JP2010079691A - 印刷装置,印刷システムおよびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】印刷の履歴を記憶させるにあたりトラフィックを不必要に増大させてしまうことを防止する。
【解決手段】複合機2では、印刷ジョブを受けた以降(s110)、その印刷ジョブに基づく印刷の実行を指示した指示クライアントについて定められた記憶頻度により(s114)、その印刷の履歴を示す印刷ログを管理サーバ3側に供給して記憶させることができる(s150〜s180)。このように、印刷ジョブに基づく印刷の実行を指示した指示クライアントに応じて、異なる記憶頻度で印刷ログを外部記憶装置に供給することができ、この結果、管理サーバ3側に印刷ログを適切な頻度で記憶させることが可能となる。
【選択図】図2

Description

本発明は、外部に設けられた外部記憶装置と接続される印刷装置に関する。
印刷装置と外部に設けられた外部記憶装置とを含む印刷システムでは、通常、印刷装置は、印刷ジョブに基づいて印刷が実行される毎に、その印刷の履歴を示す印刷ログを外部記憶装置に供給し、外部記憶装置は、印刷装置から供給される印刷ログを記憶する。これにより、印刷装置の印刷の履歴を管理することができる。
特開2003−067174号公報 特開2008−152402号公報
しかしながら、上述した印刷システムでは、印刷ジョブに基づいた印刷が実行される毎に、印刷装置が印刷ログを外部記憶装置に供給しており、印刷の履歴の記憶頻度については、考慮されていなかった。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、外部記憶装置に印刷ログを適切な頻度で記憶させるための技術を提供することである。
上記課題を解決するためになされた第1の構成は、外部に設けられた外部記憶装置に接続される印刷装置である。
この構成においては、印刷ジョブに基づいて印刷を実行する印刷実行部と、前記印刷ジョブに基づく印刷の実行を指示した指示クライアントを特定する特定部と、前記印刷ジョブに基づく印刷の実行に伴って、該印刷の履歴を示す印刷ログを、前記特定部により特定された指示クライアントに対応付けられた前記印刷ログの記憶頻度で前記外部記憶装置に記憶させるために前記外部記憶装置に供給する印刷ログ供給部と、を備えている。そして、前記印刷ログ供給部は、前記特定部により指示クライアントが第1クライアントであると特定された場合に、前記第1クライアントに対応付けられた第1の記憶頻度に従って、前記印刷ログを前記外部記憶装置に供給し、前記特定部により指示クライアントが第2クライアントであると特定された場合に、前記第2クライアントに対応付けられた第2の記憶頻度であって、前記第1の記憶頻度と異なる前記第2の記憶頻度に従って、前記印刷ログを前記外部記憶装置に供給する。
このような構成の印刷装置では、印刷ジョブに基づく印刷の実行を指示した指示クライアント(ユーザまたはユーザの操作する端末装置,以下同様)に応じて、異なる記憶頻度で印刷ログを外部記憶装置に供給することができ、この結果、外部記憶装置に印刷ログを適切な頻度で記憶させることが可能となる。
なお、この構成において、印刷装置が印刷ログを記憶させる際の「記憶頻度」は、どのように特定することとしてもよいが、例えば、以下に示す第2の構成のようにすることが考えられる。
第2の構成においては、前記第1クライアントに対応する第1の記憶頻度,および,前記第2クライアントに対応する第2の記憶頻度が登録されたテーブルを参照して、前記特定部により特定された指示クライアントに対応する記憶頻度を決定する決定部,を備えている。そして、前記印刷ログ供給部は、前記決定部により決定された記憶頻度に従って、前記印刷ログを前記外部記憶装置に供給する。
この第2の構成であれば、第1クライアントに対応する第1の記憶頻度,および,第2クライアントに対応する第2の記憶頻度が登録されてなるテーブルに基づいて、特定部により特定された指示クライアントに対応する記憶頻度を決定することができる。
ところで、上記各構成において印刷ログを記憶させる「記憶頻度」とは、印刷ジョブに基づく印刷の全行程を単位処理毎に分割した場合に、単位処理がいくつ終了した際に印刷ログを供給するか,を示すものであり、例えば、全行程において順次印刷される1ページそれぞれに係る処理を単位処理とした場合を例示すると、何ページ分の印刷が終了する毎に印刷ログを供給するか、を示すものとなる。
この場合における具体的な構成としては、例えば、上記各構成を以下に示す第3の構成のようにすることが考えられる。第3の構成において、前記第1の記憶頻度は、前記印刷実行部による第1のページ数の印刷が実行される毎に、該印刷の履歴を示す印刷ログを記憶すべきことを示し、前記第2の記憶頻度は、前記印刷実行部による前記第1のページ数と異なる第2のページ数の印刷が実行される毎に、該印刷の履歴を示す印刷ログを記憶すべきことを示している。そして、前記印刷ログ供給部は、前記特定部により指示クライアントが前記第1のクライアントであると特定された場合に、前記印刷ジョブに基づいて前記第1のページ数の印刷が実行される毎に、前記第1のページ数分の印刷に相当する印刷ログを前記外部記憶装置に供給し、前記特定部により指示クライアントが前記第2のクライアントであると特定された場合に、前記印刷ジョブに基づいて前記第2のページ数の印刷が実行される毎に、前記第2のページ数分の印刷に相当する印刷ログを前記外部記憶装置に供給する。
この第3の構成であれば、第1のクライアントに対しては、第1のページ数の印刷が実行される毎に、実行された印刷に相当する印刷ログを外部記憶装置に供給して記憶させることができるのに対し、第2のクライアントに対しては、第2のページ数の印刷が実行される毎に、実行された印刷に相当する印刷ログを外部記憶装置に供給して記憶させることができる。
