JP2010077661A - 小規模建築物における杭頭部接合構造 - Google Patents

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【課題】汎用の防振ゴム部材を用いて簡易に形成できると共に、感度の調整や評価が容易で優れた耐震性能を発揮させることができる小規模建築物における杭頭部接合構造を提供する。
【解決手段】基礎11と基礎杭12との接合部分に、複数の防振ゴム部材13を有する防振接合金物14を介在させた杭頭部接合構造10であって、防振ゴム部材13は、雄ネジボルト15a,15bを有する上側取付盤16aと下側取付盤16bとの間に防振ゴム層17を介在させて製品化されたものであり、防振接合金物14は、ボルト締着孔が形成された上面ベースプレート18と下面ベースプレート20との間に、防振ゴム部材13を複数挟み込んで一体化することによって構成されるものである。防振接合金物14は、装着カバー体19を介して基礎杭12の杭頭部12aに装着されると共に、装着された防振接合金物14の上面ベースプレート18の上面を覆って基礎11が構築される。
【選択図】図1

Description

本発明は、小規模建築物における杭頭部接合構造に関し、特に戸建住宅建築物等の小規模建築物において採用される基礎と基礎杭との接合部分の杭頭部接合構造に関する。
近年、地震災害に対してより効果的に対応できるようにする大規模構造物の耐震構造として、構造物の本体部分のみならず、基礎部分についても耐震性能を向上させることの重要性が指摘されている。例えば軟弱な地盤上にフーチングやビルディング等の大規模構造物を構築する際には、鋼管杭やプレストレスト鉄筋コンクリート杭等の基礎杭を地中に打設し、これらの基礎杭に構造物の基礎を接合して支持させるようになっており、このような基礎杭と構造物の基礎との接合部分に、優れた耐震性能を付与できるようにする接合構造や結合装置が種々開発されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
特開2001−123465号公報 特開2001−296297号公報
一方、例えば戸建住宅建築物等の小規模建築物においても、地中に打設した例えば100〜300mm程度の外径の小さな鋼管杭を基礎杭として、基礎杭に鉛直荷重を支持させた状態で建築物が構築される場合があるが、このような小規模建築物の基礎と基礎杭との接合部分についても、地震時の水平荷重を基礎杭に負担させると共に優れた耐震性能が発揮されるようにすることが望まれている。
しかしながら、上記特許文献1や特許文献2に記載の接合構造や結合装置は、例えばフーチングやビルディング等の大規模構造物に耐震性能を付与するために、各々個別に製作された専用の装置を用いるものであり、その構造が大掛かりで高価なものになり易い。また、上記特許文献1や特許文献2の接合構造や結合装置は、これらを重量がそれ程大きくない小規模建築物にそのまま適用しようとすると、不経済になるばかりが、地震に対する固定強度や動き出し荷重等の、耐震性能を効果的に発揮させるための感度について調整したり評価する作業に手間がかかることになる。
また、市場には、例えば自動車用のブッシュ、エンジンマウント、産業機械用の防振部材等に広く用いられている、防振性能の異なる種々の防振ゴム部材が汎用品として出回っており、これらの汎用の防振ゴム部材を用いて基礎と基礎杭との接合部分の構造を形成することにより、簡易且つ経済的に接合部分に耐震性能を付与できると共に、その感度の調整や感度を評価する作業も容易になるものと考えられる。
本発明は、このような従来の課題に着目してなされたものであり、汎用の防振ゴム部材を用いて簡易に形成できると共に、感度の調整や評価が容易で優れた耐震性能を発揮することのできる小規模建築物における杭頭部接合構造を提供することを目的とする。
