JP2010075822A - 生ごみ乾燥処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化と簡素化と低コスト化を図った生ごみ乾燥処理装置を提供する。
【解決手段】生ごみを破砕する破砕装置2と、この破砕装置2により破砕された生ごみと水の混在物から水分を分離する固液分離装置3と、この固液分離装置3を作動する駆動手段26と、前記固液分離装置3により分離された生ごみを乾燥処理する生ごみ処理部6と、この生ごみ処理部6に設けた生ごみ撹拌手段7とを具備し、前記生ごみ撹拌手段7の作動を伝達手段27を介して前記固液分離装置3の駆動手段26で行うことにした。したがって、生ごみ乾燥処理装置内での生ごみ撹拌手段の駆動手段の配置に大きな場所を必要とせず、生ごみ乾燥処理装置を小型化することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、主に家庭で発生する生ごみを乾燥させ、減量及び減容させる生ごみ乾燥処理装置に関するものである。
従来、この種の生ごみ乾燥処理装置は、ディスポーザ(破砕装置)で粉砕された粉砕生ごみが注水器から放出される水とともに導入口から脱水スクリーン内に導入され、脱水スクリーン内の搬送スクリューにより粉砕生ごみを搬送しながら脱水し、排出口から外部に排出されるように構成されている。搬送スクリューは、駆動手段として搬送モータが接続されている。
また、排出口と対峙するケースの側方には、脱水された粉砕生ごみを分解処理する処理室が配置され、脱水された粉砕生ごみは、処理室の底部に設けられた処理槽に貯留される。この処理槽には撹拌部材設けられ、撹拌モータの駆動により撹拌部材が回転することで、処理槽内の粉砕生ごみと分解チップを加熱しながら撹拌部材の撹拌作用により粉砕生ごみの分解処理を促進している(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−254632号公報
しかしながら、前記従来の構成では、粉砕生ごみと水を分離する脱水スクリーンと搬送スクリュー(固液分離装置)と脱水した粉砕生ごみを処理する処理槽と撹拌部材(生ごみ処理部)のそれぞれに駆動用のモータを必要としているので、ケース(例えば、生ごみ乾燥処理装置全体)を小型化しようとするとモータの納まりが悪いという課題を有していた。
また、生ごみ乾燥処理装置の構成部品の中では、モータのコストが高く複数個設けることは、コストアップになるという課題も有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、生ごみ乾燥処理装置の小型化と簡素化と低コスト化を図ることを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の生ごみ乾燥処理装置は、生ごみを破砕する破砕装置と、この破砕装置により破砕された生ごみと水の混在物から水分を分離する固液分離装置と、この固液分離装置を作動する駆動手段と、前記固液分離装置により分離された生ごみを乾燥処理する生ごみ処理部と、この生ごみ処理部に設けた生ごみ撹拌手段とを具備し、前記生ごみ撹拌手段の作動を伝達手段を介して前記固液分離装置の駆動手段で行うことにしたものである。
これによって、固液分離装置を駆動しながら固液分離装置の駆動手段により伝達手段を介して生ごみ撹拌手段を動かすので、固液分離装置の駆動手段が作動するときに生ごみ撹拌手段も作動し、破砕装置により粉砕された破砕生ごみと水の混在物から固液分離装置により分離され、脱水された脱水生ごみを生ごみ処理部に供給すると、同時に作動している生ごみ撹拌手段により固液分離装置の出口から排出される脱水生ごみを搬送したり撹拌したりして生ごみ処理部内に均一に分散させるようにしている。
生ごみ処理部内に貯留した回収生ごみは、加熱手段により加熱され乾燥していくが、生ごみ撹拌手段は、正転、反転を繰り返しながら貯留した回収生ごみの乾燥作業を促進し、固液分離装置は、駆動装置により反転を行う場合は、破砕生ごみと水の混在物の分離作業は行わずに、固液分離装置内の破砕生ごみの残渣を取り除き、次の分離作業に備えるようにしている。
