JP2010081487A - コプレーナ線路及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】シリコン単結晶基板と信号線路との間に絶縁膜を形成することなく、ミリ波帯域での基板への電磁波の漏れによる減衰が小さいコプレーナ線路及びその製造方法を提供する。
【解決手段】高抵抗シリコン基板22と、高抵抗シリコン基板上に形成された信号線路42と、高抵抗シリコン基板上の、信号線路を挟む位置に形成された1対の接地導体44とを備える。信号線路と接地導体間の、高抵抗シリコン基板の主表面22a側に、凹部24が形成されている
【選択図】図1

Description

この発明は、ミリ波の周波数帯域で動作する集積回路チップ間の接続、又は、集積回路チップとパッケージのコネクタとの接続に用いられるコプレーナ線路と、その製造方法に関する。
マイクロ波やミリ波の周波数帯域における信号伝播線路として、マイクロストリップ線路やコプレーナ線路が利用される。
ここで、マイクロストリップ線路は、接地導体を基板裏面に設けている。このため、基板表面にグラウンド(GND)をとる場合、基板裏面から基板表面までビアホールを形成する必要がある。
これに対し、コプレーナ線路は、接地導体が基板表面に設けられているので、基板表面にグラウンド(GND)をとるためのビアホールを形成する必要がない。従って、コプレーナ線路は、マイクロストリップ線路に比べて容易かつ安価に製造することができる。
コプレーナ線路は、一般に、電子移動度が高速であるGaAsやInP等の化合物半導体基板に、金属配線パターンが形成されて構成される。これは、これら化合物半導体材料を用いたMESFET(MEtal−Semiconductor Field Effect Transistor)やHEMT(High Electoron Mobility Transistor)などの電子デバイスが100GHz帯での動作が可能であること、及び、10Ω・cm程度の高い抵抗率を有する化合物半導体基板が容易に作製できることによる。
これら化合物半導体材料を用いたミキサ、増幅器などの能動素子や、フィルタ、キャパシタなどの受動素子を組み合わせて所望の動作を得るMMIC(Monolithic Microwave Integrated Circuit)における各素子間の配線として、コプレーナ線路が利用される。
しかしながら、化合物半導体単結晶基板は、シリコン単結晶基板と比較して高価格である。また、市場に流通している化合物半導体単結晶基板のサイズの主流は3〜4インチである。一方、シリコン単結晶基板のサイズは10インチ以上のものまで容易に手に入れることができる。このように、化合物半導体単結晶基板は、高価格である上、サイズも小さいので、化合物半導体単結晶基板に形成するMMICの製造コストが高くなる。
一方、抵抗率が1kΩ・cm〜10kΩ・cm程度のシリコン単結晶基板に膜厚が10μm以上のシリコン酸化膜、シリコン窒化膜又はポリイミドなどの絶縁膜を形成し、この絶縁膜上に信号線路と接地導体を形成したコプレーナ線路が知られている(例えば、特許文献1参照)。
このコプレーナ線路によれば、基板として、シリコン単結晶基板を用いる場合であっても、基板への電磁波の漏れを低減でき、周波数が10GHz以上の高周波帯域のMMICを製造することが可能である。
特開2000−68714号公報
しかしながら、上述の特許文献1に開示されているコプレーナ線路では、絶縁膜の膜厚が10μm以上である。絶縁膜としてシリコン酸化膜又はシリコン窒化膜をプラズマCVD装置を用いて形成する場合、膜厚10μmの絶縁膜を形成するには、4〜12時間必要であり、プラズマCVD法による絶縁膜の形成は非現実的である。
また、発明者が行った実験によれば、絶縁膜の膜厚が0.2〜2μm程度の場合は、1〜30GHzの周波数について、減衰定数が1dB/mm以上に劣化することが確認された。これは、シリコン酸化膜やシリコン窒化膜などの絶縁膜と、高抵抗のシリコン単結晶基板の界面に、抵抗率が0.01Ω・cm程度の低抵抗層が生じているためである。この低抵抗層の影響を防ぐには、絶縁膜の厚みが10μm程度必要とされる。