本発明は、小規模建築物における基礎と基礎杭との接合部分に、複数の防振ゴム部材を有する防振接合金物を介在させた杭頭部接合構造であって、前記防振ゴム部材は、上面中央から上側雄ネジボルトが突出する上側取付盤と、下面中央から下側雄ネジボルトが突出する下側取付盤との間に防振ゴム層を介在させて製品化されたものであり、前記防振接合金物は、前記上側雄ネジボルトを締着させる複数の上側ボルト締着孔が形成された上面ベースプレートと、前記下側雄ネジボルトを締着させる複数の下側ボルト締着孔が形成され、且つ下面から下方に突出して前記基礎杭の上端部を覆って装着される円筒スカート形状の装着カバー体が設けられた下面ベースプレートとの間に、前記防振ゴム部材を複数挟み込んで一体化することによって構成されており、且つ前記上側雄ネジボルト及び前記下側雄ネジボルトは、前記装着カバー体の外側外周部分に沿った周方向に等角度間隔で配置されて前記上面ベースプレート及び前記下面ベースプレートに各々締着固定されており、前記防振接合金物は、前記装着カバー体を介して前記基礎杭の杭頭部に装着されると共に、装着された前記防振接合金物の前記上面ベースプレートの上面を覆って前記基礎が構築される小規模建築物における杭頭部接合構造を提供することにより、上記目的を達成したものである。
そして、本発明の小規模建築物における杭頭部接合構造では、前記上面ベースプレートは、前記下面ベースプレートよりも一回り大きい形状を有しており、前記上面ベースプレートの下面周縁部から下方に突出して、中空筒状の防護カバー体が、前記下面ベースプレートの周縁との間に間隔を保持した状態で取り付けられていることが好ましい。
また、本発明の小規模建築物における杭頭部接合構造では、前記防護カバー体の内側には、前記下面ベースプレートの周縁との間の間隔を埋めるようにして、柔軟性材料が配設されていることが好ましい。
さらに、本発明の小規模建築物における杭頭部接合構造では、前記防振接合金物に、前記防振ゴム部材が、前記装着カバー体の周方向に等角度間隔で4体配置されていることが好ましい。
本発明の小規模建築物における杭頭部接合構造によれば、汎用の防振ゴム部材を用いて簡易に形成できると共に、感度の調整や評価が容易で優れた耐震性能を発揮することができる。
本発明の好ましい一実施形態に係る小規模建築物における杭頭部接合構造10は、図1に示すように、例えば軟弱地盤地域に小規模建築物として戸建住宅建築物を構築する際に、建築物の基礎11と基礎杭12との接合部分に介在させて設けられるものである。すなわち、本実施形態の杭頭部接合構造10は、小規模建築物における基礎11と基礎杭12の杭頭部12aとの接合部分に設けられ、小規模建築物からの鉛直荷重を基礎11から基礎杭12に伝達して支持させると共に、地震時の水平荷重を基礎杭12にも負担させつつ、当該接合部分において優れた耐震性能が発揮されるようにするために採用されたものである。
そして、本実施形態の杭頭部接合構造10は、小規模建築物における基礎11と基礎杭12との接合部分に、複数の防振ゴム部材13を有する防振接合金物14を介在させた接合構造であって、図2(a),(b)及び図3にも示すように、防振ゴム部材13は、上面中央から上側雄ネジボルト15aが突出する上側取付盤16aと、下面中央から下側雄ネジボルト15bが突出する下側取付盤16bとの間に防振ゴム層17を介在させて製品化されたものであり、防振接合金物14は、上側雄ネジボルト15aを締着させる複数の上側ボルト締着孔が形成された上面ベースプレート18と、下側雄ネジボルト15bを締着させる複数の下側ボルト締着孔が形成され、且つ下面から下方に突出して基礎杭12の上端部を覆って装着される円筒スカート形状の装着カバー体19が設けられた下面ベースプレート20との間に、防振ゴム部材13を複数(本実施形態では4体)挟み込んで一体化することによって構成されており、且つ上側雄ネジボルト15a及び下側雄ネジボルト15bは、装着カバー体19の外側外周部分に沿った周方向に等角度間隔で配置されて上面ベースプレート18及び下面ベースプレート20に各々締着固定されており、防振接合金物14は、装着カバー体19を介して基礎杭12の杭頭部12aに装着されると共に、装着された防振接合金物14の上面ベースプレート18の上面を覆って基礎11が構築されるようになっている(図1参照)。
