JP2010087281A - 機能性デバイスの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】製造時に機能性デバイスの破損等がなく量産性に優れた機能性デバイスの製造方法を提供することにある。
【解決手段】シリコン基板(基板)1の一表面側に形成された機能性薄膜2と、機能性薄膜2の一部とシリコン基板1とを空間的に分離する空洞5とを有する機能性デバイス10の製造方法であって、シリコン基板1の基礎となるシリコンウエハ(ウエハ)3の一表面側に形成した機能性薄膜2にレジストを塗布硬化することでレジスト膜6を形成し、その後、シリコンウエハ3の一部をエッチングすることより複数の空洞5を形成し、続いてシリコンウエハ3に形成された機能性薄膜2上のレジスト膜6に仮固定シート7を貼り付けてから、仮固定シート側7からシリコンウエハ3をダイシングした後、仮固定シート7の剥離、レジスト膜6の除去を行う機能性デバイスの製造方法。
【選択図】 図1

Description

本発明は、機能性薄膜が形成されたウエハをダイシングブレードで切断して複数の機能性デバイスを製造するに際し、量産性に優れた機能性デバイスの製造法に関するものである。
従来から、基板の一表面側に形成された機能性薄膜を備え、機能性薄膜の一部と、基板と、を空間的に分離する空洞が基板に形成された機能性デバイスとして、高周波デバイス、熱型赤外線センサや各種MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)デバイス(例えば、加速度センサ、ジャイロセンサ、超音波センサ、マイクロバルブなど)などが知られている。このような機能性デバイスの製造にあたっては、上述の基板の基礎となるウエハにマイクロマシニング技術などを利用して多数の機能性デバイスの構造を形成してから、その後、ウエハから個々の機能性デバイスに分離している。
ここにおいて、ウエハから個々の機能性デバイスのチップに分離する場合、ダイヤモンド砥粒を結合剤で保持したダイシングブレードを高速回転させながらウエハを格子状に切断するダイシングを行うのが一般的である。機能性デバイスを完全に切断するフルカット時には、切断した後のチップがバラバラにならないように予めウエハにダイシングシートを貼り付け、ダイシングシートを保持したウエハリングをダイシング装置のダイシングステージに真空吸引させてある。また、ダイシング時には、ウエハの切屑を除去するため、また、ダイシングブレードを冷却するために純水を吹き付けることも行われている。しかしながら、ICやLSIなど他の電子デバイスと比較して、機能性薄膜の一部が基板と空間的に分離された機能性デバイスは脆弱であり、ウエハをダイシングする場合、上述のウエハリングをダイシングステージに固定させる真空吸引や、ダイシング時に用いられるダイシングブレード冷却用の純水の圧力等により機能性デバイスに破損が生じる場合もある。そこで、一表面側に機能性薄膜を有する機能性デバイスを多数形成したウエハの他表面側に、ダイシングシートを貼り付けると共に機能性薄膜が形成されたウエハの一表面側にレジストからなる保護層を設けた状態でダイシングし、切断後に上述の保護層を除去する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、このような保護層だけでは、ダイシング時にウエハを十分に保護できない場合には、複数の機能性デバイスが形成されたウエハ上にレジスト膜を形成した後、このレジスト膜上に保護シートを設け、ウエハ切断後にレジスト膜を溶解することにより保護シートを除去する技術が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2004−186255号公報 特開2005−197436号公報
ところで、上記特許文献1および特許文献2に開示された機能性デバイスの製造方法では、基板の一表面側に形成された機能性薄膜の一部と基板とを空間的に分離する空洞が形成された機能性デバイス上にレジスト膜を形成する場合、レジストをスピンコート等によりウエハ上に塗布した後、熱硬化させレジスト膜を形成する必要があるが、熱硬化時にはレジスト膜の膨張収縮が生じて機能性薄膜に応力がかかり、機能性薄膜が破壊される恐れがあった。
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、製造時に機能性デバイスの破損等がなく量産性に優れた機能性デバイスの製造方法を提供することにある。