一方、絶縁膜を形成せずに、高抵抗シリコン基板の表面上にコプレーナ線路を形成すると、60〜80GHz程度の周波数で、減衰定数が1dB/mmを超えること、及び、1つのウエハにおける減衰定数の分布が大きいことが、発明者が行った実験から確かめられている。
この発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、この発明の目的は、高抵抗シリコン基板上に絶縁膜を形成することなく、直接コプレーナ線路を形成し、さらに、コプレーナ線路を構成する信号線路と、接地導体間のシリコン基板に凹部を形成することにより、ミリ波帯域で利用可能なコプレーナ線路と、その製造方法を提供することにある。
上述した目的を達成するために、この発明のコプレーナ線路は、高抵抗シリコン基板と、高抵抗シリコン基板の1の主表面上に形成された信号線路と、高抵抗シリコン基板の主表面上の、信号線路を挟む位置に形成された1対の接地導体とを備えて構成され、信号線路と接地導体間の、高抵抗シリコン基板の主表面側に、凹部が形成されている。
また、この発明のコプレーナ線路の好適実施形態によれば、凹部の深さが、少なくとも100nmである。
また、この発明のコプレーナ線路の実施にあたり、1対の接地導体がエアブリッジ配線で接続されているのが良い。
また、上述した目的を達成するために、この発明のコプレーナ線路の製造方法は、以下の工程を備えている。
先ず、高抵抗シリコン基板の1の主表面上に、信号線路と、信号線路を挟む位置に1対の接地導体とを形成する。次に、信号線路及び接地導体をマスクとして、信号線路及び接地導体間のシリコン基板に凹部を形成する。
また、この発明のコプレーナ線路の好適実施形態によれば、凹部の深さを、少なくとも100nmにする。
また、この発明のコプレーナ線路の製造方法は、さらに、1対の接地導体を接続するエアブリッジ配線を形成する工程を備えるのが良い。
この発明のコプレーナ線路及びその製造方法によれば、高抵抗シリコン基板の主表面上に、絶縁膜を形成することなく、信号線路及び接地導体が形成されており、かつ、信号線路及び接地導体間の部分の半導体基板に凹部が形成されている。
このため、高抵抗シリコン基板と絶縁膜の界面に生じる低抵抗層が形成されないので、ミリ波帯域での減衰を抑えることができる。また、上述の凹部の形成により、信号線路と基板表面との距離が大きくなるので、シリコン基板の抵抗分布の影響を抑制し、減衰定数の均一な分布を得ることができる。
以下、図を参照して、この発明の実施の形態について説明するが、各構成要素の形状、大きさ及び配置関係については、この発明が理解できる程度に概略的に示したものに過ぎない。また、以下、この発明の好適な構成例につき説明するが、各構成要素の材質及び数値的条件などは、単なる好適例にすぎない。従って、この発明は以下の実施の形態に限定されるものではなく、この発明の構成の範囲を逸脱せずにこの発明の効果を達成できる多くの変更又は変形を行うことができる。
(コプレーナ線路)
図1を参照して、この発明のコプレーナ線路について説明する。図1は、コプレーナ線路の一構成例の主要部の切断端面を示す図である。
コプレーナ線路12は、基板22と、基板22上に形成された信号線路42と、基板22上の、信号線路42を挟む位置に形成された1対の接地導体44とを備えている。
基板22として、高抵抗のシリコン単結晶基板(以下、高抵抗シリコン基板と称する
こともある。)が用いられる。ここでは、高抵抗シリコン基板の抵抗率は、1kΩ・cm以上10kΩ・cm以下とする。
信号線路42及び接地導体44は、例えば、50nm厚のチタン(Ti)と、100nm厚の金(Au)とを積層したカレントフィルムと、4μm程度の膜厚の金で形成される。
