JP2010078743A - 波形発生装置および波形発生処理プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】源波形からターケンス・スプロットを行い、アトラクタ空間にアトラクタを表示させた後、アトラクタを消去し残されたアトラクタ空間に対してマウスによって描画を行う。この描画された図形をアトラクタとして取り扱い、同じプロット条件を用いてターケンス・プロットの逆の変換を行うことで2次元の波形を生成させる。これによりアトラクタの特徴を継承した各種音色の波形を発生することができる。
【選択図】図11
Description
ここで、ユーザが新たな音を作り出したい場合は、原波形から得られたアトラクタをそのまま流用し、この一部に対して変更を加えた後にターケンス・プロットの逆の変換を行うことで原波形と同じ印象をもった波形を生成することが可能であるが、この方法では原波形から得られたアトラクタの成分のほとんどが居残り、ターケンス・プロットの逆の変換を行っても、原波形の音色にかなり似た音色になりやすいと考えられる。そこで発明者は、原波形から得られたアトラクタの成分をあえてできるだけ残さず、プロット条件は反映させることで、音色は斬新で、音の印象は原波形と同じような印象が与えられるように工夫を行った。
すなわち、ターケンス・プロットによって原波形から描画されたアトラクタは完全に消去し、その後、プロット条件は残されたアトラクタ空間に対してユーザが操作子によってアトラクタデータを描画する。
前記波形変換処理手段は、前記プロット条件記憶手段に記憶された複数のプロット条件の中からひとつのプロット条件を選択する選択手段を有し、当該選択されたプロット条件に基づき、ターケンス・プロット処理の逆変換処理を行うことにより、2次元相空間上の波形データを生成することを特徴とする。
請求項4に記載の発明では、前記ターケンス・プロット処理は、入力された2次元相空間の原波形データの時間軸上に夫々プロットスケール値tの間隔をおいたn個のサンプリング位置を指定するステップと、当該n個のサンプリング位置の波高値夫々をn次元相空間上の各軸上の位置に対応させることによって最初の座標位置を決定するステップと、その後前記n個のサンプリング位置を同時にリサンプリング時間Δtだけ時間軸上を順次シフトいくことにより前記n次元相空間上の座標位置を順次決定することによりアトラクタデータを生成するステップを実行することを特徴とする。
この相関値抽出手段により抽出された相関値が最大となるプロット条件を抽出する抽出手段と、からなることを特徴とする。
請求項6に記載の発明では、前記波形生成処理手段は、前記アトラクタデータ生成手段により生成された新たなアトラクタデータを構成する前記n次元相空間上の座標位置を最後から順次読み出し、当該読み出された最後の座標位置を表わすn個の軸上の位置夫々を、前記2次元相空間の時間軸上にプロットスケール値tの間隔をおいて指定されたn個のサンプリング位置夫々の波高値とし、その後座標位置が読み出される毎に前記n個のサンプリング位置を同時にリサンプリング時間Δtだけ時間軸上を順次シフトし、当該シフトされたn個のサンプリング位置夫々の波高値として、前記読み出された座標位置を表わすn個の軸上の各位置を割り当てる動作を繰り返すことを特徴とする。
入力された時間軸及び波高値軸を有する2次元相空間上の原波形データに対して、ターケンスの埋め込み定理によるn(n>2)次元相空間への埋め込みを実行することにより、所定のアトラクタデータを生成するターケンス・プロット処理に用いるプロットスケール値t及びリサンプリング時間Δtから成るプロット条件を抽出するプロット条件抽出ステップと、前記n次元相空間上に波形を描画し、当該描画された波形の前記n次元相空間上の座標を新たなアトラクタデータとして生成するアトラクタデータ生成ステップと、この生成された新たなアトラクタデータに対して、前記抽出されたプロット条件を用いて前記ターケンス・プロット処理の逆変換処理を行うことにより、2次元相空間上の波形データを生成する波形生成処理ステップと、を実行させることを特徴とする。
