JP2010087619A - 映像機器の取付装置及び映像機器取付家具 - Google Patents

映像機器の取付装置及び映像機器取付家具 Download PDF

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Abstract

【課題】映像機器Bの取付けを容易にするとともに、その任意の角度への角度調節を映像機器Bを持ち上げることなく容易にできるようにする。
【解決手段】映像機器Bをその後面に固定された左右の第1及び第2取付部材26A,26Bを介して家具Aの柱部11に取付固定する。取付部材26A,26Bは、映像機器Bに取り付けられる基部27と、基部27から後側に突出する係合部32を有する上側板部31と、基部27下部から後側に突出し、円弧状の開口部44を有する下側板部38とを備え、柱部11の左右側面に、水平左右方向に延びるピン部17と、開口部44に挿通されるねじ19及びねじ孔18とが設けられている。ピン部17及び係合部32の係合により取付部材26A,26Bを柱部11にピン部17回りに揺動可能に掛け止め、ねじ19のねじ孔18への締結により取付部材26A,26Bを柱部11に揺動不能に固定する。
【選択図】図12

Description

本発明は、映像機器を取り付けるための取付装置及びそれを用いた映像機器取付家具に関する。
従来、液晶ディスプレイやプラズマディスプレイを備えた薄型テレビ等の大型映像機器は、住宅等の建物の壁面やスタンド装置に取り付けることが行われている。この映像機器を取り付ける場合、例えば特許文献1に開示されているように、映像機器の下部や裏面に、左右両側部にそれぞれ上下2箇所の凹部を有する取付具を取り付ける一方、スタンド装置の左右側面の上下2箇所にピンを突設し、取付具の上下2箇所の凹部をそれぞれスタンド装置の上下2箇所のピンに同時に係止させたり、或いは特許文献2に開示されているように、スタンド装置の左右両側に上下2箇所の凹部を設ける一方、映像機器の左右側面には水平に延びる上下2箇所のピンを設けて、これらピンをそれぞれ凹部に同時に係止させたりすることで、映像機器の取付けが行われている。
また、特許文献3には、左右両側面の上部及び下部にピンが立設された第1の金具を映像機器の背面に固定する一方、左右両側面の上端部に波形凹部が、また下部に鈎形切欠きがそれぞれ設けられた第2の金具を壁面に固定し、さらに、鈎形切欠きを備えかつ引張コイルばねにより下方向に付勢されるロック金具を第2の金具の両側面の下部に上下方向に摺動可能に添接し、第1の金具上部のピンを第2の金具の波形凹部に嵌挿するとともに、第1の金具下部のピンを第2の金具の鈎形切欠きに嵌挿し、さらに、ロック金具により、第1の金具下部のピンを下方向に付勢することで、第1の金具の第2の金具からの外れを防止して映像機器を壁に取り付けるようにしたものが提案されている。
特開平11−37388号公報 特開平11−85049号公報 特開平11−24576号公報
しかしながら、上記特許文献1及び特許文献2のような映像機器の取付構造では、映像機器を取り付ける際に、左右及び上下の合計4箇所において凹部をピンに同時に係止させなければならず、特に近年増加している大型の映像機器の取付けが非常に困難となるのは避けられない。
一方、特許文献3のような映像機器の取付構造では、壁面上の第2金具の波形凹部に機器側の第1金具のピンを嵌挿して映像機器を壁面に吊り下げ支持するので、映像機器の取付けは容易に行うことができる。しかし、映像機器の角度を所定の波形凹部の位置に応じた角度でしか調節できず、任意の角度に調節することができない難がある。また、角度を調節する都度、波形形状の中央の山形を乗り越えるように映像機器を上方に持ち上げなければならず、大型で大重量の映像機器の場合は角度の調節が非常に困難であった。
本発明は斯かる点に鑑みてなされたもので、その目的は、映像機器の取付装置に工夫を加えることにより、その映像機器の取付けを容易にし、その任意の角度への角度調節を映像機器を持ち上げることなく容易にできるようにすることにある。
上記の目的を達成するために、この発明では、ピン部と切欠凹部からなる係合部との係合によって映像機器を上部で前後回りに揺動可能に掛け止め支持し、映像機器の下部は、円弧状の長孔又は切欠スリットからなる開口部を挿通する締結部材の締結によりピン部回りの揺動位置を変更可能に固定するようにした。
具体的には、請求項1の発明では、映像機器の後面に固定される取付部材と、この取付部材が取り付けられる被取付部とを備え、映像機器を取付部材を介して被取付部に取付固定するための映像機器の取付装置が対象である。
そして、この映像機器の取付装置は揺動掛止機構と固定機構とを備え、揺動掛止機構は、上記取付部材又は被取付部の一方に設けられかつ水平左右方向に延びるピン部と、取付部材又は被取付部の他方に設けられ、上記ピン部に揺動可能に係合する切欠凹部からなる係合部とを有し、上記ピン部及び係合部の係合により取付部材を被取付部にピン部回りに揺動可能に掛け止めるものとされている。