請求項1の発明は、基板と、該基板の一表面側に形成された機能性薄膜とを備え、該機能性薄膜の一部と前記基板とを空間的に分離する空洞が前記基板に形成されてなる機能性デバイスの製造方法であって、前記基板の基礎となるウエハの一表面側に形成した前記機能性薄膜にレジストを塗布し硬化することでレジスト膜を形成するレジスト膜形成工程と、前記ウエハの一部をエッチングすることにより、該ウエハに複数の前記空洞を形成する空洞形成工程と、前記ウエハに形成された前記機能性薄膜上の前記レジスト膜に仮固定シートを貼り付ける仮固定シート貼付工程と、該仮固定シート貼付工程後、前記仮固定シート側から該仮固定シート、前記レジスト膜および前記ウエハを切断することにより、チップ化された機能性デバイスを形成するダイシング工程と、切断された複数の前記仮固定シートをそれぞれ前記チップ化された機能性デバイスから剥離する仮固定シート剥離工程と、
該仮固定シート剥離工程の後、前記チップ化された機能性デバイスから前記レジスト膜を除去するレジスト膜除去工程と、を有することを特徴とする。
この発明によれば、機能性薄膜が形成されたウエハ上にレジストを塗布し硬化させることでレジスト膜を形成した後で、機能性デバイスの空洞をウエハに形成しているので、レジスト膜形成時に機能性薄膜が破損することを防止でき、また、このレジスト膜が形成されたウエハ上に仮固定シートを設けてから、ダイシング工程を行うので、ダイシング時に機能性デバイスの破損等がない量産性に優れた機能性デバイスの製造方法を提供することができる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記レジスト膜除去工程の後に、ドライ処理により前記機能性デバイスの表面に存在する有機物を除去する有機物除去工程を設けたことを特徴とする。
この発明によれば、機能性デバイスに付着した不要な有機物を除去することで性能を向上させた機能性デバイスを製造することができる。
請求項3の発明は、請求項1記載の発明において、前記機能性デバイスが前記機能性薄膜の厚み方向に貫設され前記空洞に連通するスリットを有するものであり、前記レジスト膜除去工程の後に、ドライ処理により前記機能性デバイスのスリットもしくは空洞の内側面の少なくとも一方に存在する有機物を除去する有機物除去工程を設けたことを特徴とする。
この発明によれば、機能性デバイスのスリットもしくは空洞の内側面の少なくとも一方に付着した不要な有機物を除去することで性能を向上させた機能性デバイスを製造することができる。
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3記載の発明において、前記仮固定シート剥離工程では、切断された複数の前記仮固定シートに剥離部材を固定し、該剥離部材ごと前記機能性薄膜から前記仮固定シートを剥離することを特徴とする。
この発明によれば、剥離部材を用いて複数に切断された仮固定シートを一度に各機能性デバイスから剥離することができ、低コストに量産性良く機能性デバイスを製造することができる。
請求項5の発明は、請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の発明において、前記仮固定シートとして、加熱により接着力が低下する加熱剥離型粘着シートを用いることを特徴とする。
この発明によれば、仮固定シートを加熱することにより接着力が低下するので、機能性薄膜を破壊することなく機能性デバイスを歩留まりよく製造することができる。
請求項6の発明は、請求項5の発明において、仮固定シート剥離工程では、仮固定シートの全面に均一に圧力を加えながら均一に加熱して仮固定シートを機能性デバイスから剥離する機能性デバイスの製造方法である。
この発明によれば、仮固定シートに均一に圧力と熱を加えるため、複数に切断された全ての仮固定シートを、確実に剥離することができるから、機能性薄膜を破壊することもなく量産性良く機能性デバイスを製造することができる。
請求項1の発明では、機能性薄膜の一部が基板から空間的に分離されて形成された機能性デバイスにおいて、製造時に機能性デバイスが破損されることなく量産性に優れた機能性デバイスの製造方法が提供できるという顕著な効果を奏する。
(実施形態1)
本実施形態では機能性デバイスとして赤外線アレイセンサを図2で、その赤外線アレイセンサを構成する熱型赤外線センサを図3で説明し、赤外線アレイセンサの製造方法を図1に基づいて説明する。
