JP2010083352A - サスペンション制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ポットホールが形成された路面のスムーズな走行を図ることができるサスペンション制御装置1を提供する。
【解決手段】ポットホール判断部16が自動車2の走行時の路面がポットホールであると判断した場合、ショックアブソーバ4の伸び側の減衰力をハードにする。このため、ポットホール通過に際して、ポットホールへの追従を回避してポットホール通過後の路面にスムーズに移行でき、この分、乗り心地を向上できる。さらに、伸び変位が抑制され、ポットホール通過後半のインパクトを小さくでき、ショックアブソーバ4にかかる衝撃を抑制できる。
【選択図】図2

Description

本発明は、自動車などの車両に用いられるサスペンション制御装置に関する。
従来のサスペンション制御装置の一例として、段差を通過する際にサスペンション特性をソフトにして乗り心地を良くするようにしたサスペンション制御装置がある(特許文献1参照)。
特開2007−127149号公報
ところで、アスファルト舗装道路では、アスファルトが剥がれて、表面にポットホールと呼ばれる深さが約10cm以上の穴が生じることがある。そして、ポットホールが形成された路面を走行する際にも、良好な走行を確保することが望まれている。しかしながら、上述した従来技術のサスペンション制御装置を搭載した車両では、道路に形成された前記ポットホールを通過する際に、サスペンション特性をソフトにするように制御を行なうため、ポットホールからタイヤが出るときに衝撃や故障が起こる虞があり、上記要望(ポットホールが形成された路面を良好に走行する)に適切には応え得るものになっておらず、改善が求められているというのが実情であった。また,減衰力調整機能を有しないコンベではポットホールを走るために高い減衰力を必要としており,他の路面で乗心地が悪化する。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、ポットホールが形成された路面のスムーズな走行を図ることができるサスペンション制御装置を提供することを目的とする。
本発明は、車両に用いられる減衰力調整式ショックアブソーバの減衰力を調整するサスペンション制御装置であって、車輪に作用する輪荷重を求める輪荷重算出手段と、該輪荷重算出手段が得た算出輪荷重を用いて前記車両の走行時の路面がポットホールであるか否かを判断するポットホール判断手段と、を備え、該ポットホール判断手段が前記車両の走行時の路面がポットホールであると判断した場合、前記減衰力調整式ショックアブソーバの伸び側の減衰力をハードにすることを特徴にする。
本発明によれば、ポットホールが形成された路面のスムーズな走行を図ることができる。
以下、本発明の第1実施形態を図1〜図12に基づいて説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係るサスペンション制御装置が採用された自動車1を模式的に示す図である。図2は、図1のコントローラの構成を示すブロック図である。
図3は、車体の上下振動を2自由度でモデル化した1/4車体モデルを示す図である。図4は、図1の自動車の加減速中に車体にかかる力の関係を模式的に示す図である。図5は、図1の自動車の旋回中に車体にかかる力の関係を模式的に示す図である。図6は、図1の自動車の前車軸位置における車体にかかる力の関係を模式的に示す図である。図7は、ポットホールを含む路面走行の際に得られると推定される輪荷重を、対応するシミュレーションで得られる実値と対比して示す図である。図8は、図2の前後輪遅れ時間算出部
の機能を説明するためのブロック図である。図9は、図2のポットホール判断部の処理内容を示すフローチャートである。図10は、図2の制御指令演算部の処理内容を示すブロックである。図11は、第1実施形態の制御効果をシミュレーションにより検証した結果を示す図である。図12は、図11のシミュレーションで模擬されたポットホールを示す図である。
