JP2010079106A - トナーセット、静電潜像現像剤セット、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents
トナーセット、静電潜像現像剤セット、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010079106A JP2010079106A JP2008249298A JP2008249298A JP2010079106A JP 2010079106 A JP2010079106 A JP 2010079106A JP 2008249298 A JP2008249298 A JP 2008249298A JP 2008249298 A JP2008249298 A JP 2008249298A JP 2010079106 A JP2010079106 A JP 2010079106A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- toner
- image
- color
- resin
- transparent
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Abstract
【課題】定着画像の強度を損なわずに、高光沢であって色再現性に優れ、トナーブリスターが発生しない安定な画像が得られるトナーセット、該トナーセットを含む静電潜像現像剤セット、該静電潜像現像剤セットを用いるプロセスカートリッジ及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】マゼンタトナー、シアントナー及びイエロートナーからなる群から選択される1種以上のカラートナーと、透明トナーと、から構成され、前記カラートナーの80℃における貯蔵弾性率(G1)が104〜106Pa、前記カラートナーの80℃における正接損失(tanδ)が1.0〜2.5以下、前記透明トナーの80℃における貯蔵弾性率(G2)と前記貯蔵弾性率(G1)とが、下記式(1)の関係を満たすトナーセット、該トナーセットを含む静電潜像現像剤セット、該静電潜像現像剤セットを用いるプロセスカートリッジ及び画像形成装置。
1.1≦G2/G1≦3.0・・・式(1)
【選択図】なし
Description
すなわち、カラー原稿に照明を当て、その反射光像をカラースキャナにより色分解して読み取り、画像処理装置で所定の画像処理や色補正を施し、得られる複数色の画像信号に基づいて、例えば半導体レーザーなどを変調し、当該半導体レーザーから画像信号に応じて変調されたレーザー光線を出射する。このレーザー光線を、Se、アモルファスシリコンなどの無機感光体、またはフタロシアニン顔料、ビスアゾ顔料などを電荷発生層として用いた有機感光体等からなる像保持体表面に一色ずつ複数回照射することで、複数の静電潜像を形成する。
また、従来からのY(イエロー)、M(マゼンタ)C(シアン)、BK(ブラック)の他に、透明トナーを用いて、画像面内の光沢差を補正したり、同一転写紙面上での光沢を任意に制御したり、画像濃度とトナー付着量の補正を行う試みがなされている。具体的には、透明トナーを用いて記録媒体の所望の領域の光沢性が異なるカラー画像を提供する画像形成方法(例えば、特許文献4参照)、カラートナー画像上に透明トナー像を重ねあわせる画像形成方法(例えば、特許文献5参照)がそれぞれ提案されている。
前記特許文献1〜3で提案された技術では、トナーによる画像部の光沢度は高くすることができるものの、ハーフトーン部を含めた非画像部の光沢度を高くすることはできず、写真画像の光沢度を均一にすることはできないという問題点を有している。また、カラートナーの凹凸が画像表面に残り、銀塩写真や印刷のように平滑にならないため、滑らかな質感が得られないという問題点も有している。
すなわち、請求項1に係る発明は、
マゼンタトナー、シアントナー及びイエロートナーからなる群から選択される1種以上のカラートナーと、透明トナーと、から構成され、
前記カラートナーの80℃における貯蔵弾性率(G1)が104Pa以上106Pa以下であり、
前記カラートナーの80℃における正接損失(tanδ)が1.0以上2.5以下であり、
前記透明トナーの80℃における貯蔵弾性率(G2)と前記カラートナーの80℃における貯蔵弾性率(G1)とが、下記式(1)の関係を満たすことを特徴とするトナーセットである。
1.1≦G2/G1≦3.0・・・式(1)
前記カラートナー及び前記透明トナーがそれぞれ2価以上の金属元素を含有し、該カラートナーが含有する2価以上の金属元素の量より、該透明トナーが含有する2価以上の金属元素の量が多いことを特徴とする請求項1に記載のトナーセットである。
前記カラートナー及び前記透明トナーがそれぞれ結晶性樹脂を含有し、それぞれのトナーにおける結晶性樹脂の含有量が4質量%以上20質量%以下であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のトナーセットである。
マゼンタトナー、シアントナー及びイエロートナーからなる群から選択される1種以上のカラートナーと、透明トナーと、をそれぞれ含む現像剤から構成され、
前記カラートナーの80℃における貯蔵弾性率(G1)が104Pa以上106Pa以下であり、
前記カラートナーの80℃における正接損失(tanδ)が1.0以上2.5以下であり、
前記透明トナーの80℃における貯蔵弾性率(G1)と前記カラートナーの80℃における貯蔵弾性率(G1)とが、下記式(1)の関係を満たすことを特徴とする静電潜像現像剤セットである。
1.1≦G2/G1≦3.0・・・式(1)
現像剤保持体を少なくとも備え、請求項4に記載の静電潜像現像剤セットを収容することを特徴とするプロセスカートリッジである。
像保持体と、該像保持体上に静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、該像保持体上の静電潜像を、カラートナーを含む現像剤及び透明トナーを含む現像剤により現像して、カラートナー像及び透明トナー像をそれぞれ形成する現像手段と、該カラートナー像及び透明トナー像を重ね合わせながら被転写体上に転写する転写手段と、該被転写体上に転写されたトナー像を定着する定着手段と、を有し、
前記カラートナーを含む現像剤及び透明トナーを含む現像剤として、請求項4に記載の静電潜像現像剤セットを用いることを特徴とする画像形成装置である。
定着速度が240mm/s以上600mm/s以下であることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置である。
請求項2に係る発明によれば、定着画像の強度を損なわずに、高光沢であって色再現性に優れ、トナーブリスターが発生しない安定な画像が得られるという効果が顕著になる。
請求項3に係る発明によれば、定着画像の強度を損なわずに、高光沢であって色再現性に優れ、トナーブリスターが発生しない安定な画像が得られるという効果が顕著になる。
請求項5に係る発明によれば、定着画像の強度を損なわずに、高光沢であって色再現性に優れ、トナーブリスターが発生しない安定な画像が得られるプロセスカートリッジが提供される。
請求項7に係る発明によれば、高速で画像形成しても、定着画像の強度を損なわずに、高光沢であって色再現性に優れ、トナーブリスターが発生しない安定な画像が得られる。
<トナーセット>
本実施形態のトナーセットは、マゼンタトナー、シアントナー及びイエロートナーからなる群から選択される1種以上のカラートナーと、透明トナーと、から構成され、前記カラートナーの80℃における貯蔵弾性率(G1)が104Pa以上106Pa以下であり、 前記カラートナーの80℃における正接損失(tanδ)が1.0以上2.5以下であり、前記透明トナーの80℃における貯蔵弾性率(G2)と前記カラートナーの80℃における貯蔵弾性率(G1)とが、下記式(1)の関係を満たすことを特徴とする。
1.1≦G2/G1≦3.0・・・式(1)
高光沢な画像を得るために、記録媒体上に画像形成する場合に、記録媒体上にカラートナー像を形成するための層(カラートナー層)を形成し、該カラートナー層の上に、透明トナー像を形成するための層(透明トナー層)を設けて光沢度を高めることが行われているが、より高光沢な画像を得るためには、カラートナー及び透明トナーの粘弾性を制御する必要があることが判明した。
