JP2010078663A - 中間転写ベルトおよびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明の目的は、耐屈曲性に優れ、かつ良好な表面光沢度を有する中間転写ベルトを提供することである。
【解決手段】本発明に係る中間転写ベルトは、内層および外層を有する電子写真用の中間転写ベルトであって、前記内層は、380℃における複素せん断粘度が2×103Pa・s以上であるポリエーテルエーテルケトン樹脂と、導電性フィラーと、からなるポリエーテルエーテルケトン樹脂組成物であって、前記外層は、380℃における複素せん断粘度が5×102Pa・s以下であるポリエーテルエーテルケトン樹脂と、導電性フィラーと、からなるポリエーテルエーテルケトン樹脂組成物であることを特徴とする。
【選択図】なし
【解決手段】本発明に係る中間転写ベルトは、内層および外層を有する電子写真用の中間転写ベルトであって、前記内層は、380℃における複素せん断粘度が2×103Pa・s以上であるポリエーテルエーテルケトン樹脂と、導電性フィラーと、からなるポリエーテルエーテルケトン樹脂組成物であって、前記外層は、380℃における複素せん断粘度が5×102Pa・s以下であるポリエーテルエーテルケトン樹脂と、導電性フィラーと、からなるポリエーテルエーテルケトン樹脂組成物であることを特徴とする。
【選択図】なし
Description
本発明は、電子写真式複写機又はレーザービームプリンター等の電子写真式画像形成装置に利用される中間転写ベルト及びその製造方法に関する。
図1に示すような中間転写ベルトを備えた電子写真式画像形成装置では、帯電器1により一様に帯電された感光ドラム2にレーザー光を照射することで、静電潜像が形成される。4色それぞれの現像器3(イエロー3a、マゼンタ3b、シアン3c、ブラック3d)より帯電したトナーが感光ドラム2上に担持され、トナー像が順次形成される。感光ドラム2に形成されたトナー像は一次転写ローラ4と感光ドラム2の当接部において転写バイアスをかけられ、中間転写ベルト5に順次重畳されていく。中間転写ベルト上に形成された四色のトナー像は二次転写ローラ6と二次転写対向ローラ7の当接部において転写紙Pに一括転写され画像形成される。
従来、ポリカーボネート樹脂やポリブチレンテレフタレート樹脂に導電性フィラーを添加した樹脂組成物を円筒状フィルムに押出したベルトが中間転写ベルトとして提案されてきた。(特許文献1、特許文献2)
ところで、図1に示すような電子写真式画像形成装置用の中間転写ベルトは複数のローラに任意の張力で張架されながら繰り返しの回転駆動がなされるため、耐屈曲性が求められる。
ところで、図1に示すような電子写真式画像形成装置用の中間転写ベルトは複数のローラに任意の張力で張架されながら繰り返しの回転駆動がなされるため、耐屈曲性が求められる。
更には、中間転写ベルトは電子写真装置内で任意の張力が与えられた状態が続くため、画像形成時の色ずれの原因となる永久歪みが生じないよう、耐クリープ性も求められる。
従来のポリカーボネート樹脂組成物からなる中間転写ベルトでは主にポリカーボネート樹脂が用いられているが、ポリカーボネート樹脂は非晶性樹脂である。そのため、耐屈曲性に劣り、ポリカーボネート樹脂組成物からなる中間転写ベルトを使用して高寿命の電子写真式画像形成装置を製造することが出来なかった。
また、ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物からなる中間転写ベルトでは、該樹脂は結晶性樹脂であるため耐屈曲性に優れている一方、ガラス転移点が常温付近に存在するため耐クリープ性に劣る。したがって、ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物からなる中間転写ベルトを使用して高精細な電子写真式画像形成装置を製造することが出来なかった。
そこで、耐屈曲性と耐クリープ性との両方を満足する中間転写ベルトとして、ポリエーテルエーテルケトン(以下、PEEK)樹脂と導電性フィラーからなるポリエーテルエーテルケトン樹脂組成物(以下、PEEK樹脂組成物ともいう)を円筒状フィルムに押出したベルトが提案されている。(特許文献3、特許文献4)
