JP2010082145A - 調理設備 - Google Patents

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JP2010082145A JP2008253883A JP2008253883A JP2010082145A JP 2010082145 A JP2010082145 A JP 2010082145A JP 2008253883 A JP2008253883 A JP 2008253883A JP 2008253883 A JP2008253883 A JP 2008253883A JP 2010082145 A JP2010082145 A JP 2010082145A
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Takuya Masuda
拓也 増田
Etsuko Sato
悦子 佐藤
Emi Hasegawa
恵美 長谷川
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Abstract

【課題】IHクッキングヒータを備えた調理台の側面を壁に当接した場合に、この壁への拡散物の付着を防止でき、しかも外観上の意匠性を低下させることのない調理設備を提供する。
【解決手段】IHクッキングヒータ3が設けられている側の側面を壁2に当接した場合に、調理台1より上方の壁2に、ポリカーボネート樹脂製の透明なサイドガード板10が取り付けられているので、壁2への拡散物の付着をサイドガード板10によって防止できる。また、サイドガード板10は透明であるので、その裏の壁が透けて見え、周囲の壁と調和するので、外観上の意匠性を低下させることがない。
【選択図】図1

Description

本発明は、IHクッキングヒータを備えた調理台と、この調理台の、前記IHクッキングヒータが設けられている側の側面を壁に当接してなる調理設備に関する。
近年、調理台と、この調理台に隣接するリビングとの間において、開放感の向上等を図ることができる対面式の調理台が採用されてきている。このような調理台の一例として特許文献1に記載のものが知られている。
この調理台は、キッチンとダイニングルームとの間に設けられる対面式の調理台であって、調理台の天板に、水はねあるいは油はねの拡散を簡易的に防止したり、あるいは視界を遮ることのできるように、透光板が立設固定されており、この透光板の手前側に、シンクやガスコンロなどの加熱調理器が設けられている。
特開2005−304875号公報
ところで、上記のような調理台の加熱調理器側の側面を壁に当接し、この壁に加熱調理器用のレンジフードを固定する場合がある。加熱調理器がガスコンロのように直接火を使用するものの場合、壁に鉄板等の金属板等を貼り付けることによって、防火対策を施している。
しかし、近年普及が進んでいるIHクッキングヒータは、直接火を使用しないため、壁に金属板等を貼り付けていない場合が多い。このため、壁に貼り付けられたクロス等の化粧シートに、水はね、あるいは油はね等の拡散物が付着してしまう場合があり、その掃除に苦慮していた。
そこで、壁に従来のように金属板を貼り付けたり、調理台の上面に壁に面してアルミ箔等で形成されたガード板を立てることも考えられるが、このような場合、キッチンに隣接するダイニングやリビング側から金属板やガード板が見えてしまい、外観上好ましくない。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、IHクッキングヒータを備えた調理台の側面を壁に当接した場合に、この壁への拡散物の付着を防止でき、しかも外観上の意匠性を低下させることのない調理設備を提供することを課題としている。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、例えば図1〜図5に示すように、IHクッキングヒータ3を備えた調理台1の、前記IHクッキングヒータ3が設けられている側の側面を壁2に当接してなる調理設備において、
前記調理台1より上方の前記壁2には、ポリカーボネート樹脂製の透明なサイドガード板10が取り付けられていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、調理台1より上方の壁2に、ポリカーボネート樹脂製の透明なサイドガード板10が取り付けられているので、壁2への拡散物の付着をサイドガード板10によって防止でき、また、サイドガード板10は透明であるので、その裏の壁2が透けて見え、周囲の壁と調和するので、外観上の意匠性を低下させることがない。
また、ポリカーボネート樹脂は耐熱性、耐衝撃性に優れているので、サイドガード板10が調理の際の熱によって変形や破損をすることもなく、また、サイドガード板10に調理道具等が衝突しても破損することがない。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の調理設備において、
前記壁2に、レンジフード5の基端部が固定されており、
前記サイドガード板10は、前記調理台1の上面縁部と、前記レンジフード5の基端部との間にある前記壁2に取り付けられていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、壁2にレンジフード5の基端部が固定されているので、レンジフード5を所望の高さに配置できる。
また、調理の際に生じる拡散物は、調理台1の上面縁部と、レンジフード5の基端部との間にある壁2に付着し易いので、この部分にサイドガード板10を設けることによって、拡散物の壁2への付着を効果的に防止できる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の調理設備において、
前記サイドガード板10は、前記壁2に着脱可能に取り付けられていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、サイドガード板10は前記壁2に着脱可能に取り付けられているので、このサイドガード板10を取り外して、サイドガード板10の掃除や取替えが容易に行える。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の調理設備において、
前記サイドガード板10は、所定の隙間Sを隔てて前記壁2に止着材11によって取り付けられていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、サイドガード板10が、所定の隙間Sを隔てて壁2に止着材11によって取り付けられているので、壁2の表面に貼り付けられているクロス等の化粧シートをサイドガード板全体で押圧することがない。したがって、化粧シートの表面をサイドガード板10で傷めることがない。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の調理設備において、
前記止着材11は、頭部12aと軸部12bとを備えた固定ネジ12と、スペーサ13とを備えており、
前記サイドカード板10は、前記固定ネジ12の軸部12bを前記サイドガード板10と前記スペーサ13を貫通させて前記壁2にねじ込むとともに、このねじ込みによってスペーサ13を壁2に圧接することによって、前記固定ネジ12の頭部12aと前記スペーサ13とによって挟持されていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、サイドカード板10が、固定ネジ12の軸部12bをサイドガード板10とスペーサ13を貫通させて壁2にねじ込むとともに、このねじ込みによってスペーサ13を壁2に圧接することによって、固定ネジ12の頭部12aとスペーサ13とによって挟持されているので、サイドガイド板10を容易かつ確実に、壁2に所定の隙間を隔てて取り付けることができる。また、スペーサ13の厚さを調整することによって、前記隙間Sを容易に調整できる。
IHクッキングヒータを備えた調理台より上方の壁に、ポリカーボネート樹脂製の透明なサイドガード板が取り付けられているので、壁への拡散物の付着をサイドガード板によって防止でき、また、サイドガード板は透明であるので、その裏の壁が見え、外観上の意匠性を低下させることがない。
また、ポリカーボネート樹脂は耐熱性、耐衝撃性に優れているので、サイドガード板が調理の際の熱によって変形や破損をすることもなく、また、サイドガード板に調理道具等が衝突しても破損することがない。
以下図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明に係る調理設備の一例を示すもので、その正面図、図2は同側面図、図3は同平面図、図4は同斜視図である。
これらの図に示すように、本実施の形態の調理設備は、調理台1と、この調理台1の側面が当接される壁2とを有している。
調理台1はI型の対面式の調理台であり、その上面にはIHクッキングヒータ3と、シンク4とが左右に離間して設けられている。
IHクッキングヒータ3は、磁力発生用コイルより発生した磁力線によりトッププレート上の金属製の鍋の底部にうず電流を発生させ、鍋そのものを発熱させることによって、調理するものである。
また、調理台1の表面には、ガード板6がIHクッキングヒータ3の後方において、着脱可能に取り付けられている。ガード板6は、調理の際に油等の拡散物が調理台1の背面側に飛び散るのを防止するものであり、半透明な樹脂板によって形成されている。
壁2は、床と天井との間に設けられた内壁であり、調理台1の左側に立設されている。この壁2の表面には、クロスが貼り付けられている。また、壁2には、調理台1の、IHクッキングヒータ3が設けられている側の側面、すなわち、左側面が当接されている。
また、壁2には、レンジフード5の基端部が固定されている。レンジフード5は前記IHクッキングヒータ3の上方に配設されており、IHクッキングヒータ3の上方全体がレンジフード5によって覆われている。
前記調理台1より上方の前記壁2の表面には、ポリカーボネート樹脂製の透明なサイドガード板10が着脱可能に取り付けられている。
すなわち、サイドガード板10は、調理台1の上面縁部(左縁部)と、レンジフード5の基端部との間にある壁2の表面に止着材11によって取り付けられている。
サイドガード板10は長方形板状のものであり、その左右の長さは、調理台1の上面の短辺とほぼ等しい長さとなっている。また、サイドガード板10の上下の長さは、調理台1の上面縁部と、レンジフード5の基端部との間の距離とほぼ等しい長さとなっている。
また、サイドガード板10はその四隅部がそれぞれ止着材11によって壁2に取り付けられるとともに、壁2に対して所定の隙間Sを隔てて取り付けられている。
止着材11は、図5に示すように、固定ネジ12とスペーサ13とによって構成されている。
固定ネジ12は、木ネジで構成されたものであり、円板状の頭部12aと、この頭部12aの中央部から延出する軸部12bとから構成されており、この軸部12bの先端部には雄ネジが形成されている。また、頭部12aの外周面には凹部(図示略)が形成されており、この凹部と頭部12aの外周面とに専用工具を嵌めて正方向に回すことによって、軸部12bを壁2にねじ込み、また、逆方向に回すことによって、壁2から外せるようになっている。
スペーサ13は前記頭部12aとほぼ同径の円板状のものであり、その中央部には固定ネジ12の軸部12bを挿通可能な孔が形成されている。また、スペーサ13の厚さは、壁2と、この壁2に取り付けられるサイドガード板10との間の隙間Sと略等しくなっている。
そして、上記のような構成の止着材11によって、サイドガード板10を壁2に取り付けるには、まず、サイドガード板10の四隅部にそれぞれ固定ネジ12の軸部12bを挿通可能な孔を形成しておく。
次に、壁2の表面に、サイドガード板10を配置するとともに、このサイドカード板10の孔に固定ネジ12の軸部12bを挿通するとともに、サイドガード板10の孔を挿通された軸部12bをスペーサ13の孔に挿通し、さらに、この軸部12bを壁2にねじ込むことによって、サイドガード板10を壁2に、所定の隙間Sを隔てて固定する。
つまり、固定ネジ12をねじ込むと、サイドガード板10が固定ネジ12の頭部12aとスペーサ13とによって挟持されるとともに、このスペーサ13が壁2に圧接されるので、このスペーサ13の厚さの分だけ(実際はスペーサ13の厚さと、後述するパッキン14の厚さの分だけ)、サイドガード板10と壁2との間には隙間Sが形成される。
また、固定ネジ12の頭部12aの裏面と、スペーサ13の表面とにはそれぞれ円板状のパッキン14,14が設けられており、このパッキン14,14を介して、サイドガード板10が固定ネジ12の頭部12aとスペーサ13とによって挟持される。
さらに、固定ネジ12の軸部12bには、頭部12aとスペーサ13との間において、筒状のパッキン15が外挿されており、このパッキン15の外周部は、パッキン14,14を介して、サイドガード板10が固定ネジ12の頭部12aとスペーサ13とによって挟持される際に、サイドガード板10に形成された前記孔の内周面に圧接される。
このようにして、サイドカード板10は、固定ネジ12の頭部12aとスペーサ13とによって挟持された状態で、壁2に強固に取り付け固定されている。
また、固定ネジ12を緩めて壁2から外すことによって、サイドガード板10は壁2から容易に取り外すことができる。
本実施の形態によれば、調理台1より上方の壁2に、ポリカーボネート樹脂製の透明なサイドガード板10が取り付けられているので、壁2への拡散物の付着をサイドガード板10によって防止できる。また、サイドガード板10は透明であるので、その裏の壁2の表面のクロスが透けて見え、周囲の壁と調和するので、外観上の意匠性を低下させることがない。
また、ポリカーボネート樹脂は耐熱性、耐衝撃性に優れているので、サイドガード板10が調理の際の熱によって変形や破損をすることもなく、また、サイドガード板10に調理道具等が衝突しても破損することがない。
また、壁2にレンジフード5の基端部が固定されているので、レンジフード5を所望の高さに配置できる。
さらに、調理の際に生じる拡散物は、調理台1の上面縁部と、レンジフード5の基端部との間にある壁2に付着し易いので、この部分にサイドガード板10を設けることによって、拡散物の壁2への付着を効果的に防止できる。
加えて、サイドガード板10は、壁2に止着材11によって、着脱可能に取り付けられているので、このサイドガード板10を取り外して、サイドガード板10の掃除や取替えが容易に行える。
また、サイドガード板10が、所定の隙間を隔てて壁2に止着材11によって取り付けられているので、壁2の表面に貼り付けられているクロス等の化粧シートをサイドガード板全体で押圧することがない。したがって、化粧シートの表面をサイドガード板10で傷めることがない。
また、サイドカード板10が、固定ネジ12の軸部12bをサイドガード板10とスペーサ13を貫通させて壁2にねじ込むとともに、このねじ込みによってスペーサ13を壁2に圧接することによって、固定ネジ12の頭部12aとスペーサ13とによって挟持されているので、サイドガイド板10を容易かつ確実に、壁2に所定の隙間を隔てて取り付けることができる。また、スペーサ13の厚さを調整することによって、前記隙間Sを容易に調整できる。
本発明に係る調理設備の一例を示すもので、その正面図である。 同、側面図である。 同、平面図である。 同、斜視図である。 同、サイドガード板を止着材によって壁に固定した状態を示す要部の断面図である。
符号の説明
1 調理台
2 壁
3 IHクッキングヒータ
5 レンジフード
10 サイドガード板
11 止着材
12 固定ネジ
12a 頭部
12b 軸部
13 スペーサ
S 隙間

