JP2010081703A - 車両用電源制御システム - Google Patents

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淳年 高田
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Abstract

【課題】複数の電圧系統を有する車両用電源制御システムにおいて、電力変換器が短絡故障しても、低圧側の電圧系統に何ら障害を生じることなく安定した電力を供給する。
【解決手段】電力変換器4と高圧側の第1電圧系統3との間に遮断器11を、第1電源装置6を構成する各蓄電器C〜C相互間の接点の内、低圧側の第2電圧系統5に加わる電圧に達し得る最小個数の位置に対応した一つの接点pにスイッチ手段SWの一端側を接続し、スイッチ手段SWの他端側を逆流防止用のダイオード12を介して第2電圧系統5に接続する。電源制御手段13は電力変換器4の故障発生を検出すると、遮断器11により電力変換器4を第1電圧系統3から切り離すとともに、スイッチ手段SWをオンにして第1電源装置6から第2電圧系統5の電圧に適合した電圧を第2電圧系統5に供給する。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の電圧系統を持った電源制御システムに関する。
従来より、車両が停止した際にはこれに連動させてエンジンを停止し、車両の発進直前にエンジンを再始動させることにより、車両の燃費と排ガスの低減を図るようにしたアイドリングストップ機能搭載車が知られている。この種の車は、エンジン停止時の電気負荷への電力供給や、エンジンの再始動時のモータジェネレータを確実に始動させることを目的とした高電圧の電源装置を備えているため、従来の12V系統に高電圧系統を加えた2電源系のシステムが採用されており、また高出力なモータジェネレータを搭載したハイブリッド車でも同様のシステムが採用されている。
また、近年は、エンジンの動力のみで走行する従来型の自動車においても、制動時に高出力発電機で発電したエネルギをリチウムイオン電池などの二次電池や大容量キャパシタからなる蓄電器に蓄電し、停車時以外での電気負荷に供給することで燃費を向上させる2電源系システムが提案されている。
このようなシステムでは、高電圧系統の電力をDC/DCコンバータ等の電力変換器を介して低電圧系統に供給するため、例えば電力変換器が短絡故障した場合、低電圧系統に高電圧系統の電圧がそのまま印加されてしまうという問題を抱えている。
そこで、従来技術では、このような短絡故障が発生した場合の対策として、発電機の発電を停止するか、または発電機の発電量を小さくする(発電電圧を低下させる)などして、低電圧系統の電気負荷を保護する手段が提案されている(例えば、下記の特許文献1参照)。
特開2002−218646号公報
しかしながら、上記の特許文献1記載の技術では、電力変換器の故障時に発電機の発電を停止させるため、例えば高電圧系統に電動パワーステアリングモータなど高負荷の電気負荷が接続されている場合、これらの負荷に対して電力を供給することができず、これらの高負荷を安定して動作させることが難しくなる。また、高出力発電機を備えた制動時に高効率でエネルギを回収するシステムにおいては、電力変換器の故障に伴って発電機の発電を停止させると、電力を回収することができなくなる。
また、発電機の発電を停止した場合、あるいは発電電圧を下げる場合のいずれの場合にも、短絡された電力変換器を介して高電圧バッテリの電圧が低電圧系統にそのまま印加されて低電圧系統に接続された電気負荷に損傷を与える可能性が高いために、根本的な解決策とならない。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、電力変換器の短絡等の故障発生時においても、低電圧系統に電力を何ら障害を生じることなく供給することが可能であるとともに、制動時にもエネルギを回収することが可能な車両用電源制御システムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明は、内燃機関またはその他の動力源によって駆動される発電機と、この発電機で発電された電圧が加わる第1電圧系統と、上記第1電圧系統の電圧をこれよりも低い電圧に変換する電力変換器と、この電力変換器で変換された後の電圧が加わる第2電圧系統とを有し、上記第1電圧系統には複数の蓄電器または二次電池で構成された第1電源装置が接続され、また、上記電力変換器は、自己の故障発生時に故障信号を出力するように構成されている車両用電源制御システムにおいて、次の構成を採用している。
