JP2010078184A - 遠隔制御装置 - Google Patents

遠隔制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010078184A
JP2010078184A JP2008244643A JP2008244643A JP2010078184A JP 2010078184 A JP2010078184 A JP 2010078184A JP 2008244643 A JP2008244643 A JP 2008244643A JP 2008244643 A JP2008244643 A JP 2008244643A JP 2010078184 A JP2010078184 A JP 2010078184A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air conditioner
condition
information
set temperature
temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008244643A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4820396B2 (ja
Inventor
Hiroyasu Kimura
浩康 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Osaka Gas Co Ltd filed Critical Osaka Gas Co Ltd
Priority to JP2008244643A priority Critical patent/JP4820396B2/ja
Publication of JP2010078184A publication Critical patent/JP2010078184A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4820396B2 publication Critical patent/JP4820396B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Abstract

【課題】遠隔制御の対象とされる空調機器の管理者にとって利便性の高い遠隔制御装置を提供する。
【解決手段】遠隔制御装置10が、複数の空調機器31のそれぞれに対して、少なくとも1日の中の時間帯別に、指定運転条件の入力を受け付ける運転条件受付手段11と、複数の空調機器31に対して設定タイミングで定期的に通信を行って、複数の空調機器31の運転状況に関する情報を取得する運転状況監視手段12と、運転状況監視手段12が取得した運転状況に関する情報が、指定運転条件を満たしているか否かを判定する運転状況判定手段13と、複数の空調機器31のうち、運転状況に関する情報が指定運転条件を満たしていない空調機器31に対して指定運転条件に従った運転を行わせる制御指令を送信する制御指令送信手段14とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、使用者からの操作入力により少なくとも冷房モード及び暖房モードを含む複数の運転モードで運転又は停止される複数の空調機器に対して、及び、前記複数の空調機器の管理者が操作する管理者端末に対して、通信回線を介して接続される遠隔制御装置に関する。
空調機器の設定温度は、その使用者によるリモコンなどを用いた操作入力により設定されるのが一般的である。但し、設定温度を使用者のみが決定できるとすると、冷房モードでは低すぎる温度に設定される場合があり、及び、暖房モードでは高すぎる温度に設定される場合があるため、省エネルギの観点からは好ましくない。そのような問題に鑑みて、使用者による過剰な設定温度を回避するため、冷房モードでの設定温度がある程度低い値に設定された場合、或いは、暖房モードでの設定温度がある程度高い値に設定された場合に、冷房モードであればこの設定温度を強制的に上げ、暖房モードであればこの設定温度を強制的に下げる装置が考えられている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2007−255832号公報(段落0007)
ビルなどの建物に設置されている空調機器については、空調機器の実際の使用者とは別に、空調機器の管理者(例えば、ビルの管理者)が存在する場合がある。そのような場合、管理者が操作する管理者端末を用いて、複数の空調機器に対して通信回線を介して遠隔制御できると便利である。特許文献1に記載の発明に基づくと、管理者が管理者端末を操作して複数の空調機器に対して各別に直接アクセスし、上述したような設定温度の強制的な変更を指示することで、設定温度の変更が実現されるようなシステムになると想定される。つまり、管理者が複数の空調機器の設定温度を各別に監視する必要がある。或いは、管理者が管理者端末を操作して複数の空調機器に各別に直接アクセスし、上述したような設定温度の変更条件を空調機器のリモコンに設定することで、設定温度の変更が実現されるようなシステムになると想定される。
以上のように、従来技術から得られる装置は、管理者が複数の空調機器に対して各別に直接アクセスする必要があるため、管理者にとって利便性が高い装置とは言えない。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、遠隔制御の対象とされる空調機器の管理者にとって利便性の高い遠隔制御装置を提供する点にある。
上記目的を達成するための本発明に係る遠隔制御装置の特徴構成は、使用者からの操作入力により少なくとも冷房モード及び暖房モードを含む複数の運転モードで運転又は停止される複数の空調機器に対して、及び、前記複数の空調機器の管理者が操作する管理者端末に対して、通信回線を介して接続される遠隔制御装置であって、
前記複数の空調機器のそれぞれに対して、少なくとも1日の中の時間帯別に、前記空調機器の運転又は停止の種別、前記空調機器の運転を指定する場合には前記運転モードの種別、及び、前記空調機器の運転を指定する場合には前記運転モードでの制限設定温度を含む指定運転条件の入力を前記管理者端末から受け付けて情報記憶手段に記憶する運転条件受付手段と、
前記複数の空調機器に対して設定タイミングで通信を行って、その通信時点での、前記空調機器の運転又は停止の種別、前記空調機器が運転されている場合の前記運転モードの種別、及び、前記空調機器が運転されている場合の前記運転モードでの設定温度を含む運転状況に関する情報を取得して前記情報記憶手段に記憶する運転状況監視手段と、
前記運転状況監視手段が取得した前記運転状況に関する情報が、前記指定運転条件を満たしているか否かを判定する運転状況判定手段と、
前記運転状況判定手段の判定結果に基づいて、前記複数の空調機器のうち、前記運転状況に関する情報が前記指定運転条件を満たしていない空調機器に対して、前記指定運転条件に従った運転を行わせる制御指令を送信する制御指令送信手段と、を備える点にある。