また、上記各構成においては、以下に示す第4の構成のようにするとよい。第4の構成において、前記印刷ログ供給部は、前記特定部により指示クライアントが第3クライアントであると特定された場合に、前記第3クライアントに対応付けられ,かつ,前記印刷ジョブ毎に前記印刷ログを記録すべきことを示す前記第3の記憶頻度に従って、前記印刷ジョブに基づく全てのページの印刷が実行された後で、全てのページの印刷に相当する印刷ログを前記外部記憶装置に供給する。
この第4の構成であれば、第3のクライアントに対しては、印刷ジョブに基づく全てのページの印刷が実行された際に、その印刷に相当する印刷ログを外部記憶装置に供給して記憶させることができる。
また、上記各構成においては、以下に示す第5の構成のようにするとよい。第5の構成において、前記印刷ログ供給部は、前記特定部により指示クライアントが第4クライアントであると特定された場合に、前記第4クライアントに対応付けられた第4の記憶頻度であり、前記印刷ログを記録しないことを示す前記第4の記憶頻度に従って、前記印刷ジョブに基づく印刷に際し、前記印刷ログを前記外部記憶装置に供給しない。
この第5の構成であれば、第4クライアントに対しては、他のクライアントとは異なり、印刷ジョブに基づく印刷に際し、印刷ログを外部記憶装置に供給しないようにすることができる。
また、上記各構成においては、以下に示す第6の構成のようにするとよい。第6の構成において、前記特定部は、前記印刷ジョブに基づく印刷の実行を指示した指示クライアントを特定すると共に、該指示クライアントが記憶対象クライアントであるか否かを判定して、前記印刷ログ記憶部は、前記特定部により記憶対象クライアントであると判定された場合に、該クライアントに対応付けられた記憶頻度で前記印刷ログを前記外部記憶装置に供給し、前記特定部により記憶対象クライアントでないと判定された場合に、前記印刷ログを前記外部記憶装置に供給しない。
この第6の構成であれば、指示クライアントから印刷ジョブに基づく印刷の実行が指示された際に、指示クライアントが記憶対象クライアントである場合にのみ、印刷ログを外部記憶装置に供給して記憶させることができる。つまり、記憶対象クライアント以外のクライアントについては、印刷ジョブに基づく印刷が実行されたとしても、実行された印刷の履歴を示す印刷ログが外部記憶装置に供給されて記憶されることはない。
そのため、例えば、印刷装置や印刷装置を含むシステムの管理者などのように、印刷ログを記憶して管理する必要のない管理ユーザの使用するクライアントについては、記憶対象クライアントから除外しておくことで、印刷装置と外部記憶装置との間における印刷ログの流通によるトラフィックを抑制することができる。
ところで、上記各構成においては、クライアント毎にそれぞれ記憶頻度を固定値としておけばよいが、各クライアントについての印刷の履歴に応じて更新される値としてもよい。
このためには、上記各構成を以下に示す第7の構成のようにするとよい。第7の構成においては、過去の印刷ジョブに基づく印刷の実行に伴って前記外部記憶装置に記憶された過去の印刷ログを、前記外部記憶装置から取得する取得部と、該取得部により取得された印刷ログで示される印刷の履歴に基づいて、クライアントそれぞれに対応する前記印刷ログの記憶頻度を更新する頻度更新部と、を備えている。
この第7の構成であれば、各クライアントに対応づけられた記憶頻度を印刷の履歴に応じて更新することができる。
この第7の構成における記憶頻度の更新に際しては、複数のクライアントそれぞれについての過去の印刷ログを取得し、クライアントそれぞれについての記憶頻度を更新することとすればよく、また、特定のクライアントについての過去の印刷ログを取得し、このクライアントについての記憶頻度を更新することとしてもよい。
また、過去の印刷ログの取得,および,記憶頻度の更新については、一定期間毎,または,特定のイベントが発生する毎に行われることとすればよい。この後者の場合における「イベント」とは、どのようなイベントであってもよいが、例えば、指示クライアントから印刷ジョブに基づく印刷の実行が指示されたこと、が考えられる。
この場合、指示クライアントについての過去の印刷ログのみを取得し、この指示クライアントについての記憶頻度を更新することとすればよく、具体的には、上記第7の構成を以下に示す第8の構成のようにすることが考えられる。
第8の構成において、前記印刷ログ供給部は、前記特定部により特定された指示クライアントに対応付けられた前記印刷ログの記憶頻度で、かつ、該指示クライアントの識別情報を付加した状態で、前記印刷ログを前記外部記憶装置に供給している。また、前記取得部は、前記印刷実行部による対象の印刷ジョブに基づく印刷の実行に先行して、過去の印刷ジョブに基づく印刷の実行に伴って前記外部記憶装置に供給された過去の印刷ログのうち、その印刷ジョブを送信してきた指示クライアントの識別情報が付加された印刷ログを、前記外部記憶装置から取得する。また、前記頻度更新部は、前記取得部により取得された印刷ログで示される印刷の履歴に基づいて、その取得部による取得の契機となった印刷ジョブを送信してきたクライアントに対応する前記印刷ログの記憶頻度を更新する。さらに、前記印刷ログ供給部は、前記頻度更新部により記憶頻度が更新されたクライアントを前記指示クライアントとして、該指示クライアントに対応付けられた前記印刷ログの記憶頻度で、かつ、該指示クライアントの識別情報を付加した状態で、前記印刷ログを前記外部記憶装置に供給する。
この第8の構成であれば、指示クライアントから印刷ジョブに基づく印刷の実行が指示される都度、この指示クライアントに対応づけられた記憶頻度を、その指示クライアントについての印刷の履歴に応じて更新することができる。
ここで記憶頻度を更新するための具体的な手法は特に限定されないが、例えば、該当クライアントについて、印刷回数(印刷ジョブを送信した回数),印刷したページ数などが多いほどその記憶頻度を低くしたり、正常に印刷が終了したことを認識できないなど正常でない印刷ログの件数が多いほどその記憶頻度を高くしたり、といったことが考えられる。
また、上記課題を解決するためには、外部に設けられた外部記憶装置に接続される印刷装置を以下に示す第9の構成のようにするとよい。