請求項8に記載の発明では、入力された時間軸及び波高値軸を有する2次元相空間上の原波形データに対して、ターケンスの埋め込み定理によるn(n>2)次元相空間への埋め込みを実行して所定のアトラクタデータを生成するターケンス・プロット処理のための、プロットスケール値t及びリサンプリング時間Δtから成るプロット条件を記憶するプロット条件記憶手段を有するコンピュータに、前記n次元相空間上に波形を描画し、当該描画された波形の前記n次元相空間上の座標を新たなアトラクタデータとして生成するアトラクタデータ生成ステップと、この生成された新たなアトラクタデータに対して、前記プロット条件記憶手段により記憶されたプロット条件を用いて前記ターケンス・プロット処理の逆変換処理を行うことにより、2次元相空間上の波形データを生成する波形生成処理ステップと、を実行させることを特徴とする。
A.構成
図1は、本発明の実施の一形態による波形発生装置100の構成を示すブロック図である。この図に示す波形発生装置100は、入力部10、操作部20、表示部30、鍵盤40、CPU50、ROM60、RAM70およびサウンドシステム80から構成される。入力部10は、マイクロホンや外部の音源に接続される入力端子、A/D変換器を備え、CPU50の制御の下に、外部から入力される波形をサンプリングしてなる原波形データを出力する。入力部10から出力される原波形データはRAM70の原波形データエリアに格納される。
さらに、予め得られた実験データなどから得られた、新たな波形を創るために有効とわかっている、アトラクタ空間のデータも(図2(b))と同じようなフォーマットで格納されている。
再生成波形データエリア部は原波形データエリアと似た構造であり、各波高値NW(n)(n=0〜N)が記憶されるようになっている。
原波形データエリアと再生波形データエリアは複数準備され、ユーザがスイッチ(図示せず)操作で必要とする波形を適宜選択が可能である。たとえばユーザは自分の好みとする「音の印象」をもった原波形を選択することができる。また、原波形を選択しなくても、再生成波形データエリアからアトラクタ空間識別番号を直接選択し、この条件でのアトラクタ空間に対していきなり描画することもできる。この場合は後述のターケンス・プロット表示処理が必要なく、すばやく新たな音色を創ることが可能である。
図3は、RAM70のアトラクタデータエリアにおけるアトラクタデータ(後述)の内容を示す図であり、n=0〜Nまでの表示部30の画面上の座標が書き込まれる。各座標は、x成分、y成分、z成分から成る。
次に、上記構成による波形発生装置100の動作について説明する。以下では、図4を参照して波形発生装置100のCPU50が実行する「メインルーチン」の動作を説明した後、図5〜図17を参照してメインルーチンからコールされる「波形発生処理」の動作を説明する。
図4は、CPU50が実行するメインルーチンの動作を示すフローチャートである。装置電源が投入されると、CPU50は図4に図示するメインルーチンのステップSA1に処理を進め、RAM70に設けられる各データエリアを初期化するイニシャライズを実行する。続いて、ステップSA2では、ユーザのモードスイッチ操作に応じて動作モードを設定する。そして、ステップSA3〜SA6では、上記ステップSA2において設定された動作モード(設定モード、入力モード、波形発生モードおよび演奏モード)を判別する。以下、設定モード、入力モード、波形発生モードおよび演奏モードに設定された場合の動作について述べる。
設定モードに設定されると、ステップSA3の判断結果が「YES」になり、ステップSA7に進み、設定処理を実行する。設定処理では、ユーザ操作に応じて入力される設定パラメータに従って各動作モード下における装置各部の動作態様を指定する。例えば、後述する入力モードにおける波形サンプリング期間長やサンプリング周波数を設定したり、演奏モードにおける音色波形選択や効果付与するエフェクトの種類などを設定する。
入力モードに設定されると、ステップSA4の判断結果が「YES」になり、ステップSA9に進み、波形入力処理を実行する。波形入力処理では、本処理に必要なイニシャライズ処理を行った後、入力部10に波形サンプリングの開始を指示し、この指示に応じて入力部10から取り込まれる原波形データを、上述した設定モードにおいて設定される波形入力態様に従って取り込み、取り込んだ原波形データの各波高値W(n)(n=0〜N)をRAM70の原波形データエリアに順次ストアする。尚、この源波形の取り込み先は、本実施例では入力部としているが、ROM内や他の記憶媒体から取り込みが可能な場合は、その部分の波形をユーザが任意に指定してサンプリングを行うことも可能である。
