JP2010071074A - 作業用足場台及びこれを利用する連結足場台 - Google Patents

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Abstract

【課題】収納時及び使用時にあっては作業の障害にならず、周囲に壁や物等の障害物が存在していても容易にセットできて昇降を容易に行うことが可能になると共に、踏み外し防止ガードを取付けることが可能な手掛かり棒を備えた作業用足場台及びこれに利用する連結足場台を提供する。
【解決手段】天板11の両側に対となる梯子状の支持脚12、13を折り畳み可能に設けた作業用足場台93において、支持脚12、13の脚柱14〜17に沿って上下し、収納時にはその先部が脚柱14〜17の先端部より下位置に保持され、使用時にはその先部が天板11の上方に突出する手掛かり棒94〜97と、天板11の上方に突出した手掛かり棒94〜97に掛合し、手掛かり棒94〜97を突出した状態に保持するロック手段26aとを有する。
【選択図】図18

Description

本発明は、作業用足場台及びこれを利用する連結足場に係り、更に詳細には建物の建設現場等において天井の内装仕上げや天井内の配線、配管等の比較的高い場所で作業を行うときに、昇降を容易に行うために使用する手掛かり棒を有する足場台に関する。
従来、図46に示すように、上面に作業床面500を有する足場板501と、それぞれ上端部が足場板501の左右端部に連結されると共に下端部が床面502に載置される一対の支持脚503、504とを具備し、少なくとも一方の支持脚503が梯子構造を有し、この支持脚503の一対の支柱505、506の上部側面にそれぞれ枢軸によって、正面視において各支柱505、506の延長線上に伸延する使用位置と、各支柱505、506の側面に重合状態に並設される格納位置との間で回動自在に昇降案内用手掛かり507、507aを設け、昇降案内用手掛かり507、507aは、枢軸から離隔した位置で使用位置に固定保持される作業用足場台208が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、図47に示すように、アルミニウム部材から構成された天板509にアルミニウム部材からなる対となる梯子状の主脚510、511を折り畳み可能に設けて、天板509の隅角部に、手掛け部材512、512aを立設位置から主脚510、511に沿って折り畳み可能に取付けられたアルミニウム製可搬式作業台513が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
更に、図48に示すように、長方形状の天板514に対となる梯子状の主脚515、516を折り畳み可能に設け、天板514又は主脚515、516の幅方向の一方側にはそれぞれ手掛け部材517、517aを折り畳み可能に取付け、長方形の天板514の長辺側及び/又は短辺側に着脱可能な手摺り519が設けられた作業用足場台520が提案されている(例えば、特許文献3参照)。
特許第3429655号公報 特開平11−100985号公報 特開2001−152659号公報
しかしながら、特許文献1に記載された発明では、昇降案内用手掛かり507、507aは各支柱505、506の延長線上に伸延する使用位置と、各支柱505、506の側面に並設される格納位置との間で回動自在に設けられているため、昇降案内用手掛かり507、507aを回動させてセットする際に、足場板501や支持脚503の側面に壁、物等の障害物が存在すると、昇降案内用手掛かり507、507aを回動させることができず、昇降案内用手掛かり507、507aのセットを行うことができないという問題が生じる。
特許文献2に記載された発明では、天板509の隅角部に手掛け部材512、512aの立設用の受金具が天板509の外側面に向けて取付けられているため、作業中に作業者の服が受金に引っ掛かったり、運搬時、使用時に受金具に物を衝突させて変形させるという問題が存在する。また、主脚510、511の昇降面側に壁や物等があると、手掛け部材512、512aをセットできないという問題が生じる。
特許文献3に記載された発明では、天板514の長辺側及び/又は短辺側に着脱可能な手摺り519が設けられているため、作業中に作業者が手摺り519に寄り掛かる可能性が高く体のバランスを崩し足場台ごと転倒するという問題を有する。更に、専用の手摺り519を設けるため、作業用足場台520のコストが高くなるという問題も生じる。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、収納時及び使用時にあっては作業の障害にならず、周囲に壁や物等の障害物が存在していても容易にセットできて昇降を容易に行うことが可能になると共に、踏み外し防止ガードを取付けることが可能な手掛かり棒を備えた作業用足場台及びこれを利用する連結足場台を提供することを目的とする。
前記目的に沿う請求項1記載の作業用足場台は、天板の長手方向の左右両端に、折り畳み連結機構を介して配設され、それぞれ下方に前後の幅が増大して開脚する対となる梯子状の支持脚を折り畳み可能に設けた作業用足場台において、
前記支持脚の脚柱に沿って上下し、収納時にはその先部が該脚柱の先端部より下位置に保持され、使用時にはその先部が前記天板の上方に突出して該天板の両側に左右対称に設けられる手掛かり棒と、
前記天板の上方に突出した前記手掛かり棒に掛合し、該手掛かり棒を突出した状態に保持するロック手段とを有し、
前記天板の左右両側に突出した前記各手掛かり棒の上端部には、踏み外し防止ガードが該踏み外し防止ガードの両側にそれぞれピンを介して回動可能に設けられた連結金具を介して取付けられ、しかも、前記踏み外し防止ガードは伸縮可能となっている
請求項2記載の作業用足場台は、請求項1記載の作業用足場台において、前記手掛かり棒は、該手掛かり棒の上端部を前記連結金具に嵌入し、該手掛かり棒の上端部に設けられ、弾性部材によって外側に付勢する突出ピンを該連結金具に設けられた孔から突出させて、該連結金具が該手掛かり棒の上端から引き抜かれるのを防止する。
請求項3記載の作業用足場台は、請求項1、2記載の作業用足場台において、前記踏み外し防止ガードは、各角部が外側に突出した第1の角パイプと、該第1の角パイプを内部に収納し該第1の角パイプの前記各角部を内側に当接させながら軸方向に移動可能にする相似形状の第2の角パイプを有し、前記天板の左右両側に突出した対となる前記各手掛かり棒の上端部にそれぞれ設けられた前記連結金具間の距離に応じて、前記踏み外し防止ガードの長さを変化させる。
請求項4記載の作業用足場台は、請求項1〜3記載の作業用足場台において、前記各折り畳み連結機構は、前記天板を形成する矩形状の枠体の長手方向の左右両端部にそれぞれ固着される左右の固定板と、前記各支持脚の上端部にそれぞれ固着される左右の可動板と、前記左右の固定板及び前記左右の可動板を回転自在にそれぞれ連結する左右の枢軸とを有し、前記左右の可動板及び左右対称に設けられた前記連結金具のいずれか一方の寸法は他方の寸法より大きく形成されている。
請求項記載の作業用足場台は、請求項1〜4記載の作業用足場台において、前記手掛かり棒には、前記ロック手段が前記手掛かり棒の上下方向複数の位置で掛合し、前記天板から突出する前記手掛かり棒の突出位置が複数ある。
請求項記載の作業用足場台は、請求項1〜5記載の作業用足場台において、前記脚柱の外側にそれぞれガイドが設けられ、前記手掛かり棒は前記各ガイドに沿って上下する。
請求項記載の作業用足場台は、請求項記載の作業用足場台において、前記手掛かり棒は断面矩形状となって、前記ガイドは、前記手掛かり棒が挿通する角溝部を有している。
請求項記載の作業用足場台は、請求項記載の作業用足場台において、前記ロック手段は、前記手掛かり棒の所定位置に設けられた掛合孔に嵌入可能なロッドを有し、該ロッドを進退させる操作部が前記ガイドに取付けられている。
請求項9記載の作業用足場台は、請求項8記載の作業用足場台において、前記操作部は、前記支持脚の昇降面に対して背面側に取付けられている。
請求項10記載の連結足場台は、請求項1〜9記載の作業用足場台を直列に接続した連結足場台であって、隣り合う前記作業用足場台の天板は両側に連結掛止部材を備えた連結足場部材で連結され、更に、隣り合う前記作業用足場台の前記踏み外し防止ガードは、両側に取付け金具が設けられた伸縮可能な補助踏み外し防止ガードによって連結されている。
請求項11記載の連結足場台は、請求項10記載の連結足場台において、前記取付け金具は前記連結金具に被さり、更に被さった状態の前記取付け金具及び前記連結金具を貫通しスプリングによって付勢された連結ピンによって該取付け金具は前記連結金具にロックされている。