また、本実施形態では、上面ベースプレート18は、下面ベースプレート20よりも一回り大きい形状を有しており、上面ベースプレート18の下面周縁部から下方に突出して、中空筒状の防護カバー体21が、下面ベースプレート20の周縁との間に間隔sを保持した状態で取り付けられている。
さらに、本実施形態では、防護カバー体21の内側には、下面ベースプレート20の周縁との間の間隔sを埋めるようにして、柔軟性材料22が配設されている。
本実施形態では、小規模建築物の基礎11はベタ基礎となっており、このベタ基礎は、小規模建築物の下方の基礎地盤23を覆って隙間無く一面に設けられるものである。ベタ基礎11は、例えば基礎地盤23を覆って基礎砕石層24を敷設し、型枠や鉄筋25を組立てた後に、コンクリートを打設する公知の方法によって構築されることになる。
また、本実施形態では、基礎杭12は、戸建住宅建築物の基礎杭として用いられる、例えば100〜300mm程度の外径を有する公知の鋼管杭であって、公知の杭打ち機を用いて、基礎地盤23中に所定の深さに至るまで打設される。
基礎11と基礎杭12との接合部分に取り付けられる防振接合金物14は、図2(a),(b)に示すように、上面ベースプレート18と下面ベースプレート20との間に防振ゴム部材13を複数(本実施形態では4体)挟み込んで一体化することによって構成される。
上面ベースプレート18は、例えば厚さ12〜25mm程度の鋼製プレートからなり、例えば縦横200〜500mm程度の正方形の平面形状を有するように形成されている。上面ベースプレート18には、当該上面ベースプレート18が下面ベースプレート20及び防振ゴム部材13と一体化された際に下面ベースプレート20の装着カバー体19の外側外周部分に沿う位置に配置されて、上側ボルト締着孔が、装着カバー体19の中心を中心とする円周方向に等角度間隔をおいて4箇所に設けられている(図示せず)。また上面ベースプレート18には、これの下面周縁部から例えば60〜100mm程度の高さで下方に突出して、正方形断面を有する中空筒状の防護カバー体21が一体として取り付けられている。
下面ベースプレート20は、例えば厚さ12〜25mm程度の鋼製プレートからなり、上面ベースプレート18よりも一回り小さな、例えば縦横150〜450mm程度の正方形の平面形状を有するように形成されている。下面ベースプレート20には、これの下面中央部分から例えば80〜100mm程度の高さで下方に突出して、円形断面を有する円筒スカート形状の装着カバー体19が一体として取り付けられている。また、下面ベースプレート20には、装着カバー体19の外側外周部分に沿う位置に配置されて、下側ボルト締着孔が、上面ベースプレート18の上側ボルト締着孔と各々対応する位置に、装着カバー体19の中心を中心とする円周方向に等角度間隔をおいて4箇所に設けられている(図示せず)。
上面ベースプレート18と下面ベースプレート20との間に挟み込まれる防振ゴム部材13は、例えば自動車用のブッシュ、エンジンマウント、産業機械用の防振部材等に広く用いられている、汎用の防振ゴム部材を用いることができる。このような防振ゴム部材としては、より具体的には、好ましく商品名「C1型防振ゴム」(東海ゴム工業株式会社製)を、必要に応じて適宜改良を加えて用いることができる。
防振ゴム部材13は、図3に示すように、上面中央から上側雄ネジボルト15aが突出する円盤形状の上側取付盤16aと、下面中央から下側雄ネジボルト15bが突出する円盤形状の下側取付盤16bとの間に、防振ゴム層17を介在させて一体化したものであり、上側取付盤16a及び下側取付盤16bの直径、防振ゴム層17の厚さ、上側雄ネジボルト15a及び下側雄ネジボルト15bの太さや長さ等の寸法が異なる、複数の規格品として製品化されていおり、またバネ定数、許容荷重、バネ定数比等が異なる、複数の規格品として製品化されている。
