JP2010083503A - カードホルダー - Google Patents

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Yoshitsune Sato
良恒 佐藤
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Abstract

【解決手段】カードホルダー上動阻止部材V1及び係止部材V2が形成されたカードホルダーSを、容器Bに取り付ける際に.カードホルダーに形成された係止部材を、容器に穿設された長孔b2に挿入した後、カードホルダーを、垂直方向に下降させることにより、カードホルダー上動阻止部材を、容器に穿設された長孔の上端に、当接或いは近接するように、容器に穿設された長孔に嵌合したものである。
【効果】カードホルダーを変形させることなく、容器に取り付けることができるので、弾性変形することが困難な板状のICカードが収容された状態のカードホルダーを、容器に取り付けることができる。
【選択図】図13

Description

本発明は、物品の行き先、物品名、種類、数量等の種々の情報が蓄積されたカードを収容するカードホルダーに関するものである。
カードホルダーを、合成樹脂で成形し、弾性変形可能に構成するとともに、カードホルダーに形成された脚部を、容器の側壁に形成された透孔に挿着することにより、カードホルダーを、容器に取り付けるように構成されたカードホルダーが、一例として、特許文献1に開示されている。
特許3294706号公報
上述した従来のカードホルダーにおいては、カードホルダーを変形させることにより、カードホルダーを、容器に取り付けるように構成されているために、弾性変形することが困難な板状のICカード等を、カードホルダーに収容した状態で、カードホルダーを、容器に取り付けることが不可能であった。
また、上述した従来のカードホルダーは、カードホルダーが変形すると、カードホルダーが、簡単に、容器から外れ落ちるという問題があった。
本発明の目的は、上述した従来のカードホルダーが有する課題を解決することにある。
本発明は、上述した目的を達成するために、第1には、カードホルダー上動阻止部材及び係止部材が形成されたカードホルダーを、容器に取り付ける際に.カードホルダーに形成された係止部材を、容器に穿設された長孔に挿入した後、カードホルダーを、垂直方向に下降させることにより、カードホルダー上動阻止部材が、容器に穿設された長孔の上端に、当接或いは近接するように、容器に穿設された長孔に嵌合されるように構成したものであり、第2には、カードホルダー本体を構成する下端水平フランジに、カードホルダー本体を構成する奥壁の裏面から突出する複数の突っ張り片を突設したものである。
本発明は、上述した構成を有するので、以下に記載する効果を奏することができるものである。
カードホルダー上動阻止部材及び係止部材が形成されたカードホルダーを、容器に取り付ける際に.カードホルダーに形成された係止部材を、容器に穿設された長孔に挿入した後、カードホルダーを、垂直方向に下降させることにより、カードホルダー上動阻止部材が、容器に穿設された長孔の上端に、当接或いは近接するように、容器に穿設された長孔に嵌合されるように構成したので、カードホルダーを変形させることなく、容器に取り付けることができるので、弾性変形することが困難な板状のICカードが収容された状態のカードホルダーを、容器に取り付けることができる。
ICカードが収容されたカードホルダーが、容器の側壁に取り付けられた際には、突っ張り片が、容器の側壁に当接し、カードホルダーを傾斜させるように構成されているので、カードホルダーに形成された係止部材の垂直部が、容器の側壁に圧接されることになり、したがって、カードホルダーのグラツキが防止できるとともに、カードホルダーの容器からの脱落を、より確実に防止することができ、また、このように構成することにより、カードホルダーに収容されたICカードへの情報の読み書きミスを防止することができる。
