JP2010087775A - アンテナ及びそれを備えた電気機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構造でかつ単体で、異なる2つの使用周波数帯において、特定な偏波で形成された電波の効率の良い送受信を可能にし、かつ小型・薄型のアンテナを提供する。
【解決手段】特定の偏波成分を効率良く送受信できるアンテナ素子構造を2つ用いて、これらアンテナ素子構造の内、一方にのみ給電点を設ける構造を用いて、それぞれのアンテナ素子構造のサイズ調整、または給電点位置の調整、もしくは両方法を組み合わせた調整を用いて、簡単な構造でかつ単体で、異なる2つの使用周波数帯において、特定の偏波成分で形成された電波の送受信に優れたアンテナを実現する。
【選択図】 図14

Description

本発明は、特定の偏波成分により形成された電波を使用する通信システムに対応するアンテナに関して、この通信システムの2つの使用周波数帯における電波の効率の良い送受信を可能にするアンテナの構造及びそれを備えた電気機器に関する。
現在、携帯電話等の移動体通信、地上波テレビ放送など、特定の偏波成分(垂直偏波や水平偏波など)により形成された電波を使用する通信システムが多く存在する。特に移動体通信においては、障害物の影響や通信距離を考慮し、垂直偏波で形成された電波を使用することが多い。さらに近年の通信情報量の大容量化や高速化、通信システムの多様化に伴い、携帯電話などの同様な通信形態であっても異なる使用周波数帯を2つ以上使用する傾向がある。
偏波成分を限定した電波を利用する上記通信システムに使用するアンテナは、1つの使用周波数帯にのみ対応する場合、その構造自体が使用周波数帯における電波の波長の1/4倍以上の素子サイズを基に設計されていることが多い。さらに、アンテナ単体で異なる2つの使用周波数帯に対応する場合も、各波長の1/4倍以上、特に低周波数帯側の波長の1/4倍以上の素子サイズを基にし、場合によっては低周波数帯側の高調波成分も利用するように設計が成されている。しかしながら、この素子サイズが維持出来ない場合、例えばアンテナの小型化などに対し、誘電体の波長短縮効果や電気回路素子などを併用した複雑な構造を適用しない限り、十分な送受信特性を満たすことは極めて困難となる。
これら問題の解決を目的とし、より簡単な構造で特定の偏波で形成された電波の送受信特性を改善する代表的な公知例に特許文献1がある。この公知例のアンテナは、1つの使用周波数帯に対応した構造を示しているが、分岐した給電線路により2つのスロット部への給電方法を実現しており、スロット部の構造によっては異なる2つの使用周波数帯に単体で対応し得ることが十分に推察できる。その構造とは、公知例に示されている地上と水平に配置され、主に垂直偏波の電波を送受信する双対した2つのスロット部それぞれの横方向の長さを異なる2つの使用周波数帯の波長に対応させて異なる長さにしたものである。これにより、より簡単な構造で異なる2つの使用周波数帯における特定な偏波で形成された電波の効率の良い送受信を単体で可能にするアンテナが実現できると考えられる。しかしながらこの場合、異なる2つの使用周波数帯に対し、2つスロット部それぞれを有用に動作させるため、両スロット間導体部の大きさ(スロット間の距離)と両スロット部縦方向周辺の導体部の大きさ(面積)を十分に考慮する必要があると推察できる。そのためアンテナのサイズは、異なる横方向の長さを持つ2つのスロット部の和だけでは決定できず、結果的に小型化は困難になる可能性がある。またこれに伴い、給電線路の分岐部から各スロット部に伸びる各給電線路の長さやその引き回し位置の考慮も必要となり、その結果構造が複雑になり、最終的には設計も困難になる可能性が高い。
特開平8−23224号公報
前述のように、従来の技術の応用では、異なる2つの使用周波数帯における特定な偏波で形成された電波の効率の良い送受信を単体で可能にし、これをより簡単な構造でかつ小型のアンテナで実現することは困難である。
そこで本発明の目的は、より簡単な構造で、異なる2つの使用周波数帯における特定な偏波で形成された電波の効率の良い送受信を単体で可能にし、かつ小型化が可能なアンテナの構造を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明のアンテナは、アンテナ全体において、特定の偏波成分で形成された電波の効率の良い送受信を可能にするアンテナ素子構造を2つ用いて、これら2つのアンテナ素子構造それぞれをアンテナの同一平面で相対方向に配置する構造を用いて、さらにこれらアンテナ素子構造の内、一方にのみ簡単な1つの給電構造を設け、配置した2つのアンテナ素子構造の各部長さを調整、または給電点位置の調整、もしくは両方法を組み合わせた調整方法を用いて、異なる2つの使用周波数帯における特定な偏波で形成された電波の効率の良い送受信を単体で可能にする小型のアンテナ構造を実現するものである。
上記アンテナは、導体平板を用いて構成してもよい。
上記アンテナは、回路基板(誘電体基板)を用いて構成してもよい。
上記アンテナは、軟性導体シート(フィルム)を用いて構成してもよい。
上記導体平板は、銅板を使用してもよい。
上記導体平板は、ばね性のあるリン青銅を使用してもよい。
上記回路基板(誘電体基板)は、導体面が片面のみの基板を使用してもよい。
上記回路基板(誘電体基板)は、導体面が両面の基板を使用してもよい。
上記軟性導体シート(フィルム)は、銅箔を使用してもよい。
上記軟性導体シート(フィルム)は、アルミ箔を使用してもよい。
上記アンテナの構造は、平面的にしてもよい。
上記アンテナの構造は、立体的にしてもよい。
上記アンテナの構造は、部分的に折り曲げることで立体的にしてもよい。