第9の構成においては、印刷ジョブに基づいて印刷を実行する印刷実行部と、前記印刷ジョブに基づく印刷の実行を指示した指示クライアントを特定する特定部と、前記印刷ジョブに基づく印刷の実行に伴って、該印刷の履歴を示す印刷ログを、前記外部記憶装置に記憶させるべく記憶させる供給するための印刷ログ供給部と、を備えている。
そして、前記印刷ログ供給部は、前記特定部により指示クライアントが所定の記憶対象クライアントであると特定された場合に、前記印刷ログを前記外部記憶装置に供給する一方、前記指示クライアントが前記記憶対象クライアント以外のクライアントであると特定された場合に、前記印刷ログを前記外部記憶装置に供給しない。
この第9の構成であれば、指示クライアントから印刷ジョブに基づく印刷の実行が指示された際、その指示クライアントが記憶対象クライアントである場合にのみ、その印刷の実行に際して印刷ログを外部記憶装置側に供給して記憶させることができる。
このように、印刷ジョブに基づく印刷の実行に際して印刷ログが記憶されるか否かを、クライアント毎に異ならせることができるため、必要に応じて印刷ログを記憶させるべきクライアントを設定しておくことで、クライアントに応じて異なる記憶頻度で印刷ログを外部記憶装置に供給することができ、その結果、外部記憶装置に印刷ログを適切な頻度で記憶させることが可能となる。
また、この第9の構成においては、以下に示す第10の構成のようにするとよい。第10の構成の前記印刷ログ供給部は、前記特定部により指示クライアントが、前記記憶対象クライアントであり,かつ,第1クライアントであると特定された場合に、前記印刷ジョブに基づいて前記第1のページ数の印刷が実行される毎に、前記第1のページ数分の印刷に相当する印刷ログを前記外部記憶装置に供給し、前記特定部により指示クライアントが、前記記憶対象クライアントであり,かつ,第2クライアントであると特定された場合に、前記印刷ジョブに基づいて前記第2のページ数の印刷が実行される毎に、前記第2のページ数分の印刷に相当する印刷ログを前記外部記憶装置に供給する。
この第10の構成であれば、記憶対象クライアントである第1のクライアントに対しては、第1のページ数の印刷が実行される毎に、実行された印刷に相当する印刷ログを外部記憶装置に供給して記憶させることができるのに対し、記憶対象クライアントである第2のクライアントに対しては、第2のページ数の印刷が実行される毎に、実行された印刷に相当する印刷ログを外部記憶装置に供給して記憶させることができる。
このように、クライアント毎に、印刷ジョブに基づく印刷が実行される過程において印刷ログが記憶される頻度を異ならせることができるため、「第1のページ数」,「第2のページ数」にクライアントに応じた適切な値を設定しておくことにより、クライアントに応じて異なる記憶頻度で印刷ログを外部記憶装置に供給することができる。 また、この第10の構成においては、以下に示す第11の構成のようにするとよい。第11の構成において、前記印刷ログ供給部は、前記特定部により指示クライアントが、前記記憶対象クライアントであり,かつ,第3クライアントであると特定された場合に、前記第3クライアントに対応付けられた第3の記憶頻度であって、前記印刷ジョブ毎に前記印刷ログを記録すべきことを示す前記第3の記憶頻度に従って、前記印刷ジョブに基づく全てのページの印刷が実行された後で、前記印刷ログを前記外部記憶装置に供給する。
この第11の構成であれば、第3のクライアントに対しては、印刷ジョブに基づく全てのページの印刷が実行された際に、その印刷に相当する印刷ログを外部記憶装置に供給して記憶させることができる。
また、上記課題を解決するためには、第1〜第11のいずれかの構成に係る印刷装置と、前記外部記憶装置と、を備えることを特徴とする印刷システムとしてもよい。
この印刷システムであれば、第1〜第11のいずれかの構成に係る印刷装置と同様の作用,効果を得ることができる。 なお、本発明は、印刷装置、印刷装置と外部記憶装置とを含む印刷システム、印刷装置の制御方法、印刷装置を制御するコンピュータプログラム、該コンピュータプログラムを記録する記録媒体等の種々の態様で実現することもできる。
なお、上述したプログラムは、コンピュータシステムによる処理に適した命令の順番付けられた列からなるものであって、各種記録媒体や通信回線を介して印刷装置,印刷システムや、これを利用するユーザ等に提供されるものである。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
(1)全体構成
印刷システム1は、図1に示すように、複合機2と管理サーバ3とが通信可能に構成されてなるものである。
複合機2は、マイコン21,メモリ23,通信インタフェース(I/F)25,プリントエンジン27,スキャンエンジン29などを備えており、ネットワーク100を介して接続されたクライアント200からの印刷ジョブを受けて印刷を実行すると共に、その実行された印刷の履歴を示す印刷ログを管理サーバ3に記憶させるように構成されている。
管理サーバ3は、マイコン31,メモリ33,ハードディスクドライブ(HDD)35,通信インタフェース(I/F)37などからなる周知のサーバコンピュータ(ファイルサーバ)であり、複合機2による印刷ログをハードディスクドライブ35に記憶して管理するように構成されている。なお、管理サーバ3にて記憶された印刷ログは、ネットワーク100を介して管理サーバ3と通信可能に接続されたログ管理用のコンピュータ(ログ管理PC)300を介して管理される。
(2)複合機2による処理手順
以下に、複合機2のマイコン21がメモリ23に格納されたプログラムに従って実行する各種処理の処理手順を説明する。
(2−1)印刷処理
はじめに、クライアント200からの印刷ジョブを受けることにより起動する印刷処理の処理手順を図2に基づいて説明する。
印刷処理が起動されると、まず、印刷処理の起動に先立って受信した(s110)印刷ジョブに基づいて、該印刷ジョブに基づく印刷の実行を指示してきたクライアント200(以降「指示クライアント」という)が特定される(s112)。ここでは、印刷ジョブに付加されたクライアント200の識別情報に基づいて、指示クライアントが特定される。