以下に、本発明の実施例について説明するが、本発明の趣旨を越えない限り、何ら、本実施例に限定されるものではない。
1は、カードホルダー本体であり、カードホルダー本体1は、略方形状の奥壁1aと、奥壁1aの上辺1a1から、奥壁1aに対して垂直方向に延在する上端水平フランジ1bと、奥壁1aの下辺1a2から、奥壁1aに対して垂直方向に、且つ、上端水平フランジ1bと同じ方向に延在する下端水平フランジ1cと、奥壁1aの相対する側辺1a3、1a4のうちの一方の側辺1a3から、奥壁1aに対して垂直方向に、且つ、上端水平フランジ1bや下端水平フランジ1cと同じ方向に延在する垂直側部フランジ1dを有しており、垂直側部フランジ1dは、上端水平フランジ1bの一端と下端水平フランジ1cの一端とを連結するように構成されている。
上端水平フランジ1bの先端から、奥壁1aと略平行に、且つ、その一部が、垂直側部フランジ1dの上部に達するように、上部垂下壁1eが垂下されており、また、下端水平フランジ1cの先端からも、奥壁1aと略平行に、且つ、その一部が、垂直側部フランジ1dの下部に達するように、下部垂下壁1fが立設されている。なお、以下においては、奥壁1aの上部垂下壁1e及び下部垂下壁1fと対向する面を前面と称し、符号1a’が付されており、また、前面1a’と反対側の面を、裏面と称し、符号1a”が付されている。
上部垂下壁1eの垂直側部フランジ1d側に位置する部分(以下、上部垂直部と称する。)1e1と下部垂下壁1fの垂直側部フランジ1d側に位置する部分(以下、下部垂直部と称する。)1f1との間には、所定の間隙が形成されている。また、上部垂下壁1eの上端水平フランジ1bに沿った部分(以下、上部水平部と称する。)1e2は、奥壁1aの相対する側辺1a3、1a4のうちのもう一方の側辺1a4まで達することがないように構成されており、同様に、下部垂下壁1fの下端水平フランジ1cに沿った部分(以下、下部水平部と称する。)1f2も、奥壁1aの相対する側辺1a3、1a4のうちのもう一方の側辺1a4まで達することがないように構成されている。
上端水平フランジ1bの側端(相対する側辺1a3、1a4のうちのもう一方の側辺1a4側に位置する側端)1b1と奥壁1aのもう一方の側辺1a4との間に位置する奥壁1aには、上端水平フランジ1bに連接されているとともに、奥壁1aに対して略垂直な上部係止ロッド1gが形成されており、上部係止ロッド1gは、上端水平フランジ1bの先端から突出した突出部1g1を有している。同様に、下端水平フランジ1cの側端(相対する側辺1a3、1a4のうちのもう一方の側辺1a4側に位置する側端)と奥壁1aのもう一方の側辺1a4との間に位置する奥壁1aには、下端水平フランジ1cに連接されているとともに、奥壁1aに対して略垂直な下部係止ロッド1hが形成されており、下部係止ロッド1hは、下部水平フランジ1cの先端から突出した突出部1h1を有している。
2は、ICカードの側部を保護する側部保護蓋である。側部保護蓋2は、縦長の板状部2aを有しており、また、板状部2aの相対する長辺2a1、2a2のうちの一方の長辺2a2には、板状部2aに対して略垂直に、側壁部2bが形成されており、板状部2aと側壁部2bとにより、側部保護蓋2の平面形状は、略L字状に形成されている。
また、板状部2aの上端と側壁部2bの上端には、板状部2aと側壁部2bにより形成される隅部方向に延出する、平面形状が、略L字状の上端水平帯状リブ2cが形成されており、同様に、板状部2aの下端と側壁部2bの下端には、板状部2aと側壁部2bにより形成される隅部方向に延出する、平面形状が、略L字状の下端水平帯状リブ2dが形成されている。なお、以下においては、上端水平帯状リブ2c及び下端水平帯状リブ2dが延出されている側の板状部2aの面を、内面と称し、符号2a’が付されており、また、内面2a’と反対側の面を、外面と称し、符号2a”が付されている。