図1、2において、本発明に係る第1実施形態のサスペンション制御装置1が搭載される自動車2の各車輪〔前左右輪3FL,3FR、後左右輪3RL,3RR。適宜、車輪3と総称する。〕には、減衰力調整式ショックアブソーバの一例である減衰力可変式ショックアブソーバ(以下、適宜、単にショックアブソーバともいう。)4FL,4FR、4RL,4RR〔以下、適宜、ショックアブソーバ4と総称する。〕が取り付けられている。
ショックアブソーバ4の外周にはスプリング5が取付けられている。これらショックアブソーバ4及びスプリング5は、車体6と各車輪3の間に介在され、各車輪3の上下動を減衰させる働きを持つ。
車体6には、前左右輪3FL,3FR、後右輪3RRに対応して車体6に作用する上下方向の加速度(ばね上上下運動)を検出するばね上加速度センサ7FL,7FR,7RRが取付けられている。車体6には、さらに、車体6に作用する前後方向、横方向の加速度を夫々検出する前後加速度センサ8a,8b(適宜、符号8で総称する。)、横加速度センサ9と、自動車2の走行速度を検出する車速センサ11と、が取付けられている。また、前左右輪3FL,3FRに対応して、前左右輪3FL,3FR(ばね下)には、当該部分に作用する上下加速度(ばね下上下加速度)を検出するばね下加速度センサ12FL,12FR(適宜、符号12で総称する。)が取付けられている。本実施形態では、ばね下加速度センサ12FL,12FRを前左右輪3FL,3FRに取付けた場合を例にするが、車輪以外の他のばね下部分に設けてもよい。
ばね上加速度センサ7FL,7FR,7RR、前後加速度、横加速度センサ8,9、車速センサ11、ばね下加速度センサ12FL,12FRには、コントローラ(制御手段)13が接続されている。コントローラ13は、各接続部材からの情報の入力を受けて、後述する演算処理に基づいて、前2輪(前左右輪3FL,3FR)の輪荷重を推定し、これらの演算結果に基づいて、制御指令値(減衰力指令値)を算出し、ショックアブソーバ4を制御する。
コントローラ13は、図2に示すように、前輪輪荷重推定部(輪荷重算出手段、輪荷重合成部)15と、ポットホール判断部(ポットホール判断手段)16と、前後輪遅れ時間算出部17と、制御指令演算部20と、を備えている。
前輪輪荷重推定部15では、ばね上加速度センサ7FL,7FR,7RRからのばね上加速度、ばね下加速度センサ12FL,12FRからのばね下加速度、前後加速度センサ8a,8bからの前後加速度、横加速度センサ9からの横加速度を用いて前輪輪荷重を推定する。ポットホール判断部16では、推定された輪荷重の値からポットホールか否かの判断を行い、その判断結果を制御指令演算部20に出力する。前後輪遅れ時間算出部17では、車速(v)とホイールベース(L)を用いて前後輪遅れ時間を算出する。制御指令演算部20では、ポットホール判断部16と前後輪遅れ時間算出部17で算出した前後輪遅れ時間を入力し、減衰力調整式ショックアブソーバ4に出力する指令値算出のための演算処理を行って当該指令値を求める。
次に前輪輪荷重推定部15、ポットホール判断部16、前後輪遅れ時間算出部17、及び制御指令演算部20について詳述する。
前輪輪荷重推定部15は、上述したように輪荷重の推定を行うが、その輪荷重の推定原理について、まず説明する。
車体6の上下振動を2自由度でモデル化すると図3に示すようになる。ここで、1輪当たりの車体6の質量をmb、タイヤの質量をmt、車体6の絶対上下変位をZb、タイヤの絶対上下変位をZt、路面の絶対上下変位をZ0、サスペンションのばね定数をks、減衰係数をcs、タイヤのばね定数をkt、車体6に働く外力をfとしている。
これより、この系の運動方程式は以下のようになる。
Figure 2010083352
ここで輪荷重の変動分ΔFzは、タイヤの反力となるので
ΔFz=−kt(Zt−Z0) (3)
となる。よって、 (1)、(2)式より、次式(4)の
Figure 2010083352
となり、ばね上加速度
Figure 2010083352
とばね下加速度
Figure 2010083352
および外力fから輪荷重の変動分(輪荷重変動量)を計算することができる。また外力fは、旋回時や加減速時に発生する荷重移動量と考えれば、外力fは加速度センサで検出した前後・横加速度ax、ayより以下〔後述する式(12)参照〕のように計算できる。図4に加減速中の車体6にかかる力を示す。図4において、車体6に前後加速度axが作用したときの荷重移動量ΔFzxは、力とモーメントの釣合いより、
ΔFzx=−msxg/(2L) (5)
ただし、ms:車体6質量
となる。ここでhgは重心点(車体6の重心点を指す。当該重心を以下、重心6Cという。)の高さ、Lはホイールベースを示す。これより加速時(ax>0)のとき前輪(3FL,3FR)の輪荷重は減少し、反対に後輪は増加するので、前輪(3FL,3FR)の荷重移動分(前後方向の加速度から得られる輪荷重移動量)をΔFzxf、後輪(3RL,3RR)の荷重移動分(前後方向の加速度から得られる輪荷重移動量)をΔFzxrとすると、これらは夫々、次の式(6)、(7)に示すようになる。
ΔFzxf=−msxg/(2L) (6)
ΔFzxr=−msxg/(2L) (7)
次に旋回時の車体6にかかる力を図5に示す。ここで、前輪ロール剛性Gf、後輪ロール剛性Gr、ロール軸(Roll Axis)から重心6Cまでの距離hc、前後輪でのロール軸高さをそれぞれhf、hr、前後輪でのトレッド〔前側2輪間、後側2輪間の幅(width)〕をそれぞれLwf、Lwrとする。横加速度をayとすれば、車体6に働く慣性力はmsyとなる。
図6に前車軸位置におけるモーメントでのつりあいを示す。図6において、前車軸位置でのモーメントの釣合いから、前輪軸から重心6Cまで、後輪軸から重心6Cまでの距離、を夫々Lf、Lrとすると、次式が成り立つ。
前輪:
[Gf/(Gf+Gr)]msyc−(Lr/L)msyf+ΔFzyfwf=0 (8)
後輪も同様に次式が成り立つ。
後輪:
[Gr/(Gf+Gr)]msyc−(Lf/L)msyr+ΔFzyrwr=0 (9)
ここでΔFzyf、ΔFzyrは、それぞれ前後輪での左右荷重移動量である。この式(8)、(9)より、
ΔFzyf=(msy/Lwf)〔[Gf/(Gf+Gr)]hc+(Lr/L)hf〕=0
(10)
ΔFzyr=(msy/Lwr)〔[Gr/(Gf+Gr)]hc+(Lr/L)hr〕=0
(11)
となる。ここで右旋回時(ay>0)には、右側の輪荷重が減少し、左側の輪荷重が増加する。
なお、上述した外力fについては、次式(12)で示されるように、式(5)、(6)と(9)、(10)の和または差、すなわち『「(5)の右辺」と「(6)の右辺」のいずれか一方+「(9)の右辺」と「(10)の右辺」のいずれか一方の和または差』で表すことができる。
Figure 2010083352
以上より、減速、右旋回時のとき各輪の輪荷重Fzは、各センサから検出したばね上加速度、ばね下加速度、前後加速度、横加速度を用いて式(13)〜(16)のように推定することができる。式(13)〜(16)でGは重力加速度である。
Figure 2010083352
ここで、ばね上、ばね下質量を前後輪で区別するため、前後輪それぞれのばね上質量をmb Fr、mb Rr、ばね下質量をmt Fr、mt Rrとした。このようにして推定した輪荷重推定値をポットホール判断部16に出力する。
図7に、上述した処理を実行する前輪輪荷重推定部15のロジックを用いて、自動車2がポットホールを通過する際のシミュレーション結果を推定値として実線で示し、また、自動車2の挙動をシミュレーションするために一般に用いられる、いわゆるカーシムとよばれるソフトを用いて同様にシミュレーションした結果を実値として点線で示す。本実施形態の前輪輪荷重推定部15によれば、図7において推定値を実値と比較してわかるように、輪荷重の推定(算出)を良好に行えることがわかる。
次に前後輪遅れ時間算出部17について図8に基づいて説明する。前後輪遅れ時間算出部17は、車速と、自動車2の諸元によって決まるホイールベースとから算出し、図8のようにホイールベースを車速で除算することで算出する。
次にポットホール判断部16について説明する。ポットホール判断部16では、推定された輪荷重の値に基づき、ポットホールか否かの判断を行う。ポットホール通過時には、急激に輪荷重が抜けて輪荷重がゼロとなることを利用して、判断を行う。ポットホール判断部16は、図9に示すように、ループ制御による演算処理を実行する。この演算内容を以下に説明する。
ポットホール判断部16は、図9に示すように、まず、輪荷重推定値Fzと輪荷重変動ΔFzを取得し、その時間微分値dΔFzを算出する(ステップS1)。次に、輪荷重Fzが閾値より小さいかの判断と輪荷重変動の変化率が閾値より小さいかの判断を行う(ステップS2)。ステップS2で2つの条件を満たしていると判断した、すなわち、YESと判断した場合、ポットホールと判断して、ポットホールタイマをクリアし、ポットホールフラグを1にセットする(ステップS3)。ステップS2の判断には、誤作動をなるべく防ぐため、輪荷重(輪荷重Fz)絶対値による判断と、輪荷重変動の変化率から判断する
ことにしている。また、絶対値〔輪荷重絶対値〕の判断には荷重移動を考慮した輪荷重推定値を用い、変化率〔輪荷重変動の変化率〕の判断には輪荷重の変動のみを用い荷重移動などの変化で、誤判断しないようにもしている。
ステップS2で条件を満たさなかった場合(NOと判定した場合)には、ポットホールフラグが1かどうかを判断する(ステップS4)。ステップS4で、条件を満たさなかった場合(すなわち、NOと判定した場合)には、何も実行せずに当該ループ制御を終了する。ステップS4で、条件を満たす場合(すなわち、YESと判定した場合)には、ポットホールタイマが所定時間経過しているかの判断(ステップS5)に移行する。ステップS5で所定時間経過していると判断(すなわち、YESと判定)すれば、ポットホールフラグを0にセットし、タイマもクリアする(ステップS6)。ステップS5で所定時間経過していないと判断すれば(すなわち、NOと判定した場合)、タイマをカウントする(ステップS7)。このようにしてポットホールか否か(すなわち、ポットホールフラグが1かどうか)を判断し、ポットホール判定後、所定時間経過したらポットホールフラグを解除するように設定している。
なお、ポットホール判定の解除には時間管理を用いたが、ばね下やばね上、輪荷重推定値などから判断してもよい。
次に制御指令演算部20について説明する
制御指令演算部20では、ポットホール判断部16での判断結果に基づいて制御指令値(制御量)を算出する。
制御指令演算部20は、ポットホール判断部16での判断結果(ポットホールフラグが1又は0)に応じて制御指令値を算出する。ポットホールフラグが1である場合、及び0である場合には、夫々、制御指令値として、該当輪(前輪が対象)の減衰力特性をハード特性、ソフト特性とする制御指令値(前輪制御指令値)xを算出する。
ポットホール判断部16での判断結果がポットホールフラグが1であることを示している場合、該当輪(ここでは前輪が対象)の減衰力特性をハード特性とする制御指令値(前輪制御指令値)xを算出する。また、ポットホール判断部16での判断結果がポットホールフラグが0であることを示している場合、該当輪(上述したように前輪が対象)の減衰力特性をソフト特性とする制御指令値(前輪制御指令値)x(スカラー値)を算出する。
また、後輪側については、ポットホール判断部16での判断結果から得た前輪制御指令値xに対して、所定遅れ時間τを考慮して、後輪制御指令値y(スカラー値)を算出する。
すなわち、制御指令演算部20は、後輪側のショックアブソーバ4については、ポットホールと判断してから、前後輪遅れ時間(前後輪遅れ時間算出部17で算出された値)からシステムの遅れ時間を減算した時間、すなわち「前後輪遅れ時間−システムの遅れ時間」が経過した後に、減衰力特性をハード特性とする制御指令値(後輪制御指令値)y(スカラー値)を算出する。ここで、システムの遅れ時間とは、演算時間、アクチュエータ応答時間などが相当する。
制御指令演算部20は、前輪、後輪制御指令値x、y(スカラー値)を同時にベクトルとして処理して制御指令値(ベクトル)を求める。
上述したように、後輪側のショックアブソーバ4については、ポットホールに到達する前にハードとすることができるので制御効果を最大限発揮できる。後輪側のショックアブソーバ4をハード特性に切り替えるタイミングはポットホールに到達する直前にしたほうが、ハードにする時間が短くできるので、ポットホール以外の影響による乗心地の悪化を防止できる。
本発明者は、ポットホール走行時における制御時の挙動について、上記実施形態のサスペンション制御装置1、ポットホール走行時に制御力がソフトになる従来技術〔適宜、制
御力ソフト(SS)又は制御力ソフト従来技術という。〕、減衰力調整機能を有しない従来技術〔適宜、コンベ技術又は単にコンベという。〕を対象にして、前輪、後輪側に対する指令電流、推定輪荷重、前輪、後輪側のばね下加速度、ばね上加速度についてのシミュレーションを行った。シミュレーションは、図12に示すように、自動車2が車速60km/hで走行し、深さが100mmで長さが762mmのポットホールを模擬した路面を通過するように実施した。上記シミュレーションにより、図11に示す結果を得た。
図11に示されるように、上記実施形態のサスペンション制御装置1によれば、後輪側のばね下加速度、ばね上加速度について、減衰性が、コンベ技術、制御力ソフト従来技術に比して向上し、PP値が、コンベ技術と同等以上であり、
前輪側のばね下加速度、ばね上加速度について、減衰性が、コンベ技術と同等以上であり、PP値が、コンベ技術と同等で、かつ制御力ソフト従来技術に比して小さくて向上する結果、すなわち、ポットホールにてインパクト入力の低減やばね下、ばね上の振動を低減できることを確認することができた。
本実施形態によれば、ポットホール判断部16が自動車2の走行時の路面がポットホールであると判断した場合、ショックアブソーバ4の伸び側の減衰力をハードにするので、ポットホール通過に際して、ポットホールへの追従を回避してポットホール通過後の路面にスムーズに移行でき、この分、乗り心地を向上できる。さらに、伸び変位が抑制され、ポットホール通過後半のインパクトを小さくでき、ショックアブソーバ4にかかる衝撃を抑制できる。
また、上述したようにして輪荷重推定値を用いてポットホールの判定を行うことで、ばね下が振動する前から制御することが可能となり、インパクト入力の低減やばね下暴れの抑制により乗心地を向上できる。
上記実施形態では、前輪輪荷重推定部15が、前2輪の輪荷重の算出を、前輪側ばね上、前輪側ばね下、前後、横加速度センサ(7FL,7FR、12FL,12FR、8a,8b、9)が夫々検出する前輪側ばね上、前輪側ばね下、前後、横加速度に基づいて行う場合を例にしたが、これに代えて、前輪側ばね上、前輪側ばね下加速度センサ(7FL,7FR、12FL)が夫々検出する前輪側ばね上、前輪側ばね下加速度に基づいて行うように構成してもよい。
上記実施形態では、ポットホール判断部16が、自動車2の走行時の路面がポットホールであるか否かの判断処理を、算出輪荷重と予め定めた輪荷重しきい値との比較結果、並びに前記算出輪荷重の減少率に相当する算出輪荷重減少率と予め定めた輪荷重減少率しきい値との比較結果に基づいて行う場合を例にしたが、これに代えて、算出輪荷重と予め定めた輪荷重しきい値との比較結果に基づいて行うようにしてもよい。また、算出輪荷重の減少率に相当する算出輪荷重減少率と予め定めた輪荷重減少率しきい値との比較結果に基づいて前記判断処理を行うように構成してもよい。
また、ばね下加速度センサ12FL,12FRを前輪側にのみ設けて輪荷重の推定を行うので、後輪側にもばね下加速度センサを備える場合に比して、ばね下加速度センサの個数を少なくでき、その分、コストを低減できる。
上記実施形態では、前輪輪荷重推定部15が前輪輪荷重を推定する場合を例にしたが、これに代えて、輪荷重を検出する輪荷重センサ(輪荷重算出手段)を設けるようにしてもよい。
次に、本発明の第2実施形態に係るサスペンション制御装置1Aを図13〜図15に基づき、図1、2を参照して、説明する。
本発明の第2実施形態に係るサスペンション制御装置1Aは、前記第1実施形態に係るサスペンション制御装置1に比して、図1、図2、図13〜図15に示すように、加速度センサ7,8,9,12に代えて、前2輪(3FL,3FR)に荷重センサ(輪荷重測定器)22FL,22FRを設けて前2輪(3FL,3FR)の輪荷重を検出すること、並びに前後加速度センサ8a,8b、横加速度センサ9を廃止したこと、ステップS1,2に代わるステップS1A,2Aを実行することが主に異なっている。