一方、上記固定機構は、上記揺動掛止機構よりも下側において上記取付部材又は被取付部の一方に設けられかつ上記ピン部が係合部に係合したときの該ピン部の位置を中心として円弧状に延びる長孔又は切欠状のスリットからなる開口部と、取付部材又は被取付部の他方に設けられ、上記開口部に挿通される第1締結部材及び該第1締結部材が締結される第1被締結部とを有しており、第1締結部材の第1被締結部への締結により取付部材を被取付部に揺動不能に固定するとともに、開口部での第1締結部材の位置の変更により、取付部材の被取付部に対する揺動位置を調整可能とされているものとする。
この請求項1の発明では、映像機器を取付部材を介して被取付部に取付固定する場合、取付部材を映像機器の後面に取り付け、この取付部材及び被取付部の間に設けられた揺動掛止機構のピン部と係合部とを係合させると、この状態では、映像機器が被取付部に対しピン部と係合部との係合により前後回り方向に揺動可能に掛け止め支持された状態となる。そして、その後、取付部材及び被取付部の間に設けられている固定機構の開口部に第1締結部材を挿通して第1被締結部に締結すると、映像機器が揺動不能に固定される。このことで映像機器の取付固定が行われる。
こうして、揺動掛止機構の係合部とピン部との係合によって映像機器を被取付部に掛け止めて支持しておき、その後は固定機構の締結部材を締結するだけでよいので、従来のように、4箇所において凹部にピンを同時に係止させるものに比べて、取付けを楽に行うことができるとともに、固定機構により映像機器を任意の角度に調節して取り付けることができる。
また、映像機器は被取付部に対し揺動掛止機構によって揺動可能に掛け止めて支持され、その揺動が固定機構によって規制されているので、映像機器の殆どの荷重は揺動掛止機構を介して被取付部に加わることとなる。そのため、映像機器の取付後に角度を調節するときには、固定機構の締結部材を緩めて映像機器を前後回り方向に揺動可能とすると、その揺動を僅かな力で行うことができ、その状態で映像機器を揺動させて映像機器の角度を所望の角度に調整すればよく、従来のように映像機器を持ち上げて角度調整することが不要で、角度調整が容易である。
請求項2の発明では、請求項1の映像機器の取付装置における取付部材は、映像機器の後面に左右に並んで配置される第1及び第2取付部材からなるものとする。これら第1及び第2取付部材は、映像機器の後面に前面で取り付けられる板状の基部と、この基部から後側に突出するように設けられ、上記ピン部又は係合部のいずれか一方を有する上側板部と、この上側板部よりも下側の基部から後側に突出するように設けられ、上記開口部又は第1締結部材及び第1被締結部のいずれか一方を有する下側板部とを備えている。
また、上記第1取付部材の上側板部及び下側板部は基部の左端部に配置されている一方、第2取付部材の上側板部及び下側板部は基部の右端部に配置されており、第1及び第2取付部材の上側板部は互いに同じ高さ位置に配置され、第1及び第2取付部材の下側板部は互いに同じ高さ位置に配置されていることを特徴とする。
この請求項2の発明では、映像機器の後面の左右両側にそれぞれ第1及び第2取付部材が基部前面にて取り付けられる。この左右の取付部材の上側板部におけるピン部又は係合部をそれぞれ被取付部の係合部又はピン部に係合することにより、映像機器が被取付部に揺動可能に掛け止められて支持される。また、左右の取付部材の下側板部における開口部に被取付部の第1締結部材を、又は下側板部における第1締結部材を被取付部の開口部にそれぞれ挿通して、その第1締結部材を第1被締結部に締結することで、映像機器が被取付部に揺動不能に固定される。
そして、第1取付部材の上側板部及び下側板部は基部の左端部に、また第2取付部材の上側板部及び下側板部は基部の右端部にそれぞれ配置されており、第1及び第2取付部材の上側板部同士、並びに第1及び第2取付部材の下側板部同士はそれぞれ互いに同じ高さ位置に配置されているので、第1及び第2取付部材の左右位置を入れ換えれば、被取付部に対する両取付部材の基部間の間隔が大小に変化する。すなわち、第1取付部材を映像機器後面の右側に、また第2取付部材を映像機器後面の左側にそれぞれ取り付けると、両取付部材の上側板部間及び下側板部間の間隔が被取付部の左右幅に応じた一定値になるが、基部間の間隔については大きくなり、左右幅の大きい大型の映像機器を取り付けることができる。逆に、第1取付部材を映像機器後面の左側に、また第2取付部材を映像機器後面の右側にそれぞれ取り付けると、両取付部材の基部間の間隔が小さくなり、左右幅の小さい小型の映像機器を取り付けることができる。このようにして、取り付ける映像機器の左右幅が変わっても、バランスよく取り付けることができる。
請求項3の発明では、上記請求項2の映像機器の取付装置において、上記第1及び第2取付部材の基部には、水平左右方向に延びる支持部と、この支持部の一端から前後方向に延びる下側板部とからなるL字状プレート部材が上記支持部において水平左右方向に摺動可能に支持され、このL字状プレート部材の支持部又は基部の一方には左右方向に延びる長孔が形成されている一方、他方には、上記長孔に挿通される第2締結部材と、該第2締結部材を締結させる第2被締結部とが設けられており、上記長孔での第2締結部材の位置の変更により、下側板部が基部に対して左右方向に位置調整可能とされていることを特徴とする。
