JP2010075776A - 生ごみ乾燥処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】長期間使用しない場合でも次の生ごみ処理装置の運転時に支障のないようにした生ごみ乾燥処理装置を提供することを目的とする。
【解決手段】生ごみ撹拌手段7の先端を生ごみ処理部6の内壁に開口した固液分離装置3の生ごみ出口24に沿って移動するようにしたことにより、生ごみ撹拌手段7の先端が固液分離装置3の生ごみ出口24に残った脱水生ごみ22を削り取るように動作している。これにより、生ごみ乾燥処理装置8を長期間使用しないでその後使用を開始しても、固液分離装置3の生ごみ出口24に脱水生ごみ22が固まって詰まることで生ごみ処理装置8の動作が困難になることを防止することができる。
【選択図】図1
【解決手段】生ごみ撹拌手段7の先端を生ごみ処理部6の内壁に開口した固液分離装置3の生ごみ出口24に沿って移動するようにしたことにより、生ごみ撹拌手段7の先端が固液分離装置3の生ごみ出口24に残った脱水生ごみ22を削り取るように動作している。これにより、生ごみ乾燥処理装置8を長期間使用しないでその後使用を開始しても、固液分離装置3の生ごみ出口24に脱水生ごみ22が固まって詰まることで生ごみ処理装置8の動作が困難になることを防止することができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、主に家庭で発生する生ごみを乾燥させ、減量及び減容させる生ごみ乾燥処理装置に関するものである。
従来、この種の生ごみ乾燥処理装置は、ディスポーザ(破砕装置)で粉砕された粉砕生ごみが注水器から放出される水とともに導入口から脱水スクリーン内に導入され、脱水スクリーン内の搬送スクリューにより粉砕生ごみを搬送しながら脱水し、排出口から外部に排出されるように構成されている。
搬送スクリューは、駆動手段として搬送モータが接続されている。また、排出口と対峙するケースの側方には、脱水された粉砕生ごみを分解処理する処理室が配置され、脱水された粉砕生ごみは、処理室の底部に設けられた処理槽に貯留される。
この処理槽には撹拌部材設けられ、撹拌モータの駆動により撹拌部材が回転することで、処理槽内の粉砕生ごみと分解チップを加熱しながら撹拌部材の撹拌作用により粉砕生ごみの分解処理を促進している(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−254632号公報
しかしながら、前記従来の構成では、搬送スクリューにより脱水された粉砕生ごみが排出口から排出される時に、ディスポーザでの粉砕処理が終わっても排出口内や排出口の出口に貯留した粉砕生ごみが残るので、生ごみ乾燥処理装置を長期間使用しない場合、この残った粉砕生ごみが固まって、次のディスポーザによる粉砕処理時に搬送スクリューが詰まって排出口からの排出ができなくなるという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、生ごみ乾燥処理装置を長期間使用しない場合に備えて、固液分離装置の出口に脱水された粉砕生ごみが残らないようにして、次の生ごみ処理装置の運転時に支障のないようにすることを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の生ごみ乾燥処理装置は、生ごみを破砕する破砕装置と、この破砕装置により破砕された生ごみと水の混在物から水分を分離する固液分離装置と、この固液分離装置により分離された生ごみを乾燥処理する生ごみ処理部と、この生ごみ処理部に収納され、生ごみを貯留する生ごみ容器と、この生ごみ容器内に貯留した生ごみを撹拌する生ごみ撹拌手段とを具備し、この生ごみ撹拌手段の先端が前記生ごみ処理部の内壁に開口した前記固液分離装置の生ごみ出口に沿って移動するようにしたものである。