図2の赤外線アレイセンサ32は、赤外線イメージセンサなどに用いられるものであり、図2(a)には、m×n個(図示例では、2×2個)の熱型赤外線センサとしての熱型赤外線検出部30が2次元アレイ状に配置されている。なお、図2(b)では、熱型赤外線検出部30における熱電対型のセンシングエレメント(感温部)20を構成するサーモパイルを当該サーモパイルの熱起電力に対応する電圧源として等価回路を示してある。
この赤外線アレイセンサ32を構成する熱型赤外線センサとしての熱型赤外線検出部30は、図3(b)に示すように、基板であるシリコン基板1の一表面側に形成されたシリコン酸化膜11と、このシリコン酸化膜11上に形成されたシリコン窒化膜12と、シリコン窒化膜12上に形成されたセンシングエレメント20と、シリコン窒化膜12の表面側でセンシングエレメント20を覆うように形成された層間絶縁膜17と、層間絶縁膜17上に形成されたパッシベーション膜19との積層構造をパターニングすることで機能性薄膜2を形成してある。ここにおいて、シリコン基板1には、その厚み方向に貫通する空洞5が設けられており、機能性薄膜2の一部はその空洞5によってシリコン基板1と空間的に分離している。また、スリット4が機能性薄膜2の厚み方向に空洞5と連通するように貫設されている。機能性薄膜2のうちシリコン基板1から空間的に分離された部分が赤外線を吸収する赤外線吸収部21となる。なお、シリコン基板1に設けられた空洞5は、機能性薄膜2をシリコン基板1から熱的に分離させ熱型赤外線検出部30の感度を向上させるものであり、シリコン基板1を厚み方向に貫通したものだけに限られず、機能性薄膜2をシリコン基板1と空間的に分離できるものであれば、シリコン基板1の上記一表面側に形成した窪みでもよい。さらに、機能性薄膜2に設けられたスリット4は、各センシングエレメント20を熱的に分離させセンシングエレメント20の感度を向上させるために好適に設けられたものである。
熱型赤外線検出部30は、層間絶縁膜17をBPSG(Boro-PhosphoSilicate Glass)膜により構成するとともに、パッシベーション膜19をPSG(Phospho SilicateGlass)膜と当該PSG膜上のNSG(Non-doped Silicate Glass)膜との積層膜により構成してあり、層間絶縁膜17とパッシベーション膜19との積層膜が赤外線吸収膜22を兼ねている。ここで、赤外線吸収膜22の屈折率をn、検出対象の赤外線の中心波長をλとするとき、赤外線吸収膜22の厚さtをλ/4nに設定すると、検出対象の波長(例えば、8〜12μm)の赤外線の吸収効率を高めることができ高感度化を図ることができる。例えば、n=1.4、λ=10μmである場合にはt≒1.8μmとすればよく、層間絶縁膜17の膜厚を0.8μm、PSG膜の膜厚を0.5μm、NSG膜の膜厚を0.5μmとしてある。なお、パッシベーション膜19は、PSG膜とNSG膜の積層膜に限らず、例えば、シリコン窒化膜で形成することもできる。
上述のサーモパイルからなるセンシングエレメント20は、図3(a)のように赤外線吸収部21とシリコン基板1とに跨って形成されたp型ポリシリコン層15、n型ポリシリコン層13、および赤外線吸収部21の赤外線入射面側でp形ポリシリコン層15とn形ポリシリコン層13とを電気的に接合した金属材料(例えば、Al−Siなど)からなる接続部23で構成される。ここで、センシングエレメント20は、シリコン基板1の一表面側で互いに隣り合う熱電対のp型ポリシリコン層15の他端部とn型ポリシリコン層13の他端部とが金属材料(例えば、Al−Siなど)からなる配線18により接合され4個直列接続されている。センシングエレメント20を構成するサーモパイルは、n型ポリシリコン層13の一端部とp型ポリシリコン層15の一端部と接続部23とで赤外線吸収部21側の温接点を構成し、p型ポリシリコン層15の他端部とn型ポリシリコン層13の他端部と配線18とでシリコン基板1側の冷接点を構成している。なお、金属材料で形成された接続部23は、n型ポリシリコン層13およびp型ポリシリコン層15に対して、層間絶縁膜17に形成したコンタクトホール25を通してそれぞれ、電気的に接続させてある。さらに、本実施態様では赤外線吸収部21の赤外線入射面側に、n型ポリシリコン層13およびp型ポリシリコン層15のパターニング時に電気的に接続されていないn型補償ポリシリコン層14およびp型補償ポリシリコン層16を残している。このようなn型補償ポリシリコン層14やp型補償ポリシリコン層16は機能性薄膜2の応力バランスの均一性を高め、機能性薄膜2の薄膜化を図りながらも反りを防止し熱型赤外線センサの感度を向上させることができるため好適に設けることもできる。こうして積層された機能性薄膜2の厚みはシリコン基板1の厚みと比較して十分薄い。