上記アンテナの構造は、給電点に同軸ケーブルを接続してもよい。
上記アンテナの構造は、給電点に複数の単線ケーブルを接続してもよい。
上記アンテナの構造は、給電点にフラットケーブルを接続してもよい。
上記アンテナの構造は、導体部分を絶縁性材料で覆ってもよい。
上記アンテナの給電線は、アンテナの長さ方向に水平な方向に延ばしてアンテナの給電点に接続してもよい。
上記アンテナの給電線は、アンテナの幅方向に水平な方向に延ばしてアンテナの給電点に接続してもよい。
上記アンテナの給電線は、アンテナの構造面と垂直な方向に延ばしてアンテナの給電点に接続してもよい。
上記アンテナの給電線は、電気機器の筐体内に配置してもよい。
上記アンテナの固定は、粘着テープを使用して行ってもよい。
上記アンテナの固定位置は、電気機器内部の筐体面でもよい。
上記アンテナの固定位置は、ガラスやプラスティックなどの誘電体成形物の表面でもよい。
また、本発明のアンテナは、上記アンテナの構成を用いた特定の偏波成分で形成された2つの周波数帯における電波を単体で送受信するアンテナである。
本発明のアンテナは、特定の偏波成分を効率良く送受信できるアンテナ素子構造を2つ使用し、これらアンテナ素子構造の内、一方にのみ給電点を設け、それぞれのアンテナ素子構造のサイズ調整、または給電点位置の調整、もしくは両方法を組み合わせた調整を行うことにより、異なる2つの周波数帯での共振特性を調整できるので、より簡単な構造で特定の偏波成分で形成された異なる2つの使用周波数帯における電波を単体で送受信できるアンテナを実現できる。
本発明のアンテナは、電気機器の筐体に内蔵したとき、もしくは金属(導体)を使用した設備等に設置したとき、2つのアンテナ素子構造それぞれの電力放射に寄与する部分と共振特性を調整する部分に筐体内や設備等の金属(導体)部が近接もしくは接触しない限り、アンテナ素子の電波送受信特性に影響を与えないため、アンテナ位置の選択を容易にする。
本発明のアンテナで使用する給電線は、2つのアンテナ素子それぞれの無導体領域に交差しない位置であれば、アンテナ素子の電波送受信特性に影響を与えないため、引き回し方向を自由に選択できるので、電気機器の筐体に内蔵したときや設備等に設置したとき、給電線の配置を容易にする。
上記の結果、本発明は次の如き優れた効果を発揮する。
(1)より簡単な構造で特定の偏波成分で形成された異なる2つの使用周波数帯における電波を効率良く送受信できるアンテナの実現が可能である。
(2)設置条件の自由度が広いアンテナの実現が可能である。
本発明のアンテナは、特定の偏波成分の電波を効率良く送受信できるアンテナ素子構造を2つ用いて、これらアンテナ素子構造の内、一方にのみ給電点を設け、それぞれのアンテナ素子構造のサイズ調整、または給電点位置の調整、もしくは両方法を組み合わせた調整により、異なる2つの使用周波数帯での共振特性を調整して、特定の偏波成分で形成された異なる2つの使用周波数帯における電波を送受信するアンテナを実現させるものである。なお、異なる2つの使用周波数帯とは、一方の使用周波数帯の高調波を利用して、計2つの使用周波数帯の電波を送受信するものではない。
前記の特定の偏波成分の電波とは、一般的に言われる垂直偏波もしくは水平偏波のそれら一方を限定したものである。
また前記のアンテナ素子とは、特定の偏波成分の電波に対し、その送受信の効率が良いと一般的に知られた構造によるものであり、本発明ではその構造を応用している。
上記本発明のアンテナは、電気機器の筐体に内蔵、もしくは金属(導体)を使用した設備等に設置した場合、2つのアンテナ素子構造それぞれの電力放射に寄与する部分と共振特性を調整する部分に筐体内や設備等の金属(導体)部が近接もしくは接触しない限り、アンテナ素子の電波送受信特性に影響が現れない構造を有するものである。
上記本発明のアンテナは、給電線路の引き回し位置が2つのアンテナ素子それぞれの無導体領域に交差しなければ、アンテナ素子の電波送受信特性に影響を与えない構造を有するものである。
上記本発明のアンテナは、電気機器の筐体に内蔵、もしくは設備等に設置することができる。
上記本発明のアンテナは、電気機器筐体のプラスティック材質部分や窓ガラス等の誘電体材質表面に設置することができる。
次に、上記本発明の形態により、特定の偏波成分の電波を効率良く送受信できるアンテナ素子構造を2つ用いて、これらアンテナ素子構造の内、一方にのみ給電点を設け、さらに異なる2つの使用周波数帯における電波の送受信を実現させる構造に関し、添付図面の図1から図3に基づいて説明する。
図1はアンテナ構造を示し、アンテナ1は、長さaと幅bの導体平板2に幅hのスロット境界導体部21を境に相対方向にそれぞれの開放端を持つ幅dと長さfの矩形スロット41と幅eと長さgの矩形スロット42を形成し、これら矩形スロット41、42の各幅の中心(スロット境界導体部21の長さ方向の中心)と導体平板2の幅bの中心を通る境界線5で線対称構造となっている。このとき、スロット境界導体部21の幅hは、2つの矩形スロット41、42の各長さfとgの大きさよりも十分に小さくしている。2つの使用周波数帯に対する1つ目の設計周波数での電波の波長をλ1とし、2つ目の設計周波数での電波の波長をλ2と定義した場合、矩形スロット41の長さfは約(λ1)×3/16とし、矩形スロット42の長さgは約(λ2)×3/16とする。アンテナ1に電力を供給する給電点3は一方の矩形スロット42内に設け、給電点3の位置は矩形スロット42の開放端からの距離iとする。なお、上記の2つの使用周波数帯は、本発明のアンテナを機器筐体に内蔵した場合や設備等に設置した場合、機器筐体や設備等を構成する各種誘電体性の材料や他の導体部品の配置により、さらに各種誘電体材質表面に設置した場合は、材質特有の誘電率による波長短縮効果により決定される。
図1の構造により、波長λ1を定義する設計周波数のとき、この周波数成分を持ち、かつ給電点3よりアンテナ1を構成した導体平板2上に発生する電流は、共振動作に伴い長さfが(λ1)×3/16の矩形スロット41の対向する導体縁付近に分布する際、スロット境界導体21に集中し、図2に示すように、仮想給電点31がスロット境界導体21上に形成される。このとき仮想給電点31を境に(λ1)×3/16分の電流分布91が長さfの矩形スロット41の対向する導体縁付近に発生し、(λ1)×1/16分の電流分布92が長さgの矩形スロット42の対向する導体縁付近に発生し、最終的に(λ1)×4/16(=(λ1)/4)で動作するスロットアンテナを実現する。
一方、図1の構造により、波長λ2を定義する設計周波数のとき、この周波数成分を持ち、かつ給電点3よりアンテナ1を構成した導体平板2上に発生する電流は、共振動作に伴い長さgが(λ2)×3/16の矩形スロット42の対向する導体縁付近に分布する際、図3に示すように、スロット境界導体21の幅hが波長λ2よりも十分に小さいことから、波長λ2から電気的にスロット境界導体21の存在が認識されず、(λ2)×3/16分の電流分布92が長さgの矩形スロット42の対向する導体縁付近に発生し、(λ2)×1/16分の電流分布91が長さfの矩形スロット41の対向する導体縁付近に発生し、最終的に(λ2)×4/16(=(λ2)/4)で動作するスロットアンテナを実現する。
以上より本発明のアンテナは、スロット境界導体部21を境に(λ1)/4と(λ2)/4のそれぞれで動作する2つのスロットアンテナを同一平面で相対方向に並べて配置することが可能となる。よって、スロットアンテナ特有である特定の偏波成分で形成された異なる2つの使用周波数帯における電波を送受信するアンテナの実現を可能にする。
以下、本発明の一実施例を添付図面の図4から図6に基づいて説明する。
図4は、図1の該アンテナ1の給電に同軸ケーブル6を使用した本発明のアンテナ11を示し、矩形スロット42の開放端からの距離iの位置で、矩形スロット42の長さ方向に沿って平行に対向する導体縁の一方に同軸ケーブル6の内導体61を通電性のあるはんだ材63で接続し、他方に同軸ケーブル6の外導体62を通電性のあるはんだ材63で接続している。なお、上記同軸ケーブル等の給電線路の接続は、通電性のあるはんだ材等による融着接続の他、通電性を保持し得る形状の専用コネクタやステイなどを用いてもよい。図4に示すアンテナも図1のアンテナ同様、スロットアンテナの長手方向に直交する方向において線対称となっている。
図4の該アンテナ11は、厚さ0.2mmの導体平板を使用し、寸法を図1の定義より、a=102mm、b=50mm、c=21mm、d=8mm、e=8mm、f=68mm、g=33mm、h=1mm、i=27mmとしている。該アンテナ11が800MHz帯と1700MHz帯の2つの使用周波数帯で動作するように、fを1つ目の設計周波数800MHzでの電波の波長λ1(≒375mm)の約3/16とし、gを2つ目の設計周波数1700MHzでの電波の波長λ2(≒176mm)の約3/16とし、iを2つ目の設計周波数で該アンテナ11が動作できる給電点の位置としている。また該アンテナ11への給電は、直径約1.1mmの同軸ケーブルを使用し、該アンテナ11の導体部と重なる部分以外には、諸特性への影響を考慮し、フェライトを取り付けている(図示なし)。なお、以下の本発明のアンテナの説明において使用する同軸ケーブルには、上記同様にフェライトが取り付けられている。
図5は、図4の該アンテナ11の周波数共振特性を実線で示し、横軸は周波数、縦軸はリターンロスをそれぞれ示す。図より、該アンテナ11は、2つの使用周波数帯である800MHz帯と1700MHz帯で動作している。
図6は、図4の該アンテナ11の遠方界における電力放射分布特性を示し、図6(a)は測定面定義を示し、図6(b)は2つの使用周波数帯それぞれにおける特性例で各図内において垂直偏波(Ver.)と水平偏波(Hor.)を分けて示している。図6(b)より、2つの使用周波数帯におけるそれぞれの周波数で、両者ともに垂直偏波による良好な指向特性(無指向性)が得られている。
以上の図5、図6に示す結果の通り、本発明のアンテナは、特定の偏波成分の電波を効率良く送受信できるアンテナ素子構造を2つ用いて、これらアンテナ素子構造の内、一方にのみ給電点を設け、特定の偏波成分で形成された異なる2つの使用周波数帯における電波を送受信するアンテナを実現できる。
次に、本発明の他の実施例を添付図面の図7から図10に基づいて説明する。
図7は、図4の該アンテナ11における給電点の位置iを12mmに変更することで、給電点を設ける矩形スロット42で主に動作する使用周波数帯を変更したアンテナ111であり、800MHz帯と2000MHz帯の2つの使用周波数帯で動作する。図7に示すアンテナも図1のアンテナ同様、スロットアンテナの長手方向に直交する方向において線対称となっている。
図8は、図7の該アンテナ111の周波数共振特性を実線で示し、横軸は周波数、縦軸はリターンロスをそれぞれ示し、図4の該アンテナ11の結果も破線で示している。図8より、図7に示す該アンテナ111は、給電点を設けない矩形スロット41で主に動作する800MHz帯と給電点を設ける矩形スロット42で主に動作する2000MHz帯の2つの使用周波数帯で共振特性が得られている。図4の該アンテナ11の結果と比較した場合、800MHz帯では給電点となる同軸ケーブル6の接続位置とスロット境界導体部21との距離が図4の場合よりも離れたことによるスロット境界導体部21上の仮想給電点でのインピーダンス整合劣化に伴う若干の特性劣化が見られ、2000MHz帯ではインピーダンス整合の調整が必要であることが判るが、目的とする2つの使用周波数帯での共振特性は実現している。なお、このときの電力放射分布特性は、2つの使用周波数帯において、図6同様に垂直偏波による無指向性が得られる。
図9は、図4の該アンテナ11における給電点の位置iを0mmに変更することで、給電点を設ける矩形スロット42で主に動作する使用周波数帯を変更したアンテナ112であり、800MHz帯と2300MHz帯の2つの使用周波数帯で動作する。
図10は、図9の該アンテナ112の周波数共振特性を実線で示し、横軸は周波数、縦軸はリターンロスをそれぞれ示し、図4の該アンテナ11の結果も破線で示している。図10より、図9に示した該アンテナ112は、給電点を設けない矩形スロット41で主に動作する800MHz帯と給電点を設ける矩形スロット42で主に動作する2300MHz帯の2つの使用周波数帯で共振特性が得られている。図4の該アンテナ11の結果と比較した場合、800MHz帯では給電点となる同軸ケーブル6の接続位置とスロット境界導体部21との距離が図4の場合よりも離れたことによるスロット境界導体部21上の仮想給電点でのインピーダンス整合劣化に伴う特性劣化が見られ、2300MHz帯ではインピーダンス整合の調整が必要であることが判るが、目的とする2つの使用周波数帯での共振特性は実現している。なお、このときの電力放射分布特性は、2つの使用周波数帯において、図6同様に垂直偏波による無指向性が得られる。
以上の図8、図10に示す結果より、本発明のアンテナは、特定の偏波成分の電波を効率良く送受信できるアンテナ素子構造を2つ用いて、これらアンテナ素子構造の内、一方にのみ給電点を設け、さらに給電点位置の調整を行うことで異なる2つの使用周波数帯での共振特性を調整して、特定の偏波成分で形成された異なる2つの使用周波数帯における電波を送受信するアンテナを実現できる。
次に、本発明の他の一実施例を添付図面の図11から図15に基づいて説明する。
図11は、図4の該アンテナ11における給電点を設ける矩形スロット42の幅eを2mmに変更し、給電点を設ける矩形スロット42における容量性を調整し、矩形スロット42で主に動作する使用周波数帯とその共振特性を変更したアンテナ12であり、800MHz帯と1900MHz帯の2つの使用周波数帯で動作する。図12に示すアンテナも図1のアンテナ同様、スロットアンテナの長手方向に直交する方向において線対称となっている。
図12は、図11の該アンテナ12の周波数共振特性を実線で示し、横軸は周波数、縦軸はリターンロスをそれぞれ示し、図4の該アンテナ11の結果も破線で示している。図12より、図11に示した該アンテナ12は、給電点を設けない矩形スロット41で主に動作する800MHz帯と給電点を設ける矩形スロット42で主に動作する1900MHz帯の2つの使用周波数帯で共振特性が得られている。図4の該アンテナ11の結果と比較した場合、給電点を設ける矩形スロット42の幅が狭くなったことに伴い、給電点を設ける矩形スロット42の給電点を設けない矩形スロット41への補足動作が失われたことにより800MHz帯での特性劣化が見られ、1900MHz帯では電気的な容量性が強い傾向が見られるが、目的とする2つの使用周波数帯での共振特性は実現している。なお、このときの電力放射分布特性は、2つの使用周波数帯において、図6同様に垂直偏波による無指向性が得られる。
図13は、図11の該アンテナ12の周波数共振特性(図12)の改善を目的とし、図11の該アンテナ12の給電点を設ける矩形スロット42の長さgを、矩形スロット42の開放端からの給電点3の位置iを境にしてg1とg2に分け(g=g1+g2)、スロット境界導体部21側の長さg1の範囲を、給電点を設けない矩形スロット41の幅dと同一とし、長さg2の範囲の幅eは図11の該アンテナ11と同じとする多角形スロット43を設けたアンテナ13であり、図11の該アンテナ12と同じく800MHz帯と1900MHz帯の2つの使用周波数帯で動作する。図13に示すアンテナも図1のアンテナ同様、スロットアンテナの長手方向に直交する方向において線対称となっている。
図14は、図13の該アンテナ13の給電に同軸ケーブル6を使用した本発明のアンテナ131を示し、同軸ケーブル6の接続方法は図4の該アンテナ11と同様である。構造は、厚さ0.2mmの導体平板を使用し、図1と図13の定義より各寸法をa=102mm、b=50mm、c=21mm、d=8mm、e=2mm、f=68mm、g1=7mm、g2=26mm、(g=g1+g2=33mm)、 h=1mm、i=27mmとし、g1、g2、e以外は図4の該アンテナ11と同一にしている。
図15は、図14の該アンテナ131の周波数共振特性を実線で示し、横軸は周波数、縦軸はリターンロスをそれぞれ示し、図11の該アンテナ12の結果も破線で示している。図15より、該アンテナ131は、給電点を設けない矩形スロット41で主に動作する800MHz帯と給電点を設ける多角形スロット43で主に動作する1900MHz帯の2つの使用周波数帯で良好な共振特性が得られている。図11の該アンテナ12の結果と比較した場合、多角形スロット43の形状により、800MHz帯では給電点を設けない矩形スロット41に対する補足動作が維持されることによる特性改善が見られ、1900MHz帯では適度に電気的な容量性が維持されることによる特性改善が見られる。なお、このときの電力放射分布特性は、2つの使用周波数帯において、図6同様に垂直偏波による良好な無指向性が得られる。
以上の図12、図15に示す結果より、本発明のアンテナは、特定の偏波成分の電波を効率良く送受信できるアンテナ素子構造を2つ用いて、これらアンテナ素子構造の内、一方にのみ給電点を設け、それぞれのアンテナ素子構造のサイズ調整を行うことで異なる2つの使用周波数帯での共振特性を調整して、特定の偏波成分で形成された異なる2つの使用周波数帯における電波を送受信するアンテナを実現できる。
