JP2010073814A - 受光素子および受光素子の作製方法 - Google Patents

受光素子および受光素子の作製方法 Download PDF

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Abstract

【課題】受光感度の優れた光抵抗方式の受光素子を提供する。
【解決手段】所定の基板の上に導電性を有する導電性層を第1III族窒化物にて形成し、該導電性層の上に、非受光時には絶縁性を呈し、受光時には光電変換により導電性を呈する光応答層を第2のIII族窒化物にて形成し、該光応答層の上に対向電極を形成する。非受光時には光応答層が絶縁性を呈するので導電性層の存在に関わらず電流は流れないが、受光時には光応答層が光電効果によって導電性を帯び、かつ光応答層のみならず導電性層も導通経路となることで、大きな光電流が流れる。導電性層を超格子構造として二次元電子ガス領域を形成することで、導電性層の導通抵抗をより低減させることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、受光素子、特にIII族窒化物半導体を用いて構成される受光素子に関する。
ソーラーブラインド(太陽光からの紫外線を感知しない)の紫外線センサは、民生用としては火災検知器、工業用途としては各種工業炉、ボイラなどの失火検出、内燃機関用の燃焼監視、計測機器等などに用いられる。例えば、工業用途に用いられる紫外線センサとしては、光電管式のものが広く用いられている。
しかしながら、光電管式の紫外線センサはそれ自体が高価であり、かつ寿命が短いという問題が一般に知られている。このような従来品に代えて、固体素子である半導体受光素子にて紫外線センサを構成すれば、安価でかつ長寿命の紫外線センサが実現できる可能性がある。なお、一般的な半導体受光素子の方式としては、光抵抗式(光導電式)、ショットキーダイオード式、p(i)nダイオード式、アバランシェダイオード式などが公知である(例えば、非特許文献1参照)。
一方、III族窒化物半導体は、直接遷移型の広いバンドギャップを有し、かつ混晶組成の制御によりバンドギャップを変化させることができるため、可視〜紫外域を受発光波長領域とする発光素子および受光素子用の材料として利用可能であることが、広く知られている。例えば、ショットキーダイオード式のIII族窒化物半導体受光素子(例えば、非特許文献2参照)やpnダイオード式のIII族窒化物半導体受光素子(例えば、特許文献1参照)がすでに公知である。原理的には、III族窒化物半導体を用いて、上記の各方式による紫外線受光素子を形成することが可能である。
S.M.ジィー著、南日康夫、川辺光央、長谷川文夫訳、「半導体デバイス」、p.293-302 "Schottky barrier photodetectors based on AlGaN", A. Osinsky, S. Gangopadhyay, B. W. Lim, M. Z. Anwar, M. A. Khan, D.V. Kuksenkov, H. Temkin, APPLIED PHYSICS LETTERS, Vol.72, No.6, P.742-744 特開2000−101127号公報
受光素子を紫外線センサ用途に展開する場合、基本性能として、受光感度が高いこと、すなわち、光電流(受光時の出力電流)が大きく暗電流(遮光時の出力電流)が小さいことが求められる。具体的には入射光強度10μWのときの光感度(S/N比)が5桁以上であり、光電流が1A/W程度以上であることが望まれる。
一方、従来の光抵抗式の半導体受光素子は、p型半導体またはn型半導体からなる半導体層に2つの電極をオーミック接合することにより構成を有する。しかしながら、係る従来の光抵抗式の半導体受光素子は、pinダイオード式など他の半導体受光素子に比して光電流が小さいという問題があった。