次に、後述する記憶頻度決定処理を実施することによって、印刷処理の起動に先立って受信した印刷ジョブに基づく印刷の実行に際しての印刷ログの記憶頻度,つまり印刷の実行に際してどの程度の頻度で印刷ログを管理サーバ3に記憶させるのかが決定される(s114)。
このs114で決定される「記憶頻度」とは、印刷ジョブに基づく印刷の全行程を単位処理毎に分割した場合に、単位処理がいくつ終了した際に印刷ログを記憶させるか,を示すものである。本実施形態では、全行程において順次印刷される1ページそれぞれに係る処理を単位処理とし、何ページ分の印刷が終了する毎に印刷ログを記憶させるか、を「記憶頻度」として決定するように構成されている。なお、ここでは、後述のように、「記憶頻度」として印刷ログを記憶させない旨が決定される場合もある。
次に、印刷処理の起動に先立って受信した印刷ジョブに基づいて、上記s112で特定された指示クライアントがあらかじめ定められた記憶対象クライアントであるか否かがチェックされる(s120)。
本実施形態では、複合機2と通信可能なクライアント200のうち、複合機2や印刷システム1全体の管理者の使用するクライアント200が、記憶対象クライアントから除外されている。そのため、このs120では、管理者が使用するクライアント200以外のクライアント200からの印刷ジョブである場合に、あらかじめ定められた記憶対象クライアントであると判定される。
このs120で記憶対象クライアントでないと判定された場合(s120:NO)、上記s110により受信した印刷ジョブに基づくプリントエンジン27による印刷が実行された後(s124)、印刷処理が終了する。このs124では、印刷ジョブに基づく印刷の全行程が行われる。
また、上記s120で記憶対象クライアントであると判定された場合(s120:YES)、上記s110にて受信した印刷ジョブに基づく印刷の実行が開始されたことを示す印刷ログが、管理サーバ3側に供給される(s150)。ここでは、日付,時間(現在時刻),クライアント200(またはそれを使用するユーザ)の識別情報,印刷ジョブのジョブ名などが、その印刷ジョブに基づく印刷の実行が開始されたことを示す印刷ログとして、管理サーバ3のハードディスクドライブ35に供給されたうえで記憶される(図3(a)参照)。
ここで、該当する印刷ログは、複合機2が管理サーバ3において印刷ログが記憶されている記憶領域に直接アクセスすることにより記憶させられる。ただ、管理サーバ3が複合機2からの要求を受けて印刷ログを記憶する機能を有している場合であれば、該当する印刷ログの記憶を管理サーバ3へと要求することにより、管理サーバ3に該当する印刷ログを記憶させることとすればよい。
次に、上記s150にて行われた印刷ログの記憶が正常に行われたことが確認される(s160)。ここでいう「正常に記憶されたことの確認」とは、管理サーバ3において印刷ログが記憶される記憶領域への印刷ログの記憶が終了したことを認識することである。ただ、管理サーバ3が複合機2からの要求を受けて印刷ログを記憶する機能を有している場合であれば、管理サーバ3から正常に記憶が終了したことが通知された,または,エラーの通知がなかったことを認識することとすればよい。
なお、上記s114で印刷ログを記憶させない旨が決定されている場合、このs150,s160では、何らの処理も行われることなく、次の処理(s170)へと移行することとなる。
上記s160で印刷ログの記憶が正常に行われたことが確認できなかった場合には(s160:NO)、何らかの異常が発生しているものとして印刷処理を終了するための異常終了処理が行われた後(s164)、印刷処理が終了する。
一方、上記s160にて行われた印刷ログの記憶が正常に行われたことが確認されたら(s160:YES)、上記s110により受信した印刷ジョブに基づくプリントエンジン27による印刷が、上記s114にて決定された記憶頻度に応じた処理(所定ページ分の印刷が終了するまでの処理)だけ実行される(s170)。
なお、上記s114で印刷ログを記憶させない旨が決定されている場合、このs170では、印刷ジョブに基づく印刷の全行程が実行される。
その後、上記s170による印刷の実行が終了したら、上記s150にて管理サーバ3側に供給された印刷ログが、上記s114にて決定された記憶頻度に応じた処理に相当する印刷の実行が終了した旨の内容に更新される(s180)。ここでは、ここまでの印刷結果(ページ数やトナー使用量など),および,正常に終了した旨の情報(正常終了)が管理サーバ3側に供給され、それらの情報が上記s150による供給を受けて記憶された印刷ログに追記され、これにより、先に記憶された印刷ログが更新される(図3(b)参照)。
次に、上記s160と同様、上記s180にて行われた印刷ログの更新が正常に行われたことが確認される(s184)。
なお、上記s114で印刷ログを記憶させない旨が決定されている場合、このs180,s184では、何らの処理も行われることなく、次の処理(s186)へと移行することとなる。
このs184で印刷ログの更新が正常に行われたことが確認できなかった場合には(s184:NO)、プロセスがs164へ移行し、異常終了処理の後、印刷処理が終了する。
一方、印刷ログの更新が正常に行われたことが確認されたら(s184:YES)、上記s110にて受信された印刷ジョブに基づく印刷の全行程が終了しているか,つまり印刷ジョブに基づく印刷が終了していない残りのデータが存在しているか否かがチェックされる(s186)。
このs186で残りのデータが存在していると判定された場合には(s186:YES)、プロセスがs150へ戻り、以降、印刷ジョブに基づく印刷の全行程が終了するまでs150〜186が繰り返される。
そして、印刷ジョブに基づく印刷の全行程が終了し、印刷が終了していない残りのデータが存在しない状態となると(s186:NO)、印刷処理が終了する。
(2−2)記憶頻度決定処理
続いて、印刷処理におけるs114の処理である記憶頻度決定処理の処理手順を図4に基づいて説明する。
この記憶頻度決定処理では、まず、メモリ23に記憶されたクライアント200それぞれの記憶頻度のうち、図2のs112にて特定された指示クライアントに対応する記憶頻度が読み出される(s310)。
ここでは、メモリ23に記憶されたテーブルであり、各クライアント200に対応する記憶頻度それぞれが登録されてなるテーブル(図5)から、指示クライアントに対応する記憶頻度が読み出される。このテーブルに登録された記憶頻度それぞれは、各クライアント200に対応するものとしてあらかじめ定められたものである。
具体的な「記憶頻度」は、印刷ジョブに基づく印刷の全行程において順次印刷される1ページそれぞれに係る処理を単位処理とした場合に、何ページ分の印刷が終了する毎に印刷ログを記憶させるか,つまりページ数で規定されている。また、印刷ログを記憶させない旨が対応づけられているクライアント200もある(図5「ユーザD」参照)。
次に、上記s310にて読み出された記憶頻度が、その更新を可能なものであるか否かがチェックされる(s320)。本実施形態においては、特定のクライアント200に対応する一部の記憶頻度については、その更新が許可されていないため(図5「更新可否」参照)、指示クライアントの記憶頻度が、更新が許可されていない記憶頻度に該当しなければ、その更新が可能であると判定される。
このs320で更新が可能ではないと判定された場合には(s320:NO)、上記s310にて読み出された記憶頻度が戻り値として決定された後(s330)、プロセスが印刷処理へと戻る(図2のs120へ移行する;以下同様)。
一方、更新が可能であると判定された場合には(s320:YES)、過去の印刷ジョブに基づく印刷の実行に伴って管理サーバ3に記憶された過去の印刷ログのうち、指示クライアントの識別情報を示す印刷ログが、管理サーバ3から取得される(s340)。
本実施形態では、上述したように、印刷ジョブに基づく印刷が実行される毎に、その印刷の実行が開始されたこと,および,その印刷の実行が正常に終了したことを示す情報と、印刷ジョブの送信元であるクライアント200の識別情報(ユーザ識別情報)とが、その印刷の履歴を示す印刷ログとして管理サーバ3のハードディスクドライブ35に記憶される(図6参照)。
そのため、このs340では、管理サーバ3のハードディスクドライブ35に記憶されている印刷ログのうち、指示クライアントの識別情報を示す印刷ログが管理サーバ3から取得される。
ここで、該当する印刷ログは、管理サーバ3のハードディスクドライブ35において印刷ログが記憶されている記憶領域に直接アクセスすることにより取得される。ただ、管理サーバ3が複合機2からの要求を受けて印刷ログを返信する機能を有している場合には、該当する印刷ログの送信を管理サーバ3へと要求し、この要求を受けた管理サーバ3から送信されてくる印刷ログを取得することとしてもよい。
次に、上記s340にて取得された印刷ログの中に不正なものが含まれているか否かがチェックされる(s350)。
ここでは、上記s340にて取得された過去の印刷ログそれぞれについて、印刷の実行が正常に終了したことを示す内容になっているか否かがチェックされ、正常に終了したことを示す内容になっていない(図6において「正常終了」が含まれていない)印刷ログが存在していた場合に、不正な印刷ログが含まれていると判断される。また、本実施形態では、印刷ログが、あらかじめ定められた形式(例えば、データフォーマット,記載言語や書式など)にて作成されるため、あらかじめ定められた形式となっていない印刷ログが含まれている場合にも、不正な印刷ログが含まれていると判断される。
このs350で不正な印刷ログが含まれていると判定された場合には(s350:YES)、上記s340にて取得された印刷ログ中の不正な印刷ログの件数に基づいて記憶頻度が決定される(s360)。ここでは、不正な印刷ログの件数に応じて高い記憶頻度,換言すれば、印刷ログを記憶させる契機となる「印刷が終了したページ数」として小さい値が決定される。例えば、過去の一定期間における不正な印刷ログの件数が基準値よりも多い場合には、記憶頻度が10ページから2ページに変更される。
一方、上記s340で不正な印刷ログが含まれていないと判定された場合には(s350:NO)、上記s340にて取得された印刷ログで示される印刷結果に応じた記憶頻度が決定される(s370)。ここでは、印刷ジョブそれぞれで示されるジョブ名の種類で規定される印刷回数や、印刷ジョブにおける印刷結果を集計してなる総印刷結果(総ページ数や総トナー使用量など)に応じて低い記憶頻度,換言すれば、印刷ログを記憶させる契機となる「印刷が終了したページ数」として大きい値が決定される。例えば、過去の一定期間における印刷回数や総印刷ページ数が基準値よりも多い場合には、記憶頻度が2ページから10ページに変更される。
こうして、上記s360またはs370により記憶頻度が決定されたら、上記s310にて読み出された記憶頻度が、決定された記憶頻度に更新される(s380)。
そして、プロセスがs330へ移行し、上記s380にて更新された記憶頻度が戻り値として決定された後、印刷処理へと戻る。こうして、「記憶頻度」としてページ数または印刷ログを記憶させない旨が決定される。
(3)作用,効果
このような構成の複合機2では、印刷ジョブを受信した以降(図2のs110)、その印刷ジョブに基づく印刷の実行を指示した指示クライアントについて定められた記憶頻度により(同図s114)、その印刷の履歴を示す印刷ログを管理サーバ3側に供給して記憶させることができる(同図s150〜s186)。
このように、印刷ジョブに基づく印刷の実行を指示した指示クライアントに応じて、異なる記憶頻度で印刷ログを外部記憶装置に供給することができ、この結果、管理サーバ3側に印刷ログを適切な頻度で記憶させることが可能となる。