更に、上端水平帯状リブ2c付近に位置する側壁部2bには、横長の上部係止スリット2eが穿設されており、同様に、下端水平帯状リブ2d付近に位置する側壁部2bにも、横長の下部係止スリット2fが穿設されている。
カードホルダー本体1を構成する奥壁1aの相対する側辺1a3、1a4のうちの一方の側辺1a4側の奥壁1aの垂直端面1a5と、側部保護蓋2を構成する板状部2aの相対する長辺2a1、2a2のうちの一方の長辺2a1側の垂直端面2a3とが、適当なヒンジ部を介して、ヒンジ連結されることにより、カードホルダー本体1の垂直側部フランジ1dが形成されていない側部が、側部保護蓋2により、閉鎖されるように構成されている。したがって、カードホルダー本体1が、側部保護蓋2により、被蓋された状態においては、カードホルダー本体1を構成する奥壁1aは、上端水平フランジ1bと下端水平フランジ1cと垂直側部フランジ1dと側部保護蓋2により、周辺部全体が囲撓されることになるように構成されている。
カードホルダー本体1を構成する奥壁1aの裏面1a”と垂直端面1a5とにより形成されるカードホルダー本体1側の外側角部C1と、側部保護蓋2を構成する板状部2aの内面2a’と垂直端面2a3とにより形成される側部保護蓋2側の内側角部C2とを、カードホルダー本体1側の外側角部C1及び側部保護蓋2側の内側角部C2に沿って、線状或いは点状に連結することにより、ヒンジ連結部H1を介して、カードホルダー本体1と側部保護蓋2とがヒンジ連結されるように構成されている。
図3及び図4に示されているように、カードホルダー本体1を構成する奥壁1aの垂直端面1a5と側部保護蓋2を構成する板状部2aの垂直端面2a3とが、略一直線状に配置された場合には、カードホルダー本体1を構成する奥壁1aの裏面1a”と側部保護蓋2を構成する板状部2aの内面2a’も、略一直線状に配置されるように構成されている。
図5に示されているように、カードホルダー本体1を構成する奥壁1aの裏面1a”に、側部保護蓋2を構成する板状部2aの垂直端面2a3が当接或いは近接するように、換言すれば、カードホルダー本体1を構成する奥壁1aに対して、側部保護蓋2を構成する板状部2aが、略垂直となるように、側部保護蓋2を、ヒンジ連結部H1を中心に回動させることにより、カードホルダー本体1の垂直側部フランジ1dが形成されていない側部から、カードホルダー本体1に、板状のICカードKが挿着可能なように、側部保護蓋2を退避させる。
次いで、カードホルダー本体1の垂直側部フランジ1dが形成されていない側部から、図5及び図6に示されているように、ICカードKの上部水平端部k1を、カードホルダー本体1を構成する奥壁1aと上端水平フランジ1bと上部垂下壁1eとにより形成される上部水平空間A1内に挿入するとともに、ICカードKの下部水平端部k2を、カードホルダー本体1を構成する奥壁1aと下端水平フランジ1cと下部垂下壁1fとにより形成される下部水平空間A2内に挿入する。更に、ICカードKの挿入方向先端面k3を、カードホルダー本体1を構成する垂直側部フランジ1dに近接或いは当接させると、ICカードKの挿入方向の上部角部k4が、カードホルダー本体1を構成する奥壁1aと上端水平フランジ1bと垂直側部フランジ1dと上部垂直部1e1とにより形成される上部角部空間A3内に挿入されるとともに、ICカードKの挿入方向の下部角部k5が、カードホルダー本体1を構成する奥壁1aと下端水平フランジ1cと垂直側部フランジ1dと下部垂直部1f1とにより形成される下部角部空間A4内に挿入されることになり、ICカードKの全体が、カードホルダー本体1内に配置されることになる。なお、上部水平空間A1、下部水平空間A2、上部角部空間A3及び下部角部空間A4は、図8に示されている。