この請求項3の発明では、各取付部材の基部に、下側板部を構成するL字状プレート部材が摺動可能に支持され、このL字状プレート部材は長孔での第2締結部材の締結位置の変更により左右方向に位置調整可能であるので、このL字状プレート部材の移動調整により両取付部材の下側板部間の間隔を変えることができ、取付部材と被取付部との間に左右方向の取付誤差があっても、それを位置調整によって吸収して映像機器をバランスよく取り付けることができ、映像機器が取付後に水平左右方向に位置ずれするのを防止することができる。
請求項4の発明は、上記請求項1〜3のいずれか1つの映像機器の取付装置を備えた映像機器取付家具であり、この映像機器取付家具は、基台と、該基台に立設された柱部とからなり、上記柱部が被取付部を構成していることを特徴とする。
この請求項4の発明では、映像機器取付家具を動かすことにより映像機器の移動が可能となる。
以上のように、請求項1の発明によると、映像機器をその後面に固定される取付部材を介して被取付部に取付固定するための取付装置として、取付部材又は被取付部の一方にピン部を、また他方には、ピン部に揺動可能に係合する係合部をそれぞれ設けて、両者の係合により取付部材を被取付部にピン部回りに揺動可能に掛け止める一方、取付部材又は被取付部の一方に、係合部に係合したときのピン部の位置を中心とする円弧状の開口部を、また他方には、その開口部に挿通される第1締結部材及び該第1締結部材が締結される第1被締結部をそれぞれ設けて、第1締結部材の第1被締結部への締結により取付部材を被取付部に揺動不能に固定しかつ開口部での第1締結部材の位置の変更により、取付部材の被取付部に対する揺動位置を調整可能としたことにより、映像機器の取付けの容易化、任意の角度への調整の容易化、及びその取付後の角度調整の容易化を図ることができる。
請求項2の発明によれば、取付部材を、映像機器の後面に左右に並んで配置される第1及び第2の取付部材で構成し、これら取付部材は、映像機器の後面に前面で取り付けられる基部と、この基部から後側に突出して、ピン部又は係合部のいずれか一方を有する上側板部と、この上側板部よりも下側の基部から後側に突出して、開口部又は第1締結部材及び第1被締結部のいずれか一方を有する下側板部とを備えたものとし、第1取付部材の上側板部及び下側板部は基部の左端部に、また第2取付部材の上側板部及び下側板部は基部の右端部にそれぞれ配置し、両取付部材の上側板部を互いに同じ高さ位置に配置し、下側板部も互いに同じ高さ位置に配置したことにより、取り付ける映像機器の左右幅が変わっても、第1及び第2取付部材の左右位置を入れ換えることで、バランスよく取り付けることができる。
請求項3の発明によると、第1及び第2取付部材の基部に、下側板部を構成するL字状プレート部材を支持部にて摺動可能に支持し、このL字状プレート部材の支持部又は取付部材の基部の一方に長孔を、また他方に、長孔に挿通された第2締結部材と、該第2締結部材を締結させる第2被締結部とを設けて、長孔での第2締結部材の位置の変更により下側板部を基部に対して左右方向に位置調整可能としたことにより、L字状プレート部材の移動調整により両取付部材の下側板部間の間隔を変えることができ、取付部材と被取付部との間に左右方向の取付誤差があっても、それを位置調整によって吸収して映像機器をバランスよく取り付けて、映像機器が取付後に水平左右方向に位置ずれするのを防止することができる。
請求項4の発明によれば、基台と、この基台に立設され、被取付部を構成する柱部とからなる映像機器取付家具を設けたことにより、この映像機器取付家具を動かして映像機器の移動容易化を図ることができる。
以下、本発明の最良の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものでは全くない。
図1及び図2は、本発明の実施形態に係る映像機器取付家具Aの全体構成を映像機器Bが取り付けられた状態で示す。この家具Aは基台1と、その基台1の後部に立設され、映像機器Bを取付支持するための被取付部としての柱部11と、その柱部11に取付固定される第1及び第2取付部材26A,26Bとを備え、この取付部材26A,26Bが映像機器Bの後面(裏面)に固定されており、柱部11と取付部材26A,26Bとにより本発明の実施形態に係る映像機器用取付装置Cが構成されている。
(基台)
上記基台1は、柱部11を支持するための例えば矩形箱状のもので、その内部に1段又は複数段の棚(図示せず)が高さ位置調整可能に取付支持されており、この棚や基台1の内底面上に、HD内蔵DVDプレイヤーやビデオデッキプレイヤー等の映像再生機器、DVD等を収納するようになっている。尚、基台は箱状のものに限定されず、その他、板状のものであってもよい。
基台1下面(外底面)の例えば前後左右の隅角部にはキャスター2,2,…が取り付けられており、このキャスター2,2,…により基台1(家具Aないし映像機器B)を移動可能としている。尚、一部のキャスター2はストッパ付きのものが好ましい。基台1下面の前縁部及び左右側縁部には、上記キャスター2,2,…を前方ないし側方から隠すための幕板3が設けられ、この幕板3の下端の高さ位置は各キャスター2の下端よりも少し上側となっている。
図3に示すように、基台1の後壁の左右中央位置には矩形状開口からなる配線引出口4が形成され、この配線引出口4から基台1内の上記映像再生機器の電源配線や映像機器Bに接続するケーブル類を引き出すようにしている。
基台1の下面(外底面)から後面(裏面)の上下略中央部までの範囲には、上記配線引出口4の左右側縁に相当する位置に左右2つの柱部支持部材6,6が取付固定されている。この各柱部支持部材6は、基台1の下面にねじ止めされる横部6aと、基台1後面に取り付けられる縦部6bとからなるL字状に折れ曲がった板状のもので、これら横部6aと縦部6bとの角部には転倒防止部7が一体に設けられている(別体にして取付固定することもできる)。この転倒防止部7は後側に向かって下側に向かうように傾斜しており、映像機器取付家具Aが後側に傾いたときに、転倒防止部7の先端を床面に当接させて突っ張ることで、映像機器取付家具Aが転倒するのを防止するようにしている。
上記各柱部支持部材6の縦部6b及びその上側の基台1後面にはそれぞれ例えば3つずつのねじ孔8,8,…が形成され、これら6つのねじ孔8,8,…は上下方向に等間隔をあけて配置されている。
尚、説明では、柱部11並びに第1及び第2取付部材26A,26Bに関する「前」、「後」、「左」及び「右」とは、それぞれ映像機器Bの「前」、「後」、「左」及び「右」に対応するものとする。
(柱部)
上記柱部11は本発明でいう被取付部を構成しており、その詳細を図4〜図6に拡大して示している。図4(a)は柱部11を後側から見たものであり、図4(b)は柱部11を右側から見たものであり、図5及び図6はそれぞれ水平方向の断面を拡大して示す。この柱部11は上記基台1の柱部支持部材6,6間の間隔と略同じ幅を持つ縦長板状のもので、その左右両側部には柱部11の上下長さ方向の全体に亘り、柱部11を部分的に後側に突出するように矩形状に折り曲げてなる断面コ字状の凹溝部12が形成され、この凹溝部12によって柱部11の強度(特に前後方向の傾倒に対する強度)を高めるようにしている。
柱部11下部における各凹溝部12の底部には6つの取付孔13,13,…が上記基台1側のねじ孔8,8,…に対応するように上下方向に等間隔をあけて貫通形成されており、柱部11を垂直方向に立ててその下部の左右の凹溝部12,12内にそれぞれ基台1の左右の柱部支持部材6,6の縦部6b,6bを嵌合し、6つのねじ14,14,…(図1参照)をそれぞれ柱部11の後側から取付孔13,13,…に挿通して基台1及び柱部支持部材6の縦部6bのねじ孔8,8,…に螺合締結することにより、柱部11が基台1にその後壁の配線引出口4を閉塞した状態で基台1後面から上方に突出するように取付固定されている。尚、基台1後面のねじ孔8,8,…は、柱部支持部材6の縦部6bのねじ孔8,8,…の位置に対し縦部6bの厚さ分だけ前側に位置しているので、これらねじ孔8,8,…に螺合されるねじ14,14,…には、基台1後面と柱部11と間にスペーサ(図示せず)が介在される。
柱部11の上部における左側面には、柱部11の外側に向かって水平左方向に延びる例えば3つのピン部17,17,…が上下方向に等間隔をあけて並んで突設されている。一方、柱部11の右側面にも、柱部11の外側に向かって水平右方向に延びる3つ(左側のピン部17と同数)のピン部17,17,…が上下方向に等間隔をあけて並んでかつ上記左側のピン部17,17,…と同じ高さ位置に対応するように突設されている。この各ピン部17は、図5に示すように、いずれも例えば頭部を有するピン部材を柱部11における凹溝部12の前後方向に延びる外側側壁を貫通させて頭部で溶接することで、柱部11に一体的に固定されている。
また、図4(b)に右側を例示するように、柱部11の左右側面の上下中間部には、上記左右の3つのピン部17,17,…からそれぞれ下方に所定距離離れた位置に第1被締結部をなす例えば3つのねじ孔18,18,…(1つのみ図示する)が形成されている。この各ねじ孔18は、図6に示すように、例えば凹溝12の外側側壁内面において、その外側側壁に形成した貫通孔11a周りにウェルドナット24をそのねじ孔部が同心状となるように溶接固定することで、そのウェルドナット24のねじ孔部で構成されている。各ねじ孔18には、第1締結部材としてのねじ19(図12参照)が各取付部材26A,26Bにおける後述する下側板部38の開口部44を通して螺合締結されるようになっている。
この実施形態では、これら左右のピン部17,17,…及びねじ孔18,18,…のうち、高さ位置が互いに同じとなる左右1対のピン部17,17及びねじ孔18,18を用いて映像機器Bを取り付けるようになっており、それらピン部17,17及びねじ孔18,18は、例えば映像機器Bの高さに応じて選定される。