特開平3−89357号公報
特開2000−279709号公報
特開2005−112942号公報
特開平6−254941号公報
しかしながら、前記特許文献3、特許文献4に記載のPEEK樹脂と導電性フィラーからなる樹脂組成物を円筒状フィルムに押出したベルトを電子写真式画像形成装置の中間転写ベルトに用いた場合、高画質画像を得ることが出来なかった。
これは、以下の理由によるものと推察される。
電子写真画像形成装置では、高画質画像を安定して得るため、中間転写ベルト上に濃度の基準となるトナー像を形成し、トナー像の濃度によって画像に影響する現像条件などを補正する制御を行っている。トナー濃度の検知は、発光素子などで光をトナー像部分と中間転写ベルト表面に照射し、その反射光の差を検知することよって行っている(以下、濃度検知)。そのために中間転写ベルトからの反射光量が多ければ多いほど、トナー像の有無のダイナミックレンジが広がるため、結果として濃度検知の精度は向上する。このため、中間転写ベルトは高い表面光沢度が求められる。
一方、特許文献3又は4に記載のPEEK樹脂と導電性フィラーからなる樹脂組成物を円筒状フィルムに押出したベルトは中間転写ベルトに必要な機械的強度を満足する。しかし、押出し時の溶融粘度が高いため、ダイから押出されたPEEK樹脂と導電性フィラーからなる溶融樹脂組成物の表面レベリングが不十分な状態で固化し、円筒状フィルムに形成される。そのため、前記ポリエーテルエーテルケトン樹脂と導電性フィラーからなる樹脂組成物を円筒状フィルムに押出したベルト表面は粗面化されており、表面光沢度が低いベルトであった。
すなわち、特許文献3又は4に記載の中間転写ベルトは、画像形成装置における濃度検知を満足する表面光沢度が得られないため、該中間転写ベルトを使用して高画質画像を安定して得ることのできる電子写真画像形成装置を製造することができなかった。
そこで、本発明の課題は、PEEK樹脂にフィラーが配合された樹脂組成物からなる中間転写ベルトであって、耐屈曲性といった機械的強度に優れ、かつ良好な表面光沢度を有した中間転写ベルトを提供することである。
本発明に係る中間転写ベルトは、
内層および外層を有する電子写真用の中間転写ベルトであって、
前記内層は、380℃における複素せん断粘度が2×103Pa・s以上であるポリエーテルエーテルケトン樹脂と導電性フィラーとを含むポリエーテルエーテルケトン樹脂組成物からなり、
前記外層は、380℃における複素せん断粘度が5×102Pa・s以下であるポリエーテルエーテルケトン樹脂と導電性フィラーとを含むポリエーテルエーテルケトン樹脂組成物からなることを特徴とする。
内層および外層を有する電子写真用の中間転写ベルトであって、
前記内層は、380℃における複素せん断粘度が2×103Pa・s以上であるポリエーテルエーテルケトン樹脂と導電性フィラーとを含むポリエーテルエーテルケトン樹脂組成物からなり、
前記外層は、380℃における複素せん断粘度が5×102Pa・s以下であるポリエーテルエーテルケトン樹脂と導電性フィラーとを含むポリエーテルエーテルケトン樹脂組成物からなることを特徴とする。
本発明に係る中間転写ベルトの製造方法は、
内層および外層を有する電子写真用の中間転写ベルトの製造方法であって、
前記内層として、380℃における複素せん断粘度が2×103Pa・s以上であるポリエーテルエーテルケトン樹脂と導電性フィラーとを含むポリエーテルエーテルケトン樹脂組成物を調製する工程と、
前記外層として、380℃における複素せん断粘度が5×102Pa・s以下であるポリエーテルエーテルケトン樹脂と導電性フィラーとを含むポリエーテルエーテルケトン樹脂組成物を調製する工程と、
前記内層用の樹脂組成物と前記外層用の樹脂組成物とを押出して内層および外層を形成する工程と、
を有することを特徴とする。
内層および外層を有する電子写真用の中間転写ベルトの製造方法であって、
前記内層として、380℃における複素せん断粘度が2×103Pa・s以上であるポリエーテルエーテルケトン樹脂と導電性フィラーとを含むポリエーテルエーテルケトン樹脂組成物を調製する工程と、