上記特徴構成によれば、管理者が、空調機器の運転又は停止の種別、空調機器の運転を指定する場合には運転モードの種別、及び、その運転モードでの制限設定温度についての条件を含む指定運転条件の入力を遠隔制御装置に対して一旦行えば、その後、遠隔制御装置の運転状況監視手段が、複数の空調機器に対して設定タイミングで通信を行って、その通信時点での、空調機器の運転又は停止の種別、空調機器が運転されている場合の運転モードの種別、及び、その運転モードでの設定温度を含む運転状況に関する情報を取得して情報記憶手段に記憶する。そして、運転状況判定手段が、運転状況監視手段が取得した運転状況に関する情報が指定運転条件を満たしているか否かを判定し、制御指令送信手段が、運転状況判定手段の判定結果に基づいて、複数の空調機器のうち、運転状況に関する情報が指定運転条件を満たしていない空調機器に対して指定運転条件に従った運転を行わせる制御指令を送信する。つまり、管理者から上記指定運転条件の入力を受けた遠隔制御装置が、複数の空調機器の運転状況を定期的にパトロールするので、管理者は複数の空調機器に対して各別に直接アクセスする必要は無い。加えて、空調機器の運転又は停止の種別、空調機器の運転を指定する場合には運転モードの種別、及び、その運転モードでの制限設定温度を含む指定運転条件を、少なくとも1日の中の時間帯別に設定できるので、例えば、昼間の制限設定温度と夜間の制限設定温度とを異ならせること等が可能である。或いは、夜間の運転の停止を指定することや、停止されていた空調機器を運転させることもできる。
従って、遠隔制御の対象とされる空調機器の管理者にとって利便性の高い遠隔制御装置を提供できる。
本発明に係る遠隔制御装置の別の特徴構成は、前記運転条件受付手段が、前記空調機器の停止を指定する場合には、前記空調機器が次に運転開始されるときの前記運転モードの種別、及び、前記空調機器が次に運転開始されるときの前記運転モードでの制限設定温度を前記指定運転条件として含んで受け付け、
前記運転状況監視手段が、前記空調機器が停止されている場合には、前記空調機器が次に運転開始されるときの前記運転モードの種別、及び、前記空調機器が次に運転開始されるときの前記運転モードでの設定温度を前記運転状況に関する情報として含んで取得する点にある。
上記特徴構成によれば、管理者は、空調機器の停止を指定する場合には、空調機器が次に運転開始されるときの運転モードの種別、及び、その運転モードでの制限設定温度についての条件を含む指定運転条件の入力を遠隔制御装置に対して行うことができ、遠隔制御装置の運転状況監視手段は、空調機器が停止されている場合には、空調機器が次に運転開始されるときの運転モードの種別、及び、その運転モードでの設定温度を含む運転状況に関する情報を取得して情報記憶手段に記憶する。よって、運転停止させる空調機器又は運転停止中の空調機器の運転モード(即ち、次に運転開始されるときの運転モード)及びその運転モードでの設定温度(即ち、次に運転開始されるときの運転モードでの設定温度)を管理者からの指定に応じて変更させることができる。
本発明に係る遠隔制御装置の別の特徴構成は、前記空調機器が設置されている場所の気象に関する情報を取得して前記情報記憶手段に記憶する気象情報取得手段を備え、
前記運転条件受付手段が、少なくとも1日の中の時間帯別に、前記制限設定温度を緩くするときの前記運転モード毎の制限設定温度緩和条件及び緩和内容の入力を前記管理者端末から受け付けて前記情報記憶手段に記憶し、
前記運転状況判定手段が、前記空調機器が設置されている場所の前記気象に関する情報が前記制限設定温度緩和条件を満たすとき、前記緩和内容に従って前記制限設定温度を緩和した上で、前記運転状況監視手段が取得した前記運転状況に関する情報が、前記指定運転条件を満たしているか否かを判定する点にある。
上記特徴構成によれば、運転条件受付手段が、少なくとも1日の中の時間帯別に、制限設定温度を緩くするときの運転モード毎の制限設定温度緩和条件の入力を管理者端末から受け付け、運転状況判定手段が、空調機器が設置されている場所の気象に関する情報が制限設定温度緩和条件を満たすとき、制限設定温度を緩和した上で、運転状況監視手段が取得した運転状況に関する情報が指定運転条件を満たしているか否かを判定する。例えば、空調機器を冷房モードで運転しているとき、気温(気象に関する情報の一例)が高ければ設定温度を低くすることを許容することで(即ち、制限設定温度を緩くすることで)、使用者の快適性に配慮できる。また、空調機器を暖房モードで運転しているとき、気温が低ければ設定温度を高くすることを許容することで(即ち、制限設定温度を緩くすることで)、使用者の快適性に配慮できる。
本発明に係る遠隔制御装置の別の特徴構成は、前記空調機器が設置されている場所の気象に関する情報を取得して前記情報記憶手段に記憶する気象情報取得手段を備え、
前記運転条件受付手段が、少なくとも1日の中の時間帯別に、前記制限設定温度を厳しくするときの前記運転モード毎の制限設定温度厳格化条件及び厳格化内容の入力を前記管理者端末から受け付けて前記情報記憶手段に記憶し、
前記運転状況判定手段が、前記空調機器が設置されている場所の前記気象に関する情報が前記制限設定温度厳格化条件を満たすとき、前記厳格化内容に従って前記制限設定温度を厳格化した上で、前記運転状況監視手段が取得した前記運転状況に関する情報が、前記指定運転条件を満たしているか否かを判定する点にある。
上記特徴構成によれば、運転条件受付手段が、少なくとも1日の中の時間帯別に、制限設定温度を厳しくするときの運転モード毎の制限設定温度厳格化条件の入力を管理者端末から受け付け、運転状況判定手段が、空調機器が設置されている場所の気象に関する情報が制限設定温度厳格化条件を満たすとき、制限設定温度を厳格化した上で、運転状況監視手段が取得した運転状況に関する情報が指定運転条件を満たしているか否かを判定する。例えば、空調機器を冷房モードで運転しているとき、気温(気象に関する情報の一例)が低ければ設定温度を過度に低くすることを認めないことで(即ち、制限設定温度を厳格化することで)、使用者の快適性を損なわない範囲で省エネルギを実現できる。また、空調機器を暖房モードで運転しているとき、気温が高ければ設定温度を過度に高くすることを認めないことで(即ち、制限設定温度を厳格化することで)、使用者の快適性を損なわない範囲で省エネルギを実現できる。
本発明に係る遠隔制御装置の別の特徴構成は、前記気象情報取得手段が、前記気象に関する情報として、前記空調機器が設置されている場所の実際の温度、或いは、実際の温度及び湿度に関する情報を取得する点にある。
上記特徴構成によれば、気象情報取得手段が、空調機器が設置されている場所の実際の気象に関する情報を取得する。よって、運転状況判定手段は、制限設定温度を厳格化又は緩和するか否かを、空調機器が設置されている場所の実際の気象に関する情報に基づいて適切に判定できる。
本発明に係る遠隔制御装置の別の特徴構成は、前記気象情報取得手段が、前記気象に関する情報として、前記空調機器が設置されている場所の予報された温度、或いは、予報された温度及び湿度に関する情報を取得する点にある。
上記特徴構成によれば、気象情報取得手段が、空調機器が設置されている場所の予報された気象に関する情報を取得する。よって、運転状況判定手段は、制限設定温度を厳格化又は緩和するか否かを、ある程度の確実性を有する、空調機器が設置されている場所の気象に関する情報に基づいて適切に判定できる。