その後、側部保護蓋2を、ヒンジ連結部H1を中心に、側部保護蓋2の板状部2aが、カードホルダー本体1を構成する奥壁1aと略垂直となるように、回動させることにより、カードホルダー本体1の垂直側部フランジ1dが形成されていない側部が、図7に示されているように、側部保護蓋2により被蓋されることになる。
上述したようにして、カードホルダー本体1の垂直側部フランジ1dが形成されていない側部が、側部保護蓋2により被蓋された状態においては、ICカードKのカードホルダー本体1の垂直側部フランジ1d側に位置する上部角部k4が、カードホルダー本体1を構成する奥壁1aと上端水平フランジ1bと垂直側部フランジ1dと上部垂直部1e1とにより形成される上部角部空間A3内に配置されるとともに、ICカードKのカードホルダー本体1の垂直側部フランジ1d側に位置する下部角部k5が、カードホルダー本体1を構成する奥壁1aと下端水平フランジ1cと垂直側部フランジ1dと下部垂直部1f1とにより形成される下部角部空間A4内に配置され、また、ICカードKの上部水平端部k1が、カードホルダー本体1を構成する奥壁1aと上端水平フランジ1bと上部垂下壁1eとにより形成される上部水平空間A1内に配置されるとともに、ICカードKの下部水平端部k2が、カードホルダー本体1を構成する奥壁1aと下端水平フランジ1cと下部垂下壁1fとにより形成される下部水平空間A2内に配置され、更に、ICカードKの側部保護蓋2側の垂直部k6全体が、カードホルダー本体1を構成する奥壁1aと側部保護蓋2を構成する板状部2aと同じく側部保護蓋2を構成する側壁部2bとにより形成される側部垂直空間A5内に配置されるように構成されている。したがって、カードホルダー本体1と側部保護蓋2とから構成されているカードホルダーSにより、少なくとも、ICカードKの全周側面K’が保護されるので、カードホルダーSが、他の物体に当接して、ICカードKが損傷するようなことを防止することができる。
また、カードホルダー本体1の垂直側部フランジ1dが形成されていない側部を、側部保護蓋2により被蓋する過程においては、上述したように、側部保護蓋2が、ヒンジ連結部H1を中心に、図6に示されている状態から、カードホルダー本体1方向に回動することになるが、この側部保護蓋2の回動途中において、側部保護蓋2の側壁部2bの垂直先端面2b1が、先ず最初に、カードホルダー本体1に形成された上部係止ロッド1g及び下部係止ロッド1hに当接することになる。この状態から、更に、側部保護蓋2の回動を続行させると、側部保護蓋2の弾性変形により、側部保護蓋2の側壁部2bが、上部係止ロッド1g及び下部係止ロッド1hを越えることになる。このようにして、側部保護蓋2の側壁部2bが、上部係止ロッド1g及び下部係止ロッド1hを越えた時点で、側部保護蓋2の弾性復元力により、側部保護蓋2が元の位置に戻ることにより、カードホルダー本体1に形成された上部係止ロッド1gの突出部1g1が、側部保護蓋2を構成する側壁部2bに穿設された上部係止スリット2eに嵌合するとともに、カードホルダー本体1に形成された下部係止ロッド1hの突出部1h1が、側部保護蓋2を構成する側壁部2bに穿設された下部係止スリット2fに嵌合することになる。
上述したように、カードホルダー本体1の垂直側部フランジ1dが形成されていない側部が、側部保護蓋2により被蓋された状態においては、カードホルダー本体1に形成された上部係止ロッド1gの突出部1g1が、側部保護蓋2を構成する側壁部2bに穿設された上部係止スリット2eに嵌合され、また、カードホルダー本体1に形成された下部係止ロッド1hの突出部1h1が、側部保護蓋2を構成する側壁部2bに穿設された下部係止スリット2fに嵌合されているので、簡単には、側部保護蓋2が、カードホルダー本体1から、離反するようなことがなく、したがって、ICカードKが、カードホルダーSから抜け出るようなことを防止することができる。
なお、カードホルダー本体1の垂直側部フランジ1dが形成されていない側部が、側部保護蓋2により被蓋された状態においては、側部保護蓋2の上端水平帯状リブ2cの下面2c1が、カードホルダー本体1の上部係止ロッド1gの上面に当接或いは近接するように構成されているとともに、側部保護蓋2の下端水平帯状リブ2dの上面2d1が、カードホルダー本体1の下部係止ロッド1hの上面に当接或いは近接するように構成されている。このように構成することにより、カードホルダー本体1の垂直側部フランジ1dが形成されていない側部が、側部保護蓋2により被蓋された状態において、側部保護蓋2が、カードホルダー本体1に対して、上下方向に移動するようなことが防止され、したがって、カードホルダー本体1と側部保護蓋2とのヒンジ連結点H1が損傷するようなことを防止することができる。
次に、図3、図5及び図9〜図15を用いて、ICカードKが収容されたカードホルダーSを、一例として、容器Bの側壁B’に取り付ける手段について説明する。
図9及び図10に示されているように、容器Bの側壁B’の中央部には、側壁B’を、内側から外側に向かって膨出させることにより、奥壁部b1aと天部b1bと底部b1cと相対する側部b1dとからなる正面形状が方形状の凹部b1が形成されているとともに、奥壁部b1aには、所定の間隔を置いて、2個の縦長の長孔b2が、水平方向に並設するように穿設されている。
一方、カードホルダー本体1を構成する奥壁1aの裏面1a”の上部には、所定の間隔を置いて、一対のカードホルダー上動阻止部材V1が、水平方向に並設するように形成されている。カードホルダー上動阻止部材V1は、奥壁1aの裏面1a”に垂直な略円柱状の上動阻止突起v1として形成されており、上動阻止突起v1の上面v1aは、奥壁1aの裏面1a”に対して略垂直であり、また、上動阻止突起v1の下面には、上動阻止突起v1の先端から奥壁1aの裏面1a”方向に向かうにしたがって、下方に傾斜した傾斜面v1bが形成されている。なお、上動阻止突起v1は、略円柱状に限定されることなく、種々の形状に形成することができ、いずれの場合も、上動阻止突起v1の上面v1aが、奥壁1aの裏面1a”に対して略垂直であり、上動阻止突起v1の下面には、傾斜面v1bが形成されている。
また、カードホルダー上動阻止部材V1を構成する上動阻止突起v1の真下に位置する奥壁1aの裏面1a”には、所定の間隔を置いて、一対の係止部材V2が、水平方向に並設するように形成されている。係止部材V2は、奥壁1aの裏面1a”に略垂直な水平部v2aと、該水平部v2aの先端から、奥壁1aの裏面1a”に略平行に垂下された垂直部v2bとを有している。
容器Bの側壁B’に形成された凹部b1を構成する奥壁部b1aに穿設された縦長の長孔b2間の間隔(長孔b2の中心垂直線間の間隔)は、カードホルダー本体1を構成する奥壁1aの裏面1a”に形成されたカードホルダー上動阻止部材V1を構成する上動阻止突起v1間の間隔(上動阻止突起v1の中心垂直線間の間隔)及びカードホルダー本体1を構成する奥壁1aの裏面1a”に形成された係止部材V2を構成する水平部v2aや垂直部v2b間の間隔(水平部v2aや垂直部v2bの中心垂直線間の間隔)と略同じに形成されている。
ICカードKが収容されたカードホルダーSを、容器Bの側壁B’に形成された凹部b1を構成する奥壁部b1aの外面b1a’に取り付けるには、先ず最初に、図12に示されているように、カードホルダー本体1に形成された係止部材V2を構成する垂直部v2bを、容器Bの側壁B’に形成された凹部b1を構成する奥壁部b1aに穿設された縦長の長孔b2に挿入する。この係止部材V2の垂直部v2bの奥壁部b1aに穿設された長孔b2への挿入途中においては、カードホルダー本体1に形成されたカードホルダー上動阻止部材V1を構成する上動阻止突起v1は、容器Bの側壁B’に形成された凹部b1を構成する奥壁部b1aの外面b1a’に当接している。