すなわち、第1の発明では、上記電力変換器と上記第1電圧系統との間に遮断器を設けるとともに、上記第1電源装置を構成する各蓄電器または二次電池相互間の接点の内、上記第2電圧系統に加わる電圧に達し得る最小個数の位置に対応した一つの接点にスイッチ手段の一端側を接続し、このスイッチ手段の他端側を逆流防止素子を介して上記第2電圧系統に接続する一方、上記電力変換器から故障信号が出力された場合には、これに応じて上記遮断器を動作させて当該電力変換器を上記第1電圧系統から切り離すとともに、上記第1電源装置の電圧を検出し、この検出値に基づいて上記スイッチ手段が接続された位置にある上記接点の電圧が上記第2電圧系統の電圧に達していると判断した場合には、上記スイッチ手段をオンにする電源制御手段を備えている。
また、第2の発明では、上記電力変換器と上記第1電圧系統との間に遮断器を設けるとともに、上記第1電源装置を構成する各蓄電器または二次電池相互間の接点の内、上記第2電圧系統に加わる電圧以上の電圧に達し得る接点にそれぞれスイッチ手段の一端側を接続し、各スイッチ手段の他端側を逆流防止素子を介して上記第2電圧系統に接続する一方、上記電力変換器が出力する故障信号を受信した場合には、これに応じて上記遮断器を動作させて当該電力変換器を上記第1電圧系統から切り離すとともに、上記第1電源装置の電圧を検出し、この検出値に基づいて上記各スイッチ手段が接続された各位置にある上記接点の内、上記第2電圧系統の電圧に達していると判断される接点に対応するスイッチ手段を選択してオンにする電源制御手段を備えている。
本発明によれば、電力変換器の故障を検出した場合には、電力変換器を第1電圧系統から遮断した後、第1電源装置を構成する蓄電器または二次電池の接点の内、第2電圧系統の電圧値に達した接点に接続されたスイッチ手段を導通させることにより、第1電圧系統側から第2電圧系統側に電力を供給することができる。このため、電力変換器が短絡した場合でも、第1電圧系統の高い電圧が直接に第2電圧系統に印加されるのを防ぎつつ、第2電圧系統に所定の電圧をもつ電力を供給することができる。しかも、電力変換器の故障時には従来のように発電機の発電を停止させることはないので、制動時にも第1電源装置において高効率でエネルギを回収することが可能となる。
特に、第2の発明では、電力変換器が第1電圧系統から切り離された際、第1電源装置が満充電の状態に達していなくても、第2電圧系統に適合した電圧を発生する接点に接続されたスイッチ手段を選択して導通させることができるので、第2電圧系統に対する電力供給可能な状態を長く確保することができる。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1における車両用電源制御システムの構成図である。
この実施の形態1における車両用電源制御システムは、内燃機関であるエンジン1の駆動力により発電される発電機2と、この発電機2で発電された電圧が加わる高圧側の第1電圧系統3と、この第1電圧系統3の電圧をこれよりも低い電圧に変換する電力変換器4と、この電力変換器4で変換された後の電圧が加わる低圧側の第2電圧系統5とを有する。なお、この実施の形態1では、発電機2はエンジン1によって駆動されるようにしているが、これに限らずその他の動力源によって駆動されるものであってもよい。そして、第1電圧系統3には第1電源装置6と電気負荷7とが、また、第2電圧系統5には、第2電源装置8と電気負荷9とがそれぞれ接続されている。