また、光抵抗式の半導体受光素子にて紫外線センサを構成しようとする場合、暗電流を低減させるために、半導体層を高抵抗材料にて形成する必要があるが、Siなどのバンドギャップが小さい半導体材料で半導体層を形成したとしても、十分に暗電流を抑制することが難しいという問題もある。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、受光感度の優れた光抵抗方式の受光素子を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、受光層において光電変換により生成するキャリアを、対向電極において電流として取り出す光抵抗式の受光素子であって、前記受光層が、導電性を有する導電性層と、非受光時には絶縁性を呈し、受光時には光電変換により導電性を呈する光応答層と、を積層形成することで構成されてなり、前記光応答層の上に前記対向電極が設けられてなる、ことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載の受光素子であって、前記導電性層が第1のIII族窒化物からなるとともに所定のドーパントがドープされてなることで導電性が付与された層であり、前記光応答層が第2のIII族窒化物からなる、ことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項2に記載の受光素子であって、前記第1のIII族窒化物と前記第2のIII族窒化物がAlGaNである、ことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項2または請求項3に記載の受光素子であって、前記導電性層が、組成の相異なる前記第1のIII族窒化物からなる第1層と第2層とが繰り返し交互に積層された超格子構造を有してなることで、前記第1層と前記第2層との界面に2次元電子ガス領域が形成されてなる、ことを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項2ないし請求項4のいずれかに記載の受光素子であって、前記受光層が、所定の基板の上にエピタキシャル形成されてなる、ことを特徴とする。
請求項6の発明は、光抵抗式の受光素子の作製方法であって、所定の基板の上に導電性を有する導電性層を形成する導電性層形成工程と、前記導電性層の上に、非受光時には絶縁性を呈し、受光時には光電変換により導電性を呈する光応答層を形成する光応答層形成工程と、前記光応答層の上に対向電極を形成する電極形成工程と、を備えることを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項6に記載の受光素子の作製方法であって、前記導電性層形成工程においては、所定のドーパントをドープさせつつ第1のIII族窒化物からなる半導体層を前記基板の上にエピタキシャル形成させることによって前記導電性層を形成し、前記光応答層形成工程においては、第2のIII族窒化物からなる半導体層を前記導電層の上にエピタキシャル形成させることによって前記光応答層を形成する、ことを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項7に記載の受光素子の作製方法であって、前記第1のIII族窒化物と前記第2のIII族窒化物がAlGaNである、ことを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項7または請求項8に記載の受光素子の作製方法であって、前記導電性層形成工程においては、組成の相異なる前記第1のIII族窒化物からなる第1層と第2層とを繰り返し交互に積層することによって、前記第1層と前記第2層との界面に2次元電子ガス領域が形成された超格子構造を有するように前記導電層を形成する、ことを特徴とする。
請求項1ないし請求項9の発明によれば、大きな光電流が流れるとともに暗電流が十分に抑制された、光抵抗式の受光素子を実現することができる。
特に、請求項3ないし請求項5、請求項8、および請求項9の発明によれば、紫外領域を検出波長範囲に有し、大きな光電流が流れるとともに暗電流が十分に抑制された、光抵抗式の受光素子を実現することができる。
特に、請求項4および請求項9の発明によれば、導電性層における比抵抗がより低減されるので、さらに大きな光電流が流れる光抵抗式の受光素子を実現することができる。