次いで、図12に示されている状態から、更に、ICカードKが収容されたカードホルダーSを垂直方向に下降させると、図13に示されているように、カードホルダー本体1に形成された係止部材V2を構成する水平部v2aが、容器Bの側壁B’に形成された凹部b1を構成する奥壁部b1aに穿設された縦長の長孔b2の下端に当接或いは接近して位置するとともに、カードホルダー本体1に形成されたカードホルダー上動阻止部材V1を構成する上動阻止突起v1が、容器Bの側壁B’に形成された凹部b1を構成する奥壁部b1aに穿設された縦長の長孔b2の上端に当接或いは接近して位置するように構成されている。このようにして、図15に示されているように、ICカードKが収容されたカードホルダーSが、容器Bの側壁B’に取り付けられることになる。
上述したようにして、ICカードKが収容されたカードホルダーSが、容器Bの側壁B’に形成された凹部b1を構成する奥壁部b1aの外面b1a’に取り付けられた際には、カードホルダーSを構成するカードホルダー本体1に形成された係止部材V2の垂直部v2bが、容器Bの側壁B’に形成された凹部b1を構成する奥壁部b1aに係止されているので、カードホルダーSが、容器Bの側壁B’から離反するようなことが阻止されるとともに、カードホルダーSを構成するカードホルダー本体1に形成されたカードホルダー上動阻止部材V1を構成する上動阻止突起v1が、容器Bの側壁B’に形成された凹部b1を構成する奥壁部b1aに穿設された長孔b2の上端に当接或いは接近して位置しているので、カードホルダーSの上動が阻止されることになる。したがって、カードホルダーSが、容器Bの側壁B’から、簡単に取り外されるようなことを防止することができる。特に、上動阻止突起v1の上面v1aを、奥壁1aの裏面1a”に対して略垂直とすることにより、カードホルダーSの上動を、より確実に阻止することができる。
また、カードホルダー上動阻止部材V1を構成する上動阻止突起v1の下面に、傾斜面v1bが形成されているので、カードホルダーSを、容器Bの側壁B’の上方から下降させて、カードホルダーSを、容器Bの側壁B’への挿着する際に、上動阻止突起v1が、容器Bに形成されているリブ等に当接しても、傾斜面v1bに案内されながら、カードホルダーSが外側に移動することになり、したがって、カードホルダーSの下降が、上動阻止突起v1により阻止されるようなことを防止することができる。
ところで、ICカードKに蓄積される情報は、リーダー・ライターにより、自由に、読み出しや書き込みができるものであり、したがって、容器Bに取り付けられた、ICカードKが収容されたカードホルダーSやICカードKは、容器Bから取り外す必要がなく、むしろ、容器Bからの取り外しが困難なように構成することが好ましいが、本願発明は、上述した構成により、カードホルダーSが、容器Bの側壁B’から、簡単に取り外されるようなことを、確実に防止することができる。
また、ICカードKが収容されたカードホルダーSが、容器Bの側壁B’に形成された凹部b1の奥壁部b1aの外面b1a’に取り付けられた際には、カードホルダーSの側部保護蓋2を構成する板状部2aの垂直端面2a3が、容器Bの側壁B’に形成された凹部b1を構成する奥壁b1aの外面b1a’に、当接或いは近接して位置することになり、したがって、側部保護蓋2が、ヒンジ連結部H1を中心に、カードホルダー本体1から離反する方向に回動しようとした際には、カードホルダーSの側部保護蓋2を構成する板状部2aの垂直端面2a3が、凹部b1を構成する奥壁b1aの外面b1a’に当接することになり、よって、側部保護蓋2の回動が抑制されることになり、簡単には、側部保護蓋2が回動し、カードホルダー本体1の側部が開放されないように構成されている。
