JP2010071127A - Egr装置付きエンジンの給気装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】EGR装置付きディーゼルエンジンにおいて、スロットル弁の開度調整等のエンジン性能を低下させる手段を用いることなく、エンジン性能を低下せずに、エンジンの排気圧力>エンジンの給気圧力の関係を保持して、EGRガスを給気通路に常時スムーズに流入可能としたEGR装置付きエンジンの給気装置を提供する。
【解決手段】EGR通路110を給気通路200に接続する合流部110bの給気通路の上流側に、給気通路を通過する給気に給気通路の軸心周りに回転流を生成せしめる回転流形成手段202を設け、合流部に前記給気通路の周壁を外部と遮断して覆う外管部2を形成し、EGRガスを前記外管部2の内部空間2aに導き、前記周壁にEGRガスを給気通路の軸心周りに回転運動を行う給気中に向けて導入するEGR通路孔3を穿孔し、EGRガスを該EGR通路孔3を通して前記給気の回転流動中に流入、混合させることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、主としてEGR(排気再循環)装置付きディーゼルエンジンに適用され、エンジンの排気ガス通路中の排気ガスの一部を、給気通路内に還流するEGR通路を備えたEGR装置付きエンジンの給気装置に関する。
図11は、特許文献1(特開2005−299615号公報)等に用いられているEGR(排気再循環)装置付きディーゼルエンジンの全体構成を示す構成図である。
図11において、符号100で示されるディーゼルエンジン(以下エンジンという)で燃焼された排気ガスは、各シリンダの排気弁(図示省略)、排気ポート109、および排気通路199を通ってから、排気ターボ過給機122の排気タービン120に送りこまれて該排気タービン120を駆動する。
一方、排気タービン120に同軸駆動されるコンプレッサ121によって圧縮された空気は、給気管125を通り、空気冷却器134で冷却されて、スロットル弁123を経て給気通路200を通って各シリンダの給気ポート108に入り、該給気ポート108を通して給気弁(図示省略)に入る。
また、排気通路199から、エンジンの排気ガスの一部を抜き出してEGR通路110及びEGRクーラ124を通して、前記スロットル弁123下流側の給気通路200に還流する。該EGR通路110の通路面積はEGR弁112によって調整される。
かかる、EGR装置付きディーゼルエンジンの一例を示す前記特許文献1(特開2005−299615号公報)においては、たとえば同公報の図5に示すように、エンジンの給気圧力は、排気ターボ過給機122付きエンジンの場合、エンジンの排気圧力よりも高いときが多いので、スロットル弁123の開度を絞って給気圧力を下げ、EGRガスが給気通路200に流入し易いように調整している。
また、特許文献2(特開2005−273558号公報)には、給気通路の中間部に流量調整ようの突起を設けて、該突起の絞り効果により、給気ポート出口側の混合、攪拌を制御している。
特開2005−299615号公報 特開2005−273558号公
EGR装置付きディーゼルエンジンでは、低酸素濃度のEGRガスを給気側に混入させ、シリンダ内で低酸素濃度燃焼を行わせるようになっているが、排気ターボ過給ディーゼルエンジンでは、前記のように、エンジンの排気圧力がエンジンの給気圧力とほぼ同一であるため、エンジンの排気圧力>エンジンの給気圧力とはならず、したがってエンジンの排気側のEGRガスがエンジンの給気圧力側に還流し難い。
このため、前記特許文献1(特開2005−299615号公報)においては、たとえばその公報第9ページの図5に示すように、スロットル弁123の開度を絞って給気圧を下げ、合流部110bにおける、エンジンの排気圧力>エンジンの給気圧力の関係にして、EGRガスが給気通路200に流入し易いように調整している。
従って、かかる従来技術においては、エンジンの給気圧力を低下させるために、スロットル弁123の開度を絞っているが、給気圧低下のための損失が大きく、EGRガスの流入を促進するために、エンジン性能の低下の犠牲を伴うこととなる。
本発明はかかる従来技術の課題に鑑み、EGR装置付きディーゼルエンジンにおいて、スロットル弁の開度調整等のエンジン性能を低下させる手段を用いることなく、エンジン性能を低下せずに、エンジンの排気圧力>エンジンの給気圧力の関係を保持して、EGRガスを給気通路に常時スムーズに流入可能としたEGR装置付きエンジンの給気装置を提供することを目的とする。
また、EGRガスが給気通路にスムーズに流入して、給気通路を流れる給気に対してEGRガスの混合が促進されて、混合がスムーズに行われることを目的とする。
本発明はかかる課題を解決するもので、エンジンの排気ガス通路中の排気ガスの一部を、給気通路内に還流するEGR通路を備えてなるEGR装置付きエンジンの給気装置において、前記EGR通路を前記給気通路に接続する合流部の給気通路上流側に、給気通路を通過する給気に給気通路の軸心周りに回転流を生成せしめる回転流形成手段を設け、EGRガスを前記給気の回転流動中に流入、混合させることを特徴とする(請求項1)。
前記発明において、好ましくは、前記合流部に前記給気通路の周壁を外部と遮断して覆う外管部を形成し、前記EGR通路を経たEGRガスを前記外管部の内部空間に導き、前記周壁にEGRガスを給気通路の軸心周りに回転運動を行う給気中に向けて導入するEGR通路孔を穿孔し、該EGRガスを該EGR通路孔を通して前記給気の回転流動中に流入、混合させることを特徴とする(請求項2)。
前記発明において、好ましくは、前記回転流形成手段が、筒状に形成された給気通路の内壁に設けられた固定羽根によって構成される(請求項3)。
また、好ましくは、前記回転流形成手段が、前記合流部の上流側の給気通路を少なくとも1回以上湾曲させた湾曲部からなり、該湾曲部を流過した給気流が回転運動するように構成される(請求項4)。
また、好ましくは、給気通路の周壁に設けたEGR通路孔を、前記回転流形成手段によって形成される給気の回転流の方向と同一方向にEGRガスを導入するように設置するとよく(請求項5)、また、逆に、給気通路の周壁に設けたEGR通路孔を、前記回転流形成手段によって形成される給気の回転流の方向と逆方向にEGRガスを導入するように設置してもよい(請求項6)。
本発明によれば、エンジンの排気ガス通路中の排気ガスの一部を、各シリンダのそれぞれに給気を送給する給気通路内に還流するEGR通路を備えてなるEGR装置付きエンジンの給気装置において、前記EGR通路を前記給気通路に接続する合流部の給気通路上流側に、給気通路を通過する給気に給気通路の軸心周りに回転流を生成せしめる回転流形成手段を設け、EGRガスを前記給気の回転流動中に流入、混合させるので(請求項1)、すなわち、回転流形成手段により給気通路内部の給気を給気通路の軸心周りに回転運動させるようにしたので、給気が前記軸心周りに回転運動して旋回することにより給気の流速が上昇し、それによってベンチェリ効果が生じて給気の静圧が低下し、この静圧低減によって、EGRガスをEGR通路孔から給気中に円滑に吸い込むことができる。
また、EGRガスが旋回する給気に対して周囲から導入されることで、EGRガスおよび給気の回転による遠心力によって、低温で密度の高い給気は給気通路の周壁近傍に集合し、高温で密度の低いEGRガスは給気通路の中央部に沿って流れるため、周囲から中央部に横切るようにEGRガスが給気通路内に流入され、給気通路の内部全体に亘って、給気とEGRガスとの混合が促進されて、混合がスムーズに行われる。
従って、静圧が低減された回転運動する給気中にEGR通路からのEGRガスを導入することによる、静圧低減のベンチェリ効果により、エンジンの排気圧力>エンジンの給気圧力の関係が成立して、EGRガスを給気通路に常時スムーズに流入可能となるとともに、給気通路の内部全体に亘って、給気とEGRガスとの混合が促進されて、スムーズな混合がなされる。
従って、かかる発明によれば、スロットル弁の開度調整等のエンジン性能を低下させる手段を用いることなく、しかも給気通路にEGR通路孔等の簡単な手段を設けるのみという低コストの手段で以って、エンジン性能を低下せずに、EGRガスを給気通路に常時スムーズに流入可能とし、さらに給気とEGRガスとの混合がスムーズになされるEGR装置付きエンジンの給気装置を得ることができる。
なお、スロットル弁の開度調整等と併用することももちろん可能であり、併用すれば、より一層、EGRガスの導入および混合の促進が得られる。
また、合流部に前記給気通路の周壁を外部と遮断して覆う外管部を形成し、前記EGR通路を経たEGRガスを前記外管部の内部空間に導き、前記周壁にEGRガスを給気通路の軸心周りに回転運動を行う給気中に向けて導入するEGR通路孔を穿孔し、該EGRガスを該EGR通路孔を通して前記給気の回転流動中に流入、混合させるので(請求項2)、吸気通路の周囲からEGRガスを導入可能になり、EGRガスの流入および混合がより促進される。
また、回転流を生成せしめる回転流形成手段が、筒状に形成された給気通路の内壁に設けられた固定羽根によって構成されるので(請求項3)、給気流が確実に旋回されて回転流が効率よく形成される。
また、前記回転流形成手段が、前記合流部の上流側の給気通路を少なくとも1回以上湾曲させた湾曲部からなり、該湾曲部を流過した給気流が回転運動するよう構成されるので(請求項4)、つまり、合流部の上流の給気通路の形状を、給気の回転流中にEGRガスを流入せしめるように給気通路の配管形状を給気に1回転以上の回転運動を与えるように湾曲せしめるので、前記請求項3のような羽根を設ける構造に比べて給気通路内の圧損を低減でき、さらに構造が簡単且つ低コストで構成できる。
また、給気通路の周壁に設けたEGR通路孔を、前記回転流形成手段によって形成される給気の回転流の方向と同一方向にEGRガスを導入するように設置するので(請求項5)、給気の一定方向の回転流中に、傾斜した複数のEGR通路孔からEGRガスを給気と同方向に噴出させるので、EGRガスも給気の同方向の回転流中に旋回させながら合流させることができ、回転流形成手段による旋回流に対してさらにEGRガス流が同方向に合流されるため、遠心力の作用が一層大きくなり、遠心力による給気の外周方向への移動とEGRガスの中心方向への移動とが効果的に得られて、給気とEGRガスとの混合を一層促進することができる。
また、給気通路の周壁に設けたEGR通路孔を、前記回転流形成手段によって形成される給気の回転流の方向と逆方向にEGRガスを導入するように設置するので(請求項6)、
給気の一定方向の回転流中に、傾斜した複数のEGR通路孔から、EGRガスを該給気の回転流動と逆方向に旋回させながら噴出させて、給気の回転流動を攪乱させる作用が生じるので、給気とEGRガスとの間に乱流が誘起されることとなって、給気とEGRガスとの混合がさらに促進される。
以下、本発明を図に示した実施例を用いて詳細に説明する。但し、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
図1はEGR(排気再循環)装置付きディーゼルエンジンのシリンダ周りの給、排気構成を示す一部断面図である。
図1および図11において、符号100で示されるディーゼルエンジン(以下エンジンという)において、シリンダヘッド111に装着された燃料噴射弁107からの燃料噴射により燃焼された後の排気ガスは、各シリンダの排気弁(図示省略)、排気ポート109、および排気通路199を通ってから、排気ターボ過給機122(図11参照)の排気タービン120に送りこまれて該排気タービン120を駆動する。
一方、排気タービン120(図11参照)に同軸駆動されるコンプレッサ121によって圧縮された空気は、給気管125を通り、空気冷却器134で冷却されて、スロットル弁123を経て、給気通路200を通って給気ポート108に入り、該給気ポート108及び給気弁104を通って燃焼室103に入り、燃焼を行いピストンリング106が嵌挿されたピストン101を、シリンダライナ102の内面に沿って押し下げる。
また、排気通路199の分岐点110aから、エンジンの排気ガスの一部を抜き出してEGRガスとし、該EGRガスを、EGR通路110及びEGRクーラ124を通して、前記スロットル弁123(図11参照)の下流側の給気通路200との合流部110bに還流する。該EGR通路110の通路面積はEGR弁112によって調整される。
本発明は、前記合流部110bにおける、前記EGR110通路を経たEGRガスと各シリンダの給気通路に向かう給気との合流手段、つまりEGR合流機構1に関するものである。
(第1実施例)
図1に示すように、前記合流部110bには、円筒状に形成された給気通路200と前記EGR通路110との合流を行うEGR合流機構1を設けている。
図2は本発明の第1実施例である前記EGR合流機構1の詳細を示す一部断面斜視説明図、図3は図2のB−B矢視図である。図4は作用説明図である。
図1〜3において、前記EGR合流機構1には、円筒状に形成された給気通路200の通路内部200aに、該通路内部200aを流れる給気を回転させて旋回流を形成する回転流形成手段202が設けられており、該回転流形成手段202は、複数の(この例では7枚)の羽根4が、給気通路200の内周壁面に固定され、通路内部200aの一定長Dに沿って設けられることで構成している。
各羽根4は、図3に示すように、入口側から出口側に向けて所定角度だけ捩れて形成され、上流から下流に向かって流れる給気を旋回するようになっている。
そして、回転流形成手段202の下流側の給気通路200の周壁には、前記EGR通路110が接続されている。
そして、給気通路200の周壁には、通路内部200aと連通するEGR通路孔3が開孔されている。該EGR通路孔3は、図3のように、軸方向に見て給気通路200の周壁の任意の位置に1つまたは複数設けてもよい。
また、前記EGR通路孔3は、周壁に直角に直状に穿孔しても、あるいは羽根4により形成される給気の回転流の方向即ち旋回方向流S(図2参照)と同一方向、または逆方向にEGRガスを噴出するように傾けてもよい(図9、図10参照)。
従って、かかる実施例においては、EGR合流機構1の合流部110bには円筒状に形成された給気通路200の通路内部200aに給気の回転の旋回方向流Sを形成する羽根4を設け、該羽根4により前記通路内部200aの給気に、給気通路200の軸心200c周りに回転運動を発生させる。
そして、給気通路200の周壁に、EGRガスを給気通路200の軸心200c周りに回転運動を行う給気中に向けて導入するようにEGR通路孔3を1つまたは複数穿孔する。さら前記EGR通路孔3を通してEGRガスを給気の旋回方向流S中に流入し、混合させる。
従って、かかる実施例では、前記羽根4により、給気通路200の通路内部200aの給気を軸心200c周りに回転運動を生起させることによって、給気の流速が上昇するため、ベンチェリ効果が生じて給気の静圧が低下し、給気側が排気側(EGRガス側)よりも低圧となり、EGRガスをEGR通路孔から給気中に円滑に吸い込むことができる。
また、図4に示すようにEGRガスが旋回する給気(旋回方向流S)に対して周囲から導入されることで、EGRガスおよび給気の回転による遠心力によって、低温で密度の高い給気は給気通路200の周壁近傍に集合し(図4の実線の矢印方向)、高温で密度の低いEGRガスは給気通路200の中央部に沿って流れるため(図4の点線の矢印方向)、EGRガスは周囲から中央部に向かって横切るように給気通路200内に流入され、給気通路200の内部全体に亘って、給気とEGRガスとの混合が促進されて、混合がスムーズに行われる。
従って、静圧が低減された回転運動する給気中(旋回方向流S)にEGR通路孔3からEGRガスを導入することによる、静圧低減のベンチェリ効果により、エンジンの排気圧力>エンジンの給気圧力の関係が成立して、EGRガスを給気通路200に常時スムーズに流入可能とするとともに、給気とEGRガスとの混合をスムーズに行うことができ、混合が促進することができる。
従って、かかる実施例によれば、スロットル弁123(図11参照)の開度調整等のエンジン性能を低下させる手段を用いることなく、しかも給気通路200にEGR通路孔3等の簡単な手段を設けるのみという低コストの手段で以って、エンジン性能を低下せずに、EGRガスを給気通路200に常時スムーズに流入可能としたエンジンの給気装置が得られる。
なお、スロットル弁123の開度調整等と併用することももちろん可能であり、併用すれば、より一層、EGRガスの導入および混合の促進が得られる。
(第2実施例)
図5〜図7を参照して本発明の第2実施例を説明する。
図6は、第2実施例のEGR合流機構1の詳細を示す一部断面斜視説明図である。図7は、図6のE−E矢視図である。この第2実施例においては、回転流形成手段202は実施例1と同様であるが、下流側の給気通路200の周壁へのEGR通路110の接続が相違する。
給気通路200の周壁には、外部と遮断して外管部2が覆っている。該外管部2の内部空間2aは円環状の案内部に形成され、該内部空間2aに前記EGR通路110が接続されている。
そして、給気通路200の周壁には、図5〜6のように、該内部空間2aと通路内部200aとを連通するEGR通路孔3が開孔されている。該EGR通路孔3は、図3のように、軸方向に見て羽根4毎の位置に対応するように該羽根4と同数設けても、任意の位置に任意の数設けてもよい。