また、柱部11の上下略中央部の左右中央部には、上下2つの貫通孔からなるねじ挿通孔20,20が開口されている。そして、図1及び図2に示すように、柱部11の前面には、上記基台1上面から最下端の上記ねじ孔18近く(最も高い位置で取り付けられる映像機器Bの下端よりも少し上側)までの範囲に亘り、後側に開放された断面コ字状のカバー部材21が配置され、このカバー部材21後面の左右中央には上下2つのナット部材(図示せず)が上記ねじ挿通孔20,20に対応して設けられており、ねじ22,22(図1参照)を柱部11の後側からねじ挿通孔20,20に挿通させて、カバー部材21のナット部材に螺合締結することで、カバー部材21を柱部11に前側から覆い被さるように取付固定し、このカバー部材21と柱部11との間のスペースに、上記配線引出口4から引き出されて映像機器Bに接続されるケーブル類を収容して前側から隠蔽するようにしている。尚、図5及び図6ではカバー部材21は現れないが、その柱部11に対する前後位置を説明するために仮想線にて示している。
(取付部材)
上記第1及び第2取付部材26A,26Bは左右対称のもので、映像機器Bの後面に左右に並んで取り付けられる。すなわち、図7及び図8に示すように、第1及び第2取付部材26A,26Bは、いずれも前面で映像機器Bの後面に取り付けられる縦長板状の基部27を備えている。この基部27の上下部にはそれぞれ3つずつの取付孔28,28,…が上下に並んだ状態で貫通形成されており、これらに取付ねじ29,29,…(図1参照)を挿通して映像機器B後面に予め設けられているねじ孔(図示せず)に締結することで、各取付部材26A,26Bが映像機器B後面に取付固定されるようになっている。
第1取付部材26Aにおける基部27の左端部及び第2取付部材26Bにおける基部27の右端部には、基部27の上下略中央部の互いに同じ高さ位置に、それぞれ基部27と直角に後側に向いて突出する略矩形板状の上側板部31,31が一体に形成されている。この各上側板部31は、例えば予め基部27と一体に略矩形板状の突出部分を形成しておいて、その突出部分を直角に折り曲げて設けられる。
上記各上側板部31の下部には、取付部材26A,26Bの柱部11への取付時に柱部11のピン部17と係合する係合部32が形成されている。この係合部32は、上側板部31下部の後側寄り部分を上方に向いて略V字状に切り欠くことで、下方に開放された切欠凹部からなる。その切欠凹部の後側面は上下方向に延びているが、前側面は上側に向かって後側に向かうように傾斜していて上記柱部11側のピン部17をガイドするようになっている。係合部32をなす切欠凹部の底部(上端部)には、ピン部17の外径よりも若干広い幅を有する半長孔からなるピン部収容部32aが形成されており、ピン部17は係合部32に対しピン部収容部32aに収容された状態で係合する。
そして、上記柱部11の右側のピン部17と該ピン部17に対応する第1又は第2取付部材26A,26Bにおける係合部32とで右側の揺動掛止機構33が構成され、左側のピン部17と該ピン部17に対応する第2又は第1取付部材26B,26Aにおける係合部32とで左側の揺動掛止機構33が構成されており、これら揺動掛止機構33,33のピン部17,17及び係合部32,32の係合により左右の取付部材26A,26Bを柱部11(被取付部)にピン部17回りに揺動可能に掛け止めるようになっている。
一方、第1及び第2取付部材26A,26Bにおける基部27の下部には、それぞれ互いに同じ高さ位置に、基部27の一部を後側に突出するように断面矩形状に凹陥させてなる左右水平方向に延びる所定深さの凹溝35,35が形成され、この各凹溝35にはL字状プレート部材36が水平左右方向に摺動可能(スライド移動可能)に支持されている。このL字状プレート部材36は、図9に第1取付部材26Aのものを拡大して示すように、凹溝35の溝幅よりも少し狭い幅でかつ溝深さよりも薄い厚さの細長い板材を直角に折り曲げてL字状としたもので、水平左右方向に延びて凹溝35内にスライドするように嵌合された支持部37と、その支持部37の一端(第1取付部材26Aでは左端で第2取付部材26Bでは右端)から後方向に延びる下側板部38とからなる。よって、この下側板部38は、上記上側板部31よりも下側の基部27から後側に突出するように設けられている。また、第1取付部材26Aの下側板部38はその上側板部31と共に基部27の左端部に、また第2取付部材26Bの下側板部38はその上側板部31と共に基部27の右端部にそれぞれ配置され、第1及び第2取付部材26A,26Bの下側板部38,38は、互いに同じ高さ位置に配置されている。
さらに、図7(a)及び図7(b)に示すように、上記基部27における凹溝35の底部には、左右方向(溝長さ方向)に延びる長孔39が形成されている。一方、L字状プレート部材36の支持部37後面(凹溝35の底面に対向する面)方にはナット40(第2被締結部)が一体的に溶接されており、支持部37にこのナット40の厚さを加えることで、支持部37の前面が凹溝35以外の基部27前面(凹溝35の開口面)と面一になるようにしている(図8及び図12参照)。ナット40には、基部27の後側から上記長孔39に挿通されるねじ41(第2締結部材)が螺合されており、このことで、凹溝35の底部がナット40とねじ41の頭部との間に挟まれ、その状態でL字状プレート部材36つまり下側板部38が支持部37において凹溝35に左右方向に摺動可能に支持されている。そして、ねじ41とナット40との締結により、両者の間に凹溝35の底部である基部27が挟持されて、L字状プレート部材36つまり下側板部38が基部27に一体的に取付固定される一方、ねじ41を緩めることで、L字状プレート部材36つまり下側板部38を基部27に対し左右方向に移動可能とし、その長孔39でのねじ41の位置の変更により、L字状プレート部材36の下側板部38が基部27に対して左右方向に位置調整可能とされている。
図8及び図9に示すように、上記各L字状プレート部材36の下側板部38には開口部44が貫通形成されている。この開口部44は、上記上側板部31の係合部32におけるピン部収容部32aつまり該ピン部収容部32aに柱部11のピン部17が係合した状態で該ピン部17の位置を中心として円弧状に延びる長孔からなり、そのピン部17及び係合部32の係合状態で柱部11における所定のねじ孔18(図示例では最上部のもの)と一致するようになっている。そして、上記開口部44、ねじ19及びねじ孔18により、上記揺動掛止機構33よりも下側に位置する固定機構45が構成され、ねじ孔18と一致した開口部44に外側から締結部材としてのねじ19を挿通してねじ孔18に螺合締結することにより、取付部材26A,26Bを柱部11(被取付部)にピン部17回りの揺動が不能となるように固定するとともに、ねじ19の締結を緩めて開口部44でのねじ19の位置の変更により、取付部材26A,26Bの柱部11に対する揺動位置を所定の角度範囲(例えば3°)だけ調整可能とされている。
(映像機器の取付作業)
次に、上記実施形態において、映像機器Bを映像機器取付家具Aに取り付ける作業手順について説明する。まず、映像機器Bの後面に第1及び第2取付部材26A,26Bを取付固定しておく。通常は図10に示すように、映像機器Bの右側に第1取付部材26Aを、また左側に第2取付部材26Bをそれぞれ取り付ける。この各取付部材26A,26Bの取付けでは、取付部材26A,26Bの基部27の取付孔28に取付ねじ29を挿通して映像機器B後面のねじ孔に締結固定すればよく、このことで各取付部材26A,26Bが映像機器Bに取付固定される。
こうして左右の取付部材26A,26Bが取り付けられた映像機器Bを持ち上げ、その両取付部材26A,26Bの上側板部31,31間及び下側板部38,38間に家具Aの柱部11を配置し、図12にも示すように、揺動掛止機構33において、第1取付部材26Aの上側板部31に形成されている下方に開いた係合部32に柱部11における所定高さの右側のピン部17を、また第2取付部材26Bの上側板部31の同様の係合部32に柱部11の左側のピン部17をそれぞれ順に挿入して、各係合部32上端のピン部収容部32aに収容する。このピン部17と係合部32との係合により、映像機器Bは、その上下略中間の位置で左右の取付部材26A,26Bの上側板部31,31を介して柱部11のピン部17,17にそのピン部17の位置を中心として前後回りに揺動可能に掛け止め支持された状態となる。
この掛け止め状態では、映像機器Bの殆どの荷重が両揺動掛止機構33,33のピン部17,17及び係合部32,32を介して柱部11に加わった状態となるが、映像機器Bはその下部が未だ固定されていないので、左右のピン部17,17回りに揺動して角度調整可能であり、各取付部材26A,26Bの下側板部38における円弧状の開口部44は柱部11側面のねじ孔18に一致している。そして、映像機器Bの角度を目的の適正角度に決めた後、その一致した開口部44にねじ19を挿通してねじ孔18に螺合締結する。このことで、映像機器Bはその下部で左右の取付部材26A,26Bの下側板部38を介してねじ19により適正角度に揺動不能に固定される。以上で映像機器Bの家具Aに対する取付固定が終了する。尚、図12は右側から見たもので、第1取付部材26Aと柱部11右側との取付状態を示しており、左側も同様である。
その場合、取付後に映像機器Bの角度を再度調整しようとするときには、上記左右のねじ19,19を緩めて映像機器Bを揺動可能とし、角度調整を行った後にねじ19,19を再締結すればよい。
また、映像機器Bが例えば小型であるときには、図11に示すように、上記とは逆に、映像機器Bの左側に第1取付部材26Aを、また右側に第2取付部材26Bをそれぞれ取り付ける。この状態では、第1取付部材26Aの上側及び下側板部31,38は基部27の左側に位置し、第2取付部材26Bの上側及び下側板部31,38は基部27の右側に位置する。次いで、その第1取付部材26Aの上側板部31の係合部32に柱部11の左側のピン部17を、また第2取付部材26Bの上側板部31の係合部32に柱部11の右側のピン部17をそれぞれ挿入して係合し、以後は上記と同様に、開口部44にねじ19を挿通してねじ孔18に螺合締結すればよい。
このように、第1及び第2取付部材26A,26Bの左右位置を入れ換えれば、柱部11に対する両取付部材26A,26Bの基部27,27間の間隔が大小に変化するので、取り付ける映像機器Bの左右幅が変わっても、バランスよく取り付けることができる。
