JP2010078676A - 画像形成装置、制御装置、およびプログラム - Google Patents

画像形成装置、制御装置、およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2010078676A
JP2010078676A JP2008244229A JP2008244229A JP2010078676A JP 2010078676 A JP2010078676 A JP 2010078676A JP 2008244229 A JP2008244229 A JP 2008244229A JP 2008244229 A JP2008244229 A JP 2008244229A JP 2010078676 A JP2010078676 A JP 2010078676A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
image forming
paper
function unit
control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008244229A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5540486B2 (ja
Inventor
Koichi Azuma
恒一 東
Seiji Honda
誠司 本田
Masashi Ono
真史 小野
Tatsuyuki Tanaka
辰幸 田中
Tetsuya Hori
哲也 堀
Takeshi Ikeda
健 池田
Kazuaki Watanabe
和昭 渡辺
Hideo Takeuchi
英夫 竹内
Tsutomu Nakaminato
努 中港
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2008244229A priority Critical patent/JP5540486B2/ja
Publication of JP2010078676A publication Critical patent/JP2010078676A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5540486B2 publication Critical patent/JP5540486B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Abstract

【課題】画像形成装置にて省電力状態から動作状態に復帰させる際の復帰時間を短縮する。
【解決手段】各ユニットに配置された検知手段にて検知された各ユニットでの設定の変動に関する変動情報を機内LAN監視部29,39,49,59,69,79,89,99が取得し、各ユニットの制御部は、自らが省電力状態にある場合に、機内LAN監視部にて取得した変動情報に対応させて、自らの設定を動作指示に応じて機能可能な設定とする処理を行う。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像形成装置、制御装置、およびプログラムに関する。
近年、複写機能やプリント機能、ファクシミリ機能等といった複数の機能を備えた画像形成装置が普及している。このような画像形成装置では、一の機能が実行されている間は、それ以外の他の機能を動作させる機能部で消費される電力は無駄なものとなる。そこで、動作させる機能部だけに電力を供給して動作可能状態に設定し、他の機能部へは電力供給を停止または供給電力量を低減させた省電力状態に設定する画像形成装置が提案されている。
例えば特許文献1には、実行するジョブの種類を識別するジョブ識別名とジョブ実行の際に起動が必要なユニット(機能部)を識別するユニット識別名とが予め関係付けられて定義されており、ジョブ実行する際には、起動が必要なユニットにだけ電源の供給を行う画像形成装置が記載されている。
特開2006−231532号公報
ここで一般に、画像形成装置にて異なる機能を実行する全部または一部の機能部では、機能部の設定を検知するセンサ等の検知手段が配置され、各機能部の設定の変動が監視される。例えば、給紙機能部に配置された検知手段は、用紙収容容器の着脱の有無や収容された用紙のサイズ等に関する設定を監視する。
しかしながら、省電力状態が設定された場合には、検知手段や検知手段からの検知情報に基づき設定の変動を判断する制御部への電力供給も停止される。それにより、各機能部の設定の変動が監視できない状態となる。そのため、省電力状態から通常の動作状態に復帰させる際には、各機能部の設定の変動を認識する処理を行った後、設定が変動していた場合にはその変動に対応させる処理を行う必要が生じる。そのために、省電力状態から動作状態に復帰させるまでの時間が長くなる場合があった。
本発明は、画像形成装置にて省電力状態から動作状態に復帰させる際の復帰時間を短縮することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、自らを動作可能状態と当該動作可能状態よりも供給電力が低減された省電力状態とに制御可能であって、画像情報に基づき用紙に画像形成を行う画像形成機能部と、自らを動作可能状態と当該動作可能状態よりも供給電力が低減された省電力状態とに制御可能であって、前記画像形成機能部との間で画像形成に関連する情報または信号の送受信を行う複数の制御機能部と、前記画像形成機能部および複数の前記制御機能部の各々の間の通信を行う機内通信手段と、前記画像形成機能部および複数の前記制御機能部各々での設定の変動を検知する検知手段と、前記検知手段にて検知された前記画像形成機能部および複数の前記制御機能部各々での前記設定に関する変動情報を前記機内通信手段および当該検知手段の何れか一方または双方から取得する情報取得手段とを備え、前記画像形成機能部および前記制御機能部は、自らが省電力状態にある場合に、前記情報取得手段にて取得した前記変動情報に対応させて、自らの設定を動作指示に応じて機能可能な設定とする処理を行うことを特徴とする画像形成装置である。
請求項2に記載の発明は、前記画像形成機能部は、前記省電力状態にて前記検知手段が用紙を収容する自身の用紙収容部の設定の変動を検知した場合に、自らを前記動作可能状態に移行させ、変動した当該用紙収容部の設定を元の設定に戻す処理を行うことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置である。
請求項3に記載の発明は、前記制御機能部は、用紙を収容する用紙収容部から前記画像形成機能部に当該用紙を供給する用紙供給機能部を含み、前記用紙供給機能部は、前記省電力状態にて前記検知手段が前記用紙収容部の設定の変動を検知した場合に、自らを前記動作可能状態に移行させ、変動した当該用紙収容部の設定を元の設定に戻す処理を行うことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置である。
請求項4に記載の発明は、前記制御機能部は、前記画像形成機能部にて画像形成される前記画像情報の処理を行う画像処理機能部を含み、前記画像処理機能部は、前記情報取得手段にて取得した前記画像形成機能部に収容された前記用紙に関する変動情報および前記制御機能部に収容された前記用紙に関する変動情報の一方または双方に対応させて前記画像情報を処理することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置である。
請求項5に記載の発明は、前記検知手段にて検知された前記画像形成機能部および複数の前記制御機能部各々での前記設定に関する変動情報を前記機内通信手段に送信する情報送信手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置である。
請求項6に記載の発明は、前記情報取得手段は、前記機内通信手段および前記検知手段の何れか一方または双方から取得した前記変動情報を記憶する記憶手段を備え、当該記憶手段に記憶された当該変動情報を前記機内通信手段に送信することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置である。
請求項7に記載の発明は、自らを動作可能状態と当該動作可能状態よりも供給電力が低減された省電力状態とに制御可能であって、画像情報に基づき用紙に画像形成を行う画像形成機能部と、自らを動作可能状態と当該省電力状態とに制御可能であって、当該画像形成機能部との間で画像形成に関連する情報または信号の送受信を行う複数の制御機能部とに生じた設定の変動を示す変動情報を取得する情報取得手段と、前記画像形成機能部および前記制御機能部の何れかが省電力状態にある場合に、前記情報取得手段にて取得した前記変動情報に対応させて、省電力状態にある当該画像形成機能部および/または当該制御機能部の設定を動作指示に応じて機能可能な設定とする処理を行うように制御する制御手段とを備えることを特徴とする制御装置である。
請求項8に記載の発明は、前記情報取得手段は、自身以外の他の前記画像形成機能部および前記制御機能部の前記変動情報を、当該画像形成機能部および複数の当該制御機能部の各々の間の通信を行う機内通信手段から取得することを特徴とする請求項7記載の制御装置である。
請求項9に記載の発明は、前記情報取得手段が自らの前記画像形成機能部または前記制御機能部での前記変動情報を取得した場合に、当該変動情報を当該画像形成機能部および当該制御機能部の各々の間の通信を行う機内通信手段に送信することを特徴とする請求項7記載の制御装置である。
請求項10に記載の発明は、前記情報取得手段は、前記画像形成機能部または前記制御機能部自らでの前記変動情報を記憶する記憶手段を備え、当該記憶手段に記憶された当該変動情報を当該画像形成機能部および当該制御機能部の各々の間の通信を行う機内通信手段に送信することを特徴とする請求項7記載の制御装置である。
請求項11に記載の発明は、前記画像形成機能部の前記制御手段は、前記情報取得手段にて取得した当該画像形成機能部に収容された前記用紙に関する変動情報および前記制御機能部に収容された前記用紙に関する変動情報の一方または双方に対応させて、当該用紙にトナー画像を定着する定着手段に配置された加熱部材を選択制御することを特徴とする請求項7記載の制御装置である。
請求項12に記載の発明は、コンピュータに、自らを動作可能状態と当該動作可能状態よりも供給電力が低減された省電力状態とに制御可能であって、画像情報に基づき用紙に画像形成を行う画像形成機能部と、自らを動作可能状態と当該省電力状態とに制御可能であって、当該画像形成機能部との間で画像形成に関連する情報または信号の送受信を行う複数の制御機能部とに生じた設定の変動を示す変動情報を取得する機能と、前記画像形成機能部および前記制御機能部の何れかが省電力状態にある場合に、取得した前記変動情報に対応させて、省電力状態にある当該画像形成機能部および/または当該制御機能部の設定を動作指示に応じて機能可能な設定とする処理を行うように制御する機能とを実現させることを特徴とするプログラムである。
本発明の請求項1によれば、本発明を採用しない場合に比べて、画像形成装置にて省電力状態から動作状態に復帰させる際の復帰時間を短縮することができる。
本発明の請求項2によれば、画像形成機能部に備えられた用紙に画像形成を行う場合には、本発明を採用しない場合に比べて、画像形成指示があった際にはより短い時間で画像形成動作を開始することができる。
本発明の請求項3によれば、用紙供給機能部に備えられた用紙に画像形成を行う場合には、本発明を採用しない場合に比べて、画像形成指示があった際にはより短い時間で画像形成動作を開始することができる。
本発明の請求項4によれば、画像情報の処理を行ったが処理された画像情報に合致する用紙サイズの用紙が収容されていなかったという事態の発生を回避することができる。
本発明の請求項5によれば、他の機能部に自らの設定の変動を通知することができる。
本発明の請求項6によれば、自らの設定の変動を送信先の機能部が動作状態に移行した後に通知し、本発明を採用しない場合に比べて、通知の確実性を高めることができる。
本発明の請求項7によれば、本発明を採用しない場合に比べて、画像形成装置にて省電力状態から動作状態に復帰させる際の復帰時間を短縮することができる。
本発明の請求項8によれば、他の機能部の設定の変動を独自に取得することができる。
本発明の請求項9によれば、他の機能部に自らの設定の変動を通知することができる。
本発明の請求項10によれば、自らの設定の変動を送信先の機能部が動作状態に移行した後に通知し、本発明を採用しない場合に比べて、通知の確実性を高めることができる。
本発明の請求項11によれば、用紙の種類に応じた加熱手段を選択して、本発明を採用しない場合に比べて、定着温度への到達時間を短縮することができる。