クイック波形発生モードに設定されると、ステップSA15の判断結果が「YES」になり、ステップSA16に進み、図2(b)に示される再生成波形データエリアのアトラクタ空間条件識別番号の選択処理を行う。すなわち、後述するターケンス・プロットをせずに、予め記憶されているアトラクタ空間を使用して波形生成を行うための条件の選択を行っている。その後にステップSA17の波形発生処理を実行する。波形発生処理では、後述するように、読み出されたアトラクタ空間に対してアトラクタの描画を行い、このデータを用いて、再生成波形データを再生成してRAM70の再生成波形データエリアに保存する。
図12はクイック波形発生処理を示すフローを示す。
<波形発生モードに設定された場合>
波形発生モードに設定されると、ステップSA5の判断結果が「YES」になり、ステップSA11に進み、波形発生処理を実行する。波形発生処理では、後述するように、RAM70の原波形データエリアに格納した原波形データから抽出されたアトラクタ空間の特長を備えた再生成波形データを再生成してRAM70の再生成波形データエリアに保存する。
演奏モードに設定されると、ステップSA6の判断結果が「YES」になり、ステップSA13に進み、演奏処理を実行する。演奏処理では、鍵盤40から供給される演奏情報に応じた楽音データを発生する演奏処理を実行する。すなわち、RAM70の再生成波形データエリアに格納される、アトラクタ空間の特長を備えた各種音色の再生成波形データの内から、上述した設定モードにおいて音色選択された再生成波形データを、鍵盤40で押鍵された鍵の音高に応じた読み出し速度で読み出してなる楽音データを発音(再生)したり、複音同時発音(再生)中の楽音データの内、鍵盤40で離鍵された鍵の音高に対応した楽音データを消音させる。
次に、図5〜図19を参照して波形発生処理の動作を説明する。図5は、CPU50が実行する波形発生処理の動作を示すフローチャートである。上述したメインルーチンのステップSA11(図4参照)を介して実行される波形発生処理は、ターケンス・プロット表示処理(ステップSB1)、アトラクタ描画処理(ステップSB2)、波形再生成処理(ステップSB3)から構成される。以下、これら各処理の動作を説明する。
波形発生処理のステップSB1(図5参照)を介して本処理が実行されると、CPU50は図6に図示するターケンス・プロット表示処理のステップSC1に処理を進め、初期設定を行う。初期設定では、本処理に必要なイニシャライズ処理の他、後述のステップSC2において実行するターケンス・プロット処理に必要なプロット条件(波形区間長Stime、プロットスケール幅tおよびリサンプリング周期Δt)をユーザ操作に応じて設定する。
プロットスケールt、サンプリング時間Δt、その他の座標情報を再生成波形データエリアに記憶する。その他の座標情報とはたとえば座標軸のスケールや、色や、目盛りの値などである。相空間条件識別番号は再生成波形データエリアに複数記憶させることができ、ユーザは任意にこれを呼び出すことでこの相空間を再利用することが可能である。
次に、図11〜図15を参照してアトラクタ描画処理の動作を説明する。上述したターケンス・プロット表示処理により2次元の原波形データから3次元のアトラクタが生成され、図10に図示する一例のように、原波形データのアトラクタを描画し終えると、CPU50は図11に図示するアトラクタ描画処理のステップSDcに処理を進めアトラクタデータエリアをクリアしアトラクタ空間に表示されるアトラクタ軌道を消去する。
その後ステップSD1では、図13に図示するように、アトラクタ空間内にマウスカーソルをポインティングした状態でマウスの左ボタンをクリックすると、データがアトラクタ空間内に生成される。