また、該構成にすることにより、カラートナー及び透明トナーそれぞれが、トナー全体に対して、4質量%以上20質量%以下の結晶性樹脂を含有していても、高いレベルの光沢度が維持される。その結果、定着画像の強度を損なわずに、高いレベルの光沢度が得られる。
例えば、記録媒体の一部にカラー写真画像があり、その画像内には100%のソリッド部もあれば20%といったハーフトーン部もある場合、カラートナーだけでカラー写真画像が形成されていると、ソリッド部はトナーの粘弾性を調整することで光沢度を高くできるもののハーフトーン部はカラートナー像の有り無し(トナー画像あり部と記録材部の混在)により高い光沢度は得られない。この結果、カラー写真画像内に光沢度の不均一性が発生してしまう。
1.1≦G2/G1≦3.0・・・式(1)
貯蔵弾性率及び正接損失は、正弦波振動法により測定した動的粘弾性から求めた。動的粘弾性の測定にはレオメトリックサイエンティフィック社製ARES測定装置を用いた。
動的粘弾性の測定は、トナーを錠剤に成形した後、8mm径のパラレルプレートにセットし、ノーマルフォースを0とした後に6.28rad/secの振動周波数で正弦波振動を与えた。測定は20℃から開始し、昇温速度1℃/minで、100℃まで継続した。この際の測定時間インターバルは30秒である。
また、測定を行う前に、20℃から100℃まで10℃間隔で、歪量の応力依存性を確認し、各温度における応力と歪量とが線形関係を満たす歪量の範囲を求めた。測定中は各測定温度における歪量を0.01%〜0.5%の範囲に維持し、全ての温度において応力と歪量が線形関係になるように制御し、これらの測定結果を利用して貯蔵弾性率及び正接損失を求めた。
また、前記カラートナー及び前記透明トナーそれぞれにおける結晶性樹脂の含有量が4質量%以上であると、高い光沢度が維持される、という効果がより顕著になる。前記カラートナー及び前記透明トナーそれぞれにおける結晶性樹脂の含有量は、6質量%以上15質量%以下がより好ましい。
本実施形態のトナーセットは、マゼンタトナー、シアントナー及びイエロートナーからなる群から選択される1種以上のカラートナーと、透明トナーと、から構成される。
また、本実施形態のトナーセットを構成する各トナーの製造方法は、公知の方法が利用できるが、コアシェル構造を有するトナーの作製が容易である点から湿式製法、特に乳化重合凝集法を利用することが好ましい。
一方、透明トナーにおける2価以上の金属元素からなる化合物の含有量は、0.2質量%以上2質量%以下が好ましく、0.5質量%以上1.0質量%以下がより好ましい。
ここで、カラートナー及び透明トナーにおける2価以上の金属元素からなる化合物の含有量比較は、トナーを蛍光X線にて全元素で分析し、検出される2価以上の金属元素強度の総和を比較することで得られる。含有量は、使用した化合物を用いて含有率に対する強度の検量線を作製し、それに検出強度を照らし合わせることで得られる。
前記ワックスとしては、パラフィンワックス及びその誘導体、モンタンワックス及びその誘導体、マイクロクリスタリンワックス及びその誘導体、フィッシャートロプシュワックス及びその誘導体、ポリオレフィンワックス及びその誘導体等が挙げられる。ここで誘導体とは酸化物、ビニルモノマーとの重合体、グラフト変性物を含む。また、アルコール、脂肪酸、植物系ワックス、動物系ワックス、鉱物系ワックス、エステルワックス、酸アミド等も利用できる。
また、各トナーにおけるワックスの添加量は、トナーに含まれる結着樹脂100質量部に対して2質量部以上20質量部以下の範囲内が好適である。
カラートナーに用いられる結着樹脂としては、スチレン、クロロスチレン等のスチレン類、エチレン、プロピレン、ブチレン、イソプレン等のモノオレフィン、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、安息香酸ビニル、酢酸ビニル等のビニルエステル、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸ドデシル、アクリル酸オクチル、アクリル酸フェニル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸ドデシル等のa−メチレン脂肪族モノカルボン酸エステル、ビニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテル、ビニルブチルエーテル等のビニルエーテル、ビニルメチルケトン、ビニルヘキシルケトン、ビニルイソプロペニルケトン等のビニルケトン等の単独重合体あるいは共重合体を例示することができ、特に代表的な結着樹脂としては、ポリスチレン、スチレン−アクリル酸アルキル共重合体、スチレン−メタクリル酸アルキル共重合体、スチレン−アクリロニトリル共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−無水マレイン酸共重合体、ポリエチレン、ポリプロピレンをあげることができる。更に、ポリエステル、ポリウレタン、エポキシ樹脂、シリコン樹脂、ポリアミド、変性ロジン、パラフィン、ワックス類をあげることができる。この中でも、特にポリエステルを結着樹脂とすることが好ましい。
多価カルボン酸成分としては、例えば、シュウ酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、スペリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、1,9−ノナンジカルボン酸、1,10−デカンジカルボン酸、1,12−ドデカンジカルボン酸、1,14−テトラデカンジカルボン酸、1,18−オクタデカンジカルボン酸等の脂肪族ジカルボン酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、ナフタレン−2,6−ジカルボン酸、マロン酸、メサコニン酸等の二塩基酸等の芳香族ジカルボン酸、などが挙げられ、さらに、これらの無水物やこれらの低級アルキルエステルも挙げられるがこの限りではない。
さらに、前述の脂肪族ジカルボン酸や芳香族ジカルボン酸の他に、2重結合を持つジカルボン酸成分を含有することがより好ましい。2重結合を持つジカルボン酸は、2重結合を介して、ラジカル的に架橋結合させ得る点で定着時のホットオフセットを防ぐ為に好適に用いることができる。このようなジカルボン酸としては、例えばマレイン酸、フマル酸、3−ヘキセンジオイック酸、3−オクテンジオイック酸等が挙げられるが、これらに限定されない。また、これらの低級エステル、酸無水物等も挙げられる。これらの中でもコストの点で、フマル酸、マレイン酸等が挙げられる。
3価以上の多価アルコールとしては、例えばソルビトール、ペンタエリスリトール、グリセロール、トリメチロールプロパン等が挙げられる。
結晶性ポリエステル樹脂では、脂肪族ジカルボン酸と脂肪族ジオールからなることが好ましく、主鎖部分の炭素数が4以上20以下である直鎖型ジカルボン酸、直鎖型脂肪族ジオールがより好ましい。分岐型では、ポリエステル樹脂の結晶性が低下し、融点が降下してしまう為、耐トナーブロッキング性、画像保存性、及び低温定着性が悪化してしまう場合がある。また、炭素数が4未満であると、エステル結合基濃度が高いことから電気抵抗が低く、その影響がトナー帯電性に悪影響を与える一方、20を超えると実用上の材料の入手が困難となり易い。前記炭素数としては14以下であることがより好ましい。
ポリエステル樹脂は、上記多価アルコールと多価カルボン酸を常法に従って縮合反応させることによって製造することができる。例えば、上記多価アルコールと多価カルボン酸、必要に応じて触媒を入れ、温度計、撹拌器、流下式コンデンサを備えた反応容器に配合し、不活性ガス(窒素ガス等)の存在下、150〜250℃で加熱し、副生する低分子化合物を連続的に反応系外に除去し、所定の酸価に達した時点で反応を停止させ、冷却し、目的とする反応物を取得することによって製造することができる。
乳化凝集法は、乳化重合、或いは乳化により樹脂分散液を作製し、一方で、溶媒に着色剤を分散させた着色剤分散液、離型剤を分散した分散液を作製して、これらを混合してトナー粒径に相当する凝集粒子を形成させた後、加熱することによって融合し、トナー粒子を得る方法である。
乳化凝集法によるトナーの製造方法は、凝集工程、付着工程、および、融合工程を含む方法である。以下、各工程毎により詳細に説明する。
