JP2010083398A - スライドドア用給電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】フラットケーブルの垂れ下がりを低減したスライドドア用給電装置を提供する。
【解決手段】第1の実施形態に係るスライドドア用給電装置100では、車体側開口部112の出口近傍の底面112aに突起部113が設けられており、フラットケーブル130は突起部113の上部に載置されて外部に引き出されている。これにより、フラットケーブル130の引出方向は、車体側開口部112から斜め上方の方向となっている。フラットケーブル130を斜め上方の所定の方向に引き出すことにより、屈曲部133の垂れ下がりを防止することが可能となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車の車体側からスライドドア内の機器に常時給電を行うためのスライドドア用給電装置に関するものである。
自動車等に用いられているスライドドア内には、パワーウィンドモーター、スイッチ、スピーカー等の電装品が組み込まれている。これらの電装品に車体側から給電を行うために、車体側からスライドドア側へ配線体(ワイヤハーネス)を配索すると共に、この配線体がスライドドアの開閉に追従して変形しながら移動するように構成されている。
配線体として、例えば高屈曲性の丸線を用いると、スライドドアの開閉時に重力により丸線が垂れ下がり、丸線が車体やスライドドアにぶつかったり、ドアと車体との間に挟まれて断線等の原因となるおそれがある。そこで、配線体がスライドドアの開閉中に垂れ下がるのを防止するための工夫が各種なされている。
特許文献1で開示されているスライドドア用給電装置は、スライドドアに取り付けられたスライダレール内でフラットケーブルが垂れ下がるのを防止するために、フラットケーブルに装着された屈曲補助板がスライダレールに固定された磁化部に接触保持される構造となっている。
また、特許文献2では、スライドドアと車体との間に配索される電線を把持する電線可動部をスライドドアに設け、スライドドアの開閉に追従して電線可動部が移動する構造としている。さらに、特許文献3では、スライドドアと車体との間のフラットケーブルを、スライドドアを車体に係止しているアームに沿って配索している。
特許文献1乃至3に記載のスライドドア用給電装置では、配線体の垂れ下がりを防止するために極めて複雑な構造となっている。そのため、スライドドア用給電装置が高コストとなるだけでなく、信頼性を低下させるおそれがある。そこで、配線体としてフラットケーブルを用い、フラットケーブルが幅方向に曲がりにくい特性を活かすことで、構造の簡単なスライドドア用給電装置の開発が進められている。フラットケーブルを用いたスライドドア用給電装置では、フラットケーブルの幅方向を車体の垂直方向とすることで垂れ下がりを防止することができる。
特開平11−342807号公報 特開2003−220903号公報 特開2003−300437号公報
自動車の車内空間を拡大するために、スライドドア用給電装置をさらに小型化して省スペース化を図ることが求められている。従来のフラットケーブルを用いたスライドドア用給電装置では、フラットケーブルの垂れ下がりを必ずしも十分に低減できていないため、フラットケーブルの垂れ下がり分を見越して、フラットケーブルの移動スペースを広くした給電装置を設計する必要があった。このような事情から、スライドドア用給電装置をさらに小型化するために、フラットケーブルの垂れ下がりをさらに低減することが強く求められていた。
そこで、本発明はこれらの問題を解決するためになされたものであり、フラットケーブルの垂れ下がりを低減したスライドドア用給電装置を提供することを目的とする。
本発明のスライドドア用給電装置の第1の態様は、車体に取り付けられる車体側取付部と、スライドドアに取り付けられるドア側取付部と、前記車体側取付部と前記ドア側取付部とで把持され前記車体側から前記スライドドア側への給電を行うフラットケーブルとを備え、前記車体側取付部には前記フラットケーブルを前記車体の外部に引き出すための車体側開口部が設けられ、前記ドア側取付部には前記フラットケーブルを前記スライドドアの外部に引き出すためのドア側開口部が設けられ、前記車体側開口部及び前記ドア側開口部の少なくともいずれか一方に、前記フラットケーブルを斜め上方に傾けて引き出すための支持部が形成されていることを特徴とする。
本発明のスライドドア用給電装置の他の態様は、前記支持部は、前記車体側開口部または/及び前記ドア側開口部の底面に形成された突起部であることを特徴とする。
本発明のスライドドア用給電装置の他の態様は、前記突起部の高さは、3mm以上10mm以下であることを特徴とする。
本発明のスライドドア用給電装置の他の態様は、前記フラットケーブルの引き出し方向に相当する前記突起部の幅は、0.5mm以上3mm以下であることを特徴とする。