<第1の実施の形態>
<受光素子の構造>
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る受光素子10の概観斜視図である。受光素子10は、概略的には、図1に示すように、基板1と、III族窒化物半導体からなる受光層2と、それぞれが櫛歯状電極である電極3Aと電極3Bとからなる対向電極3とを備える。受光素子10は、外部からの光(対向電極3を透過した光)を受光した受光層2において光電変換により生成するキャリアを、対向電極3において電流として取り出す光抵抗式の受光素子である。
図2は、受光素子10のより詳細な構造を示す模式断面図である。なお、以降を含め、図中における各層の厚みの比率は、実際のものを反映したものではない。また、図1に示すように、電極3Aと電極3Bとは実際には櫛歯状電極として形成されるが、図2においては図示を簡略化している。
図2に示すように、基板1は、基材1Aと、その上にエピタキシャル形成されたIII族窒化物半導体からなるバッファ層1Bとから構成される。すなわち、基板1としては、いわゆるエピタキシャル基板(テンプレート基板)を用いることができる。
基材1Aとしては、6H−SiC単結晶基板を用いるのが好適な一例である。例えば、Nがドープされることで0.01Ωcm程度の比抵抗を有するn型導電性SiC基板を用いることができる。ただし、その主面上に結晶性の良好なIII族窒化物半導体層を形成できるものであれば、基材1Aの材質には特段の制限はない。例えば、III族窒化物半導体層の形成に一般的に用いられる、サファイア、Si、GaAs、スピネル、MgO、ZnO、フェライト等から、適宜に選択して、基材1Aとして用いることができる。また、基材1Aの厚みには、特段の制限はなく、受光素子10の全体サイズ等の要件に基づいて適宜に定められればよいが、取り扱いの便宜上は、数百μm〜数mm程度であるのが好適である。
バッファ層1Bは、その上に結晶品質の良好なIII族窒化物半導体層として受光層2を形成するための下地層として設けられる層である。バッファ層1Bは、数百nm程度の厚みに形成される。バッファ層1Bは、AlNにて形成されるのが好適な一例である。係る場合、バッファ層1Bは、1×107Ωcm以上の高い比抵抗を有する高抵抗層(絶縁性層)として形成されることになる。
受光層2は、受光素子10において受光部(光電変換部)となる層である。受光層2は、導電性層2Aと光応答層2Bとから構成される。受光層2も、基板1の上に(バッファ層1Bの上に)エピタキシャル形成されるIII族窒化物半導体層である。なお、受光素子10を作製するにあたっては、基板1として上述のエピタキシャル基板を用意し、その上に受光層2を形成するようにしてもよいし、基材1Aの上に、バッファ層1Bおよび受光層2を連続的に形成する態様であってもよい。以降において、基板1の上に受光層2を形成したものを、受光素子用エピタキシャル基板と称することがある。
導電性層2Aは、AlxGa1-xN(0≦x≦1)なる組成のIII族窒化物に、1×1017/cm3〜1×1020/cm3の濃度で例えばSiなどのドナー不純物がドープされてなる層である。係る態様にてドナー不純物を含むことにより、導電性層2Aは、受光時/非受光時を問わず、n型の導電性を有する。係る導電性層2Aは、数百nm〜数μm程度の厚みに形成される。例えば、2μmの厚みに形成するのが好適な一例である。また、Siをドープする場合であれば、ドーパント濃度が5×1018/cm3となるようにドープが行われるのが好適な一例である。また、導電性層2Aの抵抗率は、III族窒化物の組成やドーパント濃度によっても異なるが、0.001Ωcm〜0.1Ωcm程度である。
