JP2010071188A - エンジンの制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】バルブの位相の精度を向上する。
【解決手段】ECUは、VVT機構が設けられたエンジンにおいて気筒休止運転を行なうステップ(S104)と、吸気および排気を休止した気筒において吸気および排気を再開するステップ(S108)と、吸気および排気を休止した気筒において吸気および排気を再開した後に、インテークバルブの位相を保持しながら、エンジンが停止するように制御するステップ(S110)とを含む、プログラムを実行する。
【選択図】図7

Description

本発明は、エンジンの制御装置に関し、特に、吸気バルブもしくは排気バルブの位相を変更する可変バルブタイミング機構が設けられたエンジンを制御する技術に関する。
従来より、吸気バルブもしくは排気バルブが開閉する位相(クランク角)を運転状態に応じて変更するVVT(Variable Valve Timing)が知られている。一般的に、VVTにおいては吸気バルブや排気バルブを開閉させるカムシャフトをスプロケットなどに対して相対的に回転させることにより位相を変更する。カムシャフトは、油圧や電動モータなどのアクチュエータにより回転される。
吸気バルブもしくは排気バルブの位相を変更することによって、吸気バルブおよび排気バルブのオーバーラップを調整することが可能である。そのため、たとえば内部EGR(Exhaust Gas Recirculation)量を増やすことによって、ポンピングロスなどを減らすことが可能である。また、吸気バルブが閉じるタイミングが遅くなるように位相を変更すれば、アトキンソンサイクル(ミラーサイクル)を実現することが可能になる。この場合においても、ポンピングロスを減らすことができる。
複数の気筒のうちの一部の気筒において吸気および排気を休止する気筒休止運転が行なわれる気筒休止システム(可変気筒システム)も、ポンピングロスを減らすことができる技術として知られている。
特開2002−89307号公報(特許文献1)は、車両が停止し且つ可変気筒エンジンがアイドル運転させられている状態であると判定された場合には、可変気筒エンジンの部分気筒運転を行なうと同時に変速機を中立状態とする車両の制御装置を開示する。
気筒休止システムにおいては、たとえば、ロッカーアームがカムに追従して動かないように、ロッカーアームをカムに対してフリーにすることによって、吸気バルブおよび排気バルブの上下動を休止する。
特開2002−89307号公報
しかしながら、複数の気筒のうちの一部の気筒に対して設けられたロッカーアームがカムに対してフリーになることによって、気筒休止運転を行なわない場合に比べてカムシャフトに作用するカムトルクが小さくなり得る。また、カムトルクが作用する時期が変化し得る。すなわち、全ての気筒が実働している場合には、カムシャフトが1回転する間にカムトルクが略一定の周期で変動するのに対して、気筒休止運転中には、カムトルクの変動周期が不均一になり得る。そのため、気筒休止運転中には、カムトルクが不安定になり得る。その結果、VVT機構ならびに気筒休止システムの両方を備えたエンジンにおいては、気筒休止運転中において、吸気バルブおよび排気バルブの位相の制御性が悪化し得る。よって、位相の精度が悪化し得る。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであって、その目的は、バルブの位相の精度を向上することができるエンジンの制御装置を提供することである。
第1の発明に係るエンジンの制御装置は、複数の気筒と、吸気バルブおよび排気バルブのうちの少なくともいずれか一方のバルブの位相を変更する可変バルブタイミング機構とが設けられたエンジンの制御装置である。この制御装置は、吸気および排気を複数の気筒のうちの一部の気筒において休止するように制御するための休止制御手段と、吸気および排気を休止した気筒において吸気および排気を再開した後に、位相を保持しながら、エンジンを停止するように制御するための停止制御手段とを備える。
この構成によると、吸気および排気を複数の気筒のうちの一部の気筒が休止された場合には、休止された気筒において吸気および排気を再開した後に、バルブの位相を保持しながらエンジンが停止される。これにより、エンジンを停止する際、気筒休止運転を行なっている場合に比べてカムトルクが安定した状態においてバルブの位相を保持することができる。そのため、バルブの位相の精度を向上することができるエンジンの制御装置を提供することができる。