図14に第2実施形態に係るサスペンション制御装置1Aのコントローラ13A内で演算する処理の概要を示す。荷重センサ22FL,22FRでは、前輪2輪(3FL,3FR)の輪荷重を検出し、その値をポットホール判断部16Aへ出力する。ポットホール判断部16Aでは、検出された輪荷重の値から、自動車2の走行時の路面がポットホールか否かの判断を行い、その判断結果を制御指令演算部20に出力する。以下、実施例1と同様にして制御量を演算し、減衰力調整式ショックアブソーバ4に出力する。
ポットホール判断部16Aは、図15に示すように、まず荷重センサ22FL,22FRで検出した輪荷重Fzを取得し、その時間微分値を算出する(ステップS1A)。次に輪荷重Fzが閾値より小さいかの判断と、輪荷重の変化率dFzが閾値より小さいかの判断を行い(ステップS2A)、2つの条件を満たしている場合(ステップS2AでYESと判断した場合)、自動車2の走行時の路面がポットホールであると判断して、ポットホールタイマをクリアし、ポットホールフラグを1にセットする(ステップS3)。
ここで判断には誤作動をなるべく防ぐため輪荷重絶対値による判断と輪荷重変動の変化率による判断を用いている。条件を満たさなかった場合には、ポットホールフラグが1かどうかを判断する。ここで条件を満たさなかった場合には、何も実行せずに終了する。条件を満たす場合には、ポットホールタイマが所定時間経過しているかの判断に移行する。所定時間経過していれば、ポットホールフラグを0にセットし、タイマもクリアする。経過していなければタイマをカウントする。このようにしてポットホールか否かを判断し、ポットホール判定後、所定時間経過したらポットホールフラグを解除するように設定している。なお、ポットホール判定の解除には時間管理を用いたが、輪荷重などから判断してもよい。
この後の処理は、第1実施形態の場合と同じく、制御指令演算部20にて制御量を算出し、演算した制御指令値を減衰力可変ショックアブソーバ4に出力する。
本発明の第1実施形態に係るサスペンション制御装置が採用された自動車2を模式的に示す斜視図である。 図1のコントローラの構成を示すブロック図である。 車体の上下振動を2自由度でモデル化した1/4車体モデルを示す図である。 図1の自動車の加減速中に車体にかかる力の関係を模式的に示す図である。 図1の自動車の旋回中に車体6にかかる力の関係を模式的に示す図である。 図1の自動車の前車軸位置における車体にかかる力の関係を模式的に示す図である。 ポットホールを含む路面走行の際に得られると推定される輪荷重を、対応するシミュレーションで得られる実値と対比して示す図である。 図2の前後輪遅れ時間算出部の機能を説明するためのブロック図である。 図2のポットホール判断部の処理内容を示すフローチャートである。 図2の制御指令演算部の処理内容を示すブロックである。 第1実施形態の制御効果をシミュレーションにより検証した結果を示す図である。 図11のシミュレーションで模擬されたポットホールを示す図である。 本発明の第2実施形態に係るサスペンション制御装置が採用された自動車2を模式的に示す斜視図である。 図13のコントローラの構成を示すブロック図である。 図13のポットホール判断部の処理内容を示すフローチャートである。
符号の説明
1…サスペンション制御装置、2…自動車(車両)、3FL,3FR(3)…前左右輪、3RL,3RR(3)…後左右輪、4FL,4FR、4RL,4RR(4)…減衰力可変式ショックアブソーバ(減衰力調整式ショックアブソーバ)、7FL,7FR,7RR…ばね上加速度センサ、8…前後加速度センサ、9…横加速度センサ、10…、11…、12FL,12FR…ばね下加速度センサ、13…コントローラ、15…前輪輪荷重推定部(輪荷重算出手段、輪荷重合成部)、16…ポットホール判断部(ポットホール判断手段)。

Claims (11)

  1. 車両に用いられる減衰力調整式ショックアブソーバの減衰力を調整するサスペンション制御装置であって、
    車輪に作用する輪荷重を求める輪荷重算出手段と、
    該輪荷重算出手段が得た算出輪荷重を用いて前記車両の走行時の路面がポットホールであるか否かを判断するポットホール判断手段と、を備え、
    該ポットホール判断手段が前記車両の走行時の路面がポットホールであると判断した場合、前記減衰力調整式ショックアブソーバの伸び側の減衰力をハードにすることを特徴にするサスペンション制御装置。