上記の発電機2は、交流発電出力を整流平滑するダイオードブリッジ等の図示しない回路を含む。また、電力変換器4は、例えば第1電圧系統3の電圧が24V、第2電圧系統5の電圧が12Vの場合、第1電圧系統3の電圧を1/2まで降圧するDC/DCコンバータからなり、かつ、自己の回路が短絡故障するなどの故障発生時には故障信号を出力するように構成されている。
また、第1電源装置6は、本例では、互いに直列接続された複数個の大容量キャパシタからなる蓄電器C〜Cで構成されており、発電機2が発電した電力を蓄電する。例えば、第1電圧系統3の電圧が24V、第2電圧系統5が12Vの場合で、各蓄電器C〜Cの定格電圧が3Vの場合には、8個直列に接続されて構成される。なお、通常、第1電源装置6には、直列接続された各蓄電器C〜C間の電圧値を制御するバランス回路が装着されるが、ここでは図示省略している。また、このような蓄電器C〜Cに代えて、二次電池を用いることも可能である。
また、第1電圧系統3に接続された電気負荷としては、例えば電動パワーステアリングモータなど高負荷のものが含まれ、また、第2電圧系統5に接続された電気負荷としては、例えばコントロールユニット、ライトなどの電気負荷が含まれる。
そして、この実施の形態1の特徴として、電力変換器4と第1電圧系統3との間に遮断器11が設けられ、また、第1電源装置6を構成する各蓄電器C〜C相互間の接点の内、第2電圧系統5に加わる電圧に達し得る最小個数の位置に対応した一つの接点pの位置にスイッチ手段SWの一端側が接続されている。
例えば、上述のように、定格電圧が3Vの蓄電器が8個直列に接続されている場合、第1電源装置6が満充電の状態で接地側から4個が第2電圧系統5に適合した電圧を供給し得る最小の蓄電器の個数であるから、接地側から4個目の蓄電器Cと5個目の蓄電器Cとの間の接点pにスイッチ手段SWの一端側が接続される。そして、このスイッチ手段SWの他端側は第2電圧系統5から第1電圧系統3側の第1電源装置6に電流が流れ込むのを防ぐ逆流防止素子としてのダイオード12を介して第2電圧系統5に接続されている。なお、スイッチ手段SWとしては、リレー回路や半導体スイッチング素子を適用することができる。
さらに、この実施の形態1では、電力変換器4からの故障信号、および第1電源装置6の電圧値に基づいて遮断器11、およびスイッチ手段SWを制御する電源制御手段13を備えている。すなわち、この電源制御手段13は、例えばマイクロコンピュータなどが適用され、電力変換器4から故障信号が出力された場合には、これに応じて遮断器11を動作させて当該電力変換器4を第1電圧系統3から切り離すとともに、第1電源装置6の電圧を検出し、この検出値に基づいてスイッチ手段SWが接続された位置にある上記接点pの電圧が第2電圧系統5の電圧に達していると判断した場合には、スイッチ手段SWをオンにするように構成されている。
次に、上記構成を備えた車両用電源制御システムの動作について図2に示すフローチャートを参照して説明する。なお、以下において符号Sは各処理ステップを意味する。
電源制御手段13は、電力変換器4が出力した故障信号の入力処理を行い(S1)、電力変換器4から故障信号が入力されているか否かを判断する(S2)。
このとき、電力変換器4から故障信号が入力されていない場合、電力変換器4は正常に動作していると考えられるため、電源制御手段13は、遮断器11、およびスイッチ手段SWに対して接続切替の制御信号を出力しない。したがって、遮断器11はオンの状態に、またスイッチ手段SWはオフの状態にそれぞれ維持されるので、電力変換器4によって第1電圧系統3の電圧がこれよりも低い電圧に変換されて第2電圧系統5に電力供給される。
一方、S2において、電源制御手段13が電力変換器4から故障信号が入力されたと判断した場合には、これに応じて遮断器11を動作させて電力変換器4を第1電圧系統3から切り離す(S3)。続いて、電源制御手段13は、第1電源装置6の電圧値Vの入力処理を行い(S4)、この検出値Vに基づいてスイッチ手段SWが接続された位置にある第1電源装置6の接点pの電圧が第2電圧系統5の電圧に適合した値に達しているかどうかを判断する(S5)。