第2の発明に係るエンジンの制御装置においては、第1の発明の構成に加え、可変バルブタイミング機構は、モータにより作動する。停止制御手段は、吸気および排気を休止した気筒において吸気および排気を再開した後に、モータの回転角がコギングトルクが大きい回転角として定められた回転角となるように制御することによって位相を保持しながら、エンジンを停止するように制御するための手段を含む。
この構成によると、モータのコギングトルクを利用して位相を保持することができる。 第3の発明に係るエンジンの制御装置においては、第1または2の発明の構成に加え、休止制御手段は、エンジンのアイドル時に、吸気および排気を複数の気筒のうちの一部の気筒において休止するように制御するための手段を含む。
この構成によると、エンジンのアイドル時に休止運転が行なわれる。これにより、アイドル時における燃料の消費量を低減することができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同一である。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
図1を参照して、本発明の実施の形態に係る制御装置を搭載した車両のエンジンについて説明する。
エンジン1000は、「A」バンク1010と「B」バンク1012とに、それぞれ4つの気筒(シリンダ)からなる気筒群が設けられたV型8気筒エンジンである。なお、V型8気筒以外の形式のエンジンを用いるようにしてもよい。
エンジン1000には、エアクリーナ1020から空気が吸入される。吸入空気量は、スロットルバルブ1030により調整される。スロットルバルブ1030はモータにより駆動される電子スロットルバルブである。
空気は、吸気通路1032を通ってシリンダ1040に導入される。空気は、シリンダ1040(燃焼室)において燃料と混合される。シリンダ1040には、インジェクタ1050から燃料が直接噴射される。すなわち、インジェクタ1050の噴射孔はシリンダ1040内に設けられている。
燃料は吸気行程において噴射される。なお、燃料が噴射される時期は、吸気行程に限らない。また、本実施の形態においては、インジェクタ1050の噴射孔がシリンダ1040内に設けられた直噴エンジンとしてエンジン1000を説明するが、直噴用のインジェクタ1050に加えて、ポート噴射用のインジェクタを設けてもよい。さらに、ポート噴射用のインジェクタのみを設けるようにしてもよい。
シリンダ1040内の混合気は、点火プラグ1060により着火され、燃焼する。燃焼後の混合気、すなわち排気ガスは、三元触媒1070により浄化された後、車外に排出される。混合気の燃焼によりピストン1080押し下げられ、クランクシャフト1090が回転する。
シリンダ1040の頭頂部には、インテークバルブ1100およびエキゾーストバルブ1110が設けられる。インテークバルブ1100はインテークカムシャフト1120により駆動される。エキゾーストバルブ1110はエキゾーストカムシャフト1130により駆動される。インテークカムシャフト1120とエキゾーストカムシャフト1130とは、チェーンやギヤ等により連結され、同じ回転数で回転する。
インテークバルブ1100は、インテークカムシャフト1120に設けられたインテーク用VVT機構2000により、位相(開閉タイミング)が制御される。
本実施の形態においては、インテークカムシャフト1120がインテーク用VVT機構2000により回転されることにより、インテークバルブ1100の位相が制御される。なお、位相を制御する方法はこれに限らない。また、インテークバルブ1100に加えて、エキゾーストバルブ1110の位相(開閉タイミング)を変更するようにしてもよい。
インテーク用VVT機構2000は、電動モータ2040(図1において図示せず)により作動する。電動モータ2040は、ECU4000により制御される。電動モータ2040の電流や電圧は電流計(図示せず)および電圧計(図示せず)により検知され、ECU4000に入力される。
エンジン1000には、インテーク用VVT機構2000に加えて、気筒休止機構3000が設けられる。気筒休止機構3000は、たとえば、ロッカーアームがカムに追従して動かないように、ロッカーアームをカムに対してフリーにすることによって、インテークバルブ1100およびエキゾーストバルブ1110の上下動を休止する。
インテークバルブ1100およびエキゾーストバルブ1110の上下動が休止されることによって、複数の気筒のうちの一部の気筒において吸気および排気を休止する気筒休止運転が行なわれる。たとえば、8つの気筒のうち、「B」バンク1012の気筒のみにおいて、吸気および排気が休止される。なお、吸気および排気を休止する気筒はこれらに限らない。
インテークバルブ1100およびエキゾーストバルブ1110の上下動が休止された場合には、インジェクタ1050からの燃料噴射ならびに点火プラグ1060による点火が停止される。
