JP5094675B2 - 光受動網を用いた通信システムおよび光受動網 - Google Patents

光受動網を用いた通信システムおよび光受動網 Download PDF

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Description

本発明は、光ファイバ回線、光スプリッタ、およびその両端に置かれる装置により構成され、両端の装置間でのデータパケットの送受信、および一方の装置による他方の装置の管理や設定を可能とするシステムで、CMTS(Cable Modem Termination System)およびCM(Cable Modem)の使用を想定して構築されたネットワークに光受動網(Passive Optical Network:以下、PONと称する)を用いた通信システムに関する。
近年、インターネット接続サービスを提供する通信事業者やインターネット上の映像サービス提供事業者による、ビデオ・オン・デマンド形態を主としたIP(Internet Protocol)ベースの映像配信サービスが増加しており、今後はそれらのサービスの高画質化も見込まれる。このため、通信事業者と、その顧客である一般家庭や一般企業(以降はこれらをまとめて加入者と呼ぶ)との間を接続するアクセス回線にも、データ通信の更なる高速化が求められている。
このアクセス回線の高速化のために、光ファイバを用いたアクセス回線の敷設が各地で進みつつある。光ファイバを用いた通信システムは、いくつかのシステムがあるが、アクセス回線において最も普及しているのはPONシステムである。PONシステムは、通信事業者の局舎側に設置され親局に相当するOLT(Optical Line Terminal)、1本の光ファイバから受信した光信号を光のまま複数の光ファイバに向けて分岐中継する光スプリッタ、個別の加入者宅や複数の加入者が所在するビルに設置される子局に相当するONU(Optical Network Unit、ONT(Optical Network Terminal)とも呼ばれる)の、3種類の装置で構成される。OLTと光スプリッタとを接続する1本の光ファイバは、光スプリッタで複数の光ファイバへ分岐し、それぞれが1台ずつのONUに接続される。
一方、従来のインターネット接続サービスの形態の一つに、ケーブルテレビの映像配信用に敷設された同軸ケーブル回線を流用した、ケーブルインターネットがある。ケーブルインターネットのアクセス回線は一般的に、全区間が電線の一種である同軸ケーブルか、局舎に近い側(上流側)の区間を光ファイバに置き換えたHFC(Hybrid Fiber Coax)であるが、いずれの場合も加入者宅に近い側(下流側)の区間には同軸ケーブルが用いられる。また、局舎側の装置および加入者宅側の装置には一般的に、それぞれCMTS(Cable Modem Termination System)およびCM(Cable Modem)が用いられる。CMTSは、同軸ケーブルインターフェースを備えており、ルータもしくはレイヤ2スイッチとして動作する装置である。CMは同軸ケーブルインターフェースを備えており、ブリッジもしくはブロードバンドルータとして動作する装置である。
アクセス回線に同軸ケーブルが用いられているケーブルインターネットは、アクセス回線の全区間が光ファイバであるPONと比べて、回線速度において不利である。この解決策の一つとして、特許文献1および2に記されているように、複数のチャネルを束ねることにより通信速度を向上する方法も考えられるが、4チャンネルを束ねても160Mbit/秒程度の回線速度までしか加入者に提供できない。その一方、現在主流であるGPON(Gigabit PON)やGE−PON(Gigabit Ethernet(登録商標) PON)の標準を用いたPONシステムは、加入者に対して1Gbit/秒以上の回線速度を提供可能である。
特表2007−516644号公報 特開2007−124336号公報
ケーブルインターネットのアクセス回線を高速化する最も有効かつ素直な方法は、局側装置をCMTSからOLTに、加入者側装置をCMからONUに、それらの装置間のアクセス回線を光ファイバおよび光スプリッタに置き換えることであると考えられる。
しかしその場合、置き換えに用いられるOLTおよびONUは、それらの周辺のネットワークにおいて既に用いられている通信装置と問題なく接続できるインターフェースを備える必要がある。
すなわち、主信号の通信に関して言えば、OLTの上流側網のインターフェース(以下、NNI(Network Node Interface)またはSNI(Service Node Interface)と称する)は、CMTSの上流側網のインターフェース(以下、NSI(Network Side Interface)と称する)と互換性を持ち、上流に位置するルータもしくはレイヤ2スイッチと接続できる必要がある。また、ONUの下流側網のインターフェース(以下、UNI(User Network Interface)と称する)は、CMの下流側網のインターフェース(以下、CMCI(Cable Modem to CPE Interface)と称する)と互換性を持ち、下流に位置するPC(Personal Computer)やブロードバンドルータといったCPE(Customer Premise Equipment)と接続できる必要がある。
更に、制御信号の通信に関して言えば、OLTはCMTSに対する管理・設定等の運用のためのCMTS制御信号を、CMTSに代わって受け付け、自らの動作に反映する必要がある。加えて、OLTはCMTSを経由してCMに対して送信されていたCM制御信号をONUに向けて中継し、ONUはその制御信号を受信して自らの動作に反映する必要がある。
これらの要件のうち、主信号インターフェースに関しては、OLTのNNI、CMTSのNSIのいずれも、一般的なルータやレイヤ2スイッチが持つインターフェースと同じものであるため、周辺の通信装置とも問題なく接続できる。ONUのUNIおよびCMのCMCIに関しても、いずれも一般の家庭や企業で用いられているLAN(Local Area Network)インターフェースであり接続性に問題はない。
しかし、制御信号については、PONシステムとCMTS・CMとでは大きく異なる。CMTSおよびCMの制御信号は、一般的にDOCSIS(Data-Over-Cable Service Interface Specifications)と呼ばれる、CableLabs社(Cable Television Laboratories, Inc.)により策定されたケーブルインターネットに関する標準に準拠したものとなっており、OLTおよびONUの標準とは異なるものである。例えば、DOCSIS標準では、SNMP(Simple Network Management Protocol)と呼ばれる通信装置管理プロトコルの、MIB(Management Information Base)と呼ばれるデータ構造に関して、CMTSおよびCMが対応すべきものが規定されている。しかし、そのデータ構造の一部はDOCSIS標準独自のものとなっており、OLTやONUをはじめとした他の通信装置は対応していない。
特にCMの制御に関しては、SNMPのMIBのような制御信号データ構造のみならず、制御の方法がONUと異なる。すなわち、DOCSIS標準によると、CMはDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)と呼ばれるIPアドレス割当プロトコルを用いて、DHCPサーバからCM自身のIPアドレスを取得する。また、DHCPサーバから受信したメッセージの中にTFTP(Trivial File Transfer Protocol)サーバのアドレス情報、TFTPサーバから受信すべき初期設定情報のファイル名、およびTimeサーバのアドレス情報が含まれている。これらの情報を元に、CMはSNMPマネージャへの管理情報の送信、TFTPサーバからの初期設定情報の取得、Timeサーバとの時刻同期のためのIP通信を行う。これらの各種サーバは、一般的にCMTSよりも上流のネットワークに位置している。
一方、ONUは、制御通信のためのIPアドレスを持たず、DHCPによるIPアドレス取得も行わない。このため、IPレイヤを用いた通信であるSNMP、TFTP、Timeプロトコルの通信をONU自身が行うこともない。代わりに、OLTとONUとの間(以下、PON区間と称する)では、それらの装置が採用するPONの標準に基づく(もしくはそれにベンダ独自の拡張を追加した)通信プロトコルを用いて、同様の機能が実現されている。例えば、GE−PONでは、ONUのOLTへの初期登録通信や時刻同期通信はIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc.)802.3ah標準のMPCP(Multi Point Control Protocol)プロトコルにより、ONUに関する管理情報の通信は、IEEE802.3ah標準のOAM(Operation, Administration and Maintenance)副層により行われるものである。
上述したPONとCMTS・CMとの制御通信の差異を残したままPONを配備し運用する方法も考えられる。しかし、その場合は、CMTS・CM用の装置管理システムとPON用の装置管理システムの両方を、上流の装置管理網に配備する必要があり管理が複雑になる。更に、両者の管理用ユーザインターフェースのみを統合する方法も考えられるが、その場合は開発コストがかかってしまう。
また、別の解決方法として、PON区間の制御通信方法をCMTS・CM間と同様のものに変更する方法も考えられる。しかし、その場合は、PON区間の制御通信がPON標準と大きく異なるものになるばかりでなく、CMTS・CM間と同様の制御通信を行うための開発が、OLTとONUの双方に必要になる。
本発明の目的は、装置管理システム等の周辺の装置やシステムに大きな変更を加えることなく、かつ、PON区間の通信方式をPON標準から大きく変えることなく、既にCMTSおよびCMを導入済みの通信事業者が、CMTSおよびCMの代わりに容易に導入可能で、CMTSおよびCMと同様の管理が可能なPONシステムを提供することである。
上記の目的を達成するために、本発明の通信システムで用いるPONは、その局側装置であるOLTが、その装置管理インターフェースを通してCMTSおよびCMの装置制御信号と同じ形式の制御信号(以下、単にCMTS装置制御信号、CM装置制御信号と称する)を送受信する。
そして、OLTは、受信したCMTS装置制御信号を自ら処理する。また、装置制御信号を装置管理インターフェースから送信する場合は、CMTS装置制御信号の形式で送信する。
また、OLTは、装置管理インターフェースにおいて受信したCM装置制御信号を、PON区間において用いられるONU装置制御信号に変換し、ONUに向けて送信する。逆に、PON区間を経由してONUから受信したONU装置制御信号を、CM装置制御信号に変換し、装置管理インターフェースから送出する。
より具体的には、OLTがPON区間のプロトコルによって新たなONUが当該OLTに接続されたことを検知すると、DHCPを用いて、本来はCMが割当を受けるIPアドレスを自ら受け、このIPアドレスを当該ONUに対応付けて記憶する。
続いて、OLTは、DHCPにより取得したTFTPサーバのアドレス情報およびファイル名を用いてCMの初期設定情報を受信し、この内容に対応する初期設定を、PON区間のプロトコルを用いて当該ONUに対して行う(もしくはOLT自身の設定に反映する)。例えば、GE−PON標準に基づくPONであれば、初期設定ファイルに含まれる上り通信帯域幅の設定を、MPCPを用いて、PON区間の通信帯域幅制御(以下、DBA(Dynamic Bandwidth Allocation)と称する)機能の設定に反映する。
また、OLTは、装置管理インターフェースにおいてSNMPメッセージを受信すると、その宛先IPアドレスに基づいて、当該メッセージをどのONU(もしくはOLT自身)が処理すべきかを判定し、そのONUに向けて、PON区間のプロトコルに変換した当該メッセージを転送する。逆に、ONUからPON区間のプロトコルによる装置管理情報を受信すると、ONUと割当IPアドレスとの対応表を用いて、当該ONUに割り当てたIPアドレスを調べる。そして、当該装置管理情報をSNMPメッセージに変換し、当該IPアドレスを送信元として装置管理インターフェースから送出する。
本発明のONUは、PON標準に基づくONUと同様に、PON区間を経由してOLTとの間でONU装置制御信号を送受信する。すなわち、本発明のONUは、一般的なPONシステムのONUと同じものである。
以上により、装置管理システムからは、本発明のPONがCMTSおよびCMと同様に見えるため、システム管理者はCMTSおよびCMと同様の方法でPONシステムを制御できる。また、PONシステムのPON区間において用いられる制御信号は、一般的なPONシステムと同様のものとなる。
本発明により、CMTSおよびCMを配備済みの通信事業者は、光ファイバの敷設と、本発明のPONシステムの配備のみで、装置管理システムにほとんど手を加えることなくPONの導入が可能になる。しかも、CMTS・CM用と同じ装置管理システムを利用できるため、システム管理者は容易にPONを管理することができ、装置管理システムへの追加投資も抑えることができる。そして、PONの導入により、同軸ケーブルを用いたケーブルインターネットでは提供できなかった1Gbit/秒以上の速度のアクセス回線を加入者に提供することが可能になる。
また、本発明のPONで行うPON区間の通信は、PON標準を採用する一般的なPONシステムと同じであり、かつ、本発明のONUが持つ機能は一般的なPONシステムのONUと同じである。このため、本発明のOLTと、同一のPON標準を採用する他の一般的なONUとを組み合わせてシステムを組むことも可能である。
以下、図面を用いて本発明のPONを用いた通信システムの構成と動作を詳細に説明する。なお、以下では、IEEE標準802.3ahで規格化されたGE−PONを本発明のPONとして使用する例で説明を行うが、ITU−T標準G.983で規格化されたGPON等の他のPONを適用しても本発明を実施可能である。
図1は、PONの装置と通信インターフェース構成、および、送受信する信号の構成例を示す説明図である。
本発明のPONは、局側装置であるOLT101と、加入者側装置であるONU 102により構成される。OLT101とONU102との間(PON区間)は、PON回線113により接続される。一般的には、PON回線113の物理メディアは光ファイバである。尚、PON回線113の途中には、光信号に対して分岐・合流等の処理を行う光スプリッタと呼ばれる光信号の分岐・合流装置が設置されONU102が複数備えられる構成が一般的であるが、同図では省略してある。ONUが単数でも複数でも本発明は問題なく実施可能である。
OLT101は、OLTの上流の網に接続する物理的なインターフェースとしてNNI111と装置管理インターフェース112を持つ。同図では、NNI111と装置管理インターフェース112とを、それぞれ物理的に1つのインターフェースとして記載したが、それぞれ複数の物理インターフェースで構成しても良い。また、ONU102は、ONUの下流の網に接続する物理的なインターフェースとしてUNI115を持つ。なお、UNI115も、NNI111と同様に複数の物理インターフェースで構成しても良い。
OLT101は、主信号および主信号経路制御信号121を、NNI111を通して上流の網との間で送受信する。また、CMTSおよびCMの装置制御信号122を装置管理インターフェース112を通して上流の網との間で送受信する。さらに、PON形式の主信号123およびONUの装置制御信号124をPON回線113を通してONU102との間で送受信する。また、ONU102は、主信号125を、UNI115を通して下流の網との間で送受信する。さらに、PON形式の主信号123およびONUの装置制御信号124をPON回線113を通してOLT101との間で送受信する。尚、主信号には、OLT101の上流の網に置かれた通信装置と、ONU102の下流の網に置かれた通信装置との間で送受信される各種の制御信号も含まれる。
図2は、本発明のPONを用いた通信システムの構成例を示すシステム構成図である。
同図では、PON回線113の途中に光スプリッタ221を配置して、OLT101が複数のPON回線113を収容する構成を示したが、光スプリッタ221の有無やOLT101が収容可能なPON回線113の数に関わらず、本発明は実施可能である。また、同図は、OLT101が1台配備されているが、OLT101が複数配備されても本発明は実施可能である。
OLT101のNNI111は、主信号中継網231への接続点となるルータもしくはレイヤ2スイッチ241と接続される。装置管理インターフェース112は、CMTSおよびCMの装置管理網232へ接続される。ONU102のUNI115は、加入者網233への接続点となるCPE243と接続される。
主信号中継網231およびCMTS/CM装置管理網232の下流には、OLT101の他に、ケーブルインターネットの局側装置であるCMTS201が接続される。CMTSは、NSI211を通して主信号中継網231への接続点となるルータもしくはレイヤ2スイッチ241と接続され、装置管理インターフェース212を通してCMTS/CM装置管理網232へ接続される。
一般的に、CMTS201の下流側インターフェースは、同軸ケーブル214であり、これが加入者側装置であるCM202に接続される。CMTS201とCM202とは、同軸ケーブル214により直接接続される場合もあるが、一旦光ファイバ213を経由して接続される場合もある。光ファイバ213を経由する場合は、局側に置かれた光伝送装置223および回線の途中に置かれたHFCノード222にて、同軸ケーブル214の電気信号と光ファイバ213の光信号との間の変換が行われる。CM202のCMCI215は、加入者網233への接続点となるCPE243と接続される。
尚、本発明は、CMTS201の下流の網の構成とは無関係に実施可能である。また、同図では、CMTS101が1台配備されているが、複数配備されている場合でも、全く配備されていない場合でも、本発明は実施可能である。
主信号中継網231は、局側装置との間で主信号を送受信することにより、加入者網233同士、もしくは加入者網233と主信号中継網231内に存在するホストとの通信を可能とする網である。この主信号中継網231には、加入者に通信サービスを提供する通信事業者の網が含まれる。又、別の通信事業者の網やインターネットが含まれてもよい。加入者網233は、家庭内や企業拠点内等に構築された加入者自身の網である。
CMTS/CM装置管理網232は、CMTS/CM装置管理システム250を備えた通信事業者の網である。通信事業者の網管理者は、CMTS/CM装置管理システム250を操作および監視することにより、CMTS201およびCM202を管理する。本発明のPONシステムは、以下で詳細に説明するように、このCMTS/CM装置管理システム250を用いて管理することができるものである。
CMTS/CM装置管理システム250は、CMTS装置管理サーバ251、CM IPアドレス割当サーバ261、CM管理情報収集サーバ262、CM設定情報管理サーバ263、時刻同期サーバ264とを備える構成とした。
CMTS装置管理サーバ251は、CMTS201とOLT101との間でCMTS装置制御信号を送受信することでCMTS201とOLT101の管理を行う。
CM IPアドレス割当サーバ261は、CM202と本発明のPON(OLT101)との間でCM IPアドレス割当信号を送受信することでCM202およびPONにCM装置管理通信用のIPアドレスを割り当てる。このPONに割り当てたIPアドレスが、後述するようにONU202等の識別子に対応するので、先に述べたように、或いは、詳細を後述するようにCMTSとCMからなるシステムへのPONの導入が容易に実現できるようになる。
CM管理情報収集サーバ262は、CM202とPONとの間でCM管理情報信号を送受信することでCM202とONU102の装置管理情報を収集する。
CM設定情報管理サーバ263は、CM202とPONとの間でCM設定情報信号を送受信することでCM202とONU102の初期設定を行う。
時刻同期サーバ264は、CM202とPONとの間でCM時刻同期信号を送受信するでCM202とONU102に適切な時刻を設定する。
尚、上記各サーバの名称や機能分担は一例であり、CMTS/CM装置管理システム250内のサーバの構成(たとえば数・種類)が、上記以外の構成であっても後述するような機能と動作を行う構成であれば良く、本発明を実施可能である。例えば、CMTS装置管理サーバ251の機能の一部がCM管理情報収集サーバ262内に含まれていても良いし、CM設定情報管理サーバ263と時刻同期サーバ264の両機能が物理的に同じサーバに同居しても良い。また、CMTS/CM装置管理システム250内に、図2に示したサーバ以外のサーバが含まれていてもかまわない。
図3は、本発明のPONに備えるOLTの内部機能と、各機能が送受信する信号の構成例を示すブロック構成図である。
OLT101は、主信号中継機能301、主信号中継制御機能302、CMTS装置制御信号処理機能303、およびCM装置制御信号変換機能304を備える構成とした。以下、各機能の詳細構成や動作を説明する。
主信号中継機能301は、主信号・主信号経路制御信号121のうちNNI主信号311をNNIから受信し、これをPON形式主信号123に変換し、PON回線へ送信する。PON形式主信号123とは、例えば、IEEE 802.3ahで規定されたGE−PONであれば、プリアンブルの一部に宛先(または送信元)ONUを示すLLID(Logical Link ID)が含まれているレイヤ2フレームである。また、主信号中継機能301は、PON形式主信号123をPON回線から受信し、これをNNI主信号311に変換し、NNIへ送信する。なお、主信号中継機能301は、主信号中継制御機能302、CMTS装置制御信号処理機能303、およびCM装置制御信号変換機能304から、NNI主信号311およびPON形式主信号123を受信した際に適切な中継先を決定するために必要な情報を受け取る。
主信号中継制御機能302は、主信号・主信号経路制御信号121のうち主信号経路制御信号312をNNIから受信し、その内容に従った経路制御処理を行う。また、場合によってはNNI主信号311およびPON形式主信号123のパケットデータの一部を用いて経路制御処理を行う。この経路制御処理の結果は、主信号中継機能301による主信号の中継先の決定処理に反映される。この主信号中継制御機能302は、主信号中継機能301がレイヤ3でパケットを中継する場合、各種ルーティングプロトコル処理、ARP(Address Resolution Protocol)処理、IGMP(Internet Group Management Protocol)処理等の各機能を備える。また、主信号中継機能301がレイヤ2でパケットを中継する場合、MAC(Media Access Control)アドレス学習処理、STP(Spanning Tree Protocol)処理、IGMPスヌーピング処理等の各機能を備える。
CMTS装置制御信号処理機能303は、CMTS/CM装置管理システム250内のCMTS装置管理サーバ251から、CMTS/CM装置制御信号122のうちCMTS装置制御信号321を受信し、その信号の内容に応じてOLT101の制御処理を行う。また、受信したCMTS装置制御信号321の処理結果や、OLT101の動作状況に応じて、CMTS装置制御信号321を、CMTS/CM装置管理システム250内のCMTS装置管理サーバ251に向けて送信する。この機能により、CMTS/CM装置管理システム250は、OLT101の管理情報の取得や各種設定を、CMTSと同じ方法で行うことができる。
CM装置制御信号変換機能304は、CMTS/CM装置管理システム250から、CMTS/CM装置制御信号122のうちCM装置制御信号322を受信し、その信号をONU装置制御信号124に変換し、PON回線へ送信する。また、PON回線からONU装置制御信号124を受信し、その信号をCM装置制御信号322に変換し、CMTS/CM装置管理システム250に向けて送信する。この機能により、CMTS/CM装置管理システム250は、ONU102の管理情報の取得や各種設定を、CMと同じ方法で行うことができる。
図4は、本発明のPONに備えるONUの内部機能と、各機能が送受信する信号の構成例を示すブロック構成図である。
ONU102は、主信号中継機能401、主信号中継制御機能402、およびONU装置制御信号処理機能403を備える構成とした。以下、各機能の詳細構成や動作を説明する。
主信号中継機能401は、PON形式主信号123をPON回線から受信し、これをUNI主信号125に変換し、UNIへ送信する。また、UNI主信号125をUNIから受信し、これをPON形式主信号123に変換し、PON回線へ送信する。なお、主信号中継機能401は、主信号中継制御機能402およびONU装置制御信号処理機能403から、UNI主信号125およびPON形式主信号123を受信した際に適切な中継先を決定するために必要な情報を受け取る。
主信号中継制御機能402は、UNI主信号125およびPON形式主信号123のパケットデータの一部を用いて経路制御処理を行う。この経路制御処理の結果は、主信号中継機能401による主信号の中継先の決定処理に反映される。この主信号中継制御機能402にはIGMPスヌーピング処理等を備える。
ONU装置制御信号処理機能403は、OLT101からONU装置制御信号124を受信し、その信号の内容に応じてONU102の制御処理を行う。また、受信したONU装置制御信号124の処理結果や、ONU102の動作状況に応じて、ONU装置制御信号124をOLT101に向けて送信する。
尚、以上で説明したONU102の機能は、一般的なONUの機能と同じである。
図5は、OLTに備えたCM装置制御信号変換機能の構成と送受信する信号の構成例を示すブロック構成図である。
CM装置制御信号変換機能304は、CM IPアドレス取得機能501、CM管理情報変換機能502、CM設定取得・変換機能503、およびCM時刻同期機能504を備える。また、CM−ONU対応表551も備える。
CM IPアドレス取得機能501は、ONU装置制御信号124の一種であるONU登録信号541により、ONU102がOLT101に新たに登録されたこと知る。そして、これを契機に、CMTS/CM装置管理システム250内のCM IPアドレス割当サーバ261に対して、CM装置制御信号322の一種であるCM IPアドレス割当信号521を用いて、CM装置管理通信用のIPアドレスの取得を要求する。その結果、IPアドレスの取得に成功すると、そのIPアドレスとONUとの対応付けをCM−ONU対応表551に記録する。
CM管理情報変換機能502は、CM装置制御信号322の一種であるCM管理情報信号522に基づく管理情報取得(または設定)要求を受信し、これをONU装置制御信号124の一種であるONU管理情報信号542に基づく管理情報取得(または設定)要求に変換する。また、管理情報取得(または設定)要求メッセージの宛先IPアドレスを元に、CM−ONU対応表551を用いて、要求の転送先として適切なONUを決定する。そして、そのONUに向けて、変換後の要求を転送する。
また、CM管理情報変換機能502は、ONU管理情報信号542に基づく管理情報取得(または設定)応答をONU102から受信すると、これをCM管理情報信号522に基づく管理情報取得(または設定)応答に変換する。そして、この管理情報取得(または設定)応答に対応する管理情報取得(または設定)要求のIPヘッダに含まれていた送信元・宛先IPアドレスをそれぞれ宛先・送信元IPアドレスとする応答を、CMTS/CM装置管理システム250内のCM管理情報収集サーバ262に向けて転送する。
また、CM管理情報変換機能502は、ONU管理情報信号542に基づく管理情報通知をONU102から受信すると、これをCM管理情報信号522に基づく管理情報通知に変換する。また、ONU管理情報信号542に基づく管理情報通知の送信元ONUに対応するCM IPアドレスを、CM−ONU対応表551を用いて決定する。そして、そのIPアドレスを送信元とする通知を、CMTS/CM装置管理システム250内のCM管理情報収集サーバ262に向けて転送する。
CM設定取得・変換機能503は、CM−ONU対応表551に登録されているIPアドレスを自側IPアドレスに用いて、CM装置制御信号322の一種であるCM設定情報信号523に基づくCM設定情報を、CMTS/CM装置管理システム250内のCM設定情報管理サーバ263から取得する。そして、これをOLT自身の設定、およびONU装置制御信号124の一種であるONU設定情報信号543に変換し、CM−ONU対応表551により先の自側IPアドレスと対応付けられているONUに向けて、変換後のONU設定情報信号543を転送する。
CM時刻同期機能504は、CM装置制御信号322の一種であるCM時刻同期信号524を用いて、CMTS/CM装置管理システム250内の時刻同期サーバ264との間で、OLT101の時刻同期を行う。そして、ONU装置制御信号124の一種であるONU時刻同期信号544を用いて、CM−ONU対応表551に登録されている各ONUの時刻同期を行う。
CM−ONU対応表551は、CMと同様の手順により取得したIPアドレスと、そのIPアドレスと対応付けられたONUとの対応付けを記録するための表である。
なお、DOCSIS標準に基づくならば、CM IPアドレス割当信号521、CM管理情報信号522、CM設定情報信号523、CM時刻同期信号524には、それぞれDHCP、SNMP(管理情報通知の一部はSyslog)、TFTP、Timeといったプロトコルを用いる。
また、GE−PONであれば、ONU登録信号541、ONU設定情報信号543およびONU時刻同期信号544の一部または全てにIEEE802.3ah標準のMPCPプロトコルが用いられ、ONU管理情報信号542とONU設定情報信号543の一部または全てに同標準のOAM副層を用いる。
図6は、OLTに備えたCM IPアドレス取得機能の動作例を示すシーケンス図で、CM IPアドレス取得処理の一例を示す図である。
OLT101は、新たに接続されたONU102との間でONU登録信号541を送受信することにより、ONU登録シーケンスを実行する(ステップ610)。より詳細には、PONがGE−PONであれば、MPCPのP2MP(Point to Multipoint)ディスカバリ手順が用いられ、ONUへのGATE(Discovery)メッセージ送信(ステップ611)、ONUからのREGISTER_REQメッセージ受信(ステップ612)、ONUへのREGISTERメッセージ送信(ステップ613)、ONUへのGATE(Normal)メッセージ送信(ステップ614)、ONUからのREGISTER_ACKメッセージ受信(ステップ615)の手順により行われる。これにより、OLT101はそのONU102との間で通信を可能にし、そのONU102の固有識別子等の情報を得る。
次に、OLT101は、ステップ610により得たONU固有識別子を、CM−ONU対応表551に登録する(ステップ620)。
続いて、OLT101は、ステップ620により登録されたONUに対応するIPアドレスを取得するために、CM IPアドレス割当信号521を用いて、CM IPアドレス取得シーケンスを実行する(ステップ630)。DOCSIS標準に従えば、DHCPが用いられ、CM IPアドレス割当サーバ261へのDiscoverメッセージ送信(ステップ631)、CM IPアドレス割当サーバ261からのOfferメッセージ受信(ステップ632)、CM IPアドレス割当サーバ261へのRequestメッセージ送信(ステップ633)、CM IPアドレス割当サーバ261からのAckメッセージ受信(ステップ634)の順でパケット送受信が行われる。
以上の処理により、ONU102の固有識別子と、それに対応付けられたCM IPアドレスが得られるので、この対をCM−ONU対応表551に記録する(ステップ640)。また、ステップ610および630において得られた他の情報も併せてCM−ONU対応表551に記録してもよい。例えば、DOCSIS標準に従う場合は、ステップ630によりCM設定情報管理サーバ263のIPアドレスおよび設定情報のファイル名が得られるので、これらの情報をCM−ONU対応表551に記録しても良い。
図7は、OLTに備えたCM管理情報変換機能の動作例を示すシーケンス図で、CM管理情報取得処理の一例を示す図である。
OLT101は、CM管理情報収集サーバ262から、CM−ONU対応表551に記録されているIPアドレスのうちの一つを宛先とするCM管理情報取得(または設定)要求メッセージを受信する(ステップ711)。このCM管理情報取得(または設定)要求メッセージは、CM管理情報信号522の一つでDOCSIS標準に従えば、SNMPのGetRequestメッセージやSetRequestメッセージ等を用いる。
OLT101は、ステップ711にて受信したCM管理情報取得(または設定)要求メッセージの宛先IPアドレスと対応付けられているONU102を、CM−ONU対応表551を用いて決定する(ステップ720)。そして、CM管理情報取得(または設定)要求メッセージの内容を適切なONU管理情報信号542に変換し、決定したONU102との間で、変換後のメッセージを用いてONU管理情報取得(または設定)シーケンスを実行する(ステップ730)。GE−PONであれば、一例として、OAM副層のPDU(Protocol Data Unit)を用いた、ONUへのVariable Requestメッセージ送信(ステップ731)、ONUからのVariable Responseメッセージ受信(ステップ732)の手順により行うが、他の手段を用いてもかまわない。このシーケンスの実行により、OLT101は、管理情報取得(または設定)対象としたONU102に関する適切な管理情報(または設定実行結果)を得る。
続いて、OLT101は、元のCM管理情報取得(または設定)要求メッセージの宛先を送信元、送信元を宛先とする、CM管理情報取得(または設定)応答メッセージを返信する(ステップ741)。この応答メッセージには、先のステップ730によって得られた結果を、CM管理情報信号522の形式に変換したものが含まれる。DOCSIS標準に従えば、CM管理情報取得(または設定)応答メッセージとしてSNMPのResponseメッセージを用いる。
図8は、OLTに備えたCM管理情報変換機能の動作例を示すシーケンス図で、CM管理情報通知処理の一例を示す図である。
OLT101は、ONU102からONU管理情報通知メッセージを受信する(ステップ811)。このONU管理情報通知メッセージは、ONU管理情報信号542の一つである。GE−PONであれば、一例として、OAM副層のEvent Notificationメッセージを用いるが、他の手段を用いてもかまわない。
OLT101は、ステップ811で受信したONU管理情報通知メッセージの送信元ONU102と対応付けられているIPアドレスを、CM−ONU対応表551を用いて決定する(ステップ820)。そして、ONU管理情報通知メッセージの内容を適切なCM管理情報信号522に変換し、ステップ820で決定したIPアドレスを送信元とするCM管理情報通知メッセージを、CM管理情報収集サーバ262に向けて送信する(ステップ831)。このCM管理情報通知メッセージは、CM管理情報信号522の一つである。DOCSIS標準に従えば、SNMPのTrapメッセージや、Syslogプロトコルメッセージ等を用いる。
尚、同図では、ステップ811がONUからOLTへの管理情報通知メッセージであるとしたが、OLTからONUへ定期的に管理情報取得メッセージを発し、これに対するONUからの応答メッセージをOLTが受信し、この応答内容の変化を契機としてOLTがステップ820以降を実施する構成としてもかまわない。
図9は、OLTに備えたCM設定取得・変換機能の動作例を示すシーケンス図で、CM設定処理の一例を示す図である。
OLT101は、CM−ONU対応表551を用いて、設定処理の対象とされたONUに対応付けられたCM IPアドレス、CM設定情報管理サーバ263のIPアドレス、およびCM設定情報ファイル名を取得する(ステップ910)。なお、CM設定情報管理サーバ263のIPアドレス、およびCM設定情報ファイル名については、CM−ONU対応表551から取得する代わりに、OLTに事前設定された値を用いても良い。また、この処理は、図6の処理終了直後(または更に時刻同期が行われた後)に実行されるのが一般的で、この場合はCM IPアドレス、CM設定情報管理サーバ263のIPアドレス、およびCM設定情報ファイル名が、図6のステップ640までに判っているのでステップ910を省略できる。
OLT101は、上述の手順で得た情報を用いて、CM設定情報取得シーケンスを実行する(ステップ920)。具体的にはCM設定情報管理サーバ263のIPアドレスとCM設定情報ファイル名を用いて、CM設定情報管理サーバ263からCM設定情報ファイルを取得する。このCM設定情報取得シーケンスを実行する際のPON側IPアドレスには、先に得たCM IPアドレスを用いる。このCM設定情報取得シーケンスは、CM設定情報信号523を用いて行われる。DOCSIS標準に従えば、TFTPによるファイル取得の形で実行される。すなわち、CM設定情報管理サーバへのRRQ(Read ReQuest)メッセージ送信(ステップ921)と、それに続く、CM設定情報管理サーバからのDATAメッセージ受信(ステップ922)およびCM設定情報管理サーバへのACKメッセージ送信(ステップ923)のk回繰り返しにより行われる(kはCM設定情報ファイルをTFTPデータブロックに分割した際の総ブロック数)。
次に、OLT101は、取得したCM設定情報ファイルを用いて、OLT・ONU設定シーケンスを実行する(ステップ930)。具体的には、OLT 101は、後で詳細に説明する図13に示すアルゴリズムを用いて、CM設定情報ファイルに含まれる設定パラメータを順に解釈する。そして、その設定パラメータの内容をONU設定情報信号543、もしくはOLT自身への設定、もしくはその両方に変換する(どちらにも変換されない可能性もある)。OLT自身への設定に変換した場合は、その設定をOLTに反映する(ステップ934)。ONU設定情報信号543に変換した場合は、設定対象のONU102に対して、ONU設定要求メッセージを送信する(ステップ931)。これを受信したONU102は、要求された設定を自身に反映し(ステップ932)、ONU設定応答メッセージをOLTに向けて返信する(ステップ933)。これらのONU設定要求メッセージおよびONU設定応答メッセージは、いずれもONU設定情報信号543の一つである。
尚、ONU設定要求メッセージおよびONU設定応答メッセージに用いられる具体的なプロトコルおよび詳細なメッセージ送受信シーケンスは、その設定内容により異なる。例えば、GE−PONであれば、IEEE802.3ah標準のMPCPや、OAM副層が、ONU設定要求メッセージやONU設定応答メッセージに適宜用いられる。
図10は、OLTに備えたCM時刻同期機能の動作例を示すシーケンス図で、CM時刻同期処理の一例を示す図である。
OLT101は、ステップ630(図6)のCM IPアドレス取得シーケンスまたは事前設定によって得られた時刻同期サーバ264のIPアドレスを用いて、時刻同期シーケンスを実行する(ステップ1010)。このときのPON側IPアドレスには、CM−ONU対応表551に登録されているCM IPアドレスのうちの一つを用いても、本発明のOLT101に割り当てられている他のIPアドレスを用いてもよい。この時刻同期シーケンスは、CM時刻同期信号524を用いて行われる。DOCSIS標準に従えば、一例としてTimeプロトコルを用いて実行されるが、他の時刻同期プロトコル、例えば、NTP(Network Time Protocol)を用いてもかまわない。Timeプロトコルを用いる場合、この時刻同期シーケンスでは、時刻同期サーバ264へのRequestメッセージ送信(ステップ1011)、時刻同期サーバ264からのResponseメッセージ受信(ステップ1012)の順でパケット送受信が行われる。この時刻同期シーケンスの実行結果に基づき、OLT101は、内蔵時計の時刻を時刻同期サーバ264と同期させる(ステップ1013)。
OLT101は、PONに登録済みの各ONU102との間で、ONU時刻同期シーケンスを適宜実行する(ステップ1020)。このONU時刻同期シーケンスは、ONU時刻同期信号544を用いて行われる。GE−PONであれば、MPCPが用いられ、ONUへのGATEメッセージ送信(ステップ1021)、ONUからのREPORTメッセージ受信(ステップ1022)の手順により行われる。このONU時刻同期シーケンスの実行結果に基づき、ONU102は、内蔵時計の時刻をOLT101と同期させる(ステップ1023)。
図11は、OLTに備えたCM−ONU対応表の構成例を示すメモリ構成図である。
CM−ONU対応表551には、CM IPアドレス取得処理によって得られたCM IPアドレス1101、およびこれに対応するONU固有識別子1104が記録される。ここで、ONU固有識別子1104は、ONU102のMACアドレスとしたが、ONU102を一意に識別できる情報であれば他のものでもかまわない。例えば、ONU毎に割り当てたLLID、およびONUが接続されているPON回線を一意に表す番号との組合せを使用してもかまわない。さらに、CM−ONU対応表551には、例えばCM設定情報管理サーバIPアドレス1102や、CM設定情報ファイル名1103などのように、CM毎に設定される各種情報を含めてもかまわない。
図12は、OLTがCM設定情報取得シーケンスでCM設定情報管理サーバから取得するCM設定情報ファイルの構成例を示すフレーム構成図である。
CM設定情報ファイルは、0個以上の設定パラメータ1210と、CM MIC(Message Integrity Check)1220、CMTS MIC 1230、End of Data 1240により構成される。
End of Data 1240以外の各パラメータ(CM MIC、CMTS MICを含む)は,タイプ1211、長さ1212、値1213で構成される、TLV(Type-Length-Value)形式をとる。タイプ1211には、各設定パラメータ1210の意味を表すタイプ値が格納される。CM MIC 1220およびCMTS MIC 1230のタイプ1211には、それぞれに割り当てられた特定のタイプ値が格納される。長さ1212は、値1213のバイト長を表す。値1213には、各設定パラメータ1210の設定値が格納される。CM MIC 1220およびCMTS MIC 1230の値1213には、設定パラメータの全部もしくは一部を元に計算したハッシュ値が格納される。End of Data 1240は、ファイルの終端を表す特定のタイプ値のみで構成される。
尚、上記説明では、DOCSIS標準に従ったCM設定情報ファイルフォーマットを用いたが、本発明はこのフォーマットに従っていなくても実施可能である。
図13は、OLTに備えたCM設定取得・変換機能の動作例を示す動作フローロ図で、OLT・ONU設定シーケンスが行う処理の一例を示す図である。
OLT101内のCM設定取得・変換機能503は、図9のCM設定情報取得シーケンス920によりCM設定情報ファイルを取得すると、まず、CM MICおよびCMTS MICのパラメータをファイル内から探し、それらの値を読み出す(ステップ1301)。続いて、CM設定情報ファイル内の設定パラメータの全部もしくは一部を元に、CM MICおよびCMTS MICのハッシュ値を計算する(ステップ1302)。そして、ステップ1301のMIC値と、ステップ1302のMIC値とを比較する(ステップ1303)。一致しなければCM設定情報ファイルに異常があるとみなし、このCM設定情報ファイルに関する処理を終了する。一致すれば次のステップへ移行する。
次に、設定パラメータを順番に読むためにループ変数iを1に初期化し(ステップ1311)、先頭からi番目の設定パラメータのタイプを読み出す(ステップ1321)。そして、このタイプ値がEnd of Dataを表すものならば(ステップ1322)、設定ファイルに対応する設定が完了したものとして、このCM設定情報ファイルに関する処理を終了する。
タイプ値がEnd of Data以外のものであれば、その設定パラメータの値を読み出し、タイプ値とともに、PONにおいてどのような設定が必要か解釈する(ステップ1323)。
そして、ステップ1323における解釈の結果、ONUの設定が必要であれば(ステップ1331)、対応するONU設定要求メッセージをONUへ送信する(ステップ1332)。その結果、設定が成功した(設定成功を表すONU設定応答メッセージを受信した、もしくは対応するONU設定応答メッセージがない設定要求である)場合は、ステップ1341へ移行する(ステップ1333)。設定に失敗した(設定失敗を表すONU設定応答メッセージを受信した)場合は、失敗内容や今までのリトライ回数等を元にその設定をリトライすべきか否かを判断し(ステップ1334)、リトライすべきであればステップ1332へ戻り、すべきでなければステップ1351へ移行する。
ONU側の設定が不要な場合、もしくはONU側の設定に成功した場合は、ステップ1323における解釈の結果に基づき、OLT側の設定が必要かどうか判断する(ステップ1341)。そして、OLT側の設定が必要であれば、その設定をOLTに反映する(ステップ1342)。
以上の動作により、先頭からi番目の設定パラメータの設定処理が終了したら、ループ変数iをインクリメントし(ステップ1351)、ステップ1321へ戻る。尚、上記ステップ1301〜1303によるMIC値チェックは、DOCSIS標準に基づく処理として含まれているが、本発明はこの処理を行わなくても実施可能である。
図16は、本発明のOLTの構成例を示す機能ブロック図である。
本発明のOLT101の内部ハードウェアには、インターフェースモジュール1610と制御モジュール1620の二種類のハードウェアモジュールがそれぞれ一つ以上含まれる。同図では、1台のOLT101にインターフェースモジュール1610が一つ含まれ、一つのインターフェースモジュール1610が一つのNNI111と一つのPON回線113に接続されるものとして記載したが、1台のOLT101にインターフェースモジュール1610が複数含まれても、一つのインターフェースモジュール1610が複数のNNI111に接続されても、複数のPON回線113に接続されても良い。また、同図では、1台のOLT101が制御モジュール1620を一つ備えるものとして記載したが、1台のOLT101が制御モジュール1620を複数備え、これらを用いて冗長構成を組んでもよい。
インターフェースモジュール1610と制御モジュール1620は、内部ネットワーク1630によって相互に接続される。制御モジュール1620のCPU1621は、内部ネットワーク1630を通してインターフェースモジュール1610のPON OLTコントローラ1611と通信を行うことにより、インターフェースモジュール1610、およびインターフェースモジュールからPON回線を介して接続されるONUを制御する。
インターフェースモジュール1610は、通常のPONシステムのOLTに含まれるインターフェースモジュールと同じものである。インターフェースモジュール1610は、内部にPON OLTコントローラ1611、メモリ1612、NNI側インターフェース1613、PON回線インターフェース1614、内部ネットワークインターフェース1615を備える。内部ネットワークインターフェース1615は内部ネットワーク1630に接続される。NNI側インターフェース1613はOLT装置外部へNNI111を提供する。PON回線インターフェース1614はOLT装置外部のPON回線113と接続される。
PON OLTコントローラ1611は、内部ネットワークインターフェース1615を介して、制御モジュール1620との間で制御通信を行う。その制御通信の結果は、インターフェースモジュール1610自身、およびPON回線を介して接続されるONUに反映される。また、PON OLTコントローラ1611は、NNI側インターフェース1613とPON回線インターフェース1614との間で、主信号データパケットの中継を適切に行う。メモリ1612は、PON OLTコントローラ1611が適切に動作するために必要なプログラムおよびデータを格納するための記憶装置である。
制御モジュール1620は、内部にCPU1621、外部ネットワークインターフェース1624、内部ネットワークインターフェース1625を備える。これらは、制御モジュール内部バス1623を介して接続される。また、制御モジュール1620はメモリ1622も備え、CPU1621と接続される。内部ネットワークインターフェース1625は内部ネットワーク1630に接続される。外部ネットワークインターフェース1624はOLT装置外部へ装置管理インターフェース112を提供する。
制御モジュール1620のCPU1621は、外部ネットワークインターフェース1624を介してCMTS/CM制御信号122を送受信し、この制御信号を適切に処理し、その結果に基づくインターフェースモジュール1610およびONUの制御通信を、内部ネットワークインターフェース1625を介して行う。メモリ1622は、CPU1621が適切に動作するために必要なプログラムおよびデータを格納するための記憶装置である。
図18は、図9のCM設定取得・変換シーケンスによってOLTが得た上り通信帯域幅の設定を、該当ONUのPON区間のDBA設定に反映する動作例を示すシーケンス図で、CM設定取得・変換機能による処理の一例を示す図である。
OLT101は、図9に示したCM設定情報取得シーケンス920により、あるONUに対応するCM設定情報ファイルを取得する。このCM設定情報ファイルには、該当ONUに割り当てられたLLIDに対応するサービスフローの、上り通信帯域幅の設定情報が含まれる。DOCSIS標準に基づくと、この上り通信帯域幅設定には、持続的上り最大通信帯域幅、上り最大バースト長、上り最小予約通信帯域幅といった情報が含まれる。そして、図9に示したOLT・ONU設定シーケンス930により、これらの上り通信帯域幅設定情報を該当LLIDに対する設定としてOLT内に記憶する(ステップ1810)。
次に、ONU102は、ONU内の上りトラフィックキューに蓄積されたデータ量を報告するパケットを、OLT101へ定期的に送信する(ステップ1821)。このパケットには、例えばGE−PONであればMPCPのREPORTメッセージが用いられる。
ONU内の上りトラフィックキューに蓄積されたデータ量の報告を受けたOLT101は、この情報と、ステップ1810にて予め設定された上り通信帯域幅設定情報を用いて、該当ONUに割り当てる上りトラフィック送信開始時刻と送信量を決定する(ステップ1822)。この決定アルゴリズムは本発明の範囲外であり、任意のアルゴリズムを適用可能である。
次に、OLT101は、ステップ1822により決定した上りトラフィック送信開始時刻と送信量を通知するパケットを、該当ONU102へ返送する(ステップ1823)。このパケットには、例えばGE−PONであればMPCPのGATEメッセージが用いられる。
ONU102は、ステップ1823によって通知された上りトラフィック送信開始時刻と送信量に従い、該当LLIDの上りトラフィックをOLT101に向けて送信する(ステップ1831)。OLT101は、該当ONU102から受信した該当LLIDの上りトラフィックを、NNI111を通して主信号中継網231に向けて中継する(ステップ1832)。
以下では、さらに図面を用いて本発明のPONを用いた通信システムの別の構成例と動作を説明する。図14は、PONの装置と通信インターフェース構成、および、送受信する信号の別の構成例を示す説明図である。
先に説明したPONでは、主信号・主信号経路制御信号121のための物理インターフェースであるNNI111と、CMTS/CM装置制御信号122のための物理インターフェースである装置管理インターフェース112が、異なる物理インターフェースとなっていた。一方、以下で説明する通信システムは、両者の物理インターフェースとして同一のNNI(兼装置管理インターフェース)1411を用いた点が先のPONと異なる。
主信号・主信号経路制御信号121と、CMTS/CM装置制御信号122とは、VLAN(Virtual LAN)等によりレイヤ2で論理的に分離されるか、もしくはパケットの送信元または宛先IPアドレスによって区別される。
図15は、本発明のPONを用いた通信システムの別の構成例を示すシステム構成図である。
先に説明した通信システムでは、CMTS201についても、主信号・主信号経路制御信号のための物理インターフェースであるNSI211と、CMTS/CM装置制御信号のための物理インターフェースである装置管理インターフェース212が、異なる物理インターフェースとなっていた。一方、同図で示す別の通信システムのCMTS1501では、両者の物理インターフェースは同一のNSI(兼装置管理インターフェース)1511である。
OLT1401のNNI(兼装置管理インターフェース)1411、およびCMTS1501のNSI(兼装置管理インターフェース)1511は、いずれも主信号中継網231の接続点となるルータ/レイヤ2スイッチ241に接続される。CMTS/CM装置制御信号は主信号とともに一旦主信号中継網を経由し、レイヤ2スイッチングもしくはIPルーティングによりCMTS/CM装置管理網232へ中継される。
図17は、図14と図15で示した別構成のPONで用いる別のOLTの構成例を示すブロック構成図である。
OLT1401は、その内部に、インターフェースモジュール1610および制御モジュール1620の他に、レイヤ2スイッチまたはレイヤ3スイッチ1730を備える。
インターフェースモジュール1610のNNI側インターフェース1613、および制御モジュール1620の外部ネットワークインターフェース1624は、OLTの内部でレイヤ2スイッチまたはレイヤ3スイッチ1730と接続される。また、レイヤ2スイッチまたはレイヤ3スイッチ1730は、OLT装置外部にNNI(兼装置管理インターフェース)1411を提供する。レイヤ2スイッチまたはレイヤ3スイッチ1730は、これらのインターフェースの間で、主信号・主信号経路制御信号121およびCMTS/CM制御信号122を、レイヤ2スイッチングもしくはIPルーティングにより中継する。
図19は、本発明のPONを用いた通信システムの他の構成例を示すシステム構成図である。
同図が示すシステムの構成は、ONU102がMTA内蔵ONU1902に置き換わること、MTA内蔵ONU1902がアナログ電話機1903を接続可能なPOTS(Plain Old Telephone Service)回線1905を備えること、主信号中継網231の中にMTA IPアドレス割当サーバ1961が設置されることを除いて、図2に示したシステムの構成と同じである。
MTA内蔵ONU1902は、MTA内蔵CM1912と同様、装置の内部にMTA(Media Terminal Adapter)機能を備える。MTAは、CableLabs社により策定されたVoIP(Voice over IP)標準であるPacketCable規格に基づくVoIPアダプタ機能である。MTA内蔵ONU1902は、主信号と同じ通信経路でMTA IPアドレス割当サーバ1961と通信を行い、MTA機能のためのIPアドレスの割当を受ける。PacketCable規格によると、このIPアドレス割当にはDHCPプロトコルが用いられる。
MTA内蔵ONU1902のMTA機能は、MTA機能用に得たIPアドレスを用いてVoIP通信を行うことにより、POTS回線1905に接続された電話機1903に通話機能を提供する。
尚、図示していないが、MTA IPアドレス割当サーバ1961以外にも、MTA内蔵ONU1902のMTA機能の初期設定・管理・通話制御を行うための各種サーバが、主信号中継網231もしくはCMTS/CM装置管理網232内に置かれるのが一般的である。これらの各種サーバは、PacketCable規格に定められているものと同じものでよい。
図20は、MTA内蔵ONUの構成例を示すブロック構成図である。
MTA内蔵ONU1902は、内部にONU機能2002と、MTA機能2010を備える。ONU機能2002は、後述のMTA IPアドレス割当サーバのIPアドレス情報の送受信処理を行うことを除いて、通常のONU102と機能的に同じものである。MTA機能2010は、PacketCable規格に基づくVoIPアダプタ機能を提供する部分であり、MTA内蔵CM1912のMTA機能と同等のものである。
MTA機能2010は、ONU機能2002のUNI側に装置内で接続され、CPEとして動作する。L2SW2030を用いて装置内部でUNIを分岐することにより、MTA機能2010と加入者が用意したCPE243の両方をUNIに接続することができる。
図21は、MTA内蔵ONUの初期設定処理の動作例を示すシーケンス図である。
まず、OLT101は、図6に示したCM IPアドレス取得処理により、CM IPアドレス割当サーバ261から、MTA内蔵ONU1902内のONU機能2002に対応付けられたIPアドレスを取得・記録する。このCM IPアドレス取得処理中のCM IPアドレス取得シーケンス630において、OLT101は、ONU機能2002に対応付けられたIPアドレス、CM設定情報管理サーバ263のIPアドレスおよび設定情報のファイル名の他に、MTA IPアドレス割当サーバ1961のIPアドレスの情報も得る(ステップ2110)。
続いて、OLT101は、ステップ2110にて得たMTA IPアドレス割当サーバ1961のIPアドレスを、適切なONU装置制御信号124を用いて、対応するMTA内蔵ONU1902内のONU機能2002に通知する(ステップ2121)。GE−PONであれば、OAM副層のPDUの一種であるInformationメッセージにより通知する方法が考えられるが、他のメッセージ形式を用いてもかまわない。この通知を受信したONU機能2002は、通知されたMTA IPアドレス割当サーバ1961のIPアドレスを、MTA内蔵ONU1902の装置内通信により、MTA機能2010に通知する(ステップ2122)。MTA機能2010は、通知されたMTA IPアドレス割当サーバ1961のIPアドレスを記憶する。
次に、OLT101および、MTA内蔵ONU1902内のONU機能2002は、ステップ2110に続くCM互換ONU初期設定手順を実施する。この手順には、図9のCM設定取得・変換処理、および図10のCM時刻同期処理が含まれる(ステップ2131)。ステップ2131が終了し、MTA機能2010がONU機能2002およびOLT101を通して主信号中継網231との間で通信可能になると、ONU機能2002はMTA内蔵ONU1902の装置内通信により、MTA機能の初期設定処理の開始要求をMTA機能2010に通知する(ステップ2132)。
初期設定処理の開始要求を受信したMTA機能2010は、MTA IPアドレス取得シーケンス2140を開始する。PacketCable規格に従うならば、このIPアドレス取得はDHCPを用いて行われる。MTA機能2010は、まずDHCP Discoverメッセージを、ブロードキャストアドレスを宛先として送信する(ステップ2141)。DHCP Discoverメッセージを受信したMTA IPアドレス割当サーバ1961は、該当MTA機能2010に対してDHCP Offerメッセージを返信する(ステップ2142)。このOfferメッセージには、該当MTA機能2010に割り当てるIPアドレスの情報が含まれる。
DHCP Offerメッセージを受信したMTA機能2010は、その送信元IPアドレスが、ステップ2122にて通知を受けたMTA IPアドレス割当サーバのIPアドレスと一致するかどうかを確認する。一致しない場合は、MTA機能の初期設定処理を中断し、ステップ2144以降を実施しない(ステップ2143)。これにより、DHCP Discoverメッセージを受信した不正なDHCPサーバが、不正な情報を含むDHCP OfferメッセージをMTA機能2010に対して返信した場合でも、MTA機能2010はこれを無視することにより、不正な初期設定が行われることを防止できる。
ステップ2143にて、Offerメッセージの送信元IPアドレスと、ステップ2122にて通知を受けたMTA IPアドレス割当サーバのIPアドレスとが一致した場合、MTA機能2010は、該当IPアドレスに向けてDHCP Requestメッセージを送信する(ステップ2144)。これに対して、MTA IPアドレス割当サーバ1961は、MTA機能2010へDHCP Ackメッセージを返信する(ステップ2145)。このAckメッセージには、該当MTA機能2010に割り当てるIPアドレスの情報が含まれており、これによりMTA機能2010へのIPアドレス割当が完了したことになる。そして、以降は通常のMTAと同様の初期設定処理が行われる(ステップ2150)。
PONの装置と通信インターフェース構成、および、送受信する信号の構成例を示す説明図である。 本発明のPONを用いた通信システムの構成例を示すシステム構成図である。 本発明のPONに備えるOLTの内部機能と、各機能が送受信する信号の構成例を示すブロック構成図である。 本発明のPONに備えるONUの内部機能と、各機能が送受信する信号の構成例を示すブロック構成図である。 OLTに備えたCM装置制御信号変換機能の構成と送受信する信号の構成例を示すブロック構成図である。 OLTに備えたCM IPアドレス取得機能の動作例を示すシーケンス図である。 OLTに備えたCM管理情報変換機能の動作例を示すシーケンス図である。 OLTに備えたCM管理情報変換機能の動作例を示すシーケンス図である。 OLTに備えたCM設定取得・変換機能の動作例を示すシーケンス図である。 OLTに備えたCM時刻同期機能の動作例を示すシーケンス図である。 OLTに備えたCM−ONU対応表の構成例を示すメモリ構成図である。 CM設定情報管理サーバから取得するCM設定情報ファイルの構成例を示すフレーム構成図である。 OLTに備えたCM設定取得・変換機能の動作例を示す動作フロー図である。 PONの装置と通信インターフェース構成、および、送受信する信号の別の構成例を示す説明図である。 PONを用いた通信システムの別の構成例を示すシステム構成図である。 本発明のOLTの構成例を示すブロック構成図である。 本発明のOLTの別の構成例を示すブロック構成図である。 図9のCM設定取得・変換シーケンスによってOLTが得た上り通信帯域幅の設定を、該当ONUのPON区間のDBA設定に反映する動作例を示すシーケンス図である。 本発明のPONを用いた通信システムの他の構成例を示すシステム構成図である。 MTA内蔵ONUの構成例を示すブロック構成図である。 MTA内蔵ONUの初期設定処理の動作例を示すシーケンス図である。
符号の説明
101・・・OLT、 102・・・ONU、 111・・・NNI、
112・・・OLTの装置管理インターフェース、
113・・・PON回線(光ファイバ)、 115・・・UNI、
201・・・CMTS、 202・・・CM、 211・・・NSI、
231・・・主信号中継網、 232・・・CMTS/CM装置管理網、
233・・・加入者網、 243・・・CPE、
250・・・CMTS/CM装置管理システム、
251・・・CMTS装置管理サーバ、
261・・・CM IPアドレス割当サーバ、
262・・・CM管理情報収集サーバ、 263・・・CM設定情報管理サーバ、
303・・・CMTS装置制御信号処理機能、
304・・・CM装置制御信号変換機能、 321・・・CMTS装置制御信号、
322・・・CM装置制御信号、 403・・・ONU装置制御信号処理機能、
501・・・CM IPアドレス取得機能、 502・・・CM管理情報変換機能、
503・・・CM設定取得・変換機能、
1611・・・PON OLTコントローラ、 1612・・・メモリ、
1613・・・NNI側インターフェース、
1614・・・PON回線インターフェース、
1615・・・内部ネットワークインターフェース、
1621・・・CPU、 1622・・・メモリ、
1624・・・外部ネットワークインターフェース、
1625・・・内部ネットワークインターフェース、
1630・・・内部ネットワーク、
1730・・・レイヤ2スイッチまたはレイヤ3スイッチ、
1902・・・MTA内蔵ONU、 1903・・・アナログ電話機、
1905・・・POTS回線、 1912・・・MTA内蔵CM、
1961・・・MTA IPアドレス割当サーバ、
2002・・・ONU機能、 2010・・・MTA機能、
2030・・・レイヤ2スイッチ。

Claims (5)

  1. 第1の親局装置と、複数の第1の子局装置と、該親局と複数の子局同士を接続する伝送路と、通信網の管理制御を行う管理装置とを備え、前記管理装置が第1の制御信号および監視信号を第1の通信プロトコルで前記第1の親局装置と複数の第1の子局のそれぞれとで通信して該第1の親局装置と複数の第1の子局のそれぞれを監視制御することで、前記第1の親局装置に接続された通信網と前記複数の第1の子局のそれぞれに接続された端末との間で信号を送受信する通信システムにおいて、
    第2の親局装置と、複数の第2の子局装置と、該親局と複数の子局同士を接続する光伝送路とから成り、前記第2の親局装置と複数の第2の子局のそれぞれとが第2の制御信号および監視信号を第2の通信プロトコルを用いて通信して該第2の親局と複数の子局とを監視制御することで、前記第2の親局装置に接続された通信網と前記複数の第2の子局のそれぞれに接続された端末との間で信号を送受信する光受動網を備え、
    前記第2の親局は前記管理装置と前記第1の通信プロトコルを送受信するインタフェースと、該第1の通信プロトコルと第1の制御信号および監視信号とを処理する処理部と、該処理部の出力に基づき該第1の通信プロトコルと第1の制御信号および監視信号とを前記第2のプロトコルと前記第2の制御信号および監視信号に変換する変換部を備え、
    前記管理装置と前記光受動網の第2の親局とを接続し、該管理装置が前記第1の制御信号と監視信号を前記第1の通信プロトコルで前記第2の親局と送受信することで、前記通信網と端末との間での前記光受動網を介した信号の送受信を実施することを特徴とする光受動網を用いた通信システム。
  2. 上記光受動網は、ITU−T勧告G.983もしくはIEEE標準802.3ahに記載された光受動網の親局に、上記インタフェースと処理部と変換部とを備えたものであることを特徴とする請求項1に記載の光受動網を用いた通信システム。
  3. 上記第1の親局装置と第1の子局装置は、それぞれDOCSIS標準に記載されたケーブルモデム終端装置とケーブルモデムで、上記第1の制御信号および監視信号と第1の通信プロトコルも、それぞれDOCSIS標準に記載された信号と通信プロトコルであることを特徴とする請求項1もしくは請求項2のいずれかに記載の光受動網を用いた通信システム。
  4. 第1の親局装置と、複数の第1の子局装置と、該親局と複数の子局同士を接続する伝送路と、通信網の管理制御を行う管理装置とを備え、前記管理装置が第1の制御信号および監視信号を第1の通信プロトコルで前記第1の親局装置と複数の第1の子局のそれぞれとで通信して該第1の親局装置と複数の第1の子局のそれぞれを監視制御することで、前記第1の親局装置に接続された通信網と前記複数の第1の子局のそれぞれに接続された端末との間で信号を送受信する通信システムに接続される光受動網であって、
    第2の親局装置と、複数の第2の子局装置と、該親局と複数の子局同士を接続する光伝送路とから成り、前記第2の親局装置と複数の第2の子局のそれぞれとが第2の制御信号および監視信号を第2の通信プロトコルを用いて通信して該第2の親局と複数の子局とを監視制御することで、前記第2の親局装置に接続された通信網と前記複数の第2の子局のそれぞれに接続された端末との間で信号を送受信する光受動網の前記第2の親局に、
    前記管理装置と前記第1の通信プロトコルを送受信するインタフェースと、
    該第1の通信プロトコルと第1の制御信号および監視信号とを処理する処理部と、
    該処理部の出力に基づき該第1の通信プロトコルと第1の制御信号および監視信号とを前記第2のプロトコルと前記第2の制御信号および監視信号に変換する変換部を備え、
    前記管理装置と前記光受動網の第2の親局とを接続すると、該管理装置が前記第1の制御信号と監視信号を前記第1の通信プロトコルで前記第2の親局と送受信することで、前記通信網と端末との間での前記光受動網を介した信号の送受信を実施することを特徴とする光受動網。
  5. 上記光受動網は、ITU−T勧告G.983もしくはIEEE標準802.3ahに記載された光受動網の親局に、上記インタフェースと処理部と変換部とを備えたものであることを特徴とする請求項4に記載の光受動網。
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