すなわち、電源制御手段13には、第1電源装置6が満充電された状態に対応した基準電圧Vsh(例えばVsh=24V)が予め設定されており、第1電源装置6の電圧を検出した値VがV≧Vshの関係を満たす場合には、第1電源装置6が満充電されていると考えられるので、電源制御手段13はスイッチ手段SWが接続された位置にある接点pの電圧が第2電圧系統5の電圧(12V)に適合した値に達していると判断してスイッチ手段SWをオンにする(S6)。
これにより、第1電源装置6の第2電圧系統5の電圧に適合した電圧を発生させる接点pからスイッチ手段SW、およびダイオード12を介して第2電圧系統5に電力が供給される。そのため、第2電圧系統5に接続された第2電源装置8は充電が継続されるとともに、電気負荷9の電圧低下が防止される。
一方、S5において、V<Vshの場合には、第1電源装置6が満充電された状態になってないので、電源制御手段13は、第1電源装置6の接点pからは第2電圧系統5の電圧に適合した電圧を発生させることが難しいと判断し、スイッチ手段SWに対して導通信号を出力しない。したがって、スイッチ手段SWはオフ状態のまま維持される(S7)。
以上のように、この実施の形態1では、電力変換器4の故障を検出した場合、電力変換器4を第1電圧系統3から遮断した後、第1電源装置6を構成する蓄電器の各接点の内、第2電圧系統5の電圧値に達する接点pに接続されたスイッチ手段SWを導通させることにより、第1電圧系統3側から第2電圧系統5側に電力を供給することができる。
これにより、電力変換器4が短絡した場合においても、第1電圧系統3の高電圧が直接に第2電圧系統5に印加されるのを防ぎつつ、第2電圧系統5に適合した電圧を安定供給することができる。また、電力変換器4の周辺に遮断器11を設けて電力変換器4が短絡した際に電源系統から完全に切り離すようにしているので、短絡故障の以外の地絡故障や天絡故障についても対応することができる。さらに、電力変換器4を第1電圧系統3から切り離した場合でも、発電機2の発電動作自体は停止させないので、制動時に第1電源装置6においてエネルギ回収が可能である。
実施の形態2.
図3は本発明の実施の形態2における車両用電源制御システムの構成図であり、図1に示した実施の形態1と対応もしくは相当する構成部分には、同一の符号を付す。
この実施の形態2における特徴は、第1電源装置6を構成する各蓄電器C〜C相互間の接点の内、満充電状態で第2電圧系統5に加わる電圧以上の電圧に達し得ると考えられる全ての接点p〜pにそれぞれスイッチ手段SW〜SWの一端側が接続されている。
例えば、上述のように、第1電圧系統3の電圧が24V、第2電圧系統5が12Vで、定格電圧が3Vの蓄電器が8個直列に接続されているとした場合、第1電源装置6が満充電の状態において接地側から4個〜8個が第2電圧系統5に加わる電圧以上の電圧に達し得る蓄電器の個数であるから、接地側から4個目〜8個目の各蓄電器C〜C相互の接点p〜pにスイッチ手段SW〜SWの一端側が個別に接続されている。そして、これらの各スイッチ手段SW〜SWの他端側は第2電圧系統5から第1電圧系統3側の第1電源装置6に電流が流れ込むのを防ぐ逆流防止素子としてのダイオード12を介して第2電圧系統5に接続されている。
さらに、この実施の形態2において、電源制御手段13は、電力変換器4が出力する故障信号を受信した場合には、これに応じて遮断器11を動作させて当該電力変換器4を第1電圧系統3から切り離すとともに、第1電源装置6の電圧を検出し、この検出値に基づいて各スイッチ手段SW〜SWが接続された各位置にある接点p〜pの内、第2電圧系統5の電圧に達していると判断される接点に対応するスイッチ手段を選択してオンにするように構成されている。
その他の構成は、実施の形態1の場合と同様であるから、ここでは詳しい説明は省略する。
次に、上記構成を備えた車両用電源制御システムの動作について、図4に示すフローチャートを参照して説明する。