本実施例のシステム1は、印刷ログを用いて印刷サービスに対して課金処理を実行する場合に利用されることが好ましい。具体的には、課金処理が実行される場合には、悪意のあるユーザが複合機2と管理サーバ3との間の接続を切断することによって、複合機2から管理サーバ3への印刷ログの供給を阻止することが可能である。この場合には、該悪意のあるユーザは印刷サービスに対する課金を免れ得る。しかしながら、本実施例のシステム1を利用すれば、信頼性の高いユーザに対して記憶頻度を低く設定(例えば10ページ毎)し、信頼性の低いユーザに対して記憶頻度を高く設定(例えば1ページ毎)することが可能である。そして、図2のs160,s184で印刷ログの存在が確認できない場合には、印刷の実行が中止される。より具体的には、記憶頻度に対応するページ数分の印刷が実行されたときに該ページ数分の印刷の履歴を示す印刷ログが管理サーバ3に記録されない場合には、残りのページについての印刷の実行が中止される。このため、仮に悪意のあるユーザによって複合機2と管理サーバ3との間の接続が切断されたとしても、課金対象とならない印刷枚数を最小限にすることができる。
なお、課金処理は、ユーザ毎に対応する記憶頻度で記憶される1以上の印刷ログに含まれるページ数の和,トナー使用量の和などに応じた金額を、ユーザに課金することによって実現される。
また、上記構成であれば、各クライアント200に対応する記憶頻度それぞれが登録されてなるテーブル(図5)に基づいて、指示クライアントに対応する記憶頻度を決定することができる(図3のs310,s330)。
このテーブルに基づく具体的な例を挙げて説明すれば、ユーザAのクライアント200に対しては、1ページの印刷が実行される毎に、その印刷に相当する印刷ログを管理サーバ3に記憶させることができる。また、ユーザBのクライアント200に対しては、2ページの印刷が実行される毎に、実行された印刷に相当する印刷ログを管理サーバ3に記憶させることができる。また、ユーザCのクライアント200に対しては、10ページの印刷が実行される毎に、その印刷に相当する印刷ログを管理サーバ3に記憶させることができる。また、ユーザEのクライアント200に対しては、印刷ジョブに基づく印刷の全行程,つまり全てのページの印刷が実行される毎に、その印刷に相当する印刷ログを管理サーバ3に記憶させることができる。そして、ユーザDのクライアント200に対しては、他のクライアントとは異なり、印刷ジョブに基づく印刷に際し、印刷ログを管理サーバ3に記憶させないようにすることができる。
ここで、「ユーザA」のクライアント200について、印刷ジョブ「AAAA1」に基づく印刷の実行がなされる場合を図6に基づいて説明すると、ユーザAのクライアント200に対応付けられた記憶頻度が1ページ毎であることから、印刷ログは1ページ毎の頻度で記憶される。例えば、印刷ジョブに基づいて印刷すべきページ数が5ページであれば、1ページ毎の印刷ログが、印刷の実行に伴って5つ繰り返し記憶されることとなる。
また、上記構成であれば、複合機2は、指示クライアントから印刷ジョブに基づく印刷の実行が指示された際に、その指示クライアントが記憶対象クライアントである場合にのみ、印刷ログを管理サーバ3に供給して記憶させることができる(図2のs120「YES」→s150〜s186)。つまり、記憶対象クライアント以外のクライアント200については、印刷ジョブに基づく印刷が実行されたとしても、その実行された印刷の履歴を示す印刷ログが管理サーバ3に記憶されることはない(同図s120「NO」→s124)。
そのため、例えば、複合機2や印刷システム1の管理者などのように、印刷ログを記憶して管理する必要のない管理ユーザの使用するクライアントについては、記憶対象クライアントから除外しておくことで、複合機2と管理サーバ3との間における印刷ログの流通によるトラフィックの増大を防止することができる。
また、このように、印刷ジョブに基づく印刷の実行に際して印刷ログが記憶されるか否かを、記憶対象クライアントであるか否かにより異ならせることができる構成であれば(図2のs120)、必要に応じて印刷ログを記憶させるべきクライアント200を設定しておくことによって、複合機2と管理サーバ3との間のトラフィックを不必要に増大させてしまうことを防止することができる。
また、上記構成では、各クライアント200に対応づけられた記憶頻度を、その記憶頻度の更新が許可されていることを前提として、各クライアント200についての印刷の履歴に応じて更新することができる(図3のs340〜s380)。
また、上記構成では、指示クライアントから印刷ジョブに基づく印刷の実行が指示される都度、この指示クライアント200に対応づけられた記憶頻度を、その指示クライアント200についての印刷の履歴に応じて更新することができる(図3のs310〜s380)。
(4)変形例
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態をとり得ることはいうまでもない。
例えば、上記実施形態においては、複合機2が、クライアント200から受信した印刷ジョブに基づいて印刷を実行するように構成されている。しかし、この複合機2により実行される印刷に際しての印刷ジョブは、ユーザが複合機2を操作することにより、その操作を行ったユーザの識別情報を伴う情報として複合機2自身で生成されるものであってもよい。
具体的な例として、ユーザが複合機2を操作して原稿をコピーする場合には、複合機2がスキャンエンジン29を介して読み取った画像に基づき、この画像を印刷するための印刷ジョブを生成するというケースが考えられる。この場合、複合機2に原稿を読み取らせるべく操作をするユーザに、ユーザ自身を識別するための識別情報を入力する操作を併せて行わせればよい。
このように構成すれば、複合機2は、原稿を読み取らせるための操作を受けて印刷処理(図2)を起動し、s110においてスキャンエンジン29を介して読み取った画像に基づいて生成した印刷ジョブを取得した後、s112において原稿を読み取らせるための操作と共に入力された識別情報に基づいて指示クライアントを特定することができる。