本発明の請求項12によれば、本発明を採用しない場合に比べて、画像形成装置にて省電力状態から動作状態に復帰させる際の復帰時間を短縮することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
〈画像形成装置の全体説明〉
図1は本実施の形態が適用される画像形成装置1の全体構成の一例を示した図である。図1に示す画像形成装置1は、画像データ(画像情報)に基づき画像形成を行う画像形成機能部の一例としての画像形成ユニット2、原稿上の画像を読み取って画像データを生成し画像形成ユニット2に送る制御機能部の一例としての画像読取ユニット3を備えている。また、ユーザからの操作入力の受付やユーザに対する各種情報の表示を行う制御機能部の一例としてのユーザインターフェース(UI)ユニット4、例えば公衆電話回線を介して画像情報の送受信を行う制御機能部の一例としてのファクシミリ(FAX)ユニット5を備えている。さらに、画像形成ユニット2(画像形成装置本体)に外付けで接続され、画像形成ユニット2に用紙を供給する制御機能部および用紙供給機能部の一例としてのトレイユニット6、例えばハードディスクドライブ(HDD)やフラッシュメモリ等で構成される外部記憶装置であるメモリユニット7を備えている。またさらに、画像形成装置1全体の動作や通信回線を介した通信等を制御する制御機能部および画像処理機能部の一例としてのシステム制御ユニット8、各部に電力を供給する電力供給ユニット9を備えている。
〈画像形成装置の制御系統および電力供給系統の説明〉
次の図2は、図1に示した画像形成装置1の制御系統と電力供給系統とを説明する図である。本実施の形態では、画像形成ユニット2、画像読取ユニット3、UIユニット4、FAXユニット5、トレイユニット6、メモリユニット7、システム制御ユニット8、および電力供給ユニット9の各ユニットそれぞれに、情報取得手段および情報送信手段の一例としての機内LAN監視部29,39,49,59,69,79,89,99が設けられている。
この各ユニットの機内LAN監視部は、ユニット相互間の通信を実現する1本のバスである機内通信手段の一例としての機内LAN(Local Area Network)10に接続され、この機内LAN10を介して各ユニットから送信(ブロードキャスト)される制御信号を監視している。そして、機内LAN10を介して各ユニットからブロードキャストされる制御信号を受信(取得)した場合には、受信した制御信号に対応した処理を実行する。また、各ユニットの機内LAN監視部は、自身のユニット内の設定を監視する。そして、自身のユニット内の設定に変動が生じた場合には、自身のユニット内の設定の変動を示した制御信号を機内LAN10を介して他の各ユニットに送信(ブロードキャスト)する。
このように構成された画像形成装置1では、システム制御ユニット8に設けられた統合制御部81が機内LAN10を介して他のユニットを統合的に制御する。その場合のシステム制御ユニット8が行う制御機能の一つとして、画像形成装置1の電源モードの設定がある。すなわち、システム制御ユニット8は、電源モードとして、(i)各ユニット(画像形成ユニット2、画像読取ユニット3、UIユニット4、FAXユニット5、トレイユニット6、メモリユニット7、システム制御ユニット8自身)の機内LAN監視部および検知部への制御電力(5V)だけを供給する省電力状態の一例としてのスリープモード、(ii)各ユニットの機内LAN監視部および検知部に加え、制御部への制御電力(5V)を供給する省電力状態の一例としてのスタンバイモード、(iii)制御電力(5V)および各ユニットに設けられた各機構部への稼働電力(24V)を供給する動作可能状態の一例としてのジョブモード等を画像形成装置1に設定して、画像形成装置1の動作状態を制御する。
また、システム制御ユニット8は、外部の機器(外部機器)と外部LAN12を介して接続された外部LAN監視部88を備えている。この外部LAN監視部88は、外部LAN12を介して外部機器から送信される信号を監視する。そして、外部LAN監視部88が外部機器から自身に向けた印刷ジョブデータを受信した場合には、統合制御部81は、外部LAN監視部88が受信した印刷ジョブデータを機内LAN10を介して画像形成ユニット2やメモリユニット7に送る。
さらに、システム制御ユニット8は、機内LAN10を介して各ユニットから送信された各ユニットの設定に関する情報や、他の各種情報、さらには印刷ジョブデータ等の各種データを記憶する記憶部82を備えている。
また、画像形成装置1の各ユニット(画像形成ユニット2、画像読取ユニット3、UIユニット4、FAXユニット5、トレイユニット6、メモリユニット7、システム制御ユニット8)には、第1電力ライン11aと第2電力ライン11bとが接続されている。
一方、電力供給ユニット9は、商用電源からの電力(交流100V)を例えば直流5Vの制御電力に変換して出力する制御用電源93と、例えば直流24Vの稼働電力に変換して出力する駆動用電源94とを備えている。そして、制御用電源93には第1電力ライン11aが接続され、駆動用電源94には第2電力ライン11bが接続されている。
制御用電源93は、システム制御ユニット8が画像形成装置1の電源モードを何れに設定した場合においても、制御電力(5V)を第1電力ライン11aに出力する。それによって、第1電力ライン11aが接続された上記の各ユニットの機内LAN監視部や検知部(後段参照)は、電源モードが何れに設定された場合であっても制御電力が供給される。
それにより、スリープモードが設定された場合においても、各ユニットの機内LAN監視部は、機内LAN10を介して各ユニットからブロードキャストされる制御信号を常時監視する。そして、機内LAN10を介して各ユニットからブロードキャストされる制御信号を受信した場合には、受信した制御信号に対応させて、自身のユニットが直ちに機能できる設定とする設定処理を実行する。また、各ユニットの機内LAN監視部は、検知部にて検知される各ユニットの設定の変動を監視する。そして、各ユニットの設定に変動が生じた場合には、各ユニットの設定の変動を示した制御信号を機内LAN10を介して他の各ユニットにブロードキャストする。また、自身のユニット内での設定の変動に対応させて、自身のユニットが直ちに機能できる設定とする設定処理を実行する。
一方、駆動用電源94では、商用電源と駆動用電源94との間に、電力のオンオフ切換を行うスイッチSW1が配置されている。そして、システム制御ユニット8が画像形成装置1の電源モードをジョブモードに設定した場合に、スイッチSW1がオンされ、駆動用電源94は、駆動電力(24V)を第2電力ライン11bに出力する。一方、システム制御ユニット8が画像形成装置1の電源モードをスリープモードまたはスタンバイモードに設定した場合には、スイッチSW1がオフされ、駆動用電源94は、駆動電力(24V)の第2電力ライン11bへの出力を停止する。
また、本実施の形態の各ユニットは、システム制御ユニット8による設定指示に従う場合に加えて、自らの判断により、自らの基準に基づき、自身の電源モードの設定を行う。したがって、各ユニットが自らの判断により、自らの基準に基づき、自身の電源モードをジョブモードに設定した場合には、システム制御ユニット8は、ジョブモードに設定した旨を示した制御信号を機内LAN10を介して取得する。その場合にも、システム制御ユニット8は、スイッチSW1をオンに設定し、駆動用電源94から駆動電力(24V)を第2電力ライン11bに出力させる。
すなわち、システム制御ユニット8の統合制御部81が画像形成装置1の電源モードをスリープモードまたはスタンバイモードに設定した場合には、電力供給ユニット9の機内LAN監視部99が、機内LAN10を介してスリープモードまたはスタンバイモードを設定する旨の制御信号を取得する。それにより、電力供給ユニット9の動作を制御する電源制御部91は、機内LAN監視部99が取得した制御信号に基づいて、スイッチSW1をオフに設定する。それによって、駆動用電源94からの駆動電力(24V)の出力が停止される。
また、統合制御部81が画像形成装置1の電源モードをジョブモードに設定した場合には、電力供給ユニット9の機内LAN監視部99が、機内LAN10を介してジョブモーを設定する旨の制御信号を取得する。それにより、電源制御部91は、機内LAN監視部99が取得した制御信号に基づいて、スイッチSW1をオンに設定する。それによって、駆動用電源94から駆動電力が第2電力ライン11bに出力される。
さらには、各ユニットの何れかが自らの判断により、自らの基準に基づき、自身の電源モードをジョブモードに設定した場合には、システム制御ユニット8は、スイッチSW1をオンに設定する。それによって、駆動用電源94から駆動電力が第2電力ライン11bに出力される。
〈画像形成ユニットの説明〉
次に、画像形成ユニット2について説明する。
上記の図1に示したように、画像形成ユニット2は、一定の間隔を置いて並列的に配置された4つの画像形成モジュール30Y,30M,30C,30K(以下、画像形成モジュール30)を備えている。各画像形成モジュール30には、画像形成機構部(後段図3の画像形成機構部24)として、静電潜像を形成してトナー像を保持する感光体ドラム31、感光体ドラム31の表面を帯電する帯電器32、帯電器32によって帯電された感光体ドラム31を画像データに基づいて露光する露光器33、感光体ドラム31上に形成された静電潜像を現像する現像器34、転写後の感光体ドラム31表面を清掃するクリーナ35が配置されている。
そして、各画像形成モジュール30は、それぞれがイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)のトナー像を形成する。
さらに、画像形成ユニット2は、画像形成機能部(後段図3の画像形成機構部24)として、各画像形成モジュール30の感光体ドラム31にて形成された各色トナー像が多重転写される中間転写ベルト36、各画像形成モジュール30による各色トナー像を中間転写ベルト36に順次転写(一次転写)する一次転写ロール37、中間転写ベルト36上に転写された重畳トナー像を記録材である用紙Pに一括転写(二次転写)する二次転写ロール38、二次転写されたトナー画像を用紙Pに定着する定着手段の一例としての定着器139を備えている。
また、画像形成ユニット2は、給紙機構部(後段図3の給紙機構部25A)として、用紙P1を収容する用紙収容部の一例としての用紙収容容器41、用紙収容容器41から用紙P1を繰り出す給紙機構の一例としての給紙ロール42、用紙収容容器41から繰り出された用紙P1を用紙搬送路R1に導く用紙搬送機構の一例としてのガイドロール43を備えている。さらに、用紙収容容器41を用紙P1が給紙ロール42に押し当たる位置と離隔する位置との間を昇降させる給紙機構の一例としての昇降機構(不図示)を備えている。
さらに、画像形成ユニット2は、給紙検知部(後段図3の給紙検知部25B)として、用紙収容容器41が画像形成ユニット2から着脱されたことを検知する検知手段の一例としての着脱検知センサ(不図示)、用紙収容容器41に収容された用紙P1の用紙サイズを検知する検知手段の一例としてのサイズ検知センサ(不図示)、用紙収容容器41に収容された用紙P1の残量が予め定めた量以下か否かを検知する検知手段の一例としての残量検知センサ(不図示)を備えている。
ここで、昇降機構の動作について述べる。例えば用紙P1の補給が行われる場合等においては、用紙収容容器41が画像形成装置1本体から取り出されたり、用紙収容容器41の前扉が開放される等のユーザの操作が行われる。その際に、昇降機構では、用紙収容容器41に設けられたラッチを解除することで、用紙収容容器41を載せたエレベータを用紙収容容器41の自重によって給紙ロール42に押し当たる位置から離隔させ、用紙収容容器41の取り出しが可能な位置まで移動(下降)させる。また、画像形成装置1本体から取り出された用紙収容容器41が画像形成装置1本体に装着された場合や、用紙収容容器41の前扉が閉止された場合には、昇降機構は、駆動モータによって用紙収容容器41を載せたエレベータを上昇させて、用紙収容容器41に収容された用紙P1が給紙ロール42に押し当たる位置に設置する。
したがって、用紙収容容器41への用紙P1の補給は、駆動電力が停止されたスリープモードまたはスタンバイモード時でも可能である。その一方で、用紙収容容器41に収容された用紙P1を給紙可能な状態に設定するには、用紙収容容器41を載せたエレベータを上昇させる駆動モータへの駆動電力の供給が必要となる。そのため、昇降機構を備えた給紙機構部25Aを駆動電力が出力されるジョブモードに設定することが必要となる。
後段で説明するトレイユニット6の第1機構部65A〜第4機構部68Aも、同様である。