以下に図面を参照して本発明に係る遠隔制御装置について説明する。
図1は、遠隔制御装置10Aが運用されるシステムの構成を示す図である。このシステムは、少なくとも冷房モード及び暖房モードを含む複数の運転モードで運転又は停止される複数の空調機器31と、それらの空調機器31の管理者が操作する管理者端末20と、空調機器31及び管理者端末20に対して通信回線Nを介して接続される遠隔制御装置10Aとを備える。管理者は、図1に例示するようなビル30の所有者又は管理者であり、そのビル30に設置されている複数の空調機器31の管理を行う。本発明に係る遠隔制御装置10Aは、それらの空調機器31の管理を行うために用いられる。遠隔制御装置10A及び管理者端末20は、コンピュータなどの情報処理機能を備えた装置で実現できる。図1では、ビル30を1棟だけ記載しているが、空調機器31が通信回線Nに接続されているのであれば、複数棟のビルなどに分散して設置された空調機器31の管理を行うことも同様に可能である。
空調機器31は、室外機34と室内機33と入力部32とを備える。入力部32は、空調機器31に対して各別に指定運転条件の入力などを使用者が行う際に用いる装置である。本実施形態において、指定運転条件は、空調機器31の運転又は停止の種別、空調機器31の運転を指定する場合には運転モードの種別、空調機器31の運転を指定する場合にはその運転モードでの制限設定温度を含む。更に、指定運転条件が、空調機器31の停止を指定する場合には、空調機器31が次に運転開始されるときの運転モードの種別、及び、空調機器31が次に運転開始されるときの運転モードでの制限設定温度を含むように構成してもよい。
管理者は、遠隔制御を行って空調機器31の省エネルギ運転を推進するために、空調機器31の無駄な運転を抑制するために、或いは、空調機器31の使用者にとって必要な運転を提供するためなどに、遠隔制御装置10Aを用いる。具体的には、遠隔制御装置10Aは、運転条件受付手段11と運転状況監視手段12と運転状況判定手段13と制御指令送信手段14とを備える。遠隔制御装置10Aが備える上記各手段は、コンピュータに備えられている機能及び機器によって実現できる。また、遠隔制御装置10Aが備える情報記憶手段15は、コンピュータに備えられている記憶装置(メモリ、ハードディスクなど)によって実現できる。空調機器31は、通信回線Nに接続されているので、使用者が入力部32で入力した情報、室内機33の運転状況に関する情報(空調機器31の運転又は停止の種別、運転モードの種別、その運転モードでの設定温度など)は、通信回線Nを介して遠隔制御装置10Aで取得できる。空調機器31は、室内機33が設置されている場所の実際の温度を検出する室内温度計35と、室外機34が設置されている場所の実際の温度を検出する室外温度計36とを備えている。空調機器31は、自身の運転制御にその温度の検出結果を利用できる。
運転条件受付手段11は、複数の空調機器31のそれぞれに対して、少なくとも1日の中の時間帯別に、空調機器31の運転又は停止の種別、運転モードの種別、その運転モードでの制限設定温度を含む指定運転条件の入力を管理者端末20から受け付けて情報記憶手段15に記憶する。図2は、管理者端末20における表示画面40の例を示す図である。上述したように、指定運転条件として運転の停止を指定する場合には、運転モードの種別は無し、制限設定温度は無しとすることができる。或いは、指定運転条件としての運転の停止を指定しつつ、運転モードの種別及び制限設定温度を指定することもできる。この場合に指定される運転モードの種別及び制限設定温度は、空調機器31が次に運転開始されるときの運転モード、及び、次に運転開始されるときの運転モードでの制限設定温度を意味する。
図2に示すように、管理者は、適用日設定部41において、空調機器31の遠隔制御を行う適用日を設定できる。例えば、管理者は、遠隔制御の適用日を、月日、曜日、祝祭日の属性から設定でき、ある1ヶ月間の全曜日を遠隔制御の適用日として設定することや、ある1ヶ月の祝祭日を除く平日を遠隔制御の適用日として設定することもできる。図中において月日はプルダウンメニュー形式で選択でき、曜日の指定及び「祝祭日を除く」の指定はチェックボックスにチェックを入れることで設定できる。
また、図2に示すように、管理者は、パトロール時刻設定部42において、空調機器31のパトロール及び遠隔制御を行う時間帯及び間隔を設定できる。例えば、管理者は、遠隔制御の開始時刻及び終了時刻で規定される時間帯を設定でき、及び、遠隔制御を行う間隔(タイミング)を設定できる。図中において、遠隔制御の開始時刻、終了時刻、及び、遠隔制御を行う間隔はプルダウンメニュー形式で選択できる。
更に、図2に示すように、管理者は、メニュー欄44〜50が設けられている詳細条件設定部43において、空調機器31の指定運転条件を設定できる。図2に示す例では、プルダウンメニュー形式で設定可能である。例えば、メニュー欄44、48では、空調機器31の状況が「運転」であるのか又は「停止」であるのか(即ち、空調機器31の運転又は停止の種別)を指定できる。メニュー欄45、49では、空調機器31の運転モードが「冷房」であるのか又は「暖房」であるのか(即ち、運転モードの種別)を指定できる。メニュー欄46、47、50では、設定温度及びその設定温度に対して「以上」、「以下」、「未満」、「を超える」の何れか(即ち、上記運転モードでの制限設定温度)を指定できる。図2に示した例では、空調機器31の状況が「運転」であり、「冷房モード」で、設定温度が「25」℃「未満」であるとき、空調機器31の状況を「運転」であり、「冷房モード」で、設定温度を「25」℃に変更するという条件の入力を行える。
以上のように、複数の空調機器31のそれぞれに対して、パトロール時刻設定部42で設定されるパトロール時間帯(開始時刻及び終了時刻)及びパトロール間隔についての情報、及び、詳細条件設定部43で設定される情報が、本発明の「指定運転条件」に相当する。よって、図2に示す例では、7時から20時の間、遠隔制御の対象とする空調機器31が冷房モードで運転されているとき、その設定温度が25℃未満であれば、指定運転条件を満たさないと判定される。
図2の対象機器表示欄51では、遠隔制御の対象とする空調機器31を指定できる。例えば、選択チェックボックス52にチェックを入れることで、その空調機器31を遠隔制御の対象とすることができる。
以上のように、管理者が管理者端末20を用いて適用日設定部41、パトロール時刻設定部42、詳細条件設定部43及び対象機器表示欄51への入力を行った後、設定ボタン53を選択入力すると、入力した内容が管理者端末20から遠隔制御装置10Aに通信回線Nを介して伝送される。遠隔制御装置10Aの運転条件受付手段11は、複数の空調機器31のそれぞれに対して、少なくとも1日の中の時間帯別に、上述したような空調機器31の運転又は停止の種別、運転モードの種別、その運転モードでの制限設定温度を含む指定運転条件の入力を管理者端末20から受け付けて情報記憶手段15に記憶する。