また、上記実施形態では、複合機2が、印刷ジョブを受信する毎に指示クライアントについての記憶頻度を更新するように構成されている(図3のs310〜s380)。しかし、この記憶頻度の更新は、一定期間毎または印刷ジョブの受信以外のイベントにより実施することとしてもよい。この場合、1または2以上のクライアント200それぞれについての記憶頻度を同時に更新することとすればよい。
また、上記実施形態においては、本発明における印刷装置として、印刷機能や読取機能など複数の機能を有する複合機2が採用されている構成を例示した。しかし、本発明における印刷装置としては、少なくとも印刷機能を有している装置であればよく、複合機以外の装置であっても当然に適用することができる。
(5)本発明との対応関係
以上説明した実施形態において、管理サーバ3が本発明における外部記憶装置に相当する。また、図2のs170,s210が本発明における印刷実行部の処理に相当し、同図s112が特定部の処理に相当し、同図s150,s180が印刷ログ供給部の処理に相当し、図3のs310〜s370が決定部の処理に相当し、同図s340が取得部の処理に相当し、同図s380が頻度更新部の処理に相当する。
印刷システムの全体構成を示すブロック図 印刷処理を示すフローチャート 印刷ログが記憶および更新される様子を示す図 記憶頻度決定処理を示すフローチャート 記憶頻度が登録されてなるテーブルを示す図 印刷ログの構成を示す図
符号の説明
1…印刷システム、2…複合機、3…管理サーバ、21…マイコン、23…メモリ、25…通信インタフェース、27…プリントエンジン、31…マイコン、33…メモリ、35…ハードディスクドライブ、37…通信インタフェース、100…ネットワーク、200…クライアント、300…ログ管理PC。

Claims (14)

  1. 外部に設けられた外部記憶装置に接続される印刷装置であって、
    印刷ジョブに基づいて印刷を実行する印刷実行部と、
    前記印刷ジョブに基づく印刷の実行を指示した指示クライアントを特定する特定部と、
    前記印刷ジョブに基づく印刷の実行に伴って、該印刷の履歴を示す印刷ログを、前記特定部により特定された指示クライアントに対応付けられた前記印刷ログの記憶頻度で、前記外部記憶装置に記憶させるために前記外部記憶装置に供給する印刷ログ供給部と、を備え、
    前記印刷ログ供給部は、
    前記特定部により指示クライアントが第1クライアントであると特定された場合に、前記第1クライアントに対応付けられた第1の記憶頻度に従って、前記印刷ログを前記外部記憶装置に供給し、
    前記特定部により指示クライアントが第2クライアントであると特定された場合に、前記第2クライアントに対応付けられた第2の記憶頻度であって、前記第1の記憶頻度と異なる前記第2の記憶頻度に従って、前記印刷ログを前記外部記憶装置に供給する
    ことを特徴とする印刷装置。
  2. 前記第1クライアントに対応する第1の記憶頻度,および,前記第2クライアントに対応する第2の記憶頻度が登録されたテーブルを参照して、前記特定部により特定された指示クライアントに対応する記憶頻度を決定する決定部,を備えており、
    前記印刷ログ供給部は、前記決定部により決定された記憶頻度に従って、前記印刷ログを前記外部記憶装置に供給する
    ことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記第1の記憶頻度は、前記印刷実行部による第1のページ数の印刷が実行される毎に、該印刷の履歴を示す印刷ログを記憶すべきことを示し、
    前記第2の記憶頻度は、前記印刷実行部による前記第1のページ数と異なる第2のページ数の印刷が実行される毎に、該印刷の履歴を示す印刷ログを記憶すべきことを示し、
    前記印刷ログ供給部は、
    前記特定部により指示クライアントが前記第1のクライアントであると特定された場合に、前記印刷ジョブに基づいて前記第1のページ数の印刷が実行される毎に、前記第1のページ数分の印刷に相当する印刷ログを前記外部記憶装置に供給し、
    前記特定部により指示クライアントが前記第2のクライアントであると特定された場合に、前記印刷ジョブに基づいて前記第2のページ数の印刷が実行される毎に、前記第2のページ数分の印刷に相当する印刷ログを前記外部記憶装置に供給する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の印刷装置。
  4. 前記印刷ログ供給部は、前記特定部により指示クライアントが第3クライアントであると特定された場合に、前記第3クライアントに対応付けられ,かつ,前記印刷ジョブ毎に前記印刷ログを記録すべきことを示す前記第3の記憶頻度に従って、前記印刷ジョブに基づく全てのページの印刷が実行された後で、全てのページの印刷に相当する印刷ログを前記外部記憶装置に供給する
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の印刷装置。
  5. 前記印刷ログ供給部は、前記特定部により指示クライアントが第4クライアントであると特定された場合に、前記第4クライアントに対応付けられた第4の記憶頻度であり、前記印刷ログを記録しないことを示す前記第4の記憶頻度に従って、前記印刷ジョブに基づく印刷に際し、前記印刷ログを前記外部記憶装置に供給しない
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の印刷装置。
  6. 前記特定部は、前記印刷ジョブに基づく印刷の実行を指示した指示クライアントを特定すると共に、該指示クライアントが記憶対象クライアントであるか否かを判定して、
    前記印刷ログ供給部は、前記特定部により記憶対象クライアントであると判定された場合に、該クライアントに対応付けられた記憶頻度で前記印刷ログを前記外部記憶装置に供給し、前記特定部により記憶対象クライアントでないと判定された場合に、前記印刷ログを前記外部記憶装置に供給しない
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の印刷装置。