なお、気筒休止運転については、周知の技術を利用すればよいため、ここではさらなる詳細な説明は繰り返さない。
ECU4000には、クランク角センサ5000からクランクシャフト1090の回転数およびクランク角を表す信号が入力される。また、ECU4000には、カムポジションセンサ5010からインテークカムシャフト1120およびエキゾーストカムシャフト1130の位相(回転方向におけるカムシャフトの位置)を表す信号が入力される。
さらに、ECU4000には、水温センサ5020からエンジン1000の水温(冷却水の温度)を表す信号が、エアフローメータ5030からエンジン1000の吸入空気量(エンジン1000に吸入される空気量)を表す信号が入力される。
ECU4000は、これらのセンサから入力された信号、メモリ(図示せず)に記憶されたマップおよびプログラムに基づいて、エンジン1000が所望の運転状態になるように、スロットル開度、点火時期、燃料噴射時期、燃料噴射量、インテークバルブ1100の位相、エキゾーストバルブ1110の位相などを制御する。
本実施の形態において、ECU4000は、図2に示すように、エンジン回転数NEと負荷KLとをパラメータとしたマップに基づいて、インテークバルブ1100の位相を決定する。インテークバルブ1100の位相を決定するためのマップは、水温別に複数記憶される。
以下、インテーク用VVT機構2000についてさらに説明する。図3に示すように、インテーク用VVT機構2000は、スプロケット2010、プレート2020、減速機2030、および電動モータ2040から構成される。
スプロケット2010は、チェーン等を介してクランクシャフト1090に連結される。スプロケット2010の回転数は、クランクシャフト1090の2分の1の回転数である。スプロケット2010の回転軸と同心軸で、スプロケット2010に対して相対的に回転可能であるように、インテークカムシャフト1120が設けられる。
プレート2020は、ピン2050によりインテークカムシャフト1120に連結される。プレート2020は、スプロケット2010の内部において、インテークカムシャフト1120と一体的に回転する。なお、プレート2020とインテークカムシャフト1120とを一体的に形成するようにしてもよい。
プレート2020がスプロケット2010に対して相対的に回転すると、インテークカムシャフト1120がスプロケット2010に対して相対的に回転し、インテークバルブ1100の位相が変更される。
プレート2020には、プレート2020と減速機2030とを連結するための凹部2022が、減速機2030側の面において複数設けられる。
減速機2030は、外歯ギヤ2032および内歯ギヤ2034から構成される。外歯ギヤ2032は、スプロケット2010と一体的に回転するように、スプロケット2010に対して固定される。
内歯ギヤ2034には、プレート2020の凹部2022に収容される凸部2036が複数形成される。内歯ギヤ2034は、電動モータ2040の出力軸の軸心2044に対して偏心して形成されたカップリング2042の偏心軸2046を中心に回転可能に支持される。
図3におけるA−A断面を、図4に示す。内歯ギヤ2034は、複数の歯のうちの一部の歯が外歯ギヤ2032と噛合うように設けられる。電動モータ2040の出力軸回転数がスプロケット2010の回転数と同じである場合は、カップリング2042および内歯ギヤ2034は外歯ギヤ2032(スプロケット2010)と同じ回転数で回転する。この場合、プレート2020がスプロケット2010と同じ回転数で回転し、インテークバルブ1100の位相が保持される。
電動モータ2040により、カップリング2042が、軸心2044を中心に外歯ギヤ2032に対して相対的に回転されると、内歯ギヤ2034全体が軸心2044を中心に回転(公転)するとともに、内歯ギヤ2034が偏心軸2046を中心に自転する。内歯ギヤ2034の回転運動により、プレート2020がスプロケット2010に対して相対的に回転せしめられ、インテークバルブ1100の位相が変更される。
インテークバルブ1100の位相は、電動モータ2040の出力軸とスプロケット2010との相対回転数(電動モータ2040の作動量)が、減速機2030において減速されることにより変化する。なお、電動モータ2040の出力軸とスプロケット2010との相対回転数を増速してインテークバルブ1100の位相を変更するようにしてもよい。
図5を参照して、ECU4000の機能について説明する。なお、以下に説明する機能は、ソフトウェアにより実現するようにしてもよく、ハードウェアにより実現するようにしてもよい。
