JP2010076081A - 保護フィルム付き樹脂シートの切断方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】樹脂シートの表裏両面に保護フィルムを設けた保護フィルム付き樹脂シートの切断において、ラミネートされている保護フィルムを浮き上がらせてしまい、アニール処理において保護フィルムの剥がれが悪化してしまうことを抑制することができる保護フィルム付き樹脂シートの切断方法を提供する。
【解決手段】保護フィルム付き樹脂シート14’の表面側と裏面側とから回転刃90A、90Bを進入させながら走行させて切断する方法であって、前記樹脂シートの切断断面の最薄肉部の厚さをTmin、前記樹脂シートの切断断面の最薄肉部の表面からの切り込み深さをa、前記樹脂シートの切断断面の最薄肉部の裏面からの切り込み深さをb、前記表面からの切り込み深さaと前記裏面からの切り込み深さbのオーバーラップをc、としたときに、0≦a≦Tmin 且つ 0≦b≦Tmin 且つ 0≦c を満たすように切断する。
【選択図】図3

Description

本発明は保護フィルム付き樹脂シートの切断方法に係り、特に、液晶表示装置のバックライトを構成する導光板のように幅方向で厚みの異なる偏肉樹脂シートなどの樹脂シートの表裏両面に保護フィルムを設けた保護フィルム付き樹脂シートの切断方法に関する。
各種光学素子に使用される樹脂シートとして、フレネルレンズやレンチキュラーレンズ等が様々な分野で使用されている。このような樹脂シートの表面には、規則的な凹凸形状が形成されており、この凹凸形状により、フレネルレンズやレンチキュラーレンズとしての光学的性能を発揮している。
このような光学用途用の樹脂シートは、表裏面を傷等から保護するために帯状の樹脂シートの表裏面に保護フィルムをラミネートした状態で、枚葉状に粗切断される。そして保護フィルムがラミネートされた状態でアニール処理を施すことにより、樹脂シートに傷等が着かないように成形時の残留歪みを除去する。残留歪みを除去した樹脂シートは、その後の工程で樹脂シートの端面処理等の機械加工が施されるが、この場合にも樹脂シートの表裏面を傷等から保護したり、加工屑が表裏面に付着したりしないようにするために表裏面に保護フィルムがラミネートされている必要がある。
従来から行われている押出成形法で成形された樹脂シートを切断する方法としては、例えば円板状の切断刃(円板刃)を回転させながら樹脂シート幅方向に走行させて切断する方法がある。
しかしながら、この方法では、切断面において、特に回転刃が出る側にバリが発生し、ラミネートされている保護フィルムを浮き上がらせてしまう問題がある。そして、一旦、保護フィルムが浮いてしまうと、アニール処理において保護フィルムの剥がれはさらに悪化してしまう。これは保護フィルムと樹脂シートの熱膨張率の違いによる伸縮量の差が原因と推定する。アニール処理の後に樹脂シートの表裏面に保護フィルムをラミネートしたままで樹脂シートの端面を機械加工(例えば研磨)するが、保護フィルムが浮き上がったり剥がれたりしていると、加工屑が樹脂シートの表裏面に付着して傷や異物等の原因になる。当然ながら、保護フィルムの浮きが発生したことにより、アニール処理前や機械加工前に保護フィルムを張り替えると、そのための工数や費用がかかることになる。
そこで、たとえば、特許文献1では、表裏面から切断刃を樹脂シート内部に進入させ樹脂シートに曲げ応力を加えることにより切断する方法が開示されている。
特開2002−96299号公報
しかしながら、特許文献1に記載の方法は、樹脂シートに曲げ応力を加えることにより切断するものであり、帯状に搬送されている樹脂シートの切断には適さないものであった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、樹脂シートの表裏両面に保護フィルムを設けた保護フィルム付き樹脂シートの切断において、ラミネートされている保護フィルムを浮き上がらせてしまい、アニール処理において保護フィルムの剥がれが悪化してしまうことを抑制することができる保護フィルム付き樹脂シートの切断方法を提供することを目的とする。
本発明の請求項1は、上記目的を達成するために、樹脂シートの表裏両面に保護フィルムを設けた保護フィルム付き樹脂シートの表面側と裏面側とから回転刃を前記保護フィルム付き樹脂シート内に進入させながら走行させて切断する方法であって、前記樹脂シートの切断断面の最薄肉部の厚さをTmin、 前記樹脂シートの切断断面の最薄肉部の表面からの切り込み深さをa、 前記樹脂シートの切断断面の最薄肉部の裏面からの切り込み深さをb、 前記表面からの切り込み深さaと前記裏面からの切り込み深さbのオーバーラップをc、としたときに、0≦a≦Tmin 且つ 0≦b≦Tmin 且つ 0≦c を満たすように切断することを特徴とする。
請求項1によれば、樹脂シートの表裏両面に保護フィルムを設けた保護フィルム付き樹脂シートの表面側と裏面側とから、回転刃を所定深さまで前記保護フィルム付き樹脂シート内に進入させながら走行させて上式を満たすように切断することで、ラミネートされている保護フィルムを浮き上がらせてしまうことを抑制できるので、後のアニール処理において保護フィルムの剥がれが悪化してしまうことを抑制することができる。
請求項2は請求項1において、前記回転刃は、前記保護フィルム付き樹脂シートの回転刃の進入方向とは反対側の保護フィルムを切断しないことを特徴とする。
本発明では、保護フィルム付き樹脂シートの回転刃の進入方向とは反対側の保護フィルムを切断しないようにすることが好ましい。
請求項3は請求項1又は2において、前記回転刃の回転方向は、回転刃走行方向側において前記保護フィルム付き樹脂シートに入刃する方向であることを特徴とする。
請求項3によれば、回転刃の回転方向を、回転刃走行方向側において保護フィルム付き樹脂シートに入刃するようにするので、ラミネートされている保護フィルムを樹脂シートから浮き上がらせてしまうことを防止することができる。
請求項4は請求項1〜3の何れかにおいて、前記樹脂シートは、シート幅方向で厚みの異なる偏肉樹脂シートであることを特徴とする。
請求項4によれば、樹脂シートがフレネルレンズやレンチキュラーレンズのように光学的性能を有したシート幅方向で厚みの異なる偏肉樹脂シートの場合に特に有効である。
本発明の保護フィルム付き樹脂シートの切断方法によれば、樹脂シートの表裏両面に保護フィルムを設けた保護フィルム付き樹脂シートの切断において、ラミネートされている保護フィルムを浮き上がらせてしまい、アニール処理において保護フィルムの剥がれが悪化してしまうことを抑制することができる。
以下、添付図面に従って、本発明に係る保護フィルム付き樹脂シートの切断方法の好ましい実施の形態について詳説する。
図1は、偏肉樹脂シートの製造方法の全体工程図であり、図2は各工程における装置構成である。尚、以下、本発明を保護フィルム付き偏肉樹脂シートの場合について説明するが、これに限られず、樹脂シートの表裏両面に保護フィルムを設けた樹脂シートであれば本発明は成り立つ。
図1に示すように、偏肉樹脂シートの製造方法は、主として、原料の計量や混合を行う原料工程100と、溶融した樹脂を連続してシート状(帯状)に押し出す押出工程112と、押し出した樹脂シート14を偏肉成形しながら冷却して固化する成形冷却工程114と、固化した樹脂シート14を徐冷する徐冷工程116と、徐冷した樹脂シート14の反りに関して所定基準に対する合否を測定する反り測定工程118と、樹脂シート14の表裏面に表面保護用のフィルムをラミネートするラミネート工程122と、樹脂シート14’を所定サイズ(長さ・幅)に裁切断する切断工程124と、裁切断された樹脂シート14’’を積載する積載工程126とで構成され、その後、樹脂シート14の成形時の残留歪みを除去するアニール処理(不図示)が施される。
図2に示すように、原料工程100では、原料サイロ128(又は原料タンク)及び添加物サイロ130(又は添加物タンク)から自動計量機132に送られた原料樹脂及び添加物が自動計量され、混合器134で原料樹脂と添加物が所定比率になるように混合される。原料樹脂に添加物として拡散粒子を添加する場合には、原料樹脂に拡散粒子を所定濃度よりも高濃度に添加したマスターペレットを造粒機(図示せず)で製造しておき、拡散粒子が添加されていないベースペレットとを混合器134で所定比率混合するマスターバッチ方式を好適に採用できる。拡散粒子以外の添加物を添加する場合も同様である。
原料工程100で適切に計量・混合された原料樹脂は押出工程112に送られる。
押出工程112では、混合器134で混合された原料樹脂がホッパー136を介して押出機138に投入され、この押出機138により混練りされながら溶融される。押出機138は単軸式押出機及び多軸式押出機の何れでもよく、押出機138の内部を真空にするベント機能を含むものが好ましい。押出機138で溶融された原料樹脂は、スクリューポンプ又はギアポンプ等の定量ポンプ140により供給管142を介してダイ12(例えばTダイ)に送られる。そして、ダイ12からシート状に押し出された樹脂シート14は次に成形冷却工程114に送られる。
成形冷却工程114では、ダイ12から押し出された樹脂シート14を、型ローラ16とニップローラ18とでニップして偏肉成形しながら冷却して固化し、固化した樹脂シート14を剥離ローラ20で剥離する。
成形冷却工程114を経た樹脂シート14は次に徐冷工程116に送られる。
徐冷工程116は、剥離ローラ20の下流における樹脂シート14の急激な温度変化を防止するために設けられたものである。樹脂シート14に急激な温度変化を生じた場合、例えば樹脂シート14の表面近傍が塑性状態になっているのに、樹脂シート14の内部が弾性状態であり、この部分の硬化による収縮で樹脂シート14の表面形状が悪化する。また、樹脂シート14の表裏面に温度差を生じ、樹脂シート14に反りを生じ易い。特に、偏肉樹脂シートのように樹脂シート幅方向において肉厚分布がある場合に反りを生じ易い。
徐冷工程116で冷却された樹脂シート14は、ニップタイプのフィードローラ76により引き取られて、反り測定工程118に送られる。
反り測定工程118では、反り測定器78により樹脂シート14の反りの所定基準に対する合否を測定する。ここで反りを、蒲鉾形状の樹脂シート14の例で説明すると、図3に示すように、縦600mm×横1100mmに切り出した樹脂シート14の裏面(平坦面側)を平面な測定基盤80の上面に載置したときに、樹脂シート14と測定基盤80との最大距離Hを反り量という。反り量の所定基準(規格値)は、樹脂シート14の用途及びユーザ側の規格により設定されるので、反り測定器78は所定基準に対する合否を測定する。反り測定器78としては、例えば、徐冷ゾーン36後の偏肉樹脂シートの表面(外周)を静電センサなどでスキャンさせ、偏肉樹脂シートと静電センサとの距離(形状)を計測して、反り量を換算する方式を好適に使用することができる。
反り測定工程118の下流には、ラミネート工程122、切断工程124、及びストッカー79を備えた積載工程126が順に設けられる。
ラミネート工程122は、樹脂シート14の表裏面に保護フィルム(ポリエチレン等のフィルム)を貼り付ける工程であり、一対のリール82から巻き戻された保護フィルム84が樹脂シート14を挟み込むように合流され、ニップローラ86を通過することによりラミネートされ、保護フィルム付き樹脂シート14’となる。
切断工程124は樹脂シート14’の幅方向両端部分(耳部)を切除すると共に樹脂シート14’を所定長さに切り揃える工程である。
この切断工程124において、本発明では、耳部を切除する切断機88として、樹脂シート14’の表面側から、回転刃88Aを所定深さまで樹脂シート内に進入させながら走行させて樹脂シート14’表面を所定深さまで切り込みを入れる工程と、樹脂シート14’の裏面側から、回転刃88Bを切り込みよりも深い位置まで進入させながら走行させて樹脂シート14’を切断する工程と、で切断する切断機を使用する。また、本発明では、所定長さに切り揃える切断機90としても、樹脂シート14’の表面側から、回転刃90Aを所定深さまで樹脂シート内に進入させながら走行させて樹脂シート14’表面の所定深さまで切り込みを入れる工程と、樹脂シート14’の裏面側から、回転刃90Bを切り込みよりも深い位置まで進入させながら走行させて樹脂シート14’を切断する工程と、で切断する切断機を使用する。
図3は、本発明に係る保護フィルム付き樹脂シートの切断方法を説明する図である。ここで、図3(a)は、切断機90を樹脂シート14’の搬送方向から見た断面図であり、図3(b)は、切断機90を樹脂シート14’の表面側から見た平面図である。
図4は、従来の保護フィルム付き樹脂シートの切断方法を説明する図であり、円板状の回転刃2で樹脂シート幅方向に走行させて切断する方法を示したものである。この方法では、切断面において、特に回転刃が出る側4にバリが発生し、ラミネートされている保護フィルムを浮き上がらせてしまう問題がある。そして、一旦、保護フィルムが浮いてしまうと、アニール処理において保護フィルムの剥がれはさらに悪化してしまうという問題があった。
そこで、本発明では、図3(a)に示したように、保護フィルム付き樹脂シート14’の表面側では回転刃90Aを切り込み深さaまで樹脂シート内に進入させながら走行させて樹脂シート14’ 最薄肉部から切り込み深さaまで切り込みを入れ、樹脂シート14’の裏面側では回転刃90Bを樹脂シート14’ 最薄肉部から切り込み深さをbまで進入させながら走行させて樹脂シート14’を切断することで、バリが発生するのを抑え、保護フィルムが樹脂シートから浮き上がるのを抑制することにした。なお、樹脂シートの切断断面の最薄肉部の厚さをTmin、表面からの切り込み深さaと裏面からの切り込み深さbのオーバーラップをc、としたときに、0≦a≦Tmin 且つ 0≦b≦Tmin 且つ 0≦c を満たすように切断する。なお、a≦0は樹脂シート表面の最薄肉部が切り込まれていないことを示す。b≦0は導光板の裏面が切り込まれていないことを示し、c≦0は表面からの切り込みと裏面からの切り込みがオーバーラップしていないことを示す。
なお、図3(a)中のTmaxは導光板の切断箇所の最厚肉部の厚さである。
図3(a)において、「樹脂シートの表面側」は、型ローラ16により偏肉形状が形成されている面、「樹脂シートの裏面側」は、ニップローラ18により挟圧されている側の面である場合を示しているが、「樹脂シートの表面側」がニップローラ18により挟圧されている側の面、「樹脂シートの裏面側」が型ローラ16により偏肉形状が形成されている面であっても良い。
このように、樹脂シートの表裏両面に保護フィルムを設けた保護フィルム付き樹脂シートの表面側から、回転刃を所定深さまで保護フィルム付き樹脂シート内に進入させながら走行させて、保護フィルム付き樹脂シート表面を所定深さまで切り込みを入れる工程と、保護フィルム付き樹脂シートの裏面側から、回転刃を前記切り込みよりも深い位置まで進入させながら走行させて、保護フィルム付き樹脂シートを切断する工程と、で保護フィルム付き樹脂シートを切断することで、ラミネートされている保護フィルムを浮き上がらせてしまうことを抑制できるので、後のアニール処理において保護フィルムの剥がれが悪化してしまうことを抑制することができる。
ここで、回転刃は、前記保護フィルム付き樹脂シートの回転刃の進入方向とは反対側の保護フィルムを切断しないことが好ましい。
また、回転刃90A、90Bの回転方向は、回転刃走行方向側において樹脂シート14’に入刃する方向であることが好ましい。回転刃の回転方向を、回転刃走行方向側において樹脂シート14’に入刃するようにすることので、ラミネートされている保護フィルムを樹脂シートから浮き上がらせてしまうことを防止することができるからである。
そして、図2の装置のように切断工程124がインラインで行われる場合には、図3(b)に示すように、回転刃90A、90Bを樹脂シート14’の搬送速度と同じ速度で搬送方向に駆動させることで、樹脂シート14’の幅方向両端面に垂直に切断された樹脂シート14’’を得ることができる。
回転刃90A、90Bの厚みは、樹脂シート14’の裏面側の回転刃90Bが樹脂シート14’の表面側の回転刃90Aよりも厚いことが好ましく、具体的には、0.5mm以上2.0mm以下厚いことが好ましい。
なお、上記実施態様では、所定長さに切り揃える切断機90について説明したが、耳部を切除する切断機88についても同様に成り立つ。
型ローラ16の表面には、例えば、図5(a)〜(c)に示される偏肉樹脂シートを成形するための反転形状が形成されている。図5は、成形後の樹脂シート14の断面図である。すなわち、樹脂シート14の裏面は平面であり、樹脂シート14の表面には、走行方向に平行な直線状の偏肉形状面が形成されている。したがって、型ローラ16の表面には、図5(a)〜(c)に示す成形後の樹脂シート14の反転形状のエンドレス溝を形成すればよい。なお、樹脂シート14表面の偏肉形状の詳細については後述する。
型ローラ16の材質としては、各種鉄鋼部材、ステンレス鋼、銅、亜鉛、真鍮、これらの金属材料を芯金として、表面にゴムライニングしたもの、これらの金属材料にHCrメッキ、Cuメッキ、Niメッキ等のメッキを施したもの、セラミックス、及び各種の複合材料が採用できる。
型ローラ表面の逆蒲鉾形状の形成は、ローラ表面の材質にもよるが、一般的にはNC旋盤による切削加工と仕上げバフ加工との組み合わせが好ましく採用できる。また、他の公知の加工方法(研削加工、超音波加工、放電加工、等)も採用できる。型ローラ表面の表面粗さは、中心線平均粗さRaで0.5μm以下とするのが好ましく、0.2μm以下とするのがより好ましい。型ローラ16は、図示しない駆動手段により、所定の周速度で回転駆動される。
ニップローラ18は、型ローラ16に対向配置され、型ローラ16とで樹脂シート14を挟圧するためのローラである。ニップローラ18の材質としては、各種鉄鋼部材、ステンレス鋼、銅、亜鉛、真鍮、これらの金属材料を芯金として、表面にゴムライニングしたもの、これらの金属材料にHCrメッキ、Cuメッキ、Niメッキ等のメッキを施したもの、セラミックス、及び各種の複合材料が採用できる。
ニップローラ18の表面は鏡面状に加工されていることが好ましく、中心線平均粗さRaで0.5μm以下とするのが好ましく、0.2μm以下とするのがより好ましい。このような平滑な表面とすることにより、成形後の樹脂シート14の裏面を良好な状態にできる。また、ニップローラ18は、図示しない駆動手段により、所定の周速度で回転駆動される。尚、ニップローラ18に駆動手段を設けない構成も可能であるが、樹脂シート14の裏面を良好な状態にできる点より、駆動手段を設けることが好ましい。
ニップローラ18には、図示しない加圧手段が設けられており、型ローラ16との間の樹脂シート14を所定の圧力で挟圧できるようになっている。この加圧手段は、いずれも、ニップローラ18と型ローラ16との接触点における法線方向に圧力を印加する構成のもので、モータ駆動手段、エアシリンダ、油圧シリンダ等の公知の各種手段が採用できる。
ニップローラ18には、挟圧力の反力による撓みが生じにくくなるような構成を採用することもできる。このような構成としては、ニップローラ18の背面側(型ローラ16の反対側)に図示しないバックアップローラを設ける構成、クラウン形状(中高形状とする)を採用する構成、ローラの軸方向中央部の剛性が大きくなるような強度分布を付けたローラの構成、及びこれらを組み合わせた構成等が採用できる。
また、剥離ローラ20は、型ローラ16に対向配置され、樹脂シート14を巻き掛けることにより樹脂シート14を型ローラ16より剥離するためのローラで、型ローラ16の180度下流側に配置される。剥離ローラ20の表面は鏡面状に加工されていることが好ましい。このような表面とすることにより、成形後の樹脂シート14の裏面を良好な状態にできる。そして、剥離ローラ表面の表面粗さは、中心線平均粗さRaで0.5μm以下とするのが好ましく、0.2μm以下とするのがより好ましい。剥離ローラ20の材質としては、各種鉄鋼部材、ステンレス鋼、銅、亜鉛、真鍮、これらの金属材料を芯金として、表面にゴムライニングしたもの、これらの金属材料にHCrメッキ、Cuメッキ、Niメッキ等のメッキを施したもの、セラミックス、及び各種の複合材料が採用できる。剥離ローラ20は、図示しない駆動手段により、所定の周速度で矢印方向に回転駆動される。尚、剥離ローラ20に駆動手段を設けない構成も可能であるが、樹脂シート14の裏面を良好な状態にできる点より、駆動手段を設けることが好ましい。
型ローラ16およびニップローラ18は、温度調節手段を備えることもできる。型ローラ16、ニップローラ18のローラ設定温度は、樹脂シート14の材質、樹脂シート14の溶融時(たとえば、ダイ12のスリット出口)の温度、樹脂シート14の搬送速度、型ローラ16の外径、型ローラ16の凹凸パターン形状等によって最適な値を選択することができる。