また、画像形成ユニット2は、用紙搬送機構(後段図3の用紙搬送機構部26)の一例として、用紙搬送路R1に沿って用紙Pを搬送する搬送ロール45、中間転写ベルト36上を搬送される重畳トナー像に合わせて用紙Pを送り出すレジストロール46、トレイユニット6から搬送される用紙Pを用紙搬送経路の一例である用紙搬送路R1に導くガイドロール44を備えている。また、定着後の用紙Pを搬送する搬送ロール47、定着後の用紙Pを外部に搬出する搬出ロール148を備えている。
さらに、画像形成ユニット2は、用紙搬送機構の一例として、用紙Pへの両面印刷時に使用される両面搬送路R2に沿って配置された搬送ロール149、用紙Pを手差しする際に使用される手差し用紙収容部191、手差し用紙収容部191から用紙Pを繰り出す給紙ロール92、手差し用紙収容部191からの用紙搬送経路の一例である搬送経路R3に沿って配置された搬送ロール193を備えている。
〈画像形成ユニットの機能構成の説明〉
続いて、画像形成ユニット2の機能構成を説明する。
図3は、画像形成ユニット2の機能構成を説明する図である。画像形成機能部である画像形成ユニット2は、画像形成ユニット2の全体を制御する制御手段の一例としての画像形成制御部20を備えている。また、各機構部(画像形成機構部24、給紙機構部25、用紙搬送機構部26)を個別に制御する制御手段の一例としてのサブ制御部として、画像形成機構部24を制御するプロセス制御部21、給紙機構部25Aおよび給紙検知部25Bを制御する給紙制御部22、および用紙搬送機構部26を制御する用紙搬送制御部23を備えている。さらには、上記した機内LAN監視部29を備えている。
画像形成制御部20、サブ制御部(プロセス制御部21、給紙制御部22、用紙搬送制御部23)、および機内LAN監視部29は、ユニット内LAN13によって接続され、相互間の通信を実現している。
また、画像形成ユニット2は、電力供給ユニット9の制御用電源93から第1電力ライン11aを介して出力される制御電力(5V)についての、機内電力ライン14aを介する画像形成制御部20およびサブ制御部(プロセス制御部21、給紙制御部22、用紙搬送制御部23)への供給をオンオフ切換えするスイッチSW2を備えている。
また、画像形成ユニット2は、第1電力ライン11aを介して出力される制御電力(5V)についての、機内電力ライン14bを介する給紙検知部25Bへの供給をオンオフ切換えするスイッチSW3を備えている。
さらに、画像形成ユニット2は、電力供給ユニット9の駆動用電源94から第2電力ライン11bを介して出力される駆動電力(24V)についての、機内電力ライン15を介する各機構部(画像形成機構部24、給紙機構部25、用紙搬送機構部26)への供給をオンオフ切換えするスイッチSW4を備えている。
上記したように、機内LAN監視部29は、機内LAN10に接続され、機内LAN10を介して他の各ユニットからブロードキャストされる制御信号を監視している。そして、機内LAN監視部29は、機内LAN10を介して制御信号を受信した場合には、受信した制御信号に対応させて、画像形成ユニット2が直ちに機能できる設定とする設定処理を実行する。
例えば、機内LAN監視部29は、システム制御ユニット8の統合制御部81から印刷ジョブデータの画像形成を指示する制御信号(画像形成指示信号)を受信した場合には、ユニット内LAN13を介して画像形成指示信号を画像形成制御部20に送る。その際に、画像形成ユニット2が例えばスリープモードに設定されていた場合には、機内LAN監視部29は、画像形成ユニット2にジョブモードを設定する設定処理を実行する。すなわち、機内LAN監視部29は、スイッチSW2をオンに設定し、画像形成制御部20およびサブ制御部(プロセス制御部21、給紙制御部22、用紙搬送制御部23)に制御電力(5V)を供給する。それにより、画像形成制御部20およびサブ制御部は起動される。そして、起動された画像形成制御部20は、スイッチSW4をオンに設定し、各機構部(画像形成機構部24、給紙機構部25、用紙搬送機構部26)に駆動電力(24V)を供給して、画像形成ユニット2にジョブモードを設定する。
また、機内LAN監視部29は、画像形成ユニット2にスリープモードが設定された場合に画像形成ユニット2内の設定を監視する。そして、画像形成ユニット2内の設定に変動が生じた場合には、画像形成ユニット2内の設定の変動を示す制御信号を機内LAN10を介して他の各ユニットにブロードキャストする。
例えば、機内LAN監視部29は、画像形成ユニット2にスリープモードが設定された場合においてもスイッチSW3を常時オンに設定し、給紙検知部25Bに制御電力(5V)を供給する。それにより、給紙検知部25Bを常時、動作状態に設定しておく。そして、機内LAN監視部29は、ユニット内LAN13を介して検知手段の一例としての着脱検知センサ(不図示)の検知情報を取得する。さらには、着脱検知センサの検知情報に基づき、用紙収容容器41の画像形成ユニット2からの着脱を監視する。また、機内LAN監視部29は、ユニット内LAN13を介して検知手段の一例としてのサイズ検知センサ(不図示)の検知情報を取得する。そして、サイズ検知センサの検知情報に基づき、用紙収容容器41に収容された用紙P1の用紙サイズの変更を監視する。また、機内LAN監視部29は、ユニット内LAN13を介して検知手段の一例としての残量検知センサ(不図示)の検知情報を取得する。そして、残量検知センサの検知情報に基づき、用紙P1の残量の変更を監視する。
なお、機内LAN監視部29は、監視対象の変動を検知できる時間間隔内である予め定めた時間間隔でスイッチSW3をオンに設定してもよい。それにより、給紙検知部25Bへの制御電力(5V)の供給を間欠的に行うことで、消費電力のさらなる低減が図られる。
それにより、機内LAN監視部29は、画像形成ユニット2での設定の変動として、用紙収容容器41の着脱や、用紙収容容器41に収容された用紙P1の用紙サイズの変更や、用紙P1の残量が予め定めた量以下となる変更があった場合には、その情報を示した制御信号を機内LAN10にブロードキャストする。
また、機内LAN監視部29は、画像形成ユニット2内での設定の変動に対応させて、画像形成ユニット2が直ちに機能できる設定とする設定処理を実行する。例えば、画像形成ユニット2での設定の変動として用紙収容容器41の着脱を検知した場合には、スイッチSW2をオンに設定し、画像形成制御部20およびサブ制御部(プロセス制御部21、給紙制御部22、用紙搬送制御部23)に制御電力(5V)を供給する。また、起動された画像形成制御部20に、用紙収容容器41が着脱された旨の情報を送信する。それにより、画像形成制御部20は、一旦、画像形成ユニット2にジョブモードを設定する。
すなわち、画像形成制御部20は、画像形成ユニット2にジョブモードを設定する旨の制御信号を機内LAN監視部29を介して機内LAN10に送信する。それにより、システム制御ユニット8は、スイッチSW1をオンに設定する。それによって、駆動用電源94から駆動電力が第2電力ライン11bに出力される。また、画像形成制御部20は、スイッチSW4をオンに設定する。それにより、給紙機構部25Aに駆動電力が供給され、着脱された用紙収容容器41の昇降機構が動作し、用紙収容容器41を載せたエレベータを上昇させる。そして、用紙収容容器41に収容された用紙P1が給紙ロール42に押し当たる位置(ホームポジション)に用紙収容容器41を設置する。
用紙収容容器41をホームポジションに設置すると、画像形成制御部20は、ジョブモードを元のスリープモードの設定に戻す。その際に、画像形成制御部20は、画像形成ユニット2にスリープモードを設定する旨の制御信号を機内LAN監視部29を介して機内LAN10に送信する。それにより、システム制御ユニット8は、スイッチSW1をオフに設定する。また、画像形成制御部20は、スイッチSW4をオフに設定する。さらに、機内LAN監視部29をスイッチSW2をオフに設定するように制御する。
このように、本実施の形態では、画像形成ユニット2内での設定の変動に対応させて、制御信号に応じて画像形成ユニット2が直ちに機能できる設定としておく。それにより、画像形成ユニット2をスリープモードの設定に戻した場合にも、機内LAN監視部29がシステム制御ユニット8から画像形成指示信号を受信した場合には、画像形成ユニット2が直ちに機能できる設定に短時間で復帰させることができる。すなわち、制御信号に応じて画像形成ユニット2を機能できる設定にしておくことにより、ジョブモードの復帰後に用紙収容容器41をホームポジションに設置する動作を行う時間が短縮される。また、システム制御ユニット8から画像形成指示信号を受信しない状態では、スリープモードが維持されるので、消費電力の低減が図られる。
一方、画像形成制御部20は、画像形成ユニット2にスタンバイモードまたはジョブモードが設定された状態において、機内LAN10により接続されたシステム制御ユニット8の制御に従って、ユニット内LAN13で接続された各サブ制御部(プロセス制御部21、給紙制御部22、用紙搬送制御部23)を制御する。
また、画像形成制御部20は、画像形成ユニット2にスタンバイモードまたはジョブモードが設定された状態において、システム制御ユニット8による制御の下で、画像形成ユニット2の電源モードの遷移を制御する。すなわち、画像形成制御部20は、システム制御ユニット8によって設定された、スリープモード、スタンバイモード、ジョブモード等の電源モードを画像形成ユニット2に設定して、画像形成ユニット2の動作状態を制御する。すなわち、システム制御ユニット8がスリープモードまたはスタンバイモードを設定した場合には、画像形成制御部20は、スイッチSW4をオフに設定する。また、システム制御ユニット8がスリープモードを設定した場合には、画像形成制御部20は、スイッチSW2をオフに設定するように機内LAN監視部29を制御する。
さらには、画像形成制御部20は、画像形成ユニット2にスタンバイモードまたはジョブモードが設定された状態において、機内LAN10から送信された各ユニットからの制御信号に基づいて、自らの判断で、画像形成ユニット2の電源モードを設定する。例えば、スタンバイモードまたはジョブモードの設定時に、FAXユニット5が着信したファクシミリデータをメモリユニット7に設けられた親展ボックス等に記憶することを指示する制御信号を機内LAN10から受信した場合には、画像形成ユニット2での動作・処理を行う必要がない。そのため、画像形成制御部20は、予め定めたスリープモードへの移行条件を満たした場合には、自らの判断で画像形成ユニット2をスリープモードへ移行させる。
また、機内LAN監視部29は、画像形成ユニット2にスリープモードが設定された状態において、機内LAN10から送信された各ユニットからの制御信号によっては、自らの判断で、画像形成ユニット2の電源モードを設定する。例えば、FAXユニット5が着信したファクシミリデータをメモリユニット7に設けられた親展ボックス等に記憶することを指示する制御信号を機内LAN10から受信した場合には、画像形成ユニット2での動作・処理を行う必要がない。そのため、機内LAN監視部29は、自らの判断で画像形成ユニット2をスリープモードに維持する。
このように、画像形成ユニット2の画像形成制御部20は、画像形成ユニット2にスタンバイモードまたはジョブモードが設定された状態において、自らの判断により、自らの基準に基づき、電源モードの設定を制御する。また、機内LAN監視部29は、画像形成ユニット2にスリープモードが設定された状態において、画像形成ユニット2が直ちに機能できる設定とする設定処理を実行する。さらには、機内LAN10から送信された各ユニットからの制御信号に応じて、自らの判断により、自らの基準に基づき、画像形成ユニット2にスリープモードを継続させ、またはスタンバイモードに復帰させる。
なお、プロセス制御部21が制御する画像形成機構部24には、図1にも示したが、感光体ドラム31、帯電器32、露光器33、現像器34、クリーナ35、中間転写ベルト36、一次転写ロール37、二次転写ロール38、定着器139が含まれる。
給紙制御部22が制御する給紙機構部25Aには、給紙ロール42、ガイドロール43、用紙収容容器41を昇降させる昇降機構が含まれる。
給紙制御部22が制御する給紙検知部25Bには、用紙収容容器41の着脱検知センサ、サイズ検知センサ、残量検知センサが含まれる。
用紙搬送制御部23が制御する用紙搬送機構部26には、ガイドロール44、搬送ロール45、レジストロール46、搬送ロール47、搬出ロール148が含まれる。また、両面搬送路R2に沿って配置された搬送ロール149、手差し用紙収容部191、給紙ロール92、手差し用紙収容部191からの搬送経路R3に沿って配置された搬送ロール193が含まれる。
〈トレイユニットの説明〉
次に、トレイユニット6について説明する。
上記の図1に示したように、トレイユニット6は、上下方向に縦列的に配置された用紙供給機能部の一例としての3つのサブトレイユニット6A〜6Cと、サブトレイユニット6A〜6Cに横列して配置された用紙供給機能部の一例としての大容量のサブトレイユニット6Dとを備えている。