前記外層として、380℃における複素せん断粘度が5×102Pa・s以下であるポリエーテルエーテルケトン樹脂と導電性フィラーとを含むポリエーテルエーテルケトン樹脂組成物を調製する工程と、
前記内層用の樹脂組成物と前記外層用の樹脂組成物とを押出して内層および外層を形成する工程と、
を有することを特徴とする。
本発明に係る中間転写ベルトは、耐屈曲性といった機械的強度に優れ、また、電子写真式画像形成装置における濃度検知に必要な表面光沢性に優れる。
本発明に係る中間転写ベルトは、
内層および外層を有する電子写真用の中間転写ベルトであって、
前記内層は、380℃における複素せん断粘度が2×103Pa・s以上であるポリエーテルエーテルケトン樹脂と導電性フィラーとを含むポリエーテルエーテルケトン樹脂組成物からなり、
前記外層は、380℃における複素せん断粘度が5×102Pa・s以下であるポリエーテルエーテルケトン樹脂と導電性フィラーとを含むポリエーテルエーテルケトン樹脂組成物からなることを特徴とする。
内層および外層を有する電子写真用の中間転写ベルトであって、
前記内層は、380℃における複素せん断粘度が2×103Pa・s以上であるポリエーテルエーテルケトン樹脂と導電性フィラーとを含むポリエーテルエーテルケトン樹脂組成物からなり、
前記外層は、380℃における複素せん断粘度が5×102Pa・s以下であるポリエーテルエーテルケトン樹脂と導電性フィラーとを含むポリエーテルエーテルケトン樹脂組成物からなることを特徴とする。
本発明に係る中間転写ベルトは少なくとも内層及び外層を有し、該内層及び該外層は所定の複素せん断粘度を有するPEEK樹脂と導電性フィラーを含んで成る。
以下、本発明について詳細に説明する。
(PEEK樹脂組成物)
本発明に係る中間転写ベルトは、少なくとも内層及び外層の二層を有し、該内層及び外層はそれぞれ所定の複素せん断粘度を有するPEEK樹脂と導電性フィラーを含むPEEK樹脂組成物からなる。なお、外層は中間ベルトの最表面であって、トナーを担持する表面である。該外層が画像形成装置における濃度検知の対象となる。
本発明に係る中間転写ベルトは、少なくとも内層及び外層の二層を有し、該内層及び外層はそれぞれ所定の複素せん断粘度を有するPEEK樹脂と導電性フィラーを含むPEEK樹脂組成物からなる。なお、外層は中間ベルトの最表面であって、トナーを担持する表面である。該外層が画像形成装置における濃度検知の対象となる。
前記PEEK樹脂組成物は、少なくとも、PEEK樹脂及び導電性フィラーを含む。内層となるPEEK樹脂組成物と外層となるPEEK樹脂組成物とでは、用いられるPEEK樹脂が異なる。
(PEEK樹脂)
内層に用いられるPEEK樹脂は、380℃における複素せん断粘度が2×103Pa・s以上である。また、3×103Pa・s以下であることが好ましい。
内層に用いられるPEEK樹脂は、380℃における複素せん断粘度が2×103Pa・s以上である。また、3×103Pa・s以下であることが好ましい。
一方、外層に用いられるPEEK樹脂は、380℃で複素せん断粘度が5×102Pa・s以下である。また、2×102Pa・s以上であることが好ましい。
内層に、複素せん断粘度が2×103Pa・s以上のPEEK樹脂を用いることにより、中間転写ベルトの耐屈曲性を優れたものとすることができる。
また、外層に複素せん断粘度が5×102Pa・s以下のPEEK樹脂を用いることにより、フィラーの分散性が良好となり、中間転写ベルトの表面光沢度を向上させることができる。
PEEK樹脂としては、複素せん断粘度が上述の範囲にあるものならば特に制限されずに用いることができる。PEEK樹脂としては、例えば、ベンゼン環がパラの位置でリジッドなカルボニル基とフレキシブルなエーテル結合で連結された化学式(1)で示される芳香族ポリマーを例示できる。
また、PEEK樹脂のみでなく、PEEK樹脂の特性を阻害しない範囲内であれば、その他の熱可塑性樹脂等をブレンドして使用してもよい。
PEEK樹脂の複素せん断粘度は、一般にPEEK樹脂の分子量と温度に影響されると推察される。
また、内層の層厚は、特に限定されるものではないが、20〜100μmとすることが好ましく、30〜70μmとすることがより好ましい。30〜70μmとすることで、より効果的に中間転写ベルトの耐屈曲性を向上させることができるためである。