本実施形態では、これらの規格品から所望の防振性能を有する防振ゴム部材13を選択し、上側雄ネジボルト15a及び下側雄ネジボルト15bを、上面ベースプレート18の上側ボルト締着孔や下面ベースプレート20の下側ボルト締着孔に、ナット部材26(図2(b)参照)を用いて着脱交換可能に強固に締着固定することにより、上面ベースプレート18及び下面ベースプレート20と、これらの間に挟み込まれる4体の防振ゴム部材13とが一体化した防振接合金物14が形成されることになる。
また、本実施形態では、防振接合金物14は、上面ベースプレート18と下面ベースプレート20と4体の防振ゴム部材13とが一体化された状態では、上面ベースプレート18に設けられた防護カバー体21が、4体の防振ゴム部材13及び下面ベースプレート20の周囲を覆ってこれらを防護するように配設されることになる。さらに、防護カバー体21は、下面ベースプレート20の周縁との間に間隔sを保持した状態で設けられていることにより、当該間隔sによって、地震荷重を受けた際に、下面ベースプレート20に対して上面ベースプレート18を移動可能とするクリアランズが確保されることになる。
さらにまた、本実施形態では、防護カバー体21の内側には、下面ベースプレート20の周縁との間の間隔sを埋めるようにして、例えばウレタン樹脂等からなる柔軟性材料22が配設されることになる。柔軟性材料22は、例えば防振接合金物14が基礎杭12の杭頭部12aに装着された状態で基礎砕石層24中に埋設された際に(図1参照)、防護カバー体21と共に、防振接合金物14の内部に土砂や砕石等が流入するの遮断する機能を発揮する。
上述の構成を有する防振接合金物14を用いて杭頭部接合構造10を形成するには、図1に示すように、基礎地盤23中に打設された基礎杭12の、地盤面から突出する杭頭部12aに防振接合金物14を取り付けてから、上面ベースプレート18の高さ位置まで基礎砕石層24を敷設すると共に転圧して、上面ベースプレート18を上面に露出させた状態で、防振接合金物14を基礎砕石層24中に埋設する。しかる後に、基礎砕石層24の上方に型枠や鉄筋25を組立てた後に、コンクリートを打設して、上面ベースプレート18から上方に突出する上側雄ネジボルト15aをコンクリート中に食い込ませた状態でベタ基礎11を構築する。これによって、ベタ基礎11と基礎杭12との接合部分に、複数の防振ゴム部材13を有する防振接合金物14を介在させた、本実施形態の小規模建築物における杭頭部接合構造10が形成されることになる。
なお、本実施形態では、上面ベースプレート18の上面から上方に突出させて、複数のスタッドボルトを溶着固定しておくこともできる。このスタッドボルトをベタ基礎11の底部のコンクリート中に食い込ませることによって、ベタ基礎11に上面ベースプレート18を、さらに強固に接合一体化することが可能になる。また、構築されたベタ基礎11の上方には、当該ベタ基礎11に支持させるようにして、戸建住宅建築物の本体部分が構築されてゆくことになる。
そして、上述の構成を備える本実施形態の杭頭部接合構造10によれば、汎用の防振ゴム部材13を用いて簡易に形成できると共に、感度の調整や評価が容易で優れた耐震性能を発揮することができる。
すなわち、本実施形態によれば、杭頭部接合構造10を構成する防振接合金物14は、上面ベースプレート18と下面ベースプレート20との間に、製品化された防振ゴム部材13を複数挟み込んで一体化するだけで、簡易に且つ安価に得られると共に、得られた防振接合金物14は、装着カバー体19を介して基礎杭12の杭頭部12aに容易に取り付けることができる。また、防振接合金物14は、防振ゴム部材13を防振性能等が異なる多数の規格品から適当なものを選択し、地震に対する所望の固定強度や動き出し荷重等を備えるように調整して、個々の小規模建築物に適した防振接合金物14を容易に形成することができると共に、着脱可能な防振ゴム部材13を適宜交換しながら、防振接合金物14の耐震性能を実験室等において容易に評価することも可能になる。これらによって、小規模建築物に適した優れた耐震性能を発揮することができる杭頭部接合構造10を、安価に且つ容易に形成することが可能になる。