このアトラクタ空間に描画される軌跡は、ある点を生成させた瞬間に、x、y、zの座標に投影されるデータを生成することを意味するが、これらのデータはすべて前述のプロットスケールに従った時間におけるデータを修正したことになる。これはアトラクタの点を変更したと同時に、その点だけでなく、プロットスケールtおよび2tだけ遡ったデータも関連させて変更する必要性を意味する。このため、本発明ではこれらの過去に遡った関連するデータをアトラクタを描画したとき、プロットスケールとの整合性が保たれるように、同時に関係するデータの補正処理を行う。この補正処理を行うと、アトラクタを描画しながら、既に描画した過去のデータも自動変更されることになるため、これまで書いた軌跡が自動的に変化する。
このように、アトラクタデータが生成されると同時に、生成させた複数のデータの座標位置に対して、その都度、ターケンスプロット条件に対して整合性が取れるように補正を行い、RAM70の描画アトラクタデータエリアに(波形値T1(x,y,z)〜波形値Tn(x,y,z))が(図13参照)保存されるとともに、見た目を良好にするため、例えばスプライン関数などによる内挿補間演算を施して複数の点をつなぎ、滑らかな軌道を表示させる。
次に、図16を参照して波形再生成処理の動作を説明する。この波形再生成処理は、今まで行ってきたターケンス・プロットとは逆の処理を行わせて、3次元相空間に描画された描画アトラクタから2次元の波形を作り出すものである。
尚、本発明では、図11のアトラクタ描画処理でのステップSDcで消去したアトラクタデータと同じ時間の長さだけ描画を許可しているから最後の値をこれと同じのNを用いている。
場合によっては描画を消去したアトラクタよりも長く書かせる場合も考えられるがこの場合は描画アトラクタの最後の値をNとして用いてもかまわない。
さらに本実施の形態ではアトラクタ空間を作成するために、わざわざ源波形からターケンス・プロットを行うことで得ているが、あらかじめ、有用と思われるアトラクタ空間を複数記憶させておいて、それを音色作成環境としてユーザが任意に選択でき、描画、再生性できるようにしても構わない。
20 操作部
30 表示部
40 鍵盤
50 CPU
60 ROM
70 RAM
80 サウンドシステム
Claims (8)
- 入力された時間軸及び波高値軸を有する2次元相空間上の原波形データに対して、ターケンスの埋め込み定理によるn(n>2)次元相空間への埋め込みを実行することにより、所定のアトラクタデータを生成するターケンス・プロット処理に用いるプロットスケール値t及びリサンプリング時間Δtから成るプロット条件を抽出するプロット条件抽出手段と、
前記n次元相空間上に波形を描画し、当該描画された波形の前記n次元相空間上の座標を新たなアトラクタデータとして生成するアトラクタデータ生成手段と、
前記アトラクタデータ生成手段により生成された新たなアトラクタデータに対して、前記プロット条件抽出手段により抽出されたプロット条件を用いて前記ターケンス・プロット処理の逆変換処理を行うことにより、2次元相空間上の波形データを生成する波形生成処理手段と、
を具備することを特徴とする波形発生装置。 - 入力された時間軸及び波高値軸を有する2次元相空間上の原波形データに対して、ターケンスの埋め込み定理によるn(n>2)次元相空間への埋め込みを実行して所定のアトラクタデータを生成するターケンス・プロット処理のための、プロットスケール値t及びリサンプリング時間Δtから成るプロット条件を記憶するプロット条件記憶手段と、
前記n次元相空間上に波形を描画し、当該描画された波形の前記n次元相空間上の座標を新たなアトラクタデータとして生成するアトラクタデータ生成手段と、
前記アトラクタデータ生成手段により生成された新たなアトラクタデータに対して、前記プロット条件記憶手段により記憶されたプロット条件を用いて前記ターケンス・プロット処理の逆変換処理を行うことにより、2次元相空間上の波形データを生成する波形生成処理手段と、
を具備することを特徴とする波形発生装置。 - 前記プロット条件記憶手段は複数種のプロット条件を記憶し、