また、外層の層厚は、特に限定されるものではないが、20〜100μmとすることが好ましく、20〜50μmとすることがより好ましい。20〜50μmとすることで、より効果的に中間転写ベルトの表面光沢度を向上させることができるためである。
中間転写ベルトにおける内層と外層との合計の層厚は、40〜200μmとすることが好ましく、50〜120μmとすることがより好ましい。
例えば、内層に用いられるPEEK樹脂として、Victrex社製「VICTREX PEEK」シリーズのナチュラルペレット381Gもしくは450G(商品名)が好ましく用いられる。また、外層に用いられるPEEK樹脂としては、例えば、Victrex社製「VICTREX PEEK」シリーズのナチュラルペレット150Gもしくは90G(商品名)が好ましく用いられる。
(導電性フィラー)
上述のように、内層及び外層に用いられるPEEK樹脂組成物はいずれも導電性フィラーを含む。
上述のように、内層及び外層に用いられるPEEK樹脂組成物はいずれも導電性フィラーを含む。
これらのPEEK樹脂組成物には、中間転写ベルトとして適当な体積抵抗を有するように導電性フィラーが配合される。特に制限されるものではないが、導電性フィラーは、中間転写ベルトの体積抵抗ρvが1×108〜1×1012[Ω・cm]となるように配合されることが好ましい。また、中間転写ベルトの体積抵抗ρvが1×109〜1×1010[Ω・cm]となるように配合されることがより好ましい。
導電性フィラーとしては、導電性を有する物質ならば特に制限はないが、例えば、アセチレンブラック、オイルファーネスブラック、サーマルブラック、チャンネルブラックなどのカーボンブラックやカーボンナノチューブが挙げられる。これらの中でもアセチレンブラックが好ましい。
導電性フィラーの混合量は、特に制限されるものではなく、電気抵抗値に応じて適宜に選定することができる。導電性フィラーはいずれのPEEK樹脂組成物中にも5〜20重量%の範囲で含まれていることが好ましく、12〜17重量%の範囲で含まれていることがより好ましい。導電性フィラーをこのような範囲で配合することにより、中間転写ベルトとして好ましい体積抵抗(例えば1×108〜1×1012[Ω・cm])の範囲に好ましく制御することができる。
また、いずれのPEEK樹脂組成物にも、各々のPEEK樹脂及び導電性フィラー以外に、用途に応じて適宜所望の他の成分を含有させることができる。
(製造方法)
本発明に係る中間転写ベルトは、特に制限されるものではないが、例えば、押出方法により製造することができる。特に、二層の環状ダイスを用いた二層共押出方法が、内層と外層が円滑に溶着するために、工程も少なく直接ベルト体を作れることから最も効率的な方法と考えられる。この方法を用いれば、PEEK樹脂組成物が溶融された状態で押し出されると同時に二層構成のベルトを形成できる。
本発明に係る中間転写ベルトは、特に制限されるものではないが、例えば、押出方法により製造することができる。特に、二層の環状ダイスを用いた二層共押出方法が、内層と外層が円滑に溶着するために、工程も少なく直接ベルト体を作れることから最も効率的な方法と考えられる。この方法を用いれば、PEEK樹脂組成物が溶融された状態で押し出されると同時に二層構成のベルトを形成できる。
本発明に係る中間転写ベルトは、例えば以下に記載の二層共押出方法により製造することができる。まず、内層と外層用のPEEK樹脂組成物を調製し、それぞれ二軸押出し機にて混練する。PEEK樹脂と導電性フィラーを二軸混練機にて混練・押出し、それぞれペレット状の樹脂組成物(内層用及び外層用)とする。さらに、内層用及び外層用のペレットを二層共押出用の環状ダイスに繋がれた二つの一軸押出し機にそれぞれ供給し、該樹脂組成物の温度を共に360℃〜380℃の範囲に制御しながら、環状ダイスから鉛直下方向に溶融押出しをする。次いで、溶融状態のフィルムを冷却マンドレルによって冷却固化しながら引き取る。その際に押出された二つのベルト体は溶着し、層を形成する。
以下に、本発明の実施例について説明する。なお、以下の実施例は本発明を限定するものではない。
(押出条件)