本実施形態の赤外線アレイセンサ32は、図2(a)のように各センシングエレメント20それぞれの一端が各別に接続された複数(図示例では、4つ)の出力用パッド24(Vout−1、Vout−2、Vout−3、Vout−4)と、各列の複数(図示例では、2つ)の熱型赤外線検出部30のセンシングエレメント20の他端が共通接続された1個の基準バイアス用パッド26(Vref)とを備えており、全ての熱型赤外線検出部30の出力を時系列的に読み出すことができるようになっている。なお、サーモパイルからなるセンシングエレメント20は、一端が垂直読み出し線27を介してそれぞれ出力用パッド24、と電気的に接続され、他端が基準バイアス用パッド26に接続された共通基準バイアス線29に基準バイアス線28を介して電気的と接続されている。ここで、例えば、基準バイアス用パッド26(Vref)の電位を1.65Vとしておけば、出力用パッド24(Vout−1、Vout−2、Vout−3、Vout−4)からは各熱型赤外線検出部30を画素Aの出力電圧(1.65V+センシングエレメント20の出力電圧)として読み出すことができる。
以下、上述の赤外線アレイセンサ32からなる機能性デバイス10の製造方法について、図1および図4に基づき説明する。
まず、基板たるシリコン基板1の基礎となるウエハたるシリコウエハ3の一表面側に上述の機能性薄膜2を形成する。続いて、フォトリソグラフィ技術およびエッチング技術によりシリコンウエハ3に形成された機能性薄膜2の厚み方向に貫通するスリット4を複数形成する。
次に、シリコンウエハ3の一表面上にレジストを塗布し、レジストを熱により硬化させることで、シリコンウエハ3の機能性薄膜2上に均一な膜厚のレジスト膜6を形成するレジスト膜形成工程を行う(図1(a))。
続いて、シリコンウエハ3の他表面側から空洞5に対応する部位をエッチングすることでスリット4に連通する空洞5を形成する空洞形成工程を行う(図1(b))。この空洞形成工程では、フォトリソグラフィ技術およびDRIE(Deep Reactive Ion Etching)技術を利用して、スリット4と連通するまでシリコンウエハ3において空洞5に対応する部位をエッチングする。なお、シリコンウエハ3の上記一表面側にはレジスト膜6が形成されているだけであるため、エッチング時のシリコンウエハ3の温度上昇等によりシリコンウエハ3が破損したり汚染されることなく空洞5を形成することができる。
続いて、機能性薄膜2が形成されたシリコンウエハ3の上記一表面側にレジスト膜6を介して仮固定シート7(図4参照)を貼り付ける仮固定シート貼付工程を行う(図1(c))。
なお、本実施形態ではレジスト膜形成工程後に、空洞形成工程、仮固定シート貼付工程を順に行っているが、レジストを塗布後、仮固定シート7をレジストの接着力を利用してレジスト上に貼付けレジストを熱硬化することでレジスト膜形成工程と仮固定シート貼付工程とを同時に行い、その後仮固定シートに予め設けた開口部を通してシリコンウエハ3に空洞5を形成する空洞形成工程とすることもできる。
本実施形態では、仮固定シート7として、厚さが1〜500μm程度のプラスティックやポリエステルなどの基材上に粘着剤が塗布されたシートを好適に用いている。なお、仮固定シート7は、シリコンウエハ3のダイシング時に切断応力や冷却洗浄によって生じる応力からレジスト膜6と共に機能性薄膜2等が保護可能なものであり、シリコンウエハ3の切断を邪魔することがないものが好ましい。
そこで、仮固定シート7としては、紫外線を照射することにより接着力が低下する紫外線剥離型粘着シート、水溶液に浸すことで接着力が低下する水溶性剥離型粘着シートあるいは、加熱により接着力が低下する加熱剥離型粘着シートを好適に用いることができる。量産性に鑑み短時間で接着力を低下させることを考慮すると、水溶性剥離型粘着シートよりも加熱剥離型粘着シート又は紫外線剥離型粘着シートの方が好ましい。また、処理後の接着力を考慮すると、紫外線剥離型粘着シートに比べて加熱剥離型粘着シートの方が残留接着力が少なく、弱い力で剥離しやすい観点でより好ましい。加熱剥離型粘着シートとしては、熱膨張性微粒子が含有された粘着剤(例えば、ゴム系粘着剤、アクリル系粘着剤、ビニルアルキルエーテル系粘着剤、シリコーン系粘着剤、ポリエステル系粘着剤、ポリアミド系粘着剤、ウレタン系粘着剤、フッ素系粘着剤など)がポリエステルなどの基材に塗布されたものを用いることができる。熱膨張性微粒子としてはイソブダン、プロパン、ペンタンなどの加熱により容易にガス化して膨張する物質を、弾性を有する殻に内包させたマイクロカプセルなどが挙げられる。