本発明のスライドドア用給電装置の他の態様は、前記支持部は、前記車体側開口部または/及び前記ドア側開口部の底面に形成された傾斜面であることを特徴とする。
本発明のスライドドア用給電装置の他の態様は、前記傾斜面の最頂部の高さは、3mm以上10mm以下であることを特徴とする。
本発明のスライドドア用給電装置の他の態様は、前記支持部は、前記車体側開口部または/及び前記ドア側開口部の幅方向全体に形成されていることを特徴とする。
本発明のスライドドア用給電装置の他の態様は、前記支持部は、前記車体側開口部または/及び前記ドア側開口部の出口先端または近傍に形成されていることを特徴とする。
本発明のスライドドア用給電装置の他の態様は、前記フラットケーブルは、フラット面に垂直な方向に可撓性を有する保護部材に内包されていることを特徴とする。
本発明のスライドドア用給電装置の他の態様は、前記保護部材は、コルゲートチューブであることを特徴とする。
本発明によれば、車体側取付部及びドア側取付部の少なくともいずれか一方から斜め上方の所定の方向にフラットケーブルを引き出す構造とすることにより、フラットケーブルの垂れ下がりを防止するスライドドア用給電装置を提供することができる。
本発明の好ましい実施の形態におけるスライドドア用給電装置について、図面を参照して詳細に説明する。なお、同一機能を有する各構成部については、図示及び説明簡略化のため、同一符号を付して示す。
本発明の第1の実施の形態に係るスライドドア用給電装置を、図1、図2及び図3を用いて説明する。図2は本実施形態のスライドドア用給電装置100の斜視図である。スライドドア用給電装置100は、車体側に取り付けられる車体側取付部110と、スライドドア側に取り付けられるドア側取付部120、及び車体側取付部110とドア側取付部120とで把持されて車体側からスライドドア側に給電を行うフラットケーブル130を備えている。スライドドア用給電装置100を車体及びスライドドアに取り付けた状態を図3に示す。図3は、スライドドア用給電装置100を車体10及びスライドドア20に取り付けた状態を模式的に示す斜視図であり、車体10及びスライドドア20の内部に取り付けられた車体側取付部110及びドア側取付部120を透過して示している。
フラットケーブル130の両端にはコネクタ131、132が接続されており、それぞれ車体10側に設けられているコネクタ(図示せず)およびスライドドア20側に設けられているコネクタ(図示せず)に接続される。フラットケーブル130は、平角胴体の両面をPETなどの被覆樹脂で絶縁被覆して形成されている。フラットケーブル130は、複数本のケーブルを束ねて構成することができ、コネクタ131、132は複数本のケーブルを一括して車体10側のコネクタ及びスライドドア20側のコネクタに接続することができる。
ケーブルが複数本束ねられたフラットケーブル130では、ケーブルそれぞれが密着した状態であると、ドアのスライド時には、ケーブル同士で張力が発生してお互いに変形の抵抗となり、スムーズな変形ができなくなってしまう。そこで、ケーブル間で張力がかからないように、それぞれのケーブルに異なる長さの余長を持たせて余長収納部111に収納される。これにより、複数のケーブルを束ねたフラットケーブル130においても、余長によりケーブル同士が相互にずれることが可能となり、ドアのスライド時にスムーズに変形することができる。これに伴って、ドア側取付部120からフラットケーブル130を引き出す向きに屈曲部133を形成することができ、フラットケーブル130が車体10あるいはスライドドア20に接しないようにすることが可能となる。
フラットケーブル130は、フラットケーブルの長手方向に曲がりやすく、フラットケーブルの幅方向には曲がりにくいといった特性を有している。そこで、フラットケーブル130を車体側取付部110とドア側取付部120との間で、フラットケーブルの幅方向が略鉛直方向となるように配索することにより、フラットケーブル130が鉛直下方に垂れ下がりにくくすることができる。とくに、フラットケーブル130が略直線状態のときは、長手方向の両側から支えられているためほとんど垂れ下がることはない。
これに対し、長手方向の中央付近で屈曲部133が形成されている場合には、従来は屈曲部133が自重で所定の長さだけ垂れ下がっていた。従来は、フラットケーブル130が車体側取付部110及びドア側取付部120から水平方向に引き出されていたが、そのときのフラットケーブル130の配索状態は、例えば図4のようになる。図4(a)は、一例として車体側取付部110からフラットケーブル130が水平方向に引き出されているときの、車体側取付部110の部分断面図を示している。また図4(b)は、車体側取付部110とドア側取付部120との間に配索されているフラットケーブル130の状態を模式的に示す斜視図である。図4(b)において、破線134はフラットケーブル130が水平に配索されているとしたときの配索位置を示している(以下では、水平配索位置134とする)。
図4(a)に示すように、フラットケーブル130を車体側取付部110及びドア側取付部120から水平方向に引き出した場合には、図4(b)に示すように、フラットケーブル130が屈曲部133を中心に水平配索位置134より垂れ下がってしまう。これは、屈曲部133をその先端側から支えるものがなく、その根元側からのみ支えることで屈曲部133が垂れ下がらないようにするのが難しいからである。本実施形態のスライドドア用給電装置100は、このような屈曲部133の垂れ下がりを防止するように構成されている。
本実施形態のスライドドア用給電装置100は、フラットケーブル130を車体側取付部110から所定の方向に引き出すための構造を有している。車体側取付部110の構造を、図1を用いて説明する。図1(a)は、図2に示す車体側取付部110に設けられた車体側開口部112を拡大して示す斜視図であり、図1(b)は、フラットケーブル130を所定の方向に引き出している車体側開口部112の断面図である。本実施形態では、車体側開口部112の出口近傍の底面112aに突起部113が設けられており、フラットケーブル130は突起部113の上部に載置されて外部に引き出されている。これにより、フラットケーブル130の引出方向は、車体側開口部112から斜め上方の方向となっている。
フラットケーブル130の屈曲部133は、スライドドア20が全閉または全開の時に車体側取付部110に位置し、スライドドア20の開閉に伴ってドア側取付部120の方に移動していく。本実施形態のスライドドア用給電装置100では、フラットケーブル130が車体側開口部112から斜め上方の方向に引き出されていることから、屈曲部133が車体側取付部110の近傍にあるときは、屈曲部133は水平配索位置134より上側に位置する。そして、屈曲部133が車体側取付部110から遠ざかるにつれて徐々に垂れ下がっていき、屈曲部133がドア側取付部120の近傍に達すると、屈曲部133の垂直方向の位置が水平配索位置134にほぼ一致するようになる。
本実施形態では、フラットケーブル130を車体側開口部112から斜め上方の所定の方向に引き出すために、車体側開口部112の出口近傍に突起部113を設けている。これにより、屈曲部133の垂れ下がりを低減することができる。なお、本実施形態の効果は、屈曲部133が水平配索位置134より高くなるように、車体側開口部112からのフラットケーブル130の引出位置を、突起部113の高さとほぼ同じだけ高くして水平方向に引き出すようにした構造よりも、屈曲部133の垂れ下がりを低減する効果が高い。なぜなら、単純に引出位置を高い位置にしても、屈曲部133が車体側取付部110から離れるにつれて単調に下がっていくため、車体側取付部110とドア側取付部120との間の中央部付近で屈曲部133の垂れ下がりが大きくなってしまうからである。
次に、突起部113の好適な寸法を以下に説明する。突起部113の高さは、3mm以上10mm以下に設定するのがよい。また、フラットケーブル130の長手方向となる突起部113の幅は、0.5mm以上3mm以下とするのが好ましい。さらに、フラットケーブル130のフラット面に対し垂直方向となる車体側開口部112の幅方向には、突起部113を幅全体に形成するのがよい。これにより、スライドドア20の開閉位置によらず、フラットケーブル130を車体側開口部112から斜め上方の所定の方向に引き出すことができ、屈曲部133の垂れ下がりを防止することが可能となる。
突起部113の高さは、ドアのスライドがスムーズに行えるよう、適宜調整される。すなわち、垂れ下がりを防止できる程度に高くする。また、フラットケーブルの屈曲に対する耐久性を損なわない程度に高さは抑えておくのがよい。
本実施形態では、好ましい形態として、突起部113を好適な高さとすることにより、屈曲部133が車体側取付部110とドア側取付部120との間の中央部付近にあるときは、水平配索位置134より高い位置となるようにしており、屈曲部133がドア側取付部120に接近するのに伴って、屈曲部133の垂直方向の高さが水平配索位置134にほぼ一致するようにしている。なお、突起部113を設ける位置は、車体側開口部112の底面112aの出口近傍であればよく、底面112aの出口先端あるいはそれより内側でもよい。好ましくは、底面112aの出口先端付近であり、フラットケーブルが屈曲している部分の下側近傍であると効果が高まる。
本発明の第2の実施の形態に係るスライドドア用給電装置を、図5を用いて説明する。図5は、本実施形態のスライドドア用給電装置の車体側開口部212を示す断面図である。本実施形態のスライドドア用給電装置では、車体側取付部210の車体側開口部212の出口近傍の底面212aに傾斜面213が設けられており、フラットケーブル130は傾斜面213に沿って外部に引き出されている。これにより、本実施形態でもフラットケーブル130の引出方向が、車体側開口部212から斜め上方の方向となっている。