この構成例のコプレーナ線路12は、基板22の、信号線路42と接地導体44の間の領域の、基板22の主表面22a側に凹部24を有している。この凹部24の主表面22aからの深さは、少なくとも100nm程度にするのが良い。深さが100nm以上の凹部24を設ける理由については後述する。
(コプレーナ線路の製造方法)
図2(A)〜(D)を参照して、コプレーナ線路の製造方法について説明する。図2(A)〜(D)は、コプレーナ線路の製造方法を説明するための工程図である。
先ず、基板20として、抵抗率が、1kΩ・cm以上10kΩ・cm以下であるような、高抵抗シリコン基板を用意する(図2(A))。
次に、この基板20上に、信号線路と、信号線路を挟む位置に1対の接地導体を形成する。信号線路及び接地導体は、例えば、従来周知のフォトリソグラフィ法及び蒸着により形成される。
この場合、先ず、基板20の1の主表面20a上にレジストを塗布する。その後、露光及び現像を行い、信号線路が形成される領域72、及び、接地導体が形成される領域74のレジストを除去して、コプレーナ線路用のレジストパターン70を形成する。
次に、蒸着により50nm厚のチタン(Ti)、100nm厚の白金(Pt)、及び500nm厚の金(Au)を積層して、金属膜40を形成する(図2(B))。
その後、有機溶剤等を用いて、レジストパターン70を除去すると、信号線路42及び接地導体44が得られる(図2(C))。
信号線路42及び接地導体44を形成した後、これら信号線路42及び接地導体44をマスクとして用いたエッチングを行い、信号線路42及び接地導体44間の領域73の、基板22の主表面22a側の部分に凹部24を形成する。このエッチングは、例えば、SFガス又はCFガスを用いた反応性イオンエッチング(RIE:Reactive Ion Etching)によって行うことができる。ここで用いられる、SFガス又はCFガスは、金属とは反応しないので、前の工程で形成された信号線路42及び接地導体44を、そのままマスクとして用いることができる。また、ウェットエッチングにより凹部24を形成しても良い(図2(D))。
ここで、凹部24は、少なくとも100nmの深さで形成される。
なお、信号線路42の電気抵抗を低減するため、メッキ法により金属の厚付けをしても良い。この金属の厚付けをする工程について、図3を参照して説明する。図3(A)〜(D)は、金属の厚付けをする工程を説明するための工程図である。
図2(C)を参照して説明した工程により、信号線路42及び接地導体44を得た後、信号線路42及び接地導体44が形成された領域72及び74に開口を有するレジストパターン80を形成する(図3(A))。
次に、蒸着により、50nm厚のTi、100nm厚のAuを積層したカレントフィルム82を形成する(図3(B))。
次に、メッキ用のレジストパターン84を形成した後、4μm程度の膜厚の金メッキ86を施す(図3(C))。
次に、メッキ用のレジストパターン84、金メッキが施されていない領域のカレントフィルム82、及び、レジストパターン80を除去する(図3(D))。
その後、信号線路42及び接地導体44間の領域73の、基板22の主表面22a側の部分に凹部24を形成する。この工程については、図2(D)を参照して説明したのと、同様に行うことができるので、説明を省略する。
(コプレーナ線路の設計)
図1を参照して説明したコプレーナ線路の、信号線路42の幅と、信号線路42から接地導体44までの距離は、回路の特性インピーダンスと一致するように設計される。この設計は、等角写像法を用いて行うことができる(例えば、論文:C.P.Wen,“Coplanar Waveguide: A Surface Strip Transmission Line Suitable for Nonreciprocal Gyromagnetic Device Applications”, IEEE Transactions on Microwave Theory and Techniques,vol.MTT−17,No.12,pp.1087−1090(1969)参照)。