押出しの条件は、内層用及び外層用の二台の押出し機共に同条件である。
押出しの条件は、内層用及び外層用の二台の押出し機共に同条件である。
押出し機のバレル温度は320℃〜380℃とする。さらにバレルから環状ダイスまでのアダプターの温度、環状ダイスの温度はすべて380℃とした。
環状ダイスから溶融した樹脂が出てくるリップの幅は、内層を0.6mm、外層を0.4mmとした。また、引き取りの速度を調節することで内層が60μm、外層が40μmとなるようにし、引き取った円筒状のフィルムを所定の長さに切断した。
(複素せん断粘度測定)
複素せん断粘度はJIS K−7244 10に準拠した。より具体的には、ひずみ制御方式を採用し、温度380℃、周波数1.0Hz、円盤の直径25mm、試験片厚さ1mmとし、粘度測定機(Reologica Instruments A.B.社製:VAR−100型)にて測定した。
複素せん断粘度はJIS K−7244 10に準拠した。より具体的には、ひずみ制御方式を採用し、温度380℃、周波数1.0Hz、円盤の直径25mm、試験片厚さ1mmとし、粘度測定機(Reologica Instruments A.B.社製:VAR−100型)にて測定した。
(表面光沢度試験)
表面光沢度は(株)堀場製作所(HORIBA)の「GROSS CHECKER IG−320」(商品名)を用いて測定した。光原は、LED(波長880nm)、入射角、受光角共に60°とした。下記実施例の表中では表面光沢度の値が50以上である場合を○、50未満である場合を×とした。
表面光沢度は(株)堀場製作所(HORIBA)の「GROSS CHECKER IG−320」(商品名)を用いて測定した。光原は、LED(波長880nm)、入射角、受光角共に60°とした。下記実施例の表中では表面光沢度の値が50以上である場合を○、50未満である場合を×とした。
(耐屈曲性試験)
得られた二層構成の中間転写ベルトの機械的強度は耐屈曲性試験により評価した。耐屈曲性試験は、JIS P 8115に規定されているMIT形試験機による耐折試験に則って行った。なお、折り曲げクランプの折り曲げ面の曲率半径は、より実機に則した耐屈曲性を試験するために、4.0mmとした。また、試験片の幅10±0.1、荷重9.8N、折り曲げ角度135±2°の条件で行った。試験片が破断に至るまでの回数を耐折回数とし、下記実施例の表中では耐折回数が100万回以上を○、100万回に満たないものを×とした。
得られた二層構成の中間転写ベルトの機械的強度は耐屈曲性試験により評価した。耐屈曲性試験は、JIS P 8115に規定されているMIT形試験機による耐折試験に則って行った。なお、折り曲げクランプの折り曲げ面の曲率半径は、より実機に則した耐屈曲性を試験するために、4.0mmとした。また、試験片の幅10±0.1、荷重9.8N、折り曲げ角度135±2°の条件で行った。試験片が破断に至るまでの回数を耐折回数とし、下記実施例の表中では耐折回数が100万回以上を○、100万回に満たないものを×とした。
以下に、本実施例を詳細に説明する。
本実施例としては、PEEK樹脂を含む内層と外層の二層からなる中間転写ベルトの例を示す。
(実施例1)
下記の樹脂とフィラーとを二軸押出し機を用いて混練し、内層用のペレット状の原料を得た。
下記の樹脂とフィラーとを二軸押出し機を用いて混練し、内層用のペレット状の原料を得た。
・内層用の樹脂として、380℃での複素せん断粘度が3×103Pa・sであるPEEK樹脂:85重量部、
・フィラーとしてアセチレンブラック:15重量部。
・フィラーとしてアセチレンブラック:15重量部。
なお、上記のPEEK樹脂としては、Victrex社製、商品名「VICTREX PEEK 450G」を用い、上記のアセチレンブラックとしては、電気化学社製、商品名「デンカブラック」粒状品を用いた。
同様に、下記の樹脂とフィラーとを二軸押出し機を用いて混練し、外層用のペレット状の原料を作製した。
・外層用の樹脂として、380℃での複素せん断粘度が5×102Pa・sであるPEEK樹脂:85重量部、
・フィラーとしてアセチレンブラック:15重量部。
・外層用の樹脂として、380℃での複素せん断粘度が5×102Pa・sであるPEEK樹脂:85重量部、