光応答層2Bは、AlyGa1-yN(0≦y≦1)なる組成のIII族窒化物からなる層である。光応答層2Bは、受光状態に応じて、その導電特性が変化する層である。すなわち、非受光時には1×107Ωcm以上の高い比抵抗を有する高抵抗層(絶縁性層)となるが、受光時には導電性層として機能する。仮に、Siなどのバンドギャップが小さい半導体材料で光応答層2Bを形成したとしても、十分に暗電流を抑制することは難しいが、本実施の形態のように光応答層2Bの形成材料としてワイドバンドギャップ半導体であるAlyGa1-yNを用いる場合には、高絶縁性の半導体層を比較的容易に形成することができ、ひいては暗電流が抑制された受光素子を形成することができる。係る光応答層2Bは、数百nm〜数μm程度の厚みに形成される。例えば、1μmの厚みに形成するのが好適な一例である。
本実施の形態に係る受光素子10においては、このように受光層2をAlGaNにて形成することで、受光素子10は、紫外領域に検出波長範囲を有するものとされてなる。また、受光層2が導電性層2Aと光応答層2Bの積層構造を有することによって高い光電流が実現されるが、その詳細については後述する。
なお、好ましくは、受光層2の表面(つまりは光応答層2Bの表面)であって、その上に対向電極3の形成が予定される位置(オーミック接合位置)には、対向電極3の形成に先立ち、接合性を向上させる目的でSiイオンが注入される。
図3は、対向電極3の上面図である。対向電極3は、受光層2の表面(光応答層2Bの表面)にオーミック接合されてなる。対向電極3において、電極3Aと電極3Bとはそれぞれ櫛歯状電極である。電極3Aはバスバー部3Abとこれに接続する複数の電極指3Afとから構成される。電極3Bはバスバー部3Bbとこれに接続する複数の電極指3Bfとから構成される。電極3Aの複数の電極指3Afと電極3Bの複数の電極指3Bfのそれぞれは、交互に配列してなる。
図3において、バスバー部3Abおよび3Bbの長手方向のサイズL1とこれに直交する方向のサイズL2とはそれぞれ、受光素子10の平面サイズに相当する。サイズL1、L2は例えば数百μm〜数mm程度である。また、電極指3Afと電極指3Bfの電極幅d1、および、それぞれの電極指3Afと電極指3Bfの間隔は、いずれもおおよそ数μm〜数十μm程度であるのが好ましい。電極3Aの電極指3Afと電極3Bの電極指3Bfとの重なり部分のサイズである交差幅wは、数百μm程度であるのが好ましい。これらのサイズ要件をみたす場合、数mm〜数十mm程度の総電極幅(電極3Aと電極3Bとの対向部分の総延長)を有する受光素子10が実現される。
対向電極3は、それぞれに十数nm〜百数十nm程度の厚みを有するTi/Al/Ni/Auからなる多層金属電極として形成されるのが好適な一例である。対向電極3の形成は、フォトリソグラフィープロセスと真空蒸着法とにより行うことができる。
<受光素子の動作>
次に、上述のような構成を有する受光素子10における動作について説明する。図4は、受光素子10の受光層2における非受光時および受光時の様子を模式的に示す図である。
図4(a)に示す非受光時においては、導電性層2Aは導電性を有しているものの、電極3A、3Bと接続される光応答層2Bは絶縁性を呈している。従って、電極3A、3Bの間には電流は流れない(厳密にいえば、ごくわずかな暗電流は流れる)。
一方、図4(b)に示すように、受光時においては、導電性層2Aおよび光応答層2Bにおいて光電変換が起こって入射光のエネルギーに応じた量のキャリアが生成する。これに伴い、非受光時には絶縁性を呈していた光応答層2Bの導電抵抗が低下する。換言すれば、光応答層2Bが入射光に応答して導電性を帯びることになる。電極3A、3Bに接続された光応答層2Bが導電性を帯びることで、電極3A、3Bの間において光電流が流れることになる。
しかも、図4(c)に示すように、本実施の形態に係る受光素子10の場合、光応答層2Bのみならず、光応答層2Bに隣接してなり、あらかじめ導電性が付与されている導電性層2Aも、光電流の導電経路となる。光応答層2Bは、導電性を帯びることで光応答層2Bの導電抵抗が低下するとはいえ、導電性層2Aと同レベルの導通性を得るまでは至らないが、導電性層2Aも導電経路として利用されることで、受光層2が光応答層2Bのみからなる場合よりも導電抵抗がより低下した状態での導通が実現される。なお、導電性層2Aにおいてもキャリア生成は起こりうるので、その結果生成するキャリアも光電流として利用される。
このような動作が実現されることで、受光素子10においては、紫外光を受光した場合に、1A/Wよりはるかに大きな光電流が流れることになる。具体的な電流量やカットオフ波長(波長の検出下限)は受光層2の組成によって異なるが、この結果は、入射光強度10μWのときの光感度(SN比)が5桁以上という、受光素子10を紫外線センサ用途に用いる場合の要件を十分にみたすものである。
すなわち、本実施の形態によれば、受光時/非受光時を問わず導電性を有する導電性層と、非受光時は絶縁性を呈するものの受光時には導電性を呈する光応答層との2層構造にて受光層を形成し、光応答層に対向電極をオーミック接合するようにすることで、大きな光電流が流れるとともに暗電流が十分に抑制された受光素子を実現することができる。
<受光素子の作製方法>
次に、上述のような構造を有する受光素子の作製方法について説明する。以降においては、受光素子用エピタキシャル基板の形成、つまりは、バッファ層1Bと受光層2(導電性層2Aと光応答層2B)の形成を、MOCVD法を用いて連続的に行う場合を対象に説明を行う。ただし、良好な結晶性を有するように各層を形成できる手法であれば、他のエピタキシャル成長手法、例えば、MBE、HVPE、LPEなど、種々の気相成長法や液相成長法の中から適宜選択した手法を用いてもよいし、異なる成長法を組み合わせて用いる態様であってもよい。
なお、以下においては、1つの基材1Aから、多数個の受光素子10を同時に作製する場合(多数個取りする場合)を対象に説明する。
バッファ層1Bおよび受光層2の作製は、公知のMOCVD炉を用いて行うことができる。具体的には、Al、Gaについての有機金属(MO)原料ガス(TMA、TMG)や、Siドープのためのドーパント源であるシラン(SiH4)ガスと、アンモニアガスと、水素ガスと、窒素ガスとをリアクタ内に供給可能に構成されてなるMOCVD炉を用いる。
まず、例えば(0001)面方位の2インチ径のn導電性6H−SiC基板などを基材1Aとして用意し、該基材1Aを、MOCVD炉のリアクタ内に設けられたサセプタの上に設置する。リアクタ内を真空ガス置換した後、リアクタ内圧力を5kPa〜50kPaの間の所定の値(例えば30kPa)に保ちつつ、水素/窒素混合フロー状態の雰囲気を形成した上で、サセプタ加熱によって基板を昇温する。
サセプタ温度がバッファ層形成温度である(950℃〜1250℃の間の所定温度(例えば1050℃)に達すると、Al原料ガスとNH3ガスをリアクタ内に導入し、バッファ層1BとしてのAlN層を形成する。
AlN層が形成されると、サセプタ温度を所定の受光層形成温度(950℃〜1250℃の間の所定温度(例えば1050℃))に保ち、TMAと、TMGと、シランガスと、アンモニアガスとをリアクタ内に導入し、導電性層2AとしてのAlxGa1-xN層の形成を開始する。所定の厚みに達した時点で、シランガスのみ導入を停止して、引き続き光応答層2BとしてのAlyGa1-yN層を形成する。所定の厚みのAlyGa1-yN層が形成されることで、受光素子用エピタキシャル基板が得られたことになる。
受光素子用エピタキシャル基板が得られると、これを用いて受光素子10を作製する。なお、以降の各工程は、公知の手法で実現されるものである。
まず、フォトリソグラフィープロセスとイオン注入技術を用いて、受光層2の表面の対向電極形成予定位置に、Siイオンを注入する。Siイオン注入は、注入エネルギーを50〜150keVの範囲で設定し、実効注入量が5×1013/cm2〜1×1016/cm2の範囲の値となるように行うのが好適である。
Siイオン注入に続いて、Siイオンを活性化させるための処理を行う。具体的には、受光層2の表面に、アウトディフュージョン防止用にCVD法にてSiN4膜を堆積させたうえで、受光素子用エピタキシャル基板を1150℃〜1250℃の温度で数10秒〜数分程度熱処理する。その後、SiN4膜を除去する。
係る活性化処理を施した後、フォトリソグラフィープロセスと真空蒸着法を用いて、対向電極形成予定位置に、対向電極としてTi/Al/Ni/Auからなる金属パターンを形成する。次いで、対向電極3のオーミック性を良好なものにするため、650℃〜1000℃の間の所定温度の窒素ガス雰囲気中において数十秒間の熱処理を施す。