図4(A)及び(B)を参照して、等角写像を用いた、コプレーナ線路の設計について説明する。図4は、等角写像を用いた、コプレーナ線路の設計について説明するための図である。図4(A)は、コプレーナ線路の、基板の主表面に垂直であり、かつ信号線路の長さ方向に対しても垂直な平面による切り口断面を示し、図4(B)は、等角写像によって得られるコプレーナ線路の写像を示している。
なお、ここでは、コプレーナ線路が、基板20上に、信号線路42と、接地導体44−1及び44−2を備えており、信号線路42と、接地導体44の間の基板20には、凹部が設けられていない場合について説明する。
図4(A)の紙面内において、信号線路42の幅方向の線対称中心を原点0とし、基板20の表面上であって、信号線路42の幅方向にx軸、このx軸と基板20とに垂直にy軸を取る。信号線路42の両端のx座標を−a1及びa1とすると、信号線路42の幅wは2×a1で与えられる。また、接地導体44−1及び44−2の信号線路42に対する側の端のx座標をそれぞれ−b1及びb1とすれば、信号線路42から接地導体44−1及び44−2までのそれぞれの距離gは、b1−a1で与えられる。
基板20は、y軸の負の方向に半無限大の大きさを有しているものとする。上述のC.P.Wenの論文によれば、図4(A)に示すコプレーナ線路を等角写像することによって、図4(B)に示す写像が得られる。すなわち図4(B)に示す写像において、誘電体である半無限大の基板20が、等角写像を表す複素平面上での4点(−a+jb)、(a+jb)、(−a)、(a)を頂点とする長方形で囲まれた図形として写像される。
写像前の信号線路42、接地導体44−1及び44−2のそれぞれは、図4(B)に示すように、等角写像を表す複素平面上で(−a+jb)、(a+jb)、(−a)及び(a)で与えられる4点を頂点とする長方形を構成する4辺にそれぞれ写像される。信号線路42から接地導体44−1及び44−2までのそれぞれの距離gは、写像によって、距離bに変換され、等角写像を表す複素平面上での長方形の上下の辺の長さは2aとなる。
このように写像することによって、コプレーナ線路を構成する導体部分、基板、及び周囲の真空によって形成されるキャパシタの容量が計算可能となる。
写像後のa及びbの具体的な値は得られないが、上述のC.P.Wenの論文に開示された公式を用いれば、aとbとの比(a/b)を得ることができる。比(a/b)の値の求め方は後述するが、この比(a/b)の値を用いて、コプレーナ線路を構成する導体部分と基板とによって形成されるキャパシタンス成分の値C、及びコプレーナ線路を構成する導体部分と基板以外の領域とによって形成されるキャパシタンスの値Cは、それぞれ次式(1−1)及び(1−2)で与えられる。ここで、εは基板20の比誘電率、εは真空の誘電率である。
Figure 2010081487
コプレーナ線路を一体と見なす系全体のキャパシタンスCは、C+Cで与えられる。すなわち、C=C+Cである。
コプレーナ線路を伝播する電磁波の位相速度vは、次式(2)で与えられる。ここで、cは真空中の光速度である。
Figure 2010081487
従って、コプレーナ線路を一体と見なす系全体の特性インピーダンスZは、次式(3)で与えられる。
Figure 2010081487
無線通信システムにおいては、特性インピーダンスは50Ωに設定される場合が多いので、式(3)で与えられる特性インピーダンスの値が50Ωとなるよう設定するのがよい。
(コプレーナ線路の評価方法)
図5(A)及び(B)を参照して、コプレーナ線路の評価方法を説明する。図5(A)は、図1を参照して説明した一構成例のコプレーナ線路の概略的な上面図である。なお、図5(A)中、構成要素にハッチングを施してあるが、このハッチングは断面を表示するのではなく、各構成要素の領域を強調して示してあるに過ぎない。図1は、図5(A)のI−I´線に沿って取った断面図に相当する。
図5(B)は、コプレーナ線路の小信号特性としてSパラメータを求めるための評価装置の模式図である。
