JP2010080823A - 発光装置 - Google Patents

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Toru Miyake
徹 三宅
Daisuke Sakumoto
大輔 作本
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Abstract

【課題】発光装置の耐環境性を改善すること。
【解決手段】発光装置は、基体1、第1接合部材4および封入部材3を含んでいる。発光装置は、枠体5をさらに含んでいる。第1接合部材4は、基体1に付着している。発光素子2は、基体1に実装されている。封入部材3は、発光素子2に付着している。枠体5は、第1接合部材4によって基体1に接着されている。枠体5は、下端部分52および内側部分54を有している。下端部分52は、第1接合部材4の一部を含有している複数の小胞521を含んでいる。内側部分54は、封入部材3の一部を含有している複数の小胞541を含んでいる。第1接合部材4および封入部材3が、下端部分52および内側部分54の複数の小胞521および541において結合されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば発光ダイオードなどの発光素子を有する発光装置に関するものである。
例えば発光ダイオードなどの発光素子を有する発光装置の開発が進められている。近年、その発光装置の普及が広がる中において、発光装置が使用される環境範囲も広がりつつある。
特開2007−324213号公報
上述のような状況の中、今後の発光装置の開発においては、耐環境性に関する改善が求められている。
本発明の一つの態様によれば、発光装置は、基体、第1接合部材および封入部材を含んでいる。発光装置は、枠体をさらに含んでいる。第1接合部材は、基体に付着している。発光素子は、基体に実装されている。封入部材は、発光素子に付着している。枠体は、第1接合部材によって基体に接着されている。枠体は、下端部分および内側部分を有している。下端部分は、第1接合部材の一部を含有している複数の小胞を含んでいる。内側部分は、封入部材の一部を含有している複数の小胞を含んでいる。第1接合部材および封入部材が、下端部分および内側部分の複数の小胞において結合されている。
本発明の一つの態様によれば、発光装置は、下端部分および内側部分を有している枠体を含んでいる。下端部分は、第1接合部材の一部を含有している複数の小胞を含んでいる。内側部分は、封入部材の一部を含有している複数の小胞を含んでいる。第1接合部材および封入部材が、下端部分および内側部分の複数の小胞において結合されている。発光装置は、このような構成によって、耐環境性に関して改善されている。
下記において本発明のいくつかの例示的な実施形態を説明する。
図1および図2に示されているように、本発明の一つの実施形態における発光装置は、基体1、発光素子2および封入部材3を含んでいる。発光装置は、第1接合部材4および枠体5をさらに含んでいる。図1において、発光装置は、内部構造を示すために、部分的に省略されて示されている。省略された部分が、点線によって示されている。図1において、封入部材3および第1接合部材4は省略されている。
例示的な基体1は、セラミック材料を含んでいる。基体1は、導体パターンを有している。
発光素子2は、基体1に実装されており、導体パターンに電気的に接続されている。発光素子2は、駆動電力に応じて第1次光を放射する。第1次光は、500nm以下の波長範囲に含まれるピーク発光波長を有している。例示的な発光素子2は、半導体材料を含んでいる発光ダイオード(LED)である。
封入部材3は、発光素子2に付着しており、発光素子2の上端および側面を囲んでいる。封入部材3は、透光性材料を含んでいる。本実施形態において、封入部材3の“透光性”とは、発光素子2から放射された光の少なくとも一部が透過できることをいう。例示的な透光性材料は、シリコーン樹脂である。
第1接合部材4は、基体1に付着している。例示的な第1接合部材4は、シリコーン樹脂系接着剤である。
枠体5は、第1接合部材4によって基体1に接着されている。図3に示されているように、枠体5は、下端部分52および内側部分54を有している。下端部分52は、複数の小胞521を含んでいる。複数の小胞521の少なくとも一部は、枠体5の下側表面につながっている。下端部分52は、ポーラス構造を有している。図3において、小胞521と下側表面とがつながっている詳細構造は省略されている。小胞521は、第1接合部材4の一部を含有している。図3において、第1接合部材4を含有している小胞521が、斜線によって示されている。