その後、ダイシングにより所定のサイズにチップ化することで、多数個の受光素子10が得られる。なお、ダイシングに先立って、図示しないボンディング用電極パッドが、対向電極3の上の所定位置に形成される。ボンディング用電極パッドは、それぞれに十数nm〜百数十nm程度の厚みを有するTi/Alからなる多層金属電極として形成される。また、得られた受光素子10に対しては、適宜にダイボンディングやワイヤボンディングが施される。
<第2の実施の形態>
第1の実施の形態においては、受光層2を構成する導電性層2Aが、均一組成の単一そうとして形成される場合を対象に説明しているが、導電性層2Aの構造はこれに限られるものではない。
図5は、第2の実施の形態に係る受光素子20の構造を示す模式断面図である。受光素子20は、導電性層2Aを除いては第1の実施の形態に係る受光素子10と同一の構成を有する。よって、本実施の形態においては、受光素子10と同一の構成要素については同一の符号を付してその説明を省略する。
受光素子20において、導電性層2Aは、バンドギャップが相異なる2つのIII族窒化物半導体からなる薄膜層を交互に積層した超格子構造を有してなる。詳細にいえば、それぞれ数十nm程度の厚みを有する、Alx1Ga1-x1N(0≦x1≦1)なる組成のIII族窒化物からなる第1層2Aαと、Alx2Ga1-x2N(0≦x2≦1)なる組成のIII族窒化物からなる第2層2Aβとを(ただしx1≠x2)、繰り返し交互に積層させることで、導電性層2Aが構成される。なお、係る構成の導電性層2Aの形成に際しても、第1の実施の形態と同様の態様にて、Siなどのドナー不純物がドープされる。
このような導電性層2Aを備える受光素子20においては、第1層2Aαと第2層2Aβとのヘテロ界面近傍に、横方向(ここでは、第1層2Aαと第2層2Aβとの積層方向に直交する方向のことを意味する)に電子が高濃度に分布する2次元電子ガス領域が形成される。これにより、導電性層2Aにおけるドナー不純物の濃度が第1の実施の形態に係る受光素子10の場合と同じであっても、受光素子20が機能するうえで重要となる、横方向における導電性層2Aの比抵抗が、より低減された状態が実現される。
一方で、受光素子20において、受光層2が導電性層2Aと光応答層2Bとの2層にて構成され、光応答層2Bの上に対向電極が設けられることで得られる効果は、第1の実施の形態に係る受光素子10の場合と同じである。
受光層2の積層構造に由来する効果と、超格子構造を有することによる導電性層2Aの比抵抗の低減効果とが重畳することで、本実施の形態に係る受光素子20においては、第1の実施の形態に係る受光素子10よりもさらに大きな光電流を得ることができる。
<変形例>
第1の実施の形態においては、紫外領域を検出波長範囲とするべく、AlGaNにて導電性層と光応答層とを形成する態様を説明しているが、ある物質からなる光応答層のみを受光層として備える受光素子よりも高い光電流を増大させる受光素子を得る目的であれば、当該物質にて上述の実施の形態のように導電性層と光応答層とを積層形成すればよく、AlGaNによってこれらの層を形成することは必須の態様ではない。
図6は、4つの実施例と1つの比較例とに係る受光素子についての、受光層の形成条件と、受光感度を測定した結果とを一覧にして示す図である。
以下、それぞれについて具体的に説明する。
(実施例1)〜(実施例3)
実施例1〜実施例3として、第1の実施の形態に係る受光素子10であって、受光層2の組成が異なる3種の受光素子10を作製した。受光素子10は、チップサイズが1mm×1mm、総電極幅が12mm、電極間隔が20μmとなるように設計した。
いずれの受光素子についても、基材1Aとしては(0001)面方位の2インチ径のn導電性6H−SiC基板を用いた。該SiC基板にはドーパントとしてNがドープされていた。厚みは400μmであり、比抵抗は0.01Ωcmであった。
係る基材1Aに対して、バッファ層1Bおよび受光層2をMOCVD法により形成した。形成温度は1050℃であった。
バッファ層1BとしてはAlN層を0.5μmの厚みに形成した。
受光層2(導電性層2Aおよび光応答層2B)は、実施例1においてはAl0.3Ga0.7Nにて形成した。実施例2においてはAl0.4Ga0.6Nにて形成した。実施例3においてはAl0.5Ga0.5Nにて形成した。いずれの場合も、ドナー不純物としては、Siが5×1018/cm3の濃度で含まれるようにした。また、導電性層2Aの厚みは2μm、光応答層2Bの厚みは1μmとした。なお、あらかじめ同じ条件で導電性層2Aまでを形成したもの、および光応答層2Bまでを形成したものをそれぞれ用意し、(非受光時の)比抵抗を測定した。その結果、図6に示すように、導電性層2Aにおいては、導電性を有するが、Alリッチなほど比抵抗が高くなる傾向が確認された。また、光応答層2Bは絶縁性であることが確認された。
得られたそれぞれの受光素子用エピタキシャル基板の対向電極形成予定箇所に対して、Siイオン注入処理を施した。その際、注入エネルギーは80eVとし、実効注入量は1×1015/cm2とした。また、CVD法によってSiN4膜を形成後、Si活性化のため、1150℃で2時間の熱処理を行った。
その後、対向電極形成予定箇所に、フォトリソグラフィープロセスと真空蒸着法とを用いて、Ti/Al/Ni/Au(それぞれの膜厚は25/75/15/100nm)からなる対向電極3のパターンを形成した。その後、窒素中で850℃、30秒間の熱処理を行った。
さらに、フォトリソグラフィープロセスと真空蒸着法とを用いて、対向電極3上の所定の形成位置にTI/Al(それぞれの膜厚は25/500nm)なるボンディング電極パッドのパターンを形成した。このように電極パターンが形成された受光素子用エピタキシャル基板を、ダイシングによりチップ化することで、実施例1〜実施例3のそれぞれについて、多数の受光素子10を得た。
得られた受光素子10に対してダイボンディングおよびワイヤボンディングを行ったうえで、1V印加時の暗電流と光電流とを測定した。また、入射波長を違えることで、カットオフ波長を求めた。これにより、図6に示す結果が得られた。
(比較例1)
受光層2を光応答層2Bのみにて構成するようにした(導電性層2Aを設けないようにした)他は、実施例2と同様の手順で受光素子を作製し、その受光感度を評価した。これにより、図6に示す結果が得られた。
(実施例1〜実施例3と比較例1との対比)
図6に示すように、実施例1〜実施例3に係る受光素子10においては、暗電流は比較例1と同程度であるが、光電流については、比較例1に係る受光素子よりも1オーダー以上大きな値が得られている。これは、受光層2を導電性層2Aと光応答層2Bとの2層構造としたことの効果であるといえる。また、実施例1〜実施例3を比較すると、受光層2の組成がAlリッチとなるほどカットオフ波長は短波長側にシフトする一方で、光電流が小さくなる傾向が確認されるが、比較例に係る受光素子よりもAlリッチな受光層2を備える実施例3に係る受光素子10においても比較例に係る受光素子よりも高い光電流が得られている。これは、実施例3のカットオフ波長(260nm)よりも短波長の領域を検出波長範囲に含ませるべく、さらにAlリッチなIII族窒化物にて受光層を形成した受光素子においても、十分な光電流が得られることを示唆している。
(実施例4)
実施例4として、第2の実施の形態に係る受光素子20を作製した。具体的には、Al0.5Ga0.5Nからなる第1層2Aαと、Al0.4Ga0.6Nからなる第2層2Aβとを、MOCVD法にてそれぞれ25nmの厚みで繰り返し交互に形成することにより、総厚が1μmとなるように導電性層2Aを形成したほかは、実施例1と同様の手順で受光素子20を作製し、その受光感度を評価した。これにより、図6に示す結果が得られた。
(実施例1〜実施例3と実施例4との対比)
図6に示すように、実施例4に係る受光素子20においては、実施例1〜実施例3においてもっとも光電流が大きい実施例1に係る受光素子の10倍の光電流が得られた。これにより、導電性層2Aを超格子構造にて形成し、2次元電子ガスを発生させることが、光電流を高める上で有効であることが確認された。