なお、シリコンウエハ3の上記一表面側に仮固定シート7を貼り付けるにあたっては、シリコンウエハ3の上記一表面側に仮固定シート7を配置し、ゴムローラ、ヘラ、プレスやそれらの組み合わせによって適宜貼合わせればよい。また、本実施形態では、仮固定シート7としてシート状のものを用いているが、テープ状のものを用いて、Roll to Roll方式で複数のシリコンウエハ3に連続的に貼り付けるようにしてもよい。
上述の仮固定シート貼付工程の後、シリコンウエハ3において機能性薄膜2が形成されている上記一表面側とは反対の他表面側にダイシングシート8(図4参照)を貼り付けるダイシングシート貼付工程を行う。その後、シリコンウエハ3の機能性薄膜2が形成されていないシリコンウエハ3の上記他表面側とフラットリング(図示せず)とをダイシングシート8によって通常の方法で貼り付けウエハマウントを行う。その後、ダイシングシート8側を上記フラットリングごとダイシング装置(図示せず)のダイシングステージ上に真空吸引して固定する。
なお、シリコンウエハ3の機能性薄膜2はレジスト膜6で既に保護されていることから、シリコンウエハ3の上記他表面側にダイシングシート8を先に貼り付けた後、シリコンウエハ3の一表面側であるレジスト膜6上に仮固定シート7を貼り合わせてもよい。
次に、シリコンウエハ3における仮固定シート7側から回転させたダイシングブレードを当て、シリコンウエハ3上のストリート(図示せず)に沿って仮固定シート7およびレジスト膜6ごとシリコンウエハ3を切断するダイシング工程(図1(d))を行う。ダイシングシート8上に切断された各機能性デバイス10の機能性薄膜2上のレジスト膜6に仮固定シート7が接着した状態で、ダイシング溝9により各機能性デバイス10が分離されチップ化させる。
シリコンウエハ3のダイシング時には、厚さ数十μmのダイシングブレードを3000〜4000rpm程度に高速回転させると共に、ダイシングブレードの冷却並びに切削屑を除去する目的で洗浄用に純水を吹き付けるようにしている。切断後、ダイシング装置からフラットリングに固定されたダイシングシート8ごとフルカットされた機能性デバイス10を取り出す。なお、上述の例ではダイシング時にシリコンウエハ3をフルカットしているが、機能性デバイス10の材質や構造によってはハーフカットで十分な場合もある。
次に、仮固定シート7を剥離する仮固定シート剥離工程を行う。この工程では、ダイシングにより複数に切断された仮固定シート7を各機能性デバイス10の機能性薄膜2側から取り除くため、ダイシングシート8が貼られたフラットリングごと、仮固定シート7の特性に応じて紫外線照射処理、水溶液への投入処理、加熱処理等を行うことで切断された仮固定シート7を剥離することが可能となる。
ここで、仮固定シート7として加熱剥離型粘着シートを用いた場合は、個々に切断された仮固定シート7を熱風乾燥器、ホットプレート、近赤外線ランプなどにより加熱して剥離することができる。好適には、熱伝導性に優れた金属板にヒーターが内蔵されたプレートを剥離部材として用い、切断された仮固定シート7を剥離部材に押し付け均一に圧力を加えながら、所定の加熱温度(例えば、120℃)で所定加熱時間(例えば、1分間)均一に加熱を行う。これにより、加熱剥離型粘着シートの粘着剤中に含有された熱膨張性微粒子が大きく膨らむことにより粘着剤層表面に微小な凹凸が生じ、仮固定シート7と接着しているシリコンウエハ3上のレジスト膜6が面で接着した比較的強固な接着から点での接着へと変化する。仮固定シート7の接着面積が減少し粘着力を大きく低下させることができる。その後、仮固定シート7を剥離部材に設けられた細孔から吸引固定し、シリコンウエハ3上のレジスト膜6側から剥離部材ごと持ち上げることで機能性デバイス10を破壊することなく比較的簡単に仮固定シート7を剥離することができる。