・フィラーとしてアセチレンブラック:15重量部。
なお、上記のPEEK樹脂としては、Victrex社製、商品名「VICTREX PEEK 150G」を用い、上記のアセチレンブラックとしては、電気化学社製、商品名「デンカブラック」粒状品を用いた。
次に、上記で調製した内層用のペレット状の原料及び外層用のペレット状の原料を150℃で乾燥し、二層共押出用の環状ダイスに繋げられた二台の一軸押出し機にそれぞれ供給し、円筒状のフィルムを押出し、切断してベルトを得た。押出条件は上記記載のとおりである。
得られたベルトについて表面光沢度試験を行った結果、52となり、○であった。また、耐屈曲性試験を行った結果は、ベルトの耐折回数が100万回を超え、○であった。得られたベルトを電子写真式画像形成装置に中間転写ベルトとして利用した場合、該ベルトは十分な耐久性を有し、また、良好な濃度検知を行うことが出来た。
(実施例2)
外層用の樹脂として、380℃での複素せん断粘度が2×102Pa・sであるPEEK樹脂(Victrex社製:商品名「VICTREX PEEK 90G」)を用いた以外は実施例1と同様にしてベルトを製造した。
外層用の樹脂として、380℃での複素せん断粘度が2×102Pa・sであるPEEK樹脂(Victrex社製:商品名「VICTREX PEEK 90G」)を用いた以外は実施例1と同様にしてベルトを製造した。
得られたベルトについて表面光沢度試験を行った結果、55となり、○であった。また、耐屈曲性試験を行った結果は、ベルトの耐折回数が100万回を超え、○であった。得られたベルトを電子写真式画像形成装置に中間転写ベルトとして利用した場合、該ベルトは十分な耐久性を有し、また、良好な濃度検知を行うことが出来た。
(実施例3)
内層用の樹脂として、380℃での複素せん断粘度が2×103Pa・sであるPEEK樹脂(Victrex社製:商品名「VICTREX PEEK 381G」)を用いた以外は実施例と同様にしてベルトを製造した。
内層用の樹脂として、380℃での複素せん断粘度が2×103Pa・sであるPEEK樹脂(Victrex社製:商品名「VICTREX PEEK 381G」)を用いた以外は実施例と同様にしてベルトを製造した。
得られたベルトについて表面光沢度試験を行った結果、55となり、○であった。また、耐屈曲性試験を行った結果は、ベルトの耐折回数が100万回を超え、○であった。得られたベルトを電子写真式画像形成装置に中間転写ベルトとして利用した場合、該ベルトは十分な耐久性を有し、また、良好な濃度検知を行うことが出来た。
(実施例4)
内層用の樹脂、及び外層用の樹脂として、各々下記のものを用いた以外は、実施例1と同様にしてベルトを製造した。
内層用の樹脂、及び外層用の樹脂として、各々下記のものを用いた以外は、実施例1と同様にしてベルトを製造した。
内層用樹脂:380℃での複素せん断粘度が2×103Pa・sであるPEEK樹脂(Victrex社製:商品名「VICTREX PEEK 381G」)。
外層用の樹脂として、380℃での複素せん断粘度が2×102Pa・sであるPEEK樹脂(Victrex社製:商品名「VICTREX PEEK 90G」)。
得られたベルトについて表面光沢度試験を行った結果、55となり、○であった。また、耐屈曲性試験を行った結果は、ベルトの耐折回数が100万回を超え、○であった。得られたベルトを電子写真式画像形成装置に中間転写ベルトとして利用した場合、該ベルトは十分な耐久性を有し、また、良好な濃度検知を行うことが出来た。
(比較例)
次に比較例として、二層構成ではなく単層構成のPEEK樹脂からなる中間転写ベルトを示した。
次に比較例として、二層構成ではなく単層構成のPEEK樹脂からなる中間転写ベルトを示した。
(比較例1)
下記の材料を二軸押出し機を用いて混練し、ペレット状の原料を作製した。
・ベース樹脂として、380℃での複素せん断粘度が3×103Pa・sであるPEEK樹脂(Victrex社製:商品名「VICTREX PEEK 450G」):85重量部。
・フィラーとしてアセチレンブラック(電気化学社製:商品名「デンカブラック」粒状品):15重量部。