サブトレイユニット6Aは、機構部(後段図4の第1機構部65A)として、用紙P2を収容する用紙収容部の一例としての第1用紙収容容器51、第1用紙収容容器51から用紙P2を繰り出す給紙機構の一例としての給紙ロール52、第1用紙収容容器51から繰り出された用紙P2を画像形成ユニット2に導く用紙搬送機構の一例としてのガイドロール53、サブトレイユニット6B,6Cから搬送される用紙Pを画像形成ユニット2に導く用紙搬送機構の一例としてのガイドロール54を備えている。さらに、第1用紙収容容器51に収容された用紙P2を給紙ロール52に押し当たる位置と離隔する位置との間で昇降させる給紙機構の一例としての昇降機構(不図示)を備えている。
また、サブトレイユニット6Aは、検知部(後段図4の第1検知部65B)として、第1用紙収容容器51がトレイユニット6から着脱されたことを検知する検知手段の一例としての着脱検知センサ(不図示)、第1用紙収容容器51に収容された用紙P2の用紙サイズを検知する検知手段の一例としてのサイズ検知センサ(不図示)、第1用紙収容容器51に収容された用紙P2の残量が予め定めた量以下か否かを検知する検知手段の一例としての残量検知センサ(不図示)を備えている。
サブトレイユニット6Bは、機構部(後段図4の第2機構部66A)として、用紙P3を収容する用紙収容部の一例としての第2用紙収容容器61、第2用紙収容容器61から用紙P3を繰り出す給紙機構の一例としての給紙ロール62、第2用紙収容容器61から繰り出された用紙P3をサブトレイユニット6Aに導く用紙搬送機構の一例としてのガイドロール63、サブトレイユニット6Cから搬送される用紙Pをサブトレイユニット6Aに導く用紙搬送機構の一例としてのガイドロール64を備えている。さらに、第2用紙収容容器61に収容された用紙P3を給紙ロール62に押し当たる位置と離隔する位置との間で昇降させる給紙機構の一例としての昇降機構(不図示)を備えている。
また、サブトレイユニット6Bは、検知部(後段図4の第2検知部66B)として、第2用紙収容容器61がトレイユニット6から着脱されたことを検知する検知手段の一例としての着脱検知センサ(不図示)、第2用紙収容容器61に収容された用紙P3の用紙サイズを検知する検知手段の一例としてのサイズ検知センサ(不図示)、第2用紙収容容器61に収容された用紙P3の残量が予め定めた量以下か否かを検知する検知手段の一例としての残量検知センサ(不図示)を備えている。
サブトレイユニット6Cは、機構部(後段図4の第3機構部67A)として、用紙P4を収容する用紙収容部の一例としての第3用紙収容容器71、第3用紙収容容器71から用紙P4を繰り出す給紙機構の一例としての給紙ロール72、第3用紙収容容器71から繰り出された用紙P4をサブトレイユニット6Bに導く用紙搬送機構の一例としてのガイドロール73を備えている。さらに、第3用紙収容容器71に収容された用紙P4を給紙ロール72に押し当たる位置と離隔する位置との間で昇降させる給紙機構の一例としての昇降機構(不図示)を備えている。
また、サブトレイユニット6Cは、検知部(後段図4の第3検知部67B)として、第3用紙収容容器71がトレイユニット6から着脱されたことを検知する検知手段の一例としての着脱検知センサ(不図示)、第3用紙収容容器71に収容された用紙P4の用紙サイズを検知する検知手段の一例としてのサイズ検知センサ(不図示)、第3用紙収容容器71に収容された用紙P4の残量が予め定めた量以下か否かを検知する検知手段の一例としての残量検知センサ(不図示)を備えている。
さらに、サブトレイユニット6Dは、機構部(後段図4の第4機構部68A)として、用紙P5を収容する用紙収容部の一例としての大容量の第4用紙収容容器181、第4用紙収容容器181から用紙P5を繰り出す給紙機構の一例としての給紙ロール182、第4用紙収容容器181から繰り出された用紙P5を画像形成ユニット2に導く用紙搬送機構の一例としてのガイドロール83を備えている。さらに、第4用紙収容容器181に収容された用紙P5を給紙ロール182に押し当たる位置と離隔する位置との間で昇降させる給紙機構の一例としての昇降機構(不図示)を備えている。
また、サブトレイユニット6Dは、検知部(後段図4の第4検知部68B)として、第4用紙収容容器181がトレイユニット6から着脱されたことを検知する検知手段の一例としての着脱検知センサ(不図示)、第4用紙収容容器181に収容された用紙P5の用紙サイズを検知する検知手段の一例としてのサイズ検知センサ(不図示)、第4用紙収容容器181に収容された用紙P5の残量が予め定めた量以下か否かを検知する検知手段の一例としての残量検知センサ(不図示)を備えている。
〈トレイユニットの機能構成の説明〉
次に、トレイユニット6の機能構成を説明する。
図4は、トレイユニット6の機能構成を説明する図である。用紙供給機能部であるトレイユニット6は、トレイユニット6の全体を制御する制御手段の一例としてのトレイ制御部60を備えている。また、各機構部および各検知部を個別に制御する制御手段の一例としてのサブ制御部として、サブトレイユニット6Aの機構部(第1機構部65A)および検知部(第1検知部65B)を制御する第1サブ制御部111、サブトレイユニット6Bの機構部(第2機構部66A)および検知部(第2検知部66B)を制御する第2サブ制御部112、サブトレイユニット6Cの機構部(第3機構部67A)および検知部(第3検知部67B)を制御する第3サブ制御部113、サブトレイユニット6Dの機構部(第4機構部68A)および検知部(第4検知部68B)を制御する第4サブ制御部114を備えている。さらには、上記した機内LAN監視部69を備えている。
トレイ制御部60、サブ制御部(第1サブ制御部111、第2サブ制御部112、第3サブ制御部113、第4サブ制御部114)、および機内LAN監視部69は、ユニット内LAN13で接続され、相互間の通信を実現している。
また、トレイユニット6は、電力供給ユニット9の制御用電源93から第1電力ライン11aを介して出力される制御電力(5V)についての、機内電力ライン14bを介するトレイ制御部60およびサブ制御部(第1サブ制御部111、第2サブ制御部112、第3サブ制御部113、第4サブ制御部114)への供給をオンオフ切換えするスイッチSW5を備えている。
また、トレイユニット6は、第1電力ライン11aを介して出力される制御電力(5V)についての、機内電力ライン14aを介する各検知部(第1検知部65B、第2検知部66B、第3検知部67B、第4検知部68B)への供給をオンオフ切換えするスイッチSW6を備えている。
さらに、トレイユニット6は、電力供給ユニット9の駆動用電源94から第2電力ライン11bを介して出力される駆動電力(24V)についての、機内電力ライン15を介する各機構部(第1機構部65A、第2機構部66A、第3機構部67A、第4機構部68A)への供給をオンオフ切換えするスイッチSW7を備えている。
上記したように、機内LAN監視部69は、機内LAN10に接続され、機内LAN10を介して他の各ユニットからブロードキャストされる制御信号を監視している。そして、機内LAN監視部69は、機内LAN10を介して制御信号を受信した場合には、トレイユニット6が直ちに機能できる設定とする設定処理を実行する。
例えば、機内LAN監視部69は、システム制御ユニット8の統合制御部81から印刷ジョブデータの画像形成を指示する制御信号(画像形成指示信号)を受信した場合には、ユニット内LAN13を介して画像形成指示信号をトレイ制御部60に送る。その際に、トレイユニット6に例えばスリープモードが設定されていた場合には、機内LAN監視部69は、トレイユニット6にジョブモードを設定する設定処理を実行する。すなわち、機内LAN監視部69は、スイッチSW5をオンに設定し、トレイ制御部60およびサブ制御部(第1サブ制御部111、第2サブ制御部112、第3サブ制御部113、第4サブ制御部114)に制御電力(5V)を供給する。それにより、トレイ制御部60およびサブ制御部は起動される。また、起動されたトレイ制御部60は、スイッチSW7をオンに設定し、各機構部(第1機構部65A、第2機構部66A、第3機構部67A、第4機構部68A)に駆動電力(24V)を供給する。
また、機内LAN監視部69は、トレイユニット6にスリープモードが設定された場合にトレイユニット6内の設定を監視する。そして、トレイユニット6内の設定に変動が生じた場合には、トレイユニット6内の設定の変動を示す制御信号を機内LAN10を介して他の各ユニットにブロードキャストする。
例えば、機内LAN監視部69は、スリープモードが設定された場合においてもスイッチSW6を常時オンに設定し、各検知部(第1検知部65B、第2検知部66B、第3検知部67B、第4検知部68B)に制御電力(5V)を供給する。それにより、各検知部を常時、動作状態に設定しておく。そして、機内LAN監視部69は、ユニット内LAN13を介して各検知部に設けられた検知手段の一例としての着脱検知センサ(不図示)の検知情報を取得する。そして、着脱検知センサの検知情報に基づき、第1用紙収容容器51、第2用紙収容容器61、第3用紙収容容器71、および第4用紙収容容器181のトレイユニット6からの着脱を監視する。また、機内LAN監視部69は、ユニット内LAN13を介して検知手段の一例としてのサイズ検知センサ(不図示)の検知情報を取得する。そして、サイズ検知センサの検知情報に基づき、各用紙収容容器に収容された用紙Pの用紙サイズの変更を監視する。また、機内LAN監視部69は、ユニット内LAN13を介して検知手段の一例としての残量検知センサ(不図示)の検知情報を取得する。そして、残量検知センサの検知情報に基づき、各用紙収容容器に収容された用紙Pの残量の変更を監視する。
なお、機内LAN監視部69は、監視対象の変動を検知できる時間間隔内である予め定めた時間間隔でスイッチSW6をオンに設定してもよい。それにより、各検知部への制御電力(5V)の供給を間欠的に行うことで、消費電力のさらなる低減が図られる。
それにより、機内LAN監視部69は、トレイユニット6での設定の変動として、各用紙収容容器の着脱や、各用紙収容容器に収容された用紙P2〜P5の用紙サイズの変更や、用紙P2〜P5の残量が予め定めた量以下となる変更があった場合には、その情報を示した制御信号を機内LAN10にブロードキャストする。
また、機内LAN監視部69は、トレイユニット6内での設定の変動に対応させて、トレイユニット6が直ちに機能できる設定とする設定処理を実行する。例えば、トレイユニット6での設定の変動として用紙収容容器の一または複数の着脱を検知した場合には、スイッチSW5をオンに設定し、トレイ制御部60およびサブ制御部(第1サブ制御部111、第2サブ制御部112、第3サブ制御部113、第4サブ制御部114)に制御電力(5V)を供給する。また、起動されたトレイ制御部60に、用紙収容容器の一または複数が着脱された旨の情報を送信する。それにより、トレイ制御部60は、一旦、トレイユニット6にジョブモードを設定する。
すなわち、トレイ制御部60は、トレイユニット6にジョブモードを設定する旨の制御信号を機内LAN監視部69を介して機内LAN10に送信する。それにより、システム制御ユニット8は、スイッチSW1をオンに設定する。それによって、駆動用電源94から駆動電力が第2電力ライン11bに出力される。また、トレイ制御部60は、スイッチSW7をオンに設定する。それにより、各機構部(第1機構部65A、第2機構部66A、第3機構部67A、第4機構部68A)に駆動電力が供給され、着脱された用紙収容容器の昇降機構が動作し、用紙収容容器を載せたエレベータを上昇させる。そして、用紙収容容器に収容された用紙P2〜P5が給紙ロールに押し当たる位置(ホームポジション)に用紙収容容器を設置する。
着脱された用紙収容容器をホームポジションに設置すると、トレイ制御部60は、ジョブモードを元のスリープモードの設定に戻す。その際に、トレイ制御部60は、トレイユニット6にスリープモードを設定する旨の制御信号を機内LAN監視部69を介して機内LAN10に送信する。それにより、システム制御ユニット8は、スイッチSW1をオフに設定する。また、トレイ制御部60は、スイッチSW7をオフに設定する。さらに、機内LAN監視部69をスイッチSW5をオフに設定するように制御する。
このように、本実施の形態では、トレイユニット6内での設定の変動に対応させて、制御信号に応じてトレイユニット6が直ちに機能できる設定としておく。それにより、トレイユニット6をスリープモードの設定に戻した場合にも、機内LAN監視部69がシステム制御ユニット8から画像形成指示信号を受信した場合には、トレイユニット6が直ちに機能できる設定に短時間で復帰させることができる。すなわち、トレイユニット6を機能できる設定にしておくことにより、ジョブモードの復帰後において、着脱された用紙収容容器をホームポジションに設置する動作を行う時間が短縮される。また、システム制御ユニット8から画像形成指示信号を受信しない状態では、スリープモードが維持されるので、消費電力の低減が図られる。