コプレーナ線路のパターンでは、基板表面に、信号線路42と、信号線路42を挟む位置に1対の接地導体44−1及び44−2とが配置されている。信号線路42の両端には、第1ポートPと第2ポートPである電極パッドが形成されている。また、接地導体44−1及び44−2の両端にも、それぞれ、接地ポートQである電極パッドが形成されている。
図5(A)に示す構成例では、信号線路42と、1対の接地導体44−1及び44−2の対向辺は互いに平行となっている。また、信号線路42と、1対の接地導体44−1及び44−2との距離は、同一となっている。また、信号線路42の長手方向に対して対称なパターンとなっている。
図5(B)に示す、Sパラメータを求めるための評価装置は、ネットワークアナライザ124、パーソナルコンピュータ126、基板搭載ステージ128、及び、プローブヘッド132−1及び132−2を備えている。コプレーナ線路が形成された被測定基板110は、基板搭載ステージ128に設置される。接地導体44−1及び44−2の両端の接地ポートQと、信号線路42の第1ポートP及び第2ポートPは、従来周知のコプレーナ形状を有するプローブヘッド132−1及び132−2を介して、ネットワークアナライザ124に接続される。コプレーナ形状を有するプローブヘッド132−1及び132−2は、信号線路42の第1ポートP及び第2ポートPと、接地導体44−1及び44−2の接地ポートQに、同時に接触可能である形状に形成されている。すなわち、この構成例では、一方のプローブヘッド132−1は、図5(A)中の信号線路42及び接地導体44−1及び44−2の左側の電極パッドに接続され、他方のプローブヘッド132−2は、右側の電極パッドに接続される。
このプローブヘッド132−1及び132−2として、例えば、カスケードマイクロテック社が提供しているエアコプレーナプローブヘッドを用いることができる。また、ネットワークアナライザには、アジレント・テクノロジー株式会社やアンリツ株式会社等から提供されている、測定周波数帯域に応じたネットワークアナライザを適宜利用することができる。
高周波数帯域における小信号特性を示す指標として、Sパラメータを行列要素とするS行列が利用されている。Sパラメータは、入力信号に対する、透過出力電気信号及び反射出力電力成分の比として表現されるパラメータであるため、高周波数帯域においても、測定することが可能なパラメータである。S行列は次式(4)によって定義される2行2列の行列である。
Figure 2010081487
ここで、a及びaは入力信号の電力を与える縦ベクトル成分である。また、b、bは出力信号の電力を与える縦ベクトル成分である。
信号線路42の両端をそれぞれ第1ポートP及び第2ポートPとした場合、第1ポートPに入力信号aを入力して、第1ポートPから出力される反射信号b及び第2ポートPから出力される透過信号bを測定する。この測定結果を用いて、第1ポートPに入力された入力信号aに対する反射係数及び透過係数を求め、それぞれをS行列のS11及びS21成分とする。また、第2ポートPに入力信号aを入力して、第2ポートPから出力される反射信号b及び第1ポートPから出力される透過信号bを測定する。この測定結果を用いて、第2ポートPに入力された入力信号aに対する反射係数及び透過係数を求め、それぞれをS行列のS22及びS12成分とすることにより、コプレーナ線路のS行列が確定される。
すなわち、S行列の行列要素S11やS22は、第1ポートPあるいは第2ポートP側で観測される反射係数である。一方、S行列の行列要素S12やS21は、第1ポートPから第2ポートPへの透過係数、あるいは第2ポートPから第1ポートPへの透過係数である。
図5(A)に示したコプレーナ線路の場合には、第1ポートPと第2ポートPとに対して、そのパターン形状が左右対称の形をしているから、測定誤差、あるいは外部環境の擾乱による影響を除けば、S11=S22、かつS12=S21となるはずである。外部環境の擾乱とは、温度変化あるいは雑音等を指す。
ここで、小信号(入力信号)の周波数帯域を必要とする周波数帯域に設定して、Sパラメータの計測を実行する。減衰定数αは、計測されたSパラメータのうちS21(又はS12)を用いて、次式(5)で与えられる。
Figure 2010081487
ここで、Hはコプレーナ線路を形成する信号線路の両端の間隔(第1ポートPと第2ポートPの間の間隔)であり、伝送線路の長さに該当する。
上述した方法で得られた減衰定数を図6に示す。図6は、減衰定数の周波数依存性を示す特性図である。図6では、横軸に周波数(GHz)を取って示し、縦軸に、減衰定数αm(dB/m)を取って示している。図6では、図1を参照して説明した本発明のコプレーナ線路についての測定結果を○で示している。また、比較例として、基板を抵抗率1×10Ω・cmのInP基板としたコプレーナ線路についての測定結果を、□で示している。
図6に示されるように、本発明のコプレーナ線路の構成によれば、基板に安価なシリコン基板を用いた場合でも、化合物半導体基板を用いた場合と同等の減衰定数を有するコプレーナ線路が形成されていることがわかる。
次に、図7を参照して、基板を高抵抗シリコン基板としたコプレーナ線路について、基板と信号線路の間における絶縁膜の有無による減衰定数の違いを説明する。図7は、基板と信号線路の間における絶縁膜の有無による減衰定数の違いを説明するための図である。
図7(A)は、基板20と信号線路42の間に絶縁膜30を有するコプレーナ線路の概略断面図である。ここでは、絶縁膜30としてシリコン窒化(SiN)膜を用い、その膜厚を200nmとする。
図7(B)は、基板20と信号線路42の間に絶縁膜を有さないコプレーナ線路の概略断面図である。なお、ここでは、信号線路42と接地導体44の間の基板には、凹部を形成していない。図7(C)は、減衰定数の周波数依存性を示す特性図である。図7では、実施例として、SiN膜のない場合(図7(B)に対応)を、○で示し、また、比較例として、SiN膜がある場合(図7(A)に対応)を、□で示している。図7(C)では、横軸に周波数(GHz)を取って示し、縦軸に、減衰定数α(dB/m)を取って示している。
絶縁膜としてSiN膜を形成した場合、周波数1GHzですでに1000dB/mを超える減衰定数を示している。これは、SiN膜と高抵抗シリコン基板との界面に低抵抗層が形成され、基板の抵抗率が2桁以上低下してしまうためである。
一方、高抵抗シリコン基板上に、絶縁膜を介さず、直接コプレーナ線路を形成したものは、絶縁膜上にコプレーナ線路を形成したものより良好な減衰定数を示している。
次に、図8を参照して、3インチのシリコン基板上に直接コプレーナ線路を形成した場合の、減衰定数の分布について説明する。図8は、減衰定数の分布を説明するための図である。
図8(A)は、ウエハの概略平面図である。このウエハは、ウエハの直径方向に、5つのコプレーナ線路を形成している(図中、I〜Vで示す)。この場合の減衰定数の測定結果を図8(B)及び(C)に示す。図8(B)及び(C)では、横軸に周波数(GHz)を取って示し、縦軸に、減衰定数α(dB/m)を取って示している。
図8(B)は、信号線路と接地導体との間に深さ100nm以上の凹部を形成していない場合の、減衰定数を示している。一方、図8(C)は、信号線路と接地導体との間に深さ100nm以上の凹部を形成した場合の、減衰定数を示している。
凹部を形成していない場合、例えば周波数50GHzにおける、減衰定数が715±73[dB/m]程度であり、減衰定数の分布が大きくなる(図8(B))。
これは、通常、高抵抗シリコン基板が、不純物のドープ量の制限に適したフローティングゾーン(FZ)法により製造されることによる。このFZ法による製造では、ウエハ径の方向に抵抗の分布が生じてしまう。
一方、凹部を形成した場合、周波数50GHzにおける、減衰定数が547±10[dB/m]となる。すなわち、凹部を設けることにより、凹部を有さない場合(図8(B))に比べて、分布幅を14%に低減することができ、均一な減衰定数が得られる。
