JP2010074895A - 電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型なチョークコイルを使用できると共に、スイッチング損失を低減できる。
【解決手段】FETQ1のON時に流れる電流が抵抗Rsによって検出され、検出電圧Vsが電圧比較器35において、しきい値Vthと比較される。比較出力がスイッチ回路SWに供給される。ON時の電流がしきい値以下の場合には、カウンタ32の分周出力が選択される。ON時の電流がしきい値より大きい場合には、比較器31からのPWM信号が選択される。したがって、負荷が重い場合のみスイッチングの周波数が高いものとされる。スイッチングの周波数を高くすることによって、小型のチョークコイルを使用できると共に、スイッチング損失の増大を防止することができる。
【選択図】図11

Description

この発明は、交流電流を整流し、安定した直流電圧を生成する電源装置に関し、特に、PFC制御回路を有する電源装置に関する。
PFC(Power Factor Correction:力率改善 )制御ICを有する電源装置は、力率を改善することによって、高調波の発生を抑制することができる。このような電源装置としては、以下の特許文献1に記載の電源装置が知られている。
特開平11−164548号公報
特許文献1に記載の電源装置は、起動時や、交流電源の瞬停(瞬間的な交流電源の供給停止)後の復帰時に入力電圧が急激に上昇する時に、コンデンサに過大な電流が流れ、スイッチング素子が過大な電流によって破壊されることを防止することを目的とするものである。特許文献1には、検出抵抗に電流を流し、検出された電圧を基準値と比較し、過大な電流が検出されると、スイッチング素子に対するドライブパルスの出力を停止するようにしている。
さらに、PFC制御回路としてノイズ成分を分散させる目的でもって、スイッチング素子のスイッチング周波数を高くすることが下記の特許文献2に記載されている。
米国特許第7196917号明細書
PFC制御方式として、臨界モードと電流連続モード(以下、連続モードと称する)との2種類が知られている。図1を参照して、従来の臨界モードのPFC制御回路を有する電源装置の一例について説明する。図1に示すように、ブリッジ整流回路BDは、交流電源(商用電源)Vacの交流電圧を整流して全波整流電圧を平滑コンデンサCiに供給する。平滑コンデンサCiの両端に入力(直流)電圧Vinが出力される。
ブリッジ整流回路BDの一方の出力端子(非接地側)がチョークコイルL1の一端に接続され、チョークコイルL1の他端がダイオードD1を介して一方の出力端子に接続される。チョークコイルL1の他端とダイオードD1の接続点と、他方の出力端子との間にスイッチング素子としてのFET(Field Effect Transistor ;電界効果トランジスタ)Q1のドレインが接続される。FETQ1は、例えばNチャンネル形FETである。FETQ1のソースが接地される。
チョークコイルL1の二次巻線として、検出巻線L2が接続される。検出巻線L2は、チョークコイルL1を流れる電流が0となることを検出するために設けられている。検出巻線L2の出力信号がPFC制御回路1Aに対して供給される。FETQ1のゲートに対してPFC制御回路1Aにより形成されたドライブパルスOUTが供給される。
FETQ1のドレインがダイオードD1を順方向に介してコンデンサCoの一端に接続される。コンデンサCoの他端が接地される。コンデンサCoの両端に出力電圧Voutが発生する。出力電圧Voutが負荷(図示しない)に対して印加される。
昇圧形コンバータが構成され、入力電圧Vinより高い出力電圧Voutが形成される。FETQ1は、ドライブパルスOUTの論理値がローレベル(以下、Lと表記する)期間でONし、その論理値がハイレベル(以下、Hと表記する)期間でオフする。
FETQ1がONする期間では、チョークコイルL1およびFETQ1を介して電流が流れる。次に、FETQ1がオフすると、チョークコイルL1、ダイオードD1およびコンデンサCoを介して電流が流れる。検出巻線L2によってチョークコイルL1を流れる電流がゼロになることを検出し、この検出直後にFETQ1をONとするドライブパルスOUTをPFC制御回路1Aが出力する。
図2は、臨界モードにおいてチョークコイルL1を流れる電流波形を示す。電流のピーク値は、FETQ1のON期間の長さと入力電圧Vinとに比例した値となり、チョークコイルL1のインダクタンス成分に反比例した値となる。図2Aに示される電流波形に対して負荷が重くなると図2Bに示される電流波形となる。すなわち、負荷が重くなるにしたがって電流のピーク値が大きくなると共に、周波数が低下する。臨界モードの場合、このように、負荷が重くなるとチョークコイルL1に流れる電流のピーク値が大きくなり、大電力の用途に不向きの欠点があった。
次に、図3を参照して、連続モードについて説明する。連続モードのPFC制御回路1Bは、固定周波数の発振器を有し、固定周波数のドライブパルスOUTを生成する。ドライブパルスOUTがFETQ1のゲートに供給される。臨界モードと同様に、電流のピーク値は、FETQ1のON期間の長さと入力電圧Vinとに比例した値となり、チョークコイルL1のインダクタンス成分に反比例した値となる。連続モードでは、ON期間の長さが発振器の出力周波数で決まる固定の値とされている。
連続モードでは、固定周波数のドライブパルスOUTでFETQ1がスイッチング動作を行うので、図4に示すように、チョークコイルL1を流れる電流がゼロにならない。図4Aの電流波形に対して、負荷が重くなった場合の電流波形を図4Bに示す。負荷が重くなった場合に、電流波形のピーク値は、変化しないで、平均値(直流成分)が増大する。かかる連続モードは、臨界モードに比して大電力の用途に向いている。
連続モードは、臨界モードと異なり、電流が流れている状態でFETQ1がスイッチング動作を行うので、損失とスイッチングノイズが発生する問題点がある。損失について図5および図6を参照して説明する。
FETQ1のドレイン・ソース間電圧をVDSと表記し、FETQ1のドレインからソースに流れるドレイン電流をIDと表記する。図5Aは、電圧VDSおよび電流ID の波形を
示す。FETQ1がONする破線で囲んだ部分の波形を図5Bに拡大して示し、FETQ1がOFFする破線で囲んだ部分の波形を図5Cに拡大して示す。
FETQ1に対して電圧VDSが印加されている状態で、電流IDが流れる区間でスイッ
チング損失が生じる。図5Bにおいて斜線を付したON時(OFFからONへの遷移区間)でスイッチング損失(ON時)が発生し、図5Cにおいて斜線を付したOFF時(ONからOFFへの遷移区間)でスイッチング損失が発生する。OFFからONに遷移する時に、チョークコイルL1の寄生容量によるヒゲ状の電流が発生する。
連続モードにおいては、スイッチング周波数を高くすることによって1パルスごとの電流を減少させることができ、チョークコイルの直流重畳特性に対する要求が緩やかとなり、チョークコイルL1を小型化できる。しかしながら、周波数を高くすると、スイッチング損失が増加し、スイッチング素子のFETQ1に対する負担が増加する。
連続モードの損失について、ドライブパルスOUTの周波数が変化した場合の変化について図6を参照して説明する。図6A,図6Bおよび図6Cは、ドライブパルスOUTの周波数が例えば100kHzの場合の電圧VDSおよび電流IDの波形を示す。図6D,図6
Eおよび図6Fは、ドライブパルスOUTの周波数が例えば130kHzの場合の電圧VDSおよび電流IDの波形を示す。
ドライブパルスOUTの周波数をより高くすることは、図6Bおよび図6Eの波形図を比較すると分かるように、電流IDを減少させることができる。その結果、OFF時の損
失をより少なくすることができる。しかしながら、図6Cおよび図6Fの波形図を比較すると分かるように、周波数を高くすると、ON時の電流IDが増加し、ON時の損失が増
加する。
OFF時の損失の減少分と、ON時の損失の増加分を比較すると、OFF時の損失の減少分がより多い。したがって、1回のON時およびOFF時の区間では、スイッチング損失を減少させることができる。しかしながら、ドライブパルスOUTの周波数が高いことは、同じ時間幅の中で、スイッチング回数が増加する。その結果、トータルとしての損失は、増加してしまう問題がある。したがって、例えば特許文献2に記載されているように、連続モードにおいて、ドライブパルスOUTの周波数を高くすると、スイッチング損失が増加する問題があった。
このように、周波数を高くすることは、チョークコイルを小型化できるが、損失の増加が発生する。逆に周波数が低いと、チョークコイルとして直流重畳特性の良好なもの、すなわち、大型なコイルが必要となる。
したがって、この発明の目的は、上記問題点を解消し、小型なチョークコイルを使用することができると共に、損失を低減することができる電源装置を提供することにある。
上述した課題を解決するために、この発明は、入力電圧が供給される第1および第2の入力端子と、
出力電圧が取り出される第1および第2の出力端子と、
一端が第1の入力端子に接続され、他端がダイオードを介して第1の出力端子に接続されたチョークコイルと、
チョークコイルの他端およびダイオードの接続点と、第2の出力端子との間に接続されたスイッチング素子と、
ダイオードおよび第1の出力端子の接続点と、第2の出力端子との間に接続されたコンデンサと、
スイッチング素子がONする時に流れる電流を予め設定したしきい値と比較する比較部と、
発振器と、出力電圧を安定化するために、発振器の出力信号から形成されたパルス信号のデューティ比を制御するパルス幅変調回路と、パルス幅変調回路からの出力信号が供給され、比較部からの比較信号によって出力信号の周波数を切り替える周波数切り替え回路と、周波数切り替え回路からスイッチング素子をON/OFFさせるパルス信号を出力するPFC制御回路と
を備え、
周波数切り替え回路は、スイッチング素子がONする時に流れる電流がしきい値より大か、またはしきい値以上の場合に、パルス信号の周波数をより高い周波数に切り替える電源装置である。
好ましくは、スイッチング素子がFETであり、
比較部は、FETのドレイン電流を抵抗によって検出電圧に変換し、検出電圧をしきい値電圧と比較して比較信号を出力する。
好ましくは、発振器の発振周波数が固定とされ、
発振器の出力信号と、発振器の出力信号を分周した分周出力との一方が選択回路によって選択され、
スイッチング素子がONする時に流れる電流がしきい値より大か、またはしきい値以上の場合以外に、分周出力を選択回路によって選択する。
好ましくは、パルス幅変調回路は、出力電圧と対応する信号によってパルス幅変調された出力信号を形成し、
出力電圧と対応する信号を比較部に供給してしきい値と比較する請求項1記載の電源装置である。
さらに、入力電圧を予め設定したしきい値と比較し、入力電圧がしきい値より小か、またはしきい値以下の場合に、パルス信号の周波数をより高い周波数に切り替える。
この発明によれば、負荷が重い場合のみスイッチング周波数を高くするので、チョークコイルの大型化を防止できると共に、スイッチング損失が増加することを防止できる。
以下、この発明の一実施の形態について図面を参照しながら説明する。この一実施の形態は、図7に示す連続モードのPFC制御回路を有する電源装置に対して適用されたものである。
図7に示すように、ブリッジ整流回路BDおよび平滑コンデンサCiは、交流電源(商用電源)Vacの交流電圧を整流して全波整流電圧を平滑コンデンサCiに供給する。平滑コンデンサCiの両端(第1および第2の入力端子)に入力(直流)電圧Vinが出力される。
ブリッジ整流回路BDの一方の出力端子(非接地側の第1の入力端子)がチョークコイルL1の一端に接続され、チョークコイルL1の他端がダイオードD1を介して第1の出力端子に接続される。チョークコイルL1の他端とダイオードD1の接続点と、第2の出力端子との間にスイッチング素子としてのFETQ1のドレインが接続される。FETQ1は、例えばNチャンネルFETである。FETQ1のソースが接地される。FETQ1のドレイン・ソース間には、寄生ダイオード(図示しない)が存在する。FETQ1のゲートに対してPFC制御回路1Cにより形成されたドライブパルスOUTが供給される。
FETQ1のドレインがダイオードD1を順方向に介してコンデンサCoの一端に接続される。コンデンサCoの他端が接地される。コンデンサCoの両端(第1および第2の出力端子)に出力電圧Voutが発生する。出力電圧Voutが負荷(図示しない)に対して印加される。
昇圧形コンバータが構成され、入力電圧Vinより高い出力電圧Voutが形成される。スイッチング素子としてのFETQ1は、PFC制御回路1Cのドライブ回路13からドライブパルスOUTが供給される。FETQ1は、ドライブパルスOUTの論理値がLの期間でONし、その論理値がHの期間でオフする。
FETQ1がONする期間では、チョークコイルL1およびFETQ1を介して電流が流れる。FETQ1がONする期間に流れる電流のピーク値は、FETQ1のON期間の長さと入力電圧Vinとに比例した値となり、チョークコイルL1のインダクタンス成分に反比例した値となる。次に、FETQ1がオフすると、チョークコイルL1、ダイオードD1およびコンデンサCoを介して電流が流れる。
PFC制御回路1Cは、発振器11と、パルス幅変調(PWM;Pulse Width Modulation)回路12と、ドライブ回路13とを有する。なお、PFC制御回路1Cに過電流に対する保護回路が設けられているが、簡単のため省略する。
発振器11は、のこぎり波または三角波(以下の説明では、特に区別しない限りのこぎり波と称する)の出力信号を発生し、発振器11の出力信号と、制御信号FBがPWM変調回路12に供給される。制御信号FBは、例えば出力電圧の変動に対応した電圧値を有する信号である。PWM変調回路12は、制御信号FBに応じて出力信号のパルス幅を変調する。PWM変調回路12の出力パルスがドライブ回路13を介してFETQ1のゲートに供給される。PFC制御回路1Cは、ドライブパルスのデューティ比を変化させることで、出力電圧Voutを安定化する。
図8に示すように、発振器11は、コンデンサ21を定電流源22aによって充電する動作と、定電流源22bによって放電する動作とをスイッチング素子23のON/OFFによって交互に行う構成とされている。コンデンサ21の端子電圧が発振器11の出力信号とPWM変調回路12に供給される。PWM変調回路12に対して制御信号FBが供給され、制御信号FBに応じてデューティ比が制御された出力パルスが生成される。
図9に示すように、発振器11の一例は、充電用の定電流源22aをFET24aおよび24bと、抵抗25とからなるカレントミラー回路により構成される。破線で囲んで示す部分がIC(Integrated Circuit)の構成とされ、コンデンサ21および抵抗25がICの外に形成される。
図10Aに示すように、発振器11から出力されるのこぎり波と、制御信号FBとが比較される。制御信号FBよりのこぎり波の値が大となる区間で、図10Bに示すように、Hとなり、制御信号FBよりのこぎり波の値が小となる区間で、図10Bに示すように、LとなるPWM信号が形成される。負荷が重くなると、制御信号FBの値が低下し、PWM信号のデューティが大となり、FETQ1のON期間がより長くなるような制御がなされる。
図11を参照して、この発明の一実施の形態について説明する。発振器11からののこぎり波が電圧比較器31の一方の入力端子に供給される。電圧比較器31の他方の入力端子に対して可変電圧源として表された制御信号FBが供給される。制御信号FBは、例えば出力電圧を抵抗で分圧した信号である。電圧比較器31の出力には、上述したように、PWM変調されたパルス信号が出力される。電圧比較器31によってPWM変調回路12が構成される。
電圧比較器31からのPWM信号がカウンタ32およびスイッチ回路SWの入力端子bに供給される。カウンタ32は、PWM信号の周波数を分周する。カウンタ32の出力信号がスイッチ回路SWの入力端子aに供給される。スイッチ回路SWの出力端子cに取り出されたパルス信号がフリップフロップ33に入力される。フリップフロップ33の出力信号がインバータ34を介してFETQ1のゲートに供給される。
スイッチ回路SWは、周波数切り替え回路であって、電圧比較器35の出力に得られる切り替え信号Pdによって制御される。スイッチング素子としてのFETQ1がONする時に流れる電流が検出される。例えばFETQ1のソースおよび接地間に検出抵抗Rsが挿入される。ソースおよび検出抵抗Rsの接続点から検出電圧Vsが取り出される。検出電圧Vsは、FETQ1がON時に流れる電流IDに比例した値を有する。なお、制御信
号FBを検出電圧として使用することも可能である。さらに、負荷電流を抵抗によって検出電圧に変換しても良い。
検出電圧Vsが電圧比較器35の一方の入力端子に対して供給される。電圧比較器35の他方の入力端子に対してしきい値電圧Vthが供給される。検出電圧Vsがしきい値電圧Vthより大きいか、または以上の場合(以下、特に区別を必要としない場合は、単に大きいと記載する)に、一方の論理値であるHの切り替え信号Pdが出力される。検出電圧Vsがしきい値電圧Vth以下か、または未満の場合(以下、特に区別を必要としない場合は、単に以下と記載する)に、他方の論理値であるLの切り替え信号Pdが出力される。電圧比較器35によってFETQ1がONする時に流れる電流を予め設定したしきい値と比較する比較部が構成される。
スイッチ回路SWは、検出信号PdがLの期間で入力端子aを選択し、カウンタ32の出力信号を出力端子cに出力する。検出信号PdがHの期間で、入力端子bを選択し、カウンタ32を通らないパルス信号(電圧比較器31の出力信号)を出力端子cに出力する。検出信号PdがHとなるのは、FETQ1を流れる電流IDがしきい値電圧Vthに対応
する電流より大きい場合のみである。
図12Aに示す発振器11の出力信号と制御信号FBとから図12Cに示すPWM信号が形成される。スイッチ回路SWの入力端子bが選択される場合には、図12Cに示すパルス信号がフリップフロップ33に供給される。
カウンタ32は、図12Aにおいて、T2およびT4で示される2個の入力をカウントするタイミングでもって、1個の出力を発生し、カウンタ32の出力によってフリップフロップ33がセットまたはリセットされる。例えばタイミングT2でフリップフロップ33がセットされ、タイミングT4でフリップフロップ33がリセットされる。
図12Bのパルス信号は、図12Cのパルス信号の周波数の3倍の周波数を有する。したがって、FETQ1のドレイン電流IDが予め設定したしきい値より大きくなると、ド
ライブパルスの周波数が3倍となる。FETQ1のドレイン電流IDが予め設定したしき
い値以下の場合には、より低い周波数のドライブパルス(図12B)が形成される。
なお、上述した例は、カウンタ32が2回のカウント動作の結果、1回の出力を発生する。カウンタ32が3回のカウント動作の結果、2回の出力を発生するようにしても良い。この場合には、ドライブパルスの周波数が1.67倍となる。さらに、カウンタ32が1/2分周を行う場合には、ドライブパルスの周波数を2倍とすることができる。さらに、カウンタ32の分周比を固定とせずに、ユーザの調整操作によって可変設定することを可能としても良い。
上述したこの発明の一実施の形態において、負荷が軽い場合には、図13Aに示すように、電流IDがしきい値電流Ithを超えない。しきい値電流Ithは、しきい値電圧Vthに
対応する電流である。電流IDの波形を拡大して示す図13Bに示すように、周期は、発
振器11の発振周波数に対応するtxである。
一方、負荷が重い場合には、図14Aに示すように、電流IDがしきい値電流Ithを超
える期間が発生する。電流IDがしきい値電流Ithを超えない期間では、図14Bに示す
ように、周期txでそのピーク値がIpp1となる電流IDがFETQ1のドレイン・ソー
ス間を流れる。電流IDがしきい値電流Ith以上となる期間では、ドライブパルスの周波
数が上述したように高くされる。すなわち、図14Cに示すように、周期ty(<tx)でそのピーク値がIpp2(<Ipp1)となる電流IDがFETQ1のドレイン・ソース間
を流れる。
このように、負荷が重い場合の電流IDのピーク値を下げることができるので、チョー
クコイルの直流重畳特性に対する要求を緩やかにすることができ、チョークコイルとして小型なものを使用できる。さらに、チョークコイルFETQ1がON状態からOFF状態に遷移するOFF時の損失を減少させることができる。FETQ1がOFF状態からON状態に遷移するON時の損失が増大する。しかしながら、OFF時の損失の減少量がON時の損失の増加量に比して多いので、トータルでは、損失の増加を抑えることができる。この発明の一実施の形態では、電流IDが設定値以上となる一部の期間のみ、スイッチン
グの周波数を高くするので、常時、スイッチングの周波数を高くするのと異なり、トータルのスイッチング損失の増加を防止することができる。
以上、この発明の実施形態について具体的に説明したが、この発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、この発明の技術的思想に基づく各種の変形が可能である。例えば上述した説明では、負荷が重くなる場合に、スイッチングの周波数を高くしている。さらに、入力電圧が低下した場合に、スイッチングの周波数を高くするようにしても良い。この場合には、入力電圧を予め設定したしきい値と比較して、入力電圧がしきい値より小さくなるとスイッチングの周波数が高いものに切り替えられる。
カウンタによりドライブパルスOUTの周波数を変化させるのに限らず、発振器を可変周波数発振器の構成とし、スイッチング素子が流れる電流がしきい値以上となることが検出された場合に、発振周波数をより高くするようにしても良い。
従来の臨界モードのPFC制御回路の一例を示す接続図である。 臨界モードのPFC制御回路の動作を説明するための波形図である。 従来の連続モードのPFC制御回路の一例を示す接続図である。 連続モードのPFC制御回路の動作を説明するための波形図である。図3の一部の区間を拡大した波形図である。 従来のPFC制御回路のスイッチング損失を説明するための波形図である。 周波数を高くした場合のスイッチング損失を説明するための波形図である。 この発明を適用できるPFC制御回路を有する電源装置の接続図である。 発振器の一例の構成を示す接続図である。 発振器のより具体的な構成を示す接続図である。 PWM変調の説明に使用する波形図である。 この発明の一実施の形態によるPFC制御回路の接続図である。 この発明の一実施の形態の動作説明のための波形図である。 この発明の一実施の形態の動作説明のための波形図である。 この発明の一実施の形態の動作説明のための波形図である。
符号の説明
Q1・・・FET
BD・・・ブリッジ整流回路
L1・・・チョークコイル
Rs・・・電流検出抵抗
SW・・・スイッチ回路
1C,1B,1C・・・PFC制御回路
11・・・発振器
12・・・PWM変調回路
31,35・・・電圧比較器
32・・・カウンタ

Claims (5)

  1. 入力電圧が供給される第1および第2の入力端子と、
    出力電圧が取り出される第1および第2の出力端子と、
    一端が上記第1の入力端子に接続され、他端がダイオードを介して上記第1の出力端子に接続されたチョークコイルと、
    上記チョークコイルの上記他端および上記ダイオードの接続点と、上記第2の出力端子との間に接続されたスイッチング素子と、
    上記ダイオードおよび上記第1の出力端子の接続点と、上記第2の出力端子との間に接続されたコンデンサと、
    上記スイッチング素子がONする時に流れる電流を予め設定したしきい値と比較する比較部と、
    発振器と、出力電圧を安定化するために、上記発振器の出力信号から形成されたパルス信号のデューティ比を制御するパルス幅変調回路と、上記パルス幅変調回路からの出力信号が供給され、上記比較部からの比較信号によって出力信号の周波数を切り替える周波数切り替え回路と、上記周波数切り替え回路から上記スイッチング素子をON/OFFさせるパルス信号を出力するPFC制御回路と
    を備え、
    上記周波数切り替え回路は、上記スイッチング素子がONする時に流れる電流が上記しきい値より大か、または上記しきい値以上の場合に、上記パルス信号の周波数をより高い周波数に切り替える電源装置。
  2. 上記スイッチング素子がFETであり、
    上記比較部は、上記FETのドレイン電流を抵抗によって検出電圧に変換し、上記検出電圧をしきい値電圧と比較して上記比較信号を出力する請求項1記載の電源装置。
  3. 上記発振器の発振周波数が固定とされ、
    上記発振器の出力信号と、上記発振器の出力信号を分周した分周出力との一方が選択回路によって選択され、
    上記スイッチング素子がONする時に流れる電流が上記しきい値より大か、または上記しきい値以上の場合以外に、上記分周出力を上記選択回路によって選択する請求項1記載の電源装置。
  4. 上記パルス幅変調回路は、上記出力電圧と対応する信号によってパルス幅変調された出力信号を形成し、
    上記出力電圧と対応する信号を上記比較部に供給して上記しきい値と比較する請求項1記載の電源装置。
  5. さらに、入力電圧を予め設定したしきい値と比較し、上記入力電圧が上記しきい値より小か、または上記しきい値以下の場合に、上記パルス信号の周波数をより高い周波数に切り替える請求項1記載の電源装置。
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