引き続き、仮固定シート7が剥離した機能性デバイス10からレジスト膜6を除去するレジスト膜除去工程を行う。レジスト膜除去工程では、例えばレジスト膜6にOプラズマなどによるアッシング処理を行ってから、有機溶剤などにより残りのレジスト膜6を除去すればよい。レジスト6の特性に応じてウエットエッチングやドライエッチングにより機能性デバイス10からレジスト膜を適宜除去することができる。
上述のレジスト膜除去工程後に、機能性デバイス10の表面に付着した有機物を除去する有機物除去工程を行う。機能性デバイス10が機能性薄膜2の厚み方向に貫設され空洞5に連通するスリット4を有するものの場合は、各スリット4もしくは空洞5の内側面の少なくとも一方に付着した有機物を除去する有機物除去工程を好適に行う。これはレジスト膜6を剥離した機能性デバイス10の表面をさらにドライ処理することで、機能性デバイス10の性能をさらに向上させるものである。この有機物除去工程としては、紫外線や高周波マイクロ波を酸素ガスに照射させ生成したオゾンを用いること等により不要な有機物を除去することが挙げられる。
このような一例として用いられる紫外線オゾン(UVオゾン)洗浄法は、短波長紫外線を利用した感光プロセスで、不要な有機物は短波長の紫外線を吸収することにより分解される。酸素分子に184.9nmの紫外線を照射させるとオゾンとなり、オゾンに253.7nmの波長の紫外線を照射させると分解され、同時に活性酸素を生成する。253.7nmの紫外線のほとんどがハイドロカーボンとオゾンによって吸収される。この有機物分子の分解による生成物は活性酸素と反応し、揮発性分子となって機能性デバイス10から脱離することになる。184.9nmと253.7nmの両波長が存在するときは酸素元素が発生し続けオゾンとなり分解されることになる。
より具体的には、仮固定シート7およびレジスト膜6が除去された機能性デバイス10に対して上述のドライ処理を行うことで機能性デバイス10の表面にあるスリット4内やシリコン基板1に設けられた空洞5に付着した不要な有機物を分解表面脱離により除去することが可能となる。このようなUVオゾン洗浄法として、UVオゾン洗浄用の密閉処理装置に185nmと254nmとを発光する低圧水銀ランプを好適に用いることができる。密閉処理装置内には酸素(O2ガス)を、1〜20L/min(例えば、5L/min)で流しつつ排気し常圧に維持する。また、UVオゾン洗浄用の密閉処理装置内は室温から350℃(例えば、150℃)に設定することが好ましく、処理時間は1〜120minの範囲で適宜設定すればよい。
なお、機能性デバイス10にさらにアッシング処理を施すこともできる。この場合、アッシング装置(図示せず)のチャンバ内のウエハホルダに機能性デバイス10を配置した後、アッシングの条件として、チャンバ内に酸素を標準状態で1〜1000cc/min(sccm)(例えば2cc/min(sccm))流しつつ排気し、チャンバ内の圧力を13〜266Pa(例えば、104Pa)とする。ウエハホルダの温度を室温〜250℃(例えば180℃)に安定させた上で、RFパワーを100〜1KW(例えば、450W)、1〜120分(例えば、60分)供給することでアッシング処理を行うことができる。
その後、ダイシングシート8上からチップボンダ等を用いてダイシングされたチップを剥離等して個々の機能性デバイス10として利用することができる(図1(e))。
このような方法により製造された機能性デバイス10である赤外線アレイセンサ32は、それぞれ機能性薄膜2の損傷もない高感度の赤外線アレイセンサ32を量産性よく製造することができる。
なお、上述のレジスト膜形成工程において、機能性薄膜2の厚み方向に貫通するスリット4を形成するために用いるレジストマスクをレジスト膜6と利用してもよいし、上述のレジストマスクの上にさらに、別途レジストを塗布硬化させることでレジスト膜6を形成してもよい。
また、上述の空洞形成工程において、シリコンウエハ3の上記他表面側から機能性薄膜2が露出するまでDRIE法でエッチングさせたものばかりでなく、機能性薄膜2を貫通する上述のスリット4をエッチング液導入孔として利用し、シリコンウエハ3の上記一表面側からエッチング液(例えば、アルカリ系溶液であるTMAH(水酸化テトラメチルアンモニウム)水溶液やKOH(水酸化カリウム)水溶液など)を入れシリコンウエハ3を異方性エッチングすることによりシリコン基板1表面に設けられた窪みとなる空洞5を形成することもできる。
なお、本実施形態では、機能性デバイス10として、赤外線アレイセンサ32を例示したが、この他、1軸加速度センサ、2軸加速度センサ、3軸加速度センサ、ジャイロセンサ、圧力センサ、マイクロアクチュエータ、マイクロホン、超音波センサなどにも利用できる。
以下、上述で製造された赤外線アレイセンサ32を用いた半導体装置として赤外線センサモジュールについて、図5および図6に基づいて説明し、赤外線センサモジュールの製造方法を図7に基づいて説明する。
赤外線センサモジュールを構成するために図5には、赤外線アレイセンサ32と、この赤外線アレイセンサ32と別途形成され協働する信号処理ICチップ33と、をそれぞれ接着層37(例えばガラスやAuSi、半田が挙げられる。有機物であればエポキシ樹脂を好適に用いることができるが、無機物を用いることがより好ましい。)を介して、一面開口した金属パッケージ基体36の内底面に固定してある。上述の赤外線アレイセンサ32は、熱型赤外線検出部30を4個持っているため、赤外線アレイセンサ32の一方の辺側にそれぞれの熱型赤外線検出部30のための各出力用パッド24と基準バイアス用パッド26とを設けており、他方、赤外線アレイセンサ32の各出力用パッド24と対向するように、信号処理用ICチップ33に設けた各入力用パッド31を配置してある。赤外線アレイセンサ32の各出力バッド24、基準バイアス用バッド26と、信号処理用ICチップ33の各入力用バッド31はワイヤ35(例えば、金線やアルミニウム線)により個別にワイヤボンディングを行っている。これにより、ワイヤ35の配線長を短くすることができ、外来ノイズの影響を受け難く高品質の赤外線センサモジュール40を構成することができる。
信号処理用ICチップ33は、図6のごとく赤外線アレイセンサ32の各出力用パッド24(Vout-1、Vout-2、Vout-3、Vout-4)および基準バイアス用パッド26(Vref)からの出力電力を信号処理用ICチップ33側の各入力用パッド31(Vin-1、Vin-2、Vin-3、Vin-4)で受けマルチプレクサ(MUX)および増幅回路(AMP)により選択的に順次信号を抽出し増幅処理できるように構成してある。
以下、本願発明の機能性デバイス10である赤外線アレイセンサ32を用いた赤外線センサモジュール40の製造方法について図7を用いて説明する。
パッケージ基体36上に赤外線アレイセンサ32と、信号処理用ICチップ33とを接着層37を介して固定させ、赤外線アレイセンサ32と、信号処理用ICチップ33とをワイヤ35によりワイヤボンディングして電気的に接続する(図7(a))。
次に、少なくともパッケージ基体36は、有機物除去工程によって機能デバイスである赤外線アレイセンサ32と同時に有機物を除去してある(図7(b))。なお、信号処理用ICチップ33は、赤外線アレイセンサ32やパッケージ基体36と同時に有機物除去工程によって不要な有機物を除去してもよいし、別途有機物を除去してもよい。
このような有機物除去工程としてのアッシング処理は、パッケージ基体36内に配置された赤外線アレイセンサ32や信号処理用ICチップ33などの大きさ、数、使用材料によって随時適用することができるが、例えば光励起アッシングとしてオゾンアッシング装置やプラズマアッシング装置を利用することができる。
次に、アッシング処理されたパッケージ基体36の上面をキャップ39で封止して赤外線センサモジュール40を構成するため、パッケージ基体36の淵に封止接着層38としてガラスを用いてシリコンからなるキャップ39と接着硬化してある(図7(c))。
このような、封止に用いられる封止接着層38はガラスに代え所望に応じてAuSi、半田、有機系ならばエポキシ樹脂などを利用することもできる。なお、キャップ39とパッケージ基体36とは予め上述の有機物除去工程と同様にして処理しておいてもよい。アッシング処理後に、キャップ39で封止するに際し、真空処理装置内でアッシング時に流した酸素を止め、パッケージ基体36の内部が汚染されないように真空密封或いは、アッシング時に流した酸素の代わりに各機能性デバイス10等に曝しても実質的に影響のないガス(例えば、Arガスなどの不活性ガスや窒素ガス(N))等を加圧状態でパッケージ基体36とキャップ39とを封止することにより揚圧(大気圧より高く)封止させることもできる。揚圧することにより気密封止されたパッケージ基体36は大気からのガス流入がなく高信頼の赤外線センサモジュール40が実現できる。