これは、凹部を設けることにより、基板表面と信号線路との距離が離れ、基板の抵抗分布の影響を受けにくくなるためと考えられる。
このようにウエハ全体に対して、減衰定数の分布が小さくなるので、1つのウエハから特性のそろったデバイスが得られ、歩留まりが向上する。
図1に示したコプレーナ線路は、表面に保護膜を形成していないので、表面の汚染が回路動作に影響を与える恐れがある。一方、保護膜として例えばシリコン窒化膜を形成すると、信号線路と接地導体間のシリコン基板との界面に低抵抗層が生じ、減衰定数を劣化させる恐れがある。
しかし、図1に示したコプレーナ線路のように、少なくとも100nmの凹部を、信号線路と接地導体との間に設けると、減衰定数の劣化を防ぐことができる。
図9を参照して、保護膜を形成した場合と、形成していない場合についての減衰定数について説明する。図9は、図1を参照して説明したコプレーナ線路を、保護膜で覆った場合と、保護膜で覆っていない場合の減衰定数について説明するための図である。図9では、保護膜で覆った場合を●で示し、保護膜で覆っていない場合を○で示している。図9では、横軸に周波数(GHz)を取って示し、縦軸に、減衰定数α(dB/m)を取って示している。
100nmの凹部を設けることで、保護膜を形成した場合であっても減衰定数は、保護膜を形成しない場合と比べて、ほとんど劣化せず、いずれの場合も、周波数100GHz以下の周波数について、1000dB/m以下の減衰定数が得られている。これは凹部の深さが100nm以上であることにより、基板表面と信号線路との距離が大きくなるためである。基板表面に保護膜を形成することで、低抵抗層が発生したとしても、この距離が大きくなったことで、低抵抗層の影響が低減される。
このように、コプレーナ線路を形成した基板表面にSiN膜を保護膜として形成できると、1対の接地導体間をエアブリッジ配線で接続することが可能になる。通常、コプレーナ線路は、接地導体を同電位にするために、伝播する電磁波の波長の1/4程度の間隔でエアブリッジを形成する。
(エアブリッジの製造方法)
図10及び図11を参照して、エアブリッジ構造の製造方法について説明する。図10及び図11は、エアブリッジ構造の製造方法を説明するための工程図である。
このエアブリッジの製造方法は、図2を参照して説明した、コプレーナ線路の製造工程に引き続いて行われる。
図2を参照して説明した工程により、コプレーナ線路を形成する(図10(A))。
次に、コプレーナ線路上に、保護膜50を形成する。保護膜50の形成は、例えば、任意好適な従来周知のプラズマCVD法や熱CVD法により行われ、保護膜50として、SiO膜又はSiN膜が200nm程度の膜厚で形成される。その後、保護膜50の接地導体44上の部分に開口部52を形成する。この開口部52の形成は、任意好適なフォトリソグラフィ法及びエッチング工程により行われる(図10(B))。
次に、保護膜50上に、エアブリッジ用のレジストパターン75を形成する。このレジストパターン75は、保護膜50に形成された開口部52に対応する部分に、開口部76を有している(図10(C))。
次に、レジストパターン75上に、カレントフィルム62を蒸着する。カレントフィルム62は、例えばチタン(Ti)と金(Au)の積層膜で、それぞれ膜厚が50nmと100nmである(図11(A))。
次に、メッキ用のレジストパターン78を形成する。このレジストパターン78は、エアブリッジ配線を形成する部分を露出し、他の部分を覆うように形成されている。メッキ用のレジストパターン78を形成した後、メッキ用のレジストパターン78から露出したカレントフィルム62上に、例えば金メッキを行うことにより、金属64を形成し、エアブリッジ配線を得る(図11(B))。
その後、メッキ用のレジストパターン78、エアブリッジ配線の非形成領域のカレントフィルム62、及びエアブリッジ用のレジストパターン75を順に除去すると、エアブリッジ構造が得られる(図11(C))。
