JP2010085609A - 共焦点顕微鏡 - Google Patents

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Abstract

【課題】ピンホールから射出される光を確実に検出する。
【解決手段】対物レンズ19により、光源14から射出される照明光が試料12に集光され、集光レンズ21により、試料12からの観察光が結像される。光分離部材22は、試料12の集光点と略共役な位置に配置され、観察光を2つの光束に分離して、一側面に設けられている反射膜22dに形成されているピンホール22aおよび22bから射出する。ファイバ23aおよび23bは、光分離部材22のピンホール22aおよび22bから射出される光束を、それらの光束を検出する光検出器24aおよび24bにそれぞれ伝達する。本発明は、例えば、共焦点顕微鏡に適用できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、共焦点顕微鏡に関し、特に、ピンホールから射出される光を確実に検出することができるようにした共焦点顕微鏡に関する。
従来、共焦点顕微鏡では、生体標本などの試料に照明光を集光させるとともに、その照明光が集光するスポット(集光部)を走査させ、スポットから射出する光束を共焦点絞り面に集光させて、その共焦点絞りを通過した光束の光量を光検出器で検出することにより、その試料の二次元の画像が取得される。
また、共焦点顕微鏡は、共焦点面にピンホール部材を配置し、そのピンホール(開口)内に集光する光のみを通過させることで、試料の特定の高さから射出した光のみが光検出器に入射し、その高さ以外の部分から射出した光がカットされるよう構成されている。これにより、共焦点顕微鏡では、試料の特定の高さに位置する薄い層にのみ限定(セクショニング)された画像を取得することができる。
そして、共焦点顕微鏡では、ピンホール部材の開口径を変更することにより、セクショニング分解能(観察対象となる層の厚み)が変更され、開口径を大きくするとセクショニング分解能を低くすることができ、開口径を小さくするとセクショニング分解能を高くすることができる。
また、例えば、特許文献1に開示されている共焦点顕微鏡では、試料から射出する観察光を分離させて、開口径が異なる複数のピンホールをそれぞれ通過させ、それぞれの光を光検出器で検出することにより、セクショニング分解能の異なる複数の画像が取得される。そして、それらのセクショニング分解能の異なる複数の画像に基づいて、それらの画像とはセクショニング分解能の異なる画像が作成される。
特開2005−274591号公報
ところで、特許文献1に開示されている共焦点顕微鏡では、複数のピンホールどうしの間隔が狭い場合、例えば、光検出器を設置することが難しくなるため、ピンホールから射出される光の検出が困難になることがあった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、ピンホールから射出される光を確実に検出することができるようにするものである。
本発明の共焦点顕微鏡は、光源から射出される照明光を試料に集光する照明光学系と、前記試料からの観察光を結像する結像光学系と、前記結像光学系に関し前記試料の集光点と略共役な位置に配置され、前記観察光を複数の光束に分離して、一側面に形成されている複数のピンホールから射出させる光分離部材と、前記複数のピンホールから射出された前記複数の光束をそれぞれ検出する検出手段と、前記複数の光束をそれぞれ前記検出手段に伝達する光伝達手段とを備えることを特徴とする。
本発明の共焦点顕微鏡においては、照明光学系により、光源から射出される照明光が試料に集光され、結像光学系により、試料からの観察光が結像される。また、結像光学系に関し試料の集光点と略共役な位置に配置される光分離部材により、観察光が複数の光束に分離されて、光分離部材の一側面に形成されている複数のピンホールから射出される。そして、複数のピンホールから射出された光束がそれぞれ光伝達手段により検出手段に伝達され、検出される。
本発明の共焦点顕微鏡によれば、ピンホールから射出される光を確実に検出することができる。
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明を適用した共焦点顕微鏡の一実施の形態の構成例を示すブロック図である。
図1において、共焦点顕微鏡11では、観察の対象となる試料12がステージ13に載置されており、試料12に励起光を照射することにより試料12に含まれている蛍光成分が励起され、試料12から発せられる蛍光(観察光)を検出することで、試料12の画像データが取得される。