遠隔制御装置10Aの運転状況監視手段12は、複数の空調機器31に対して、パトロール時刻設定部42に入力された設定タイミングで定期的に通信を行って、その通信時点での、空調機器31の運転又は停止の種別、空調機器31が運転されている場合の運転モードの種別、空調機器31が運転されている場合のその運転モードでの設定温度を含む運転状況に関する情報を取得して情報記憶手段15に記憶する。更に、運転状況監視手段12が、空調機器31が停止されている場合には、空調機器31が次に運転開始されるときの運転モードの種別、及び、空調機器31が次に運転開始されるときの運転モードでの設定温度を上記運転状況として含むように構成してもよい。
例えば、運転状況監視手段12は、空調機器31が運転されているのであれば、運転中であること、運転モード、その運転モードでの設定温度を含む運転状況に関する情報を取得する。また、運転状況監視手段12は、空調機器31が運転停止されているのであれば、運転停止していること、運転モードは無し、設定温度は無しという運転状況に関する情報を取得できる。或いは、運転状況監視手段12は、空調機器31が運転停止されているのであれば、運転停止していること、運転停止の前に実施されていた運転モード(即ち、次に運転開始されるときの運転モード)、運転停止の前に実施されていた運転モードでの設定温度(即ち、次に運転開始されるときの運転モードでの設定温度)を含む運転状況に関する情報を取得するようにもできる。
遠隔制御装置10Aの運転状況判定手段13は、運転状況監視手段12が取得した運転状況に関する情報が、上記指定運転条件を満たしているか否かを判定する。
遠隔制御装置10Aの制御指令送信手段14は、運転状況判定手段13の判定結果に基づいて、複数の空調機器31のうち、運転状況に関する情報が指定運転条件を満たしていない空調機器31に対して、指定運転条件に従った運転を行わせる制御指令を送信する。尚、空調機器31の実際の使用者は、上記制御指令によって空調機器31の設定温度などの運転状況が変更されたとしても、入力部32を用いて更に設定温度などを変更することも可能である。
図3は、冷房モードで運転されている場合の指定運転条件を模式的に示した図である。例えば、図3(a)に示すように、遠隔制御装置10Aの運転状況判定手段13は、7時から20時の間、遠隔制御の対象とする空調機器31が冷房モードで運転されているとき、その設定温度が25℃未満であれば、図2に示したような指定運転条件を満たさないと判定する。つまり、制限設定温度は25℃である。図3(a)では、指定運転条件を満たさないと判定される場合を禁止範囲として示している。
このように、遠隔制御の対象とする空調機器31が、例えば、12時に、設定温度が23℃の冷房モードで運転されていれば、設定温度が低すぎると判定される。よって、制御指令送信手段14は、その空調機器31に対して、指定運転条件に従った運転を行わせる制御指令を送信する。この場合、制御指令送信手段14は、空調機器31に対して、設定温度を25℃(制限設定温度)にさせる制御指令を送信する。この制御指令を受け取った空調機器31は、設定温度を25℃に変更して、冷房モードでの運転を継続する。
図3(b)は、空調機器31が暖房モードで運転されている場合の指定運転条件を模式的に示した図である。この場合、遠隔制御装置10Aの運転状況判定手段13は、7時から20時の間、遠隔制御の対象とする空調機器31が暖房モードで運転されているとき、その設定温度が20℃を超えていれば、指定運転条件を満たさないと判定する。つまり、制限設定温度は20℃である。
このように、遠隔制御の対象とする空調機器31が、例えば、12時に、設定温度が22℃の暖房モードで運転されていれば、設定温度が高すぎると判定される。よって、制御指令送信手段14は、その空調機器31に対して、指定運転条件に従った運転を行わせる制御指令を送信する。この場合、制御指令送信手段14は、空調機器31に対して、設定温度を20℃(制限設定温度)にさせる制御指令を送信する。この制御指令を受け取った空調機器31は、設定温度を20℃に変更して、暖房モードでの運転を継続する。
図2では、1日の中の7時から20時の時間帯のみで運転モード毎の制限設定温度が指定された指定運転条件を例示したが、20時から7時(0時から7時、及び、20時から24時)の時間帯にも、空調機器31の運転又は停止の種別、運転モードの種別、その運転モードでの制限設定温度を含む指定運転条件を設定できる。
図4は、20時から7時の時間帯に、運転の停止を指定する指定運転条件(この場合、運転モードの種別は無し、制限設定温度は無し)を設定した場合の例である。この場合、図2の表示画面40において、パトロール時刻設定部42において20時から7時の時間帯を指定し、詳細条件設定部43において、メニュー欄45、46、47、49、50を空欄にし、メニュー欄44において「運転」モードを選択し、メニュー欄48は「停止」モードを選択する。その結果、20時から7時の時間帯は、冷房モード及び暖房モードの何れの運転も禁止され、運転されていれば、運転状況判定手段13は、指定運転条件を満たしていないと判定し、制御指令送信手段14は、運転されている空調機器31を停止させる制御指令を送信する。
或いは、運転条件受付手段11が、運転の停止に加えて、運転モードの種別(即ち、次に運転開始されるときの運転モード)及び制限設定温度(即ち、次に運転開始されるときの運転モードでの制限設定温度)を指定するような指定運転条件を受け付けて情報記憶手段15に記憶している場合もある。
この場合、運転状況判定手段13は、空調機器31が運転されていればその指定運転条件が満たされていないと判定し、その運転を停止させる制御指令を空調機器31に送信する。それと共に、運転状況判定手段13は、運転状況監視手段12によって監視された、運転されているときの運転モード及びその運転モードでの設定温度が、上記指定運転条件のうちの運転モードの種別及び制限設定温度を満たしているか否かを判定する。そして、運転状況判定手段13は、上記指定運転条件のうちの運転モードの種別及び制限設定温度が満たされていない場合には、次に運転開始されるときに上記指定運転条件に従った運転を行わせる制御指令(即ち、次に運転開始されるときの運転モード、次に運転開始されるときの運転モードでの設定温度)を送信する。
また、運転状況判定手段13は、空調機器31が運転停止されていたとしても、運転停止の前に実施されていた運転モード(即ち、次に運転開始されるときの運転モード)、運転停止の前に実施されていた運転モードでの設定温度(即ち、次に運転開始されるときの運転モードでの設定温度)が、上記指定運転条件のうちの運転モードの種別及び制限設定温度を満たしているか否かを判定する。そして、運転状況判定手段13は、上記指定運転条件のうちの運転モードの種別及び制限設定温度が満たされていない場合には、運転停止の維持指令と共に、次に運転開始されるときに上記指定運転条件に従った運転を行わせる制御指令(即ち、次に運転開始されるときの運転モード、次に運転開始されるときの運転モードでの設定温度)を送信する。
