JP2010076719A - 二輪車用防雨カバー装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 急な雨にも簡単且つ迅速に対応でき、雨が上がった後の収納性にも優れた、実用性ある二輪車用防雨カバー装置を提供する。
【解決手段】 伸縮可能に構成され、伸長時には二輪車の運転者の頭の上を越えて前後にアーチ状に延在できる長さを有する伸縮フレーム3と、該伸縮フレーム3上に支持される多数のシート支持骨4と、該多数のシート支持骨4上に配設され、前記伸縮フレーム3の伸縮に応じて拡縮可能な防雨シート5であって、左右両縁が前記各シート支持骨4の両端部に連結される防雨シート5と、二輪車の車体の前部又は後部に取付可能な収納容器2であって、前記伸縮フレーム3の基端部3aを保持するとともに前記伸縮フレーム3、前記多数のシート支持骨4及び前記防雨シート5を収縮状態で収納可能な収納容器2と、前記伸縮フレーム3の引き出し側端部3bを前記車体に取り外し可能に連結するための連結具6と、を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自転車やバイク等の二輪車の運転者が雨に濡れることなく両手でハンドル操作ができるようにする、二輪車用防雨カバー装置に関する。
雨の中で自転車に乗る場合、傘を差しての片手運転は大変危険である。このため、交通法規上も、傘差しによる片手運転は禁止とされている(国家公安委員会告示「交通の方法に関する教則」、都道府県公安委員会規則)。
自転車の運転者が雨に濡れることなく両手で安全にハンドル操作ができるようにするために、種々の構成の防雨装置が提案されている(特許文献1〜3等参照)。
実開平6−61682号公報 実開平7−35281号公報 特開2006−57226号公報
しかしながら、従来の防雨装置は、急に雨が降ってきた時の対応性や、雨が止んだ時の収納性等に難があり、実用性に欠ける欠点があった。
本発明は、このような事情を背景としてなされたもので、急な雨にも簡単且つ迅速に対応でき、雨が上がった後の収納性にも優れた、実用性ある二輪車用防雨カバー装置を提供しようとするものである。
前記課題を解決するため、本発明に係る二輪車用防雨カバー装置は、所定の長さの棒材をX字状に枢支してなるクロス材を複数枢支して連ねて伸縮可能に構成され、伸長時には二輪車の運転者の頭の上を越えて前後にアーチ状に延在できる長さを有する伸縮フレームと、左右水平方向に延びるように前記伸縮フレーム上に支持される多数のシート支持骨と、該多数のシート支持骨上に配設され、前記伸縮フレームの伸縮に応じて拡縮可能な防雨シートであって、左右両縁が前記各シート支持骨の両端部に連結される防雨シートと、二輪車の車体の前部又は後部に取付可能な収納容器であって、前記伸縮フレームの基端部を保持するとともに前記伸縮フレーム、前記多数のシート支持骨及び前記防雨シートを収縮状態で収納可能な収納容器と、前記伸縮フレームの引き出し側端部を前記車体に取り外し可能に連結するための連結具と、を備える(請求項1)。
前記二輪車用防雨カバー装置は、次のように使用する。前記収納容器は、二輪車の車体の前部又は後部に取り付けられる。前記伸縮フレームは、前記防雨シート及び前記多数のシート支持骨と共に、収縮状態で前記収納容器に収納される。二輪車運転中に雨が降り出した場合には、二輪車を止めて、運転者が前記収納容器から前記伸縮フレームの引き出し側端部を引き出す。前記伸縮フレームの基端部は、前記収納容器に保持されているので、前記伸縮フレームが伸長し、これにしたがって、前記多数のシート支持骨で支持されている前記防雨シートも拡張する。運転者は、前記伸縮フレームを引き延ばし、前記伸縮フレームの前記引き出し側端部を、前記連結具によって、車体に対して連結する。運転者がサドル又は座席に座った状態で、前記防雨シートは、少なくとも前記運転者の上方を覆う。このため、運転者が雨中で二輪車を運転しても雨に濡れることがない。しかも、両手でハンドル操作ができるので、安全に走行できる。
使用後は、前記伸縮フレームの前記引き出し側端部を車体から外し、前記伸縮フレームを収縮させる。これに伴って、前記防雨シートも縮小される。そして、前記伸縮フレーム、前記多数のシート支持骨及び前記防雨シートは、小さくまとめられた状態で前記収納容器に収納される。
本発明によれば、前記伸縮フレームを伸長させてその引き出し側端部を前記連結具によって車体に係止するだけで、前記防雨シートのセットが完了する。このため、運転中に急な雨に遭遇しても、運転者は簡易且つ迅速に雨を防ぐことができ、雨中でも雨に濡れることなく両手でハンドルを操作して安全に運転を継続することができる。また、前記伸縮フレーム及び前記防雨シートの収納も簡単かつ迅速に行える。
好適な実施の一形態として、前記防雨シートの拡張時の長さを、前記運転者の上半身の前方及び後方をも覆うことができる長さとすれば(請求項2)、前方及び後方からの雨も防げて、一層好適である。
好適な実施の一形態として、前記各シート支持骨の一端部が前記伸縮フレームに止着され、他端部側が前記伸縮フレームに対して相対移動可能に連結される態様とすることもできる(請求項3)。このようにすれば、前記伸縮フレームの伸長に応じて前記各シート支持骨が左右外方へと進出するので、使用時における有効防雨幅が広くなる利点がある。
好適な実施の一形態として、前記各シート支持骨の長さを前記棒材の長さよりも長く形成し、該棒材の長さを超える部分を折畳み自在とすることもできる(請求項4)。この場合、前記伸縮フレームの収縮時には前記各シート支持骨を折畳み、前記伸縮フレームの伸長時には前記各シート支持骨を展張して使用する。これにより、収納時のサイズに比べて、防雨のための使用時の横幅サイズは大きくなり、収納性と防雨性の双方が向上する利点がある。
他の好適な実施の一形態として、前記伸縮フレームと前記防雨シートとの間に左右方向に延びる可撓性支持骨を備え、該可撓性支持骨の両端部が前記伸縮フレームに止着され、該伸縮フレームの伸長により前記可撓性支持骨がアーチ状に撓んで前記防雨シートの左右幅方向の中央部が持ち上げ支持される態様とすることもできる(請求項5)。このようにすれば、前記防雨シート上の雨が左右に円滑に流れ落ちて、好適である。
好適な実施の一形態として、前記伸縮フレームと前記防雨シートとの間に前後方向に延びる可撓性支持骨を備え、該可撓性支持骨の両端部が前記伸縮フレームに止着され、該伸縮フレームの収縮により前記可撓性支持骨がアーチ状に撓んで前記防雨シートが持ち上げられる態様とすることもできる(請求項6)。このようにすれば、前記伸縮フレームの収縮時に前記防雨シートが整然と収納される。
好適な実施の一形態として、前記伸縮フレーム又は前記シート支持骨のうち、使用時に運転者の前方に位置する部分をそれより前方の車体部分と連結して補強するための引っ張り紐を設けることもできる(請求項7)。このようにすれば、防雨のための使用時に、前方からの風に対する耐性が向上する。
好適な実施の一形態として、前記収納容器が、前記車体に対して前後方向に延びる第一の姿勢と左右方向に延びる第二の姿勢とに姿勢変更自在とすることもできる(請求項8)。この場合、防雨カバー装置の不使用時には、前記収納容器を前記第一の姿勢に保持し、防雨のための使用時には、前記収納容器を前記第二の姿勢に保持する。こうすることにより、防雨カバー装置の不使用時に前記収納容器が運転者の邪魔にならない。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の一形態について説明する。本発明に係る防雨カバー装置は、自転車、スクーター、バイク等の二輪車について使用できるが、本実施の形態では、典型的な例として自転車に取り付けた例を説明する。
図1は、本実施の形態に係る防雨カバー装置の使用状態の斜視図、図2は、図1の防雨カバー装置の一部平面図、図3は、図2の防雨カバー装置の収縮状態の平面図、図4は、クロス材を構成する棒材の交差連結部(図2のA部)の分解斜視図、図5は、クロス材同士の連結部(図2のB部)の分解斜視図、図6は、図2のVI−VI矢視図、図7は、図3のVII矢視図、図8は、図3のVIII−VIII矢視図である。
図1に示すように、本実施の形態に係る防雨カバー装置1は、収納容器2と、伸縮フレーム3と、多数のシート支持骨4と、防雨シート5と、連結具6と、を備える。
前記収納容器2は、前記伸縮フレーム3、前記多数のシート支持骨4及び前記防雨シート5を収縮状態で収納するための容器である。前記収納容器2は、細長い箱状のものであり、下部に、自転車の車体への取付部として、例えば、図示しないクランプを備える。このクランプにより、前記収納容器2は、自転車に対して取り外し可能に取着される。
前記収納容器2は、自転車の車体の前部又は後部に取り付けられる。図1の例では、前記収納容器2を車体の前部に取り付けているが、後部の荷台に取り付けることにしてもよい。前記収納容器2を車体の前部に取り付ける場合には、図1に示すように、自転車のハンドルよりも下の位置に取り付けるのが好ましい。前記収納容器2の位置が、アーチ状に張設される前記防雨シート5による防雨の起点となり、該起点が低いほど、運転者の体が濡れにくいからである。図1の例では、前記収納容器2が、自転車のサドルポスト7aとハンドルポスト7bとの間に斜めに配設される連結パイプ8に対して取り付けられている。
前記収納容器2は、車体に対して前後方向に延びる第一の姿勢と左右方向に延びる第二の姿勢とに姿勢変更自在とするのが好ましい。防雨カバー装置1の不使用時には、前記収納容器2を前記第一の姿勢に保持し、防雨のための使用時には、前記収納容器2を前記第二の姿勢に保持する。こうすることにより、防雨カバー装置1の不使用時に、前記収納容器2が運転者の邪魔にならなくて、好適である。
前記伸縮フレーム3は、図2に示すように、所定の長さの棒材9をX字状に枢支してなるクロス材10を複数枢支して連ねることにより、伸縮可能に構成される。前記棒材9は、例えば、軽量金属製又はプラスチック製とする。前記伸縮フレーム3は、図1に示すように、伸長時に自転車の運転者の頭の上を越えて前後にアーチ状に延在できる長さを有する。
前記クロス材10は、図2及び図4に示すように、二本の棒材9,9をそれらの中央部において中央枢支軸11で連結したものである。したがって、前記クロス材10においては、前記二本の棒材9,9の交差角度が、前記中央枢支軸11を中心として平面内で自由に変更できる。図示例では、前記棒材9が丸棒として示されているが、断面が矩形の棒材であってもよい。
図5に示すように、一つのクロス材10の端部12と、他の一つのクロス材10の端部12とを、端部枢支軸13で枢支する。これを繰り返してクロス材10を多数連ねることにより、図2に示すように、多数の菱形が連なった形式に前記伸縮フレーム3が形成される。該伸縮フレーム3は、これを伸長させることにより、菱形の形状が自転車の前後方向へと細長くなる。一方、前記伸縮フレーム3は、これを収縮させることにより、菱形の形状が自転車の左右方向へと細長くなり、最終的に前記伸縮フレーム3を完全に収縮させた状態では、図3に示すように、棒材同士がほぼ平行になって密集したコンパクトな状態となる。
図5に示すように、前記各端部枢支軸13の上端部には、前記伸縮フレーム3上に前記各シート支持骨4を摺動自在に取り付けるための支持骨挿通リング14が一体に形成されている。該リング14に代えて、前記各シート支持骨4を摺動自在に受け入れる支持骨挿通スリーブを設けることとしてもよい。
図1に示すように、前記伸縮フレーム3の基端部3aは、前記収納容器2に保持されている。一方、前記伸縮フレーム3の引き出し側端部3bは、前記連結具6によって、自転車の車体に取り外し可能に連結される。前記連結具6は、前記伸縮フレーム3の引き出し側端部3bを前記車体に取り外し可能に連結するためのものである。したがって、前記連結具6は、前記伸縮フレーム3の前記引き出し側端部3bに設けてもよいし、逆に、自転車の車体側に設けてもよい。前記連結具6の具体的態様として、クランプ状のものや、クリップ状のものが挙げられる。
図2に示すように、前記伸縮フレーム3上には、前記多数のシート支持骨4が支持されている。各シート支持骨4は、前記伸縮フレーム3の伸縮方向に対して直角な水平方向(左右水平方向)に延びるように前記伸縮フレーム3上に互いにほぼ平行に配設される。
前記各シート支持骨4は、前記伸縮フレーム3における左右一対の端部枢支軸13,13付近の間に、左右に位置をずらして二本ずつ配設される。図5に示すように、各シート支持骨4の一端部4aは、前記端部枢支軸13のすぐ近くで前記クロス材10を構成する前記棒材9に支持骨枢支軸15により止着される。一方、前記各シート支持骨4の他端部4b側は、前記伸縮フレーム3に対して相対移動可能に連結される。具体的には、例えば、前記各シート支持骨4は、前記支持骨挿通リング14に挿通されて、前記伸縮フレーム3に対して相対移動可能とされる。その結果、前記伸縮フレーム3の伸長により、前記支持骨挿通リング14から外方への前記各シート支持骨4の伸び出し量が大きくなり、逆に、前記伸縮フレーム3の収縮により、前記支持骨挿通リング14から外方への前記各シート支持骨4の伸び出し量が小さくなる。これにより、収納時のサイズに比べて、防雨のための使用時の横幅サイズは大きくなり、収納性と防雨性の双方が向上する利点がある。
同様の目的で、前記各シート支持骨4の長さを前記棒材9の長さよりも長く形成し、該棒材9の長さを超える部分を折畳み自在とすることもできる。具体例として、前記各シート支持骨4は、図2に示すように、前記支持骨挿通リング14から外方への伸び出し部に関節16を備えている。該関節16により、それより外方の折畳み骨部17を上方回りで180度折り返して畳むことができる(図7参照)。前記シート支持骨4上における前記関節16の配設位置は、図7に示すように、前記伸縮フレーム3を完全に収縮させたときに、前記関節16が前記支持骨挿通リング14のやや外側となる位置とする。
前記防雨シート5は、前記多数のシート支持骨4上に張設される。図2に示すように、前記防雨シート5の左右両縁L,Rは、前記各シート支持骨4の自由先端部4cに連結される。また、前記多数のシート支持骨4の左側自由先端部4cは、前記伸縮フレーム3の伸縮方向に延びる左側紐18で前後に連結されており、同様に、前記多数のシート支持骨4の右側自由先端部4cは、前記伸縮フレーム3の伸縮方向に延びる右側紐19で前後に連結されている。そして、前記防雨シート5の左右両縁L,Rは、前記左側紐18と前記右側紐19にも止着されている。したがって、前記伸縮フレーム3の伸長状態において、前記防雨シート5の左右両縁L.Rが垂れ下がったりめくれ上がったりすることはない。前記防雨シート5は、前記伸縮フレーム3の伸縮に応じて拡縮可能なものである。前記防雨シート5の素材は、通常の傘用のものを採用することができる。
前記防雨シート5の拡張時の左右幅及び前後長さは、運転者を雨から保護し得るだけの左右幅及び前後長さとする。防雨効果を高めるには、前記防雨シート5の横幅及び前後長さは、より大きい方が好ましい。一方、前記防雨シート5が大きすぎると、風の影響を受けやすかったり、収納時の利便性に欠けることになるので、それらを総合的に考慮して前記防雨シート5のサイズや前記シート支持骨4の長さを決定する。
図1に示すように、前記防雨シート5の拡張時の長さを、前記運転者の上半身の前方及び後方をも覆うことができる長さとすれば、前方及び後方からの雨も防げて、好適である。
この場合、拡張時における前記防雨シート5の前部だけは、運転者の視界を妨げないように透明であることを要するが、それ以外の部分は、透明であっても不透明であってもよい。前記収納容器2は、車体の前部又は後部に取り付け可能であることから、いずれの箇所に取り付けた場合でも運転者の前方となる防雨シート部分は、透明としておくのが良い。
図2及び図6に示すように、前記伸縮フレーム3と前記防雨シート5との間に、左右方向に延びる薄肉プラスチック板等の可撓性支持骨20を設けることもできる。該可撓性支持骨20は、前記伸縮フレーム3における左右一対の支持骨挿通リング14同士の間に架設される。前記可撓性支持骨20は、前記伸縮フレーム3が最も縮小されている図3の収納状態では、直線状となっている。そして、前記伸縮フレーム3の伸長により前記支持骨挿通リング14同士の左右間隔が狭まると、図6に示すように、前記可撓性支持骨20がアーチ状に撓む。その結果、該可撓性支持骨20によって、前記防雨シート5の左右幅方向の中央部が持ち上げ支持される。このため、前記防雨シート5上の雨が左右に円滑に流れ落ちる利点がある。
図2及び図6に示すように、前記伸縮フレーム3と前記防雨シート5との間に、前後方向に延びる薄肉プラスチック板等の可撓性支持骨21を設けることもできる。該可撓性支持骨21は、前記伸縮フレーム3において前後に隣接する支持骨挿通リング14同士の間に架設される。前記可撓性支持骨21は、前記伸縮フレーム3が最も伸長されている図2の収納状態では、直線状となっている。そして、前記伸縮フレーム3の収縮により前記支持骨挿通リング14同士の前後間隔が狭まると、図8に示すように、前記可撓性支持骨21がアーチ状に撓む。その結果、該可撓性支持骨21によって、前記防雨シート5が規則的且つ部分的に持ち上げられる。このため、前記伸縮フレーム3の収縮時に、前記防雨シート5が整然とした折畳み状態で収納される利点がある。
図1に示すように、前記伸縮フレーム3又は前記シート支持骨4のうち、使用時に運転者の前方に位置する部分をそれより前方の車体部分と連結して補強するための引っ張り紐22を設けることもできる。このようにすれば、防雨のための使用時に、前方からの風に対する耐性が向上する。なお、前記引っ張り紐22は、前記収納容器2を車体の前後いずれに取り付けた場合でも使用できるように、前後に二本設けておくのが良い。
前記二輪車用防雨カバー装置1は、次のように使用する。自転車で走行中に雨が降り出した場合には、自転車を止めて、運転者が前記収納容器2から前記伸縮フレーム3の引き出し側端部3bを引き出す。前記伸縮フレーム3の基端部3aは、前記収納容器2に保持されているので、前記伸縮フレーム3が伸長する。これにしたがって、前記多数のシート支持骨4も左右外方へと進出し、該多数のシート支持骨4で支持されている前記防雨シート5も拡張する。前記関節16において前記折畳み骨部17も伸びるので、前記防雨シート5の拡張時の左右幅は一層広くなる。
運転者は、前記伸縮フレーム3の前記引き出し側端部3bを、前記連結具6によって車体に対して連結する。運転者がサドルに座った状態で、前記防雨シート5は、運転者の少なくとも上方、好ましくは前方、上方及び後方を覆う。このため、雨の中を自転車で走行しても運転者は雨に濡れることがない。しかも、両手でハンドル操作ができるので、安全に走行できる。
使用後は、前記伸縮フレーム3の前記引き出し側端部3bを車体から外し、前記伸縮フレーム3を収縮させる。これに伴って、前記防雨シート5も縮小される。そして、前記伸縮フレーム3、前記多数のシート支持骨4及び前記防雨シート5は、小さくまとめられた状態で前記収納容器2に収納される。
前記二輪車用防雨カバー装置1によれば、前記伸縮フレーム3を伸長させてその引き出し側端部3bを前記連結具6によって車体に係止するだけで、前記防雨シート5のセットが完了する。このため、運転中に急な雨に遭遇しても、運転者は簡易且つ迅速に雨を防ぐことができ、雨中でも雨に濡れることなく両手でハンドルを操作して安全に運転を継続することができる。また、前記伸縮フレーム3及び前記防雨シート5の収納も簡単かつ迅速に行える。
なお、図1の例とは逆に、前記収納容器2を自転車の荷台に取り付けた場合には、前記伸縮フレーム3の前記引き出し側端部3bは、運転者の前方の適宜の箇所(例えば、前記連結パイプ8等)に前記連結具6で連結する。