次に、本発明の他の一実施例を添付図面の図16から図17に基づいて説明する。
図16は、図14の該アンテナ131において、給電点を設けない矩形スロット41の長さfを54mm、多角形スロット43の部分長さg2を40mm(g=g1+g2=7mm+40mm=47mm)、多角形スロット43の開放端からの給電点の位置iを40mmにそれぞれ変更したアンテナ132である。このアンテナ132を1000MHz帯と1400MHz帯の2つの使用周波数帯で動作するように、fを1つ目の設計周波数1000MHzでの電波の波長λ1(≒300mm)の約3/16とし、gを2つ目の設計周波数1400MHzでの電波の波長λ2(≒214mm)の約3/16とし、給電点は2つ目の設計周波数が動作する位置iとしている。図16に示すアンテナも図1のアンテナ同様、スロットアンテナの長手方向に直交する方向に線対称となっている。
図17は、図16の該アンテナ132の周波数共振特性を実線で示し、横軸は周波数、縦軸はリターンロスをそれぞれ示し、図14の該アンテナ131の結果も破線で示している。図17より、該アンテナ132は、給電点を設けない矩形スロット41で主に動作する1000MHz帯と給電点を設ける矩形スロット42で主に動作する1400MHz帯の2つの使用周波数帯で共振特性が得られている。図14の該アンテナ131の結果と比較した場合、1000MHz帯は良好な特性が得られ、1400MHz帯ではインピーダンス整合の調整が必要であることが判るが、目的とする2つの使用周波数帯での共振特性は実現し、近接周波数帯での動作も実現している。なお、このときの電力放射分布特性は、2つの使用周波数帯において、図6同様に垂直偏波による無指向性が得られる。
以上の図17に示す結果より、本発明のアンテナは、特定の偏波成分の電波を効率良く送受信できるアンテナ素子構造を2つ用いて、これらアンテナ素子構造の内、一方にのみ給電点を設け、それぞれのアンテナ素子構造のサイズ調整と給電点位置の調整を行うことで異なる2つの使用周波数帯での共振特性を調整して、特定の偏波成分で形成された異なる2つの使用周波数帯における電波を送受信するアンテナを実現できる。
次に、本発明の他の実施例を添付図面の図18から図24に基づいて説明する。
図18は、図14の該アンテナ131において、給電点を設けない矩形スロット41の開放端の幅dを50mm(=導体平板2の幅b)とし、スロットを扇型スロット44に変更したアンテナ14であり、800MHz帯と1900MHz帯の2つの使用周波数帯で動作し、かつ給電点を設けないスロットで主に動作する800MHz帯の広帯域化を目的としている。図18に示すアンテナも図1のアンテナ同様、スロットアンテナの長手方向に直交する方向において線対称となっている。
図19は、図18の該アンテナ14の周波数共振特性を実線で示し、横軸は周波数、縦軸はリターンロスをそれぞれ示し、図14の該アンテナ131の結果も破線で示している。図19より、該アンテナ14において、扇型スロット44により、給電点を設けないスロットで主に動作する使用周波数帯の広帯域化の可能性は見られるが、図14の該アンテナ131と異なり、一方の使用周波数帯が大きくずれている。これは、矩形スロットにより維持されていた電気的な容量性の均整が失われ、給電点を設ける多角形スロット43との整合性も変わり、その結果、スロット自体の動作できる使用周波数帯が変化したと予測される。なお、この状態においても電力放射分布特性は、2つの使用周波数帯において、図6同様に垂直偏波による無指向性が得られる。
図20は、図18の該アンテナ14の周波数共振特性(図19)の改善を目的とし、図18の該アンテナ14の給電点を設けない扇形スロット44において、長さfをf1とf2に分け(f=f1+f2)、扇形スロット44内に開放端からの長さf1=37mmの地点からf2=31mmの長さと該アンテナ14の線対称性を示す境界線5からの距離d1=10mmの位置で導体が平行に位置する平行スロット45を具備し、さらに長さをアンテナの線対称性を示す境界線5からの距離d2(d1>d2)=7mmの2倍に変更したスロット境界導体部22を具備し、さらにスロット内に電気的な容量性と動作周波数の調整を考慮した長さj=12mmで底辺の長さd3(=d1−d2)=3mmの三角形スロット46を具備し、最終的に扇型スロット44を複合型スロット47に変更したアンテナ141である。なお、給電に使用する同軸ケーブル6は、三角形スロット46と交差しない様に延長方向を図の通りに選択している。図20に示すアンテナも図1のアンテナ同様、スロットアンテナの長手方向に直交する方向において線対称となっている。
図21は、図20の該アンテナ141の周波数共振特性を実線で示し、横軸は周波数、縦軸はリターンロスをそれぞれ示し、図14の該アンテナ131の結果も破線で示している。図21より、該アンテナ141において、給電点を設けない複合型スロット47の形状により、図18(図19)の該アンテナ14において、ずれていた使用周波数帯が改善されている。図14の該アンテナ131の結果と比較した場合、複合型スロットの効果により、給電点を設けないスロットで主に動作する800MHz帯は広帯域になり、一方1900MHz帯は狭帯域になるが、目的とする2つの使用周波数帯での共振特性は実現している。なお、このときの電力放射分布特性は、2つの使用周波数帯において、図6同様に垂直偏波による無指向性が得られる。
図22は、図20の該アンテナ141の周波数共振特性(図21)の改善を目的とし、図20の該アンテナ141の給電点を設けない複合型スロット47が具備する三角形スロット46を長さj=28mm、底辺d3=6mmに変更し、この変更に伴い、形状を変更したスロット境界導体部23を具備したアンテナ142である。なお、図20の該アンテナ141同様に、給電に使用する同軸ケーブル6は、三角形スロット46と交差しない様に延長方向を図の通りに選択している。図22に示すアンテナも図1のアンテナ同様、スロットアンテナの長手方向に直交する方向に線対称となっている。
図23は、図22の該アンテナ142の周波数共振特性を実線で示し、横軸は周波数、縦軸はリターンロスをそれぞれ示し、図14の該アンテナ131の結果も破線で示している。図23より、該アンテナ142において、給電点を設けない複合型スロット47の変形により、図20(図21)の該アンテナ141において、狭帯域となっていた1900MHz帯が改善されている。図14の該アンテナ131の結果と比較した場合、複合型スロットの効果により、給電点を設けないスロットで主に動作する800MHz帯の共振特性が改善され、さらに広帯域を維持し、一方1900MHz帯は同等な共振特性を維持している。
図24は、図22の該アンテナ142の遠方界における電力放射分布特性を示し、図24(a)は測定面定義を示し、図24(b)は2つの使用周波数帯それぞれにおける特性例で各図内において垂直偏波(Ver.)と水平偏波(Hor.)を分けて示している。図24(b)より、2つの使用周波数帯におけるそれぞれの周波数で、両者ともに垂直偏波による良好な指向特性(無指向性)が得られている。図24に示すアンテナも図1のアンテナ同様、スロットアンテナの長手方向に直交する方向に線対称となっている。
以上の図19、図21、図23、図24に示す結果より、本発明のアンテナは、特定の偏波成分の電波を効率良く送受信できるアンテナ素子構造を2つ用いて、これらアンテナ素子構造の内、一方にのみ給電点を設け、それぞれのアンテナ素子構造のサイズ調整を行うことで異なる2つの使用周波数帯での共振特性を調整して、特定の偏波成分で形成された異なる2つの使用周波数帯における電波を送受信するアンテナを実現できる。
次に本発明の他の実施例を図25と図26に基づいて説明する。
図25は、図4に示す該アンテナ131をラミネート等の絶縁体シート7で全体を覆ったアンテナ133を示す。給電に使用する同軸ケーブル6の内外導体の接続部分は、その絶縁体シートは取り除かれている(図示なし)。また、このアンテナ133では、絶縁性材料特有の誘電率による影響を考慮して、絶縁性材料で覆わない場合に比べ、2つの使用周波数帯における各電波の各波長に対し、アンテナ各部の寸法を小さくしている。
図26は、図22に示す該アンテナ142をラミネート材等の絶縁体シート7で全体を覆ったアンテナ143を示す。給電に使用する同軸ケーブル6の内外導体の接続部分は、その絶縁体シートは取り除かれている(図示なし)。また、このアンテナ143では、絶縁性材料特有の誘電率による影響を考慮して、絶縁性材料で覆わない場合に比べ、2つの使用周波数帯における各電波の各波長に対し、アンテナ各部の寸法を小さくしている。
図25と図26のように、絶縁性材料の使用により、該アンテナを外部の導体等に高周波的に接続させない構成を容易に確保することができる。また、これにより該アンテナ単体の特性を容易に保持でき、さらに硬めの絶縁性材料を使用すれば該アンテナの形状も容易に保持でき、結果的に汎用性を高めることが可能で、特定の偏波成分で形成された異なる2つの使用周波数帯における電波を送受信に優れたアンテナを実現できる。
次に本発明の他の実施例を図27から図30に基づいて説明する。
図27は、図4の該アンテナ11(同軸ケーブルは図示せず)において、スロット境界導体21の両端を折り目とし、前後に該アンテナ11を略Zの字形状に折り曲げたアンテナ151である。
図28は、図4の該アンテナ11(同軸ケーブルは図示せず)において、スロット境界導体21の両端を折り目とし、コの字形状に該アンテナ11を折り曲げたアンテナ152である。
図29は、図14の該アンテナ131(同軸ケーブルは図示せず)において、スロット境界導体21の両端を折り目とし、さらにこのスロット境界導体の長さで給電点を設ける多角形スロット43付近に折り目を定め、前後に該アンテナ131を略Zの字形状に折り曲げたアンテナ153である。
図30は、図14の該アンテナ131(同軸ケーブルは図示せず)において、スロット境界導体21の両端を折り目とし、さらにこのスロット境界導体の長さで給電点を設ける多角形スロット43付近に折り目を定め、コの字形状に該アンテナ131を折り曲げたアンテナ154である。
図27から図30の構造は、該アンテナの設置位置の形状または状況により、形状を立体的に変形させた例である。これら構造においても、各スロットの対向する導体縁の平行性や形状を保持することで、本発明のアンテナは、特性を維持することでき、特定の偏波成分で形成された異なる2つの使用周波数帯における電波送受信に優れたアンテナを実現できる。
次に本発明の他の実施例を図31から図34に基づいて説明する。
図31は、図4の該アンテナ11(同軸ケーブルは図示せず)において、各矩形スロット41、42を構成する導体の途中部分を折り目とし、前後に該アンテナ11を略Zの字形状に折り曲げたアンテナ155である。
図32は、図4の該アンテナ11(同軸ケーブルは図示せず)において、各矩形スロット41、42を構成する導体の途中部分を折り目とし、コの字形状に該アンテナ11を折り曲げたアンテナ156である。
図33は、図14の該アンテナ131(同軸ケーブルは図示せず)において、矩形スロット41と多角形スロット43を構成する導体の途中部分を折り目とし、前後に該アンテナ131を略Zの字形状に折り曲げたアンテナ157である。
図34は、図14の該アンテナ131(同軸ケーブルは図示せず)において、矩形スロット41と多角形スロット43を構成する導体の途中部分を折り目とし、コの字形状に該アンテナ131を折り曲げたアンテナ158である。