また或いは、上述したような空調機器31の運転の停止を指定運転条件とするのではなく、空調機器31の運転を指定運転条件としてもよい。例えば、サーバを設置している部屋では空調機器31を冷房モードで1日中運転しておくことが好ましく、使用者によって誤って運転が停止されていた場合には、その運転を開始させる遠隔制御を行う必要がある。よって、空調機器31を制限設定温度の冷房モードで運転することを指定運転条件としておけば、空調機器31の運転が停止されていた場合、運転状況判定手段13は、指定運転条件を満たしていないと判定し、制御指令送信手段は、停止されている空調機器を制限設定温度で運転させる制御指令を送信する。その結果、遠隔制御装置10Aによって、空調機器31の使用者にとって必要な運転が実施される。
以上のように、管理者から指定運転条件の入力を受けた遠隔制御装置10Aが、複数の空調機器31の運転状況を定期的にパトロールするので、管理者は複数の空調機器31に対して各別に直接アクセスする必要は無い。空調機器31の運転又は停止の種別、運転モードの種別、その運転モードでの制限設定温度を含む指定運転条件を、少なくとも1日の中の時間帯別に設定できるので、例えば、昼間の制限設定温度と夜間の制限設定温度とを異ならせること等が可能である。或いは、夜間の運転の停止を指定することや、停止されていた空調機器31を運転させることもできる。また或いは、運転停止させる空調機器31又は運転停止中の空調機器31の運転モード(即ち、次に運転開始されるときの運転モード)及びその運転モードでの設定温度(即ち、次に運転開始されるときの運転モードでの設定温度)を指定することもできる。従って、遠隔制御の対象とされる空調機器31の管理者にとって利便性の高い遠隔制御装置を提供できる。
<別実施形態>
<1>
上記実施形態において、空調機器31が設置されている場所の気象に応じて、上記制限設定温度を緩くなるように及び厳しくなるように変更してもよい。以下に、別実施形態の遠隔制御装置10Bについて説明するが、上述した遠隔制御装置10Aと同様の構成については説明を省略する。
この別実施形態において、図7に示すように、遠隔制御装置10Bは、空調機器31が設置されている場所の気象に関する情報を取得して情報記憶手段15に記憶する気象情報取得手段16を備える。空調機器31は、室内機33が設置されている場所の実際の温度を検出する室内温度計35と、室外機34が設置されている場所の実際の温度を検出する室外温度計36とを備える。気象情報取得手段16は、室内温度計35及び室外温度計36の検出結果の情報を通信回線Nを介して取得できる。
例えば、冷房モードでの運転時において、気温が高ければ快適性を重視して設定温度を低くすることを許容し、暖房モードでの運転時において、気温が低ければ快適性を重視して設定温度を高くすることを許容する。一方で、冷房モードでの運転時において、気温が低ければ省エネルギ性を重視して設定温度を高くするように強制し、暖房モードでの運転時において、気温が高ければ省エネルギ性を重視して設定温度を低くすることを強制する。以下の表1には制限設定温度を緩く及び厳しく変更する場合の例を示す。ここで示す温度は、室外温度計36で検出した外気温である。
Figure 2010078184
具体的には、運転条件受付手段11が、少なくとも1日の中の時間帯別に、上記制限設定温度を緩くするときの運転モード毎の制限設定温度緩和条件及び緩和内容の入力を管理者端末20から受け付けて情報記憶手段15に記憶する。或いは、運転条件受付手段11が、少なくとも1日の中の時間帯別に、上記制限設定温度を厳しくするときの運転モード毎の制限設定温度厳格化条件及び厳格化内容の入力を管理者端末20から受け付けて情報記憶手段15に記憶する。管理者端末20を用いたそれらの入力方法は、図2に例示した表示画面40から入力する方法と同様の方法を用いればよい。表1に示した例であれば、制限設定温度緩和条件及び緩和内容は、冷房モードについては「気温が33℃以上であること」及び「制限設定温度を3℃緩和」であり、暖房モードについては「気温が5℃以下であること」及び「制限設定温度を3℃緩和」である。また、制限設定温度厳格化条件及び厳格化内容は、冷房モードについては「気温が25℃以下であること」及び「制限設定温度を3℃厳格化」であり、暖房モードについては「気温が15℃以上であること」及び「制限設定温度を3℃厳格化」である。
遠隔制御装置10Bの運転状況判定手段13は、空調機器31が設置されている場所の気温が制限設定温度緩和条件を満たすとき、緩和内容に従って制限設定温度を緩和する。また、運転状況判定手段13は、空調機器31が設置されている場所の気温が制限設定温度厳格化条件を満たすとき、厳格化内容に従って制限設定温度を厳格化する。
図5は、制限設定温度緩和条件が満たされたために緩和された指定運転条件を模式的に示す図である。この場合、7時から20時の間の時間帯において、冷房モードについては「気温が33℃以上ならば、制限設定温度を3℃緩和」、暖房モードについては「気温が5℃以下ならば、制限設定温度を3℃緩和」という制限設定温度緩和条件及び緩和内容が設定されている。図示するように、冷房モードの場合は制限設定温度が22℃に緩和され、暖房モードの場合は制限設定温度が23℃に緩和されている。
一方で、図6は、制限設定温度厳格化条件が満たされたために厳格化された指定運転条件を模式的に示す図である。この場合、7時から20時の間の時間帯において、冷房モードについては「気温が25℃以下ならば、制限設定温度を3℃厳格化」、暖房モードについては「気温が15℃以上ならば、制限設定温度を3℃厳格化」という制限設定温度緩和条件及び厳格化内容が設定されている。図示するように、冷房モードの場合は制限設定温度が28℃に厳格化され、暖房モードの場合は制限設定温度が17℃に厳格化されている。
遠隔制御装置10Bの運転状況判定手段13は、以上のように緩和又は厳格化された後の制限設定温度(即ち、指定運転条件)を用いて、運転状況監視手段12が取得した運転状況に関する情報が、指定運転条件を満たしているか否かを判定する。
上述の例では、制限設定温度厳格化条件及び厳格化内容、並びに、制限設定温度緩和条件及び緩和内容について、温度の具体的な数値を挙げて説明をしたが、その温度は適宜変更可能である。また、制限設定温度緩和条件のみを設定しても良いし、制限設定温度厳格化条件のみを設定してもよいし、それら両方を設定してもよい。尚、上記制限温度厳格化条件が満たされたために厳格化された指定運転条件又は上記制限温度緩和条件が満たされたために緩和された指定運転条件に従った運転を行わせる制御指令を受けて空調機器31の設定温度などの運転状況が変更されたとしても、空調機器31の実際の使用者は、入力部32を用いて更に設定温度などを変更することも可能である。
更に、運転状況監視手段12が、室外温度計36で検出した外気温を取得する場合について説明したが、運転状況監視手段12が、室内温度計35で検出した内気温を取得して、運転状況判定手段13が、その温度に基づいて制限設定温度を緩和する又は厳格化するかの判定を行ってもよい。