本実施の形態に係る防雨カバー装置の使用状態の斜視図である。 図1の防雨カバー装置の一部平面図である。 図2の防雨カバー装置の収縮状態の平面図である。 クロス材を構成する棒材の交差連結部(図2のA部)の分解斜視図である。 クロス材同士の連結部(図2のB部)の分解斜視図である。 図2のVI−VI矢視図である。 図3のVII矢視図である。 図3のVIII−VIII矢視図である。
符号の説明
2 収納容器
3 伸縮フレーム
3a 伸縮フレームの基端部
3b 伸縮フレームの引き出し側端部
4 シート支持骨
4a 一端部
4b 他端部
5 防雨シート
6 連結具
9 棒材
10 クロス材
20 可撓性支持骨
21 可撓性支持骨
22 引っ張り紐

Claims (8)

  1. 所定の長さの棒材(9,9)をX字状に枢支してなるクロス材(10)を複数枢支して連ねて伸縮可能に構成され、伸長時には二輪車の運転者の頭の上を越えて前後にアーチ状に延在できる長さを有する伸縮フレーム(3)と、
    左右水平方向に延びるように前記伸縮フレーム(3)上に支持される多数のシート支持骨(4)と、
    該多数のシート支持骨(4)上に配設され、前記伸縮フレーム(3)の伸縮に応じて拡縮可能な防雨シート(5)であって、左右両縁が前記各シート支持骨(4)の端部に連結される防雨シート(5)と、
    二輪車の車体の前部又は後部に取付可能な収納容器(2)であって、前記伸縮フレーム(3)の基端部(3a)を保持するとともに前記伸縮フレーム(3)、前記多数のシート支持骨(4)及び前記防雨シート(5)を収縮状態で収納可能な収納容器(2)と、
    前記伸縮フレーム(3)の引き出し側端部(3b)を前記車体に取り外し可能に連結するための連結具(6)と、を備えている、二輪車用防雨カバー装置。
  2. 前記防雨シート(5)の拡張時の長さが、前記運転者の上半身の前方及び後方をも覆うことができる長さとされている、請求項1に記載の二輪車用防雨カバー装置。
  3. 前記各シート支持骨(4)は、一端部(4a)が前記伸縮フレーム(3)に止着され、他端部(4b)側が前記伸縮フレーム(3)に対して相対移動可能に連結されている、請求項1又は2に記載の二輪車用防雨カバー装置。
  4. 前記各シート支持骨(4)の長さが前記棒材(9)の長さよりも長く形成され、該棒材(9)の長さを超える部分が折畳み自在とされている、請求項1,2又は3に記載の二輪車用防雨カバー装置。
  5. 前記伸縮フレーム(3)と前記防雨シート(5)との間に左右方向に延びる可撓性支持骨(20)を備え、該可撓性支持骨(20)の両端部が前記伸縮フレーム(3)に止着され、該伸縮フレーム(3)の伸長により前記可撓性支持骨(20)がアーチ状に撓んで前記防雨シート(5)の左右幅方向の中央部が持ち上げ支持される、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の二輪車用防雨カバー装置。
  6. 前記伸縮フレーム(3)と前記防雨シート(5)との間に前後方向に延びる可撓性支持骨(21)を備え、該可撓性支持骨(21)の両端部が前記伸縮フレーム(3)に止着され、該伸縮フレーム(3)の収縮により前記可撓性支持骨(21)がアーチ状に撓んで前記防雨シート(5)が持ち上げられる、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の二輪車用防雨カバー装置。
  7. 前記伸縮フレーム(3)又は前記シート支持骨(4)のうち、使用時に運転者の前方に位置する部分をそれより前方の車体部分と連結して補強するための引っ張り紐(22)を備えている、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の二輪車用防雨カバー装置。
  8. 前記収納容器(2)が、前記車体に対して前後方向に延びる第一の姿勢と左右方向に延びる第二の姿勢とに姿勢変更自在とされている、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の二輪車用防雨カバー装置。
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