凝集工程においては、まず、第1の結着樹脂分散液、着色剤分散液、さらには必要に応じて用いられる離型剤分散液や、その他の成分を混合して得られた混合分散液に凝集剤を添加し、第1の結着樹脂の融点よりもやや低めの温度にて加熱することにより、各々の成分からなる粒子を凝集させた凝集粒子(コア凝集粒子)を形成する。なお、第1の結着樹脂のガラス転移温度以上の温度で加熱して、凝集と同時に融合も行い、融合粒子(コア融合粒子)を形成してもよい。
凝集粒子の形成は、回転せん断型ホモジナイザーで攪拌下、室温で凝集剤を添加することにより行う。凝集工程に用いられる凝集剤としては、各種分散液の分散剤として用いる界面活性剤と逆極性の界面活性剤の他、2価以上の金属元素からなる化合物を好適に用いることができる。本実施形態においては、2価以上の金属錯体の使用量により、正接損失(tanδ)及び貯蔵弾性率(G1)を制御することができ、使用量を増やすと正接損失が減少、貯蔵弾性率が増加する傾向になる。また、金属錯体を用いた場合には界面活性剤の使用量を低減でき、帯電特性が向上するため特に好ましい。
付着工程では、上記した凝集工程を経て形成された第1の結着樹脂を含むコア粒子(コア凝集粒子、あるいは、コア融合粒子)の表面に、第2の結着樹脂からなる樹脂粒子を付着させることにより被覆層を形成する(以下、コア粒子表面に被覆層を設けた凝集粒子を「付着樹脂凝集粒子」と称す)。ここで、この被覆層は、後述する融合工程を経て形成される本実施形態のトナーのシェル層に相当するものである。
被覆層の形成は、凝集工程においてコア粒子を形成した分散液中に、第2の樹脂粒子分散液を追添加することにより行うことができ、必要に応じて他の成分も同時に追添加してもよい。
本実施形態において、この付着工程が行われる回数としては、1回であってもよいし、複数回であってもよい。前者の場合、前記コア凝集粒子の表面に第2の結着樹脂を主成分とする層が1層のみ形成される。これに対し、後者の場合、第2の樹脂粒子分散液だけでなく、剥離剤分散液や、その他の成分からなる粒子分散液を複数利用すれば、コア凝集粒子表面に、特定の成分を主成分とする層が積層形成される。
しかし、付着性が高まり過ぎるため、付着樹脂凝集粒子同士の付着も発生してしまい、得られるトナーの粒径/粒度分布も崩れてしまう。付着工程における加熱時間としては、加熱温度に依存するので一概に規定することはできないが、通常5分〜2時間程度である。
なお、付着工程においては、コア粒子が形成された混合分散液に第2の樹脂粒子分散液を追添加した分散液は、静置されていてもよいし、ミキサー等により穏やかに攪拌されていてもよい。後者の場合の方が、均一な付着樹脂凝集粒子が形成され易い点で有利である。
融合工程においては、加熱を行うことにより付着工程で得られた付着樹脂凝集粒子を融合させる。融合工程は、第1の結着樹脂および第2の結着樹脂のガラス転移温度のうち、いずれか高い方の温度以上で実施することができる。融合の時間としては、加熱の温度が高ければ短い時間で足り、加熱の温度が低ければ長い時間が必要である。即ち、融合の時間は、加熱の温度に依存するので一概に規定することはできないが、一般的には30分〜10時間である。
分散液の水分率が30質量%より低いと第2の結着樹脂からなる粒子の付着性が悪く、この粒子がコア融合粒子から遊離する場合がある。また、水分率が50質量%より高いと、攪拌が困難になりコア融合粒子表面に第2の結着樹脂からなる粒子が均一に付着しない場合がある。
融合工程を経て得られた融合粒子は、ろ過などの固液分離や、洗浄、乾燥を実施する。これにより外添剤が添加されない状態のトナーが得られる。
前記固液分離は、特に制限はないが、生産性の点から吸引濾過、加圧濾過等が好ましい。前記洗浄は、帯電性の点からイオン交換水による置換洗浄を施すことが好ましい。乾燥工程では、通常の振動型流動乾燥法、スプレードライ法、凍結乾燥法、フラッシュジェット法など、任意の方法を採用することができる。トナーの粒子は、乾燥後の含水分率を好ましくは1.0質量%以下、より好ましくは0.5質量%以下に調整することが好ましい。
前記結着樹脂分散液を作製するには、公知の乳化方法を用いることができるが、得られる粒度分布がシャープであり、且つ体積平均粒径が0.08〜0.40nmの範囲に得やすい転相乳化法が有効である。
転相乳化法は、樹脂を溶かす有機溶剤、更に両親媒性の有機溶剤の単独、又は混合溶剤に樹脂を溶かして油相とする。その油相を攪拌しながら塩基性化合物を少量滴下し、更に攪拌しながら水を少しずつ滴下し、油相中に水滴が取り込まれる。次に水の滴下量がある量を超えると油相と水相が逆転して油相が油滴となる。その後、減圧化の脱溶剤工程をへて水分散液が得られる。
本実施形態においては、目的に応じて、前記結着樹脂分散液、前記着色剤分散液及び前記離型剤分散液の少なくともいずれかに、内添剤、帯電制御剤、無機粒体、有機粒体、滑剤、研磨材などのその他の成分(粒子)を分散させることが可能である。その場合、前記結着樹脂分散液、着色剤分散液及び前型剤分散液の少なくともいずれかの中に、その他の成分(粒子)を分散させても良いし、樹脂粒子分散液、記着色剤分散液及び離型剤分散液を混合してなる混合液中に、その他の成分(粒子)を分散させてなる分散液を混合してもよい。
本実施形態においては、分散安定性向上のため、水系媒体に界面活性剤を添加混合しておくのが好ましい。
体積分布指標GSDvが1.30を超えた場合には、画像の解像性が低下する場合がある。
なお、本実施形態において、トナーの粒径や、上記した体積平均粒度分布指標GSDvの値は、次のようにして測定し算出した。まず、コールターカウンターTAII(日科機社製)、マルチサイザーII(日科機社製)等の測定器を用いて測定されたトナーの粒度分布を分割された粒度範囲(チャンネル)に対し、個々のトナー粒子の体積について小径側から累積分布を描き、累積16%となる粒径を、体積平均粒子径D16vと定義し、累積50%となる粒径を、体積平均粒子径D50vと定義する。同様に、累積84%となる粒径を、体積平均粒子径D84vと定義する。この際、体積平均粒度分布指標(GSDv)は、D84v/D16vとして定義されるこれらの関係式を用いて、体積平均粒度分布指標(GSDv)を算出できる。
なお、形状係数SF1の値は、トナーの丸さを示すものであり、真球の場合は100となり、トナーの形状が不定形になるに従って増大するものである。また、形状係数SF1を用いた算出に際して必要となる値、すなわち、トナー径の絶対最大長、トナーの投影面積は光学顕微鏡(ニコン製、Microphoto−FXA)を用いて倍率500倍に拡大したトナー粒子像を撮影し、得られた画像情報をインターフェースを介して例えばニコレ社製画像解析装置(LuzexIII)に導入して画像解析を行って求めた。なお、形状係数SF1の平均値は、無作為にサンプリングした1000個のトナー粒子を測定して得られたデータを元にして算出した。
トナーに添加される無機酸化物粒子としては、SiO2、TiO2、Al2O3、CuO、ZnO、SnO2、CeO2、Fe2O3、MgO、BaO、CaO、K2O、Na2O、ZrO2、CaO・SiO2、K2O・(TiO2)n(n=1〜6の整数)、Al2O3・2SiO2、CaCO3、MgCO3、BaSO4、MgSO4等を例示することができる。これらのうち、特にシリカ粒子、チタニア粒子が好ましい。該無機酸化物粒子は、表面が予め疎水化処理されていることが好ましい。この疎水化処理によりトナーの粉体流動性改善のほか、帯電の環境依存性、耐キャリア汚染性に対してより効果的である。
本実施形態の静電潜像現像剤セット(以下、「本実施形態の現像剤セット」という場合がある。)は、既述の本実施形態に用いるカラートナーを含む静電潜像現像剤(現像剤)と、透明トナーを含む現像剤と、から構成される。
本実施形態の現像剤セットを構成するそれぞれの現像剤は、一成分系、更にキャリアを含む二成分系の何れでも構わないが、二成分系であることが好ましい。
22℃湿度55%の条件下。エレクトロメーター(KEITHLEY社製、商品名:KEITHLEY 610C)及び高圧電源(FLUKE社製、商品名:FLUKE 415B)と接続された一対の20cm2の円形の極板(鋼製)である測定治具の下部極板上に、サンプルを厚さ約1mm〜3mmの平坦な層を形成するように置く。次いで上部極板をサンプルの上にのせた後、サンプル間の空隙をなくすため、上部極板上に4Kgの重しをのせる。この状態でサンプル層の厚さを測定する。次いで、両極板に電圧を印加することにより電流値を測定し、次式に基づいて体積固有抵抗を計算する。