第1の実施形態の突起部113に代えて傾斜面213を用いた場合でも、フラットケーブル130を車体側開口部212から斜め上方の所定の方向に引き出すことができ、屈曲部133の垂れ下がりを防止することが可能となる。本実施形態でも、屈曲部133がドア側取付部120の近傍にあるときに、屈曲部133の垂直方向の位置が水平配索位置134にほぼ一致するように、傾斜面213の高さを好適に決定することができる。
傾斜面213の最も高い位置の高さは、3mm以上10mm以下に設定するのがよい。また、フラットケーブル130のフラット面に対し垂直方向となる車体側開口部212の幅方向には、傾斜面213を幅全体に形成するのがよい。これにより、スライドドア20の開閉位置によらず、フラットケーブル130を車体側開口部212から斜め上方の所定の方向に引き出すことができ、屈曲部133の垂れ下がりを防止することが可能となる。
本発明の第3の実施の形態に係るスライドドア用給電装置を、図6、図7を用いて説明する。図6は本実施形態のスライドドア用給電装置300の斜視図である。また、図7は本実施形態のスライドドア用給電装置の車体側開口部312を示す断面図である。本実施形態のスライドドア用給電装置300では、車体側取付部310とドア側取付部320との間に配索されるフラットケーブル130が、保護部材のコルゲートチューブ340で覆われている。
コルゲートチューブ340は、フラットケーブル130と同様に断面短軸方向に高い可撓性を有していることから、内包するフラットケーブル130とともに小さな曲率半径で曲げることができ、スライドドア20の開閉中にコルゲートチューブ340に屈曲部341を形成することができる。なお、本実施形態では保護部材としてコルゲートチューブ340を用いているが、同様に断面短軸方向に高い可撓性を有するものであればこれに限定されず他の保護部材であってもよい。
本実施形態のようにフラットケーブル130が保護部材のコルゲートチューブ340に内包されている場合でも、フラットケーブル130とコルゲートチューブ340とを一体にドア側取付部320から車体10の前方あるいは後方の向きに引き出すことにより、これと同じ向きに屈曲部341を形成することができる。これにより、スライドドア20の開閉時に、コルゲートチューブ340が車体10あるいはスライドドア20に接触するのを防止することができる。
本実施形態のスライドドア用給電装置300では、第1の実施形態と同様に車体側開口部312の出口近傍の底面312aに突起部313が設けられている。これにより、フラットケーブル130を内包したコルゲートチューブ340が、車体側開口部312から斜め上方の方向に引き出されている。
コルゲートチューブ340も、フラットケーブル130と同様に、フラット面に垂直の方向に曲がりやすく、フラット面に平行、すなわち幅方向には曲がりにくいといった特性を有している。これにより、車体側取付部310とドア側取付部320との間でコルゲートチューブ340をフラット面が鉛直方向となるように配索することで、コルゲートチューブ340が鉛直下方に垂れ下がりにくくすることができる。しかし、コルゲートチューブ340の場合もフラットケーブル130と同様に、屈曲部341が自重で所定の長さだけ垂れ下がってしまう。本実施形態のスライドドア用給電装置300は、コルゲートチューブ340の屈曲部341の垂れ下がりを防止する構造を有している。
フラットケーブル130を内包したコルゲートチューブ340を用いる本実施形態でも、突起部313の高さを、3mm以上10mm以下に設定するのがよい。また、コルゲートチューブ340の引出方向となる突起部313の幅は、0.5mm以上3mm以下とし、コルゲートチューブ340の凹凸の間隔よりも大きくするのがよい。これにより、突起部313がコルゲートチューブ340の凹部(溝部)にはまり込むのを防止することができる。さらに、コルゲートチューブ340のフラット面に対し垂直方向となる車体側開口部312の幅方向には、突起部313を幅全体に形成するのがよい。これにより、スライドドア20の開閉位置によらず、コルゲートチューブ340を車体側開口部312から斜め上方の所定の方向に引き出すことができ、屈曲部341の垂れ下がりを防止することが可能となる。
なお、本実施形態では、車体取付部310の車体側開口部312に第1の実施形態と同様の突起部313を設けているが、これに代えて第2の実施形態と同様に傾斜面213を設けてもよい。突起部313または傾斜面213のいずれを用いても、コルゲートチューブ340を車体側開口部312から斜め上方の所定の方向に引き出すことができ、屈曲部341の垂れ下がりを防止することが可能となる。
上記のいずれの実施形態でも、突起部113,313または傾斜面213を車体取付部110,310の車体側開口部112,312に設けたが、これに代えてドア側取付部120、320のドア側開口部に設けることも可能である。あるいは、車体側開口部112,312とドア側開口部の両方に設けてもよい。いずれの場合でも、フラットケーブル130を車体側開口部112,312または/及びドア側開口部から斜め上方の所定の方向に引き出すことができ、屈曲部133の垂れ下がりを防止することが可能となる。 また、フラットケーブル130がコルゲートチューブ340に内包されている場合でも、ゲートチューブ340の屈曲部341の垂れ下がりを防止することができる。
なお、本実施の各形態における記述は、本発明に係るスライドドア用給電装置の一例を示すものであり、これに限定されるものではない。本実施の形態におけるスライドドア用給電装置の細部構成及び詳細な動作等に関しては、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
本発明の第1の実施の形態に係るスライドドア用給電装置の車体側開口部を拡大して示す斜視図及び断面図である。 第1の実施形態のスライドドア用給電装置の斜視図である。 第1の実施形態のスライドドア用給電装置を車体及びスライドドアに取り付けた状態を模式的に示す斜視図である。 フラットケーブルが水平方向に引き出されている車体側取付部の断面図、及びフラットケーブルの配索状態を模式的に示す斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係るスライドドア用給電装置の車体側開口部を拡大して示す断面図である。 本発明の第3の実施形態に係るスライドドア用給電装置の斜視図である。 第3の実施形態のスライドドア用給電装置の車体側開口部を示す断面図である。
符号の説明
10 車体
20 スライドドア
100、300 スライドドア用給電装置
110、310 車体側取付部
111 余長収納部112、312 車体側開口部
112a、212a、312a 底面
113、313 突起部
120、320 ドア側取付部
130 フラットケーブル
131、132 コネクタ
133、341 屈曲部
134 水平配索位置
213 傾斜面
340 コルゲートチューブ

Claims (10)

  1. 車体に取り付けられる車体側取付部と、スライドドアに取り付けられるドア側取付部と、前記車体側取付部と前記ドア側取付部とで把持され前記車体側から前記スライドドア側への給電を行うフラットケーブルとを備え、
    前記車体側取付部には前記フラットケーブルを前記車体の外部に引き出すための車体側開口部が設けられ、
    前記ドア側取付部には前記フラットケーブルを前記スライドドアの外部に引き出すためのドア側開口部が設けられ、
    前記車体側開口部及び前記ドア側開口部の少なくともいずれか一方に、前記フラットケーブルを斜め上方に傾けて引き出すための支持部が形成されている
    ことを特徴とするスライドドア用給電装置。
  2. 前記支持部は、前記車体側開口部または/及び前記ドア側開口部の底面に形成された突起部である
    ことを特徴とする請求項1に記載のスライドドア用給電装置。
  3. 前記突起部の高さは、3mm以上10mm以下である
    ことを特徴とする請求項2に記載のスライドドア用給電装置。
  4. 前記フラットケーブルの引き出し方向に相当する前記突起部の幅は、0.5mm以上3mm以下である
    ことを特徴とする請求項2または3に記載のスライドドア用給電装置。
  5. 前記支持部は、前記車体側開口部または/及び前記ドア側開口部の底面に形成された傾斜面である
    ことを特徴とする請求項1に記載のスライドドア用給電装置。
  6. 前記傾斜面の最頂部の高さは、3mm以上10mm以下である
    ことを特徴とする請求項5に記載のスライドドア用給電装置。
  7. 前記支持部は、前記車体側開口部または/及び前記ドア側開口部の幅方向全体に形成されている
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のスライドドア用給電装置。
  8. 前記支持部は、前記車体側開口部または/及び前記ドア側開口部の出口先端または近傍に形成されている
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のスライドドア用給電装置。
  9. 前記フラットケーブルは、フラット面に垂直な方向に可撓性を有する保護部材に内包されている
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載のスライドドア用給電装置。
  10. 前記保護部材は、コルゲートチューブである
    ことを特徴とする請求項9に記載のスライドドア用給電装置。
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