図31から図34の構造は、該アンテナの設置位置の形状または状況により、形状を立体的に変形させた例である。これら構造においても、各スロットの対向する導体縁の平行性や形状を保持することで、本発明のアンテナは、特性を維持することでき、特定の偏波成分で形成された異なる2つの使用周波数帯における電波を送受信に優れたアンテナを実現できる。
次に本発明の他の実施例を図35から図38に基づいて説明する。
図35は、図22の該アンテナ142(同軸ケーブルは図示せず)において、複合型スロット47が具備する平行スロット45の対向する導体縁の距離を保ち折り目を決定し、この折り目より前後に該アンテナ142を略Zの字形状に折り曲げたアンテナ161である。
図36は、図22の該アンテナ142(同軸ケーブルは図示せず)において、複合型スロット47が具備する平行スロット45の対向する導体縁の距離を保ち折り目を決定し、この折り目よりコの字形状に該アンテナ142を折り曲げたアンテナ162である。
図37は、図22の該アンテナ142(同軸ケーブルは図示せず)において、多角形スロット43と複合型スロット47を構成する導体の途中部分を折り目とし、前後に該アンテナ142を略Zの字形状に折り曲げたアンテナ163である。
図38は、図22の該アンテナ142(同軸ケーブルは図示せず)において、多角形スロット43と複合型スロット47を構成する導体の途中部分を折り目とし、コの字形状に該アンテナ142を折り曲げたアンテナ164である。
る。
図35から図38の構造は、該アンテナの設置位置の形状または状況により、形状を立体的に変形させた例である。これら構造においても、各スロットの対向する導体の平行性や形状を保持することで、本発明のアンテナは、特性を維持することでき、特定の偏波成分で形成された異なる2つの使用周波数帯における電波を送受信に優れたアンテナを実現できる。
次に本発明の他の実施例を図39と図40に基づいて説明する。
図39は、図4に示す該アンテナ131の形状を誘電体板8上に構成したアンテナ171を示す。このアンテナ171では、誘電体板特有の誘電率による影響を考慮して、誘電体板上にアンテナを構成しない場合に比べ、2つの使用周波数帯における各電波の各波長に対し、アンテナ各部の寸法を小さくしている。
図40は、図22に示す該アンテナ142の形状を誘電体板8上に構成したアンテナ172を示す。このアンテナ172では、誘電体板特有の誘電率による影響を考慮して、誘電体板上にアンテナを構成しない場合に比べ、2つの使用周波数帯における各電波の各波長に対し、アンテナ各部の寸法を小さくしている。
図39と図40の構造は、該アンテナを誘電体板8上に貼り付ける方法、もしくはめっき材などを塗布する加工法により作製することができる。さらに回路基板上へのアンテナの構成を容易にし、また誘電体板8を別途加工することにより形成した給電構造(図示せず)を用いて、機器筐体への内蔵も容易にする。
次に本発明の他の実施例を図41から図46に基づいて説明する。
図41は、図28の該アンテナ152を誘電体板8の上下面と側面を使用して構成したアンテナ181である。このアンテナ181では、誘電体板特有の誘電率による影響を考慮して、誘電体板上にアンテナを構成しない場合に比べ、2つの使用周波数帯における各電波の各波長に対し、アンテナ各部の寸法を小さくしている。
図42は、図30の該アンテナ154を誘電体板8の上下面と側面を使用して構成したアンテナ182である。このアンテナ182では、誘電体板特有の誘電率による影響を考慮して、誘電体板上にアンテナを構成しない場合に比べ、2つの使用周波数帯における各電波の各波長に対し、アンテナ各部の寸法を小さくしている。
図43は、図32の該アンテナ156を誘電体板8の上下面と側面を使用して構成したアンテナ183である。このアンテナ183では、誘電体板特有の誘電率による影響を考慮して、誘電体板上にアンテナを構成しない場合に比べ、2つの使用周波数帯における各電波の各波長に対し、アンテナ各部の寸法を小さくしている。
図44は、図34の該アンテナ158を誘電体板8の上下面と側面を使用して構成したアンテナ184である。このアンテナ184では、誘電体板特有の誘電率による影響を考慮して、誘電体板上にアンテナを構成しない場合に比べ、2つの使用周波数帯における各電波の各波長に対し、アンテナ各部の寸法を小さくしている。
図45は、図36の該アンテナ162を誘電体板8の上下面と側面を使用して構成したアンテナ185である。このアンテナ185では、誘電体板特有の誘電率による影響を考慮して、誘電体板上にアンテナを構成しない場合に比べ、2つの使用周波数帯における各電波の各波長に対し、アンテナ各部の寸法を小さくしている。
図46は、図38の該アンテナ164を誘電体板8の上下面と側面を使用して構成したアンテナ186である。このアンテナ186では、誘電体板特有の誘電率による影響を考慮して、誘電体板上にアンテナを構成しない場合に比べ、2つの使用周波数帯における各電波の各波長に対し、アンテナ各部の寸法を小さくしている。
図41と図46の構造は、該アンテナを誘電体板8に貼り付ける方法、もしくはめっき材などを塗布する加工法により作製することができる。さらに回路基板上へのアンテナの構成を容易にし、また誘電体板8を別途加工することにより形成した給電構造(図示せず)を用いて、携帯端末などの機器筐体への内蔵も容易にする。
以上のように本発明では、特定の偏波成分を効率良く送受信できるアンテナ素子構造を2つ用いて、これらアンテナ素子構造の内、一方にのみ給電点を設ける構造を用いて、それぞれのアンテナ素子構造のサイズ調整、または給電点位置の調整、もしくは両方法を組み合わせた調整を用いて、異なる2つの使用周波数帯での共振特性を調整することにより、簡単な構造でかつ単体で、特定の偏波成分で形成された異なる2つの使用周波数帯における電波の送受信に優れたアンテナを実現できる。