体積固有抵抗=印加電圧×20÷(電流値−初期電流値)÷サンプル厚
上記式中、初期電流は印加電圧0のときの電流値であり、電流値は測定された電流値を示す。
本実施形態の画像形成装置は、像保持体と、該像保持体上に静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、該像保持体上の静電潜像を、カラートナーを含む現像剤及び透明トナーを含む現像剤により現像して、カラートナー像及び透明トナー像をそれぞれ形成する現像手段と、該カラートナー像及び透明トナー像を重ね合わせながら被転写体上に転写する転写手段と、該被転写体上に転写されたトナー像を定着する定着手段と、を有し、前記カラートナーを含む現像剤及び透明トナーを含む現像剤として、前記本実施形態の静電潜像現像剤セットを用いるものであれば、以下の構成に限定されるものではない。
また、本実施形態のプロセスカートリッジは、現像剤保持体を少なくとも備え、前記本実施形態の静電潜像現像剤セットを収容することを特徴とする。
上記転写手段としては、例えば、像保持体及び記録媒体間に中間転写体を設けてもよい。
また、上記の構成の画像形成装置は、例えば、現像装置内に単色のトナーを収容する通常のモノカラー画像形成装置や、感光体ドラム等の像保持体上に保持されたトナー像を中間転写体に順次一次転写を繰り返すカラー画像形成装置、各色毎の現像器を備えた複数の像保持体を中間転写体上に直列に配置したタンデム型カラー画像形成装置等であってもよい。
本実施形態のトナーは、以下の如き方法にて得られる。即ち、下記の樹脂粒子、着色剤粒子分散液、離型剤複合粒子分散液、無機粒子分散液をそれぞれ調製する。次いでこれらを所定量混合攪拌しながら、これに無機金属塩の重合体を添加、イオン的に中和させ上記各粒子の凝集体を形成せしめる。所望のトナー粒子径到達前に樹脂粒子を追添加し、トナー粒子径を得る。ついで、無機水酸化物で系内のpHを弱酸性から中性の範囲に調製後、当該樹脂粒子のガラス転移温度以上に加熱し、合一融合せしめる。反応終了後、十分な洗浄・固液分離・乾燥の工程を経て所望のトナーを得る。
−結晶性ポリエステル樹脂(1)の合成−
加熱乾燥した三口フラスコに、デカンジカルボン酸100mol%、ノナンジオール100mol%と、これらモノマーの総重量に対して触媒としてジブチル錫オキサイド0.25%とを入れた後、減圧操作により容器内の空気を窒素ガスにより不活性雰囲気下とし、機械攪拌にて180℃で5時間攪拌・還流を行った。
また、結晶性ポリエステル樹脂(A)の融点(Tm)を、明確な吸熱ピークを示し、吸熱ピーク温度は72.3℃であった。なお、前記結晶性ポリエステル樹脂の融点、非晶性ポリエステル樹脂のガラス転移点(Tg)は、ASTMD3418−8に準拠して、示差走査熱量計(マックサイエンス社製:DSC3110、熱分析システム001)を用い、0℃から150℃まで昇温速度10℃/分の条件下で測定することにより求めた。なお、融点は吸熱ピークのピーク温度とし、ガラス転移点は階段状の吸熱部におけるベースラインと立ち上がりラインとの延長線の交点の温度とした。
・ビスフェノールAエチレンオキサイド2モル付加物:10mol%
・ビスフェノールAプロピレンオキサイド付加物:90mol%
・テレフタル酸:40mol%
・フマル酸:40mol%
・ドデセニルコハク酸:20mol%
攪拌装置、窒素導入管、温度センサー、精留塔を備えた内容量5リットルのフラスコに上記のモノマーを仕込み、1時間を要して温度を190℃まで上げ、反応系内が均一に攪拌されていることを確認した後、これらモノマーの総重量に対してジステアリン酸スズの0.9%を投入した。さらに生成する水を留去しながら同温度から6時間を要して240℃まで温度を上げ、240℃でさらに3時間脱水縮合反応を継続し、ガラス転移点が60℃、酸価13.6mgKOH/g、重量平均分子量が16000、数平均分子量6000の非晶性ポリエステル樹脂(1)を得た。
・ビスフェノールAエチレンオキサイド2モル付加物:50mol%
・ビスフェノールAプロピレンオキサイド付加物:50mol%
・無水トリメリット酸:7mol%
・テレフタル酸:65mol%
・ドデセニルコハク酸:28mol%
無水トリメリット酸以外のモノマーを用いて前記非晶性ポリエステル樹脂(1)と全く同様にして、軟化点が110℃になるまで、反応をさせた。次いで、温度を190℃まで下げ無水トリメリット酸の7mol%を徐々に投入し、同温度で1時間反応を継続し、ガラス転移点が56℃、酸価11.3mgKOH/g、重量平均分子量78000、数平均分子量7800の非晶性ポリエステル樹脂(2)を得た。
・結晶性ポリエステル樹脂(1):100部
・メチルエチルケトン:60部
・イソプロピルアルコール:15部
5Lのセパラブルフラスコにメチルエチルケトンを投入し、その後上記樹脂を徐々に投入して、スリーワンモーターで攪拌を施し、溶解させて油相を得た。この油相の入った5Lのセパラブルフラスコにはウォーターバスにより65℃に設定し、更に攪拌されている油相に10%アンモニア水溶液を合計で5部となるようにスポイトで徐々に滴下し、更にイオン交換水230部を10ml/minの速度で徐々に滴下して転相乳化させ、更にエバポレータで減圧しながら脱溶剤を実施し、結晶性ポリエステル樹脂(1)を含む樹脂粒子分散液(1)を得た。この樹脂粒子の体積平均粒径は、145nmであった。(樹脂粒子固形分量はイオン交換水で調整して20%とした)
・非晶性ポリエステル樹脂(1):100部
・メチルエチルケトン:60部
・イソプロピルアルコール:15部
5Lのセパラブルフラスコにメチルエチルケトンを投入し、その後上記樹脂を徐々に投入して、スリーワンモーターで攪拌を施し、完全に溶解させて油相を得た。この油相の入った5Lのセパラブルフラスコにはウォーターバスにより40℃に設定し、更に攪拌されている油相に10%アンモニア水溶液を合計で3.5部となるようにスポイトで徐々に滴下し、更にイオン交換水230部を10ml/minの速度で徐々に滴下して転相乳化させ、更にエバポレータで減圧しながら脱溶剤を実施し、非晶性ポリエステル樹脂(1)を含む樹脂粒子分散液(2)を得た。この樹脂粒子の体積平均粒径は、175nmであった。(樹脂粒子固形分量はイオン交換水で調整して20%とした)
樹脂粒子分散液(2)の調製において、非晶性ポリエステル樹脂(1)を非晶性ポリエステル樹脂(2)に変えた以外は樹脂粒子分散液(2)の調製と同様にして、樹脂粒子分散液(3)を得た。この樹脂粒子の体積平均粒径は、165nmであった。(樹脂粒子固形分量はイオン交換水で調整して20%とした)
・シアン顔料(大日精化社製:ECB−301):50部
・イオン性界面活性剤ネオゲンRK (第一工業製薬):5部
・イオン交換水:195部
上記成分を混合し、ホモジナイザー(IKAウルトラタラックス)により10分間分散した後に、アルティマイザー(対抗衝突型湿式粉砕機:杉野マシン製)を用い圧力250Mpaで15分間分散処理を行い、着色剤粒子の中心粒径が130nmで、固形分量が20%の着色剤粒子分散液1を得た。
着色剤粒子分散液1の調製において、着色剤をマゼンタC.I.Pigment Red122顔料(大日精化社製:ECR−186Y)に変更した以外は着色剤粒子分散液1の調製と同様にして、着色剤粒子の中心粒径が120nmで固形分が20.0%の着色剤粒子分散液2を得た。
・オレフィンワックス、(融点:88℃):60部
・イオン性界面活性剤ネオゲンRK(第一工業製薬):1.8部
・イオン交換水:238部
以上を100℃に加熱して、IKA製ウルトラタラックスT50にて十分に分散後、圧力吐出型ゴーリンホモジナイザーで110℃に加温して分散処理を1時間行い、中心径180nm、固形分量20%の離型剤粒子分散液を得た。
・樹脂粒子分散液(1):100部
・樹脂粒子分散液(2):300部
・樹脂粒子分散液(3):300部
・着色剤粒子分散液1:50部
・離型剤粒子分散液:50部
以上を丸型ステンレス製フラスコ中においてイオン性界面活性剤ネオゲンRKを2.0部加えた後に攪拌して十分に混合・分散した。次いで、1Nの硝酸水溶液を滴下してpH3.5にした後、これにポリ塩化アルミニウム0.40部を加え、ウルトラタラックスで分散操作を継続した。加熱用オイルバスでフラスコを攪拌しながら48℃まで加熱した。48℃で40分保持した後、ここに樹脂粒子分散液(2)100部と樹脂粒子分散液(3)100部の混合液を緩やかに追加した。