ここでは赤外線アレイセンサ32を用いているため、キャップ39の材料としては赤外線が透過可能なシリコン材料が好適に用いられる。なお、パッケージ基体36内に配置される機能性デバイス10として赤外線アレイセンサ32の代わりに可視光センサを用いる場合にはキャップ39としてガラス材料を、他の機能性デバイス10では金属など機能性デバイス10の特性を阻害しない材料を種々好適に利用できることはいうまでもない。
こうして形成された赤外線センサモジュール40を駆動させる場合、例えば、基準電圧として1.65Vを印加させると、赤外線アレイセンサ32の出力用パッド24側には個々の熱型赤外線センサに生じた電圧が基準電圧に加えてそれぞれ出力される。出力された信号を信号処理用ICチップ33にて熱型赤外線センサごとに順次切り替えると共に増幅回路(AMP)にて増幅することで、赤外線アレイセンサ32の出力を得ることができる。こうして量産性良く形成された赤外線アレイセンサ32を用いて赤外線センサモジュール40を形成することができる。
実施形態1で示した機能性デバイスの製造方法の概略工程断面図である。 同上で示した機能性デバイスとしての赤外線アレイセンサを示し、(a)は概略平面図、(b)は等価回路図である。 同上で示した赤外線アレイセンサの一部を構成する熱型赤外線センサを示し、(a)は概略平面図であり、(b)は(a)のA−A’概略断面図である。 同上の製造方法の説明図である。 同上で示した赤外線アレイセンサを搭載した赤外線センサモジュールの概略平面図である。 同上の赤外線センサモジュールの機能説明図である。 同上の赤外線センサモジュールの製造方法を説明するための主要工程断面図である。
符号の説明
1 シリコン基板(基板)
2 機能性薄膜
3 シリコンウエハ(ウエハ)
4 スリット
5 空洞
6 レジスト膜
7 仮固定シート
8 ダイシングシート
10 機能性デバイス

Claims (6)

  1. 基板と、該基板の一表面側に形成された機能性薄膜とを備え、該機能性薄膜の一部と前記基板とを空間的に分離する空洞が前記基板に形成されてなる機能性デバイスの製造方法であって、
    前記基板の基礎となるウエハの一表面側に形成した前記機能性薄膜にレジストを塗布し硬化することでレジスト膜を形成するレジスト膜形成工程と、
    前記ウエハの一部をエッチングすることにより、該ウエハに複数の前記空洞を形成する空洞形成工程と、
    前記ウエハに形成された前記機能性薄膜上の前記レジスト膜に仮固定シートを貼り付ける仮固定シート貼付工程と、
    該仮固定シート貼付工程後、前記仮固定シート側から該仮固定シート、前記レジスト膜および前記ウエハを切断することにより、チップ化された機能性デバイスを形成するダイシング工程と、
    切断された複数の前記仮固定シートをそれぞれ前記チップ化された機能性デバイスから剥離する仮固定シート剥離工程と、
    該仮固定シート剥離工程の後、前記チップ化された機能性デバイスから前記レジスト膜を除去するレジスト膜除去工程と、を有することを特徴とする機能性デバイスの製造方法。
  2. 前記レジスト膜除去工程の後に、ドライ処理により前記機能性デバイスの表面に存在する有機物を除去する有機物除去工程を設けたことを特徴とする請求項1に記載の機能性デバイスの製造方法。
  3. 前記機能性デバイスが前記機能性薄膜の厚み方向に貫設され前記空洞に連通するスリットを有するものであり、ドライ処理により前記機能性デバイスのスリットもしくは空洞の内側面の少なくとも一方に存在する有機物を除去する有機物除去工程を設けたことを特徴とする請求項1に記載の機能性デバイスの製造方法。
  4. 前記仮固定シート剥離工程では、切断された複数の前記仮固定シートに剥離部材を固定し、該剥離部材ごと前記機能性薄膜から前記仮固定シートを剥離することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の機能性デバイスの製造方法。
  5. 前記仮固定シートとして、加熱により接着力が低下する加熱剥離型粘着シートを用いることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の機能性デバイスの製造方法。
  6. 前記仮固定シート剥離工程では、前記仮固定シートの全面に均一に圧力を加えながら均一に加熱して前記仮固定シートを前記機能性デバイスから剥離することを特徴とする請求項5記載の機能性デバイスの製造方法。
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