但し、外気温は短時間の間に大きく変動することはほとんど無いが、内気温は短時間の間に大きく変動することがあるので注意が必要である。例えば、空調機器31を設定温度が25℃の冷房モードで運転しているとき、内気温が25℃を挟んで上下動することがある。これは、空調機器31が運転と停止とを短時間で繰り返しながら、内気温を設定温度(この場合は25℃)に調節している場合に起こり得る。よって、内気温の平均は設定温度(25℃)通りであったとしても、空調機器31が冷房モードで運転されて内気温が最も低くなったタイミングで、遠隔制御装置10Bの運転状況監視手段12が、空調機器31が設置されている場所の内気温を室内温度計35から取得すると、その低い内気温によって上記制限設定温度厳格化条件を満たしてしまう可能性もある。逆に、空調機器31が停止されて内気温が最も高くなったタイミングで、遠隔制御装置10Bの運転状況監視手段12が、空調機器31が設置されている場所の内気温を室内温度計35から取得すると、その高い内気温によって上記制限設定温度緩和条件を満たしてしまう可能性もある。
従って、上述したような空調機器31の間欠的な運転により必然的に発生する内気温の変動が、運転状況判定手段13による、制限設定温度を緩和する又は厳格化するかの判定に考慮されないように、上記制限設定温度緩和条件及び上記制限設定温度厳格化条件を定める必要がある。例えば、空調機器の間欠的な運転により内気温が設定温度から±3℃の範囲で変動するのであれば、そのような温度の変動が発生しても上記制限設定温度緩和条件及び上記制限設定温度厳格化条件が満たされないようにする必要がある。
<2>
上記別実施形態では、気象情報取得手段16が、空調機器31が設置されている場所の実施の温度を気象情報として用いる例を説明したが、他の気象情報を用いてもよい。例えば、温度及び湿度の両方を気象情報として用いてもよい。図8は、別実施形態の遠隔制御システムの構成を示す図である。上述の図7に示した空調機器31と比較して、図8に示す空調機器31は、室内湿度計37及び室外湿度計38を更に備える。そして、気象情報取得手段16は、室内温度計35、室外温度計36、室内湿度計37及び室外湿度計38の検出結果の情報を通信回線Nを介して取得する。
上記別実施形態では、冷房モードにおいて制限設定温度緩和条件を「気温が33℃以上であること」としているため、気温が33℃より低い場合には、制限設定温度の緩和は行われない。しかし、気温が33℃よりも低くても湿度が高いような環境は、使用者にとって快適とは言えない。そこで、制限設定温度緩和条件として温度条件及び湿度条件の両方を併せて規定する。
具体的には、運転状況判定手段13は、空調機器31が設置されている場所の気温が温度条件を満たしていれば制限設定温度緩和条件が満たされたと判定し、温度条件を満たしていなくても湿度条件を満たしていれば制限設定温度緩和条件が満たされたと判定する。例えば、温度条件として気温が33℃以上であることを規定し、湿度条件として湿度が60%以上であることを規定した場合、運転状況判定手段13は、気温が33℃以上であれば制限設定温度緩和条件が満たされたと判定し、気温が33℃未満であっても湿度が60%以上であれば制限設定温度緩和条件が満たされたと判定する。一方で、運転状況判定手段13は、気温が33℃未満であり且つ湿度が60%未満であれば制限設定温度緩和条件が満たされないと判定する。そして、運転状況判定手段13は、制限設定温度緩和条件が満たされた場合には、緩和内容に従って制限設定温度を緩和する。
上述の例では、制限設定温度緩和条件が温度条件及び湿度条件の両方を併せて規定する場合を説明したが、制限設定温度厳格化条件が温度条件及び湿度条件の両方を併せて規定することもできる。その場合、運転状況判定手段13は、空調機器31が設置されている場所の気温が温度条件を満たしていれば制限設定温度厳格化条件が満たされたと判定し、気温が温度条件を満たしていなくても湿度が湿度条件を満たしていれば制限設定温度厳格化条件が満たされたと判定する。そして、運転状況判定手段13は、制限設定温度厳格化条件が満たされた場合には、厳格化内容に従って制限設定温度を厳格化する。
<3>
上述の例では、気象情報取得手段16が、実際に測定された情報を気象に関する情報として取得する例を説明したが、他の情報を気象に関する情報として取得するように構成してもよい。例えば、気象情報取得手段16が、気象に関する情報として、空調機器31が設置されている場所の予報された温度、或いは、予報された温度及び湿度に関する情報を取得するように構成できる。
図9は、別実施形態の遠隔制御システムの構成を示す図である。図9に示すように、遠隔制御装置10Bは、気象に関する情報を取得する気象情報取得手段16を備える。通信回線Nには、空調機器31が設置されている場所の気象予報を提供するサービスを行っている気象予報提供装置60が接続されている。よって、遠隔制御装置10Bの気象情報取得手段16は、通信回線Nを介して、空調機器31が設置されている場所の予報された温度、或いは、予報された温度及び湿度に関する情報を気象予報提供装置60から取得することができる。
<4>
上述の例において、室内温度計35及び室外温度計36、並びに、室内湿度計37及び室外湿度計38は、室内機33及び室外機34に付属の温度計及び湿度計である必要はなく、室内機33及び室外機34とは別に設けられた温度計及び湿度計であってもよい。例えば、室内温度計35及び室内湿度計37を新たに設けるのであれば、室内の人間(空調機器31の使用者)が活動しているのと同等の高さに設けることが好ましい。例えば、人間が活動している高さに温度計及び湿度計を設け、その高さの空気の温度及び湿度を検出した方が、人間にとって快適な空調機器31の運転を行えるからである。また、室外温度計36及び室外湿度計38を新たに設けるのであれば、直射日光が当たらず、室外機の排気が当たらないような場所に設けることが好ましい。そのような場所に温度計を設けると、実際の温度及び湿度とは異なる温度及び湿度が検出される可能性があるからである。
<5>
上記実施形態では、空調機器31が冷房モード又は暖房モードで運転される例について記載したが、空調機器31が更に別の運転モードで運転されてもよい。例えば、空調機器31が送風モードや除湿モードなどで運転されてもよい。その場合にも、送風モードでの制限設定温度又は除湿モードでの制限設定温度を含む指定運転条件を管理者端末20から遠隔制御装置10A、10Bに入力することができる。また、制限設定温度緩和条件及び制限設定温度厳格化条件を管理者端末20から遠隔制御装置10A、10Bに入力することもできる。
本発明は、遠隔制御の対象とする空調機器の管理者にとって利便性の高い遠隔制御装置を提供するために利用できる。
遠隔制御システムの構成を示す図 管理者端末の表示画面の例を示す図 指定運転条件を模式的に示した図 指定運転条件を模式的に示した図 制限設定温度緩和条件が満たされたために緩和された指定運転条件指定運転条件を模式的に示す図 制限設定温度厳格化条件が満たされたために厳格化された指定運転条件を模式的に示す図 別実施形態の遠隔制御システムの構成を示す図 別実施形態の遠隔制御システムの構成を示す図 別実施形態の遠隔制御システムの構成を示す図
符号の説明
10A、10B 遠隔制御装置
11 運転条件受付手段
12 運転状況監視手段
13 運転状況判定手段
14 制御指令送信手段
15 情報記憶手段
16 気象情報取得手段
20 管理者端末
31 空調機器
N 通信回線