その後、1Nの水酸化ナトリウム水溶液を添加して系内のpHを7.0にした後、ステンレス製フラスコを密閉し、磁力シールを用いて攪拌を継続しながら徐々に90℃まで加熱し、90℃で3時間保持した。
これを更に5回繰り返し、濾液のpHが7.5、電気伝導度7.0μS/cmtとなったところで、ヌッチェ式吸引濾過によりNo5Aろ紙を用いて固液分離を行った。次いで真空乾燥を12時間継続してカラートナー1を得た。
カラートナー1の粒子径をコールターカウンターにて測定したところ体積平均径D50は5.9μm、粒度分布係数GSDvは1.25であった。また、ルーゼックスによる形状観察より求めた粒子の形状係数SF1は136であった。
カラートナー1の作製において、ポリ塩化アルミニウムの使用量を0.40部から0.50部に変えた以外はカラートナー1の作製と同様にして、カラートナー2を得た。カラートナー2の体積平均径D50は5.7μm、粒度分布係数GSDvは1.27であった。また、ルーゼックスによる形状観察より求めた粒子の形状係数SF1は134であった。
カラートナー1の作製において、最初の混合・分散における樹脂粒子分散液(1)の使用量を100部から170部に、樹脂粒子分散液(2)の使用量を300部から330部に、樹脂粒子分散液(3)の使用量を300部から200部に変えた以外はカラートナー1の作製同様にして、カラートナー3を得た。カラートナー3の体積平均径D50は6.0μm、粒度分布係数GSDvは1.27であった。また、ルーゼックスによる形状観察より求めた粒子の形状係数SF1は133であった。
カラートナー1の作製において、ポリ塩化アルミニウム0.40部を塩化カルシウム0.60部に変えた以外はカラートナー1の作製と同様にして、カラートナー4を得た。カラートナー4の体積平均径D50は6.2μm、粒度分布係数GSDvは1.26であった。また、ルーゼックスによる形状観察より求めた粒子の形状係数SF1は137でポテト状であった。
カラートナー1の作製において、着色剤粒子分散液1を着色剤粒子分散液2に変えた以外はカラートナー1の作製と同様にして、カラートナー5を得た。カラートナー5の体積平均径D50は6.0μm、粒度分布係数GSDvは1.22であった。また、ルーゼックスによる形状観察より求めた粒子の形状係数SF1は135であった。
カラートナー1の作製において、最初の混合・分散における樹脂粒子分散液(2)の使用量を300部から100部に、樹脂粒子分散液(3)の使用量を300部から500部に、ポリ塩化アルミニウムの使用量を0.40部から0.80部に変えた以外はカラートナー1の作製と同様にして、カラートナー6を得た。カラートナー6の体積平均径D50は6.0μm、粒度分布係数GSDvは1.27であった。また、ルーゼックスによる形状観察より求めた粒子の形状係数SF1は133であった。
カラートナー6の作製において、最初の混合・分散における樹脂粒子分散液(1) 100部を、樹脂粒子分散液(3) 100部に変えた以外はカラートナー6の作製と同様にして、カラートナー7を得た。カラートナー7の体積平均径D50は6.0μm、粒度分布係数GSDvは1.21であった。また、ルーゼックスによる形状観察より求めた粒子の形状係数SF1は137であった。
カラートナー1の作製において、最初の混合・分散における樹脂粒子分散液(3) 300部を樹脂粒子分散液(2) 300部に、ポリ塩化アルミニウム0.40部を塩化カルシウム0.40部に変えた以外はカラートナー1の作製と同様にして、カラートナー8を得た。カラートナー8のトナーの体積平均径D50は6.0μm、粒度分布係数GSDvは1.27であった。また、ルーゼックスによる形状観察より求めた粒子の形状係数SF1は133であった。
カラートナー1の作製において、最初の混合・分散における樹脂粒子分散液(1) 100部を500部に、樹脂粒子分散液(2) 300部を100部に、樹脂粒子分散液(3) 300部を100部に変えた以外はカラートナー1の作製と同様にして、カラートナー9を得た。カラートナー9のトナーの体積平均径D50は5.8μm、粒度分布係数GSDvは1.26であった。また、ルーゼックスによる形状観察より求めた粒子の形状係数SF1は130であった。
・樹脂粒子分散液(1):110部
・樹脂粒子分散液(2):320部
・樹脂粒子分散液(3):320部
・離型剤粒子分散液:50部
カラートナー1の作製において、樹脂粒子分散液、離型剤粒子分散液として上記のものを用い、着色剤粒子分散液1を用いなかったこと以外はカラートナー1の作製と同様にして、透明トナー1を得た。透明トナー1のトナーの体積平均径D50は5.8μm、粒度分布係数GSDvは1.24であった。また、ルーゼックスによる形状観察より求めた粒子の形状係数SF1は132であった。
透明トナー1の作製において、ポリ塩化アルミニウムの使用量を0.40部から0.60部に変えた以外は透明トナー1の作製と同様にして、透明トナー2を得た。透明トナー2のトナーの体積平均径D50は6.1μm、粒度分布係数GSDvは1.23であった。また、ルーゼックスによる形状観察より求めた粒子の形状係数SF1は134であった。
透明トナー1の作製において、ポリ塩化アルミニウムの使用量を0.40部から0.80部に変えた以外は透明トナー1の作製と同様にして、透明トナー3を得た。透明トナー3の体積平均径D50は5.7μm、粒度分布係数GSDvは1.27であった。また、ルーゼックスによる形状観察より求めた粒子の形状係数SF1は135であった。
透明トナー1の作製において、ポリ塩化アルミニウムの使用量を0.40部から1.00部に変えた以外は透明トナー4の作製と同様にして、透明トナー4を得た。透明トナー4の体積平均径D50は6.0μm、粒度分布係数GSDvは1.24であった。また、ルーゼックスによる形状観察より求めた粒子の形状係数SF1は138であった。
透明トナー1の作製において、ポリ塩化アルミニウムの使用量を0.40部から塩化カルシウム0.60部に変えた以外は透明トナー5の作製と同様にして、透明トナー5を得た。透明トナー5の体積平均径D50は6.8μm、粒度分布係数GSDvは1.20であった。また、ルーゼックスによる形状観察より求めた粒子の形状係数SF1は135であった。
カラートナー1を100部に、平均粒子径15nmのデシルシラン処理の疎水性チタニア0.8部、平均粒子径30nmの疎水性シリカ(NY50、日本アエロジル社製)1.1部、平均粒子径100nmの疎水性シリカ(X24、信越化学社製)1.0部を添加し、ンシェルミキサーを用い周速32m/sで10分間ブレンドをおこなった後、45μm網目のシーブを用いて粗大粒子を除去し、外添カラートナー1を得た。
また、カラートナー2〜5、透明トナー1〜5についても同様の工程により、外添カラートナー2〜5、外添透明トナー1〜5をそれぞれ作製した。
尚、カラートナー1〜5、透明トナー1〜5の、用いた顔料の種類、含有する結晶性ポリエステル樹脂、非晶性ポリエステル樹脂の種類及び含有量、凝集剤(2価以上の金属元素)の含有量を表1に示す。
・フェライト
(商品名EFC−35B、パウダーテック社製、重量平均粒子径;35μ):100部
・トルエン:13.5部
・メチルメタアクリレート/パーフルオロオクチルメタクリレート共重合体
(重合比90:10、重量平均分子量49,000):2.3部
・酸化スズコート硫酸バリウム(商品名:パストラン タイプIV、三井金属鉱業社製):0.3部
・エポスターS(メラミン樹脂粒子 日本触媒社製):0.3部
フェライトを除く上記成分をサンドミルにて1時間分散して樹脂被覆層形成用溶液を作製した。次にこの樹脂被覆層形成用溶液とフェライトを真空脱気型ニーダーに入れて、温度60℃で減圧しながら20分撹拌してフェライト上に樹脂被覆層を形成し、キャリアを得た。体積抵抗(22℃湿度55%℃)は2×1011Ωcmであった。
外添カラートナー1の7部に対してキャリアを100部添加し、ボールミルで5分間混合してカラー現像剤1を得た。
カラートナー2〜8についても同様にしてカラー現像剤2〜8をそれぞれ得た。
また、外添透明トナー1〜5についても同様にして透明現像剤1〜5をそれぞれ得た。
(評価)