これによって、生ごみ処理部に設けた生ごみ撹拌手段の先端が固液分離装置の生ごみ出口に残った生ごみを削り取るように動作し、生ごみ撹拌手段は、正転、反転を繰り返しながら固液分離装置の生ごみ出口生ごみの残物を取り除き、次の分離作業に備えるようにしている。
本発明の生ごみ乾燥処理装置は、ディスポーザでの粉砕処理が終わり、固液分離装置の
生ごみ出口に貯留した粉砕生ごみが残っても、常時生ごみ撹拌手段の先端により、残った生ごみを取り除くので、生ごみ乾燥処理装置を長期間使用しないでその後使用を開始しても、固液分離装置の生ごみ出口に生ごみが固まって詰まることで生ごみ処理装置の動作が困難になることを防止することができる。
生ごみ出口に貯留した粉砕生ごみが残っても、常時生ごみ撹拌手段の先端により、残った生ごみを取り除くので、生ごみ乾燥処理装置を長期間使用しないでその後使用を開始しても、固液分離装置の生ごみ出口に生ごみが固まって詰まることで生ごみ処理装置の動作が困難になることを防止することができる。
第1の発明は、生ごみを破砕する破砕装置と、この破砕装置により破砕された生ごみと水の混在物から水分を分離する固液分離装置と、この固液分離装置により分離された生ごみを乾燥処理する生ごみ処理部と、この生ごみ処理部に収納され、生ごみを貯留する生ごみ容器と、この生ごみ容器内に貯留した生ごみを撹拌する生ごみ撹拌手段とを具備し、この生ごみ撹拌手段の先端が前記生ごみ処理部の内壁に開口した前記固液分離装置の生ごみ出口に沿って移動するようにしたことにより、生ごみ容器に設けた生ごみ撹拌手段の先端が固液分離装置の生ごみ出口に残った生ごみを削り取るように動作し、この生ごみ撹拌手段は、正転、反転を繰り返しながら固液分離装置の生ごみ出口の生ごみの残物を取り除き、次の分離作業に備えるようにしているので、生ごみ乾燥処理装置では、ディスポーザでの粉砕処理が終わり、生ごみ乾燥処理装置を長期間使用しないでその後使用を開始しても、固液分離装置の生ごみ出口に生ごみが固まって詰まることで生ごみ処理装置の動作が困難になることを防止することができる。
第2の発明は、特に、第1の発明の生ごみ処理部と生ごみ容器は、生ごみ撹拌手段の先端が生ごみ容器の内壁を沿って移動し、その先端が生ごみ容器の開口から突出して生ごみ処理部の内壁に沿うように全回転するために、その内壁を円筒形状に構成したことにより、円筒状の内壁を有する生ごみ処理部と生ごみ容器に対して、生ごみ容器内を回転する生ごみ撹拌手段の先端が生ごみ容器の内壁と、生ごみ容器の上部開口を介して生ごみ処理部の内壁とその内壁の一部に開口された固液分離装置の生ごみ出口の近傍を移動するので、生ごみ撹拌手段が作動する時は、その先端が常時生ごみ出口に沿って回転し、生ごみ出口に生ごみの残物が貯留しないようにして、生ごみ乾燥処理装置を長期間使用しないでその後使用を開始しても、固液分離装置の生ごみ出口に生ごみが固まって詰まることで生ごみ処理装置の動作が困難になることを防止することができる。
第3の発明は、特に、第1と2の発明の生ごみ撹拌手段は、その先端に柔軟性のある端部を設け、この端部が生ごみ容器と生ごみ処理部の内壁に接触して移動することで、固液分離装置の出口の生ごみを掃除するようにしたことにより、生ごみ撹拌手段が正転、反転していても、この柔軟性のある端部が回転する方向に接触しながら入れ替わるので、生ごみ容器と生ごみ処理部の内壁に端部が常時接触して移動し、固液分離装置の生ごみ出口の内部にも入り込み、残った生ごみを取り除き、生ごみ乾燥処理装置を長期間使用しないでその後使用を開始しても、固液分離装置の生ごみ出口に生ごみが固まって詰まることで生ごみ処理装置の動作が困難になることを防止することができる。