第1の実施の形態に係る受光素子10の概観斜視図である。 受光素子10の詳細な構造を示す模式断面図である。 対向電極3の上面図である。 受光素子10の受光層2における非受光時および受光時の様子を模式的に示す図である。 第2の実施の形態に係る受光素子20の構造を示す模式断面図である。 実施例と比較例とに係る受光素子についての、受光層の形成条件と、受光感度を測定した結果とを一覧にして示す図である。
符号の説明
1 基板
1A 基材
1B バッファ層
2 受光層
2A 導電性層
2Aα (導電性層2Aの)第1層
2Aβ (導電性層2Aの)第2層
2B 光応答層
3 対向電極
3A、3B 電極
3Ab (電極3Aの)バスバー部
3Af (電極3Aの)電極指
3Bb (電極3Bの)バスバー部
3Bf (電極3Bの)電極指
10、20 受光素子

Claims (9)

  1. 受光層において光電変換により生成するキャリアを、対向電極において電流として取り出す光抵抗式の受光素子であって、
    前記受光層が、
    導電性を有する導電性層と、
    非受光時には絶縁性を呈し、受光時には光電変換により導電性を呈する光応答層と、
    を積層形成することで構成されてなり、
    前記光応答層の上に前記対向電極が設けられてなる、
    ことを特徴とする受光素子。
  2. 請求項1に記載の受光素子であって、
    前記導電性層が第1のIII族窒化物からなるとともに所定のドーパントがドープされてなることで導電性が付与された層であり、
    前記光応答層が第2のIII族窒化物からなる、
    ことを特徴とする受光素子。
  3. 請求項2に記載の受光素子であって、
    前記第1のIII族窒化物と前記第2のIII族窒化物がAlGaNである、
    ことを特徴とする受光素子。
  4. 請求項2または請求項3に記載の受光素子であって、
    前記導電性層が、組成の相異なる前記第1のIII族窒化物からなる第1層と第2層とが繰り返し交互に積層された超格子構造を有してなることで、前記第1層と前記第2層との界面に2次元電子ガス領域が形成されてなる、
    ことを特徴とする受光素子。
  5. 請求項2ないし請求項4のいずれかに記載の受光素子であって、
    前記受光層が、所定の基板の上にエピタキシャル形成されてなる、
    ことを特徴とする受光素子。
  6. 光抵抗式の受光素子の作製方法であって、
    所定の基板の上に導電性を有する導電性層を形成する導電性層形成工程と、
    前記導電性層の上に、非受光時には絶縁性を呈し、受光時には光電変換により導電性を呈する光応答層を形成する光応答層形成工程と、
    前記光応答層の上に対向電極を形成する電極形成工程と、
    を備えることを特徴とする受光素子の作製方法。
  7. 請求項6に記載の受光素子の作製方法であって、
    前記導電性層形成工程においては、所定のドーパントをドープさせつつ第1のIII族窒化物からなる半導体層を前記基板の上にエピタキシャル形成させることによって前記導電性層を形成し、
    前記光応答層形成工程においては、第2のIII族窒化物からなる半導体層を前記導電層の上にエピタキシャル形成させることによって前記光応答層を形成する、
    ことを特徴とする受光素子の作製方法。
  8. 請求項7に記載の受光素子の作製方法であって、
    前記第1のIII族窒化物と前記第2のIII族窒化物がAlGaNである、
    ことを特徴とする受光素子の作製方法。
  9. 請求項7または請求項8に記載の受光素子の作製方法であって、
    前記導電性層形成工程においては、組成の相異なる前記第1のIII族窒化物からなる第1層と第2層とを繰り返し交互に積層することによって、前記第1層と前記第2層との界面に2次元電子ガス領域が形成された超格子構造を有するように前記導電層を形成する、
    ことを特徴とする受光素子の作製方法。
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