  2. 請求項1に記載のサスペンション制御装置において、前記ポットホール判断手段は、前記算出輪荷重と予め定めた輪荷重しきい値との比較結果に基づいて前記判断処理を行うことを特徴にするサスペンション制御装置。
  3. 請求項1に記載のサスペンション制御装置において、前記ポットホール判断手段は、前記算出輪荷重の減少率に相当する算出輪荷重減少率と予め定めた輪荷重減少率しきい値との比較結果に基づいて前記判断処理を行うことを特徴にするサスペンション制御装置。
  4. 請求項1に記載のサスペンション制御装置において、前記ポットホール判断手段は、前記算出輪荷重と予め定めた輪荷重しきい値との比較結果、並びに前記算出輪荷重の減少率に相当する算出輪荷重減少率と予め定めた輪荷重減少率しきい値との比較結果に基づいて前記判断処理を行うことを特徴にするサスペンション制御装置。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載のサスペンション制御装置において、前記輪荷重算出手段は、前輪側のばね上の上下加速度を検出する前輪側ばね上加速度センサと、前輪のばね下の上下加速度を検出する前輪側ばね下加速度センサと、からなり、前記前輪側ばね上、前輪側ばね下加速度センサが夫々検出する前輪側ばね上、前輪側ばね下加速度から前2輪の輪荷重を算出することを特徴とするサスペンション制御装置。
  6. 請求項1から4のいずれかに記載のサスペンション制御装置において、前記輪荷重算出手段は、前輪側のばね上の上下加速度を検出する前輪側ばね上加速度センサと、前輪のばね下の上下加速度を検出する前輪側ばね下加速度センサと、車体に作用する前後方向の加速度を検出する前後加速度センサと、前記車体に作用する横方向の加速度を検出する横加速度センサと、からなり、前記前輪側ばね上、前輪側ばね下、前後、横加速度センサが夫々検出する前輪側ばね上、前輪側ばね下、前後、横加速度から前2輪の輪荷重を算出することを特徴とするサスペンション制御装置。
  7. 車両に用いられる減衰力調整式ショックアブソーバの減衰力を調整するサスペンション制御装置であって、
    前記車両のばね上、ばね下の上下加速度から得られる輪荷重変動量、及び車体に作用する前後方向、横方向の加速度から得られる荷重移動量を合成することにより、車輪に作用する輪荷重を、算出輪荷重として求める輪荷重合成部を有する輪荷重算出手段と、
    前記算出輪荷重に基づいて前記車両の走行時の路面がポットホールであるか否かを判断するポットホール判断手段と、を備え、
    前記ポットホール判断手段は、前記算出輪荷重と予め定めた輪荷重しきい値との比較結果、並びに前記算出輪荷重の減少率に相当する算出輪荷重減少率と予め定めた輪荷重減少率しきい値との比較結果に基づいて前記判断処理を行うように構成され、
    前記ポットホール判断手段は、前記輪荷重減少率に係る比較処理には前記輪荷重変動量を用いるように構成され、
    前記ポットホール判断手段が前記車両の走行時の路面がポットホールであると判断した場合、前記減衰力調整式ショックアブソーバの伸び側の減衰力をハードにすることを特徴にするサスペンション制御装置。
  8. 請求項5又は6に記載のサスペンション制御装置において、前輪側ばね下加速度センサは、前輪2輪に取り付けられていることを特徴とするサスペンション制御装置。
  9. 請求項1から4のいずれかに記載のサスペンション制御装置において、前記輪荷重算出手段は、輪荷重を測定する輪荷重測定器であることを特徴とするサスペンション制御装置。
  10. 請求項9に記載のサスペンション制御装置において、前記輪荷重測定器は、前2輪に取付けられることを特徴とするサスペンション制御装置。
  11. 請求項1から10のいずれかに記載のサスペンション制御装置において、後輪側の減衰力調整式ショックアブソーバについては、前輪側の減衰力調整式ショックアブソーバの減衰力をハードにしてから、車速とホイールベースによって演算される遅れ時間からシステムの遅れ時間を考慮した時間後にハードにすることを特徴とするサスペンション制御装置。
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