  7. 過去の印刷ジョブに基づく印刷の実行に伴って前記外部記憶装置に記憶された過去の印刷ログを、前記外部記憶装置から取得する取得部と、
    該取得部により取得された印刷ログで示される印刷の履歴に基づいて、クライアントそれぞれに対応する前記印刷ログの記憶頻度を更新する頻度更新部と、を備えている
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の印刷装置。
  8. 前記印刷ログ供給部は、前記特定部により特定された指示クライアントに対応付けられた前記印刷ログの記憶頻度で、かつ、該指示クライアントの識別情報を付加した状態で、前記印刷ログを前記外部記憶装置に供給しており、
    前記取得部は、前記印刷実行部による対象の印刷ジョブに基づく印刷の実行に先行して、過去の印刷ジョブに基づく印刷の実行に伴って前記外部記憶装置に供給された過去の印刷ログのうち、その印刷ジョブを送信してきた指示クライアントの識別情報が付加された印刷ログを、前記外部記憶装置から取得して、
    前記頻度更新部は、前記取得部により取得された印刷ログで示される印刷の履歴に基づいて、その取得部による取得の契機となった印刷ジョブを送信してきたクライアントに対応する前記印刷ログの記憶頻度を更新して、
    さらに、
    前記印刷ログ供給部は、前記頻度更新部により記憶頻度が更新されたクライアントを前記指示クライアントとして、該指示クライアントに対応付けられた前記印刷ログの記憶頻度で、かつ、該指示クライアントの識別情報を付加した状態で、前記印刷ログを前記外部記憶装置に供給する
    ことを特徴とする請求項7に記載の印刷装置。
  9. 外部に設けられた外部記憶装置に接続される印刷装置であって、
    印刷ジョブに基づいて印刷を実行する印刷実行部と、
    前記印刷ジョブに基づく印刷の実行を指示した指示クライアントを特定する特定部と、
    前記印刷ジョブに基づく印刷の実行に伴って、該印刷の履歴を示す印刷ログを、前記外部記憶装置に記憶させるべく供給するための印刷ログ供給部と、を備え、
    前記印刷ログ供給部は、前記特定部により指示クライアントが記憶対象クライアントであると特定された場合に、前記印刷ログを前記外部記憶装置に供給し、前記特定部により指示クライアントが前記記憶対象クライアント以外のクライアントであると特定された場合に、前記印刷ログを前記外部記憶装置に供給しない
    ことを特徴とする印刷装置。
  10. 前記印刷ログ供給部は、
    前記特定部により指示クライアントが、前記記憶対象クライアントであり,かつ,第1クライアントであると特定された場合に、前記印刷ジョブに基づいて前記第1のページ数の印刷が実行される毎に、前記第1のページ数分の印刷に相当する印刷ログを前記外部記憶装置に供給し、
    前記特定部により指示クライアントが、前記記憶対象クライアントであり,かつ,第2クライアントであると特定された場合に、前記印刷ジョブに基づいて前記第2のページ数の印刷が実行される毎に、前記第2のページ数分の印刷に相当する印刷ログを前記外部記憶装置に供給する
    ことを特徴とする請求項9に記載の印刷装置。
  11. 前記印刷ログ供給部は、前記特定部により指示クライアントが、前記記憶対象クライアントであり,かつ,第3クライアントであると特定された場合に、前記第3クライアントに対応付けられた第3の記憶頻度であって、前記印刷ジョブ毎に前記印刷ログを記録すべきことを示す前記第3の記憶頻度に従って、前記印刷ジョブに基づく全てのページの印刷が実行された後で、前記印刷ログを前記外部記憶装置に供給する
    ことを特徴とする請求項10に記載の印刷装置。
  12. 請求項1から11のいずれかに記載の印刷装置と、
    前記外部記憶装置と、を備える
    ことを特徴とする印刷システム。
  13. 外部に設けられた外部記憶装置に接続される印刷装置として機能させるための各種処理手順をコンピュータシステムに実行させるためのプログラムであって、
    印刷ジョブに基づいて印刷を実行する印刷実行手順と、
    前記印刷ジョブに基づく印刷の実行を指示した指示クライアントを特定する特定手順と、
    前記印刷ジョブに基づく印刷の実行に伴って、該印刷の履歴を示す印刷ログを、前記特定手順にて特定した指示クライアントに対応付けられた前記印刷ログの記憶頻度で前記外部記憶装置に記憶させるために前記外部記憶装置に供給する印刷ログ供給手順と、を含み、
    前記印刷ログ供給手順では、
    前記特定手順にて指示クライアントが所定の第1クライアントであると特定された場合に、前記第1クライアントに対応付けられた第1の記憶頻度に従って、前記印刷ログを前記外部記憶装置に供給し、
    前記特定手順にて指示クライアントが前記第1クライアントと異なる第2クライアントであると特定された場合に、前記第1の記憶頻度と異なる記憶頻度として前記第2クライアントに対応付けられた第2の記憶頻度に従って、前記印刷ログを前記外部記憶装置に供給する
    ことを特徴とするプログラム。
  14. 外部に設けられた外部記憶装置に接続される印刷装置として機能させるための各種処理手順をコンピュータシステムに実行させるためのプログラムであって、
    印刷ジョブに基づいて印刷を実行する印刷実行手順と、
    前記印刷ジョブに基づく印刷の実行を指示した指示クライアントを特定する特定手順と、
    前記印刷ジョブに基づく印刷の実行に伴って、該印刷の履歴を示す印刷ログを、前記外部記憶装置に記憶させるために前記外部記憶装置に供給するための印刷ログ供給手順と、を含み、
    前記印刷ログ供給手順では、前記特定手順にて指示クライアントが所定の記憶対象クライアントであると特定された場合に、前記印刷ログを前記外部記憶装置に供給し、前記指示クライアントが前記記憶対象クライアントと異なる記憶非対象クライアントであると特定された場合に、前記印刷ログを前記外部記憶装置に供給しない
    ことを特徴とするプログラム。
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