前記波形変換処理手段は、前記プロット条件記憶手段に記憶された複数のプロット条件の中からひとつのプロット条件を選択する選択手段を有し、当該選択されたプロット条件に基づき、ターケンス・プロット処理の逆変換処理を行うことにより、2次元相空間上の波形データを生成する請求項2に記載の波形生成装置。 - 前記ターケンス・プロット処理は、入力された2次元相空間の原波形データの時間軸上に夫々プロットスケール値tの間隔をおいたn個のサンプリング位置を指定するステップと、当該n個のサンプリング位置の波高値夫々をn次元相空間上の各軸上の位置に対応させることによって最初の座標位置を決定するステップと、その後前記n個のサンプリング位置を同時にリサンプリング時間Δtだけ時間軸上を順次シフトいくことにより前記n次元相空間上の座標位置を順次決定することによりアトラクタデータを生成するステップを実行することを特徴とする請求項1又は2記載の波形発生装置。
- 前記プロット条件抽出手段は、
夫々複数のプロットスケールt及びリサンプリング時間Δtを組み合わせることにより複数種の異なるプロット条件を用意し、当該複数のプロット条件夫々に基づいて前記ターケンス・プロット処理を実行することにより、複数種のアトラクタデータを順次生成するターケンス・プロット処理手段と、
基本アトラクタデータを記憶した基本アトラクタデータ記憶手段と、
前記ターケンス・プロット処理手段により生成された複数種のアトラクタデータ夫々を座標として前記n次元相空間上に表わされた波形と前記基本アトラクタデータ記憶手段に記憶された基本アトラクタデータを座標として前記n次元相空間上に表わされた波形との相関値を抽出する相関値抽出手段と、
この相関値抽出手段により抽出された相関値が最大となるプロット条件を抽出する抽出手段と、
からなることを特徴とする請求項1記載の波形発生装置。 - 前記波形生成処理手段は、前記アトラクタデータ生成手段により生成された新たなアトラクタデータを構成する前記n次元相空間上の座標位置を最後から順次読み出し、当該読み出された最後の座標位置を表わすn個の軸上の位置夫々を、前記2次元相空間の時間軸上にプロットスケール値tの間隔をおいて指定されたn個のサンプリング位置夫々の波高値とし、その後座標位置が読み出される毎に前記n個のサンプリング位置を同時にリサンプリング時間Δtだけ時間軸上を順次シフトし、当該シフトされたn個のサンプリング位置夫々の波高値として、前記読み出された座標位置を表わすn個の軸上の各位置を割り当てる動作を繰り返すことを特徴とする請求項1又は2記載の波形発生装置。
- コンピュータに、
入力された時間軸及び波高値軸を有する2次元相空間上の原波形データに対して、ターケンスの埋め込み定理によるn(n>2)次元相空間への埋め込みを実行することにより、所定のアトラクタデータを生成するターケンス・プロット処理に用いるプロットスケール値t及びリサンプリング時間Δtから成るプロット条件を抽出するプロット条件抽出ステップと、
前記n次元相空間上に波形を描画し、当該描画された波形の前記n次元相空間上の座標を新たなアトラクタデータとして生成するアトラクタデータ生成ステップと、
この生成された新たなアトラクタデータに対して、前記抽出されたプロット条件を用いて前記ターケンス・プロット処理の逆変換処理を行うことにより、2次元相空間上の波形データを生成する波形生成処理ステップと、
を実行させる波形発生処理のプログラム。 - 入力された時間軸及び波高値軸を有する2次元相空間上の原波形データに対して、ターケンスの埋め込み定理によるn(n>2)次元相空間への埋め込みを実行して所定のアトラクタデータを生成するターケンス・プロット処理のための、プロットスケール値t及びリサンプリング時間Δtから成るプロット条件を記憶するプロット条件記憶手段を有するコンピュータに、
前記n次元相空間上に波形を描画し、当該描画された波形の前記n次元相空間上の座標を新たなアトラクタデータとして生成するアトラクタデータ生成ステップと、
この生成された新たなアトラクタデータに対して、前記プロット条件記憶手段により記憶されたプロット条件を用いて前記ターケンス・プロット処理の逆変換処理を行うことにより、2次元相空間上の波形データを生成する波形生成処理ステップと、
を実行させる波形発生処理のプログラム。
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JP2008245160A JP5347405B2 (ja) | 2008-09-25 | 2008-09-25 | 波形発生装置および波形発生処理プログラム |
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