また本発明によれば、アンテナ自体は簡単な構造であるので、本発明のアンテナの製作は簡単であり、既存の製造技術および設備を利用できることから、生産性に優れ、かつ安価で取扱いが容易なアンテナを提供できる。
本発明のアンテナに係る構造を説明する図である。 本発明のアンテナに係る動作原理を説明する図である。 本発明のアンテナに係る動作原理を説明する図である。 本発明の実施例1に係る構造を示す図である。 本発明の実施例1に係る特性を示す図である。 本発明の実施例1に係る特性を示す図である。 本発明の実施例2に係る構造を示す図である。 本発明の実施例2に係る特性を示す図である。 本発明の実施例3に係る構造を示す図である。 本発明の実施例3に係る特性を示す図である。 本発明の実施例4に係る構造を示す図である。 本発明の実施例4に係る特性を示す図である。 本発明の実施例5に係る構造を説明する図である。 本発明の実施例5に係る構造を示す図である。 本発明の実施例5に係る特性を示す図である。 本発明の実施例6に係る構造を示す図である。 本発明の実施例6に係る特性を示す図である。 本発明の実施例7に係る構造を示す図である。 本発明の実施例7に係る特性を示す図である。 本発明の実施例8に係る構造を示す図である。 本発明の実施例8に係る特性を示す図である。 本発明の実施例9に係る構造を示す図である。 本発明の実施例9に係る特性を示す図である。 本発明の実施例9に係る特性を示す図である。 本発明の実施例10に係る構造を示す図である。 本発明の実施例11に係る構造を示す図である。 本発明の実施例12に係る構造を示す図である。 本発明の実施例13に係る構造を示す図である。 本発明の実施例14に係る構造を示す図である。 本発明の実施例15に係る構造を示す図である。 本発明の実施例16に係る構造を示す図である。 本発明の実施例17に係る構造を示す図である。 本発明の実施例18に係る構造を示す図である。 本発明の実施例19に係る構造を示す図である。 本発明の実施例20に係る構造を示す図である。 本発明の実施例21に係る構造を示す図である。 本発明の実施例22に係る構造を示す図である。 本発明の実施例23に係る構造を示す図である。 本発明の実施例24に係る構造を示す図である。 本発明の実施例25に係る構造を示す図である。 本発明の実施例26に係る構造を示す図である。 本発明の実施例27に係る構造を示す図である。 本発明の実施例28に係る構造を示す図である。 本発明の実施例29に係る構造を示す図である。 本発明の実施例30に係る構造を示す図である。 本発明の実施例31に係る構造を示す図である。
符号の説明
1、11〜14、111、112、131〜133、
141〜143、151〜158、161〜164、
171、172、181〜186 アンテナ
2 導体平板
21〜23 境界導体
3 給電点
31 仮想給電点
41、42 矩形スロット
43 多角形スロット
44 扇型スロット
45 平行スロット
46 三角形スロット
47 複合型スロット
5 境界線
6 同軸ケーブル
61 同軸ケーブル内導体
62 同軸ケーブル外導体
63 はんだ
7 絶縁体シート
8 誘電体板
91、92 電流分布

Claims (12)

  1. 導体面内に同形状の2つのスロットを具備し、該同形状の2つのスロットの片方に給電点を具備し、該同形状の2つのスロットが一列に置かれ、該同形状の2つのスロットそれぞれの解放端が相対方向に置かれたことを特徴とするアンテナ。
  2. 導体面内に異形状の2つのスロットを具備し、該異形状の2つのスロットの片方に給電点を具備し、該異形状の2つのスロットが一列に置かれ、該異形状の2つのスロットそれぞれの解放端が相対方向に置かれたことを特徴とするアンテナ。
  3. 請求項1記載のアンテナであって、該アンテナの具備する同形状の2つのスロットそれぞれの面積が異なることを特徴とするアンテナ。
  4. 請求項2記載のアンテナであって、該アンテナの具備する異形状の2つのスロットそれぞれの面積が異なることを特徴とするアンテナ。
  5. 請求項3記載のアンテナであって、該アンテナの具備する同形状の2つのスロットの境界にある導体幅が該同形状の2つのスロットそれぞれの長さよりも小さいことを特徴とするアンテナ。
  6. 請求項4記載のアンテナであって、該アンテナの具備する異形状の2つのスロットの境界にある導体幅が該異形状の2つのスロットそれぞれの長さよりも小さいことを特徴とするアンテナ。
  7. 請求項3または請求項5記載のアンテナであって、該アンテナの具備する同形状の2つのスロットそれぞれの幅の中心を通る直線により該アンテナが線対称になることを特徴とするアンテナ。
  8. 請求項4または請求項6記載のアンテナであって、該アンテナの具備する異形状の2つのスロットそれぞれの幅の中心を通る直線により該アンテナが線対称になることを特徴とするアンテナ。
  9. 請求項7記載のアンテナであって、該アンテナの具備する同形状の2つのスロットそれぞれのサイズが特性に寄与することを特徴とするアンテナ。
  10. 請求項8記載のアンテナであって、該アンテナの具備する異形状の2つのスロットそれぞれのサイズが特性に寄与することを特徴とするアンテナ。
  11. 請求項7から請求項8記載のアンテナであって、該アンテナの具備する給電点の位置が特性に寄与することを特徴とするアンテナ。
  12. 請求項1から請求項11いずれか記載のアンテナを内蔵した電気機器。
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