本発明の生ごみ乾燥処理装置は、生ごみ撹拌手段の作動を伝達手段を介して前記固液分離装置の駆動手段で行い、駆動手段を兼用できるので、生ごみ乾燥処理装置内での生ごみ撹拌手段の駆動手段の配置に大きな場所を必要とせず、生ごみ乾燥処理装置を小型化することができる。
また、生ごみ撹拌手段の駆動手段に使用するモータは、生ごみ乾燥処理装置の構成部品の中でもコストが高いので、無くすことで低コスト化を図ることができる。
第1の発明は、生ごみを破砕する破砕装置と、この破砕装置により破砕された生ごみと水の混在物から水分を分離する固液分離装置と、この固液分離装置を作動する駆動手段と、前記固液分離装置により分離された生ごみを乾燥処理する生ごみ処理部と、この生ごみ処理部に設けた撹拌手段と具備し、前記生ごみ撹拌手段の作動を伝達手段を介して前記固液分離装置の駆動手段で行うことにしたものである。
したがって、固液分離装置の駆動手段が作動するときに生ごみ撹拌手段も作動し、破砕装置により粉砕された生ごみと水の混在物から固液分離装置により分離され、脱水された生ごみを生ごみ処理部に供給すると、同時に作動している生ごみ撹拌手段により固液分離装置の出口から排出される脱水生ごみを搬送したり撹拌したりして生ごみ処理部内に均一に分散させるので、駆動手段を兼用でき、生ごみ乾燥処理装置内での生ごみ撹拌手段の駆動手段に大きな場所を必要とせず、生ごみ乾燥処理装置を小型化することができる。
また、生ごみ撹拌手段7の駆動手段に使用するモータは、生ごみ乾燥処理装置の構成部品の中でもコストが高いので、無くすことで低コスト化を図ることができる。
第2の発明は、特に、第1の発明の固液分離装置は、駆動装置を伝達手段の反対側の生ごみ処理部の側に配置したことにより、生ごみ処理部に固液分離装置を装着するときに生ごみ処理部の側に形成する空間に固液分離装置の駆動手段であるギアドモータが収納されので、生ごみ乾燥処理装置8のケース内に場所をとらないように収納し、生ごみ乾燥処理装置8をコンパクトに構成することができる。
第3の発明は、特に、第1と2の発明の固液分離装置は、生ごみ処理部に臨ませる出口を生ごみ撹拌手段の駆動軸に対して略直角方向に脱水された生ごみを落下させるように構成したことにより、生ごみ撹拌手段の形状を変則的な配置にしておくことで、回収された生ごみが駆動軸の方向に移動し、回収された生ごみの分散を促進し、乾燥処理時間を短縮することができる。
第4の発明は、特に、第1と2の発明の固液分離装置は、生ごみ処理部の撹拌手段の正転、反転を行うときに、水分と生ごみを分離するための複数個の分離部とこの分離部が構成する間隙を掃除するためのスクレーパの構成を分離部9が反転しても回転を阻害しないように、スクレーパの形状を分離部に対して略対称に設けたことにより、固液分離装置の正転時に複数個の分離部が構成する複数個の間隙に挿入された複数個のスクレーパにより、水分と生ごみを分離するようにし、生ごみ処理部内の撹拌手段が反転を必要とするとき
は、固液分離装置の分離部が反転しても分離部の間隙をスクレーパが正転と同じように容易に通過できるので、固液分離装置の反転によるスクレーパの変形や分離部とスクレーパの摩擦による負荷拡大を防止することができる。
第5の発明は、特に、第1と2の発明の固液分離装置は、生ごみ処理部の生ごみ撹拌手段の正転、反転を行うときに、水分と生ごみを分離するための複数個の分離部とこの分離部が構成する間隙を反転しても回転を阻害しないように、分離部に複数個設ける生ごみ搬送用の切欠き部の形状を正転方向、反転方向に略対称に構成したことにより、固液分離装置の正転時に分離部が構成する複数個の切欠き部の形状に適合され、水分と生ごみを分離する形状に構成されたスクレーパにより、水分と生ごみを分離するようにし、生ごみ処理部内の生ごみ撹拌手段が反転を必要とするときは、固液分離装置の分離部が反転しても分離部の切欠き部をスクレーパが容易に通過できるので、固液分離装置の反転によるスクレーパの変形や分離部とスクレーパの摩擦による負荷拡大を防止することができる。
第6の発明は、特に、第1〜3の発明の固液分離装置は、生ごみ処理部の生ごみ撹拌手段の正転を行うときに、分離された脱水生ごみがスクレーパにより構成される上傾斜面の上を通過するようにして生ごみ処理部に供給し、生ごみ撹拌手段の反転を行うときは、スクレーパにより構成される下傾斜面により固液分離装置の下部に堆積した破砕生ごみの残渣が逆流しないようにしたことにより、分離部が正転、反転を行うときに分離部の間隙を通過するスクレーパ以外のスクレーパの構造体で固液分離装置の出口と分離部の通路を仕切るので、分離部が反転したときに分離部の間隙をスクレーパで掃除した破砕生ごみの残渣を下傾斜面で分離しやすくして、分離部の通路に残し、次の分離部の正転時に分離部の切欠き部により搬送して生ごみ処理部に送り込むことができる。
第7の発明は、特に、第1〜4の発明の固液分離装置は、破砕装置が作動している間は、正転を行い、分離した生ごみを生ごみ処理部に供給し、生ごみ撹拌手段は、固液分離装置と同一方向に回転し、固液分離装置から押し出される脱水生ごみを下から受け止めるようにして生ごみ処理部内に分散させることにより、破砕装置が作動して破砕生ごみが固液分離装置に送られる間は、固液分離装置は正転を連続して行い、その間生ごみ撹拌手段も正転を続けて生ごみ処理部内の分離された生ごみを下から受け止めるような形で搬送し、乾燥しやすいように撹拌したり分散したりすることができるので、回収生ごみの乾燥処理を加速することができ、乾燥処理時間を短縮することができる。
(実施の形態1)
図1、2、3において、1は、生ごみや水道水と共に高速でカッタを回転させて破砕する破砕装置(ディスポーザ)2を取り付けた台所のシンク、3は、破砕生ごみ4と水道水または井戸水等の水を分離する固液分離装置であり、破砕装置2により破砕された粉砕生ごみ4と水の混在物を供給する導入管5を備えている。6は、生ごみ攪拌手段7を内蔵した生ごみ処理部である。
これらの破砕装置2、固液分離装置3、および生ごみ処理部6を組み合わせて、生ごみ乾燥処理装置8が構成されている。
固液分離装置3は、生ごみ処理部6の上部に接するように装着されており、また、導入管5は、樹脂製の中空パイプ(内径は、40A〜50A程度)で構成され、生ごみ乾燥処理装置8をキッチンに配置するときの引き回しを容易にして設置を簡便にしている。
固液分離装置3は、内部に複数個の分離部9(リング状、ステンレス製、厚み0.5〜2.0mm程度)を駆動軸10の周囲に積層し、隣接する分離部9の間に設定した間隙11(幅0.4〜1.0mm程度)を介して水を分離するようにしている。
粉砕生ごみ4は、導入管5を介して固液分離装置3の入口12から入り、積層する分離部9の間隙11に向かって流入し、分散するようにしている。
破砕生ごみ4は、分離部9に設けた複数個の切欠き部13が積層して構成するポケットに乗せられて駆動軸10の正転とともに分離部9の通路14に沿って移動していく。
固液分離装置3の入口12は、破砕装置2から50〜200mm程度の下方に設けられ、粉砕生ごみ4と水の混在物が落差を利用して入りやすくしている。
また、入口12の下端は、駆動軸10の中心水平方向よりも上方に設けられ、粉砕生ごみ4と水の混在物から水を落下しやすくしている。
分離部9の通路14の入口12の略反対側に複数個の刃15(ステンレス製、厚み0.3〜0.9mm程度)で構成されたスクレーパ16を設けている。
スクレーパ16の刃15はそれぞれの間隙11内に挿入され、間隙11内に沿うように設けられている。
スクレーパ16の形状は、分離部9の駆動軸10の中心水平方向に対して略対称に設定し、扇状に構成したことにより、固液分離装置3の正転、反転の回転により分離部9が移動しても、反転時に正転と同様の刃15の通過状態を実現して、スクレーパ16を容易に通過できるようにしている。
刃15の扇状の形状は、分離部9の内部空間17にその両端が突出し間隙11内の粉砕生ごみ4を取り残さないようにしている。
刃15の扇状の先端はRに仕上げ、分離部9の構造の一部に引っかからないように構成している。
複数個のスクレーパ16の刃15は、同一形状に形成され、同じように同一形状で形成されたスペーサー18により等間隔に積層されている。そして、スクレーパ16の刃15とこのスペーサー18により一体の仕切り部19を構成している。
この仕切り部19の部分で、固液分離装置3のケース20と分離部9で構成する円筒状の通路14の一部を構成している。
スクレーパ16の仕切り部19は、分離部9の駆動軸10の中心水平方向の上部に設けた上傾斜面21と下部に設けた下傾斜面22を構成し、この上傾斜面21と下傾斜面22で略対称の形状を形成している。
粉砕生ごみ4は、切欠き部13に乗せられて駆動軸10の正転とともに分離部9の通路14に沿って移動し、スクレーパ16の刃15により切欠き部13から上傾斜面21に押し出されるようにしている。
このとき、上傾斜面21と固液分離装置3のケース20の一部で絞り部23を構成して、破砕生ごみ4を脱水し、脱水生ごみ24として生ごみ処理部6に落下させている。
絞り部23は、上傾斜面21に沿って通路を構成し、この通路の先に固液分離装置3の出口25を設けている。
この通路の幅や高さは、出口25まで一定の値に設定するか、または出口25をラッパ状に広げることで、脱水生ごみ24の含水率(生ごみと水の混在物の水分の割合)を調節している。
駆動軸10を反転したときは、分離部9が下傾斜面22側から回転し、間隙11内の取り残した脱水生ごみ24の残渣をスクレーパ16で掃除し、通路14内に落とし、分離部9が再度正転するときに切欠き部13により回収するようにしている。
スクレーパ16の上傾斜面21と下傾斜面22の傾斜角度は、分離部9の外周に対して鈍角に構成され、スクレーパ16の刃15の間隙11に対する通過を容易に行い、脱水生ごみ24をスクレーパ16で掃除しやすいようにしている。
駆動軸10における反転のタイミングは、固液分離装置3での分離処理が終了した後に(例えば、固液分離装置3の運転のオンオフは、水位センサにより、シンク1から固液分離装置3に水が流入したり、固液分離装置3から排出したりすることで可能になる)、一定のオフ時間が経過した後に固液分離装置3のオフ状態を判定して行うことにしている。
固液分離装置3に水が流入したことが確認できた時点で駆動軸10を正転に変えるようにしている。
分離部9の複数個の切欠き部13は、複数個の分離部9を積層して構成したときにこの切欠き部13により粉砕生ごみ4を搬送するポケットを構成している。
切欠き部13の形状は、駆動軸10に向かう半円形状や駆動軸10に向かう軸を中心にして略対称のR部で構成した凹部形状にして正転、反転が容易にできるようにしている。駆動軸10の一端は、ギアドモータなどで構成された駆動手段26に結合されている。
分離部9は、この駆動手段26により毎分5〜20回転で粉砕生ごみ4の搬送と脱水を行うようにしている。
駆動軸10の先端は延長され、その端部にベルトやチェインで構成された伝達手段27を張架したプーリー28が設けている。
駆動軸10の端部に駆動手段26や伝達手段を設けるときに固液分離装置3のケース20を貫通するときに駆動軸10にベアリングとメカニカルシール等を装着して、生ごみや水分が漏れないように構成している。
伝達手段27はまた生ごみ撹拌手段7の駆動軸29の延長部に固定したプーリー30にも張架してある。
駆動手段26は、生ごみ処理部6と固液分離装置3を結合させるときに形成される空間に配置され、生ごみ処理部6の側に沿うように収納するようにしている。
31の矢印は、固液分離装置3の正転方向を示している。32は、固液分離排水管で、分離部9の内部空間17に抜け落ちる水がケース20の下部に設けた排水口33から流出するときに下水管(図示無)に送るように構成している。
生ごみ処理部6は、駆動軸10に略平行に配置され、その形状は有底円筒状に構成されている。
生ごみ処理部6の内部に生ごみ容器34が引出しのように収納されている。生ごみ撹拌手段7は、この生ごみ容器34内に設けた駆動軸29の延長部分の周囲に構成されている。生ごみ容器34内の駆動軸29の延長部分は、生ごみ容器34内に回収生ごみ35(回収生ごみ35と乾燥処理した生ごみ等)がたまり、捨てるときに生ごみ容器34を生ごみ処理部6から引き出すときに容易に作業が行えるように駆動軸29とは独立して設けられ、生ごみ容器34を生ごみ処理部6に収納するときに独立した駆動軸29と駆動軸29の延長部分が接触して回転を伝達できるようにしている。
生ごみ処理部6への駆動軸29の装着は、ベアリングとメカニカルシール等を用いて密閉性を高めている。
生ごみ容器34内の駆動軸29の延長部分に対してもベアリングとメカニカルシール等を用いて密閉性を高めている。生ごみ容器34は、円筒状の生ごみ処理部6にあわせて円筒形状を構成しており、引き出す手前側に円筒よりも大きな径の前板36を設け、この前板36を生ごみ処理部6の壁面にパッキンやシール材を介してレバー等で押し付けるようにして密閉性を高めるようにしている。
生ごみ容器34は、引出しのように上部が開放され、固液分離装置3の出口25から押し出された脱水生ごみ24が落下して貯留するようになっている。
固液分離装置3の出口25から押し出される脱水生ごみ24が駆動軸29により回転する生ごみ撹拌手段7の回転方向に対して略直角になるように、生ごみ処理部6に載置されている。
生ごみ撹拌手段7は、複数個の棒またはヘラ状の板で構成され、この先端が生ごみ容器32の円筒状の内壁に沿って回転して回収生ごみ35の撹拌を行うようにしている。
生ごみ撹拌手段7は、生ごみ容器34の内壁に沿って回転するので、生ごみ処理部6の内壁の上部に開放された固液分離装置3の出口25にも沿って回転し、出口25に残って付着した脱水生ごみ24を掻き落とすようにしている。
37は、生ごみ処理部6の庫内温度を上昇させるために生ごみ処理部6の下部に設けた加熱手段で、一般的なシーズヒータ、マイカヒータを用い一定の温度調節を行うか、またはPTCヒータを用いて自動調節を行なうようにしている。
加熱手段37により、回収生ごみ35を加熱し、撹拌手段7により乾燥処理を加速するようにしている。
38は、生ごみ処理部6内に空気39を送るための空気供給手段で、ターボファンやラジアルファン等の高圧型の送風機やエアーポンプで構成されている。
空気供給手段38は、生ごみ処理部6の給気口40を介して、生ごみ処理部6内に空気39を噴出すようにしている。
41は、脱臭装置で、回収生ごみ35の乾燥処理を行うときに発生する刺激臭を低減するために、触媒や活性炭を用いて構成している。
空気供給手段38により供給された空気39に押し出されるようにして、生ごみ処理部6内の刺激臭と水蒸気を吸い込んだ排気42が生ごみ処理部6の排気口43から脱臭装置
41に送られるようにしている。
以上のように構成された生ごみ乾燥処理装置において、その動作を説明する。
まず台所のシンク1で発生した生ごみが、破砕装置2に投入され、かつ水が流し込まれると、破砕装置2が駆動を開始する。
破砕装置2が生ごみを破砕し、破砕生ごみ4と水の混在物を形成し、この混在物が導入管5を介して固液分離装置3に流入する。
固液分離装置3では、水が流入することで駆動手段26が作動し駆動軸10が回転する。駆動軸10が正転することで、分離部9の切欠き部13に破砕生ごみ4と水の混在物が載せられて絞り部23に送られる。
絞り部23では、スクレーパ16により分離部9の間隙11に詰まった粉砕生ごみ4の微細な粒子を掻き揚げながら切欠き部13から送られる粉砕生ごみ4が押し付けられ、脱水され、脱水生ごみ24として固液分離装置3の出口25から生ごみ容器34に落とされる。
このとき、破砕生ごみ4に付着した汁や水は、スクレーパ16や間隙11で分離して、排水口33から固液分離排水管32を介して下水管へ排水する。同時に、加熱手段37により、生ごみ処理部6が加熱され、脱水生ごみ24は、回収生ごみ35として加熱され水蒸気を発生しながら乾燥処理が行われる。
このとき、空気供給手段38が生ごみ処理部6内に空気39を送り、空気39は、生ごみ容器34内を循環して回収生ごみ35から発生する刺激臭と水蒸気を回収して排気口43から排出するようにしている。
生ごみ撹拌手段7は、固液分離装置3で粉砕生ごみ4の分離処理が行われる間は、駆動手段26の駆動軸10から伝達手段27を介して正転方向の回転を行い、生ごみ容器34内の回収生ごみ35の撹拌を行うようにしている。
破砕装置2での生ごみ処理が行われないときは、反転方向の回転も行うようにしている。駆動手段26は、定期的(例えば15分間隔)に駆動して生ごみ攪拌手段7を回転(1分程度)させて、この回転を正転、反転と繰り返しながら回収生ごみ35を攪拌し、乾燥処理を促進していく。
生ごみ処理部6では、加熱手段37により破砕生ごみ4が加熱され、温度上昇し水蒸気を発生させる。回収生ごみ35から発生した蒸気を大量に含んだ排気42は、空気供給手段38に供給された空気39により置換され、排気口43から脱臭装置41に送られる。
脱臭装置41では、触媒や活性炭による脱臭の前に、排気42の温度が速やかに低下し、排気42の飽和蒸気圧が下がり排気42中の蒸気が凝縮するような構成を備えていて、回収生ごみ35から発生する水蒸気に含まれる水に溶解する臭気成分(例えば、トリメチルアミン、アンモニア、硫化水素等)は、結露水として回収し、臭気が確実に抑えられるようにしている。
以上のように、本実施の形態においては、生ごみを破砕する破砕装置2と、この破砕装置2により破砕された粉砕生ごみ4と水の混在物から水分を分離する固液分離装置3と、この固液分離装置3を作動する駆動手段26と、固液分離装置3により分離された脱水生
ごみ24を乾燥処理する生ごみ処理部6と、生ごみ処理部6に設けた生ごみ撹拌手段7と、生ごみ撹拌手段7の作動を伝達手段27を介して固液分離装置3の駆動手段26で行うことにしたので、生ごみ乾燥処理装置8内での生ごみ撹拌手段7の駆動手段に大きな場所を必要とせず、生ごみ乾燥処理装置8を小型化することができる。
また、生ごみ撹拌手段7の駆動手段に使用するモータは、生ごみ乾燥処理装置8の構成部品の中でもコストが高いので、無くすことで低コスト化を図ることができる。
また、本実施の形態の固液分離装置3は、駆動軸10をメカニカルシール等を用いてケース20を貫通させて設けるので、駆動手段26を伝達手段27の反対側の生ごみ処理部6の側部に配置でき、生ごみ乾燥処理装置8のケース内に場所をとらないように収納することができ、生ごみ乾燥処理装置8をコンパクトに構成することができる。
また、本実施の形態の固液分離装置3の駆動軸10と生ごみ撹拌手段7の駆動軸29を略平行に設けているので、ベルト等の簡単な伝達手段27で固液分離装置3の駆動手段26の動作を伝えることができる。
また、本実施の形態の固液分離装置3は、生ごみ処理部6に臨ませた出口25を生ごみ容器34内の生ごみ撹拌手段7の駆動軸29に対して略直角に向けているので、例えば生ごみ撹拌手段7の形状を変則的な配置にしておくことで、回収生ごみ35が駆動軸29方向に移動し、回収生ごみ35の分散を促進し、乾燥処理時間を短縮することができる。
また、本実施の形態の固液分離装置3は、生ごみ処理部6の生ごみ撹拌手段7の正転、反転を行うときに、分離部9が構成する間隙11を掃除するためのスクレーパ16の構成を分離部9が反転しても回転を阻害しないように、スクレーパ16の形状を分離部9に対して略対称に設けたので、固液分離装置3の分離部9が反転しても分離部9の間隙11をスクレーパ16が正転と同じように容易に通過できるので、固液分離装置の反転によるスクレーパ16の変形や分離部9とスクレーパ16の摩擦による負荷拡大を防止することができる。
また、本実施の形態の固液分離装置3は、生ごみ処理部6の生ごみ撹拌手段7の正転、反転を行うときに、水分と生ごみを分離するための複数個の分離部9とこの分離部9が構成する間隙11を反転しても回転を阻害しないように、分離部9に複数個設ける生ごみ搬送用の切欠き部13の形状を正転方向、反転方向に略対称に構成したので、生ごみ処理部6内の生ごみ撹拌手段7が反転を必要とするときは、固液分離装置3の分離部9が反転しても分離部9の切欠き部13をスクレーパ16が容易に通過できるので、固液分離装置3の反転によるスクレーパ16の変形や分離部9とスクレーパ16の摩擦による負荷拡大を防止することができる。
また、本実施の形態の固液分離装置3は、生ごみ処理部6の生ごみ撹拌手段7の正転を行うときに、分離された脱水生ごみ24をスクレーパ16により構成される上傾斜面21の上を通過するようにして生ごみ処理部6に供給し、生ごみ撹拌手段7の反転を行うときは、スクレーパ16により構成される下傾斜面22により固液分離装置3の下部に堆積した破砕生ごみ4の残渣が逆流しないようにしたので、分離部9が反転したときに分離部9の間隙11をスクレーパ16で掃除した破砕生ごみ4の残渣を下傾斜面22で分離しやすくして、分離部9の通路14に残し、次の分離部9の正転時に分離部9の切欠き部13により搬送して生ごみ処理部6に送り込むことができる。
また、本実施の形態の固液分離装置3は、破砕装置2が作動している間は、正転を行い、分離した生ごみを生ごみ処理部6に供給し、生ごみ撹拌手段7は、固液分離装置3と同
一方向に回転し、固液分離装置3から押し出される脱水生ごみ24を下から受け止めるようにして生ごみ処理部6内に分散させるので、乾燥しやすいように撹拌したり分散したりすることができ、回収生ごみ35の乾燥処理を加速することができ、乾燥処理時間を短縮することができる。
また、本実施の形態の生ごみ処理部6と生ごみ容器34は、円筒状の内壁に構成しているので、生ごみ撹拌手段7により、生ごみ処理部6の内壁の一部に開口された固液分離装置3の出口25に残って付着した脱水生ごみ24を掻き落とし、出口25のごみ詰まりを防止することができる。
以上のように、本願発明によれば、固液分離装置の駆動手段で生ごみ撹拌手段の駆動手段を兼ねながら小型化と簡素化と低コスト化を図った生ごみ乾燥処理装置を提供する。
本発明の実施の形態1における生ごみ乾燥処理装置の構成図 本発明の実施の形態1における生ごみ乾燥処理装置の平面図 本発明の実施の形態1における固液分離装置の要部構成図
符号の説明
2 破砕装置
3 固液分離装置
6 生ごみ処理部
7 生ごみ撹拌装置
9 分離部
11 間隙
13 切欠き部
16 スクレーパ
21 上傾斜面
22 下傾斜面
23 絞り部
24 脱水生ごみ
26 駆動手段
27 伝達手段

Claims (7)

  1. 生ごみを破砕する破砕装置と、この破砕装置により破砕された生ごみと水の混在物から水分を分離する固液分離装置と、この固液分離装置を作動する駆動手段と、前記固液分離装置により分離された生ごみを乾燥処理する生ごみ処理部と、この生ごみ処理部に設けた生ごみ撹拌手段とを具備し、前記生ごみ撹拌手段の作動を伝達手段を介して前記固液分離装置の駆動手段で行うことにした生ごみ乾燥処理装置。
  2. 固液分離装置は、駆動装置を伝達手段の反対側の生ごみ処理部の側に配置した請求項1項に記載の生ごみ乾燥処理装置。
  3. 固液分離装置は、生ごみ処理部に臨ませる出口を生ごみ撹拌手段の駆動軸に対して略直角方向に脱水された生ごみを落下させるように構成した請求項1または2項に記載の生ごみ乾燥処理装置。
  4. 固液分離装置は、生ごみ処理部の生ごみ撹拌手段の正転、反転を行うときに、水分と生ごみを分離するための複数個の分離部とこの分離部が構成する間隙を掃除するためのスクレーパの構成を反転しても回転を阻害しないように、スクレーパの形状を分離部に対して略対称に設けた請求項1項または3項に記載の生ごみ乾燥処理装置。
  5. 固液分離装置は、生ごみ処理部の生ごみ撹拌手段の正転、反転を行うときに、水分と生ごみを分離するための複数個の分離部とこの分離部が構成する間隙を反転しても回転を阻害しないように、分離部に複数個設ける生ごみ搬送用の切欠き部の形状を正転方向、反転方向に略対称に構成した請求項1または4項に記載の生ごみ乾燥処理装置。
  6. 固液分離装置は、生ごみ処理部の生ごみ撹拌手段の正転を行うときに、分離された生ごみがスクレーパにより構成される上傾斜面の上を通過するようにして生ごみ処理部に供給し、撹拌手段の反転を行うときは、スクレーパにより構成される下傾斜面により固液分離装置の下部に堆積した生ごみの残渣が逆流しないようにした請求項1〜5のいずれか1項に記載の生ごみ乾燥処理装置。
  7. 固液分離装置は、破砕装置が作動している間は、正転を行い、分離した生ごみを生ごみ処理部に供給し、生ごみ撹拌手段は、固液分離装置と同一方向に回転し、固液分離装置から押し出される生ごみを下から受け止めるようにして生ごみ処理部内に分散させる請求項1〜6のいずれか1項に記載の生ごみ乾燥処理装置。
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