第4の発明は、特に、第1と2と3の発明の生ごみ撹拌手段は、その先端に弾性体により伸縮する端部を設け、この端部が生ごみ容器と生ごみ処理部の内壁に常時接触して移動することで、固液分離装置の出口の生ごみを掃除するようにしたことにより、生ごみ撹拌手段の先端が固液分離装置の出口の内部にも入り込み、残った生ごみを取り除き、生ごみ乾燥処理装置を長期間使用しないでその後使用を開始しても、固液分離装置の生ごみ出口に生ごみが固まって詰まることで生ごみ処理装置の動作が困難になることを防止することができる。
第5の発明は、特に、第1と2の発明の固液分離装置の生ごみ出口は、生ごみ撹拌手段の先端が生ごみ出口に入り込むことを容易にするために、生ごみ出口の周囲に傾斜部を設けたことにより、生ごみ撹拌手段の先端は、傾斜部に沿って移動しながら生ごみ出口の上
流側に入り込み、生ごみ出口に残った生ごみの多くを取り除き、生ごみ乾燥処理装置を長期間使用しないでその後使用を開始しても、固液分離装置の生ごみ出口に生ごみが固まって詰まることで生ごみ処理装置の動作が困難になることを防止することができる。
流側に入り込み、生ごみ出口に残った生ごみの多くを取り除き、生ごみ乾燥処理装置を長期間使用しないでその後使用を開始しても、固液分離装置の生ごみ出口に生ごみが固まって詰まることで生ごみ処理装置の動作が困難になることを防止することができる。
以下本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。なお、実施の形態が本発明を限定するものではない。
(実施の形態1)
図1、2、3において、1は、生ごみや水道水と共に高速でカッタを回転させて破砕する破砕装置(ディスポーザ)2を取り付けた台所のシンクである。
図1、2、3において、1は、生ごみや水道水と共に高速でカッタを回転させて破砕する破砕装置(ディスポーザ)2を取り付けた台所のシンクである。
3は、破砕生ごみ4と水道水または井戸水等の水を分離する固液分離装置であり、破砕装置2により破砕された粉砕生ごみ4と水の混在物を供給する導入管5を備えている。
6は、生ごみ攪拌手段7を内蔵した生ごみ処理部で、これらの破砕装置2、固液分離装置3、および生ごみ処理部6を組み合わせて、生ごみ乾燥処理装置8が構成される。
固液分離装置3は、生ごみ処理部6の上部に接するように装着されている。
導入管5は、樹脂製の中空パイプ(内径は、40A〜50A程度)で構成され、生ごみ乾燥処理装置8をキッチンに配置するときに引き回しを容易にして設置を簡便にしている。
固液分離装置3は、内部に複数個の分離部9(リング状、ステンレス製、厚み0.5〜2.0mm程度)を駆動軸10の周囲に積層し、隣接する分離部9間で間隙11を構成して、この間隙11(幅0.4〜1.0mm程度)から水が分離部9の内部に抜け落ちることで生ごみと水の混在物を分離するようにしている。
粉砕生ごみ4は、導入管5を介して固液分離装置3の入口12から入り、積層する分離部9の間隙11に向かって流入し、分散するようにしている。
破砕生ごみ4は、分離部9に設けた複数個の切欠き部13が積層して構成するポケットに乗せられて駆動軸10の正転とともに分離部9の通路14に沿って移動していく。
固液分離装置3の入口12は、破砕装置2から50〜200mm程度の下方に設けられ、粉砕生ごみ4と水の混在物が落差を利用して固液分離装置3に入りやすくしている。
また、入口12の下端は、駆動軸10の中心水平方向よりも上方に設けられ、粉砕生ごみ4と水の混在物から水を落下しやすくしている。
分離部9の通路14の入口12の略反対側に複数個の刃15(ステンレス製、厚み0.3〜0.9mm程度)で構成されたスクレーパ16を設けている。
スクレーパ16の刃15はそれぞれの間隙11内に挿入され、間隙11内に沿うように設けられている。
刃15の形状は、分離部9の内部空間17にその先端が突出し間隙11内の粉砕生ごみ4を取り残さないようにしている。
刃15の先端はRに仕上げ、分離部9の構造の一部に引っかからないように構成してい
る。
る。
複数個のスクレーパ16の刃15は、同一形状に形成され、一部がこの刃15と同一形状で形成されたスペーサー18により等間隔に積層されている。
スクレーパ16の刃15とこのスペーサー18により一体の仕切り部19を構成している。
この仕切り部19の部分で、固液分離装置3のケース20と分離部9で構成する円筒状の通路14の一部を構成している。
粉砕生ごみ4は、切欠き部13に乗せられて駆動軸10の回転とともに分離部9の通路14に沿って移動し、スクレーパ16の刃15により切欠き部13から仕切り部19の上面に押し出されるようにしている。
このとき、仕切り部19と固液分離装置3のケース20の一部で絞り部21を構成して、破砕生ごみ4を脱水し、脱水生ごみ22として生ごみ処理部6に落下させている。
絞り部21は、仕切り部19に沿って通路23を構成し、この通路23の先に固液分離装置3の生ごみ出口24を設けている。
この通路23の幅や高さは、生ごみ出口24まで一定の値に設定するかまたは生ごみ出口24をラッパ状に広げることで、脱水生ごみ22の含水率(生ごみと水の混在物の水分の割合)を調節している。
スクレーパ16の仕切り部19の傾斜角度は、分離部9の外周に対して鈍角に構成され、スクレーパ16の刃15の間隙11に対する通過を容易に行い、脱水生ごみ22をスクレーパ16で掃除しやすいようにしている。
分離部9の複数個の切欠き部13は、複数個の分離部9を積層して構成したときにこの切欠き部13により粉砕生ごみ4を搬送するポケットを構成している。
切欠き部13の形状は、駆動軸10に向かう半円形状や駆動軸10に向かう軸を中心にして略対称のR部で構成した凹部形状にしている。
駆動軸10の一端は、駆動手段25に結合されている。この駆動手段25は、ギアドモータで構成されている。
分離部9は、このギアドモータにより毎分5〜20回転で粉砕生ごみ4の搬送と脱水を行うようにしている。
駆動軸10の端部に駆動手段25を設けるときに固液分離装置3のケース20を貫通するときに駆動軸10にベアリングとメカニカルシール等を装着して、生ごみや水分が漏れないように構成している。
駆動手段25は、生ごみ処理部6と固液分離装置3を結合させるときに形成される空間に配置され、生ごみ処理部6の側に沿うように収納するようにしている。
26の矢印は、固液分離装置3の回転方向を示している。27は、固液分離排水管で、分離部9の内部空間17に抜け落ちる水がケース20の下部に設けた排水口28から流出
するときに下水管(図示無)に送るように構成している。
するときに下水管(図示無)に送るように構成している。
生ごみ処理部6は、固液分離装置3の駆動軸10に略平行に配置され、その形状は有底円筒状に構成されている。
生ごみ処理部6の内部に生ごみ容器29が引出しのように収納されている。
生ごみ撹拌手段7は、この生ごみ容器29内に設けた駆動軸30の延長部分の周囲に構成されている。
生ごみ容器29内の駆動軸30の延長部分は、生ごみ容器29内に回収生ごみ31(回収生ごみ31と乾燥処理した生ごみ等)がたまり、捨てるときに生ごみ容器29を生ごみ処理部6から引き出すときに容易に作業が行えるように駆動軸30とは独立して設けられ、生ごみ容器29を生ごみ処理部6に収納するときに独立した駆動軸30と駆動軸30の延長部分が接触して回転を伝達できるようにしている。
生ごみ処理部6への駆動軸30の装着は、ベアリングとメカニカルシール等を用いて密閉性を高めている。生ごみ容器29内の駆動軸30の延長部分に対してもベアリングとメカニカルシール等を用いて密閉性を高めている。
生ごみ容器29は、円筒状の生ごみ処理部6にあわせて円筒形状を構成しており、引き出す手前側に円筒よりも大きな径の前板32を設け、この前板32を生ごみ処理部6の壁面にパッキンやシール材を介してレバー等で押し付けるようにして密閉性を高めるようにしている。
生ごみ容器29は、引出しのように上部が開放され、固液分離装置3の生ごみ出口24から押し出された脱水生ごみ22が落下して貯留するようになっている。
固液分離装置3は、固液分離装置3の生ごみ出口24から押し出される脱水生ごみ22が駆動軸30により回転する生ごみ撹拌手段7の回転方向に対して略直角になるように、生ごみ処理部6に載置されている。生ごみ撹拌手段7は、複数個の棒またはヘラ状の板で構成され、この先端が生ごみ容器29の円筒状の内壁に沿って回転して回収生ごみ31の撹拌を行うようにしている。
生ごみ撹拌手段7は、生ごみ容器29の内壁に沿って回転するので、生ごみ処理部6の内壁の上部に開放された固液分離装置3の生ごみ出口24にも沿って回転し、生ごみ出口24に残って付着した脱水生ごみ22を掻き落とすようにしている。
33は、生ごみ撹拌手段7の駆動軸30の端部に設けた生ごみ撹拌手段7の駆動手段で、生ごみ処理部6の外側から駆動軸30に結合されている。駆動手段33は、ギアドモータで構成されている。
生ごみ撹拌手段7は、このギアドモータにより毎分5〜20回転で回収生ごみ31の撹拌を行うようにしている。
34は、生ごみ処理部6の庫内温度を上昇させるために生ごみ処理部6の下部に設けた加熱手段で、一般的なシーズヒータ、マイカヒータを用い一定の温度調節を行うか、またはPTCヒータを用いて自動調節を行なうようにしている。
加熱手段34により、回収生ごみ31を加熱し、撹拌手段7により乾燥処理を加速する
ようにしている。
ようにしている。
35は、生ごみ処理部6内に空気36を送るための空気供給手段で、ターボファンやラジアルファン等の高圧型の送風機やエアーポンプで構成されている。
空気供給手段35は、生ごみ処理部6の給気口37を介して生ごみ処理部6内に空気36を噴出すようにしている。
38は、脱臭装置で、回収生ごみ31の乾燥処理を行うときに発生する刺激臭を低減するために、触媒や活性炭を用いて構成している。
空気供給手段35により供給された空気36に押し出されるようにして、生ごみ処理部6内の刺激臭と水蒸気を吸い込んだ排気39が生ごみ処理部6の排気口40から脱臭装置38に送られるようにしている。
以上のように構成された生ごみ乾燥処理装置において、その動作を説明する。
まず台所のシンク1で発生した生ごみが、破砕装置2に投入され、かつ水が流し込まれると、破砕装置2が駆動を開始する。
破砕装置2が生ごみを破砕し、破砕生ごみ4と水の混在物を形成し、この混在物が導入管5を介して固液分離装置3に流入する。固液分離装置3では、水が流入することで駆動手段25が作動し駆動軸10が回転する。駆動軸10が回転することで、分離部9の切欠き部13に破砕生ごみ4と水の混在物が載せられて絞り部21に送られる。
絞り部21では、スクレーパ16により分離部9の間隙11に詰まった粉砕生ごみ4の微細な粒子を掻き揚げながら切欠き部13から送られる粉砕生ごみ4が押し付けられ、脱水され、脱水生ごみ22として固液分離装置3の出口24から生ごみ容器29に落とされる。
破砕生ごみ4に付着した汁や水は、スクレーパ16や間隙11で分離して、排水口28から固液分離排水管27を介して下水管へ排水する。同時に、加熱手段34により、生ごみ処理部6が加熱され、脱水生ごみ22は、回収生ごみ31として加熱され水蒸気を発生しながら乾燥処理が行われる。
このとき、空気供給手段35が生ごみ処理部6内に空気36を送り、空気36は、生ごみ容器29内を循環して回収生ごみ31から発生する刺激臭と水蒸気を回収して排気口40から排出するようにしている。
生ごみ撹拌手段7の駆動手段33は、定期的(例えば15分間隔)に駆動して生ごみ攪拌手段7を回転(1分程度)させて、この回転を正転、反転と繰り返しながら回収生ごみ31を攪拌し、乾燥処理を促進していく。
生ごみ処理部6では、加熱手段34により破砕生ごみ4が加熱され、温度上昇し水蒸気を発生させる。
回収生ごみ31から発生した蒸気を大量に含んだ排気39は、空気供給手段35に供給された空気36により置換され、排気口40から脱臭装置38に送られる。
脱臭装置38では、触媒や活性炭による脱臭の前に、排気39の温度が速やかに低下し
、排気39の飽和蒸気圧が下がり排気39中の蒸気が凝縮するような構成を備えていて、回収生ごみ31から発生する水蒸気に含まれる水に溶解する臭気成分(例えば、トリメチルアミン、アンモニア、硫化水素等)は、結露水として回収し、臭気が確実に抑えられるようにしている。
、排気39の飽和蒸気圧が下がり排気39中の蒸気が凝縮するような構成を備えていて、回収生ごみ31から発生する水蒸気に含まれる水に溶解する臭気成分(例えば、トリメチルアミン、アンモニア、硫化水素等)は、結露水として回収し、臭気が確実に抑えられるようにしている。
以上のように、本実施の形態においては、生ごみを破砕する破砕装置2と、破砕装置2により破砕生ごみ4と水の混在物から水分を分離する固液分離装置3と、固液分離装置3により分離された脱水生ごみ22を乾燥処理する生ごみ処理部6と、生ごみ処理部6に収納され、回収生ごみ31を貯留する生ごみ容器29と、生ごみ容器29内に貯留した回収生ごみ31を撹拌する生ごみ撹拌手段7と、生ごみ撹拌手段7の先端が生ごみ処理部6の内壁に開口した固液分離装置3の生ごみ出口24に沿って移動するようにしたので、固液分離装置3の生ごみ出口24の脱水生ごみ22の残物を取り除き、次の分離作業に備えるようにして、生ごみ乾燥処理装置8を長期間使用しないでその後使用を開始しても、固液分離装置3の生ごみ出口24に脱水生ごみ24が固まって詰まることで生ごみ処理装置8の動作が困難になることを防止することができる。
また、本実施の形態の生ごみ処理部6と生ごみ容器29は、生ごみ撹拌手段7の先端が生ごみ容器29の内壁を沿って移動し、その先端が生ごみ容器29の開口から突出して生ごみ処理部6の内壁に沿うように全回転するために、その内壁を円筒形状に構成したので、生ごみ撹拌手段7の先端が生ごみ容器29の内壁と、生ごみ容器29の上部開口を介して生ごみ処理部6の内壁とその内壁の一部に開口された固液分離装置3の生ごみ出口24の近傍を移動するので、生ごみ撹拌手段7が作動する時は、その先端が常時生ごみ出口24に沿って回転し、生ごみ出口24に生ごみの残物が貯留しないようにして、生ごみ乾燥処理装置8を長期間使用しないでその後使用を開始しても、固液分離装置3の生ごみ出口24に脱水生ごみ22が固まって詰まることで生ごみ処理装置8の動作が困難になることを防止することができる。
また、本実施の形態の固液分離装置3は、駆動軸10をメカニカルシール等を用いてケース20を貫通させて設けるので、駆動手段25を生ごみ処理部6の側部に配置でき、生ごみ乾燥処理装置8のケース内に場所をとらないように収納することができ、生ごみ乾燥処理装置8をコンパクトに構成することができる。
また、本実施の形態の固液分離装置3は、生ごみ処理部6に臨ませた生ごみ出口24を生ごみ容器29内の生ごみ撹拌手段7の駆動軸30に対して略直角に向けているので、例えば生ごみ撹拌手段7の形状を変則的な配置にしておくことで、回収生ごみ31が駆動軸30方向に移動し、回収生ごみ31の分散を促進し、乾燥処理時間を短縮することができる。
(実施の形態2)
図4は、本発明の実施の形態2を示し、生ごみ撹拌手段7は、その先端に柔軟性のある端部41を設け、この端部41が生ごみ容器29と生ごみ処理部6の内壁に接触して移動するようにして、固液分離装置3の生ごみ出口24の脱水生ごみ22を掃除するようにしている。
図4は、本発明の実施の形態2を示し、生ごみ撹拌手段7は、その先端に柔軟性のある端部41を設け、この端部41が生ごみ容器29と生ごみ処理部6の内壁に接触して移動するようにして、固液分離装置3の生ごみ出口24の脱水生ごみ22を掃除するようにしている。
端部41は、柔軟性のある樹脂材料やゴム材料で構成されて、形状もヘラやブラシのような構造が可能である。
以上のように構成された生ごみ乾燥処理装置において、その動作を説明する。
生ごみ撹拌手段7が正転、反転することにより、この柔軟性のある端部41が回転する
方向に接触しながら入れ替わるので、生ごみ容器29と生ごみ処理部6の内壁に端部41が常時接触して移動し、固液分離装置3の生ごみ出口24の内部にも入り込み、残った脱水生ごみ22を押し出すようにして取り除くことになる。
方向に接触しながら入れ替わるので、生ごみ容器29と生ごみ処理部6の内壁に端部41が常時接触して移動し、固液分離装置3の生ごみ出口24の内部にも入り込み、残った脱水生ごみ22を押し出すようにして取り除くことになる。
以上のように、本実施の形態においては、生ごみ乾燥処理装置8を長期間使用しないでその後使用を開始しても、固液分離装置3の生ごみ出口24に脱水生ごみ22が固まって詰まることで生ごみ処理装置の動作が困難になることを防止することができる。
(実施の形態3)
図5は、本発明の実施の形態3を示し、生ごみ撹拌手段7は、その先端に弾性体42により伸縮する端部43を設け、この端部43が生ごみ容器29と生ごみ処理部6の内壁に常時接触して移動することで、固液分離装置3の生ごみ出口24の脱水生ごみ22を掃除するようにしている。
図5は、本発明の実施の形態3を示し、生ごみ撹拌手段7は、その先端に弾性体42により伸縮する端部43を設け、この端部43が生ごみ容器29と生ごみ処理部6の内壁に常時接触して移動することで、固液分離装置3の生ごみ出口24の脱水生ごみ22を掃除するようにしている。
生ごみ撹拌手段7は、その先端が筒状に構成され、その筒内にばねで構成する弾性体42の押し圧で伸縮する突起状の端部43が挿入されている。端部43の先端は、略半球状に構成され、生ごみ容器29と生ごみ処理部6の内壁を容易に移動できるようにしている。また、端部43の先端が出口24内に容易に挿入できるように出口23の開口にR部を設けるようにしている。
以上のように構成された生ごみ乾燥処理装置において、その動作を説明する。
生ごみ撹拌手段7が、生ごみ容器29と生ごみ処理部6の内壁に沿って回転しながら移動するときに端部43の先端が生ごみ容器29と生ごみ処理部6の内壁に接触しながら、内壁の表面状態に合わせて伸縮し、固液分離装置3の生ごみ出口24では、生ごみ出口24の上流側にも入り込み、残った脱水生ごみ22を取り除くことになる。
以上のように、本実施の形態においては、生ごみ乾燥処理装置8を長期間使用しないでその後使用を開始しても、固液分離装置3の生ごみ出口24に脱水生ごみ22が固まって詰まることで生ごみ処理装置8の動作が困難になることを防止することができる。
(実施の形態4)
図6は、本発明の実施の形態4を示し、固液分離装置3の生ごみ出口24は、生ごみ撹拌手段7の先端が生ごみ出口24に入り込むことを容易にするために、生ごみ出口24の周囲に傾斜部44を設けている。
図6は、本発明の実施の形態4を示し、固液分離装置3の生ごみ出口24は、生ごみ撹拌手段7の先端が生ごみ出口24に入り込むことを容易にするために、生ごみ出口24の周囲に傾斜部44を設けている。
傾斜部44は、生ごみ出口24に沿って移動する生ごみ撹拌手段7の先端に合わせて、切り込み状の溝を設けて傾斜部44を構成し、固液分離装置3の分離部9を接近させることも可能である。
また、前記端部41または端部43を用いて、傾斜部44の表面形状に沿って生ごみ撹拌手段7の先端を接触させながら移動することも可能である。
以上のように構成された生ごみ乾燥処理装置において、その動作を説明する。
生ごみ撹拌手段7の先端は、傾斜部44に沿って移動しながら生ごみ出口24の上流側に深く入り込み、生ごみ出口24に残った生ごみの多くを取り除くことになる。
以上のように、本実施の形態においては、生ごみ乾燥処理装置8を長期間使用しないでその後使用を開始しても、固液分離装置3の生ごみ出口24に生ごみが固まって詰まるこ
とで生ごみ処理装置8の動作が困難になることを防止することができる。
とで生ごみ処理装置8の動作が困難になることを防止することができる。
以上のように、本願発明によれば、生ごみ乾燥処理装置8を長期間使用しないでその後使用を開始しても、動作が困難にならない乾燥処理装置を提供する。
2 破砕装置
3 固液分離装置
6 生ごみ処理部
7 生ごみ撹拌装置
8 生ごみ乾燥処理装置
9 分離部
29 生ごみ容器
3 固液分離装置
6 生ごみ処理部
7 生ごみ撹拌装置
8 生ごみ乾燥処理装置
9 分離部
29 生ごみ容器
Claims (5)
- 生ごみを破砕する破砕装置と、この破砕装置により破砕された生ごみと水の混在物から水分を分離する固液分離装置と、この固液分離装置により分離された生ごみを乾燥処理する生ごみ処理部と、この生ごみ処理部に収納され、生ごみを貯留する生ごみ容器と、この生ごみ容器内に貯留した生ごみを撹拌する生ごみ撹拌手段とを具備し、この生ごみ撹拌手段の先端が前記生ごみ処理部の内壁に開口した前記固液分離装置の生ごみ出口に沿って移動するようにした生ごみ乾燥処理装置。
- 生ごみ処理部と生ごみ容器は、生ごみ撹拌手段の先端が生ごみ容器の内壁を沿って移動し、その先端が生ごみ容器の開口から突出して生ごみ処理部の内壁に沿うように全回転するように、その内壁を円筒形状に構成した請求項1に記載の生ごみ乾燥処理装置。
- 生ごみ撹拌手段は、その先端に柔軟性のある端部を設け、この端部が生ごみ容器と生ごみ処理部の内壁に接触して移動することで、固液分離装置の出口の生ごみを掃除するようにした請求項1または2に記載の生ごみ乾燥処理装置。
- 生ごみ撹拌手段は、その先端に弾性体により伸縮する端部を設け、この端部が生ごみ容器と生ごみ処理部の内壁に接触して移動することで、固液分離装置の出口の生ごみを掃除するようにした請求項1〜3のいずれか1項に記載の生ごみ乾燥処理装置。
- 固液分離装置の生ごみ出口は、生ごみ撹拌手段の先端が生ごみ出口に入り込むことを容易にするために、生ごみ出口の周囲に傾斜部を設けた請求項1〜4のいずれか1項に記載の生ごみ乾燥処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008243754A JP2010075776A (ja) | 2008-09-24 | 2008-09-24 | 生ごみ乾燥処理装置 |
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JP2010075776A true JP2010075776A (ja) | 2010-04-08 |
Family
ID=42206858
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JP2008243754A Pending JP2010075776A (ja) | 2008-09-24 | 2008-09-24 | 生ごみ乾燥処理装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101366339B1 (ko) * | 2013-05-06 | 2014-02-21 | 이지엠테크 주식회사 | 음식물 쓰레기 처리장치 |
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CN112775087A (zh) * | 2020-03-20 | 2021-05-11 | 安徽万磁电子有限公司 | 一种钕铁硼磁体清洗装置 |
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-
2008
- 2008-09-24 JP JP2008243754A patent/JP2010075776A/ja active Pending
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