表2に示すカラー現像剤及び透明現像剤を用いて以下の評価を実施した。尚、表2には、用いたカラー現像剤及び透明現像剤に使用したカラートナー及び透明トナーにおける、カラートナーの80℃における貯蔵弾性率(G1)、カラートナーの80℃における正接損失(tanδ)、前記式(1)で示されるG2/G1を示した。
カラー現像剤に用いた外添カラートナーについて、プロセススピードが可変のDocucolor500(富士ゼロックス社製)改造機を用いて、プロセススピード250mm/sec(=定着速度)に固定した条件で、定着温度を80〜210℃の範囲で変えて定着温度域の評価を実施した。詳しくは外添カラートナー現像剤をシアン現像機の位置にセットし、トナー載り量を4.5g/m2に調整した。表2に記載の定着温度域は、未定着のカラートナーソリッド画像(25mm×25mm)を定着した後、一定荷重の重りを用いて折り曲げ、その部分の画像欠損度合いをグレード付けし、ある一定のグレード以上になる最も低い定着温度を最低定着温度とし、定着部材にトナー成分が移行する(ホットオフセット)最低定着温度を最高定着温度とし、該最低定着温度及び最高定着温度を定着温度域とした。
画像光沢性の評価は、カラー現像剤のみを用い、前記Docucolor500改造機により、J紙(富士ゼロックス社製)上に、ソリッド画像を形成し、定着温度160℃で定着し、定着後の画像の60°光沢度を、偏角光沢計(スガ試験機(株)社製、デジタル変革光沢計)にて測定した(カラートナーのみの画像光沢性)。この際のカラートナー載り量は4.5g/m2に調整した。その結果を表2に示す。
Docucolor500改造機のシアン現像機の位置にカラー現像剤をセットし、イエロー現像機の位置に透明現像剤をセットし、28℃、85%RH環境にて富士ゼロックス社製用紙 OKTOPコート紙(256gsm)上に、カラー現像剤を用いたソリッド画像上に、透明画像が形成された画像を形成し、定着温度180℃で定着し、得られた定着画像のブリスターの有無について確認した。ブリスターが発生して画像を乱していることが視認できた場合、発生とした。その結果を表2に示す。
前記Docucolor500改造機において、同じカラートナー現像剤をシアン現像機の位置とイエロー現像機の位置にセットし、トナー載り量を9.0g/m2に調整してOKTOPコート紙(256gsm)上に、ソリッド画像を形成し、定着温度160℃で定着し、エンピツ硬度を測定した。この引っ掻きにより、トナー定着像に欠落を目視で確認できたエンピツ硬度の最低硬度を画像強度とした。
12 駆動ロール
13 支持ロール
15 クリーニング装置
16 ベルトクリーナ
17 一次転写ロール
18 帯電ロール
19 露光装置
20 現像装置
21、23、24 ベルトローラ
22 支持ローラ
14、25 バイアスローラ(第二転写手段)
26 電極ローラ
34 二次転写ロール
35 定着器
41 記録紙
42 給紙ローラ
43 搬送ローラ
44 剥離爪
50 画像形成ユニット
Claims (7)
- マゼンタトナー、シアントナー及びイエロートナーからなる群から選択される1種以上のカラートナーと、透明トナーと、から構成され、
前記カラートナーの80℃における貯蔵弾性率(G1)が104Pa以上106Pa以下であり、
前記カラートナーの80℃における正接損失(tanδ)が1.0以上2.5以下であり、
前記透明トナーの80℃における貯蔵弾性率(G2)と前記カラートナーの80℃における貯蔵弾性率(G1)とが、下記式(1)の関係を満たすことを特徴とするトナーセット。
1.1≦G2/G1≦3.0・・・式(1) - 前記カラートナー及び前記透明トナーがそれぞれ2価以上の金属元素を含有し、該カラートナーが含有する2価以上の金属元素の量より、該透明トナーが含有する2価以上の金属元素の量が多いことを特徴とする請求項1に記載のトナーセット。
- 前記カラートナー及び前記透明トナーがそれぞれ結晶性樹脂を含有し、それぞれのトナーにおける結晶性樹脂の含有量が4質量%以上20質量%以下であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のトナーセット。
- マゼンタトナー、シアントナー及びイエロートナーからなる群から選択される1種以上のカラートナーと、透明トナーと、をそれぞれ含む現像剤から構成され、
前記カラートナーの80℃における貯蔵弾性率(G1)が104Pa以上106Pa以下であり、
前記カラートナーの80℃における正接損失(tanδ)が1.0以上2.5以下であり、
前記透明トナーの80℃における貯蔵弾性率(G1)と前記カラートナーの80℃における貯蔵弾性率(G1)とが、下記式(1)の関係を満たすことを特徴とする静電潜像現像剤セット。
1.1≦G2/G1≦3.0・・・式(1) - 現像剤保持体を少なくとも備え、請求項4に記載の静電潜像現像剤セットを収容することを特徴とするプロセスカートリッジ。
- 像保持体と、該像保持体上に静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、該像保持体上の静電潜像を、カラートナーを含む現像剤及び透明トナーを含む現像剤により現像して、カラートナー像及び透明トナー像をそれぞれ形成する現像手段と、該カラートナー像及び透明トナー像を重ね合わせながら被転写体上に転写する転写手段と、該被転写体上に転写されたトナー像を定着する定着手段と、を有し、
前記カラートナーを含む現像剤及び透明トナーを含む現像剤として、請求項4に記載の静電潜像現像剤セットを用いることを特徴とする画像形成装置。 - 定着速度が240mm/s以上600mm/s以下であることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008249298A JP5228753B2 (ja) | 2008-09-26 | 2008-09-26 | トナーセット、静電潜像現像剤セット、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008249298A JP5228753B2 (ja) | 2008-09-26 | 2008-09-26 | トナーセット、静電潜像現像剤セット、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010079106A true JP2010079106A (ja) | 2010-04-08 |
JP5228753B2 JP5228753B2 (ja) | 2013-07-03 |
Family
ID=42209596
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008249298A Active JP5228753B2 (ja) | 2008-09-26 | 2008-09-26 | トナーセット、静電潜像現像剤セット、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5228753B2 (ja) |
Cited By (21)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012141599A (ja) * | 2010-12-16 | 2012-07-26 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 箔画像とトナー画像を有するプリント物の作製方法 |
US20120219309A1 (en) * | 2011-02-24 | 2012-08-30 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Image forming apparatus and image forming method |
JP2012189771A (ja) * | 2011-03-10 | 2012-10-04 | Ricoh Co Ltd | 画像形成方法及び画像形成装置 |
JP2012233953A (ja) * | 2011-04-28 | 2012-11-29 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 箔接着用トナーおよびその製造方法並びに画像形成方法 |
JP2013246284A (ja) * | 2012-05-25 | 2013-12-09 | Ricoh Co Ltd | トナーセット、現像剤セット、及び画像形成装置 |
