添付図面図3、4に基づいて説明する。
この転がり軸受10は、図3に示すように、外輪11のシール溝17a、17bに嵌合されるシール部材が、軸受用シール30a、30bである点で、前述の第1実施形態での転がり軸受の構成と相違する。その他の構成は前述の第1実施形態と同様であり、同一に考えられる構成に同符号を用いてその説明を省略する。
この実施形態の軸受用シール30a、30bは、それぞれ同一構造のものが採用され、取り付けの向きが異なるだけであるので、以下、一方のシールド30aに関してのみ述べる。
図4に示すように、軸受用シール30aは、円環状の金属板製の芯金32に、ゴム材料31を固着することでリップ31aが形成されている。この芯金32は、外輪11のシールド溝17aに嵌合する外環部32aと、外環部32aから径方向内向きフランジ状の内環部32bとを備え、SUS304等のステンレス鋼板をプレス加工する方法等のように、公知の材料および方法により成形される。
ている。
外環部32aは、ゴム材料31で覆われており、この外環部32aとゴム材料とからなる外周部分において、外輪11のシール溝17aに圧入嵌合されている。内環部32bには、内輪13のシール面18aに向けてリップ31aが突出している。また、ゴム材料31は、内環部32bの軸方向の外側を覆っており、芯金32を軸受外部から保護している。ゴム材料31で芯金32の全体を覆うことも可能である。
リップ31aは、内輪13のシール面18aとの間でラビリンスシールを形成している。転がり軸受10のシール性の向上の点から、リップ31aをシール面18aに摺接させ、接触シールを形成することも可能である。
このシール30aの芯金32の内環部32bには、グリース封入口33が形成されている。グリース封入口33は、前述の第1実施形態のシールド20aと同様、シール30aの内環部32bのうち、外輪11の肩部の内径面を含む面Aと、内輪13の肩部の外径面を含む面Bとの間の径方向の範囲内の部分に形成されている。
このグリース封入口33に挿入したグリース封入器具は、外輪11の肩部と内輪13の肩部の間の保持器16に向け易くなり、封入されたグリースが保持器16を伝ってボール15に届き易い。
また、グリース封入口33を、前述の径方向の範囲内のボール15のPCDを含む面Cよりも径方向外側に設けることもできる。この場合、グリースが、外輪11寄りに補充されるので、内輪13のシール面18a内に伝わり難くなり、グリース封入によるボールの潤滑性の低下が防止される。
また、グリース封入口33は、周方向に一箇所または複数箇所に設けられる。グリース封入口33を一箇所に設けた構成とすると、その一箇所のグリース封入口33から最も近いボール15に対してグリースを封入することができる。この場合、外輪11側または軸側をゆっくりと回転させると、複数のボール15とシール30aとの周方向相対位置がずれるので、他のボール15にもグリースを封入することができる。
このグリース封入口33は、その開口部を塞ぐ蓋31bを備えている。蓋31bは、ゴム材料31で形成されている。ゴム材料31の固着は、芯金32の成形後に行われる。
このため、ゴム材料31の固着でグリース封入口33を簡単に塞ぐことができ、グリース封入口33は、これを使用しないとき(グリース未補充時)には、その開口部が閉じた状態となる。このように、グリース封入口33には、グリース補充時、未補充時に合わせて開閉自在となる蓋31bからなる機構が設けられる。なお、蓋31bを芯金32およびゴム材料31と別体に設け、着脱可能とした構成を採用することも可能である。
また、蓋31bは、リップ31aを形成するゴム材料31からなるので、グリースの封入の必要が生じたとき、グリース封入器具が、例えば、注射器状のものである場合、グリース封入器具の針を蓋31bに刺し込むことで、軸受内にグリースを封入することができる。
グリース封入器具を抜くと、ゴム材料31の弾性により蓋31bに形成された刺し込み孔が塞がれる。このため、グリースの漏洩や、異物の浸入が防止され、転がり軸受10のシール性能が確保される。
また、蓋31bをカッターによりグリース封入口23が外部と通じるように切り開き、グリース封入器具を挿入して軸受内にグリースを封入することもできる。この場合も、グリース封入器具を抜くと、ゴム材料31の弾性により蓋31bに形成された切れ目が塞がれる。
さらに、図4(b)に示すように、蓋31bに予め孔34または切れ目を形成してもよい。これにより、前述の切り開きの手間が不要となる。孔34または切れ目は、グリースの漏洩を防止する点から、できるだけ小さい方が好ましく、グリース未補充時にはゴム材料31の弾性により塞がれていればよい。