さらに、上記両取付部材26A,26Bの下側板部38(L字状プレート部材36)の間隔が柱部11の左右幅と大きく異なり、開口部44を挿通してねじ19をねじ孔18に螺合できないときには、その下側板部38を固定しているねじ41をナット40から緩めて下側板部38を左右方向に移動可能とし、その移動により位置調整しながら下側板部38の位置を決定した後にねじ41をナット40に再度締結すればよい。その際、第1及び第2取付部材26A,26Bにおける基部27に凹溝35を形成し、この凹溝35に下側板部38を有するL字状プレート部材36の支持部37を水平左右方向に摺動可能(スライド移動可能)に支持しているので、下側板部38の左右方向のスライド移動よる位置調整を凹溝35の案内によってスムーズに行うことができる。
こうして、各取付部材26A,26Bの基部27に支持されている下側板部38(L字状プレート部材36)は長孔39でのねじ41の締結位置の変更により左右方向に位置調整可能であるので、その移動調整により下側板部38,38間の間隔を変えることで、取付部材26A,26Bと柱部11との間に左右方向の取付誤差があっても、それを吸収してバランスよく取り付けることができ、映像機器Bが取付後に水平左右方向に位置ずれするのを防止することができる。
したがって、この実施形態においては、映像機器Bを家具Aに取り付ける際、左右の取付部材26A,26Bの係合部32,32(揺動掛止機構33の一部)と、柱部11の左右のピン部17,17(揺動掛止機構33の残部)との係合によって映像機器Bを柱部11に掛け止めて支持しておき、次いで、両取付部材26A,26Bの下側板部38,38の開口部44,44にそれぞれねじ19,19を挿通して柱部11の左右のねじ孔18,18に螺合締結するだけでよいので、従来のように、4箇所において凹部にピンを同時に係止させるものに比べて、取付けが容易となるとともに、映像機器Bを任意の角度に調節して取り付けることができる。
また、映像機器Bは、その上部のピン部17,17の位置で柱部11に対し揺動可能に掛け止めて支持され、下部において各固定機構45によって揺動が規制されているので、上記のように、映像機器Bの取付後も固定機構45のねじ41を緩めて映像機器Bの角度調整をすることができ、従来のように映像機器を持ち上げた状態での角度調整が不要となり、取付後の角度調整を容易に行うことができる。
[その他の実施形態]
尚、上記実施形態では、取付部材26A,26Bの下側板部38の開口部44を、円弧状の長孔からなるものとしているが、その他、図14に示すように、ピン部17(係合部32のピン部収容部32a)の位置を中心として円弧状に延びる切欠状のスリットで構成することもできる。このスリットは、上記実施形態の如き円弧状長孔に対しその下側板部38の先端側(後側)を開放した形状のものであり、このスリットからなる開口部44であっても、上記実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
また、上記実施形態では、取付部材26A,26Bの上側板部31に係合部32を、また家具Aの柱部11にピン部17をそれぞれ設けているが、逆に、図13に示すように、家具Aの柱部11にブラケット15を設けて、そのブラケット15に上方に開放された切欠凹部からなる係合部32を、また取付部材26A,26Bの上側板部31に該係合部32と係合して掛け止められるピン部17をそれぞれ設けてもよい。また、上記実施形態では、取付部材26A,26Bの下側板部38に開口部44を、また家具Aの柱部11にねじ孔18及びねじ19をそれぞれ設けているが、逆に、家具Aの柱部11に開口部を、また取付部材26A,26Bの下側板部38にねじ孔及びねじをそれぞれ設けてもよい。いずれの場合でも、上記実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
また、上記実施形態では、各取付部材26A,26Bの下側板部38と柱部11とを締結するためにねじ19及びねじ孔18を設け、各取付部材26A,26Bの基部27とL字状プレート部材36とを締結するためにねじ41及びナット40を用いているが、ねじ19,41以外の締結部材、それらに締結される被締結部を用いることができる。
また、上記実施形態では、下側板部38を有するL字状プレート部材36を基部27とは別体に設けて、下側板部38を基部27に対し摺動可能にしているが、図14に示すように、下側板部38は上側板部31と同様に基部27と一体に、つまり移動不能にしてもよい。しかし、取付部材26A,26Bと柱部11との間に生じている左右方向の取付誤差を吸収できる点では、上記実施形態のように、下側板部38を移動可能とするのが好ましい。
また、上記実施形態では、映像機器Bの上側を柱部11に掛け止めするためのピン部17及び係合部32を有する揺動掛止機構33を左右に2つ設けているが、そのピン部17及び係合部32を映像機器Bの左右中央に設けて、上下軸線回りの左右方向の揺動を所定の機構によって規制するようにしてもよい。
さらに、上記実施形態では、映像機器Bを家具Aに掛け止め支持するようにしているが、本発明では、家具A以外の部分(例えば壁部)に被取付部を設けるようにすることもできる。