この型ローラ16およびニップローラ18の温度調節手段としては、ローラ内部に温度調節したオイルを循環させる構成が好ましく採用できる。このオイルの供給と排出は、ローラの端部にロータリージョイントを設ける構成により実現できる。他の温度調節手段としては、たとえば、ローラの内部にシースヒータを埋め込む構成、ローラの近傍に誘電加熱手段を配する構成等、公知の各種手段を採用することができる。このような温度調節手段を備えることにより、高温状態の樹脂シート14による型ローラ16およびニップローラ18の温度上昇や急激な温度低下を抑制することができる。
また、偏肉樹脂シートの製造ライン10には、上記したように反りの量を測定する反り測定器を備えることもできる。例えば、徐冷ゾーン36後の偏肉樹脂シートの表面(外周)を静電センサなどでスキャンさせ、偏肉樹脂シートと静電センサとの距離(形状)を計測して、反り量を換算する。そして、この数値をフィードバックすることにより、より最適な形状とすることが可能である。
本発明に適用される樹脂シート14としては、熱可塑性樹脂を用いることができ、たとえば、ポリメチルメタクリレート樹脂(PMMA)、ポリカーボネート樹脂、ポリスチレン樹脂、MS樹脂、AS樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂(PVC)、熱可塑性エラストマー、又はこれらの共重合体、シクロオレフィンポリマー等が挙げられる。
また、樹脂シート中に拡散粒子を含ませることが可能である。拡散粒子を加えることにより、各種表示装置の背面に配される導光板や各種光学素子に好適に用いることができる。さらに、拡散粒子を添加することにより、シートの反りが発生しやすくなるが、本発明の製造方法によれば、樹脂シートの温度を均一にすることができるので、安定した形状でシートの製造が可能である。
拡散粒子としては、粒子径が10μm以下であることが好ましく、1μm以下であることがより好ましい。拡散粒子の種類としては、金属粒子、無機粒子、有機粒子、半導体粒子、高分子粒子等を使用でき、より具体的には、二酸化珪素(SiO)、酸化アルミニウム(Al)、酸化チタン(IV)(TiO)、酸化イットリウム(Y)、酸化マグネシウム(MgO)、酸化亜鉛(ZnO)、炭素(C)、シリコン(Si)、マグネシウム(Mg)、カルシウム(Ca)、銀(Ag)、白金(Pt)、チタン(Ti)、ニッケル(Ni)、ルテニウム(Ru)、ロジウム(Rh)、ガリウム砒素(GaAs)、アルミニウムガリウム砒素(AlGaAs)、ジルコニア(ZrO)、炭化珪素(SiC)、窒化珪素(Si)、ゼオライト、ナノダイヤモンド、ナノクリスタル、スクメタイト、マイカ、デンドリマー、スターポリマー、ハイパーブランチドポリマー、マイクロポーラスメチルホスホン酸アルミニウム、などを挙げることができる。
また、製造される粒子含有樹脂シートに含有される拡散粒子の濃度としては、0.005〜0.5質量%の範囲であることが好ましく、0.03〜0.08質量%の範囲であることがより好ましい。
ダイ12より押し出したシート状の樹脂シート14を、型ローラ16と型ローラ16に対向配置されるニップローラ18とで挟圧し、型ローラ16表面の偏肉形状の反転型を樹脂シート14に転写して成形し、樹脂シート14を型ローラ16に対向配置される剥離ローラ20に巻き掛けることにより型ローラ16より剥離する。
型ローラ16より剥離した樹脂シート14を、水平方向に搬送し、徐冷ゾーン36を通過することにより徐冷し、歪みが除去された状態で、下流の製品取り部において所定長さに切断し、樹脂シートの製品として収容する。
この樹脂シートの製造において、ダイ12よりの樹脂シート14の押し出し速度は、0.1〜50m/分、好ましくは0.3〜30m/分の値が採用できる。したがって、型ローラ16の周速も略これに一致させる。なお、各ローラの速度ムラは、設定値に対して1%以内に制御することが好ましい。
ニップローラ18の型ローラ16への押し付け圧は、線圧換算(各ニップローラの弾性変形による面接触を線接触と仮定して換算した値)で、0〜200kN/m(kgf/cm)とするのが好ましく、0〜100kN/m(kgf/cm)とするのがより好ましい。
ニップローラ18及び剥離ローラ20の温度制御は、個々のローラ毎に行うことが好ましい。そして、剥離ローラ20の箇所における樹脂シート14の表面温度が樹脂シートのガラス転移温度以下となっていることが好ましい。この際、樹脂シート14にポリメチルメタクリレート樹脂を採用した場合、剥離ローラ20の設定温度は、50〜110℃とすることができる。
次に、樹脂シート表面の凹凸パターン形状について説明する。図5(a)〜(c)は、成形後の偏肉樹脂シートの端面を直線上に切り取った状態の断面図の一例である。樹脂シートの裏面は平面であるが、本発明の製造方法および製造装置により製造される偏肉樹脂シートは、最薄肉部の厚さは、0.5mm以上5.0mm以下であることが好ましく、1.0mm以上2.0mm以下であることがより好ましい。また、偏肉樹脂シートの最厚肉部と最薄肉部との厚さの差は、0.5mm以上4.0mm以下であることが好ましく、1.0mm以上3.0mm以下であることがより好ましい。このような寸法とすることにより、各種表示装置の背面に配される導光板や各種光学素子に好適に使用できる。
上記のような形状の場合、ダイ12から押出された樹脂シート14が、型ローラ16に巻きつけられて、型つけされた後、樹脂膜の厚い部分と薄い部分に分かれる。
図2の偏肉樹脂シートの製造ライン10を用い、樹脂材料としてPMMA、図2の偏肉樹脂シートの製造ライン10の切断機90の位置に図3のように上下に回転刃を配置し、偏肉樹脂シートの切断を行った。この際、偏肉樹脂シートの形状は、図5(a)とした。
保護フィルムはサンエー化研社製JA26F、回転刃の材質は工具鋼、外径はφ300mm、回転刃の回転数は4000rpm、送り速度は20m/min、クランプ形状は偏肉樹脂シート図5(a)を幅方向均一に押さえることができる形状とした。
表1に記載の条件で切断した。切断結果を表1に示した。切断後及びアニール後の保護フィルムの浮き上がり長さを目視で調べ、単位長さ辺りに換算(mm/cm)して記載した。
Figure 2010076081
表1の結果から分かるように、本発明の保護フィルム付き樹脂シートの切断方法によって切断後およびアニール後の保護フィルムの浮き上がりがない結果を得ることができた。
偏肉樹脂シートの製造の全体工程図 各工程での装置構成を示す概念図 本発明の保護フィルム付き樹脂シートの切断方法を示す図 従来の保護フィルム付き樹脂シートの切断方法を示す図 成形後の偏肉樹脂シートの一例を示す断面図
符号の説明
10…偏肉樹脂シートの製造ライン、12…ダイ、14…樹脂シート、16…型ローラ、18…ニップローラ、20…剥離ローラ、36…徐冷ゾーン、88…(耳部を切除する)切断機、88A,88B…回転刃、90…(所定長さに切り揃える)切断機、90A,90B…回転刃、124…切断工程

Claims (4)

  1. 樹脂シートの表裏両面に保護フィルムを設けた保護フィルム付き樹脂シートの表面側と裏面側とから回転刃を前記保護フィルム付き樹脂シート内に進入させながら走行させて切断する方法であって、
    前記樹脂シートの切断断面の最薄肉部の厚さをTmin、
    前記樹脂シートの切断断面の最薄肉部の表面からの切り込み深さをa、
    前記樹脂シートの切断断面の最薄肉部の裏面からの切り込み深さをb、
    前記表面からの切り込み深さaと前記裏面からの切り込み深さbのオーバーラップをc、としたときに、
    0≦a≦Tmin 且つ 0≦b≦Tmin 且つ 0≦c を満たすように切断することを特徴とする保護フィルム付き樹脂シートの切断方法。
  2. 前記回転刃は、前記保護フィルム付き樹脂シートの回転刃の進入方向とは反対側の保護フィルムを切断しないことを特徴とする請求項1に記載の保護フィルム付き樹脂シートの切断方法。
  3. 前記回転刃の回転方向は、回転刃走行方向側において前記保護フィルム付き樹脂シートに入刃する方向であることを特徴とする請求項1又は2に記載の保護フィルム付き樹脂シートの切断方法。
  4. 前記樹脂シートは、シート幅方向で厚みの異なる偏肉樹脂シートであることを特徴とする請求項1〜3の何れか1に記載の保護フィルム付き樹脂シートの切断方法。
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