下記の材料を二軸押出し機を用いて混練し、ペレット状の原料を作製した。
・ベース樹脂として、380℃での複素せん断粘度が3×103Pa・sであるPEEK樹脂(Victrex社製:商品名「VICTREX PEEK 450G」):85重量部。
・フィラーとしてアセチレンブラック(電気化学社製:商品名「デンカブラック」粒状品):15重量部。
このペレット原料を150℃で乾燥し、単層押出用の環状ダイスが装着された一軸押出し機にそれぞれ供給し、円筒状のフィルムを押出し、切断してベルトを得た。押出し条件は上記記載の押出条件に準ずるが、環状ダイス部分を単層とし、リップ幅を1mmとし、引き取りの速度を調節することで厚みが100μmとなるようにした。
得られたベルトについて耐屈曲性試験を行った結果、耐折回数が100万回を超え、○であった。しかし、表面光沢度試験の結果は、20となり、×であった。得られたベルトを電子写真式画像形成装置に中間転写ベルトとして利用した場合、該ベルトは十分な耐久性を有したが、良好な濃度検知を行うことはできなかった。
(比較例2)
ベースとなる樹脂として、380℃での複素せん断粘度が2×103Pa・sであるPEEK樹脂(Victrex社製:商品名「VICTREX PEEK 381G」)を用いた以外は、比較例1と同様にしてベルトを製造した。
ベースとなる樹脂として、380℃での複素せん断粘度が2×103Pa・sであるPEEK樹脂(Victrex社製:商品名「VICTREX PEEK 381G」)を用いた以外は、比較例1と同様にしてベルトを製造した。
得られたベルトについて耐屈曲性試験を行った結果、耐折回数が100万回を超え、○であった。しかし、表面光沢度試験の結果は、30となり、×であった。得られたベルトを電子写真式画像形成装置に中間転写ベルトとして利用した場合、該ベルトは十分な耐久性を有したが、良好な濃度検知を行うことはできなかった。
(比較例3)
ベースとなる樹脂として、380℃での複素せん断粘度が5×102Pa・sであるPEEK樹脂(Victrex社製:商品名「VICTREX PEEK 150G」)を用いた以外は、比較例1と同様にしてベルトを製造した。
ベースとなる樹脂として、380℃での複素せん断粘度が5×102Pa・sであるPEEK樹脂(Victrex社製:商品名「VICTREX PEEK 150G」)を用いた以外は、比較例1と同様にしてベルトを製造した。
得られたベルトについて表面光沢度試験を行った結果は、52となり、○であった。しかし、耐屈曲性試験の結果は、耐折回数が80万回程度となり、×であった。得られたベルトを電子写真式画像形成装置に中間転写ベルトとして利用した場合、該ベルトは十分な耐久性を有したが、良好な濃度検知を行うことはできなかった。
(比較例4)
ベースとなる樹脂として、380℃での複素せん断粘度が2×102Pa・sであるPEEK樹脂(Victrex社製:商品名「VICTREX PEEK 90G」)を用いた以外は、比較例1と同様にしてベルトを製造した。。
ベースとなる樹脂として、380℃での複素せん断粘度が2×102Pa・sであるPEEK樹脂(Victrex社製:商品名「VICTREX PEEK 90G」)を用いた以外は、比較例1と同様にしてベルトを製造した。。
得られたベルトについて表面光沢度試験を行った結果は、55となり、○であった。しかし、耐屈曲性試験の結果は、耐折回数が60万回程度となり、×であった。得られたベルトを電子写真式画像形成装置に中間転写ベルトとして利用した場合、良好な濃度検知を行うことはできたが、該ベルトは十分な耐久性を有しなかった。
(結果まとめ)
以上の実施例及び比較例の結果をまとめて表1に示す。
以上の実施例及び比較例の結果をまとめて表1に示す。
表1の結果から、本発明の中間転写ベルトは機械的強度を満足し、良好な表面光沢度を有していることが分かる。これに対し、比較例で示した単層のPEEK樹脂組成物からなる中間転写ベルトにおいて380℃での複素せん断粘度が5×102Pa・s以下のPEEK樹脂を用いた場合、耐屈曲性が不十分であった。また、380℃での複素せん断粘度が2×103Pa・s以上のPEEK樹脂を用いた場合、表面光沢度が低下していた。
1:帯電器
2:感光ドラム