次に、図16及び図17を用いて、本発明の別の実施例について説明する。
本実施例においては、カードホルダー本体1を構成する下端水平フランジ1cの先端(下部垂下壁1fが立設されていない側の先端)に、下端水平フランジ1cを部分的に延出することにより、カードホルダー本体1を構成する奥壁1aの裏面1a”から突出する複数の突っ張り片1c1を突設されている。
ICカードKが収容されたカードホルダーSが、容器Bの側壁B’に形成された凹部b1の奥壁部b1aの外面b1a’に取り付けられた際には、カードホルダー本体1を構成する下端水平フランジ1cの先端から突出する突っ張り片1c1が、図17に示されているように、奥壁部b1aの外面b1a’に当接し、カードホルダーSの下端部が、奥壁部b1aの外面b1a’から離反する方向に、カードホルダーS全体に傾斜することになる。このように、カードホルダーSが傾斜することにより、カードホルダーSを構成するカードホルダー本体1に形成された係止部材V2の垂直部v2bが、容器Bの側壁B’に形成された凹部b1を構成する奥壁部b1aに圧接されることになり、したがって、カードホルダーSのグラツキが防止できるとともに、カードホルダーSの容器Bからの脱落を、より確実に防止することができる。更に、カードホルダーSのグラツキを抑制することができるので、カードホルダーSに収容されたICカードKへの情報の読み書きミスを防止することができる。
上述したように、カードホルダーSに形成された係止部材V2の垂直部v2bを、容器Bの側壁B’に穿設された長孔b2に挿入した後、カードホルダーSを、容器Bの側壁B’に沿って、垂直方向に下降させることにより、カードホルダー本体1に形成されたカードホルダー上動阻止部材V1を構成する上動阻止突起v1を、容器Bの側壁B’に形成された凹部b1を構成する奥壁部b1aに穿設された縦長の長孔b2の上端に当接或いは接近して位置するように、カードホルダーSを、容器Bの側壁B’に取り付けるように構成したので、カードホルダーSを変形させることなく、容器Bの側壁B’に取り付けることができるので、弾性変形することが困難な板状のICカードKが収容された状態のカードホルダーSを、容器Bの側壁B’に取り付けることができる。
なお、上述した、容器Bの側壁B’に穿設された縦長の長孔b2は、公知の容器Bの側壁B’に形成されている通気孔を利用することもできる。
次に、図18及び図19を用いて、カードホルダー本体1と側部保護蓋2とをヒンジ連結する更に別の実施例のヒンジ連結部H2等について説明する。
この実施例においては、上述したカードホルダー本体1と側部保護蓋2とのヒンジ連結部H1に代えて、カードホルダー本体1を構成する奥壁1aと側部保護蓋2を構成する板状部2aとの間に、カードホルダー本体1を構成する奥壁1aと側部保護蓋2を構成する板状部2aとが、略面一に並設された状態において、奥壁1aに対して垂直な水平断面形状が略V字状の溝G1を形成することにより、カードホルダー本体1と側部保護蓋2とを、薄肉部g1を有する公知のヒンジ連結部H2によりヒンジ連結したものである。
また、側部保護蓋2を構成する板状部2aの外面2a”には、板状部2aの幅方向に延在する三角形状の突っ張りリブ2gが形成されている。三角形状の突っ張りリブ2gの直角部を構成する一辺2g1は、ヒンジ連結部H2に略一致するように位置し、傾斜辺2g2は、側壁部2b付近まで達している。このような、三角形状の突っ張りリブ2gは、複数個、形成することができる。