JP2013257363A (ja) * | 2012-06-11 | 2013-12-26 | Ricoh Co Ltd | トナー、及びトナーセット |
JP5532173B1 (ja) * | 2013-06-04 | 2014-06-25 | 富士ゼロックス株式会社 | 画像形成装置 |
CN103913967A (zh) * | 2013-01-09 | 2014-07-09 | 富士施乐株式会社 | 色调剂组、图像形成装置和图像形成方法 |
JP2014153661A (ja) * | 2013-02-13 | 2014-08-25 | Ricoh Co Ltd | トナーセット |
JP2014194528A (ja) * | 2013-03-01 | 2014-10-09 | Ricoh Co Ltd | フルカラー画像形成装置 |
JP2015055664A (ja) * | 2013-09-10 | 2015-03-23 | コニカミノルタ株式会社 | 液体現像剤 |
JP2016001260A (ja) * | 2014-06-12 | 2016-01-07 | コニカミノルタ株式会社 | 画像形成方法 |
JP2016038448A (ja) * | 2014-08-06 | 2016-03-22 | コニカミノルタ株式会社 | 画像形成方法、トナーセットおよび白色トナー |
JP2016126199A (ja) * | 2015-01-05 | 2016-07-11 | 富士ゼロックス株式会社 | トナーセット、画像形成装置、及び、画像形成方法 |
JP2017003614A (ja) * | 2015-06-04 | 2017-01-05 | 富士ゼロックス株式会社 | 画像形成装置 |
JP2017068166A (ja) * | 2015-10-01 | 2017-04-06 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 静電潜像現像用トナー |
JP2017134198A (ja) * | 2016-01-27 | 2017-08-03 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 静電潜像現像用トナー |
DE102017110936A1 (de) | 2016-05-20 | 2017-11-23 | Canon Kabushiki Kaisha | Toner |
US20180004146A1 (en) * | 2016-07-01 | 2018-01-04 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Image forming apparatus |
JP2018105951A (ja) * | 2016-12-26 | 2018-07-05 | キヤノン株式会社 | 画像形成方法、画像形成装置及びトナーキット |
JP2019117372A (ja) * | 2017-12-27 | 2019-07-18 | 株式会社リコー | 画像形成装置及び印刷物 |
-
2008
- 2008-09-26 JP JP2008249298A patent/JP5228753B2/ja active Active
Cited By (31)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012141599A (ja) * | 2010-12-16 | 2012-07-26 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 箔画像とトナー画像を有するプリント物の作製方法 |
US8626012B2 (en) | 2011-02-24 | 2014-01-07 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Image forming apparatus and image forming method |
US20120219309A1 (en) * | 2011-02-24 | 2012-08-30 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Image forming apparatus and image forming method |
JP2012173689A (ja) * | 2011-02-24 | 2012-09-10 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置 |
AU2011218601B2 (en) * | 2011-02-24 | 2013-09-26 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Image forming apparatus and image forming method |
JP2012189771A (ja) * | 2011-03-10 | 2012-10-04 | Ricoh Co Ltd | 画像形成方法及び画像形成装置 |
JP2012233953A (ja) * | 2011-04-28 | 2012-11-29 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 箔接着用トナーおよびその製造方法並びに画像形成方法 |
JP2013246284A (ja) * | 2012-05-25 | 2013-12-09 | Ricoh Co Ltd | トナーセット、現像剤セット、及び画像形成装置 |
JP2013257363A (ja) * | 2012-06-11 | 2013-12-26 | Ricoh Co Ltd | トナー、及びトナーセット |
CN103913967B (zh) * | 2013-01-09 | 2019-06-28 | 富士施乐株式会社 | 色调剂组、图像形成装置和图像形成方法 |
CN103913967A (zh) * | 2013-01-09 | 2014-07-09 | 富士施乐株式会社 | 色调剂组、图像形成装置和图像形成方法 |
JP2014134636A (ja) * | 2013-01-09 | 2014-07-24 | Fuji Xerox Co Ltd | トナーセット、画像形成装置、及び、画像形成方法 |
JP2014153661A (ja) * | 2013-02-13 | 2014-08-25 | Ricoh Co Ltd | トナーセット |
JP2014194528A (ja) * | 2013-03-01 | 2014-10-09 | Ricoh Co Ltd | フルカラー画像形成装置 |
JP2014235381A (ja) * | 2013-06-04 | 2014-12-15 | 富士ゼロックス株式会社 | 画像形成装置 |
JP5532173B1 (ja) * | 2013-06-04 | 2014-06-25 | 富士ゼロックス株式会社 | 画像形成装置 |
JP2015055664A (ja) * | 2013-09-10 | 2015-03-23 | コニカミノルタ株式会社 | 液体現像剤 |
JP2016001260A (ja) * | 2014-06-12 | 2016-01-07 | コニカミノルタ株式会社 | 画像形成方法 |
JP2016038448A (ja) * | 2014-08-06 | 2016-03-22 | コニカミノルタ株式会社 | 画像形成方法、トナーセットおよび白色トナー |
JP2016126199A (ja) * | 2015-01-05 | 2016-07-11 | 富士ゼロックス株式会社 | トナーセット、画像形成装置、及び、画像形成方法 |
JP2017003614A (ja) * | 2015-06-04 | 2017-01-05 | 富士ゼロックス株式会社 | 画像形成装置 |
JP2017068166A (ja) * | 2015-10-01 | 2017-04-06 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 静電潜像現像用トナー |
JP2017134198A (ja) * | 2016-01-27 | 2017-08-03 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 静電潜像現像用トナー |
DE102017110936A1 (de) | 2016-05-20 | 2017-11-23 | Canon Kabushiki Kaisha | Toner |
US9964881B2 (en) | 2016-05-20 | 2018-05-08 | Canon Kabushiki Kaisha | Toner |
DE102017110936B4 (de) | 2016-05-20 | 2022-03-24 | Canon Kabushiki Kaisha | Toner |
US20180004146A1 (en) * | 2016-07-01 | 2018-01-04 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Image forming apparatus |
US10120295B2 (en) * | 2016-07-01 | 2018-11-06 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Image forming apparatus |
JP2018105951A (ja) * | 2016-12-26 | 2018-07-05 | キヤノン株式会社 | 画像形成方法、画像形成装置及びトナーキット |
JP2019117372A (ja) * | 2017-12-27 | 2019-07-18 | 株式会社リコー | 画像形成装置及び印刷物 |
JP7116918B2 (ja) | 2017-12-27 | 2022-08-12 | 株式会社リコー | 画像形成装置及び印刷物 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5228753B2 (ja) | 2013-07-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5228753B2 (ja) | トナーセット、静電潜像現像剤セット、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
US7745085B2 (en) | Toner for developing electrostatic latent image and method of manufacturing same, electrostatic latent image developer, cartridge, and image forming apparatus | |
JP5407377B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、プロセスカートリッジ、画像形成方法、及び、画像形成装置 | |
JP4900093B2 (ja) | 電子写真用トナー、電子写真用現像剤、トナーカートリッジ及び画像形成方法 | |
US8877414B2 (en) | Electrostatic image developing toner, method for manufacturing electrostatic image developing toner, developer, and image forming method | |
JP4984913B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成方法及び画像形成装置 | |
JP4661936B2 (ja) | 静電荷像現像用透明トナー、静電荷像現像用現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成方法および画像形成装置 | |
JP2008224976A (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
JP2009229621A (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像用現像剤及び画像形成装置 | |
JP4840059B2 (ja) | カラートナーセット、静電潜像現像剤セット、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
JP2008158197A (ja) | 静電潜像現像用トナー及びその製造方法、静電潜像現像用現像剤並びに画像形成方法 | |
US8592122B2 (en) | Developer for developing electrostatic latent image, developer cartridge for developing electrostatic latent image, process cartridge, and image formation apparatus | |
JP2009025744A (ja) | 静電荷像現像用トナー、並びに、これを用いた静電荷像現像用現像剤、静電荷像現像用現像剤カートリッジ、画像形成装置、及びプロセスカートリッジ | |
JP2005266565A (ja) | 静電荷像現像用トナー、トナー製造方法及び画像形成方法 | |
JP2013167744A (ja) | 静電荷像現像用キャリア、静電荷像現像用現像剤、静電荷像現像用現像剤カートリッジ、プロセスカートリッジ、および画像形成装置 | |
JP4506600B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー、画像形成方法、及び静電荷現像用トナーの製造方法 | |
JP2010169992A (ja) | 静電荷像現像用キャリア、静電荷像現像用現像剤、静電荷像現像用現像剤カートリッジ、プロセスカートリッジ、および画像形成装置 | |
US8440378B2 (en) | Electrostatic image developing toner, method for producing electrostatic image developing toner, method for forming image, and image forming apparatus | |
JP2011102892A (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、プロセスカートリッジ、画像形成方法、及び、画像形成装置 | |
JP2007058036A (ja) | 静電荷像現像用トナー、及び画像形成方法 | |
JP2009169150A (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
JP2009151189A (ja) | 静電荷像現像用キャリア、静電荷像現像剤、カートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成方法、及び、画像形成装置 | |
JP6191274B2 (ja) | 非磁性一成分トナー、静電荷像現像剤、プロセスカートリッジ、画像形成方法、及び、画像形成装置 | |
JP2019012166A (ja) | 静電潜像現像用現像剤 | |
JP2021085928A (ja) | トナー、トナーの製造方法、トナー収容ユニット、画像形成装置、及び画像形成方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110822 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130207 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130219 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130304 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160329 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5228753 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |