JP2010083508A - 包装容器用紙蝶番 - Google Patents

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Abstract

【課題】金属やプラスチックなどで作られた蝶番と同等の性能を有し、高級包装容器等と同様の操作感覚が得られるとともに、環境を汚染せずに廃棄処理可能にする。
【解決手段】紙ヒンジ部材3の第1の貼付片3aが下部外側板1bの内側に、また第2の貼付片3cが上部外側板2bの内側にそれぞれ貼付され、蓋体2および箱本体1の開閉動作時に、第1の屈曲部3dを中心として回動する可動片3b が、外部外側板頂部Oを中心とする第2の屈曲部3eの回動軌跡および第1の屈曲部3dを中心として回動する第2の屈曲部3eの回動軌跡が交差する2点間で前記蓋体2の開方向および閉方向への付勢力を発生する構成である。
【選択図】図4

Description

本発明は、菓子類、宝飾品或いは装身具などの小物品を収納する紙製紙製包装容器の蝶番に関する。
一般的に、菓子類、宝飾品あるいは装身具などの小物品を収納する包装用容器は、所定の収納スペースと開口部を有した箱本体と、前記開口部に被せられる蓋体とで構成されている。前記蓋体は、箱本体と別体で構成されるか、一端を前記箱本体に金属製蝶番等のヒンジ部材によって連結し、開閉自在とする構造のものが知られている。また、これらの包装容器は、収納した上記小物品が見えるように、蓋体を開いて包装用容器ごとショーウィンドウなどに並べて展示する場合がある。前述したような箱本体と蓋体とが別体である場合は、連結部材で開閉可能に連結され、蓋体を上方に開放した状態のまま展示される。
特開平7−218号公開公報
しかしながら、従来の上記包装用容器の開閉にあっては、ヒンジ部材が、金属製蝶番あるいはプラスチック部品を素材として構成されている。このため、容器が、不要になったときに最終処分品として再利用が不可能であり、そのまま廃棄処理されたり、あるいはプラスチック部品にあっては焼却処分を行うことによって二酸化炭素を含む有害ガスを発生し、環境を悪化させ、地球の温暖化防止に悪影響を与えることになる。
本発明はかかる従来の問題点に着目してなされたもので、紙製包装容器の蝶番を紙或いは布で形成することによって、金属やプラスチックなどで作られた蝶番と同等の性能を有すると共に、高級包装容器とされる宝石箱等と同様の操作感覚が得られる。さらに、容器全体と蝶番が紙あるいは布などで構成されることから、環境を汚染せずにリサイクルことができる紙製包装用容器用蝶番を得ることを目的とする。
前記目的達成のために、本発明に係る紙製包装容器用紙蝶番は、底板とこの底板の周囲を囲う下部外側板によって構成される箱本体と、この箱本体を閉塞するための天板とこの天板の周囲を囲う上部外側板とによって構成される蓋体と、この両者の相対する下部外側板と上部外側板の一側面縁に、前記箱本体に対し前記蓋体を回動自在に開閉するための紙製包装容器の蝶番であって、該紙製包装容器の蝶番が、紙シート又は布シートで形成され、前記箱本体と蓋体の相対する外側板一側面縁に、相対向して切欠いてヒンジ駆動口を形成し、この切欠きの前記箱本体の下部外側板の内側にヒンジ支持部材を取付けると共にこのヒンジ支持部材から前記蓋体の内側に向けて、下部貼着片、可動片並びに上部貼着片をそれぞれ第1並びに第2の屈曲部を介して形成されるヒンジ部材を配設し、前記下部貼着片を前記ヒンジ支持部材に固定すると共に上部貼着片を前記蓋体の内側に固定して構成され、前記蓋体を前記外側板一側面縁の当接線を軸に開閉動作すると、前記ヒンジ部材の前記第1及び第2の屈曲部を中心に回動する可動片が、前記ヒンジ部材を中心とする第2の屈曲部の回動軌跡及び前記第1の屈曲部を中心として回動する第2の屈曲部の回動軌跡が交差する2点間で、ヒンジ駆動口を通して前記蓋体の開方向及び閉方向への付勢力を発生することを特徴とする。
また、前記ヒンジ支持部材は、厚みを備えた硬質の紙製部材で形成されている。
さらに、ヒンジ部材は、弾性を備えた帯状の紙シート又は布シートで形成されている。
この構成により、箱本体と蓋体は、蝶番を構成するヒンジ部材を介して下部外側板と上部外側板の一側面縁で開閉自在に連結されているので、蝶番の開閉は、蓋体が開閉する動作において、ヒンジ部材が閉止している位置と、開いている位置が一定の角度に固定される。蓋体の開閉操作すると、蓋体は箱本体に対してヒンジ部材の可動片を中心にして回動する。ヒンジ部材は、両端が蓋体および箱本体に固定された状態で、第1の屈曲部を軸に可動片の幅を回動する。これらの回動動作においては、ヒンジ部材は、第1及び第2の屈曲部の2つ回動軸を持つため、第1の屈曲部を回動軸とする回動軌跡が、第2の屈曲部を回動軸とする回動軌跡の外側で、相互に重なり合う回動軌跡の領域内で前記可動片が圧縮方向のストレスを受けることになる。一方、前記2つの回動軌跡が交わる領域内では可動片は前記のようなストレスを発生しない。
この結果、可動片はそのようなストレスが作用する領域では、箱本体に対して蓋体を前記ストレスを開放する方向(可動片を伸長する方向)、つまり前記2つの回動軌跡が交わる点に向かって落ち着かせる方向に回動付勢することとなる。従って、このようなヒンジ部材の性能を利用することで、蓋体を箱本体に対し開閉操作する際、当初は操作が次第に重くなり、所定回動操作量以上になると回動操作力を加えなくても蓋体は開放方向または閉止方向に自動的に回動する。このような操作感覚は、従来の金属製あるいはプラスチック製蝶番で得られていたのと同様の高級な操作感覚が得られる。さらに、包装容器全体が紙製であるから、使用後のリサイクルが容易で、地球温暖化防止に悪影響を与えない商品として有用である。
本発明によれば、箱本体と蓋体は、下部外側板と上部外側板の一側面縁で、シート状のヒンジ部材で一体に連結され、かつ包装容器全体が紙製で構成されている。箱本体に対して蓋体を開閉操作する際に、開閉操作の前半では重く、後半では操作力を加えなくても軽快に開方向または閉方向に回動可能にし、この開閉操作感覚に高級感を付与する。また、包装容器全体が紙製であるため、金属やプラスチックを使用しないので廃棄や焼却処理が容易で、炭酸ガス発生による地球温暖化対策にも有効である。
以下に、本発明にかかる包装容器用紙蝶番の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本実施形態による蓋体と箱本体を閉じた状態の包装容器の斜視図、図2は図1に示す包装容器の要部を示す断面図、図3は蓋体を開いた状態の箱本体を一部破断して示す正面図、図4は蓋体を開いた状態の紙箱の要部を示す断面図、図5は包装容器の下部外側板と上部外側板の一側面縁に切欠きを形成した状態の要部を示す断面図、図6は本発明に係るヒンジ部材の一例を示す正面図、図7は紙製包装容器の蝶番の開閉動作状況を示す説明図、図8は本発明に係る蝶番を複数配置した状態を示す断面図である。
本発明の実施形態による包装容器用紙蝶番は、各図に示すように、底板1aとこの底板1aの周囲を囲う下部外側板1b,…によって構成される収容部を備えた箱本体1と、この箱本体1の収容部を閉塞するための天板2aとこの天板2aの周囲を囲う上部外側板2b,…とによって構成される蓋体2と、この両者の相対する下部外側板1bと上部外側板2bの一側面縁に、前記箱本体1の収容部に前記蓋体を回動自在に開閉するための蝶番3で構成される。これらの箱本体1、蓋体2は、同質の素材で、所定の厚み(例えば、1〜1.2mm厚程度)を持ち、強靭で腰の強い(従って、弾力性も備える)厚紙で構成される。また、ヒンジ部材3は、シート状に形成されたもので、シート面の持つ弾性を備えた紙又は布で構成される。なお、包装容器の形状は、図示のような直方形のみならず立方形、多方形などの種々の形状とすることができる。
箱本体1は、図1〜3に示すように、底板1aの四周に4枚の下部外側板1b,1b,1b,1bを起立して構成される収容部を有し、上方に向かって開放されている。蓋体2は天板2aの四周に4枚の上部外側板2b,2b,2b,2bを垂下するように連設したものからなり、下方に向かって開放されている。蓋体2は、箱本体1と同質の素材で形成されのが好ましく、箱本体1の直上に開放部が向かい合うように重ねられて、図1及び2に示すように、一つの包装容器Pを形成する。
包装容器Pの箱本体1と蓋体2の相対する各外側板一側面縁1b,2bには、図1に示すように、相対向してほぼ並行に切欠いた切欠き4、5が設けられ、ヒンジ駆動口6が形成されている。この切欠き4の前記箱本体1の下部外周側板1bの内側にはやや厚みをつけた硬質の板状のヒンジ支持部材7が取り付けられている。このヒンジ支持部材7は、図3に示すように、内側沿って全体的に取付けても良いし、ヒンジ部材3で適合する部分的のみでもよい。
この切欠き4、5が設けられた下部外側板1bおよび上部外側板2bの内面側には、これらの各外側板1b、2b一面側縁に跨るように、紙製又は布製のシート状のヒンジ部材3が貼り付けられる。ヒンジ部材3は、ヒンジ支持部材7から前記蓋体1の内側に向けて、下部貼着片3a、可動片3b並びに上部貼着片3cをそれぞれ第1の屈曲部3d並びに第2の屈曲部3eで構成されている。ヒンジ部材3は、前記切欠き4、5で形成される駆動口6を介して開閉時に駆動することから、これらの切欠き4、5のサイズに略等しい幅に形成されている。
ヒンジ部材3には、図6に示すように、下部外側板1bおよび上部外側板2bが対向(または接触)する部位に沿って、折り曲げ(つまり、箱本体1に対する蓋体2の開閉)を容易にするためのV字溝などの切溝が形成されている。
包装容器Pには、図5に示すように、ヒンジ部材3設置側に開閉動作を容易にするために、下部外側板1bおよび上部外側板2bに隣接する他の下部外側板1bの上端および上部外側板2bの下端に、V字溝を形成する切欠8、9を形設することができる。これにより、前記ヒンジ支持部材側において下部外側板1bの上端および上部外側板2bの下端同士が干渉するのを回避でき、蓋体2の箱本体1に対する開閉をスムースにすることができる。
紙ヒンジ部材3は、図6に示すように、紙製または布製で形成され、弾性を備えた上下方向に長い帯状の形状を有し、切欠き4,5で形成されるヒンジ駆動口6を駆動する幅に形成されている。部貼着片3a、可動片3b、下部貼着片3cが第1の屈曲部3dおよび第2の屈曲部3eが連続して形成されている。すなわち、第1の貼付片3aおよび可動片3bが第1の屈曲部3dを介して連続し、可動片3bおよび第2の貼付片3cが第2の屈曲部3eを介して連続する。各屈曲部3d、3eでは、紙ヒンジ部材3として折り曲げを容易にするV字溝(図示省略)が直線状に施すのが好ましい。特に、可動片3bは、箱本体1と蓋体2を継く共にシート面で変動するのを防止している。
このように形成されるヒンジ部材3は、第1の貼付片3aは所定厚のヒンジ支持部材7を介して下部外側板1bの内面に貼り付けられている。また、第2の貼付片3cは、上部外側板2bの内面に貼り付けられている。このため、可動片3bは、図1、図2および図4に示すように、ヒンジ支持部材7の厚み分だけ傾斜している。また、可動片3bは、第1の屈曲部3dおよび第2の屈曲部3eを軸として挫屈することなく傾動自在である。
次に、この実施の形態による包装容器用紙蝶番の作用を、図7に示す説明図を参照しながら説明する。
図7において、Oは下部外側板頂部、Yはヒンジ支持板頂部で、屈曲部3dの位置、Sはヒンジ部材3の屈曲部3eの開放時の位置を示す蓋解放点、Rは同じくヒンジ部材3の屈曲部3eの閉塞時の位置を示す蓋閉塞点、Xは解放点Sと閉塞点R間に発生する開閉領域を示す。
図7に示すように、蓋体の開閉動作は、下部外側板頂部Оを中心に回転する小軌道Aとヒンジ支持板頂部Yを中心に回転する大軌道Bの違いを利用して蓋閉塞点Rと蓋解放点Sを設定する。