ICカードKが収容されたカードホルダーSを、容器Bの側壁B’に形成された凹部b1の奥壁部b1aの外面b1a’に取り付けた際には、図19に示されているように、三角形状の突っ張りリブ2gの一辺2g1が、奥壁部b1aの外面b1a’に当接或いは近接して位置することになり、したがって、側部保護蓋2が、ヒンジ連結部H2を中心に、カードホルダー本体1から離反する方向に回動しようとした際には、カードホルダーSの側部保護蓋2を構成する板状部2aに形成された三角形状の突っ張りリブ2gの一辺2g1が、凹部b1を構成する奥壁b1aの外面b1a’に当接することになり、よって、側部保護蓋2の回動が抑制されることになり、簡単には、側部保護蓋2が回動し、カードホルダー本体1の側部が開放されないように構成されている。
図1は、本発明のカードホルダーの斜視図である。 図2は、本発明のカードホルダーの部分拡大斜視図である。 図3は、本発明のカードホルダーの水平断面図である。 図4は、本発明のカードホルダーの部分拡大平面図である。 図5は、本発明のカードホルダーの水平断面図である。 図6は、ICカードが挿入途中の本発明のカードホルダーの斜視図である。 図7は、ICカードが挿着された状態の本発明のカードホルダーの斜視図である。 図8は、ICカードが挿着されていない状態の本発明のカードホルダーの斜視図である。 図9は、本発明のカードホルダーが取り付けられる一例としての容器の外側からの部分拡大斜視図である。 図10は、本発明のカードホルダーが取り付けられる一例としての容器の内側からの部分拡大斜視図である。 図11は、本発明のカードホルダーの裏面斜視図である。 図12は、本発明のカードホルダーが取り付けられた状態の容器の内側からの一部断面を含む部分拡大斜視図である。 図13は、本発明のカードホルダーが取り付けられた状態の容器の内側からの部分拡大斜視図である。 図14は、本発明のカードホルダーが取り付けられた状態の水平断面図である。 図15は、本発明のカードホルダーが取り付けられた状態の斜視図である。 図16は、本発明の別の実施例のカードホルダーの一部垂直断面を含む裏面部分斜視図である。 図17は、図16に示されている本発明の別の実施例のカードホルダーが取り付けられた状態の容器の内側からの一部断面を含む部分拡大斜視図である。 図18は、本発明の更に別の実施例のカードホルダーの水平断面図である。 図19は、図18に示されているカードホルダーが、容器に取り付けられた状態のカードホルダーの水平断面図である。
符号の説明
B・・・・・・・・・・・・容器
K・・・・・・・・・・・・ICカード
S・・・・・・・・・・・・カードホルダー
V1・・・・・・・・・・・カードホルダー上動阻止部材
V2・・・・・・・・・・・係止部材
1・・・・・・・・・・・・カードホルダー本体
1a・・・・・・・・・・・奥壁
1b・・・・・・・・・・・上端水平フランジ
1c・・・・・・・・・・・下端水平フランジ
1d・・・・・・・・・・・垂直側部フランジ
2・・・・・・・・・・・・側部保護蓋
2a・・・・・・・・・・・板状部
2b・・・・・・・・・・・側壁部

Claims (2)

  1. カードホルダー上動阻止部材及び係止部材が形成されたカードホルダーを、容器に取り付ける際に.前記カードホルダーに形成された係止部材を、容器に穿設された長孔に挿入した後、前記カードホルダーを、垂直方向に下降させることにより、前記カードホルダー上動阻止部材が、前記容器に穿設された長孔の上端に、当接或いは近接するように、前記容器に穿設された長孔に嵌合されるように構成されていることを特徴とするカードホルダー。
  2. カードホルダー本体を構成する下端水平フランジに、前記カードホルダー本体を構成する奥壁の裏面から突出する複数の突っ張り片が突設されていることを特徴とする請求項1に記載のカードホルダー。
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