3:現像器
4:一次転写ローラ
5:中間転写ベルト
6:二次転写ローラ
7:二次転写対向ローラ
8:露光装置
P:転写紙
2:感光ドラム
3:現像器
4:一次転写ローラ
5:中間転写ベルト
6:二次転写ローラ
7:二次転写対向ローラ
8:露光装置
P:転写紙
Claims (8)
- 内層および外層を有する電子写真用の中間転写ベルトであって、
前記内層は、380℃における複素せん断粘度が2×103Pa・s以上であるポリエーテルエーテルケトン樹脂と導電性フィラーとを含むポリエーテルエーテルケトン樹脂組成物からなり、
前記外層は、380℃における複素せん断粘度が5×102Pa・s以下であるポリエーテルエーテルケトン樹脂と導電性フィラーとを含むポリエーテルエーテルケトン樹脂組成物からなることを特徴とする中間転写ベルト。 - 前記内層に用いるポリエーテルエーテルケトン樹脂の380℃における複素せん断粘度が3×103Pa・s以下であり、
前記外層に用いるポリエーテルエーテルケトン樹脂の380℃における複素せん断粘度が2×102Pa・s以上であることを特徴とする請求項1に記載の中間転写ベルト。 - 前記導電性フィラーはカーボンブラックであることを特徴とする請求項1又は2に記載の中間転写ベルト。
- 前記カーボンブラックは、前記内層及び外層のポリエーテルエーテルケトン樹脂組成物に5〜20重量%の範囲で含まれていることを特徴とする請求項3に記載の中間転写ベルト。
- 内層および外層を有する電子写真用の中間転写ベルトの製造方法であって、
前記内層として、380℃における複素せん断粘度が2×103Pa・s以上であるポリエーテルエーテルケトン樹脂と導電性フィラーとを含むポリエーテルエーテルケトン樹脂組成物を調製する工程と、
前記外層として、380℃における複素せん断粘度が5×102Pa・s以下であるポリエーテルエーテルケトン樹脂と導電性フィラーとを含むポリエーテルエーテルケトン樹脂組成物を調製する工程と、
前記内層用の樹脂組成物と前記外層用の樹脂組成物とを押出して内層および外層を形成する工程と、
を有することを特徴とする中間転写ベルトの製造方法。 - 前記内層に用いるポリエーテルエーテルケトン樹脂の380℃における複素せん断粘度が3×103Pa・s以下であり、
前記外層に用いるポリエーテルエーテルケトン樹脂の380℃における複素せん断粘度が2×102Pa・s以下であることを特徴とする請求項5に記載の中間転写ベルトの製造方法。 - 前記導電性フィラーはカーボンブラックであることを特徴とする請求項5又は6に記載の中間転写ベルトの製造方法。
- 前記カーボンブラックは、前記内層及び外層のポリエーテルエーテルケトン樹脂組成物に5〜20重量%の範囲で含まれていることを特徴とする請求項7に記載の中間転写ベルトの製造方法。
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JP2008244055A JP2010078663A (ja) | 2008-09-24 | 2008-09-24 | 中間転写ベルトおよびその製造方法 |
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JP (1) | JP2010078663A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011248013A (ja) * | 2010-05-25 | 2011-12-08 | Ricoh Co Ltd | 中間転写ベルト及びそれを用いた電子写真装置 |
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JP2020012919A (ja) * | 2018-07-13 | 2020-01-23 | キヤノン株式会社 | 中間転写ベルト、中間転写ベルトの製造方法、及び画像形成装置 |
-
2008
- 2008-09-24 JP JP2008244055A patent/JP2010078663A/ja active Pending
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