小軌道Aと大軌道Bは、直径の異なる円軌道を有し、下部外側板頂部Оとヒンジ支持板頂部Yのその両方共に固定されている状態なので、蓋閉塞点Rと蓋解放点Sの2点で交差することとなる。その時、下部外側板頂部Оからの固定点の伸縮たわみとヒンジ支持板頂部Yからの固定点の伸縮たわみが発生する。この大小2円の円軌道ABの駆動原理は、蓋体を開閉する動作が、閉まっている状態と、開いている状態の位置に止まる機能を発揮する。
包装容器Pを構成する箱本体1に対し、蓋体2が、図1に示すように、閉じられている場合には、ヒンジ部材3は、図2に示すように、本体1内および蓋体2内でヒンジ支持部材7の幅だけ傾斜して延びた状態になっている。このとき、ヒンジ部材3は屈折することがなく、可動片3bは全長に亘って僅か傾斜するものの箱本体1内および蓋体2内に位置している。
一方、箱本体1内に商品などの収容部を入れたり出したりする場合には、図4,7に示すように、箱本体1に対し蓋体2を上方に開放する。この開放動作では、蓋体2がヒンジ部材3の前記V字溝(図示省略)に沿って、つまりこのV字溝を軸線として、閉塞点R(3e)から解放点S(3e)方向に一定角度(例えば約70°)で回動する。一定角度(例えば70°)は、包装容器の蓋体を開いた状態の好ましい角度とされる。
蓋体2の前記開放動作によって、ヒンジ部材3の可動片3bは第1の屈曲部3dを軸に蓋体2の回動方向に傾いていく。この傾き動作では、図4,7に示すように、前記ヒンジ部材3の左側(箱本体1内および蓋体2内)にあった可動片3bの上部が下部外側板1bを横切り、領域Xの右側へ移動し、駆動口6を経て駆動する。
これを、紙ヒンジ部材3における可動片3bと第2の貼付片3cとを継ぐ第2の屈曲部3eについて説明する。前記蓋体2の開放操作時には、第2の屈曲部3eは第1の屈曲部3dと下部外側板頂部Oを中心に回動する。
これにより、その回動の途中で、第1の屈曲部3dを中心とする第2の屈曲部3eの回動軌跡と外部外側板頂部Oを中心とする第2の屈曲部3eの回動軌跡とが互いに交差する2点間の領域Xで、可動片3bは膨張方向へのストレスを受けることになる。
このストレスは、第1の屈曲部3dと外部外側板頂部Oとを結ぶ直線上で最大となる。また、このストレスは、図2に示すように、箱本体1に対して蓋体2を図2に示すように閉じたとき、および図7に示すように、例えば70°の角度に開いたときが最も小さくなる。つまり、領域Xの両端の2点R、Sでヒンジ部材3がストレスを受けない安定状態に落ち着く。
このストレスは、図7に示すように、扇状の前記領域Xで紙ヒンジ部材3に発生し、前記回動軌跡が重なる2点(R、S)に向かって強制的に蓋体2を開または閉とする方向に付勢する力となる。
この結果、箱本体1に対して蓋体2を開放する際には、人が指に掛ける力は次第に大きくなり、第1の屈曲部3dと下部外側板頂部Oとを結ぶ直線上で最大となるものの、その線上を通過すると、前記可動片3bのストレス開放によって指に力を加えなくても、蓋体2は自身で図4に示す矢印Q方向に回動し、前記ストレスが完全に開放された前記点Sでその回動が停止し、安定状態を維持する。
なお、この動作は、図4に示すように、開放された蓋体2を箱本体1に被せる(閉じる)方向に回動操作する場合についても、前記同様にして行われる。ここではその重複する説明を省略する。
そして、このような箱本体1に対する蓋体2の開閉操作によって、従来の高価な包装容器で得られていたのと同様の高級な開閉の操作感覚が得られるとともに、箱体P自体が、紙を素材として構成されているため、廃棄によって自然破壊を招くことがなく、焼却処理を行っても大気中への二酸化炭素の排出量を極めて低く抑えることができる。
