JP2010088311A - 畜産動物飼料添加剤 - Google Patents
畜産動物飼料添加剤 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010088311A JP2010088311A JP2008259171A JP2008259171A JP2010088311A JP 2010088311 A JP2010088311 A JP 2010088311A JP 2008259171 A JP2008259171 A JP 2008259171A JP 2008259171 A JP2008259171 A JP 2008259171A JP 2010088311 A JP2010088311 A JP 2010088311A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mcm
- feed additive
- seawater
- animal feed
- egg
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Feed For Specific Animals (AREA)
- Fodder In General (AREA)
Abstract
【解決手段】海水中のピコプランクトンに由来する有機成分とその有機成分によりキレート化されたミネラル分を含有する海水の濃縮液を酢酸で処理し、塩化ナトリウムおよび有毒成分を除去して得られる、キレート化されたミネラル分を含む残留物からなる常量及び生体内必須微量元素含有海洋ミネラル複合体を有効成分とする畜産動物飼料添加剤。カルシウムを補強した前記海洋ミネラル複合体を有効成分とする畜産動物飼料添加剤が好ましい。
【選択図】なし
Description
1.海水中のピコプランクトンに由来する有機成分とその有機成分によりキレート化されたミネラル分を含有する海水の濃縮液を酢酸で処理し、塩化ナトリウムおよび有毒成分を除去して得られる、キレート化されたミネラル分を含む残留物からなる常量及び生体内必須微量元素含有海洋ミネラル複合体を有効成分とする畜産動物飼料添加剤。
2.畜産動物が鶏である前記1に記載の畜産動物飼料添加剤。
3.前記ミネラル分を含有する海水の濃縮液に酢酸カルシウムを加えて反応させ、これによりカルシウムを強化した海洋ミネラル複合体を有効成分とする前記1または2に記載の畜産動物飼料添加剤。
4.炭酸カルシウムを焼成し、これに酢酸を投入することにより前記酢酸カルシウムに変化させ、これを、前記海水の濃縮液に投入することによりカルシウムを強化した海洋ミネラル複合体を有効成分とする前記3に記載の畜産動物飼料添加剤。
5.海水中のピコプランクトンに由来する有機成分とその有機成分によりキレート化されたミネラル分を含有する前記海水の濃縮液に木炭粉と酢酸を添加し、加熱後冷却することにより塩化ナトリウムと有毒成分を沈殿として除去し、得られるキレート化したミネラルを含む結晶性固体粉末からなる海洋ミネラル複合体を使用する前記1〜4のいずれか1項に記載の畜産動物飼料添加剤。
6.前記ミネラルを含む結晶性固体粉末からなる海洋ミネラル複合体がプランクトン由来の有機成分を20〜30質量%含有する前記1〜5のいずれか1項に記載の畜産動物飼料添加剤。
7.海洋ミネラル複合体が、常量元素としてのカルシウム(Ca)、ナトリウム(Na)、カリウム(K)、およびマグネシウム(Mg)のほかに、生体内必須微量元素を含む、前記1〜6のいずれか1項に記載の畜産動物飼料添加剤。
8.海洋ミネラル複合体が、生体内必須微量元素として、少なくともセレン(Se)、亜鉛(Zn)、鉄(Fe)、銅(Cu)、クロム(Cr)、マンガン(Mn)、および珪素(Si)のいずれか1以上を含む前記7に記載の畜産動物飼料添加剤。
[常量及び生体内必須微量元素含有ミネラル複合体の製造方法]
本発明の畜産動物飼料添加剤では、海水中のピコプランクトンに由来する有機成分とその有機成分によりキレート化されたミネラル分を含有する海水の濃縮液を酢酸で処理し、塩化ナトリウムおよび有毒成分を除去して、キレート化されたミネラル分を含む残留物からなる常量及び生体内必須微量元素含有海洋ミネラル複合体(MCM)を得、これをその有効成分とすることができる。