一方、トレイ制御部60は、トレイユニット6にスタンバイモードまたはジョブモードが設定された状態において、機内LAN10により接続されたシステム制御ユニット8の制御に従って、ユニット内LAN13で接続された各サブ制御部(第1サブ制御部111、第2サブ制御部112、第3サブ制御部113、第4サブ制御部114)を制御する。
また、トレイ制御部60は、トレイユニット6にスタンバイモードまたはジョブモードが設定された状態において、システム制御ユニット8による制御の下で、トレイユニット6の電源モードの遷移を制御する。すなわち、トレイ制御部60は、システム制御ユニット8によって設定された、スリープモード、スタンバイモード、ジョブモード等の電源モードをトレイユニット6に設定して、トレイユニット6の動作状態を制御する。すなわち、システム制御ユニット8がジョブモードからスリープモードまたはスタンバイモードへの移行を設定した場合には、トレイ制御部60は、スイッチSW7をオフに設定する。また、システム制御ユニット8がスリープモードまたはスタンバイモードからスリープモードへの移行を設定した場合には、トレイ制御部60は、スイッチSW5をオフに設定するように機内LAN監視部69を制御する。
さらには、トレイ制御部60は、トレイユニット6にスタンバイモードまたはジョブモードが設定された状態において、機内LAN10から送信された各ユニットからの制御信号に基づいて、自らの判断で、トレイユニット6の電源モードを設定する。例えば、スタンバイモードまたはジョブモードの設定時に、FAXユニット5が着信したファクシミリデータをメモリユニット7に設けられた親展ボックス等に記憶することを指示する制御信号を機内LAN10から受信した場合には、トレイユニット6での動作・処理を行う必要がない。そのため、トレイ制御部60は、予め定めたスリープモードへの移行条件を満たした場合には、自らの判断でトレイユニット6をスリープモードへ移行させる。
また、機内LAN監視部69は、トレイユニット6にスリープモードが設定された状態において、機内LAN10から送信された各ユニットからの制御信号に基づいて、自らの判断で、トレイユニット6の電源モードを設定する。例えば、FAXユニット5が着信したファクシミリデータをメモリユニット7に設けられた親展ボックス等に記憶することを指示する制御信号を機内LAN10から受信した場合には、トレイユニット6での動作・処理を行う必要がない。そのため、機内LAN監視部69は、自らの判断でトレイユニット6をスリープモードに維持する。
このように、トレイユニット6のトレイ制御部60は、トレイユニット6にスタンバイモードまたはジョブモードが設定された状態において、自らの判断により、自らの基準に基づき、電源モードの設定を制御する。また、機内LAN監視部69は、トレイユニット6にスリープモードが設定された状態において、トレイユニット6が直ちに機能できる設定とする設定処理を実行する。さらには、機内LAN10から送信された各ユニットからの制御信号に応じて、自らの判断により、自らの基準に基づき、トレイユニット6にスリープモードを継続させ、またはスタンバイモードに復帰させる。
なお、第1サブ制御部111が制御する第1機構部65Aには、図1にも示したが、給紙ロール52、ガイドロール53、ガイドロール54、第1用紙収容容器51を昇降させる昇降機構が含まれる。また、第1検知部65Bには、第1用紙収容容器51の着脱検知センサ、サイズ検知センサ、残量検知センサが含まれる。
第2サブ制御部112が制御する第2機構部66Aには、給紙ロール62、ガイドロール63、ガイドロール64、第2用紙収容容器61を昇降させる昇降機構が含まれる。また、第2検知部66Bには、第2用紙収容容器61の着脱検知センサ(不図示)、サイズ検知センサ、残量検知センサが含まれる。
第3サブ制御部113が制御する第3機構部67Aには、給紙ロール72、ガイドロール73、第3用紙収容容器71を昇降させる昇降機構が含まれる。また、第3検知部67Bには、第3用紙収容容器71の着脱検知センサ、サイズ検知センサ、残量検知センサが含まれる。
第4サブ制御部114が制御する第4機構部68Aには、給紙ロール182、ガイドロール83、第4用紙収容容器181を昇降させる昇降機構が含まれる。また、第4検知部68Bには、第4用紙収容容器181の着脱検知センサ、サイズ検知センサ、残量検知センサが含まれる。
また、画像読取ユニット3、UIユニット4、FAXユニット5、メモリユニット7においても、上記した画像形成ユニット2やトレイユニット6と同様にして、電源モードが制御される。
〈用紙収容容器の設定に変動があった場合の処理の説明〉
続いて、画像形成ユニット2およびトレイユニット6の一方または双方にスリープモードが設定された状態において、画像形成ユニット2の用紙収容容器41、トレイユニット6の各用紙収容容器(第1用紙収容容器51、第2用紙収容容器61、第3用紙収容容器71、第4用紙収容容器181)の何れか一または複数の設定に変動があった場合の処理について説明する。
まず、画像形成ユニット2にスリープモードが設定された状態において、画像形成ユニット2の用紙収容容器41が着脱された場合の処理について述べる。図5は、用紙収容容器41が着脱された場合における画像形成ユニット2での処理内容の一例を示したフローチャートである。
機内LAN監視部29は、ユニット内LAN13を介して給紙検知部25Bの着脱検知センサ(不図示)から検知情報を取得する(S101)。そして、着脱検知センサの検知情報に基づき、用紙収容容器41の画像形成ユニット2からの着脱を監視する(S102)。
機内LAN監視部29は、用紙収容容器41の着脱を検知しない場合には(S102でNo)、ステップ101に戻って、用紙収容容器41の着脱の監視を継続する。
一方、画像形成ユニット2での設定の変動として用紙収容容器41の着脱を検知した場合には(S102でYes)、機内LAN監視部29は、スイッチSW2をオンに設定し、画像形成制御部20およびサブ制御部(プロセス制御部21、給紙制御部22、用紙搬送制御部23)に制御電力(5V)を供給する(S103)。
それとともに、機内LAN監視部29は、用紙収容容器41の着脱があった旨の情報を示した制御信号を機内LAN10にブロードキャストする(S104)。それにより、システム制御ユニット8を含む各ユニットは、用紙収容容器41の着脱があった旨を把握する。
さらに、機内LAN監視部29は、ステップ103での制御電力の供給によって起動された画像形成制御部20に、用紙収容容器41が着脱された旨の情報を送信する(S105)。
画像形成制御部20は、機内LAN監視部29から用紙収容容器41が着脱された旨の情報を取得すると、画像形成ユニット2にジョブモードを設定する旨の制御信号を機内LAN監視部29を介して機内LAN10に送信する(S106)。それにより、システム制御ユニット8は、スイッチSW1をオンに設定し、駆動用電源94から駆動電力が第2電力ライン11bに出力される。
そして、画像形成制御部20は、スイッチSW4をオンに設定し、給紙機構部25Aに駆動電力(24V)を供給する(S107)。それによって、着脱された用紙収容容器41の昇降機構を動作させ、用紙収容容器41を載せたエレベータを上昇させて、用紙収容容器41に収容された用紙P1が給紙ロール42に押し当たる位置(ホームポジション)に用紙収容容器41を設置する(S108)。
このように、画像形成ユニット2にスリープモードが設定された状態において画像形成ユニット2の用紙収容容器41が着脱された場合には、画像形成ユニット2は、機内LAN監視部29および画像形成制御部20による自らの判断により、自らの基準に基づき、ジョブモードに復帰する。そして、給紙機構部25Aの昇降機構を動作させ、用紙収容容器41をホームポジションに設置する。それにより、画像形成ユニット2には、画像形成ユニット2が直ちに機能できる設定がなされる。そのため、画像形成ユニット2に再度スリープモードが設定された後に、スリープモードからジョブモードに復帰する際には、用紙収容容器41をホームポジションに設置する動作を改めて行う必要がない。その結果、スリープモードから画像形成ユニット2が直ちに機能できる状態に復帰するまでの復帰時間が短縮される。
画像形成ユニット2にスタンバイモードが設定された状態においても、同様に、給紙機構部25Aに駆動電力(24V)を供給して、用紙収容容器41をホームポジションに設置する。ただし、この場合には、用紙収容容器41の着脱は給紙制御部22が監視する。そして、給紙制御部22が画像形成制御部20に用紙収容容器41が着脱された旨の情報を送信する。
なお、図5に例示したフローチャートの処理は、トレイユニット6においても同様に、第1用紙収容容器51、第2用紙収容容器61、第3用紙収容容器71、および第4用紙収容容器181の何れか一または複数が着脱された場合に行われる。
また、図5のステップ104にて、画像形成ユニット2の機内LAN監視部29は、用紙収容容器41の着脱があった旨の情報を記憶手段の一例としての不揮発性メモリ(NVM)27(図3参照)に一旦記憶するように設定してもよい。そして、システム制御ユニット8がスリープモードから復帰した旨の制御信号を機内LAN10から取得した後に、機内LAN監視部29は、不揮発性メモリ27に記憶した用紙収容容器41の着脱があった旨の情報を示した制御信号を機内LAN10にブロードキャストするように設定してもよい。
トレイユニット6においても同様に、第1用紙収容容器51、第2用紙収容容器61、第3用紙収容容器71、および第4用紙収容容器181の何れか一または複数の着脱があった旨の情報を記憶手段の一例としての不揮発性メモリ(NVM)115(図4参照)に一旦記憶するように設定してもよい。そして、システム制御ユニット8がスリープモードから復帰した旨の制御信号を機内LAN10から取得した後に、機内LAN監視部69は、不揮発性メモリ115に記憶した用紙収容容器の着脱があった旨の情報を示した制御信号を機内LAN10にブロードキャストするように設定してもよい。
次に、画像形成ユニット2にスリープモードが設定された状態において、画像形成ユニット2の用紙収容容器41に収容された用紙P1の用紙サイズの変更や、用紙P1の残量が予め定めた量以下となる変更があった場合の処理について述べる。図6は、用紙収容容器41に収容された用紙P1の用紙サイズの変更があった場合における画像形成装置1での処理内容の一例を示したフローチャートである。
機内LAN監視部29は、ユニット内LAN13を介して給紙検知部25Bのサイズ検知センサ(不図示)から検知情報を取得する(S201)。そして、サイズ検知センサの検知情報に基づき、用紙収容容器41に収容された用紙P1の用紙サイズの変更を監視する(S202)。
機内LAN監視部29は、用紙P1の用紙サイズの変更を検知しない場合には(S202でNo)、ステップ201に戻って、用紙P1の用紙サイズの変更の監視を継続する。
一方、画像形成ユニット2での設定の変動として用紙P1の用紙サイズの変更を検知した場合には(S202でYes)、機内LAN監視部29は、用紙収容容器41に収容された用紙P1の用紙サイズに変更があった旨の情報を示した制御信号を機内LAN10にブロードキャストする(S203)。それにより、システム制御ユニット8を含む各ユニットは、用紙P1の用紙サイズに変更があった旨の情報を取得する。
用紙P1の用紙サイズに変更があった旨の情報を機内LAN10から取得したシステム制御ユニット8は、変更された用紙P1の用紙サイズを記憶部82に記憶する(S204)。ここでの記憶部82は、画像形成ユニット2の用紙収容容器41、およびトレイユニット6の各用紙収容容器(第1用紙収容容器51、第2用紙収容容器61、第3用紙収容容器71、第4用紙収容容器181)に収容された用紙P1〜P5の用紙サイズおよび用紙残量を記憶するメモリとして機能する。
図6に例示したフローチャートの処理は、トレイユニット6においても同様に、第1用紙収容容器51、第2用紙収容容器61、第3用紙収容容器71、および第4用紙収容容器181の何れか一または複数に収容された用紙P2〜P5の用紙サイズが変更された場合に行われる。
また、画像形成ユニット2の用紙収容容器41に収容された用紙P1の残量が予め定めた量以下となる変更があった場合や、トレイユニット6の第1用紙収容容器51、第2用紙収容容器61、第3用紙収容容器71、および第4用紙収容容器181に収容された用紙P1の残量が予め定めた量以下となる変更があった場合にも、図6に例示したフローチャートの処理と同様な処理が行われる。