ECU4000は、休止制御部4002と、停止制御部4004とを備える。休止制御部4002は、気筒休止運転を行なうようにエンジン1000を制御する。より具体的には、エンジン1000のアイドル時に、気筒休止運転を行なうようにエンジン1000を制御する。なお、アイドル時以外に気筒休止運転を行なうようにしてもよい。
停止制御部4004は、吸気および排気を休止した気筒において吸気および排気を再開した後に、すなわち、8つの全ての気筒が実働を開始した後に、インテークバルブ1100の位相を保持しながらエンジン1000を停止するように制御する。
たとえば、気筒休止運転の実行中に、イグニッションスイッチ(もしくはスタートスイッチ)がオフにされると、吸気および排気を休止した気筒において吸気および排気を再開した後に、インテークバルブ1100の位相を保持しながらエンジン1000を停止するように制御される。また、インテークバルブ1100の位相は、エンジン1000の始動性が良好となるように定められた位相に保持される。
図6に示すように、インテーク用VVT機構2000の電動モータ2040の回転角が、コギングトルクが大きくなる回転角として定められた目標の回転角になるように制御することによって、インテークバルブ1100の位相が保持される。すなわち、インテーク用VVT機構2000の電動モータ2040のコギングトルクを利用して、インテークバルブ1100の位相が保持される。
図6に示すように、目標の回転角は、コギングトルクが最大になる回転角よりも前であって、コギングトルクが正値となり得る範囲で定められる。
たとえば、予め定められた時間ならびに予め定められた回数だけ電動モータ2040を作動することによって、電動モータ2040の回転角が、コギングトルクが大きくなる回転角として定められた目標の回転角で止まるように制御される。電動モータ2040の駆動時間ならびに駆動回数は、たとえばシミュレーションもしくは実験などにより定められる。
なお、インテークバルブ1100の位相を保持する方法ならびに、インテーク用VVT機構2000の電動モータ2040の回転角が、コギングトルクが大きくなる回転角として定められた回転角になるように制御する方法はこれに限らない。
図7を参照して、ECU4000が実行するプログラムの制御構造について説明する。なお、以下に説明するプログラムは、予め定められた周期で繰り返し実行される。
ステップ(以下、ステップをSと略す)100にて、ECU4000は、エンジン1000がアイドル中であるか否かを判断する。アイドル中であると(S100にてYES)、処理はS102に移される。もしそうでないと(S100にてNO)、処理はS104に移される。S102にて、ECU4000は、気筒休止運転を行なう。
S104にて、ECU1000は、エンジン1000を停止するか否かを判断する。たとえば、イグニッションスイッチもしくはスタートスイッチがオフにされると、エンジン1000を停止すると判断される。エンジンを停止する場合(S104にてYES)、処理はS106に移される。もしそうでないと(S104にてNO)、この処理は終了する。
S106にて、ECU1000は、気筒休止運転中であるか否かを判断する。気筒休止運転中であると(S106にてYES)、処理はS108に移される。もしそうでないと(S106にてNO)、処理はS110に移される。
S108にて、ECU1000は、吸気および排気を休止した気筒において吸気および排気を再開する。すなわち、8つの全ての気筒が実働するように制御される。
S110にて、ECU1000は、インテーク用VVT機構2000の電動モータ2040の回転角が、コギングトルクが大きくなる回転角として定められた回転角になるように制御することによってインテークバルブ1100の位相を保持しながら、エンジン1000が停止するように制御する。インテークバルブ1100の位相は、始動性が良好となるように定められた位相に保持される。
以上のような構造およびフローチャートに基づく、エンジン1000の動作について説明する。
エンジン1000がアイドル中であると(S100にてYES)、燃料の消費量を抑制すべく、気筒休止運転が行なわれる(S102)。エンジン1000を停止すると判断されると(S104にてYES)、気筒休止運転中であるか否かが判断される(S106)。
ところで、エンジン1000を停止する際には、次回の始動時に備えて、インテークバルブ1100の位相を、始動性が良好になるように定められた位相に保持しておくことが望ましい。
そこで、気筒休止運転中である場合(S106にてYES)、ならびに気筒休止運転中でない場合(S106にてNO)のいずれの場合においても、最終的には、インテーク用VVT機構2000の電動モータ2040の回転角が、コギングトルクが大きくなる回転角として定められた回転角になるように制御することによってインテークバルブ1100の位相を保持しながら、エンジン1000が停止するように制御されるる(S110)。