本発明の畜産動物飼料添加剤は、海水中のピコプランクトンに由来する有機成分とその有機成分によりキレート化されたミネラル分を含有する海水の濃縮液を酢酸で処理し、塩化ナトリウムおよび有毒成分を除去して得られる、キレート化されたミネラル分を含む残留物からなる常量及び生体内必須微量元素含有海洋ミネラル複合体としてMCMを有効成分とすることができる。MCMは、必要に応じてカルシウム等の常量元素や生体内必須微量元素を適切に補強したMCM等として使用することができる。すなわち、本発明にかかる畜産動物飼料添加剤は、常量及び生体内必須微量元素含有海洋ミネラル複合体を有効成分とする畜産動物飼料添加剤として、畜産動物、例えば、鶏や豚等のウイルスや病原性細菌に対する抗体力や免疫力において優れ、例えば、ウイルス、細菌などによる感染症に対して優れた免疫活性強化作用効果を有する。このように、MCMやカルシウム補強MCM等の常量及び生体内必須微量元素含有海洋ミネラル複合体は、畜産動物の免疫活性を増強する反面、特記すべき副作用が無い点において優れている。
(a)ヒヨコの死亡率が従来より低くなる。例えば、従来の約1/2になる。
(b)産卵が、従来より早くなる。例えば、従来より約25日早くなる。また、従来より採卵増となる。例えば、従来の約25%増で採卵することができる。
(c)鶏や豚の肝機能が強化される、
(d)抗原に対する抗体の産生が鶏や豚において約7倍になる。
黒潮海域(大洗沖)の海面下約100mの清浄な海水を18リットル採取し(成分は前記表1参照)、これを加熱濃縮後木炭粉と酢酸で処理し、塩化ナトリウムと有機水銀等の生体に有害な成分を除去し、加熱と凍結・除去を繰り返し、その海洋ミネラルを凝縮・結晶化させ、前記表2に示す粉末状の固体(MCM)を調製した。カドミウム、有機および無機鉛、有機水銀などの有害物質は、原子吸光度計測法による定量計測で検出されなかった(表2)。
黒潮海域(ひたちなか市沖)の海面下約100mの清浄な海水を18リットル採取し、これを体積比約1/30に加熱濃縮後木炭粉と酢酸で処理し、塩化ナトリウムと有機水銀等の生体に有害な成分を除去し、加熱と凍結・除去を繰り返し、最終ろ液を得た。前記最終ろ液に対し体積比20%量の炭酸カルシウムを400℃に焼成しこれにグレード酢酸を体積比で前記炭酸カルシウムと同体積量投入することにより酢酸カルシウムに変化させ、200℃でこれを前記最終ろ液に、体積比5%量投入し、反応を進めた。反応開始後、160時間放置することにより反応が沈静化した後、結晶化させ、カルシウムを補強した海洋ミネラル複合体(カルシウム補強MCM)を得た。表3に、調製したカルシウム補強MCMの一例について食品分析をした結果を示す。
実施例1:MCM液を鶏に与えたときの影響
[生育状況]
A養鶏場の鶏に前記カルシウム補強MCMを使用したMCM液を与え、その影響を観察した。鶏は、放し飼いで運動をさせ、粉末飼料(とうもろこし60%、魚粉10%、大豆10%、米ぬかその他20%)のほかに小松菜、大根などの野菜も定期的に与えた。抗生物質は与えなかった。その他の条件は、下記の通りであった。
記
品 種:イサブラウン(赤玉鶏)。
初期生育数:520羽。
方 法:飲み水の変わりにMCM液(希釈液)を与える。
MCM液 :飲ませた濃度は、質量比で300〜500倍前後(カルシウム補強MCM:水=1:約300〜500)とした。
試験開始日:前年12月5日(雛を仕入れた日)。
生育場所 :茨城県
1.前年12月5日(MCM液300倍)
<生存数519羽♂13羽(519羽中13羽がオス。以下、同様。)>
・雛(520羽)を飼いMCMの投与を始めた。
・搬入の段階ですでに一羽死んでいたので、生存数519羽。
2.当年1月9日(MCM液300倍)
<生存数517羽♂13羽>
・雛の羽の生え変わりが通常よりスムーズであった。
・水だけ飲ませている雛より、MCM液(希釈液)を飲ませている雛の方が、飲む量が1.3〜1.4倍量多かった。
・雛の運動量が多かった。
・えさを食べる量が多かった(通常は、温度が寒いほど、恒常性を保つために、えさを多く食べる傾向がある。当年は暖冬であった。)
・体格のばらつきが少なかった(通常、この時期の雛は体格にばらつきがある。)
・えさと水を飲んでいる分、がっしりとした体格になっていた。
・圧死により2羽死亡(生存数517羽)。
3.当年2月12日(MCM液300倍)
<生存数517羽♂13羽>
・通常は、この時期では大根などを与えてもまったく食べないが、MCMを与えた雛では食べてしまった。
・病気はまったく出ていなかった。
・落ち着いており、人や物音にあまりびっくりしなかった。また、あまり群れをなしていなかった(ストレスに強かった)。
<生存数517羽:MCM有り259羽♂7羽;MCMなし258羽♂6羽>
・517羽を2つグループに分け、一つはMCMを与えるグループ、もう一つは与えないグループとした。
・この時期は、MCMを500倍に薄めたものの方を好んで飲む傾向があった(雛の水を飲む量がこのころから多くなるためと考えられた)。