Claims (6)

  1. 使用者からの操作入力により少なくとも冷房モード及び暖房モードを含む複数の運転モードで運転又は停止される複数の空調機器に対して、及び、前記複数の空調機器の管理者が操作する管理者端末に対して、通信回線を介して接続される遠隔制御装置であって、
    前記複数の空調機器のそれぞれに対して、少なくとも1日の中の時間帯別に、前記空調機器の運転又は停止の種別、前記空調機器の運転を指定する場合には前記運転モードの種別、及び、前記空調機器の運転を指定する場合には前記運転モードでの制限設定温度を含む指定運転条件の入力を前記管理者端末から受け付けて情報記憶手段に記憶する運転条件受付手段と、
    前記複数の空調機器に対して設定タイミングで通信を行って、その通信時点での、前記空調機器の運転又は停止の種別、前記空調機器が運転されている場合の前記運転モードの種別、及び、前記空調機器が運転されている場合の前記運転モードでの設定温度を含む運転状況に関する情報を取得して前記情報記憶手段に記憶する運転状況監視手段と、
    前記運転状況監視手段が取得した前記運転状況に関する情報が、前記指定運転条件を満たしているか否かを判定する運転状況判定手段と、
    前記運転状況判定手段の判定結果に基づいて、前記複数の空調機器のうち、前記運転状況に関する情報が前記指定運転条件を満たしていない空調機器に対して、前記指定運転条件に従った運転を行わせる制御指令を送信する制御指令送信手段と、を備える遠隔制御装置。
  2. 前記運転条件受付手段が、前記空調機器の停止を指定する場合には、前記空調機器が次に運転開始されるときの前記運転モードの種別、及び、前記空調機器が次に運転開始されるときの前記運転モードでの制限設定温度を前記指定運転条件として含んで受け付け、
    前記運転状況監視手段が、前記空調機器が停止されている場合には、前記空調機器が次に運転開始されるときの前記運転モードの種別、及び、前記空調機器が次に運転開始されるときの前記運転モードでの設定温度を前記運転状況に関する情報として含んで取得する請求項1記載の遠隔制御装置。
  3. 前記空調機器が設置されている場所の気象に関する情報を取得して前記情報記憶手段に記憶する気象情報取得手段を備え、
    前記運転条件受付手段が、少なくとも1日の中の時間帯別に、前記制限設定温度を緩くするときの前記運転モード毎の制限設定温度緩和条件及び緩和内容の入力を前記管理者端末から受け付けて前記情報記憶手段に記憶し、
    前記運転状況判定手段が、前記空調機器が設置されている場所の前記気象に関する情報が前記制限設定温度緩和条件を満たすとき、前記緩和内容に従って前記制限設定温度を緩和した上で、前記運転状況監視手段が取得した前記運転状況に関する情報が、前記指定運転条件を満たしているか否かを判定する請求項1又は2記載の遠隔制御装置。
  4. 前記空調機器が設置されている場所の気象に関する情報を取得して前記情報記憶手段に記憶する気象情報取得手段を備え、
    前記運転条件受付手段が、少なくとも1日の中の時間帯別に、前記制限設定温度を厳しくするときの前記運転モード毎の制限設定温度厳格化条件及び厳格化内容の入力を前記管理者端末から受け付けて前記情報記憶手段に記憶し、
    前記運転状況判定手段が、前記空調機器が設置されている場所の前記気象に関する情報が前記制限設定温度厳格化条件を満たすとき、前記厳格化内容に従って前記制限設定温度を厳格化した上で、前記運転状況監視手段が取得した前記運転状況に関する情報が、前記指定運転条件を満たしているか否かを判定する請求項1〜3の何れか一項に記載の遠隔制御装置。
  5. 前記気象情報取得手段が、前記気象に関する情報として、前記空調機器が設置されている場所の実際の温度、或いは、実際の温度及び湿度に関する情報を取得する請求項3又は4記載の遠隔制御装置。
  6. 前記気象情報取得手段が、前記気象に関する情報として、前記空調機器が設置されている場所の予報された温度、或いは、予報された温度及び湿度に関する情報を取得する請求項3又は4記載の遠隔制御装置。
JP2008244643A 2008-09-24 2008-09-24 遠隔制御装置 Active JP4820396B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008244643A JP4820396B2 (ja) 2008-09-24 2008-09-24 遠隔制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008244643A JP4820396B2 (ja) 2008-09-24 2008-09-24 遠隔制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010078184A true JP2010078184A (ja) 2010-04-08
JP4820396B2 JP4820396B2 (ja) 2011-11-24