光源14から射出される光束は、照明用レンズ15により平行光とされ、励起フィルタ16によりフィルタリングされることによって試料12に含まれている蛍光色素を励起する波長領域の励起光となり、ダイクロイックミラー17に入射する。
ダイクロイックミラー17は、所定の波長領域の光のみを反射するとともに、他の波長領域の光を透過することができ、励起フィルタ16を介して入射する励起光を、光軸Lに沿って反射してガルバノミラー18に入射させる。ガルバノミラー18は、励起光を反射しつつ回動することで、光軸Lに直交する平面で励起光を走査させ、その励起光は、対物レンズ19により集光されて試料12にスポットを形成する。
試料12では、励起光のスポットが形成された領域から蛍光が射出され、その蛍光は、対物レンズ19を介してガルバノミラー18に入射する。ガルバノミラー18は、試料12に照射した励起光を走査したときと同様の角度で試料12からの蛍光を反射することで、その蛍光を平行光束に戻し(デスキャンし)、ダイクロイックミラー17に入射する。
ダイクロイックミラー17に入射した蛍光は、励起光とは波長が異なることからダイクロイックミラー17を透過し、蛍光フィルタ20を通過することにより、試料12で反射された、蛍光以外の光のうちダイクロイックミラー17を通過した光などがフィルタリングされて集光レンズ21に入射する。集光レンズ21は蛍光フィルタ20を介して入射する蛍光を集光し、その焦点位置には、即ち、対物レンズ19の焦点位置とほぼ共役な位置(共焦点位置)には、光分離部材22が配置されている。
光分離部材22には、図3を参照して後述するように、直径がそれぞれ異なる2つのピンホール22aおよび22bが設けられており、光分離部材22は、入射した蛍光を分離し、分離された蛍光はピンホール22aおよび22bをそれぞれ通過する。そして、ピンホール22aを通過した蛍光はファイバ23aに入射し、ピンホール22bを通過した蛍光はファイバ23bに入射する。
ファイバ23aおよび23bは、ピンホール22aおよび22bを通過した蛍光を伝達し、光検出器24aおよび24bにそれぞれ導入させる。
光検出器24aおよび24bは、例えば、光電子増倍管(PMT:Photo Multiplier Tube)などであり、そこに入射する蛍光を検出し、その光量に応じた電圧の検出信号をコンピュータ25に供給する。
コンピュータ25は、光検出器24aおよび24bから供給される検出信号から画像データを構築する画像処理を行う。即ち、コンピュータ25は、ピンホール22aを通過した蛍光に基づく画像データと、ピンホール22bを通過した蛍光に基づく画像データとをそれぞれ構築し、それらの画像をコンピュータ25のモニタに表示させるとともに、ハードディスクドライブなどの記録部に記録させる。
このように、共焦点顕微鏡11では、光分離部材22において試料12から発せられる蛍光が分離され、直径がそれぞれ異なる2つのピンホール22aおよび22bをそれぞれ通過した蛍光に基づいた2つの画像データが取得される。
なお、照明用レンズ15、ダイクロイックミラー17、対物レンズ19などは照明光学系を構成し、対物レンズ19、ダイクロイックミラー17、集光レンズ21などは結像光学系を構成している。
ここで、図2を参照して、ピンホール22aおよび22bをそれぞれ通過した蛍光に基づく画像データについて説明する。
図2は、試料12の観察対象となる層と、ピンホール22aおよび22bをそれぞれ通過した蛍光に基づく画像データとの関係を模式的に示した図である。
上述したように、対物レンズ19により励起光が集光されて、試料12内の所定の深さの集光位置S1にスポットが形成され、集光位置S1を中心として、その近傍領域の蛍光色素が励起されることにより、蛍光が射出される。試料12からの蛍光は、対物レンズ19により平行光とされた後、集光レンズ21により集光される。
また、集光レンズ21の焦点位置S2には、光分離部材22のピンホール22aが配置され、焦点位置S2から光学的に所定の間隔(後述する図3の透明基板22Cの屈折率をnとすると、その2/n倍の間隔)離れた位置S3に光分離部材22のピンホール22bが配置されている。
ピンホール22aおよび22bは、後述する図3に示すように、ピンホール22aの径よりもピンホール22bの径が大きく(例えば、2倍に)なるように形成されており、試料12の集光位置S1の近傍領域から発せられる蛍光のうちの、集光位置S1を中心とした薄い層12aから発せられた蛍光のみが、ピンホール22aを通過する。そして、薄い層12aを挟む上下2層(厚い層12bから薄い層12aを差し引いた層)から発せられた蛍光のみが、ピンホール22bを通過する。
従って、ピンホール22aを通過し、ファイバ23aを介して光検出器24aにより検出された蛍光に基づいて、試料12の薄い層12aを観察対象とした画像データDaが取得される。また、ピンホール22bを通過し、ファイバ23bを介して光検出器24bにより検出された蛍光に基づいて、厚い層12bから薄い層12aを差し引いた層を観察対象とした画像データDbが取得される。
このように、共焦点顕微鏡11では、観察対象となる層が薄い画像データDaと、観察対象となる層が厚い画像データDbとが取得され、コンピュータ25の記録部に記録される。コンピュータ25は、記録部に記録されている画像データDaと画像データDbとを用いた演算を行うことで、観察者により指定される任意のセクショニング分解能の画像データを作成し、その画像をモニタに表示させることができる。
例えば、任意のセクショニング分解能の画像データDは、D=Da+αDbで算出される。ここで、αは、重み関数であり、観察者が、−1から+1の範囲でαを指定することで、画像データDaのセクショニング分解能および画像データDbのセクショニング分解能とは異なる任意のセクショニング分解能の画像データDを作成することができる。
次に、図3を参照して、光分離部材22について説明する。
図3Aには、光分離部材22の断面が示されており、図3Bには、図3Aに示されている矢印Aから光分離部材22を見た図が示されており、図3Cには、図3Aに示されている矢印Bから光分離部材22を見た図が示されている。
光分離部材22は、例えば、光を透過する性質の光学ガラス基板などからなる透明基板22Cの一側面に反射膜22dが成膜され、他側面に反射膜22eおよび反射防止膜22fが成膜された構造となっている。また、光分離部材22は、反射膜22eおよび反射防止膜22fが成膜されている側面が試料12に向けられ、ピンホール22aおよび22bが集光レンズ21の焦点深度内となるように配置される。また、光分離部材22は、反射膜22dが形成されている側面が、光軸Lに垂直な面に対して所定の角度(例えば、15度程度)で傾斜し、反射防止膜22fおよびピンホール22aが光軸L上となるように配置される。
反射膜22dおよび22eは、クロム膜などの光を反射する性質の光学膜である。反射膜22dには、所定の中心間隔Xでピンホール22aおよび22bが形成されており、ピンホール22aの径よりもピンホール22bの径が大きく(例えば、2倍に)なるように形成される。ピンホール22aの直径は、結像光学系の解像限界の2〜6倍が望ましい。ピンホール22bの径は、ピンホール22aの径の2〜4倍が望ましい。具体的には、ピンホール22aの直径が225μmとなり、ピンホール22bの直径が450μmとなり、ピンホール22aおよび22bの中心間隔Xが750μmとなるように反射膜22dが成膜される。
反射防止膜22fは、光分離部材22に入射する試料12からの蛍光が透明基板22Cの表面で反射することを防止する。
また、図3に示すように、ファイバ23aおよび23bは、不図示の結像光学系の光軸Lに対する光分離部材22の傾斜角とほぼ同一の角度で、その端面が斜めに切断されている。そして、ファイバ23aは、その先端部分の中心軸が光軸Lと略同軸となるような向きで、かつ、端面の中心がピンホール22aの中心に一致するように反射膜22dに接着される。同様に、ファイバ23bは、その先端部分の中心軸が光軸Lと平行(反射膜22dおよび22eにより反射された後の光路と略同軸)となるような向きで、かつ、端面の中心がピンホール22bの中心に一致するように反射膜22dに接着される。なお、ここでは、光軸Lが透明基板22Cに入射し、屈折するときの数度の角度変化を簡単のために無視している。
例えば、ファイバ23aおよび23bと反射膜22dとの接着に用いる接着剤としては、透明基板22Cと同程度の屈折率を有するものが用いられ、接着剤によりピンホール22aおよび22bが充填されるように、即ち、反射膜22dの厚みによる隙間に空気層が形成されないように、ファイバ23aおよび23bが接着される。
そして、集光レンズ21(図1)により集光された蛍光は、反射防止膜22fを透過して透明基板22Cに入射し、ピンホール22aを通過する蛍光と、ピンホール22aの周囲の反射膜22dにより反射され、反射膜22eにより反射された後にピンホール22bを通過する蛍光とに分離される。即ち、図2を参照して説明したように、集光位置S1を中心とした薄い層12aから発せられる蛍光と、薄い層12aを挟む上下2層から発せられる蛍光とに分離される。
また、集光位置S1を中心とした薄い層12aから発せられる蛍光は、ピンホール22aを通過してファイバ23aにより光検出器24aに伝送され、薄い層12aを挟む上下2層から発せられる蛍光は、ピンホール22bを通過してファイバ23bにより光検出器24bに伝送される。