5.当年3月15日(MCM液300倍と500倍)
<生存数517羽:MCM有り259羽♂7羽;MCMなし258羽♂6羽>
・MCMを与えていた方では、落ち着いており、あまり群れていなかった。
・一部のものは、とさかが立ち始め、赤くなってきており、もう少しで卵を産む前兆であった(MCMを与えていた方が、その数が多かった)。
6.当年4月1日(MCM液300倍と500倍)
<生存数517羽:MCM有り259羽♂7羽;MCMなし258羽♂6羽>
・MCMを与えていた方が、雛の飼い始めから118日目で、卵を産み始めた(1個)。
(A養鶏場では、20年以上鶏を飼ってきて、雛の飼い始めから4ケ月以内に卵を産んだことは一度もなかった。通常、雛の飼い始めから産卵までは140日前後かかった。)
・圧死や病気で、通常、520羽の雛が卵を産むまでに450羽前後に減少してしまうが、MCMを与えたものは、2羽しか死んでいなかった(A養鶏場では、今まで20年間以上鶏を飼っていて、卵を産むまでに500羽以上生き残ったことは一度もなかった。ひどいときには400羽以下になることもあった)。
7.当年4月17日(MCM液300倍と500倍)
<生存数516羽:MCM有り258羽♂7羽;MCMなし258羽♂6羽>
・MCMなし(雛から2ケ月間だけMCMを与えたもの)が卵を産み始めた(1個)。
・MCM有りが溺死で1羽死亡(生存数516羽)。
<生存数516羽:MCM有り258羽♂7羽;MCMなし258羽♂6羽>
・5月9日に産んだそれぞれの卵の数:MCM有り88個;MCMなし80個。
・5月10日(5ケ月目頃)の12:00〜14:00に産んだ卵の重さをMCM有無のそれぞれの小屋で量ったらMCM有り3.7kg、MCMなし3.0kgで、MCM有りの方が大きく、数が多かった。
・5月10日の鶏では、MCMを与えたものの毛並みがよく、艶があった。
・卵の味が、MCMを与えたものは味に深みがあり、コクがあった。
・MCMを与えていない、前回の今の時期の鶏の数は、468羽であった。
9.当年5月17,18日
<生存数516羽:MCM有り258羽♂7羽;MCMなし258羽♂6羽>
・5月17日:MCMの有無によって、卵の総質量に1kgの差があり、MCM有りの方がMCMなしより重かった。
MCM有り7.5kg。
MCMなし6.5kg。
・5月18日:MCMの有無によって、卵1個当たりの平均質量の差は3g以上あり、MCM有りの方がMCMなしより重かった。
MCM有り卵数124個、7.2kg。
MCMなし卵数119個、6.5kg。
1個当たりの平均質量は、MCM有り58.1g(Mサイズ)、MCMなし54.6g(MSサイズ)であった。
10.当年5月29日
<生存数516羽:MCM有り258羽♂7羽;MCMなし258羽♂6羽>
・MCMの有無で、1日あたり2kg(35個ぐらい)の差があり、MCM有りの方がMCMなしより重(多)かった(5月29日の時点で6割ぐらいの鶏が卵を産んでいた)。
雛の飼い始めから約4ヶ月経過し、産卵を開始した4月1日では、MCM有りは、2羽しか死んでいなかった(生存数517羽)。
MCMを全く摂取させないで育成する通常の場合は、卵を産むまでに、圧死や病気で520羽の雛が450羽前後に減少してしまう。A養鶏場では、今まで20年間以上鶏を飼っていて、卵を産むまでに500羽以上生き残ったことは一度もなかった。ひどいときには400羽以下になることもあった。
雛の飼い始めから約5ヶ月経過した、5月9、10日の鶏では、生存数516羽であったが、MCMを全く摂取させないで育成した、前回のこの時期の鶏の数は、468羽であった。
MCM有り(雛の飼い始めからMCM液を与え続けた方。以下同じ。)が、雛の飼い始めから118日目(産卵開始日:4月1日)で、卵を産み始めた。これに対し、MCMなし(雛の飼い始めから2ケ月間だけMCM液を与え、その後はMCM液を与えなかったもの。雛の飼い始めから2ケ月間経過後は通常の地下水を与え続けた。以下同じ。)は4月17日から産卵した。A養鶏場では、20年以上鶏を飼ってきて、雛の飼い始めから4ケ月以内に卵を産んだことは一度もなかった。通常、雛の飼い始めから産卵までは140日前後かかった。鶏のMCM摂取状況と産卵開始日及び雛の飼い始めから産卵開始までの所要日数を表4に示す。
雛の飼い始めから約5ケ月を経過した時点で、採卵量(産卵数、卵の大きさ、及び産卵の重さ)について、MCM有りの場合となしの場合を比較した(表5)。
MCM液を使用した鶏の圧死数のグラフを図2に示す。これによれば、MCM液を使用した鶏(飼育開始日:H18.12.5)の圧死(集団の中で潰される死)数は、MCM液を使用しなかった鶏(飼育開始日:H18.4.12;H18.6.19;H18.9.29;H19.2.26;H19.5.10)の圧死数と比較して著しく少ない。これは、MCM液を使用した鶏は、集団をあまり形成しないため、不安などのストレスが軽減されているためと考えられる。
[斃死数]
Y農場において、鶏舎No.11:羽数3,300羽(雄雌混合)、及び鶏舎No.12:羽数5,220羽(雄雌混合)を、それぞれ対照区とし、従来体系で鶏の飼育をした場合と、鶏舎No.13:羽数6,200羽(雄雌混合)を試験区として、前記カルシウム補強MCMを飲水投与して鶏を飼育した場合について、表8で示される実施内容で飼育し、表10で示される実施結果を得た(図3の斃死羽数推移グラフ参照)。表10によれば、試験区に比べ対照区は約1.9倍の斃死率となっている。この結果は、試験区が対照区と比較して斃死率において著しく優れた育成結果を示すことを明らかにしている。なお、表8中、飲水倍率は、質量比で500〜1000倍(カルシウム補強MCM:水=1:500〜1000)としたことを示している。
出荷時の体重は、試験区、対照区ともあまり変わらないが、斃死羽数比較については、試験区に比べ対照区は、約1.9倍の斃死率となっている(表10)。また、試験区の斃死羽数推移は、常に対照区より低く推移している(図3)。これらの結果から、試験区の育成率は、対照区と比較して著しく優れている。
[MCM液使用食品検証比較]
実施例1において、雛から2ヶ月間、300倍希釈のMCM液を与え、その後、500倍希釈のMCM液を与え続けた鶏が産卵した鶏卵(以下、「MCM品」ということがある。)について、雛から2ヶ月間、300倍希釈のMCM液を与え、その後、通常の地下水を与え続けた鶏が産卵した鶏卵(以下、「コントロール」ということがある。)と比較した、MCM液使用食品検証比較を実施した。品質比較検証結果を表11に示す。なお、表11には、MCM液を全く使用していない、一般家庭で使用されている鶏卵(以下、「一般市場流通鶏卵」ということがある。)との比較も併せて示してある。また、比較検証は、実施例1における当年7月7日産卵品について、産卵日から11日間家庭用冷蔵庫内に保存した鶏卵を用いて7月18日に実施し、比較検証内容は、鶏卵卵黄係数、鶏卵卵白係数、鶏卵卵黄の色調比較、及びその他(殻、卵白、及び卵黄の質量組成、及び鶏卵質量)とした。
卵白の役割、すなわち、卵白係数(=濃厚卵白の高さ÷濃厚卵白の直径の平均値)(表11注2)の役割の一つに製菓加工適正がある。鮮度低下による卵白の主要たんぱく質、オボトランスフェリン、オボグロブリンの含有量の低下は、泡立ち性に係わり、泡立ち性は製菓に重要である。卵白は、菓子のボディとなる熱凝固性の役割を担っており、卵白の鮮度は重要な加工適正である。すなわち、卵白係数は鮮度指標そのものでもある。卵殻の気孔から炭酸ガスが拡散することにより、卵白のpHが中性からアルカリ性(典型的にはpH7.8→9.5)になり、濃厚卵白が水様化し、比重低下につながる。また、卵黄係数(=卵黄の高さ÷卵黄の直径)0.38〜0.44の範囲が新鮮な鶏卵とされている(表11注1)。卵黄のたんぱく質は、熱によって凝固するが、卵白ほど凝固力は強くない。卵黄係数は、加工適正を表している。すなわち、卵黄中の成分レシチンの乳化作用を菓子加工に利用する。また、卵黄は、食品を淡黄色に着色する。この視覚的効果は、重要な加工適正である(表11注3)。
図4において、コントロール(左側)では、濃厚卵白の盛上がりが小さいのに対し、MCM液を継続して与え続けた鶏卵MCM品(右側)では、濃厚卵白の盛上がりがコントロールより大きく、濃厚卵白の盛上がり状態に明確な差が出ている。
[目玉焼き]
加工食品として、原料が100%鶏卵で、鶏卵の美味しさ=食品の美味しさである目玉焼き(2個分)を選んだ。鶏卵として、MCM品と、コントロールをそれぞれ使用して加工食品を生産した場合の比較検証を実施した。実施例1において、産卵後9日経過鶏卵を使用し、焼成後の卵白係数を比較し(表12,図7)、美味しさを比較した。
[スポンジ(シフォン)ケーキ]
スポンジ(シフォン)は、卵黄中の成分であるレシチンの乳化力と、卵白の気泡性が、その品質を左右し、スポンジ生産には、年間を通じて、高品質で安定した鶏卵をいかにして購入するかが、その品質、コスト面に大きな影響を与えるところから、スポンジ(シフォン)ケーキを選び、鶏卵MCM品とコントロールをそれぞれ使用して加工食品を生産した場合の比較検証を実施した。結果を表13、及び表14と、図8に示す。
Claims (8)
- 海水中のピコプランクトンに由来する有機成分とその有機成分によりキレート化されたミネラル分を含有する海水の濃縮液を酢酸で処理し、塩化ナトリウムおよび有毒成分を除去して得られる、キレート化されたミネラル分を含む残留物からなる常量及び生体内必須微量元素含有海洋ミネラル複合体を有効成分とする畜産動物飼料添加剤。
- 畜産動物が鶏である請求項1に記載の畜産動物飼料添加剤。
- 前記ミネラル分を含有する海水の濃縮液に酢酸カルシウムを加えて反応させ、これによりカルシウムを強化した海洋ミネラル複合体を有効成分とする請求項1または2に記載の畜産動物飼料添加剤。
- 炭酸カルシウムを焼成し、これに酢酸を投入することにより前記酢酸カルシウムに変化させ、これを、前記海水の濃縮液に投入することによりカルシウムを強化した海洋ミネラル複合体を有効成分とする請求項3に記載の畜産動物飼料添加剤。
- 海水中のピコプランクトンに由来する有機成分とその有機成分によりキレート化されたミネラル分を含有する前記海水の濃縮液に木炭粉と酢酸を添加し、加熱後冷却することにより塩化ナトリウムと有毒成分を沈殿として除去し、得られるキレート化したミネラルを含む結晶性固体粉末からなる海洋ミネラル複合体を使用する請求項1〜4のいずれか1項に記載の畜産動物飼料添加剤。
- 前記ミネラルを含む結晶性固体粉末からなる海洋ミネラル複合体がプランクトン由来の有機成分を20〜30質量%含有する請求項1〜5のいずれか1項に記載の畜産動物飼料添加剤。
- 海洋ミネラル複合体が、常量元素としてのカルシウム(Ca)、ナトリウム(Na)、カリウム(K)、およびマグネシウム(Mg)のほかに、生体内必須微量元素を含む、請求項1〜6のいずれか1項に記載の畜産動物飼料添加剤。
- 海洋ミネラル複合体が、生体内必須微量元素として、少なくともセレン(Se)、亜鉛(Zn)、鉄(Fe)、銅(Cu)、クロム(Cr)、マンガン(Mn)、および珪素(Si)のいずれか1以上を含む請求項7に記載の畜産動物飼料添加剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008259171A JP5670018B2 (ja) | 2008-10-06 | 2008-10-06 | 畜産動物飼料添加剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008259171A JP5670018B2 (ja) | 2008-10-06 | 2008-10-06 | 畜産動物飼料添加剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010088311A true JP2010088311A (ja) | 2010-04-22 |
JP5670018B2 JP5670018B2 (ja) | 2015-02-18 |
Family
ID=42251693
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008259171A Expired - Fee Related JP5670018B2 (ja) | 2008-10-06 | 2008-10-06 | 畜産動物飼料添加剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5670018B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012046432A (ja) * | 2010-08-25 | 2012-03-08 | Takeshi Ogura | カルシウム強化海洋ミネラル複合体を有効成分とする抗ストレス剤及び糖質コルチコイドの分泌抑制剤 |
CN103125444A (zh) * | 2013-03-21 | 2013-06-05 | 张德兴 | 一种利用饮水强化生产富硒鸡蛋的方法 |
US20140079803A1 (en) * | 2012-04-17 | 2014-03-20 | Luberski Inc. (Dba Hidden Villa Ranch) | Optimizing egg production characteristics via seawater mineralization |
JP2016096726A (ja) * | 2014-11-18 | 2016-05-30 | 西田 みどり | 畜産動物用飼料 |
US10201153B2 (en) | 2012-04-17 | 2019-02-12 | Luberski, Inc. | Optimizing egg production characteristics via seawater mineralization |
KR20200076870A (ko) * | 2018-12-20 | 2020-06-30 | 에이지티 주식회사 | 나트륨을 제거한 간수와 내염성 미생물을 이용한 발효비료 및 이의 제조방법 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106417156A (zh) * | 2016-07-27 | 2017-02-22 | 广东天农食品有限公司 | 一种生产富硒蛋的方法 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000333617A (ja) * | 1999-05-28 | 2000-12-05 | Green Culture:Kk | 生体活性剤及びそれを添加した混合飼料 |
JP2004097168A (ja) * | 2002-09-13 | 2004-04-02 | Coral Biotech Co Ltd | 卵殻質改善用添加剤及び養鶏飼料 |
JP2008013469A (ja) * | 2006-07-05 | 2008-01-24 | Takeshi Ogura | 海洋ミネラル成分からなる骨粗鬆症治療および/または予防剤 |
JP2008094763A (ja) * | 2006-10-12 | 2008-04-24 | Takeshi Ogura | 海洋ミネラル成分からなるインターフェロンγ産生増強剤 |
-
2008
- 2008-10-06 JP JP2008259171A patent/JP5670018B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000333617A (ja) * | 1999-05-28 | 2000-12-05 | Green Culture:Kk | 生体活性剤及びそれを添加した混合飼料 |
JP2004097168A (ja) * | 2002-09-13 | 2004-04-02 | Coral Biotech Co Ltd | 卵殻質改善用添加剤及び養鶏飼料 |
JP2008013469A (ja) * | 2006-07-05 | 2008-01-24 | Takeshi Ogura | 海洋ミネラル成分からなる骨粗鬆症治療および/または予防剤 |
JP2008094763A (ja) * | 2006-10-12 | 2008-04-24 | Takeshi Ogura | 海洋ミネラル成分からなるインターフェロンγ産生増強剤 |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012046432A (ja) * | 2010-08-25 | 2012-03-08 | Takeshi Ogura | カルシウム強化海洋ミネラル複合体を有効成分とする抗ストレス剤及び糖質コルチコイドの分泌抑制剤 |
US20140079803A1 (en) * | 2012-04-17 | 2014-03-20 | Luberski Inc. (Dba Hidden Villa Ranch) | Optimizing egg production characteristics via seawater mineralization |
US10104901B2 (en) * | 2012-04-17 | 2018-10-23 | Luberski, Inc. | Optimizing egg production characteristics via seawater mineralization |
US10201153B2 (en) | 2012-04-17 | 2019-02-12 | Luberski, Inc. | Optimizing egg production characteristics via seawater mineralization |
CN103125444A (zh) * | 2013-03-21 | 2013-06-05 | 张德兴 | 一种利用饮水强化生产富硒鸡蛋的方法 |
JP2016096726A (ja) * | 2014-11-18 | 2016-05-30 | 西田 みどり | 畜産動物用飼料 |
KR20200076870A (ko) * | 2018-12-20 | 2020-06-30 | 에이지티 주식회사 | 나트륨을 제거한 간수와 내염성 미생물을 이용한 발효비료 및 이의 제조방법 |
KR102211679B1 (ko) | 2018-12-20 | 2021-03-12 | 에이지티 주식회사 | 나트륨을 제거한 간수와 내염성 미생물을 이용한 발효비료 및 이의 제조방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5670018B2 (ja) | 2015-02-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5670018B2 (ja) | 畜産動物飼料添加剤 | |
Prabhakar et al. | Ethno-medicinal uses of some shell fishes by people of Kosi river basin of North-Bihar, India | |
CN106172250A (zh) | 一种蜜蜂的繁育方法 | |
CN104026415A (zh) | 一种加州鲈鱼淡水养殖专用饲料添加剂及其制备方法 | |
KR100872457B1 (ko) | 콜레스테롤 함량을 낮추고 칼슘 함량을 증가시킨 기능성계란의 생산방법 및 상기 방법으로 제조된 계란 | |
McDowell | Mineral nutrition history: the early years | |
CN106508792A (zh) | 一种能提高成活率的雏鸡饲养方法 | |
CN102919170A (zh) | 克氏原螯虾抱卵虾保种方法 | |
CN106719419A (zh) | 一种高产肉兔的养殖方法 | |
Garcia et al. | Koalas, men, and other conditioned gastronomes | |
CN102550830B (zh) | γ-氨基丁酸络合物的应用及制备方法 | |
CN104351132A (zh) | 一种鸭的养殖方法 | |
CN106689773A (zh) | 一种雏鸵鸟专用饲料 | |
CN107372834A (zh) | 一种添加牛初乳活性生长因子的婴儿配方奶粉 | |
CN107494413A (zh) | 一种鹅的养殖方法 | |
CN108243997A (zh) | 硬头鳟与七彩鲑杂交育种方法 | |
CN104041676B (zh) | 一种沸石丁酸粉剂及其制备方法和应用 | |
CN105248944A (zh) | 一种富钾、富胡萝卜素鸡蛋的生产方法 | |
CN106387340A (zh) | 蛋鸡饲料高锌富硒添加剂、蛋鸡饲喂方法及富硒高锌鸡蛋 | |
JP2021153543A (ja) | フレッシュ廃液を利用した飼料 | |
Menkovska | The newest experience with effervescent tablets containing royal jelly as functional food on packing, dosage and synergistic action in prevention, prophylaxis and healing. | |
CN101273785A (zh) | 一种锌补晶胶囊及其生产制作工艺 | |
CN105766719A (zh) | 一种用于防治鳜鱼纤毛虫病的养殖方法 | |
Pease | The oyster—Modern science comes to the support of an ancient food | |
CN104068421A (zh) | 鲜虾蛋羹桔瓜盅的制作方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20111003 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20121025 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20121030 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20121225 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20130719 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20141217 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5670018 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313114 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |