JP2010074864A - 通信装置 - Google Patents

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Masamichi Ryu
正道 笠
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政彦 岩切
Kazuhiro Uchida
和宏 内田
Manabu Tomiyasu
学 冨安
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Abstract

【課題】パケットの伝送効率の低下を抑制する。
【解決手段】アドレス格納手段1ba,1bb,…は、上り方向のパケットから、子機3a,3b,…,4a,4b,…と接続されている端末5a〜5d,…,6a〜6d,…のアドレスを抽出して、アドレス管理テーブル1ca,1cb,…に登録する。アドレス抽出手段1da,1db,…は、レイヤ2スイッチ1aから出力されるパケットに含まれる送信先端末のアドレスを抽出する。アドレス判断手段1ea,1eb,…は、送信先端末のアドレスが、アドレス管理テーブル1ca,1cb,…に登録されているか否かを判断する。パケット出力手段1fa,1fb,…は、判断結果に応じて、下り方向のパケットをカプラ2a,2b,…に出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は通信装置に関し、特にパケットの下り方向に複数の子機と接続された複数のカプラが接続される通信装置に関する。
現在、本格的なブロードバンド時代を迎える中、高速アクセスの本命として、大容量・広帯域の伝送、および均一で安定したサービス品質の提供を可能とするFTTH(Fiber to The Home)の構築が行われている。
FTTHでは、局側に設置される親機と、複数のユーザ端末が接続される、加入者側に設置される子機とから構成されるPON(Passive Optical Network)が有効である。PONは、光ファイバの敷設コストを削減でき、センタの収容効率を高めることができるからである。また、分岐点の電源、保守も不要であるため、ネットワーク構築において柔軟性を有しているからである。
PONでは、親機が子機の管理を行っており、子機の登録/削除を行う。子機は、警報やリンク状態、リンク速度などの通知を親機に対して行う。図19は、PONのシステム構成図である。図に示すように親機101には、カプラ102a,…,102mが接続されている。カプラ102a,…,102mには、複数の子機103a,…,103nが接続されている。子機103a,…,103nには、端末104a,…,104xが接続されている。親機101は、OSI参照モデルのデータリンク層であるレイヤ2でパケットの経路を切り替えるレイヤ2スイッチ101a、バッファ部101ba,…,101bm、PONインターフェース101ca,…,101cmを有している。
子機103a,…,103n(端末104a,…,104x)から親機101へのパケット送信(上り方向)は、親機101が子機103a,…,103nの登録を行い、子機103a,…,103nへの送信タイミングと帯域を指定した後に通信が開始される。
親機101から子機103a,…,103nへのパケット送信(下り方向)は、まず、レイヤ2スイッチ101aで、複数の子機(カプラ)と接続されているPONインターフェース101ca,…,101cmに対してパケット出力のスイッチングを行う。そして、PONインターフェース101ca,…,101cmは、レイヤ2スイッチ101aから出力されるパケットを配下の子機103a,…,103nへ送信する。レイヤ2スイッチ101aにおいて宛先不明なパケットが入力されると、パケットは全てのPONインターフェース101ca,…,101cmに出力され、全てのカプラ102a,…,102mに出力される。
なお、ATM(Asynchronous Transfer Mode)網を介して、ヘッド・オフィス(HO)とHOにスター状に収容される複数のブランチ・オフィス(BO)を接続するスター・ネットワーク接続システムに関し、伝送されるMAC(Media Access Control address)フレームが同報フレームの場合や、伝送先のMACアドレスが未学習である場合に、ATM網上の帯域を効率よく使用することができるスター・ネットワーク接続システムがある(例えば、特許文献1)。また、レイヤ2区間における輻修の発生を防止して、優先度の高いパケットの廃棄を回避できるアクセスルータがある(例えば、特許文献2)。
特開2003−143174号公報(段落番号〔0029〕〜〔0032〕、図1) 特開2002−271382号公報(段落番号〔0074〕〜〔0092〕、図3)
しかし上述したように、レイヤ2スイッチにおいて宛先不明なパケットが入力されると、全ての子機にパケットがブロードキャストされ、配信されてしまう。そのため、宛先不明なパケットを受信する端末がないにもかかわらず、パケットはPONインターフェースの配下にある子機に全て配信されてしまい、伝送帯域を圧迫し、伝送効率が低下するという問題点があった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、端末に配信されるパケットのうち、宛先不明なパケットを子機に出力しないようにすることにより、伝送効率の低下を抑制する通信装置を提供することを目的とする。
本発明では上記問題を解決するために、パケットの下り方向に複数の子機が接続された複数のカプラと接続される通信装置において、OSI参照モデルにおけるレイヤ2に基づいて前記パケットの前記カプラへの出力経路を切り替えるレイヤ2スイッチと、上り方向の前記パケットに含まれる前記子機に接続されている端末のアドレスを抽出し、アドレス管理テーブルに格納するアドレス格納手段と、前記レイヤ2スイッチから出力される下り方向の前記パケットに含まれる送信先端末のアドレスを抽出するアドレス抽出手段と、前記アドレス抽出手段より抽出された前記アドレスと同じアドレスが前記アドレス管理テーブルに格納されているか否かを判断するアドレス判断手段と、前記アドレス判断手段の判断結果に基づいて、下り方向の前記パケットを前記カプラに出力するパケット出力手段と、前記子機が登録されているか否かを示す登録情報が格納された子機登録テーブルと、を有し、前記アドレス判断手段は、前記送信先端末が接続されている前記子機の前記登録情報に基づいて前記判断を行うことを特徴とする通信装置が提供される。
このような通信装置によれば、上り方向のパケットから、子機に接続されている端末のアドレスを抽出してアドレス管理テーブルに格納する。そして、下り方向のパケットに含まれる送信先端末のアドレスが、アドレス管理テーブルに格納されているか否かの判断を、子機登録テーブルの子機が登録されているか否かの登録情報に基づいて行う。
また、本発明では上記課題を解決するために、パケットの下り方向に複数の子機が接続された複数のカプラと接続される通信装置において、OSI参照モデルにおけるレイヤ2に基づいて前記パケットの前記カプラへの出力経路を切り替えるレイヤ2スイッチと、上り方向の前記パケットに含まれる前記子機に接続されている端末のアドレスを抽出し、アドレス管理テーブルに格納するアドレス格納手段と、前記レイヤ2スイッチから出力される下り方向の前記パケットに含まれる送信先端末のアドレスを抽出するアドレス抽出手段と、前記アドレス抽出手段より抽出された前記アドレスと同じアドレスが前記アドレス管理テーブルに格納されているか否かを判断するアドレス判断手段と、前記アドレス判断手段の判断結果に基づいて、下り方向の前記パケットを前記カプラに出力するパケット出力手段と、前記子機が正常であるか否かを示す状態情報が格納される状態管理テーブルと、を有し、前記アドレス判断手段は、前記送信先端末が接続されている前記子機の前記状態情報に基づいて前記判断を行うことを特徴とする通信装置が提供される。
このような通信装置によれば、上り方向のパケットから、子機に接続されている端末のアドレスを抽出してアドレス管理テーブルに格納する。そして、下り方向のパケットに含まれる送信先端末のアドレスが、アドレス管理テーブルに格納されているか否かの判断を、状態管理テーブルの子機が正常であるか否かを示す状態情報に基づいて行う。
また、本発明では上記課題を解決するために、パケットの下り方向に複数の子機が接続された複数のカプラと接続される通信装置において、OSI参照モデルにおけるレイヤ2に基づいて前記パケットの前記カプラへの出力経路を切り替えるレイヤ2スイッチと、上り方向の前記パケットに含まれる前記子機に接続されている端末のアドレスを抽出し、アドレス管理テーブルに格納するアドレス格納手段と、前記レイヤ2スイッチから出力される下り方向の前記パケットに含まれる送信先端末のアドレスを抽出するアドレス抽出手段と、前記アドレス抽出手段より抽出された前記アドレスと同じアドレスが前記アドレス管理テーブルに格納されているか否かを判断するアドレス判断手段と、前記アドレス判断手段の判断結果に基づいて、下り方向の前記パケットを前記カプラに出力するパケット出力手段と、前記子機とリンクを確立しているか否かを示すリンク情報が格納されるリンク情報管理テーブルと、を有し、前記アドレス判断手段は、前記送信先端末が接続されている前記子機の前記リンク情報に基づいて前記判断を行うことを特徴とする通信装置が提供される。
このような通信装置によれば、上り方向のパケットから、子機に接続されている端末のアドレスを抽出してアドレス管理テーブルに格納する。そして、下り方向のパケットに含まれる送信先端末のアドレスが、アドレス管理テーブルに格納されているか否かの判断を、リンク情報管理テーブルの子機とリンクを確立しているか否かを示すリンク情報に基づいて行う。
また、本発明では上記課題を解決するために、パケットの下り方向に複数の子機が接続された複数のカプラと接続される通信装置において、OSI参照モデルにおけるレイヤ2に基づいて前記パケットの前記カプラへの出力経路を切り替えるレイヤ2スイッチと、上り方向の前記パケットに含まれる前記子機に接続されている端末のアドレスを抽出し、アドレス管理テーブルに格納するアドレス格納手段と、前記レイヤ2スイッチから出力される下り方向の前記パケットに含まれる送信先端末のアドレスを抽出するアドレス抽出手段と、前記アドレス抽出手段より抽出された前記アドレスと同じアドレスが前記アドレス管理テーブルに格納されているか否かを判断するアドレス判断手段と、前記アドレス判断手段の判断結果に基づいて、下り方向の前記パケットを前記カプラに出力するパケット出力手段と、下り方向の前記パケットの流量が格納される流量管理テーブルと、を有し、前記アドレス判断手段は、前記送信先端末が接続されている前記子機の前記流量に基づいて前記判断を行うことを特徴とする通信装置が提供される。
このような通信装置によれば、上り方向のパケットから、子機に接続されている端末のアドレスを抽出してアドレス管理テーブルに格納する。そして、下り方向のパケットに含まれる送信先端末のアドレスが、アドレス管理テーブルに格納されているか否かの判断を、流量管理テーブルの下り方向のパケットの流量に基づいて行う。
本発明の通信装置では、上り方向のパケットから、子機に接続されている端末のアドレスを抽出してアドレス管理テーブルに格納する。そして、下り方向のパケットに含まれる送信先端末のアドレスが、アドレス管理テーブルに格納されているか否かの判断を、子機登録テーブルの子機が登録されているか否かの登録情報に基づいて行うようにした。これにより、不要なパケットが子機に出力されなくなり、有効なパケットに対する伝送効率の低下を抑制することができる。
また、本発明の通信装置では、上り方向のパケットから、子機に接続されている端末のアドレスを抽出してアドレス管理テーブルに格納する。そして、下り方向のパケットに含まれる送信先端末のアドレスが、アドレス管理テーブルに格納されているか否かの判断を、状態管理テーブルの子機が正常であるか否かを示す状態情報に基づいて行うようにした。これにより、不要なパケットが子機に出力されなくなり、有効なパケットに対する伝送効率の低下を抑制することができる。
また、本発明の通信装置では、上り方向のパケットから、子機に接続されている端末のアドレスを抽出してアドレス管理テーブルに格納する。そして、下り方向のパケットに含まれる送信先端末のアドレスが、アドレス管理テーブルに格納されているか否かの判断を、リンク情報管理テーブルの子機とリンクを確立しているか否かを示すリンク情報に基づいて行うようにした。これにより、不要なパケットが子機に出力されなくなり、有効なパケットに対する伝送効率の低下を抑制することができる。
また、本発明の通信装置では、上り方向のパケットから、子機に接続されている端末のアドレスを抽出してアドレス管理テーブルに格納する。そして、下り方向のパケットに含まれる送信先端末のアドレスが、アドレス管理テーブルに格納されているか否かの判断を、流量管理テーブルの下り方向のパケットの流量に基づいて行うようにした。これにより、不要なパケットが子機に出力されなくなり、有効なパケットに対する伝送効率の低下を抑制することができる。
本発明の原理を説明するための原理図である。 第1の実施の形態に係る親機のシステム構成例を示した図である。 第1の実施の形態に係る親機の回路ブロック図である。 MACフレームフォーマットを示した図である。 MAC管理テーブルのデータ構成例を示した図である。 子機の回路ブロック図である。 第2の実施の形態に係る親機の回路ブロック図である。 IPパケットフォーマットを示した図である。 IP管理テーブルのデータ構成例を示した図である。 第3の実施の形態に係る親機の回路ブロック図である。 管理テーブルのデータ構成例を示した図である。 第4の実施の形態に係る親機の回路ブロック図である。 管理テーブルのデータ構成例を示した図である。 第5の実施の形態に係る親機の回路ブロック図である。 PONデータのデータ構成例を示した図である。 管理テーブルのデータ構成例を示した図である。 第6の実施の形態に係る親機の回路ブロック図である。 管理テーブルのデータ構成例を示した図である。 PONのシステム構成図である。
以下、本発明の原理を図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の原理を説明するための原理図である。
図に示すように通信装置1は、カプラ2a,2b,…と接続されている。カプラ2a,2b,…の各々には、複数の子機3a,3b,…,4a,4b,…が接続されている。子機3a,3b,…,4a,4b,…の各々には、端末5a〜5d,…,6a〜6d,…が接続されている。
通信装置1は、アップリンクからパケットを受信し、OSI参照モデルのレイヤ2に基づいて受信したパケットのカプラ2a,2b,…への出力を切り替える。カプラ2a,2b,…は、パケットを光分岐し、子機3a,3b,…,4a,4b,…、端末5a〜5d,…,6a〜6d,…へと出力する。端末5a〜5d,…,6a〜6d,…は、自分宛てのパケットを受信する。
端末5a〜5d,…,6a〜6d,…から送信されるパケットは、子機3a,3b,…,4a,4b,…、カプラ2a,2b,…へと出力され、通信装置1に受信される。通信装置1は、受信したパケットをアップリンクへ出力する。
通信装置1は、レイヤ2スイッチ1a、アドレス格納手段1ba,1bb,…、アドレス管理テーブル1ca,1cb,…、アドレス抽出手段1da,1db,…、アドレス判断手段1ea,1eb,…、パケット出力手段1fa,1fb,…を有している。
レイヤ2スイッチ1aは、OSI参照モデルにおけるレイヤ2に基づいてパケットのカプラ2a,2b,…への出力経路を切り替える。
アドレス格納手段1ba,1bb,…は、上り方向のパケットに含まれる、子機3a,3b,…,4a,4b,…と接続されている端末5a〜5d,…,6a〜6d,…のアドレスを抽出し、アドレス管理テーブル1ca,1cb,…に格納する。
アドレス抽出手段1da,1db,…は、レイヤ2スイッチ1aから出力される下り方向のパケットに含まれる送信先端末のアドレスを抽出する。
アドレス判断手段1ea,1eb,…は、アドレス抽出手段1da,1db,…より抽出されたアドレスと同じアドレスが、アドレス管理テーブル1ca,1cb,…に格納されているか否かを判断する。
パケット出力手段1fa,1fb,…は、アドレス判断手段1ea,1eb,…の判断結果に応じて、下り方向のパケットをカプラ2a,2b,…に出力する。パケット出力手段1fa,1fb,…は、アドレス判断手段1ea,1eb,…によって、アドレス抽出手段1da,1db,…より抽出されたアドレスがアドレス管理テーブル1ca,1cb,…に格納されていると判断された場合に、下り方向のパケットをカプラ2a,2b,…に出力する。
このように、上り方向のパケットから、子機3a,3b,…,4a,4b,…と接続されている端末5a〜5d,…,6a〜6d,…のアドレスが抽出され、アドレス管理テーブル1ca,1cb,…に格納される。そして、下り方向のパケットに含まれる送信先端末のアドレスが、アドレス管理テーブル1ca,1cb,…に格納されているか否かを判断し、判断結果に応じて、下り方向のパケットをカプラ2a,2b,…に出力する。
すなわち、下り方向に含まれる送信先端末のアドレスが、アドレス管理テーブル1ca,1cb,…に格納されていなければ、子機3a,3b,…,4a,4b,…に送信先端末が接続されていないと判断でき、宛先不明なパケットの子機3a,3b,…,4a,4b,…への出力を停止する。これにより、宛先不明なパケットが子機に出力されなくなり、有効なパケットに対する伝送効率の低下を抑制することができる。
以下、本発明の通信装置に係る親機の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図2は、第1の実施の形態に係る親機のシステム構成例を示した図である。
図に示すように親機10の下り方向には、光を分岐するカプラ21a,21b,…,21kが光ケーブルで接続されている。カプラ21aには、子機22a,22b,…,22lが光ケーブルで接続されている。同様にカプラ21b,…にも子機が複数接続され、カプラ21kには、子機23a,23b,…,23nが接続されている。
子機22aには、端末24a,24bが接続されている。子機22bには、端末24c,24dが接続されている。同様にして子機には端末が接続され、子機22lには、端末24o−1,24oが接続されている。カプラ21b,…に接続される子機にも端末が接続され、カプラ21kに接続される子機23aには、端末25a,25bが接続されている。子機23bには、端末25c,25dが接続されている。同様にしてカプラ21kに接続される子機には端末が接続され、子機23nには、端末25p−1,25pが接続されている。なお、各子機には、端末が2台ずつ接続されているが、もちろん3台以上の複数の端末が接続されていてもよい。
親機10は、アップリンクからパケットが送られてくると、パケットに含まれる宛先に従ってパケットを、カプラ21a,21b,…,21kに振り分ける。カプラ21a,21b,…,21kに振り分けられたパケットは、子機22a,22b,…,22l,…,23a,23b,…,23nに入力され、端末24a,24b,…,24o,…,25a,25b,…,25pへと出力される。端末は各自で自分宛てのパケットを受信する。
また、親機10は、子機22a,22b,…,22l,…,23a,23b,…,23n、カプラ21a,21b,…,21kを介して送られてくる端末24a,24b,…,24o,…,25a,25b,…,25pからのパケットを受信し、アップリンクに出力する。親機10は、時分割多重方式より、各子機22a,22b,…,22l,…,23a,23b,…,23nに順にアクセスして、端末24a,24b,…,24o,…,25a,25b,…,25pから送られてくるパケットを受信し、アップリンクに出力する。
親機10は、他の親機と光ケーブルで接続され、通信する。これによって、親機10の下位にある端末24a,24b,…,24o,…,25a,25b,…,25pは、他の親機の下位にある端末と通信することができる。
親機10は、カプラ21a,21b,…,21kに出力する下り方向のパケットの、不要なパケットをフィルタリングしている。すなわち、親機10は、不要なパケットによる伝送帯域の占有を防止して、有効なパケットの伝送効率の向上を図っている。
以下、親機10について詳細に説明する。
図3は、第1の実施の形態に係る親機の回路ブロック図である。
図に示すように親機10は、レイヤ2スイッチ11、フィルタ制御部12a,12b,…、パケットバッファ13a,13b,…、14a,14b,…、およびPONインターフェース15a,15b,…を有している。
フィルタ制御部12a、パケットバッファ13a,14a、およびPONインターフェース15aは、図2に示すカプラ21aに対応して設けられ、カプラ21aに接続される子機22a,22b,…,22lとパケットの送受信を行う。フィルタ制御部12b、パケットバッファ13b,14b、およびPONインターフェース15bは、カプラ21bに対応して設けられ、カプラ21bに接続される複数の子機とパケットの送受信を行う。同様にフィルタ制御部、2つのパケットバッファ、およびPONインターフェースは、複数の子機に対応して設けられて、対応する複数の子機とパケットのやり取りを行う。
フィルタ制御部12a,12b,…、パケットバッファ13a,13b,…、14a,14b,…、およびPONインターフェース15a,15b,…のそれぞれは、同じ構成を有している。そこで、以下では、レイヤ2スイッチ11と、フィルタ制御部12a、パケットバッファ13a,14a、PONインターフェース15aとについてのみ、構成、機能について説明する。
レイヤ2スイッチ11は、OSI参照モデルのレイヤ2に基づいて、アップリンクから送られてくるパケットのスイッチングを行う。レイヤ2スイッチ11は、パケットのレイヤ2に従い、パケットをフィルタ制御部12a,12b,…に振り分ける。振り分けられたパケットは、フィルタ制御部12a,12b,…、パケットバッファ13a,13b,…、およびPONインターフェース15a,15b,…を介しカプラ21a,21b,…に出力され、所定の子機、端末へと送られることになる。また、レイヤ2スイッチ11は、各端末から送られてくるパケットを、PONインターフェース15a,15b,…、パケットバッファ14a,14b,…を介して受け取り、アップリンクへと出力する。
フィルタ制御部12aは、端末登録部12aa、MAC管理テーブル12ab、有効判定部12ac、および書き込み制御部12adを有している。
端末登録部12aaは、パケットバッファ14aから出力される上り方向のパケットより、子機に接続されている端末のMACアドレスを抽出し、MAC管理テーブル12abに格納する。端末登録部12aaは、抽出した端末のMACアドレスを子機ごとに分類してMAC管理テーブル12abに格納する。
MAC管理テーブル12abは、例えば、ハードディスクドライブまたはRAMの記憶装置に構築されるテーブルである。ここで、MACフレームフォーマットとMAC管理テーブル12abの構成例について図を用いて説明する。
図4は、MACフレームフォーマットを示した図である。
図に示すようにMACフレーム16は、プリアンブル、宛先アドレス、送信元アドレス、TYPE、およびデータから構成されている。なお、図に示す括弧は、プリアンブル、宛先アドレス、送信元アドレス、およびTYPEのバイト数を示している。
送信元アドレスには、パケットの送信元である端末のMACアドレスが格納される。宛先アドレスには、パケットの送信先である端末のMACアドレスが格納される。
図5は、MAC管理テーブルのデータ構成例を示した図である。
図に示すようにMAC管理テーブル12abは、子機名の欄およびMACアドレスの欄を有している。子機には、各子機を識別するための識別子が付与されている。子機名の欄には、親機10に接続されている子機の識別子が格納されている。MACアドレスの欄には、子機に接続されている端末のMACアドレスが格納される。
図5の例では、親機10と接続されている子機の識別子は、子機#1,…,子機#lである。子機#1の子機に接続されている端末のMACアドレスは、XXXX,YYYY,…,ZZZZである。子機#lの子機に接続されている端末のMACアドレスは、AAAA,BBBB,…,CCCCである。
パケットバッファ14aから出力される上り方向のパケットには、図4で説明したように、パケットの送信元である端末のMACアドレスが含まれている。MACアドレスは、端末登録部12aaによって抽出され、図5で説明したように、子機ごとに分類してMAC管理テーブル12abに格納される。これによって、子機に接続されている端末のMACアドレスがMAC管理テーブル12abに格納される。
有効判定部12acは、レイヤ2スイッチ11から出力される下り方向のパケットを受信し、パケットバッファ13aに出力する。また、有効判定部12acは、レイヤ2スイッチ11からパケットを受信すると同時に、パケットからパケットの送信先である端末のMACアドレス(宛先アドレス)を抽出する。そして、抽出したMACアドレスが、MAC管理テーブル12abに登録(格納)されているかを判断する。MACアドレスがMAC管理テーブル12abに登録されていれば、有効判定部12acは、レイヤ2スイッチ11から出力されるパケットが有効であることを示す有効情報を書き込み制御部12adに出力する。MACアドレスがMAC管理テーブル12abに登録されていなければ、有効判定部12acは、レイヤ2スイッチ11から出力されるパケットが無効であることを示す無効情報を書き込み制御部12adに出力する。
書き込み制御部12adは、有効判定部12acからの有効情報および無効情報に応じて、有効判定部12acから出力されるパケットのパケットバッファ13aへの書き込みを制御する。書き込み制御部12adは、有効判定部12acから有効情報が出力された場合、パケットバッファ13aに書き込み指示を出力する。書き込み制御部12adは、有効判定部12acから無効情報が出力された場合、パケットバッファ13aに書き込み指示を出力しない。
パケットバッファ13aは、書き込み制御部12adからパケットの書き込み指示があった場合、有効判定部12acから出力されるパケットを保持して、PONインターフェース15aに出力する。書き込み制御部12adからパケットの書き込み指示がない場合、有効判定部12acから出力されるパケットを保持せず、PONインターフェース15aに出力しない。
すなわち、レイヤ2スイッチ11から出力されるパケットのMACアドレス(宛先アドレス)が、MAC管理テーブル12abに登録されていれば、そのパケットが送信されるべき端末が子機に接続されていることになる。そして、レイヤ2スイッチ11から出力されるパケットは、有効パケットとしてパケットバッファ13aに書き込まれる。MACアドレスがMAC管理テーブル12abに登録されていなければ、宛先が不明な無効パケットとして、パケットバッファ13aに書き込まれることがない。
パケットバッファ14aは、PONインターフェース15aのPON制御部15aaから出力される上り方向のパケットを保持し、レイヤ2スイッチ11および端末登録部12aaに出力する。
PONインターフェース15aは、PON制御部15aaおよび光−電気変換部15abを有している。
PON制御部15aaは、パケットバッファ13aから出力されるパケットを光−電気変換部15abに出力する。また、PON制御部15aaは、カプラに接続されている複数の子機に時分割でアクセスしてパケットを受信し、パケットバッファ14aに出力する。なお、上記で説明した端末登録部12aaは、現在、PON制御部15aaがどの子機にアクセスしているかを認識することによって、端末のMACアドレスを、子機ごと分類してMAC管理テーブル12abに格納することができる。
光−電気変換部15abは、PON制御部15aaから出力される電気信号のパケットを光信号に変換して、カプラ21aに出力する。また、光−電気変換部15abは、子機から出力される光信号のパケットを電気信号に変換して、PON制御部15aaに出力する。
次に、子機22aの回路構成について説明する。なお、子機22a,22b,…,22l、…、子機23a,23b,…,23nは、それぞれ同じ回路構成を有するので、子機22aの回路構成についてのみ説明する。
図6は、子機の回路ブロック図である。
図に示すように子機22aは、光−電気変換部22aa、PON終端部22ab、パケットバッファ22ac,22ad、および端末インターフェース22aeを有している。
光−電気変換部22aaは、親機10(カプラ21a)から送られてくる光信号のパケットを電気信号に変換して、PON終端部22abに出力する。また、PON終端部22abから出力される電気信号のパケットを光信号に変換して、親機10に出力する。
PON終端部22abは、親機10との通信におけるパケットの信号反射を防止する。パケットバッファ22acは、PON終端部22abから出力されるパケットを保持して、端末インターフェースに22aeに出力する。パケットバッファ22adは、端末インターフェース22aeから出力されるパケットを保持してPON終端部22abに出力する。端末インターフェース22aeは、端末24a,24bとのパケットのやり取りを制御する。
以下、図3の動作について説明する。
レイヤ2スイッチ11は、アップリンクからパケットを受信すると、パケットに含まれるMACアドレス(宛先アドレス)に従って、パケットをフィルタ制御部12a,12b,…に振り分け、出力する。ここでは、パケットは、カプラ21aと接続される子機の端末に送信されるとし、フィルタ制御部12aに出力されるとする。
フィルタ制御部12aの有効判定部12acは、レイヤ2スイッチ11から出力されたパケットをパケットバッファ13aに出力する。このとき、有効判定部12acは、パケットに含まれるMACアドレス(宛先アドレス)を抽出し、抽出したMACアドレスがMAC管理テーブル12abに登録されているか否かを判断する。
MAC管理テーブル12abには、子機と接続されている端末のMACアドレスが格納されている。すなわち、有効判定部12acは、パケットの送信先の端末が、子機に接続されているか否かをMAC管理テーブル12abを参照して判断する。抽出したMACアドレスがMAC管理テーブル12abに格納されていれば、書き込み制御部12adにパケットが有効であることを示す有効情報を出力する。抽出したMACアドレスがMAC管理テーブル12abに格納されていなければ、書き込み制御部12adにパケットが無効であることを示す無効情報を出力する。
書き込み制御部12adは、有効判定部12acからの有効情報および無効情報に応じて、有効判定部12acから出力されるパケットのパケットバッファ13aへの書き込みを制御する。
パケットバッファ13aは、書き込み制御部12adからパケットの書き込み指示があった場合、有効判定部12acから出力されるパケットを保持して、PONインターフェース15aに出力する。書き込み制御部12adからパケットの書き込み指示がない場合、有効判定部12acから出力されるパケットを保持せず、破棄する。
このように、上り方向のパケットから、子機に接続されている端末のMACアドレスを抽出し、MAC管理テーブル12abに登録する。そして、下り方向のパケットのMACアドレスが、MAC管理テーブル12abに登録されているか否かを判断する。MACアドレスが、MAC管理テーブル12abに登録されていなければ、宛先不明な無効パケットとして破棄し、MAC管理テーブル12abに登録されていれば、有効パケットとして子機に出力するようにした。これにより、無効パケットの配信が抑制され、有効なパケットに対する伝送効率の低下を抑制することができる。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
第2の実施の形態では、端末のIPアドレスによって、下り方向のパケットのフィルタリング判断を行っている。
図7は、第2の実施の形態に係る親機の回路ブロック図である。
図7に示す親機30では、フィルタ制御部31a,31b,…が図3の親機10と異なっている。図7において、図3と同じものには同じ符号を付し、その説明を省略する。また、フィルタ制御部31b,…は、フィルタ制御部31aと同じ構成を有し、以下では、フィルタ制御部31aのみ説明する。
フィルタ制御部31aは、端末登録部31aa、IP管理テーブル31ab、有効判定部31ac、および書き込み制御部31adを有している。
端末登録部31aaは、パケットバッファ14aから出力される上り方向のパケットより、子機に接続されている端末のIPアドレスを抽出し、IP管理テーブル31abに格納する。端末登録部31aaは、抽出した端末のIPアドレスを子機ごとに分類してIP管理テーブル31abに格納する。
IP管理テーブル31abは、例えば、ハードディスクドライブまたはRAMの記憶装置に構築されるテーブルである。ここで、IPパケットフォーマットとIP管理テーブル31abの構成例について図を用いて説明する。
図8は、IPパケットフォーマットを示した図である。
図に示すようにIPパケット32は、バージョン、ヘッダ長、TOS、フレーム長、識別子、フラグ、フラグメントオフセット、生存時間、プロトコル、ヘッダチェックサム、送信元IPアドレス、宛先IPアドレス、オプション、パディング、およびデータから構成されている。なお、図に示す数字は、IPパケット32のデータ幅を示している。送信元IPアドレスには、パケットの送信元である端末のIPアドレスが格納される。宛先IPアドレスには、パケットの送信先である端末のIPアドレスが格納される。
図9は、IP管理テーブルのデータ構成例を示した図である。
図に示すようにIP管理テーブル31abは、子機名の欄およびIPアドレスの欄を有している。子機には、各子機を識別するための識別子が付与されている。子機名の欄には、親機30に接続されている子機の識別子が格納されている。IPアドレスの欄には、子機に接続されている端末のIPアドレスが格納される。
図9の例では、親機30と接続されている子機の識別子は、子機#1,…,子機#lである。子機#1の子機に接続されている端末のIPアドレスは、zzzz,yyyy,…,xxxxである。子機#lの子機に接続されている端末のMACアドレスは、cccc,bbbb,…,aaaaである。
パケットバッファ14aから出力される上り方向のパケットには、図8で説明したように、パケットの送信元である端末のIPアドレスが含まれている。IPアドレスは、端末登録部31aaによって抽出され、図9で説明したように、子機ごとに分類してMAC管理テーブル31abに格納される。これによって、子機に接続されている端末のIPアドレスがIP管理テーブル31abに格納される。
有効判定部31acは、レイヤ2スイッチ11から出力される下り方向のパケットを受信し、パケットバッファ13aに出力する。また、有効判定部31acは、レイヤ2スイッチ11からパケットを受信すると同時に、パケットからパケットの送信先である端末のIPアドレス(宛先IPアドレス)を抽出する。そして、抽出したIPアドレスが、IP管理テーブル31abに登録されているかを判断する。IPアドレスがIP管理テーブル31abに登録されていれば、有効判定部31acは、パケットが有効であることを示す有効情報を書き込み制御部31adに出力する。IPアドレスがIP管理テーブル31abに登録されていなければ、有効判定部31acは、パケットが無効であることを示す無効情報を書き込み制御部31adに出力する。
書き込み制御部31adは、有効判定部31acからの有効情報および無効情報に応じて、有効判定部31acから出力されるパケットのパケットバッファ13aへの書き込みを制御する。
すなわち、レイヤ2スイッチ11から出力されるパケットのIPアドレス(宛先IPアドレス)が、IP管理テーブル31abに登録されていれば、そのパケットが送信されるべき端末が子機に接続されていることになる。そして、レイヤ2スイッチ11から出力されるパケットは、有効パケットとしてパケットバッファ13aに書き込まれる。IPアドレスがIP管理テーブル31abに登録されていなければ、宛先不明な無効パケットとして、パケットバッファ13aに書き込まれることがない。
このように、上り方向のパケットから、子機に接続されている端末のIPアドレスを抽出し、IP管理テーブル31abに登録する。そして、下り方向のパケットのIPアドレスが、IP管理テーブル31abに登録されているか否かを判断する。IPアドレスが、IP管理テーブル31abに登録されていなければ、宛先不明な無効パケットとして破棄し、IP管理テーブル31abに登録されていれば、有効パケットとして子機に出力するようにした。これにより、例えば、ARP(Address Resolution Protocol)パケットのような、MACの宛先がブロードキャストパケットであったとしても、IPアドレスをモニタすることで、無効パケットが抑制され、有効パケットに対する伝送効率の低下を抑制することができる。
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。
第3の実施の形態では、第1の実施の形態に対しさらに、子機が親機に登録されているか否かによってパケットのフィルタリング判断を行っている。
図10は、第3の実施の形態に係る親機の回路ブロック図である。
図10に示す親機40では、フィルタ制御部41a,41b,…が図3の親機10と異なっている。また、子機登録管理部42a,42b,…を有しているところが図3の親機10と異なっている。図10において、図3と同じものには同じ符号を付し、その説明を省略する。また、フィルタ制御部41b,…、子機登録管理部42b,…は、フィルタ制御部41a、子機登録管理部42aと同じ構成、機能を有し、以下では、フィルタ制御部41a、子機登録管理部42aのみ説明する。
フィルタ制御部41aは、端末登録部41aa、管理テーブル41ab、有効判定部41ac、および書き込み制御部41adを有している。
端末登録部41aaは、パケットバッファ14aから出力される上り方向のパケットより、端末のMACアドレスを抽出し、管理テーブル41abに格納する。端末登録部41aaは、抽出した端末のMACアドレスを子機ごとに分類して管理テーブル41abに格納する。
管理テーブル41abは、例えば、ハードディスクドライブまたはRAMの記憶装置に構築されるテーブルである。管理テーブル41abは、図5に示したのと同様のMAC管理テーブルと、子機登録情報が格納されるテーブルとを有している。子機登録情報は、子機の運用状態を示す情報である。
子機登録管理部42aは、例えば、オペレータから子機を運用するか否かの子機登録情報を受け付け、管理テーブル41abに格納する。親機40と子機が接続され、通信可能な状態にあっても、管理テーブル41abに登録を示す子機登録情報が格納されていなければ、親機40はその子機とパケット通信をしない。ここで、管理テーブル41abのデータ構成例を説明する。
図11は、管理テーブルのデータ構成例を示した図である。
図に示すように管理テーブル41abは、子機名の欄および子機登録情報の欄を有している。子機には、各子機を識別するための識別子が付与されている。子機名の欄には、親機40に接続されている子機の識別子が格納されている。子機登録情報の欄には、子機を運用するか否かの登録情報が格納される。
図11の例では、親機40と接続されている子機の識別子は、子機#1,…,子機#lである。子機#1は登録されており、親機40と通信することができる。子機#2は未登録であり、親機40と通信することができない。なお、図11には示してないが、管理テーブル41abは、図5に示したのと同様のMAC管理テーブルも有している。
有効判定部41acは、レイヤ2スイッチ11から出力される下り方向のパケットを受信し、パケットバッファ13aに出力する。また、有効判定部41acは、レイヤ2スイッチ11からパケットを受信すると同時に、パケットからパケットの送信先である端末のMACアドレス(宛先アドレス)を抽出する。そして、有効判定部41acは、管理テーブル41abの子機登録情報を参照し、抽出したMACアドレスの端末と接続されている子機が、登録されているか否かを判断する。なお、抽出したMACアドレスの端末と接続されている子機は、管理テーブル41abに含まれているMAC管理テーブルを参照することにより認識することができる。
子機が登録されていなければ、有効判定部41acは、パケットが無効であることを示す無効情報を書き込み制御部41adに出力する。子機が登録されていれば、有効判定部41acは、管理テーブル41abに含まれているMAC管理テーブルを参照し、抽出したMACアドレスの端末が、子機と接続されているか否かを判断する。端末が子機に接続されていれば、パケットが有効であることを示す有効情報を書き込み制御部41adに出力する。端末が子機に接続されていなければ、パケットが無効であることを示す無効情報を書き込み制御部41adに出力する。
書き込み制御部41adは、有効判定部41acからの有効情報および無効情報に応じて、有効判定部41acから出力されるパケットのパケットバッファ13aへの書き込みを制御する。
このように、レイヤ2スイッチ11から出力されるパケットの宛先アドレスより、管理テーブル41abを参照して、子機が登録されているか否かを判断する。そして、子機が登録されていなければ、レイヤ2スイッチ11から出力されるパケットを、不要なパケットとして破棄するようにした。これにより、不要なパケットが抑制され、有効なパケットに対する伝送効率の低下を抑制することができる。
なお、上記では、子機の登録状態の判断と、端末の子機への接続有無を判断しているが、子機の登録状態の判断のみを行って、不要なパケットを破棄するようにしてもよい。この場合、端末登録部41aaは不要となり、有効判定部41acは、子機の登録状態のみを判断するようにする。
また、MACアドレスによってパケットのフィルタリング判断を行っているが、第2の実施の形態で説明したのと同様にして、IPアドレスによってパケットのフィルタリング判断を行うようにしてもよい。
次に、本発明の第4の実施の形態について説明する。
第4の実施の形態では、第1の実施の形態に対しさらに、子機が正常状態にあるか異常状態にあるかによってパケットのフィルタリング判断を行っている。
図12は、第4の実施の形態に係る親機の回路ブロック図である。
図12に示す親機50では、フィルタ制御部51a,51b,…が図3の親機10と異なっている。また、子機状態管理部52a,52b,…を有しているところが図3の親機10と異なっている。図12において、図3と同じものには同じ符号を付し、その説明を省略する。また、フィルタ制御部51b,…、子機状態管理部52b,…は、フィルタ制御部51a、子機状態管理部52aと同じ構成、機能を有し、以下では、フィルタ制御部51a、子機状態管理部52aのみ説明する。
フィルタ制御部51aは、端末登録部51aa、管理テーブル51ab、有効判定部51ac、および書き込み制御部51adを有している。
端末登録部51aaは、パケットバッファ14aから出力される上り方向のパケットより、端末のMACアドレスを抽出し、管理テーブル51abに格納する。端末登録部51aaは、抽出した端末のMACアドレスを子機ごとに分類して管理テーブル51abに格納する。
管理テーブル51abは、例えば、ハードディスクドライブまたはRAMの記憶装置に構築されるテーブルである。管理テーブル51abは、図5に示したのと同様のMAC管理テーブルと、子機状態情報が格納されるテーブルとを有している。子機状態情報は、子機の正常または異常状態を示す情報である。
子機状態管理部52aは、例えば、子機の電源断、故障の異常状態を監視し、管理テーブル51abに格納する。子機の電源断、故障の異常状態は、子機にアクセスしたとき子機からパケットが返ってこないことから認識することができる。ここで、管理テーブル51abのデータ構成例を説明する。
図13は、管理テーブルのデータ構成例を示した図である。
図に示すように管理テーブル51abは、子機名の欄および子機状態情報の欄を有している。子機には、各子機を識別するための識別子が付与されている。子機名の欄には、親機50に接続されている子機の識別子が格納されている。子機状態情報の欄には、子機が正常であるかまたは異常であるかの子機状態情報が格納される。
図13の例では、親機50と接続されている子機の識別子は、子機#1,…,子機#lである。子機#1は正常状態にある。子機#3は異常状態にあり、例えば、電源断、故障が発生している。なお、図13には示してないが、管理テーブル51abは、図5に示したのと同様のMAC管理テーブルも有している。
有効判定部51acは、レイヤ2スイッチ11から出力される下り方向のパケットを受信し、パケットバッファ13aに出力する。また、有効判定部51acは、レイヤ2スイッチ11からパケットを受信すると同時に、パケットからパケットの送信先である端末のMACアドレス(宛先アドレス)を抽出する。そして、有効判定部51acは、管理テーブル51abの子機状態情報を参照し、抽出したMACアドレスの端末と接続されている子機が、正常であるか異常であるかを判断する。なお、抽出したMACアドレスの端末と接続されている子機は、管理テーブル51abに含まれているMAC管理テーブルを参照することにより認識することができる。
子機が異常であれば、有効判定部51acは、パケットが無効であることを示す無効情報を書き込み制御部51adに出力する。子機が正常であれば、有効判定部51acは、管理テーブル51abに含まれているMAC管理テーブルを参照し、抽出したMACアドレスの端末が、子機と接続されているか否かを判断する。端末が子機に接続されていれば、パケットが有効であることを示す有効情報を書き込み制御部51adに出力する。端末が子機に接続されていなければ、パケットが無効であることを示す無効情報を書き込み制御部51adに出力する。
書き込み制御部51adは、有効判定部51acからの有効情報および無効情報に応じて、有効判定部51acから出力されるパケットのパケットバッファ13aへの書き込みを制御する。
このように、レイヤ2スイッチ11から出力されるパケットの宛先アドレスより、管理テーブル51abを参照して、子機が正常であるか異常であるかを判断する。そして、子機が異常であれば、レイヤ2スイッチ11から出力されるパケットを、子機と通信ができないとして破棄するようにした。これにより、不要なパケットが抑制され、有効なパケットに対する伝送効率の低下を抑制することができる。
なお、上記では、子機の正常、異常の判断と、端末の子機への接続有無を判断しているが、子機の正常、異常の判断のみを行って、不要なパケットを破棄するようにしてもよい。この場合、端末登録部51aaは不要となり、有効判定部51acは、子機の正常、異常のみを判断するようにする。
また、MACアドレスによってパケットのフィルタリング判断を行っているが、第2の実施の形態で説明したのと同様にして、IPアドレスによってパケットのフィルタリング判断を行うようにしてもよい。
次に、本発明の第5の実施の形態について説明する。
第5の実施の形態では、第1の実施の形態に対しさらに、子機が親機とリンクを確立しているか否かによってパケットのフィルタリング判断を行っている。
図14は、第5の実施の形態に係る親機の回路ブロック図である。
図14に示す親機60では、フィルタ制御部61a,61b,…が図3の親機10と異なっている。また、子機リンク管理部62a,62b,…を有しているところが図3の親機10と異なっている。図14において、図3と同じものには同じ符号を付し、その説明を省略する。また、フィルタ制御部61b,…、子機リンク管理部62b,…は、フィルタ制御部61a、子機リンク管理部62aと同じ構成、機能を有し、以下では、フィルタ制御部61a、子機リンク管理部62aのみ説明する。
フィルタ制御部61aは、端末登録部61aa、管理テーブル61ab、有効判定部61ac、および書き込み制御部61adを有している。
端末登録部61aaは、パケットバッファ14aから出力される上り方向のパケットより、端末のMACアドレスを抽出し、管理テーブル61abに格納する。端末登録部61aaは、抽出した端末のMACアドレスを子機ごとに分類して管理テーブル61abに格納する。
管理テーブル61abは、例えば、ハードディスクドライブまたはRAMの記憶装置に構築されるテーブルである。管理テーブル61abは、図5に示したのと同様のMAC管理テーブルと、リンク情報が格納されるテーブルとを有している。リンク情報は、子機が親機60と通信できるようにリンク確立をしているか否かの状態を示す情報である。
子機リンク管理部62aは、子機から送信されてくるPONデータに含まれるリンク情報を抽出し、管理テーブル61abに格納する。ここで、子機から送信されてくるPONデータの構成例と、管理テーブル61abのデータ構成例を説明する。
図15は、PONデータのデータ構成例を示した図である。
図に示すようにPONデータ63は、30ビットのガードタイム(G)、10ビットのプリアンブル(PL)、10ビットの開始デリミタ(DL−s)、40ビットのPON制御データ、15340ビットのデータ(DATA)、10ビットの終了デリミタ(DL−e)から構成されている。40ビットのPON制御データの中に親機60とリンクが確立しているか否かを示すリンク情報が含まれる。
図16は、管理テーブルのデータ構成例を示した図である。
図に示すように管理テーブル61abは、子機名の欄およびリンク情報の欄を有している。子機には、各子機を識別するための識別子が付与されている。子機名の欄には、親機60に接続されている子機の識別子が格納されている。リンク情報の欄には、子機が親機60とリンクを確立しているか否かを示すリンク情報が格納される。
図16の例では、親機60と接続されている子機の識別子は、子機#1,…,子機#lである。子機#1は親機60とリンクを確立している。子機#2は親機60とリンクを確立していない。なお、図16には示してないが、管理テーブル61abは、図5に示したのと同様のMAC管理テーブルも有している。
有効判定部61acは、レイヤ2スイッチ11から出力される下り方向のパケットを受信し、パケットバッファ13aに出力する。また、有効判定部61acは、レイヤ2スイッチ11からパケットを受信すると同時に、パケットからパケットの送信先である端末のMACアドレス(宛先アドレス)を抽出する。そして、有効判定部61acは、管理テーブル61abのリンク情報を参照し、抽出したMACアドレスの端末と接続されている子機が、リンクを確立しているか否かを判断する。なお、抽出したMACアドレスの端末と接続されている子機は、管理テーブル61abに含まれているMAC管理テーブルを参照することにより認識することができる。
子機がリンク確立をしていなければ、有効判定部61acは、パケットが無効であることを示す無効情報を書き込み制御部61adに出力する。子機がリンク確立をしていれば、有効判定部61acは、管理テーブル61abに含まれているMAC管理テーブルを参照し、抽出したMACアドレスの端末が、子機と接続されているか否かを判断する。端末が子機に接続されていれば、パケットが有効であることを示す有効情報を書き込み制御部61adに出力する。端末が子機に接続されていなければ、パケットが無効であることを示す無効情報を書き込み制御部61adに出力する。
書き込み制御部61adは、有効判定部61acからの有効情報および無効情報に応じて、有効判定部61acから出力されるパケットのパケットバッファ13aへの書き込みを制御する。
このように、レイヤ2スイッチ11から出力されるパケットの宛先アドレスより、管理テーブル61abを参照して、子機が親機60とリンク確立をしているかを判断する。そして、子機がリンク確立をしていなければ、レイヤ2スイッチ11から出力されるパケットを、子機と通信ができないとして破棄するようにした。これにより、不要なパケットが抑制され、有効なパケットに対する伝送効率の低下を抑制することができる。
なお、上記では、子機のリンク確立の判断と、端末の子機への接続有無を判断しているが、子機のリンク確立の判断のみを行って、不要なパケットを破棄するようにしてもよい。この場合、端末登録部61aaは不要となり、有効判定部61acは、子機のリンク確立のみを判断するようにする。
また、MACアドレスによってパケットのフィルタリング判断を行っているが、第2の実施の形態で説明したのと同様にして、IPアドレスによってパケットのフィルタリング判断を行うようにしてもよい。
次に、本発明の第6の実施の形態について説明する。
第6の実施の形態では、第1の実施の形態に対しさらに、子機に出力するパケットの流量が、子機の回線速度以上であるか否かによってパケットのフィルタリング判断を行っている。
図17は、第6の実施の形態に係る親機の回路ブロック図である。
図17に示す親機70では、フィルタ制御部71a,71b,…が図3の親機10と異なっている。また、子機回線速度管理部72a,72b,…、流量監視部73a,73bを有しているところが図3の親機10と異なっている。図17において、図3と同じものには同じ符号を付し、その説明を省略する。また、フィルタ制御部71b,…、子機回線速度管理部72b,…、流量監視部73bは、フィルタ制御部71a、子機回線速度管理部72a、流量監視部73aと同じ構成、機能を有し、以下では、フィルタ制御部71a、子機回線速度管理部72a、流量監視部73aのみ説明する。
フィルタ制御部71aは、端末登録部71aa、管理テーブル71ab、有効判定部71ac、および書き込み制御部71adを有している。
端末登録部71aaは、パケットバッファ14aから出力される上り方向のパケットより、端末のMACアドレスを抽出し、管理テーブル71abに格納する。端末登録部71aaは、抽出した端末のMACアドレスを子機ごとに分類して管理テーブル71abに格納する。
管理テーブル71abは、例えば、ハードディスクドライブまたはRAMの記憶装置に構築されるテーブルである。管理テーブル71abは、図5に示したのと同様のMAC管理テーブル、子機の回線速度および子機に出力されているパケットの流量が格納されるテーブルを有している。
子機回線速度管理部72aは、子機から送信されてくる図15に示したPONデータ63に含まれる子機の回線速度を抽出し、管理テーブル71abに格納する。回線速度は、PONデータ63のPON制御データに含まれている。
流量監視部73aは、レイヤ2スイッチ11から出力されるパケットの流量を監視する。流量監視部73aは、監視している流量を管理テーブル71abに格納する。ここで、管理テーブル71abのデータ構成例を説明する。
図18は、管理テーブルのデータ構成例を示した図である。
図に示すように管理テーブル71abは、子機名の欄、回線速度の欄、および流量の欄を有している。子機には、各子機を識別するための識別子が付与されている。子機名の欄には、親機70に接続されている子機の識別子が格納されている。回線速度の欄には、子機が親機70と通信する回線速度が格納される。流量の欄には、レイヤ2スイッチ11から出力されるパケットの流量が格納される。
図18の例では、親機70と接続されている子機の識別子は、子機#1,…,子機#lである。子機#1の回線速度は10Mである。子機#2の回線速度は100Mである。子機#1に出力されているパケットの流量は8Mである。子機#2に出力されているパケットの流量は20Mである。なお、図示してないが、管理テーブル71abは、図5に示したのと同様のMAC管理テーブルも有している。
有効判定部71acは、レイヤ2スイッチ11から出力される下り方向のパケットを受信し、パケットバッファ13aに出力する。また、有効判定部71acは、レイヤ2スイッチ11からパケットを受信すると同時に、パケットからパケットの送信先である端末のMACアドレス(宛先アドレス)を抽出する。そして、有効判定部71acは、管理テーブル71abの回線速度、流量を参照し、抽出したMACアドレスの端末と接続されている子機の回線速度と流量を比較する。なお、抽出したMACアドレスの端末と接続されている子機は、管理テーブル71abに含まれているMAC管理テーブルを参照することにより認識することができる。
流量が回線速度をオーバしていれば、有効判定部71acは、パケットが無効であることを示す無効情報を書き込み制御部71adに出力する。流量が回線速度をオーバしていなければ、有効判定部71acは、管理テーブル71abに含まれているMAC管理テーブルより、パケットに含まれる宛先アドレスの端末が子機に接続されているか否かを判断する。端末が子機に接続されていれば、パケットが有効であることを示す有効情報を書き込み制御部71adに出力する。端末が子機に接続されていなければ、パケットが無効であることを示す無効情報を書き込み制御部71adに出力する。
書き込み制御部71adは、有効判定部71acからの有効情報および無効情報に応じて、有効判定部71acから出力されるパケットのパケットバッファ13aへの書き込みを制御する。
このように、レイヤ2スイッチ11から出力されるパケットの宛先アドレスより、管理テーブル71abを参照して、流量が子機の回線速度をオーバしているか否かを判断する。そして、子機への流量がオーバしていれば、レイヤ2スイッチ11から出力されるパケットを、不要なパケットとして破棄するようにした。これにより、不要なパケットを抑制し、有効なパケットに対する伝送効率の低下を抑制することができる。
なお、上記では、子機への流量判断と、端末の子機への接続有無を判断しているが、子機への流量判断のみを行って、不要なパケットを破棄するようにしてもよい。この場合、端末登録部71aaは不要となり、有効判定部71acは、子機の流量判断のみを行うようにする。
また、MACアドレスによってパケットのフィルタリング判断を行っているが、第2の実施の形態で説明したのと同様にして、IPアドレスによってパケットのフィルタリング判断を行うようにしてもよい。
(付記1) パケットの下り方向に複数の子機が接続された複数のカプラと接続される通信装置において、
OSI参照モデルにおけるレイヤ2に基づいて前記パケットの前記カプラへの出力経路を切り替えるレイヤ2スイッチと、
上り方向の前記パケットに含まれる前記子機に接続されている端末のアドレスを抽出し、アドレス管理テーブルに格納するアドレス格納手段と、
前記レイヤ2スイッチから出力される下り方向の前記パケットに含まれる送信先端末のアドレスを抽出するアドレス抽出手段と、
前記アドレス抽出手段より抽出された前記アドレスと同じアドレスが前記アドレス管理テーブルに格納されているか否かを判断するアドレス判断手段と、
前記アドレス判断手段の判断結果に応じて、下り方向の前記パケットを前記カプラに出力するパケット出力手段と、
を有することを特徴とする通信装置。
(付記2) 前記子機が登録されているか否かを示す登録情報が格納された子機登録テーブルを有し、
前記アドレス判断手段は、前記送信先端末が接続されている前記子機の前記登録情報に応じて、前記判断を行うことを特徴とする付記1記載の通信装置。
(付記3) 前記子機が正常であるか否かを示す状態情報が格納される状態管理テーブルを有し、
前記アドレス判断手段は、前記送信先端末が接続されている前記子機の前記状態情報に応じて、前記判断を行うことを特徴とする付記1記載の通信装置。
(付記4) 前記子機とリンクを確立しているか否かを示すリンク情報が格納されるリンク情報管理テーブルを有し、
前記アドレス判断手段は、前記送信先端末が接続されている前記子機の前記リンク情報に応じて、前記判断を行うことを特徴とする付記1記載の通信装置。
(付記5) 下り方向の前記パケットの流量が格納される流量管理テーブルを有し、
前記アドレス判断手段は、前記送信先端末が接続されている前記子機の前記流量に応じて、前記判断を行うことを特徴とする付記1記載の通信装置。
(付記6) 前記アドレスは、MACアドレスであることを特徴とする付記1記載の通信装置。
(付記7) 前記アドレスは、IPアドレスであることを特徴とする付記1記載の通信装置。
(付記8) パケットの下り方向に複数の子機が接続された複数のカプラと接続される通信装置の通信方法において、
OSI参照モデルにおけるレイヤ2に基づいて、前記カプラへの出力経路を切り替えられた下り方向のパケットに含まれる送信先端末のアドレスをアドレス抽出手段で抽出し、
上り方向のパケットに含まれる前記端末のアドレスが抽出されて格納されたアドレス管理テーブルに、前記アドレス抽出手段より抽出された前記アドレスと同じアドレスが、格納されているか否かをアドレス判断手段で判断し、
前記アドレス判断手段の判断結果に応じて、前記下り方向のパケットを前記カプラにパケット出力手段で出力する、
ことを特徴とする通信方法。
1 通信装置
1a,11 レイヤ2スイッチ
1ba,1bb アドレス格納手段
1ca,1cb アドレス管理テーブル
1da,1db アドレス抽出手段
1ea,1eb アドレス判断手段
1fa,1fb パケット出力手段
2a,2b,21a,21b,21k カプラ
3a,3b,4a,4b,22a,22b,22l,23a,23b,23n 子機
5a〜5d,6a〜6d,24a〜24d,24o−1,24o,25a〜25d,25p−1,25p 端末
10,30,40,50,60,70 親機
12a,12b,31a,31b,41a,41b,51a,51b,61a,61b,71a,71b フィルタ制御部
12aa,31aa,41aa,51aa,61aa,71aa 端末登録部
12ab MAC管理テーブル
12ac,31ac,41ac,51ac,61ac,71ac 有効判定部
12ad,31ad,41ad,51ad,61ad,71ad 書き込み制御部
13a,13b,14a,14b パケットバッファ
31ab IP管理テーブル
41ab,51ab,61ab,71ab 管理テーブル
42a,42b 子機登録管理部
52a,52b 子機状態管理部
62a,62b 子機リンク管理部
72a,72b 子機回線速度管理部
73a,73b 流量監視部

Claims (4)

  1. パケットの下り方向に複数の子機が接続された複数のカプラと接続される通信装置において、
    OSI参照モデルにおけるレイヤ2に基づいて前記パケットの前記カプラへの出力経路を切り替えるレイヤ2スイッチと、
    上り方向の前記パケットに含まれる前記子機に接続されている端末のアドレスを抽出し、アドレス管理テーブルに格納するアドレス格納手段と、
    前記レイヤ2スイッチから出力される下り方向の前記パケットに含まれる送信先端末のアドレスを抽出するアドレス抽出手段と、
    前記アドレス抽出手段より抽出された前記アドレスと同じアドレスが前記アドレス管理テーブルに格納されているか否かを判断するアドレス判断手段と、
    前記アドレス判断手段の判断結果に基づいて、下り方向の前記パケットを前記カプラに出力するパケット出力手段と、
    前記子機が登録されているか否かを示す登録情報が格納された子機登録テーブルと、
    有し、
    前記アドレス判断手段は、前記送信先端末が接続されている前記子機の前記登録情報に基づいて前記判断を行うことを特徴とする通信装置。
  2. パケットの下り方向に複数の子機が接続された複数のカプラと接続される通信装置において、
    OSI参照モデルにおけるレイヤ2に基づいて前記パケットの前記カプラへの出力経路を切り替えるレイヤ2スイッチと、
    上り方向の前記パケットに含まれる前記子機に接続されている端末のアドレスを抽出し、アドレス管理テーブルに格納するアドレス格納手段と、
    前記レイヤ2スイッチから出力される下り方向の前記パケットに含まれる送信先端末のアドレスを抽出するアドレス抽出手段と、
    前記アドレス抽出手段より抽出された前記アドレスと同じアドレスが前記アドレス管理テーブルに格納されているか否かを判断するアドレス判断手段と、
    前記アドレス判断手段の判断結果に基づいて、下り方向の前記パケットを前記カプラに出力するパケット出力手段と、
    前記子機が正常であるか否かを示す状態情報が格納される状態管理テーブルと、
    を有し、
    前記アドレス判断手段は、前記送信先端末が接続されている前記子機の前記状態情報に基づいて前記判断を行うことを特徴とする通信装置。
  3. パケットの下り方向に複数の子機が接続された複数のカプラと接続される通信装置において、
    OSI参照モデルにおけるレイヤ2に基づいて前記パケットの前記カプラへの出力経路を切り替えるレイヤ2スイッチと、
    上り方向の前記パケットに含まれる前記子機に接続されている端末のアドレスを抽出し、アドレス管理テーブルに格納するアドレス格納手段と、
    前記レイヤ2スイッチから出力される下り方向の前記パケットに含まれる送信先端末のアドレスを抽出するアドレス抽出手段と、
    前記アドレス抽出手段より抽出された前記アドレスと同じアドレスが前記アドレス管理テーブルに格納されているか否かを判断するアドレス判断手段と、
    前記アドレス判断手段の判断結果に基づいて、下り方向の前記パケットを前記カプラに出力するパケット出力手段と、
    前記子機とリンクを確立しているか否かを示すリンク情報が格納されるリンク情報管理テーブルと、
    を有し、
    前記アドレス判断手段は、前記送信先端末が接続されている前記子機の前記リンク情報に基づいて前記判断を行うことを特徴とする通信装置。
  4. パケットの下り方向に複数の子機が接続された複数のカプラと接続される通信装置において、
    OSI参照モデルにおけるレイヤ2に基づいて前記パケットの前記カプラへの出力経路を切り替えるレイヤ2スイッチと、
    上り方向の前記パケットに含まれる前記子機に接続されている端末のアドレスを抽出し、アドレス管理テーブルに格納するアドレス格納手段と、
    前記レイヤ2スイッチから出力される下り方向の前記パケットに含まれる送信先端末のアドレスを抽出するアドレス抽出手段と、
    前記アドレス抽出手段より抽出された前記アドレスと同じアドレスが前記アドレス管理テーブルに格納されているか否かを判断するアドレス判断手段と、
    前記アドレス判断手段の判断結果に基づいて、下り方向の前記パケットを前記カプラに出力するパケット出力手段と、
    下り方向の前記パケットの流量が格納される流量管理テーブルと、
    を有し、
    前記アドレス判断手段は、前記送信先端末が接続されている前記子機の前記流量に基づいて前記判断を行うことを特徴とする通信装置。
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