本発明は、映像機器の取付けや角度調節の容易化を図ることができる点で、極めて有用で産業上の利用可能性が高い。
図1は、映像機器Bが取り付けられた本発明の実施形態に係る映像機器取付家具を後側から見た背面図である。 図2は同映像機器取付家具を右側から見た右側面図である。 図3は基台の一部を拡大して示す斜視図である。 図4は柱部を拡大して示し、図4(a)は後側から見た背面図、図4(b)は右側から見た右側面図である。 図5は図4(a)のV−V線拡大断面図である。 図6は図4(a)のVI−VI線拡大断面図である。 図7は取付部材を示し、図7(a)は第1取付部材を後側から見た背面図、図7(b)は第2取付部材を後側から見た背面図である。 図8は取付部材を示し、図8(a)は第1取付部材を左側から見た側面図、図8(b)は第2取付部材を右側から見た側面図である。 図9はL字状プレート部材の拡大斜視図である。 図10は、第1取付部材を右側に配置し、第2取付部材を左側に配置して映像機器を映像機器取付家具の柱部に取り付ける状態を示す背面図である。 図11は、第1取付部材を左側に配置し、第2取付部材を右側に配置して映像機器を映像機器取付家具の柱部に取り付ける状態を示す図10相当図である。 図12は図10のXII方向拡大矢視図である。 図13は、他の実施形態を示す図12相当図である。 図14は、さらに他の実施形態を示す図12相当図である。
符号の説明
A 映像機器取付家具
B 映像機器
C 映像機器用取付装置
1 基台
11 柱部(被取付部)
17 ピン部
18 ねじ孔(第1被締結部材)
19 ねじ(第1締結部材)
26A 第1取付部材
26B 第2取付部材
27 基部
31 上側板部
32 係合部
33 揺動掛止機構
36 L字状プレート部材
37 支持部
38 下側板部
39 長孔
40 ナット(第2被締結部)
41 ねじ(第2締結部材)
44 開口部
45 固定機構

Claims (4)

  1. 映像機器の後面に固定される取付部材と、該取付部材が取り付けられる被取付部とを備え、映像機器を取付部材を介して被取付部に取付固定するための映像機器の取付装置であって、
    上記取付部材又は被取付部の一方に設けられ、水平左右方向に延びるピン部と、取付部材又は被取付部の他方に設けられ、上記ピン部に揺動可能に係合する切欠凹部からなる係合部とを有し、上記ピン部及び係合部の係合により取付部材を被取付部にピン部回りに揺動可能に掛け止める揺動掛止機構と、
    上記揺動掛止機構よりも下側において上記取付部材又は被取付部の一方に設けられ、上記ピン部が係合部に係合したときの該ピン部の位置を中心として円弧状に延びる長孔又は切欠状のスリットからなる開口部と、取付部材又は被取付部の他方に設けられ、上記開口部に挿通される第1締結部材及び該第1締結部材が締結される第1被締結部とを有し、第1締結部材の第1被締結部への締結により取付部材を被取付部に揺動不能に固定するとともに、開口部での第1締結部材の位置の変更により、取付部材の被取付部に対する揺動位置を調整可能とされている固定機構と
    を備えたことを特徴とする映像機器の取付装置。
  2. 請求項1の映像機器の取付装置において、
    取付部材は、映像機器の後面に左右に並んで配置される第1及び第2取付部材からなり、
    上記第1及び第2取付部材は、映像機器の後面に前面で取り付けられる板状の基部と、該基部から後側に突出するように設けられ、ピン部又は係合部のいずれか一方を有する上側板部と、該上側板部よりも下側の基部から後側に突出するように設けられ、開口部又は第1締結部材及び第1被締結部のいずれか一方を有する下側板部とを備え、
    上記第1取付部材の上側板部及び下側板部は基部の左端部に配置されている一方、第2取付部材の上側板部及び下側板部は基部の右端部に配置されており、
    上記第1及び第2取付部材の上側板部は互いに同じ高さ位置に配置され、第1及び第2取付部材の下側板部は互いに同じ高さ位置に配置されていることを特徴とする映像機器の取付装置。
  3. 請求項2の映像機器の取付装置において、
    第1及び第2取付部材の基部には、水平左右方向に延びる支持部と、該支持部の一端から前後方向に延びる下側板部とからなるL字状プレート部材が上記支持部において水平左右方向に摺動可能に支持され、
    上記L字状プレート部材の支持部又は基部の一方には左右方向に延びる長孔が形成されている一方、他方には、上記長孔に挿通される第2締結部材と、該第2締結部材を締結させる第2被締結部とが設けられており、
    上記長孔での第2締結部材の位置の変更により、下側板部が基部に対して左右方向に位置調整可能とされていることを特徴とする映像機器の取付装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つの映像機器の取付装置を備えた映像機器取付家具であって、
    基台と、該基台に立設された柱部とからなり、
    上記柱部が被取付部を構成していることを特徴とする映像機器取付家具。
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