Family

ID=42208846

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008244643A Active JP4820396B2 (ja) 2008-09-24 2008-09-24 遠隔制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4820396B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012202569A (ja) * 2011-03-24 2012-10-22 Kyoritsu Denki Kk 運転条件データ生成装置
JP2013036725A (ja) * 2011-08-11 2013-02-21 Azbil Corp 遠隔管理システム、建物管理装置、遠隔管理装置および遠隔管理方法
WO2014013528A1 (ja) * 2012-07-20 2014-01-23 三菱電機株式会社 空気調和装置
JP2015105805A (ja) * 2013-12-02 2015-06-08 Necプラットフォームズ株式会社 運転制御装置、冷暖房制御システムおよび地域冷暖房制御システム
JP2018080898A (ja) * 2016-11-18 2018-05-24 大阪瓦斯株式会社 遠隔制御装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10220843A (ja) * 1997-02-03 1998-08-21 Toshiba Corp 空調管理装置
JP2000179909A (ja) * 1998-12-15 2000-06-30 Shoden:Kk 自動運転制御装置
JP2008126765A (ja) * 2006-11-17 2008-06-05 Toshiba Corp 車両用空調装置制御システム
JP2008128594A (ja) * 2006-11-22 2008-06-05 Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd 学校内教室設備の簡易省エネシステム

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10220843A (ja) * 1997-02-03 1998-08-21 Toshiba Corp 空調管理装置
JP2000179909A (ja) * 1998-12-15 2000-06-30 Shoden:Kk 自動運転制御装置
JP2008126765A (ja) * 2006-11-17 2008-06-05 Toshiba Corp 車両用空調装置制御システム
JP2008128594A (ja) * 2006-11-22 2008-06-05 Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd 学校内教室設備の簡易省エネシステム

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012202569A (ja) * 2011-03-24 2012-10-22 Kyoritsu Denki Kk 運転条件データ生成装置
JP2013036725A (ja) * 2011-08-11 2013-02-21 Azbil Corp 遠隔管理システム、建物管理装置、遠隔管理装置および遠隔管理方法
WO2014013528A1 (ja) * 2012-07-20 2014-01-23 三菱電機株式会社 空気調和装置
JPWO2014013528A1 (ja) * 2012-07-20 2016-06-23 三菱電機株式会社 空気調和装置
US10054349B2 (en) 2012-07-20 2018-08-21 Mitsubishi Electric Corporation Air-conditioning apparatus
JP2015105805A (ja) * 2013-12-02 2015-06-08 Necプラットフォームズ株式会社 運転制御装置、冷暖房制御システムおよび地域冷暖房制御システム
JP2018080898A (ja) * 2016-11-18 2018-05-24 大阪瓦斯株式会社 遠隔制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4820396B2 (ja) 2011-11-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2775647C (en) System and method for automatically programming hvac system temperature adjustment times
JP6241708B2 (ja) 空調管理装置、空調システムおよびプログラム
JP4820396B2 (ja) 遠隔制御装置
US9702581B2 (en) Air conditioning system
JP2017161216A (ja) 空調制御装置、空調制御方法、およびプログラム
US20200182499A1 (en) Indoor environmental weighted preference management
EP3193510B1 (en) Control device, system and control method therefor
JP2011064344A (ja) 空調管理システム、プログラム、空調機
US10935271B2 (en) System and method of HVAC health monitoring for connected homes
KR20150029196A (ko) 공기조화기 시스템 및 그 동작방법
JP6381808B2 (ja) 規則生成装置、規則生成方法、及びプログラム
CN114402268A (zh) 取决于隐私模式呈现设备的当前状态
WO2020059473A1 (ja) 運転制御装置、運転制御プログラムおよび記録媒体
US10724753B2 (en) System and method for operating a variable speed compressor
CN109556248A (zh) 空调系统的运转模式控制方法
KR101957582B1 (ko) 센서 데이터 식별 기반 IoT 자동 관리 시스템 및 방법
KR101443025B1 (ko) 부하의 전력 제어 장치 및 방법
JP2008083828A (ja) 管理システム
WO2016016998A1 (ja) コントローラ、および、ホームシステム
US20230341143A1 (en) Air-Conditioning System
JP2008269127A (ja) 施設管理装置および施設管理方法
KR102300918B1 (ko) 재실인원수 기반 냉, 난방 설정온도 자동제어 시스템 및 그 제어방법
JP2010016434A (ja) 設備機器の遠隔管理装置、遠隔管理システム及び遠隔管理方法
JP2010236764A (ja) 空気調和機の遠隔制御装置
JP2004005496A (ja) 設備機器の遠隔制御システム、設備機器コントローラおよびサーバ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110125

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20110125

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20110216

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110303

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110426

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110519

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110712

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110804

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110902

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140909

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4820396

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150