さらに、グリース封入口33の位置を示す位置表示手段を、蓋31bの部分に形成することができる。この位置表示手段としては、例えば、ゴム材料31の色と異なる色を付けるようにしてもよい。これにより、グリース封入口33の位置が分かり易くなる。
このグリース封入口33の位置を示す位置表示手段は、蓋31bとしての機能を確保することができる限り、適宜に変更することができる。一例として、この発明の第2実施形態の変形例1、変形例2を図5、図6に示す。以下においては、上述の第2実施形態との相違点を中心に述べ、同一に考えられる構成に同符号を用いる。
この変形例1では、図5に示すように、位置表示手段は、シール30aのゴム材料31のうち、蓋31bの部分を軸方向外向きに突き出るように形成したものであり、この場合でも、蓋31bの位置が分かり易くなる。
また、第2実施形態の変形例2を図6に示す。この変形例では、シール30aの蓋31bの部分に、軸方向内向きに(軸受内部に向かって)口径が小さくなるテーパ状の凹部34が形成されている。このテーパ状の凹部34が位置表示手段とされ、この凹部34により、グリース封入口33の位置を見つけ易くなる。
第1実施形態に係る軸受用シールドを用いた転がり軸受を示す断面図 (a)同上の軸受用シールドを示す断面図、(b)同上の軸受用シールドの要部を示す拡大図 第2実施形態に係る軸受用シールドを用いた転がり軸受を示す断面図 (a)同上の軸受用シールドを示す断面図、(b)同上の軸受用シールドの要部を示す拡大図 (a)同上の軸受用シールドの変形例1を示す断面図、(b)同上の軸受用シールドの要部を示す拡大図 (a)同上の軸受用シールドの変形例2を示す断面図、(b)同上の軸受用シールドの要部を示す拡大図
符号の説明
10 転がり軸受
11 外輪
12 外輪軌道
13 内輪
14 内輪軌道
15 ボール
16 保持器
17a、17b シールド溝
18a、18b シール面
20a、20b シールド
21a 外環部
22a 内環部
23 グリース封入口
24 蓋
25 孔
30a、30b シール
31 ゴム材料
31a リップ
31b 蓋
32 芯金
32a 外環部
32b 内環部
33 グリース封入口
34 孔

Claims (10)

  1. 外輪の端部に嵌合される外環部と、その外環部から内向きフランジ状に形成された内環部とを備える軸受用シールドにおいて、
    前記内環部にグリース封入口が設けられ、前記グリース封入口の開口部に、軸受内へのグリース補充時、未補充時に合せて、開閉自在となる機構を設けたことを特徴とする軸受用シールド。
  2. 前記開閉自在となる機構は、前記グリース封入口の開口部を塞ぐゴム材料で形成された蓋を備えたことを特徴とする請求項1に記載の軸受用シールド。
  3. 外輪の端部に嵌合される外環部と、その外環部から内向きフランジ状に形成された内環部とを有する金属板製の芯金に、ゴム材料を固着することでリップが形成された軸受用シールにおいて、
    前記内環部にグリース封入口が設けられ、前記グリース封入口の開口部に、軸受内へのグリース補充時、未補充時に合せて、開閉自在となる機構を設けたことを特徴とする軸受用シール。
  4. 前記開閉自在となる機構は、前記グリース封入口の開口部を塞ぐゴム材料で形成された蓋を備えたことを特徴とする請求項3に記載の軸受用シール。
  5. 前記グリース封入口は、位置表示手段を有することを特徴とする請求項4に記載の軸受用シール。
  6. 前記位置表示手段は、軸受外部に向かって突き出すように形成した前記蓋であることを特徴とする請求項5に記載の軸受用シール。
  7. 前記位置表示手段は、前記蓋に形成される軸受内部に向かって口径が小さくなるテーパ状の凹部であることを特徴とする請求項5に記載の軸受用シール。
  8. 外輪のシール溝に嵌合され、内輪のシール面との間でシールを形成する環状のシール部材を備えた転がり軸受において、
    前記外輪および内輪はグリースを入れる油穴を備えておらず、前記シール部材が、請求項1から7のいずれか1つに記載の軸受用シールまたは軸受用シールドであることを特徴とする転がり軸受。
  9. 前記グリース封入口が、前記外輪の肩部内径面と前記内輪の肩部外径面との間の径方向の範囲内に設けられたことを特徴とする請求項8に記載の転がり軸受。
  10. 前記グリース封入口が、前記範囲内での転動体のPCDよりも径方向外側に設けられたことを特徴とする請求項9に記載の転がり軸受。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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