内側部分54は、複数の小胞541を含んでいる。複数の小胞541の少なくとも一部は、枠体5の内側表面につながっている。内側部分54は、ポーラス構造を有している。図3において、小胞541と内側表面とがつながっている詳細構造は省略されている。小胞541は、封入部材3の一部を含有している。図3において、封入部材3を含有している小胞541が、斜線によって示されている。内側部分54は、下側部分52に結合されている。本実施形態において、“結合されている”とは、内側部分54の複数の小胞541の一部が下側部分52の複数の小胞521の一部とつながっていることをいう。図3において、小胞521および小胞541がつながっている詳細構造は省略されている。
下端部分52および内側部分54が結合されていることにより、小胞521に含有されている第1接合部材4および小胞541に含有されている封入部材3が結合されている。すなわち、封入部材3および第1接合部材4は、枠体5の内部において結合されている。従って、本実施形態の発光装置は、全体的な強度に関して改善されている。
封入部材3の一部が小胞541に含有されていることにより、封入部材3に伝わった熱が枠体5に伝わりやすくなっている。同様に、第1接合部材4の一部が小胞521に含有されていることにより、第1接合部材4に伝わった熱が枠体5に伝わりやすくなっている。図3において、熱の移動が“矢印”によって示されている。本実施形態の発光装置は、熱制御に関して改善されている。
再び図1および図2を参照して、本実施形態の発光装置は、第2接合部材6および波長変換部材7をさらに含んでいる。図1において、第2接合部材6は省略されている。
第2接合部材6は、枠体5に付着している。例示的な第2接合部材6は、シリコーン樹脂系接着剤である。
波長変換部材7は、第2接合部材6によって枠体5に接着されている。波長変換部材7は、発光素子2および封入部材3を覆っている。波長変換部材7は、マトリクス部材72および複数の蛍光粒子74を含んでいる。マトリクス部材72は、透光性材料からなる。マトリクス材料72の“透光性”とは、発光素子2から放射された第1次光の少なくとも一部が透過できることをいう。例示的な透光性材料は、シリコーン樹脂である。複数の蛍光粒子74は、蛍光材料からなる。蛍光粒子74は、発光素子から放射された第1次光によって励起されて、第2次光を放射する。
図4に示されているように、上述の内側部分54の小胞541は、第2接合部材6の一部を含有している。封入部材3および第2接合部材6は、枠体の内部において結合されている。従って、本実施形態の発光装置は、全体的な強度に関して改善されている。第2接合部材6の一部が小胞54に含有されていることにより、波長変換部材7から第2接合部材6に伝わった熱が枠体5に伝わりやすくなっている。従って、本実施形態の発光装置は、熱制御に関して改善されている。
本発明の一つに実施形態における発光装置を示している。 図1に示された発光装置の断面を示している。 図2において符号IIIによって示された部分の枠体5を模式的に示している。 図2において符号IVによって示された部分の枠体5を模式的に示している。
符号の説明
1 基体
2 発光素子
3 封入部材
4 第1接合部材
5 枠体
6 第2接合部材
7 波長変換部材

Claims (3)

  1. 基体と、
    前記基体に付着している第1接合部材と、
    前記基体に実装された発光素子と、
    前記発光素子に付着している封入部材と、
    前記第1接合部材によって前記基体に接着されているとともに、下端部分および内側部分を有しており、前記下端部分が、前記第1接合部材の一部を含有している複数の小胞を含んでおり、前記内側部分が、前記封入部材の一部を含有している複数の小胞を含んでおり、前記第1接合部材および前記封入部材が、前記下端部分および前記内側部分の前記複数の小胞において結合されている、枠体と、
    を備えた発光装置。
  2. 前記基体に付着しており、前記内側部分の前記複数の小胞に部分的に含有されている第2接合部材と、
    マトリクス部材および複数の蛍光粒子を含んでおり、前記第1接合部材によって前記基体に接着された波長変換部材と、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の発光装置。
  3. 前記封入部材および前記第2接合部材が、前記枠体の内部において結合されていることを特徴とする請求項2記載の発光装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012212926A (ja) * 2006-01-30 2012-11-01 Kyocera Corp 発光装置

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