また、本実施形態によれば、小規模建築物の基礎11と基礎杭12との間に防振ゴム部材13の防振ゴム層17が介在することにより、防振ゴム層17の変形によって、地震時の水平・回転変形に容易に追随し、基礎杭12の杭頭部12aに生じる応力を低減して、杭頭部12aの損傷を効果的に防止することが可能になると共に、防振ゴム層17によって地震動等の振動を吸収して、これらの振動を効果的に低減することが可能になる。さらに、交通振動等の環境振動も効果的に吸収することが可能になる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されることなく種々の変更が可能である。例えば、小規模建築物は、戸建住宅建築物以外のその他の種々の小規模建築物であっても良く、各防振接合金物に取り付けられる防振ゴム部材は、3体又は5体以上であっても良い。また、小規模建築物の基礎は、ベタ基礎以外の布基礎等であっても良く、基礎杭は、鋼管杭以外のプレストレスト鉄筋コンクリート杭等あっても良い。
本実施形態の好ましい一実施形態に係る小規模建築物における杭頭部接合構造の構成を説明する略示断面図である。 (a)は、防振接合金物の構成を説明する(b)のB−Bに沿った断面図、(b)は、防振接合金物の構成を説明する(a)のA−Aに沿った断面図である。 防振ゴム部材の斜視図である。
10 小規模建築物における杭頭部接合構造
11 基礎(ベタ基礎)
12 基礎杭
12a 杭頭部
13 防振ゴム部材
14 防振接合金物
15a 上側雄ネジボルト
15b 下側雄ネジボルト
16a 上側取付盤
16b 下側取付盤
17 防振ゴム層
18 上面ベースプレート
19 装着カバー体
20 下面ベースプレート
21 防護カバー体
22 柔軟性材料
23 基礎地盤
24 基礎砕石層
25 鉄筋
26 ナット部材
s 防護カバー体と下面ベースプレートの周縁との間の間隔

Claims (4)

  1. 小規模建築物における基礎と基礎杭との接合部分に、複数の防振ゴム部材を有する防振接合金物を介在させた杭頭部接合構造であって、
    前記防振ゴム部材は、上面中央から上側雄ネジボルトが突出する上側取付盤と、下面中央から下側雄ネジボルトが突出する下側取付盤との間に防振ゴム層を介在させて製品化されたものであり、
    前記防振接合金物は、前記上側雄ネジボルトを締着させる複数の上側ボルト締着孔が形成された上面ベースプレートと、前記下側雄ネジボルトを締着させる複数の下側ボルト締着孔が形成され、且つ下面から下方に突出して前記基礎杭の上端部を覆って装着される円筒スカート形状の装着カバー体が設けられた下面ベースプレートとの間に、前記防振ゴム部材を複数挟み込んで一体化することによって構成されており、
    且つ前記上側雄ネジボルト及び前記下側雄ネジボルトは、前記装着カバー体の外側外周部分に沿った周方向に等角度間隔で配置されて前記上面ベースプレート及び前記下面ベースプレートに各々締着固定されており、
    前記防振接合金物は、前記装着カバー体を介して前記基礎杭の杭頭部に装着されると共に、装着された前記防振接合金物の前記上面ベースプレートの上面を覆って前記基礎が構築される小規模建築物における杭頭部接合構造。
  2. 前記上面ベースプレートは、前記下面ベースプレートよりも一回り大きい形状を有しており、前記上面ベースプレートの下面周縁部から下方に突出して、中空筒状の防護カバー体が、前記下面ベースプレートの周縁との間に間隔を保持した状態で取り付けられている請求項1に記載の小規模建築物における杭頭部接合構造。
  3. 前記防護カバー体の内側には、前記下面ベースプレートの周縁との間の間隔を埋めるようにして、柔軟性材料が配設されている請求項2に記載の小規模建築物における杭頭部接合構造。
  4. 前記防振接合金物に、前記防振ゴム部材が、前記装着カバー体の周方向に等角度間隔で4体配置されている請求項1〜3のいずれかに記載の小規模建築物における杭頭部接合構造。
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