このように、共焦点顕微鏡11では、ファイバ23aおよび23bにより、ピンホール22aおよび22bから射出される蛍光が光検出器24aおよび24bにそれぞれ伝送されるので、ピンホール22aおよび22bから射出される蛍光を確実に検出することができる。
即ち、ピンホール22aおよび22bから射出される蛍光を光検出器24aおよび24bに直接的に入射させるような構成とすることも考えられるが、ピンホール22aおよび22bの中心間隔Xが狭いため、そのような構成では、光検出器24aと24bとを互いに干渉しないように設置することが困難であり、光検出器24aおよび24bに蛍光を確実に導入することができないことがあった。これに対し、共焦点顕微鏡11では、ファイバ23aおよび23bを利用することで、光検出器24aおよび24bに蛍光を確実に導入することができる。
また、ファイバ23aおよび23bを利用することで、光検出器24aおよび24bを配置する際の自由度が増し、例えば、光検出器24aおよび24bを、試料12から光分離部材22までの光学系から離して設置することで、共焦点顕微鏡11のヘッド部分を小型化することができる。
さらに、共焦点顕微鏡11では、光分離部材22に反射防止膜22fが成膜されているので、光分離部材22内に入射する蛍光の損失を低減させることができる。
また、ファイバ23aおよび23bが光分離部材22に接着され、ファイバ23aおよび23bの端面と透明基板22Cとの間に空気層がなく、境界面での反射をなくすことができるので、ピンホール22aおよび22bから射出される蛍光の損失を低減させることができる。特に、ファイバ23aおよび23bの接着に用いる接着剤として、透明基板22Cと同程度の屈折率を有するものを用い、接着剤によりピンホール22aおよび22bが充填されるようにすることで、ファイバ23aおよび23bに入射する蛍光の損失をより低減させることができる。
また、ファイバ23aおよび23bの端面が、光軸Lに対する光分離部材22の傾斜角とほぼ同一の角度で斜めに切断され、ファイバ23aおよび23bの先端部分の中心軸が光軸Lと同軸または平行となる向きで、かつ、それらの端面の中心がピンホール22aおよび22bの中心に一致するように接着することにより、ファイバ23aおよび23bに、そのNAの範囲で効率的に、蛍光を導入することができるので、ファイバ23aおよび23bに入射する蛍光の損失をさらに低減させることができる。
このように、ファイバ23aおよび23bに入射する蛍光の損失を低減させることで、試料12から射出される蛍光が微弱なものであっても確実に検出することができ、観察精度を向上させることができる。
なお、例えば、ファイバ23aおよび23bの端面がピンホール22aおよび22bにそれぞれ密着するように、ファイバ23aおよび23bを光分離部材22に対して固定し、ファイバ23aおよび23bに入射する蛍光の損失を抑制することができれば、ファイバ23aおよび23bが接着されていなくてもよい。
また、例えば、ファイバ23aおよび23bと、光分離部材22とを別々に取り扱う際には、ファイバ23aおよび23bの中心間隔が、ピンホール22aおよび22bの中心間隔Xと一致した状態を保つように、ファイバ23aおよび23bの先端部分を固定手段により固定してもよい。
例えば、図4に示すように、ファイバユニット26により、ファイバ23aおよび23bの先端部分を固定して、ファイバ23aおよび23bを一体化して取り扱うことができる。
図4Aには、ファイバユニット26を側面から見た概略的な構成例が示されており、図4Bは、図4Aに示されている矢印Bからファイバユニット26を見た図が示されている。
ファイバユニット26は、ファイバ23aおよび23bを挟み込む2つのユニットブロック26aおよび26bから構成されており、ユニットブロック26aおよび26bの互いに向き合う側面には、略V字形状の2本の溝が間隔Xで形成されている。即ち、ファイバユニット26が、この2本の溝で、ファイバ23aおよび23bをそれぞれ挟み込むことで、ファイバ23aおよび23bの中心間隔が、ピンホール22aおよび22bの中心間隔Xと一致した状態で固定される。
また、ファイバ23aおよび23bとしては、例えば、クラッド径が700μmであり、コア径が600μmであるものが用いられ、ファイバユニット26により、ファイバ23aおよび23bの中心間隔は750μmで固定される。
このように、ファイバユニット26によりファイバ23aおよび23bを一体化(ユニット化)することにより、ファイバ23aおよび23bの中心間隔を、ピンホール22aおよび22bの中心間隔Xに精度よく一致させることができる。これにより、ファイバ23aおよび23bの中心間隔を調整する手間が省け、例えば、光分離部材22とファイバ23aおよび23bとの組み合わせの交換を容易に行うことができる。