その結果として、記憶部82には、画像形成ユニット2の用紙収容容器41、およびトレイユニット6の各用紙収容容器(第1用紙収容容器51、第2用紙収容容器61、第3用紙収容容器71、第4用紙収容容器181)に収容された用紙P1〜P5の用紙サイズおよび用紙残量に関する最新の情報が記憶される。
そして、システム制御ユニット8は、外部LAN監視部88が外部機器から自身に向けた印刷ジョブデータを受信した場合には、記憶部82に記憶された各用紙収容容器に収容された用紙P1〜P5の用紙サイズおよび用紙残量に関する最新の情報に基づき、受信した印刷ジョブデータに関する画像処理を行う。
すなわち、システム制御ユニット8は、印刷ジョブデータに指定された用紙サイズの用紙が各用紙収容容器の何れかに収容されている場合には、印刷ジョブデータに指定された用紙サイズでの画像処理を行う。一方、印刷ジョブデータに指定された用紙サイズの用紙が各用紙収容容器の何れにも収容されていない場合には、印刷ジョブデータをメモリユニット7に記憶するか、または記憶部82に記憶された各用紙収容容器に収容された用紙P1〜P5の用紙サイズの何れかに合わせた画像処理を行う。
また、その場合に、用紙残量が予め定めた量以下である用紙P1〜P5が印刷ジョブデータに指定された場合には、印刷ジョブデータを記憶部82に記憶するか、または記憶部82に記憶された用紙残量が予め定めた量を超える用紙P1〜P5の何れかに合わせた画像処理を行うように設定してもよい。
このように、システム制御ユニット8には、画像形成ユニット2およびトレイユニット6の各用紙収容容器に収容された用紙P1〜P5の用紙サイズおよび用紙残量に関する最新の情報が記憶部82に記憶されることで、システム制御ユニット8が直ちに画像処理機能を実行できる設定がなされる。それにより、システム制御ユニット8は、外部LAN監視部88が外部機器から自身に向けた印刷ジョブデータを受信した場合には、受信した印刷ジョブデータに関する処理を直ちに開始できる。その結果、画像形成装置1がスリープモードに設定された状態で印刷ジョブデータを受信した際には、画像形成装置1がスリープモードからジョブモードに復帰するまでの復帰時間が短縮される。
また、印刷ジョブデータに指定された用紙サイズでの画像処理が行われたが、印刷ジョブデータに指定された用紙サイズの用紙が各用紙収容容器の何れにも収容されていないために、画像形成処理を中止せざるを得ない状態が回避される。すなわち、システム制御ユニット8にて一旦画像処理を開始すると、画像データは元に戻せない。そのため、印刷ジョブデータに指定された用紙サイズでの画像処理を開始すると、印刷ジョブデータに含まれる画像データを出力する用紙が各用紙収容容器の何れにも収容されていない場合には、画像データを出力できないという事態が生じる。これに対して、本実施の形態では、各用紙収容容器に収容された用紙P1〜P5の用紙サイズおよび用紙残量に関する最新の情報に基づき、印刷ジョブデータに関する画像処理を行う。そのため、各用紙収容容器に収容されていない用紙の用紙サイズでの画像処理が行われることはない。それにより、画像形成処理が中止される事態の発生が回避される。
上記のように、本実施の形態の画像形成装置1では、画像形成ユニット2およびトレイユニット6にスリープモードが設定された状態において、画像形成ユニット2およびトレイユニット6は、画像形成ユニット2の用紙収容容器41、およびトレイユニット6の各用紙収容容器(第1用紙収容容器51、第2用紙収容容器61、第3用紙収容容器71、第4用紙収容容器181)に収容された用紙P1〜P5の用紙サイズおよび用紙残量を監視する。そして、システム制御ユニット8は、用紙P1〜P5の用紙サイズおよび用紙残量に関する最新の情報を記憶する。それにより、システム制御ユニット8には、システム制御ユニット8が直ちに画像処理機能を実行できる設定がなされる。そのため、システム制御ユニット8は、外部LAN監視部88が外部機器から自身に向けた印刷ジョブデータを受信した場合には、受信した印刷ジョブデータに関して、各用紙収容容器に収容された用紙P1〜P5の用紙サイズおよび用紙残量に対応させた画像処理を直ちに開始できる。それにより、画像形成装置1がスリープモードに設定された状態で印刷ジョブデータを受信した際には、画像形成装置1がスリープモードからジョブモードに復帰するまでの復帰時間が短縮される。
ところで、上記の説明では、画像形成ユニット2およびトレイユニット6を例示したが、他のユニットでも同様に、ユニット内の設定を監視する。そして、ユニット内の設定に変動が生じた場合には、ユニット内の設定の変動を示す制御信号を機内LAN10を介して他の各ユニットにブロードキャストする。また、各ユニットは、自身のユニット内の設定に変動が生じた場合、および機内LAN10を介して他のユニットでの設定の変動を示す制御信号を取得した場合の何れかまたは双方において、自身のユニット内の設定の変動および/または他のユニットの設定の変動に対応させて、自身のユニットが制御信号に応じて直ちに機能できる設定とする設定処理を実行する。それにより、各ユニットが自身をスリープモードからジョブモードに復帰させる際の復帰時間の短縮が図られる。
〈用紙収容容器に収容された用紙のサイズに応じた定着器の制御の説明〉
上記したように、システム制御ユニット8の記憶部82には、画像形成ユニット2の用紙収容容器41、およびトレイユニット6の各用紙収容容器(第1用紙収容容器51、第2用紙収容容器61、第3用紙収容容器71、第4用紙収容容器181)に収容された用紙P1〜P5の用紙サイズおよび用紙残量に関する最新の情報が記憶される。画像形成ユニット2のプロセス制御部21は、記憶部82に記憶された用紙P1〜P5の用紙サイズおよび用紙残量に関する最新の情報に基づいて、画像形成機構部24に含まれる定着器139を制御するように構成してもよい。
ここで図7は、定着器139にて用紙を加熱する定着ロール391の内部に配置された2本のヒータを説明する図である。図7に示したように、本実施の形態の画像形成装置1の定着器139では、定着ロール391の内部に、定着ロール391の中央を基準として、例えばA3サイズ用紙の幅方向の長さで構成された加熱部材の一例としての第1ヒータ392と、例えばB5サイズ用紙の幅方向の長さで構成された加熱部材の一例としての第2ヒータ393とが配置されている。
画像形成ユニット2のプロセス制御部21は、スリープモードからジョブモードへの復帰時に定着器139を制御するに際して、画像形成ユニット2の用紙収容容器41、およびトレイユニット6の各用紙収容容器(第1用紙収容容器51、第2用紙収容容器61、第3用紙収容容器71、第4用紙収容容器181)に収容された用紙P1〜P5の用紙サイズに関する情報を利用する。
すなわち、画像形成ユニット2の機内LAN監視部29は、図6に例示したフローチャートによる処理によって、自身の用紙収容容器41に収容された用紙P1の用紙サイズに関する情報と、機内LAN10から取得したトレイユニット6の各用紙収容容器(第1用紙収容容器51、第2用紙収容容器61、第3用紙収容容器71、第4用紙収容容器181)に収容された用紙P2〜P5の用紙サイズに関する情報とを不揮発性メモリ(NVM)27(図3参照)に記憶しておく。画像形成ユニット2のプロセス制御部21は、スリープモードからジョブモードへの復帰時に、不揮発性メモリ(NVM)27に記憶された用紙P1〜P5の用紙サイズに関する情報をユニット内LAN13を介して取得する。そして、プロセス制御部21は、用紙P1〜P5の用紙サイズが、何れもB5サイズ以下の用紙であった場合には、B5サイズ用紙の幅方向の長さで構成された第2ヒータ393に通電する制御を行う。また、用紙P1〜P5の中の少なくとも1の用紙の用紙サイズが、B5サイズよりも大きな例えばA4サイズの用紙であった場合には、A3サイズ用紙の幅方向の長さで構成された第1ヒータ392に通電する制御を行う。
このように、B5サイズ用紙よりも大きな用紙サイズの用紙が画像形成ユニット2およびトレイユニット6の何れにも収容されていない場合には、第2ヒータ393を通電することで、定着ロール391のB5サイズ用紙が通過する領域を越えた領域を加熱することを抑えている。それにより、定着ロール391において加熱が必要となる領域での定着温度への到達時間(ウォームアップタイム)が短縮され、スリープモードからジョブモードに復帰させる復帰時間が短縮される。また、不要な電力消費も低減される。
次の図8は、画像形成ユニット2の画像形成制御部20のハードウェア構成を示した図である。図8に示したように、画像形成制御部20は、画像形成ユニット2内の設定の変動および/または他のユニットの設定の変動に対応させて、画像形成ユニット2が直ちに機能できる設定とする設定処理を実行するに際して、予め定められたプログラムに従ってデジタル演算処理を実行する演算手段の一例としてのCPU101、CPU101の作業領域として用いられるRAM102、CPU101により実行されるプログラム等にて用いられる設定値等のデータが格納されたROM103、書き換え可能で電源供給が途絶えた場合にもデータを保持するEEPROMやフラッシュメモリ等の不揮発性メモリ(NVM)104、システム制御ユニット8やユニット内LAN13を介して接続された各サブ制御部との信号の入出力を制御するインターフェース(I/F)部105を備えている。
ここで、メモリユニット7には画像形成制御部20により実行されるプログラムが格納されており、画像形成制御部20がこのプログラムを読み込むことによって、画像形成ユニット2内の設定の変動および/または他のユニットの設定の変動に対応させて、画像形成ユニット2が直ちに機能できる設定とする設定処理が実行される。すなわち、画像形成ユニット2内の設定の変動および/または他のユニットの設定の変動に対応させて、画像形成ユニット2が直ちに機能できる設定とする設定処理を実行するプログラム等が、例えばメモリユニット7としてのハードディスクやDVD−ROM等から画像形成制御部20のRAM102に読み込まれる。そして、RAM102に読み込まれたプログラムに基づいて、CPU101が各種処理を行う。このプログラムに関するその他の提供形態としては、予めROM103に格納された状態にて提供され、RAM102にロードされる形態がある。さらに、EEPROM等の書き換え可能なROM103を備えている場合には、画像形成制御部20がセッティングされた後に、プログラムだけがROM103にインストールされ、RAM102にロードされる形態がある。また、インターネット等の外部LAN12を介して画像形成制御部20にプログラムが伝送され、画像形成制御部20のROM103にインストールされ、RAM102にロードされる形態がある。
なお、トレイユニット6のトレイ制御部60等の他のユニットに配置される制御手段も、図8のハードウェア構成と同様に構成されている。
以上説明したように、本実施の形態の画像形成装置1では、各ユニットは自身のユニット内の設定を監視する。そして、各ユニットは、自身のユニット内の設定に変動が生じた場合には、自身のユニット内の設定の変動を示す制御信号を機内LAN10を介して他の各ユニットにブロードキャストする。各ユニットは、自身のユニット内の設定に変動が生じた場合、および機内LAN10を介して他のユニットでの設定の変動を示す制御信号を取得した場合の何れかまたは双方において、自身のユニット内の設定の変動および/または他のユニットの設定の変動に対応させて、自身のユニットが制御信号に応じて直ちに機能できる設定とする設定処理を実行する。それにより、各ユニットが自身をスリープモードからジョブモードに復帰させる際の復帰時間の短縮が図られる。
本実施の形態が適用される画像形成装置の全体構成の一例を示した図である。 画像形成装置の制御系統と電力供給系統とを説明する図である。 画像形成ユニットの機能構成を説明する図である。 トレイユニットの機能構成を説明する図である。 用紙収容容器が着脱された場合における画像形成ユニットでの処理内容の一例を示したフローチャートである。 用紙収容容器に収容された用紙の用紙サイズの変更があった場合における画像形成装置での処理内容の一例を示したフローチャートである。 定着器にて用紙を加熱する定着ロールの内部に配置された2本のヒータを説明する図である。 画像形成ユニットの機内LAN監視部のハードウェア構成を示した図である。
符号の説明
1…画像形成装置、2…画像形成ユニット、3…画像読取ユニット、4…ユーザインターフェース(UI)ユニット、5…ファクシミリ(FAX)ユニット、6…トレイユニット、6A〜6D…サブトレイユニット、7…メモリユニット、8…システム制御ユニット、9…電力供給ユニット、10…機内LAN、22…給紙制御部、25A…給紙機構部、25B…給紙検知部、29,39,49,59,69,79,89,99…機内LAN監視部、60…トレイ制御部、65A…第1機構部、65B…第1検知部、66A…第2機構部、66B…第2検知部、67A…第3機構部、67B…第3検知部、68A…第4機構部、68B…第4検知部