Claims (5)

  1. IHクッキングヒータを備えた調理台の、前記IHクッキングヒータが設けられている側の側面を壁に当接してなる調理設備において、
    前記調理台より上方の前記壁には、ポリカーボネート樹脂製の透明なサイドガード板が取り付けられていることを特徴とする調理設備。
  2. 請求項1に記載の調理設備において、
    前記壁に、レンジフードの基端部が固定されており、
    前記サイドガード板は、前記調理台の上面縁部と、前記レンジフードの基端部との間にある前記壁に取り付けられていることを特徴とする調理設備。
  3. 請求項1または2に記載の調理設備において、
    前記サイドガード板は、前記壁に着脱可能に取り付けられていることを特徴とする調理設備。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の調理設備において、
    前記サイドガード板は、所定の隙間を隔てて前記壁に止着材によって取り付けられていることを特徴とする調理設備。
  5. 請求項4に記載の調理設備において、
    前記止着材は、頭部と軸部とを備えた固定ネジと、スペーサとを備えており、
    前記サイドカード板は、前記固定ネジの軸部を前記サイドガード板と前記スペーサを貫通させて前記壁にねじ込むとともに、このねじ込みによって前記スペーサ13を壁に圧接することによって、前記固定ネジの頭部と前記スペーサとによって挟持されていることを特徴とする調理設備。
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