なお、図4に示すように、ファイバユニット26は、ファイバ23aおよび23bの中心軸がピンホール22aおよび22bの中心に一致するように、光分離部材22に対して固定されているだけであり、ファイバユニット26は光分離部材22に接着されていないが、例えば、ファイバユニット26ごと、ファイバ23aおよび23bの端面を光分離部材22に接着させてもよい。
即ち、図5に示すように、ファイバユニット26、並びに、ファイバ23aおよび23bを光分離部材22に接着させ、光分離部材22、ファイバユニット26、並びに、ファイバ23aおよび23bを一体化することができる。また、その接着に用いる接着剤には、透明基板22Cと同程度の屈折率を有するものが用いられ、接着剤によりピンホール22aおよび22bが充填されるように接着される。
これにより、光分離部材22に対してファイバ23aおよび23bを確実に固定することができ、例えば、ファイバ23aおよび23bがピンホール22aおよび22bに対してズレてしまうことなどによる測定精度の低下を回避することができる。
なお、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
本発明を適用した共焦点顕微鏡の一実施の形態の構成例を示すブロック図である。 試料12の観察対象となる層と、光分離部材22のピンホール22aおよび22bをそれぞれ通過する蛍光との関係を模式的に示した図である。 光分離部材22について説明する図である。 ファイバユニット26によりファイバ23aおよび23bが一体化した構成例を示す図である。 光分離部材22にファイバユニット26を接着させた構成例を示す図である。
符号の説明
11 共焦点顕微鏡, 12 試料, 13 ステージ, 14 光源, 15 照明用レンズ, 16 励起フィルタ, 17 ダイクロイックミラー, 18 ガルバノミラー, 19 対物レンズ, 20 蛍光フィルタ, 21 集光レンズ, 22 光分離部材, 22aおよび22b ピンホール, 23aおよび23b ファイバ, 24aおよび24b 光検出器, 25 コンピュータ, 26 ファイバユニット, 26aおよび26b ユニットブロック

Claims (7)

  1. 光源から射出される照明光を試料に集光する照明光学系と、
    前記試料からの観察光を結像する結像光学系と、
    前記結像光学系に関し前記試料の集光点と略共役な位置に配置され、前記観察光を複数の光束に分離して、一側面に形成されている複数のピンホールから射出させる光分離部材と、
    前記複数のピンホールから射出された前記複数の光束をそれぞれ検出する検出手段と、
    前記複数の光束をそれぞれ前記検出手段に伝達する光伝達手段と
    を備えることを特徴とする共焦点顕微鏡。
  2. 前記光伝達手段の端面が、前記ピンホールが形成されている前記光分離部材の側面に接着されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の共焦点顕微鏡。
  3. 前記光分離部材は、前記ピンホールが形成されている側面が、前記結像光学系の光軸に垂直な面に対して所定の角度をなして配置され、
    前記光伝達手段は、前記光束が入射する端面が前記角度に略一致する角度で傾斜するように形成され、前記入射する端面の中心軸が前記結像光学系の光軸と略一致または略平行となるように、前記光分離部材に対して配置される
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の共焦点顕微鏡。
  4. 前記光伝達手段は、複数の光ファイバであり、それぞれの入射端面の中心が、前記複数のピンホールの中心と略一致するように前記光分離部材に対して配置される
    ことを特徴とする請求項1に記載の共焦点顕微鏡。
  5. 前記光伝達手段は、複数の光ファイバであり、前記光ファイバは保持部材により一体保持され、ユニット化されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の共焦点顕微鏡。
  6. 前記複数の光ファイバの前記入射端面の中心間隔が、前記複数のピンホールの中心間隔と略一致するように、前記複数の光ファイバの前記入射端面を固定する固定手段を
    さらに備えることを特徴とする請求項4または5に記載の共焦点顕微鏡。
  7. 前記光ファイバの前記入射端面が、前記ピンホールが形成されている前記光分離部材の側面に接着されている
    ことを特徴とする請求項4乃至6に記載の共焦点顕微鏡。
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