このように本実施の形態によれば、第1の貼付片3aおよび可動片3bが第1の屈曲部3dを介して連続し、可動片3bおよび第2の貼付片3cが第2の屈曲部3eを介して連続する紙ヒンジ部材を3有し、紙ヒンジ部材3の第1の貼付片3aが下部外側板1bの内側に、また第2の貼付片3cが上側側垂直片2bの内側にそれぞれ貼付され、蓋体2および箱本体1の開閉動作時に、第1の屈曲部3dを中心として回動する可動片3bが、下部外側板頂部Oを中心として回動する第2の屈曲部3eの回動軌跡および第1の屈曲部3dを中心として回動する第2の屈曲部3eの回動軌跡が交差する2点間で、蓋体2の開方向および閉方向への付勢力を発生する構成となる。
従って、箱本体1に対して蓋体2を開閉操作する際に、前半では次第に重くし、後半では操作力を加えなくても自動的に開または閉とすることで、この開閉操作感覚に高級感を付与することができるとともに、金属やプラスチックを使用しないため包装容器全部の廃棄や焼却処理が容易で、焼却処理における炭酸ガスの発生量は少なく、地球温暖化対策に大きく影響しない。
図8は、本発明の蝶番を連接した状態を示す断面図であります。構造、作用は上記実施例と同様である。蝶番を複数並列すると蝶番としての強度も加わり、開閉が安定するだけでなく、包装容器としてより高級な性能を呈することとなる。
本発明は、紙製包装容器の蝶番を、帯状の紙シート又は布シートを素材として組み付けられているにも拘らず、金属やプラスチックを用いて作られた高級感の得られる包装容器と同様の外観、操作感覚が得られるという効果を有し、菓子類、宝飾品や装身具などの高級な小物品を収納する紙製包装容器等に有用である。
本発明の実施の形態による包装容器用紙蝶番を閉じた状態を示す斜視図である。 図1に示す包装容器用紙蝶番の要部を示す断面図である。 図1に示す包装容器用紙蝶番の蓋体を開いた状態の要部を一部破断した正面図である。 図1に示す包装容器用紙蝶番の蓋体を開いた状態の要部の断面図である。 包装容器の下部外側板と上部外側板の一側面縁に切欠きを形成した状態の要部を示す断面図である。 本実施の形態における紙ヒンジ部材を示す正面図である。 図1に示す包装容器用紙蝶番の開閉動作状態を示す説明図である。 図1の蝶番を連接した状態の要部の断面図である。
符号の説明
1…箱本体、1a…下部外側板、2…蓋体、2a…上部外側板、3…ヒンジ部材、3a…第1の貼付片、3b…可動片、3c…第2の貼付片、3d…第1の屈曲部、3e…第2の屈曲部、4,5…切欠き、6…ヒンジ駆動口、7…ヒンジ支持部材

Claims (3)

  1. 底板とこの底板の周囲を囲う下部外側板によって構成される箱本体と、この箱本体を閉塞するための天板とこの天板の周囲を囲う上部外側板とによって構成される蓋体と、この両者の相対する下部外側板と上部外側板の一側面縁に、前記箱本体に対し前記蓋体を回動自在に開閉するための紙製包装容器の蝶番であって、
    該紙製包装容器の蝶番が、紙シート又は布シートで形成され、前記箱本体と蓋体の相対する外側板一側面縁に、相対向して切欠いてヒンジ駆動口を形成し、この切欠きの前記箱本体の下部外側板の内側にヒンジ支持部材を取付けると共にこのヒンジ支持部材から前記蓋体の内側に向けて、下部貼着片、可動片並びに上部貼着片をそれぞれ第1並びに第2の屈曲部を介して形成されるヒンジ部材を配設し、前記下部貼着片を前記ヒンジ支持部材に固定すると共に上部貼着片を前記蓋体の内側に固定して構成され、
    前記蓋体を前記外側板一側面縁の当接線を軸に開閉動作すると、前記ヒンジ部材の前記第1及び第2の屈曲部を中心に回動する可動片が、前記ヒンジ部材を中心とする第2の屈曲部の回動軌跡及び前記第1の屈曲部を中心として回動する第2の屈曲部の回動軌跡が交差する2点間で、前記ヒンジ駆動口を通して前記蓋体の開方向及び閉方向への付勢力を発生することを特徴とする紙製包装容器の蝶番。
  2. 前記ヒンジ支持部材が、厚みを備えた硬質の紙製部材であることを特徴とする請求項1記載の紙製包装容器の蝶番。
  3. 前記ヒンジ部材は、弾性を備えた帯状の紙シート又は布シートであることを特徴とする請求項1記載の紙製包装容器の蝶番。
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