電源制御手段13は、電力変換器4が出力した故障信号の入力処理を行い(S1)、電源制御手段13は、電力変換器4から故障信号が入力されているか否かを判断する(S2)。
このとき、電力変換器4から故障信号が入力されていない場合、電力変換器4は正常に動作していると考えられるため、電源制御手段13は、遮断器11、および各スイッチ手段SW〜SWに対して接続切替の制御信号を出力しない。したがって、遮断器11はオンの状態に、各スイッチ手段SW〜SWは全てオフの状態にそれぞれ維持されるので、電力変換器4によって第1電圧系統3の電圧が降圧されて第2電圧系統5に供給される。
一方、S2において、電源制御手段13が電力変換器4から故障信号が入力されたと判断した場合には、これに応じて遮断器11を動作させて電力変換器4を第1電圧系統3から切り離す(S3)。続いて、電源制御手段13は、第1電源装置6の電圧値Vの入力処理を行う(S4)。
次いで、電源制御手段13は、この検出値Vに基づいて各スイッチ手段SW〜SWが接続された各接点p〜pの電圧の内、いずれの接点の電圧が第2電圧系統5の電圧に適合した値に達しているかを判断する。
すなわち、電源制御手段13には、例えば第1電源装置6が満充電された状態に対応した基準電圧V3(=24V)から、第1電源装置6の電圧が順次低下した場合にそれぞれに対応した基準電圧V2(=21V)、V1(=18V)、V0(=15V)が予め設定されている。よって、V3>V2>V1>V0の関係になっている。
そして、第1電源装置6の電圧を検出した値Vが、V≧V3の関係を満たす場合(S51)、電源制御手段13は、第1電源装置6が満充電されていて接地側から4個目の蓄電器Cと5個目の蓄電器Cとの間の接点pが第2電圧系統5に適合した電圧を供給し得ると判断し、この接点pに接続されているスイッチ手段SWをオンにする(S6)。
また、第1電源装置6の電圧を検出した値VがV≧V2の関係を満たす場合には(S52)、電源制御手段13は、接地側から5個目の蓄電器Cと6個目の蓄電器Cとの間の接点pが第2電圧系統5に適合した電圧を供給し得ると判断し、この接点pに接続されているスイッチ手段SWをオンにする(S62)。
また、第1電源装置6の電圧を検出した値VがV≧V1の関係を満たす場合には(S53)、電源制御手段13は、接地側から6個目の蓄電器Cと7個目の蓄電器Cとの間の接点pが第2電圧系統5に適合した電圧を供給し得ると判断し、この接点pに接続されているスイッチ手段SWをオンにする(S63)。
また、第1電源装置6の電圧を検出した値VがV≧V0の関係を満たす場合には(S54)、電源制御手段13は、接地側から7個目の蓄電器Cと8個目の蓄電器Cとの間の接点pが第2電圧系統5に適合した電圧を供給し得ると判断し、この接点pに接続されているスイッチ手段SWをオンにする(S64)。
また、第1電源装置6の電圧を検出した値VがV<V0の関係を満たす場合には、電源制御手段13は、第1電圧系統3の電圧が低くて第2電圧系統5の電圧に適合した電圧を得るのは困難であると判断し、各スイッチ手段SW〜SWに対して導通信号を出力しない。したがって、全てのスイッチ手段SW〜SWはオフ状態のまま維持される(S65)。
以上のように、この実施の形態2では、電力変換器4が短絡した場合、電力変換器4を第1電圧系統3から遮断した後、第1電源装置6の各接点p〜pの内、第2電圧系統5の電圧値に達した接点に接続されたスイッチ手段を選択して導通させるので、第1電圧系統3の高電圧が第2電圧系統5に直接印加されるのを防ぐことができる。しかも、第1電源装置6が満充電の状態に達していなくても、第2電圧系統に適合した電圧を発生する接点に接続された一つのスイッチ手段を選択して導通させるようにしているので、実施の形態1の場合に比べて、第2電圧系統に対する電力供給可能な状態を長く確保することができる。また、電力変換器4周辺に遮断器11を設けて電力変換器4を電源系統から完全に切り離すことで、短絡故障の以外の地絡故障、天絡故障に対応した車両電源制御システムとすることができる。