Claims (12)

  1. 自らを動作可能状態と当該動作可能状態よりも供給電力が低減された省電力状態とに制御可能であって、画像情報に基づき用紙に画像形成を行う画像形成機能部と、
    自らを動作可能状態と当該動作可能状態よりも供給電力が低減された省電力状態とに制御可能であって、前記画像形成機能部との間で画像形成に関連する情報または信号の送受信を行う複数の制御機能部と、
    前記画像形成機能部および複数の前記制御機能部の各々の間の通信を行う機内通信手段と、
    前記画像形成機能部および複数の前記制御機能部各々での設定の変動を検知する検知手段と、
    前記検知手段にて検知された前記画像形成機能部および複数の前記制御機能部各々での前記設定に関する変動情報を前記機内通信手段および当該検知手段の何れか一方または双方から取得する情報取得手段とを備え、
    前記画像形成機能部および前記制御機能部は、自らが省電力状態にある場合に、前記情報取得手段にて取得した前記変動情報に対応させて、自らの設定を動作指示に応じて機能可能な設定とする処理を行うことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記画像形成機能部は、前記省電力状態にて前記検知手段が用紙を収容する自身の用紙収容部の設定の変動を検知した場合に、自らを前記動作可能状態に移行させ、変動した当該用紙収容部の設定を元の設定に戻す処理を行うことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記制御機能部は、用紙を収容する用紙収容部から前記画像形成機能部に当該用紙を供給する用紙供給機能部を含み、
    前記用紙供給機能部は、前記省電力状態にて前記検知手段が前記用紙収容部の設定の変動を検知した場合に、自らを前記動作可能状態に移行させ、変動した当該用紙収容部の設定を元の設定に戻す処理を行うことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記制御機能部は、前記画像形成機能部にて画像形成される前記画像情報の処理を行う画像処理機能部を含み、
    前記画像処理機能部は、前記情報取得手段にて取得した前記画像形成機能部に収容された前記用紙に関する変動情報および前記制御機能部に収容された前記用紙に関する変動情報の一方または双方に対応させて前記画像情報を処理することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  5. 前記検知手段にて検知された前記画像形成機能部および複数の前記制御機能部各々での前記設定に関する変動情報を前記機内通信手段に送信する情報送信手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  6. 前記情報取得手段は、前記機内通信手段および前記検知手段の何れか一方または双方から取得した前記変動情報を記憶する記憶手段を備え、当該記憶手段に記憶された当該変動情報を前記機内通信手段に送信することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  7. 自らを動作可能状態と当該動作可能状態よりも供給電力が低減された省電力状態とに制御可能であって、画像情報に基づき用紙に画像形成を行う画像形成機能部と、自らを動作可能状態と当該省電力状態とに制御可能であって、当該画像形成機能部との間で画像形成に関連する情報または信号の送受信を行う複数の制御機能部とに生じた設定の変動を示す変動情報を取得する情報取得手段と、
    前記画像形成機能部および前記制御機能部の何れかが省電力状態にある場合に、前記情報取得手段にて取得した前記変動情報に対応させて、省電力状態にある当該画像形成機能部および/または当該制御機能部の設定を動作指示に応じて機能可能な設定とする処理を行うように制御する制御手段と
    を備えることを特徴とする制御装置。
  8. 前記情報取得手段は、自身以外の他の前記画像形成機能部および前記制御機能部の前記変動情報を、当該画像形成機能部および複数の当該制御機能部の各々の間の通信を行う機内通信手段から取得することを特徴とする請求項7記載の制御装置。
  9. 前記情報取得手段が自らの前記画像形成機能部または前記制御機能部での前記変動情報を取得した場合に、当該変動情報を当該画像形成機能部および当該制御機能部の各々の間の通信を行う機内通信手段に送信することを特徴とする請求項7記載の制御装置。
  10. 前記情報取得手段は、前記画像形成機能部または前記制御機能部自らでの前記変動情報を記憶する記憶手段を備え、当該記憶手段に記憶された当該変動情報を当該画像形成機能部および当該制御機能部の各々の間の通信を行う機内通信手段に送信することを特徴とする請求項7記載の制御装置。
  11. 前記画像形成機能部の前記制御手段は、前記情報取得手段にて取得した当該画像形成機能部に収容された前記用紙に関する変動情報および前記制御機能部に収容された前記用紙に関する変動情報の一方または双方に対応させて、当該用紙にトナー画像を定着する定着手段に配置された加熱部材を選択制御することを特徴とする請求項7記載の制御装置。
  12. コンピュータに、
    自らを動作可能状態と当該動作可能状態よりも供給電力が低減された省電力状態とに制御可能であって、画像情報に基づき用紙に画像形成を行う画像形成機能部と、自らを動作可能状態と当該省電力状態とに制御可能であって、当該画像形成機能部との間で画像形成に関連する情報または信号の送受信を行う複数の制御機能部とに生じた設定の変動を示す変動情報を取得する機能と、
    前記画像形成機能部および前記制御機能部の何れかが省電力状態にある場合に、取得した前記変動情報に対応させて、省電力状態にある当該画像形成機能部および/または当該制御機能部の設定を動作指示に応じて機能可能な設定とする処理を行うように制御する機能と
    を実現させることを特徴とするプログラム。
JP2008244229A 2008-09-24 2008-09-24 画像形成装置、制御装置、およびプログラム Expired - Fee Related JP5540486B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008244229A JP5540486B2 (ja) 2008-09-24 2008-09-24 画像形成装置、制御装置、およびプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008244229A JP5540486B2 (ja) 2008-09-24 2008-09-24 画像形成装置、制御装置、およびプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010078676A true JP2010078676A (ja) 2010-04-08
JP5540486B2 JP5540486B2 (ja) 2014-07-02

Family

ID=42209249

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008244229A Expired - Fee Related JP5540486B2 (ja) 2008-09-24 2008-09-24 画像形成装置、制御装置、およびプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5540486B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012166461A (ja) * 2011-02-15 2012-09-06 Toshiba Tec Corp プリンタおよびプリンタの電源装置
JP2013156390A (ja) * 2012-01-30 2013-08-15 Brother Ind Ltd 画像処理装置
US8864125B2 (en) 2012-03-29 2014-10-21 Canon Kabusiki Kaiska Sheet feed device and image forming apparatus

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63261270A (ja) * 1987-04-17 1988-10-27 Minolta Camera Co Ltd 画像形成装置
JPH11331546A (ja) * 1998-05-13 1999-11-30 Canon Inc スキャナシステムならびにスキャナシステムのスキャナドライバおよびスキャナシステムの制御方法
JP2002359703A (ja) * 2001-05-31 2002-12-13 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2006234970A (ja) * 2005-02-22 2006-09-07 Canon Inc 画像形成装置及びその制御方法、並びに制御プログラム
JP2006326861A (ja) * 2005-05-23 2006-12-07 Canon Inc 画像形成装置
JP2008216829A (ja) * 2007-03-07 2008-09-18 Kyocera Mita Corp 画像形成装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63261270A (ja) * 1987-04-17 1988-10-27 Minolta Camera Co Ltd 画像形成装置
JPH11331546A (ja) * 1998-05-13 1999-11-30 Canon Inc スキャナシステムならびにスキャナシステムのスキャナドライバおよびスキャナシステムの制御方法
JP2002359703A (ja) * 2001-05-31 2002-12-13 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2006234970A (ja) * 2005-02-22 2006-09-07 Canon Inc 画像形成装置及びその制御方法、並びに制御プログラム
JP2006326861A (ja) * 2005-05-23 2006-12-07 Canon Inc 画像形成装置
JP2008216829A (ja) * 2007-03-07 2008-09-18 Kyocera Mita Corp 画像形成装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012166461A (ja) * 2011-02-15 2012-09-06 Toshiba Tec Corp プリンタおよびプリンタの電源装置
JP2013156390A (ja) * 2012-01-30 2013-08-15 Brother Ind Ltd 画像処理装置
US8864125B2 (en) 2012-03-29 2014-10-21 Canon Kabusiki Kaiska Sheet feed device and image forming apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JP5540486B2 (ja) 2014-07-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4943100B2 (ja) 画像形成装置
JP6150078B2 (ja) 画像形成装置、画像形成システムおよび画像形成制御方法
JP4567078B2 (ja) 画像形成装置、画像形成方法、プリンタドライバプログラム及び画像形成システム
JP2010157967A (ja) 画像形成装置、及び初期画面表示方法
JP2006337410A (ja) 画像形成装置
JP2011048317A (ja) 画像形成装置、及び画像形成装置の消費電力制御方法
JP2015182357A (ja) 画像形成装置
JP5540486B2 (ja) 画像形成装置、制御装置、およびプログラム
US10401766B2 (en) Image forming apparatus and image forming method with temperature and power-based productivity rate selection
JP2008042602A (ja) イメージスキャナとプリンタとをもつ画像処理装置
JP2010130163A (ja) 画像形成装置、制御装置、およびプログラム
JP5262384B2 (ja) 画像形成装置、制御装置、およびプログラム
JP2010052148A (ja) 画像形成装置、制御装置、およびプログラム
JP5262433B2 (ja) 画像形成装置、制御装置、およびプログラム
JP4352900B2 (ja) 給紙装置
JP2007091442A (ja) 画像形成装置
EP2378366B1 (en) Printing apparatus and a printing system
JP2010054563A (ja) 画像形成装置、制御装置、およびプログラム
JP2010056750A (ja) 画像形成装置、制御装置、およびプログラム
JP2011145472A (ja) 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及び画像形成装置の制御プログラム
JP2021133622A (ja) 画像形成装置
JP2010056659A (ja) 画像形成装置、制御装置、およびプログラム
JP5103350B2 (ja) 画像形成装置
JP2009274818A (ja) 画像形成装置
JP2008268502A (ja) 画像形成装置および給紙トレイ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110822

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121114

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121211

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130207

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130806

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131002

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140408

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140421

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5540486

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees