JP2010088232A - 誘導電動機の制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】インバータ101から誘導電動機102への印加電流及び印加電圧を用いて誘導電動機の磁束及び速度を推定演算し、この推定速度を用いて誘導電動機102を可変速制御する制御装置において、この制御装置は、インバータ101の出力周波数指令の絶対値を下限値に制限する下限値制限手段と前記下限値を調整する下限値調整手段とを備えた絶対値下限リミット手段108を有し、前記下限値調整手段は、出力周波数指令が前記下限値と等しい状態が一定時間継続した場合に前記下限値を調整する。
【選択図】図1
Description
例えば、インバータの出力周波数が0Hzとなる場合としては、電動機が回転指令とは逆方向に低速回転している状態から起動する場合が挙げられる。
図9は、この特許文献1に開示されている従来技術を示す構成図である。
また、5はd軸電流(励磁電流)指令、q軸電流(トルク電流)指令、d軸電流及びq軸電流からd軸電圧指令及びq軸電圧指令を演算する電圧演算部、6はd軸電圧指令及びq軸電圧指令を位相角θに基づいて三相各相の電圧指令に変換する座標変換部、7は電流検出器4による電流検出値を位相角θに基づいてd軸電流及びq軸電流に変換する座標変換部、8はインバータ出力周波数ω1を積分して位相角θを演算する積分器、9は三相各相の電圧指令に従って三角波比較方式等によりインバータ1の半導体スイッチング素子に対するゲート信号を生成するPWM制御部である。
インバータ1の起動直後は、まず、第1のインバータ出力周波数演算部26により、概略の回転速度すなわちロータ周波数ωRH *を推定する。推定動作完了後は、そのロータ周波数推定値ωRH *に基づき、第2のインバータ出力周波数演算部27による通常制御モードに移行する。
図9において、第1のインバータ出力周波数演算部26によるロータ周波数推定値ωRH *が基準値よりも大きかった場合、その推定値ωRH *が第2のインバータ出力周波数演算部27の演算結果の初期値としてセットされる。その結果、誘導電動機3の回転速度とほぼ等しい周波数から通常運転を開始することができるため、機械的な振動などを発生させることなく安定して電動機3を起動することができる。
この場合も、図10と同様に電動機3は低速回転であると判断されるため、第2のインバータ出力周波数演算部27の初期値ω1iniには、例えば5Hzがセットされる。第2のインバータ出力周波数演算部27による通常制御に移行すると、出力周波数はロータ周波数へと収束していくが、出力周波数が0Hzとなる動作点を通過する必要がある。しかし、出力周波数が0Hzになると制御系が不安定になるため、0Hzを通過してロータ周波数に収束できる保証はない。そこで、インバータ1を起動してから一定期間(図11におけるΔt)を経過した後は、図9のインバータ出力周波数後退補正部21から負の補正量ω1cmpを出力し、この補正量を加算器13により第2のインバータ出力周波数演算部27の出力に加算する。このようにすれば0Hzを通過できるので、再び第2のインバータ出力周波数演算部27による推定動作が可能となり、最終的に出力周波数がロータ周波数に収束し、電動機3の加速が始まるようになる。
なお、図9において、11はd軸電流指令及びq軸電流指令からすべり周波数指令ωs *を演算するすべり周波数演算部、14は加算器13の出力である出力周波数指令ω1 *からすべり周波数指令ωs *を減算してロータ周波数ωRHを推定する減算器である。
そこで、本発明の解決課題は、誘導電動機が予め回転している場合においても、安定に速度センサレスベクトル制御による起動を可能にした誘導電動機の制御装置を提供することにある。
前記制御装置は、前記電力変換器の出力周波数指令の絶対値を下限値に制限する下限値制限手段と、前記下限値を調整する下限値調整手段と、を備え、
前記下限値調整手段は、前記出力周波数指令が前記下限値と等しい状態が一定時間継続した場合に前記下限値を調整するものである。
前記下限値調整手段は、前記出力周波数指令が前記下限値と等しい状態が一定時間継続する毎に、前記下限値を所定値だけ変化させるものである。
前記下限値調整手段は、前記出力周波数指令が前記下限値と等しい状態が一定時間継続した場合に、前記下限値を直線的に変化させるものである。
前記電動機の加速時間及び速度指令値から、前記電動機が起動してから前記速度指令値に到達するまでに要する到達時間を演算する手段を備え、
前記電動機を起動してから前記下限値調整手段により前記下限値の調整を開始するまでの時間を、前記到達時間以下に設定するものである。
前記制御装置は、前記電力変換器の出力周波数指令の絶対値を下限値に制限する下限値制限手段と、前記下限値を調整する下限値調整手段と、を備え、
前記下限値調整手段は、前記電力変換器に対するトルク指令値の絶対値またはトルク電流指令値の絶対値が予め設定された上限値と等しい状態が一定時間継続した場合に前記下限値を調整するものである。
前記下限値調整手段は、前記トルク指令値の絶対値または前記トルク電流指令値の絶対値が予め設定された上限値と等しい状態が一定時間継続する毎に、前記下限値を所定値だけ変化させるものである。
前記下限値調整手段は、前記トルク指令値の絶対値または前記トルク電流指令値の絶対値が予め設定された上限値と等しい状態が一定時間継続した場合に、前記下限値を直線的に変化させるものである。
前記電動機の加速時間及び速度指令値から前記電動機が速度指令値に到達するまでに要する到達時間を演算する手段を備え、
前記電動機を起動してから前記下限値調整手段により前記下限値の調整を開始するまでの時間を、前記到達時間以下に設定するものである。
まず、図1は本発明の第1実施形態を示す構成図であり、請求項1〜4に係る発明に対応している。ここでは、誘導電動機の正転方向の速度指令(速度指令が正)を与える場合を示しているが、本発明は速度指令の方向が逆転方向(速度指令が負)の場合においても全く同様の原理により適用可能である。
誘導電動機102に印加されるインバータ101の出力電圧及び出力電流は、電圧検出器103及び電流検出器104によってそれぞれ三相量として検出され、これらの出力電圧及び出力電流は、座標変換手段105によりd軸成分及びq軸成分に変換される。
以上の動作により、1次周波数の絶対値は下限値以下にはならないため、本実施形態では制御が原理的に不安定になる0Hz近傍での運転を完全に回避することができる。なお、本実施形態では、運転状態に応じて下限値を可変としている点に特徴がある。
絶対値下限リミット手段108の詳細な構成・動作については、後述する。
電動機102の推定速度は、トルク電流指令演算手段111に入力される。トルク電流指令演算手段111では、速度指令と推定速度とが一致するようにトルク電流指令を演算する。更に、トルク電流指令はトルク電流調整手段112へ入力され、トルク電流検出値がトルク電流指令に一致するようなq軸電圧指令が得られる。同様に、磁化電流指令演算手段113では、回転速度指令から決まる磁束指令に応じた磁化電流指令を出力する。磁化電流指令は磁化電流調整手段114へ入力され、磁化電流検出値が磁化電流指令に一致するようなd軸電圧指令が得られる。
以上のようにして得られた2軸の電圧指令を座標変換手段115によって座標変換することにより、インバータ101に与える三相の出力電圧指令が得られ、インバータ101からは、この電圧指令に従った三相交流電圧が誘導電動機102に出力される。
インバータ起動直後は前述した絶対値下限リミット手段108の動作により、1次周波数すなわちインバータの出力周波数は絶対値下限リミット手段108に設定された下限値ωthに固定された状態が続く。本来であれば、1次周波数は電動機102の回転速度とすべり周波数との和の値にすべきであるが、本実施形態では、絶対値下限リミット手段108の動作によりインバータ101に与える1次周波数は本来と異なった値になる。これはすべり周波数を間接的に操作することに相当しており、出力トルク指令に対して実際の出力トルクが一致しなくなる可能性がある。しかし、すべり周波数の符号を変化させてしまうことはないため、図2に示すように速度指令が正の場合には、実際のすべり周波数も必ず正となって正転方向のトルクが発生し、加速を行う分には問題はなく、電動機102は正転方向へ加速を始める。
速度センサレス制御が原理的に不安定になるのは、1次周波数が0Hzとなる動作点のみであるが、実際には電圧や電流の検出誤差の影響により、1次周波数が0Hzでなくても不安定になる可能性がある。インバータの出力電圧は1次周波数に比例すると考えても差し支えないため、1次周波数が小さいほど検出誤差の影響は大きくなる。よって、検出誤差の影響を受けずに安定した動作を行うためには、絶対値下限リミット手段108に設定する下限値をできるだけ大きな値、例えば定格周波数の5%程度に設定するのが望ましい。
[数式1]
ω1=ωr+ωs<0
ただし、ω1は1次周波数(1次周波数推定手段107により演算)、ωrは電動機102の回転速度、ωsはすべり周波数(すべり周波数演算手段109により演算)である。また、各変数の符号は正転方向を正、逆転方向を負としており、ここでは、電動機102が逆転している状態から正転方向の指令を与えて加速する場合を考えている。
電動機102の回転速度ωrは数式1の場合と等しいと仮定すると、インバータの起動直後には、数式2が成立する。
[数式2]
ωth=ωr+ωs’
[数式3]
ωs’>ωs
数式3から、本実施形態によれば、すべり周波数が、電動機102に本来与えるべきすべり周波数に対して増加することがわかる。
[数式4]
ωs’−ωs=ωth−ω1
数式4は、絶対値下限リミット手段108に設定する下限値ωthと本来の1次周波数ω1との差が、すべり周波数の変化分に相当することを表している。すなわち、絶対値下限リミット手段108に設定する下限値ωthを大きくするほど、すべり周波数の変化分が大きくなる。よって、絶対値下限リミット手段108に設定する下限値ωthを大きくし過ぎると、正常な加速ができなくなる。
上述した下限値ωthに関する問題を解決するために、本実施形態に係る絶対値下限リミット手段108は、下限値ωthを自動的に調整する手段を備えている。
図3において、請求項における下限値制限手段としての絶対値下限リミッタ108aは、1次周波数推定手段107から入力された信号に対して下限リミット処理を行い、入力信号の符号は保存したまま、その絶対値が下限値以下になるような処理を行う。
絶対値比較手段108bは、その入力信号に基づいて絶対値下限リミッタ108aが動作したか否かを判別する。すなわち、絶対値比較手段108bでは、絶対値下限リミッタ108aの出力信号の絶対値と下限リミッタ108aに設定されている下限値の絶対値とを比較し、両者が一致した場合は、絶対値下限リミッタ108aが動作していると判断して動作信号を出力する。
タイマ108cには、絶対値比較手段108bから絶対値下限リミッタ108aの動作信号が入力されており、この動作信号が出力されている状態の継続時間を計測している。そして、上記継続時間が一定時間を経過する毎に下限値自動変更手段108dへ信号を出力する。下限値自動変更手段108dは、タイマ108cからの信号を受け取ると、絶対値下限リミッタ108aに設定する下限値を変更する。
なお、上記構成において、絶対値比較手段108b、タイマ108c及び下限値自動変更手段108dは、請求項における下限値調整手段を構成している。
このようにすれば、運転状態、つまり絶対値下限リミッタ108aに入力される1次周波数の推定値に応じて適切な下限値を設定することができ、いかなる場合においても電動機102の正常な起動が可能となる。
請求項2は下限値の調整方法に関するものであり、この発明では、1次周波数指令に対する絶対値下限リミッタ動作が一定時間経過する毎に下限値を所定の値だけ変化させる。
図4は、請求項2に係る発明に相当している。ここでは、電動機102が予め逆転方向に回転している状態から正転方向へ加速する場合を考えており、正転方向を正の符号に対応させている。また、絶対値下限リミット手段108の下限値ωthの初期値は大きめの値に設定されている。
以後、上述したような動作を繰り返すことにより、1次周波数が本来の値へと近付いていくので、電動機102の加速が進んでいき、回転速度は最終的には速度指令に到達できるようになる。
請求項2における絶対値下限リミット手段108Aでは、一定時間が経過する毎に、下限値自動変更手段108dが下限リミッタ108aに設定する下限値ωthを所定値だけ減ずる処理を行っていた。しかし、この処理によると、図4から明らかなように1次周波数自体をステップ状に変動させることになり、最悪の場合は電流に持続振動が発生するなど、制御系の予期せぬ動作を引き起こすおそれがある。
そこで、請求項3の発明では、絶対値下限リミット手段108B内の下限値自動変更手段108dのアルゴリズムを修正するようにした。すなわち、図5において、下限値自動変更手段108dが、絶対値下限リミッタ108aの動作が所定時間継続したことを示す信号をタイマ108cから受け取ると、下限値自動変更手段108dは、絶対値下限リミッタ108aの下限値ωthを定められた一定の傾きで直線的に減少させていく。その結果、1次周波数も下限値ωthの減少に伴って直線的に減少していくので、1次周波数のステップ変動を防止することができる。
起動から絶対値下限リミッタ108aが動作する時間が一定時間Tだけ継続すると、以後は、下限リミッタ108aが動作しなくなるまで下限値ωthを直線的に減少させていく。すると、1次周波数も直線的に減少していくので、本来の1次周波数へと徐々に近づいていき、電動機102は加速を始める。
電動機102の加速が進み、絶対値下限リミッタ108aの動作が停止すると、絶対値比較手段108bから下限値自動変更手段108dに対して動作の停止信号が直接出力され、下限値の減少が停止する。以上の動作により、最終的には速度指令まで電動機102を加速することができる。
請求項4の発明では、絶対値下限リミッタ手段108aの下限値ωthの調整を開始するまでの時間が、図7における、インバータ内部の速度指令値が最終的な値に到達するのに要する時間(以後、速度指令値到達時間という)より短くなるように設定する。その根拠を以下に説明する。
以上より、絶対値下限リミッタ手段108aの下限値ωthの調整を開始するまでの時間を、少なくとも速度指令値到達時間よりも短く設定しておけば、ほぼ速度指令値通りに加速することができる。
速度指令値到達時間=(速度指令値/定格速度)×加速時間