なお、この実施の形態2では第1電源装置6を構成する蓄電器間の接点のうち、第2電圧系統5の電圧に達し得る全ての接点p〜pにスイッチ手段SW〜SWを個別に設けているが、コスト低減のためにスイッチ手段を任意の個数分だけ削減した構成とすることも可能である。
また、上記の実施の形態1,2では、発明の理解を容易にするために、第1電圧系統3の電圧を24V、第2電圧系統5の電圧を12Vとし、また、第1電源装置6を構成する各蓄電器C〜Cの定格電圧が3V、よって蓄電器が8個分で構成された場合について説明したが、これはあくまで例示であって、本発明はこのような数値や個数に限定されるものでないことは勿論である。
本発明の実施の形態1における車両用電源制御システムの構成図である。 同システムの電源制御処理手順を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施の形態2における車両用電源制御システムの構成図である。 同システムの電源制御処理手順を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1 エンジン(動力源)、2 発電機、3 第1電圧系統、4 電力変換器、
5 第2電圧系統、6 第1電源装置、11 遮断器、
SW,SW〜SW スイッチ手段、p,p〜p 接点、
12 ダイオード(逆流防止素子)、13 電源制御手段。

Claims (2)

  1. 内燃機関またはその他の動力源によって駆動される発電機と、この発電機で発電された電圧が加わる第1電圧系統と、上記第1電圧系統の電圧をこれよりも低い電圧に変換する電力変換器と、この電力変換器で変換された後の電圧が加わる第2電圧系統とを有し、上記第1電圧系統には複数の蓄電器または二次電池で構成された第1電源装置が接続され、また、上記電力変換器は、自己の故障発生時に故障信号を出力するように構成されている車両用電源制御システムにおいて、
    上記電力変換器と上記第1電圧系統との間に遮断器を設けるとともに、上記第1電源装置を構成する各蓄電器または二次電池相互間の接点の内、上記第2電圧系統に加わる電圧に達し得る最小個数の位置に対応した一つの接点にスイッチ手段の一端側を接続し、このスイッチ手段の他端側を逆流防止素子を介して上記第2電圧系統に接続する一方、上記電力変換器から故障信号が出力された場合には、これに応じて上記遮断器を動作させて当該電力変換器を上記第1電圧系統から切り離すとともに、上記第1電源装置の電圧を検出し、この検出値に基づいて上記スイッチ手段が接続された位置にある上記接点の電圧が上記第2電圧系統の電圧に達していると判断した場合には、上記スイッチ手段をオンにする電源制御手段を備えることを特徴とする車両用電源制御システム。
  2. 内燃機関あるいはその他の動力源によって駆動される発電機と、この発電機で発電された電圧が加わる第1電圧系統と、上記第1電圧系統の電圧をこれよりも低い電圧に変換する電力変換器と、この電力変換器で変換された後の電圧が加わる第2電圧系統とを有し、上記第1電圧系統には複数の蓄電器または二次電池で構成された第1電源装置が接続され、また、上記電力変換器は、自己の故障発生時に故障信号を出力するように構成されている車両用電源制御システムにおいて、
    上記電力変換器と上記第1電圧系統との間に遮断器を設けるとともに、上記第1電源装置を構成する各蓄電器または二次電池相互間の接点の内、上記第2電圧系統に加わる電圧以上の電圧に達し得る接点にそれぞれスイッチ手段の一端側を接続し、各スイッチ手段の他端側を逆流防止素子を介して上記第2電圧系統に接続する一方、上記電力変換器が出力する故障信号を受信した場合には、これに応じて上記遮断器を動作させて当該電力変換器を上記第1電圧系統から切り離すとともに、上記第1電源装置の電圧を検出し、この検出値に基づいて上記各スイッチ手段が接続された各位置にある上記接点の内、上記第2電圧系統電圧の電圧に達していると判断される接点に対応するスイッチ手段を選択してオンにする電源制御手段を備えることを特徴とする車両用電源制御システム。
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