ところが、気筒休止運転においては、複数の気筒のうちの一部の気筒に対して設けられたロッカーアームがカムに対してフリーになることによって、インテークカムシャフト1120に作用するカムトルクが変化する。
すなわち、全ての気筒が実働している場合には、インテークカムシャフト1120が1回転する間にカムトルクが略一定の周期で変動するのに対して、気筒休止運転中には、カムトルクの変動周期が不均一になり得る。
したがって、気筒休止運転中である場合(S106にてYES)には、不安定なカムトルクの影響により、インテーク用VVT機構2000の電動モータ2040の回転角が、コギングトルクが大きくなる回転角として定められた回転角にならない場合があり得る。そのため、インテークバルブ1100の位相が、始動性が良好になるように定められた位相とは異なり得る。
そこで、気筒休止運転中であると(S106にてYES)、吸気および排気を休止した気筒において吸気および排気が再開される(S108)。すなわち、8つの全ての気筒が実働するように制御される。
その後、インテーク用VVT機構2000の電動モータ2040の回転角が、コギングトルクが大きくなる回転角として定められた回転角になるように制御することによってインテークバルブ1100の位相を保持しながら、エンジン1000が停止するように制御される(S110)。
これにより、エンジン1000を停止する際に、気筒休止運転中でない場合と同様の条件、すなわち、気筒休止運転を行なっている場合に比べてカムトルクが安定した状態において、インテークバルブ1100の位相を保持することができる。そのため、インテークバルブ1100の位相の精度を向上することができる。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
エンジンを示す概略構成図である。 インテークカムシャフトの位相を定めたマップを示す図である。 インテーク用VVT機構を示す断面図である。 図3のA−A断面図である。 ECUの機能ブロック図である。 電動モータのコギングトルクを示す図である。 ECUが実行するプログラムの制御構造を示すフローチャートである。
符号の説明
1000 エンジン、1010 「A」バンク、1012 「B」バンク、1020 エアクリーナ、1030 スロットルバルブ、1040 シリンダ、1050 インジェクタ、1060 点火プラグ、1070 三元触媒、1090 クランクシャフト、1100 インテークバルブ、1110 エキゾーストバルブ、1120 インテークカムシャフト、1130 エキゾーストカムシャフト、2000 インテーク用VVT機構、2010 スプロケット、2020 プレート、2010 スプロケット、2020 プレート、2022 凹部、2030 減速機、2032 外歯ギヤ、2034 内歯ギヤ、2036 凸部、2040 電動モータ、2042 カップリング、2044 軸心、2046 偏心軸、2050 ピン、3000 気筒休止機構、4000 ECU、4002 休止制御部、4004 停止制御部、5000 クランク角センサ、5010 カムポジションセンサ、5020 水温センサ、5030 エアフローメータ。

Claims (3)

  1. 複数の気筒と、吸気バルブおよび排気バルブのうちの少なくともいずれか一方のバルブの位相を変更する可変バルブタイミング機構とが設けられたエンジンの制御装置であって、
    吸気および排気を前記複数の気筒のうちの一部の気筒において休止するように制御するための休止制御手段と、
    吸気および排気を休止した気筒において吸気および排気を再開した後に、前記位相を保持しながら、前記エンジンを停止するように制御するための停止制御手段とを備える、エンジンの制御装置。
  2. 前記可変バルブタイミング機構は、モータにより作動し、
    前記停止制御手段は、吸気および排気を休止した気筒において吸気および排気を再開した後に、前記モータの回転角がコギングトルクが大きい回転角として定められた回転角となるように制御することによって位相を保持しながら、前記エンジンを停止するように制御するための手段を含む、請求項1に記載のエンジンの制御装置。
  3. 前記休止制御手段は、前記エンジンのアイドル時に、吸気および排気を前記複数の気筒のうちの一部の気筒において休止するように制御するための手段を含む、請求項1または2に記載のエンジンの制御装置。
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