また、前記EGR通路孔3は、周壁に直角に直状に穿孔しても、あるいは羽根4により形成される給気の回転流の方向即ち旋回方向流S(図6参照)と同一方向、または逆方向にEGRガスを噴出するように傾けてもよい(図9、図10参照)ことは、実施例1と同様である。
従って、かかる実施例においては、前記実施例1と同様の作用効果を奏すると共に、さらに、吸気通路の周囲からEGRガスが導入可能となるため、EGRガスの流入および混合がより促進される。
(第3実施例)
図8を参照して本発明の第3実施例を説明する。
この第3実施例においては、第1、第2実施例で説明した回転流形成手段202に代えて、上流側の給気通路200を少なくとも1回転以上湾曲して(湾曲部を200dで示す)、該湾曲部200dを流過した給気流が合流部110bでEGRガスと合流するように構成したことが特徴である。
すなわち、給気通路200の軸心200c周りに少なくとも1回転以上の回転運動流200eを成すように給気通路200の湾曲部200dが形成されている。
そして、前記第2実施例と同様に、EGRガスを外部と遮断した外管部2の内部空間2aに導き、前記給気通路200周壁にEGRガスが前記給気流に向けて流過するEGR通路孔3を複数穿孔し、EGRガスを複数のEGR通路孔3を通して前記給気の回転運動流200e中に流入せしめるように構成する。
その他の構成は前記第2実施例と同様で、これと同一の部材は同一の符号で示す。
かかる第3実施例によれば、前記EGR合流機構1の上流側の給気通路200を少なくとも1回転以上湾曲して、該湾曲部200dを流過した給気流が該給気通路200の軸心200c周りに少なくとも1回転以上の回転運動流200eを成すように給気通路200が形成されている。
従って、給気通路200の配管形状のみで給気に旋回流を生起することができるので、構造が簡単且つ低コストで、且つ圧力損失が少ない構造で持って、スロットル弁123(図11参照)の開度調整等のエンジン性能を低下させる手段を用いることなくエンジン性能を低下せずに、EGRガスを給気通路200に常時スムーズに流入可能としたエンジンの給気装置が得られる。
(第4実施例)
図9は本発明の第4実施例である前記EGR合流機構1の詳細を示す図6のF−F矢視相当図である。
この第4実施例においては、前記EGR合流機構1に、給気の一定方向の回転流を形成する手段を設ける。つまり、前記第1実施例〜第3実施例と同様な手段で、EGRガスの合流部110bに、給気の一定方向の旋回方向流Sを形成する(同図では左方向であるが右方向でもよい)。
かかる給気通路200の周壁を外管部2にて外部と遮断して覆い、この内部空間2aに前記EGR通路110からEGRガスを導く。
このEGRガスを、給気通路200の周壁に穿孔された傾斜した複数のEGR通路孔3から、前記給気の旋回方向流S中に該給気の回転流動と同方向に噴出させて給気の回転流動中に混合するように構成する。
その他の構成は前記第1実施例〜第3実施例と同様で、これと同一の部材は同一の符号で示す。
かかる第4実施例によれば、給気の一定方向の旋回方向流S中に、傾斜した複数のEGR通路孔3からEGRガスを、給気と同方向に噴出させるので、EGRガスも給気の同方向の旋回方向流Sに旋回させながら合流させることができ、遠心力の作用が一層大きくなり、遠心力による給気の外周方向への移動とEGRガスの中心方向への移動とが効果的に得られて、給気とEGRガスとの混合を一層促進することができる。
(第5実施例)
図10は本発明の第5実施例である前記EGR合流機構1の詳細を示す図6のF−F矢視相当図である。
この第5実施例においては、前記EGR合流機構1に、給気の一定方向の回転流を形成する手段を設ける。つまり、前記第1実施例〜第3実施例と同様な手段で、EGRガスの合流部110bに、給気の一定方向の旋回方向流Sを形成する(同図では左方向であるが右方向でもよい)。
かかる給気通路200の周壁を外管部2にて外部と遮断して覆い、この内部空間2aに前記EGR通路110からEGRガスを導く。
このEGRガスを、給気通路200の周壁に設けたEGR通路孔3から、前記給気の回転流動流即ち旋回方向流Sと逆方向に噴出させる。即ちこの第5実施例のEGR通路孔3は、前記第4実施例と逆向きとなる。
かかるEGR通路孔3から前記給気の旋回方向流S中に、該給気の旋回方向流Sと逆方向に噴出させて給気の回転流動を攪乱させる。
その他の構成は前記第1実施例〜第3実施例と同様で、これと同一の部材は同一の符号で示す。
かかる第5実施例によれば、給気の一定方向の旋回方向流S中に、傾斜した複数のEGR通路孔3から該給気の回転流動と逆方向に旋回させながら噴出させて、給気の回転流動を攪乱させるので、給気とEGRガスとの間に乱流が誘起されることとなって給気とEGRガスとの混合がさらに促進される。
本発明によれば、EGR装置付きディーゼルエンジンにおいて、スロットル弁の開度調整等のエンジン性能を低下させる手段を用いることなく、エンジン性能を低下せずに、エンジンの排気圧力>エンジンの給気圧力の関係を保持して、EGRガスを給気通路に常時スムーズに流入可能としたEGR装置付きエンジンの給気装置を提供できる。
EGR(排気再循環)装置付きディーゼルエンジンのシリンダ周りの給、排気構成を示す一部断面図である。 本発明の第1実施例である前記EGR合流機構1の詳細を示す一部断面斜視説明図である。 本発明の第1実施例を示す図2のB−B矢視図である。 本発明の第1実施例を示す作用説明図である。 本発明の第2実施例を示すEGR(排気再循環)装置付きディーゼルエンジンのシリンダ周りの給、排気構成を示す一部断面図である。 本発明の第2実施例である前記EGR合流機構1の詳細を示す一部断面斜視説明図である。 本発明の第2実施例を示す図6のE−E矢視図である。 本発明の第3実施例である前記EGR合流機構1の詳細を示す一部断面斜視説明図である。 本発明の第4実施例である前記EGR合流機構の詳細を示す図6のF−F矢視相当図(図7対応図)である。 本発明の第5実施例である前記EGR合流機構の詳細を示す図6のF−F矢視相当図である。 従来のEGR(排気再循環)装置付きディーゼルエンジンの全体構成を示す構成図である。
符号の説明
1 EGR合流機構
2 外管部
2a 内部空間
3 EGR通路孔
4 羽根
100 エンジン(4サイクルディーゼルエンジン)
101 ピストン
102 シリンダライナ
103 燃焼室
104 給気弁
105 排気弁
107 燃料噴射弁
108 給気ポート
109 排気ポート
110 EGR通路
110a 分岐点
110b 合流部
112 EGR弁
122 排気ターボ過給機
123 スロットル弁
199 排気通路
200 給気通路
200a 給気通路の内部
200c 軸心
200d 湾曲部
200e 回転運動流
S 旋回方向流

Claims (6)

  1. エンジンの排気ガス通路中の排気ガスの一部を、給気通路内に還流するEGR通路を備えてなるEGR装置付きエンジンの給気装置において、
    前記EGR通路を前記給気通路に接続する合流部の給気通路上流側に、給気通路を通過する給気に給気通路の軸心周りに回転流を生成せしめる回転流形成手段を設け、EGRガスを前記給気の回転流動中に流入、混合させることを特徴とするEGR装置付きエンジンの給気装置。
  2. 前記合流部に前記給気通路の周壁を外部と遮断して覆う外管部を形成し、前記EGR通路を経たEGRガスを前記外管部の内部空間に導き、前記周壁にEGRガスを給気通路の軸心周りに回転運動を行う給気中に向けて導入するEGR通路孔を穿孔し、該EGRガスを該EGR通路孔を通して前記給気の回転流動中に流入、混合させることを特徴とする請求項1記載のEGR装置付きエンジンの給気装置。
  3. 前記回転流形成手段が、筒状に形成された給気通路の内壁に設けられた固定羽根によって構成されることを特徴とする請求項1記載のEGR装置付きエンジンの給気装置。
  4. 前記回転流形成手段が、前記合流部の上流側の給気通路を少なくとも1回以上湾曲させた湾曲部からなり、該湾曲部を流過した給気流が回転運動するように構成されることを特徴とする請求項1記載のEGR装置付きエンジンの給気装置。
  5. 給気通路の周壁に設けたEGR通路孔を、前記回転流形成手段によって形成される給気の回転流の方向と同一方向にEGRガスを導入するように設置されたことを特徴とする請求項1に記載のEGR装置付きエンジンの給気装置。
  6. 給気通路の周壁に設けたEGR通路孔を、前記回転流形成手段によって形成される給気の回転流の方向と逆方向にEGRガスを導入するように設置されたことを特徴とする請求項1に記載のEGR装置付きエンジンの給気装置。
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