以上、説明したように、高抵抗シリコン基板と絶縁膜の界面に低抵抗層があると減衰定数が増大する。そこで、この発明のコプレーナ線路では、高抵抗シリコン基板上に、絶縁膜を設けることなく、直接、信号線路及び接地導体を形成している。この結果、高抵抗シリコン基板と絶縁膜との界面に生じる低抵抗層が形成されないので、ミリ波の周波数帯域で用いるコプレーナ線路が実現できる。
また、信号線路と接地導体の間の領域の、高抵抗シリコン基板に凹部を設けている。凹部を設けることにより、基板表面と信号線路との距離が離れ、基板の抵抗分布の影響を受けにくくなるため、ウエハ全体に対して、減衰定数の分布が小さくなる。この結果、1つのウエハから特性のそろったデバイスが得られ、歩留まりが向上する。
また、コプレーナ線路を、シリコン窒化膜などの保護膜で覆った場合であっても、凹部を設けることにより、基板表面と信号線路との距離が離れるので、基板と保護膜の界面に低抵抗層が発生したとしても、低抵抗層の影響が低減される。
さらに、コプレーナ線路上に保護膜を形成できるので、1対の接地導体間をエアブリッジ配線で接続することが可能になる。
コプレーナ線路の切断端面を示す図である。 コプレーナ線路の製造方法を説明するための工程図である。 金属の厚付けをする工程を説明するための工程図である。 等角写像を用いた、コプレーナ線路の設計を説明するための図である。 コプレーナ線路の評価方法を説明するための模式図である。 減衰定数の周波数依存性を示す特性図である。 基板と信号線路の間における絶縁膜の有無による減衰定数の違いを説明するための図である。 減衰定数の分布を説明するための図である。 保護膜を形成した場合と、形成していない場合についての減衰定数について説明するための図である。 エアブリッジ構造の製造方法を説明するための工程図(1)である。 エアブリッジ構造の製造方法を説明するための工程図(2)である。
符号の説明
12 コプレーナ線路
20、22 基板
24 凹部
30 絶縁膜
40 金属膜
42 信号線路
44 接地導体
50 保護膜
52、76 開口部
62、82 カレントフィルム
64 金属
70、75、78、80、84 レジストパターン
86 金メッキ
110 被測定基板
124 ネットワークアナライザ
126 パーソナルコンピュータ
128 基板搭載ステージ
131−1、131−2 プローブヘッド

Claims (6)

  1. 高抵抗シリコン基板と、
    該高抵抗シリコン基板の1の主表面上に形成された信号線路と、
    前記高抵抗シリコン基板の前記主表面上の、前記信号線路を挟む位置に形成された1対の接地導体と
    を備え、
    前記信号線路と前記接地導体間の、前記高抵抗シリコン基板の前記主表面側に、凹部が形成されている
    ことを特徴とするコプレーナ線路。
  2. 前記凹部の深さが、少なくとも100nmである
    ことを特徴とする請求項1に記載のコプレーナ線路。
  3. 前記1対の接地導体がエアブリッジ配線で接続されている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のコプレーナ線路。
  4. 高抵抗シリコン基板の1の主表面上に、信号線路と、該信号線路を挟む位置に1対の接地導体とを形成する工程と、
    前記信号線路及び前記接地導体をマスクとして、前記信号線路及び前記接地導体間の、前記高抵抗シリコン基板の前記主表面側に凹部を形成する工程と
    を備えることを特徴とするコプレーナ線路の製造方法。
  5. 前記凹部の深さを、少なくとも100nmにする
    ことを特徴とする請求項4に記載のコプレーナ線路の製造方法。
  6. さらに、
    前記1対の接地導体を接続するエアブリッジ配線を形成する工程
    を備えることを特徴とする請求項4又は5に記載のコプレーナ線路の製造方法。
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