制御系全体の構成は図1に示した第1実施形態と同一であり、絶対値下限リミット手段108の内部構成が異なっている。図8に示す第2実施形態では、絶対値下限リミット手段に符号108Cを付してあり、以下では第1実施形態との相違点を中心に説明する。
出力周波数指令の下限値が適切でない場合は、トルク指令は増加を続けて最終的にはその上限であるトルク制限値に到達し、以後その状態を抜け出せず、いつまでたっても加速できなくなってしまう。よって、トルク指令値とトルク制限値とが等しい状態が長時間継続するということは、電動機102が正常に加速できていないことを示しており、絶対値比較手段108bはこのことに基づいて動作信号を出力する。
なお、トルク電流指令値もトルク指令値に比例した値となるため、絶対値比較手段108bにおいてトルク電流指令値とトルク電流制限値とを比較しても良い。
ここで、請求項5の発明は請求項1と、請求項6の発明は請求項2と、請求項7の発明は請求項3と、請求項8の発明は請求項4とそれぞれ対応しており、詳述は省略するが、電動機102が正常に加速できているかを判別する判別手段が異なるだけで基本的な原理は同一である。
102:誘導電動機
103:電圧検出器
104:電流検出器
105:座標変換手段
106:磁束推定手段
107:1次周波数推定手段
108,108A,108B,108C:絶対値下限リミット手段
108a:絶対値下限リミッタ
108b:絶対値比較手段
108c:タイマ
108d:下限値自動変更手段
109:すべり周波数演算手段
110:減算器
111:トルク電流指令演算手段
112:トルク電流調整手段
113:磁化電流指令演算手段
114:磁化電流調整手段
115:座標変換手段
Claims (8)
- 電力変換器から誘導電動機への印加電流及び印加電圧を用いて前記電動機の磁束及び速度を推定演算し、この推定速度を用いて前記電力変換器により前記電動機を可変速制御する誘導電動機の制御装置において、
前記制御装置は、前記電力変換器の出力周波数指令の絶対値を下限値に制限する下限値制限手段と、前記下限値を調整する下限値調整手段と、を備え、
前記下限値調整手段は、前記出力周波数指令が前記下限値と等しい状態が一定時間継続した場合に前記下限値を調整することを特徴とする誘導電動機の制御装置。 - 請求項1に記載した誘導電動機の制御装置において、
前記下限値調整手段は、前記出力周波数指令が前記下限値と等しい状態が一定時間継続する毎に、前記下限値を所定値だけ変化させることを特徴とする誘導電動機の制御装置。 - 請求項1に記載した誘導電動機の制御装置において、
前記下限値調整手段は、前記出力周波数指令が前記下限値と等しい状態が一定時間継続した場合に、前記下限値を直線的に変化させることを特徴とする誘導電動機の制御装置。 - 請求項1に記載した誘導電動機の制御装置において、
前記電動機の加速時間及び速度指令値から、前記電動機が起動してから前記速度指令値に到達するまでに要する到達時間を演算する手段を備え、
前記電動機を起動してから前記下限値調整手段により前記下限値の調整を開始するまでの時間を、前記到達時間以下に設定することを特徴とする誘導電動機の制御装置。 - 電力変換器から誘導電動機への印加電流及び印加電圧を用いて前記電動機の磁束及び速度を推定演算し、この推定速度を用いて前記電力変換器により前記電動機を可変速制御する誘導電動機の制御装置において、
前記制御装置は、前記電力変換器の出力周波数指令の絶対値を下限値に制限する下限値制限手段と、前記下限値を調整する下限値調整手段と、を備え、
前記下限値調整手段は、前記電力変換器に対するトルク指令値の絶対値またはトルク電流指令値の絶対値が予め設定された上限値と等しい状態が一定時間継続した場合に前記下限値を調整することを特徴とする誘導電動機の制御装置。 - 請求項5に記載した誘導電動機の制御装置において、
前記下限値調整手段は、前記トルク指令値の絶対値または前記トルク電流指令値の絶対値が予め設定された上限値と等しい状態が一定時間継続する毎に、前記下限値を所定値だけ変化させることを特徴とする誘導電動機の制御装置。 - 請求項5に記載した誘導電動機の制御装置において、
前記下限値調整手段は、前記トルク指令値の絶対値または前記トルク電流指令値の絶対値が予め設定された上限値と等しい状態が一定時間継続した場合に、前記下限値を直線的に変化させることを特徴とする誘導電動機の制御装置。 - 請求項5に記載した誘導電動機の制御装置において、
前記電動機の加速時間及び速度指令値から前記電動機が速度指令値に到達するまでに要する到達時間を演算する手段を備え、
前記電動機を起動してから前記下限値調整手段により前記下限値の調整を開始するまでの時間を、前記到達時間以下に設定することを特徴とする誘導電動機の制御装置。
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