請求項1〜記載の作業用足場台においては、手掛かり棒は支持脚の脚柱に沿って上下して突出した状態に保持することができるので、作業用足場台の周囲(天板の両側、支持脚の昇降面側)に壁や物等の障害物が存在しても小さな作業面積で手掛かり棒を操作し、確実にセットすることができる。
また、天板の両側に手掛かり棒が設けられ、対となる手掛かり棒の上端部には、踏み外し防止ガードが、その両端にそれぞれ設けられた連結金具を介して設けられ、しかも、踏み外し防止ガードは伸縮可能となっているので、踏み外し防止ガードを取付けた状態で手掛かり棒を伸縮することができ、踏み外し防止ガードの高さ位置を容易に調整することが可能になると共に、踏み外し防止ガードの設置も容易に行なうことが可能になる。
更に、連結金具と踏み外し防止ガードとはピンを介して回動可能に連結されているので、踏み外し防止ガードを手掛かり棒に連結していても、各手掛かり棒を個別に伸縮させて使用状態や収納状態にすることができると共に、踏み外し防止ガードを手掛かり棒に連結したまま作業用足場台の支持脚を開閉折り畳むことができ、作業用足場台の取扱いが容易となる。
請求項の作業用足場台においては、手掛かり棒には、ロック手段が手掛かり棒の上下方向複数の位置で掛合し、天板から突出する手掛かり棒の突出位置が複数あるので、天板の上方に障害物が存在しても、障害物までの高さに応じて手掛かり棒の突出長さを調整することが可能となる。
請求項記載の作業用足場台においては、脚柱の外側にガイドが設けられ、手掛かり棒はガイドに沿って上下するので、手掛かり棒の上下する方向をガイドにより規制することができる。このため、手掛かり棒を支持脚の脚柱に沿って上下するようにでき、作業者が支持脚を昇降する際に邪魔にならない。
請求項記載の作業用足場台においては、手掛かり棒は断面矩形状となって、ガイドは、手掛かり棒が挿通する角溝部を有しているので、ガイド内で手掛かり棒が回転することがなく、ロック手段を容易に手掛かり棒に掛合することが可能になる。
請求項記載の作業用足場台においては、ロック手段は、手掛かり棒の所定位置に設けられた掛合孔に嵌入可能なロッドを有しているので、ロック手段による手掛かり棒の掛止を容易に行うことが可能になる。また、ロッドを進退させる操作部がガイドに取付けられているので、手掛かり棒をガイド内でスライドさせながら所定の位置で容易にロックすることが可能になる。
請求項10及び11記載の連結足場台においては、隣り合う作業用足場台の天板は両側に連結掛止部材を備えた連結足場部材で連結され、更に、隣り合う作業用足場台の踏み外し防止ガードは、両側に取付け金具が設けられた伸縮可能な補助踏み外し防止ガードによって連結されているので、連結部での踏み外し転落を防止することが可能になると共に、隣り合う作業用足場台の距離に応じて補助踏み外し防止ガードの長さを容易に調整して取付けることが可能になる。
特に、請求項11記載の連結足場台においては、取付け金具は連結金具に被さり、取付け金具は連結金具にスプリングによって付勢された連結ピンによってロックされているので、取付け金具の着脱を容易に行なうことができ、補助踏み外し防止ガードの設置を容易に行なうことが可能になる。
本発明の第1の実施の形態に係る作業用足場台の側面図である。 同作業用足場台の一部省略正面図である。 (A)、(B)はそれぞれ手掛かり棒の側面図、正面図である。 ロック手段の正面図である。 図4のP−P矢視断面図である。 (A)、(B)、及び(C)はそれぞれロック手段のロック状態における平面図、一部切り欠き断面図、及び底面図である。 ロック手段のロック解除状態における切り欠き断面図である。 (A)は踏み外し防止ガードの一部切り欠き側断面図、(B)は図8(A)のQ−Q矢視断面図である。 手掛かり棒の収納時の状態を示す一部省略正面図である。 手掛かり棒の引出しを開始した際の状態を示す一部省略正面図である。 手掛かり棒の引出しを更に進めた状態を示す一部省略正面図である。 手掛かり棒をガイドの底面に当て最長とした状態を示す一部省略正面図である。 手掛かり棒を天板の幅方向に対して垂直に立てたときの状態を示す一部省略正面図である。 完全に引き出された手掛かり棒がロックされたときの状態を示す一部省略正面図である。 手掛かり棒がロックされた状態の作業用足場台を示す側面図である。 手掛かり棒がロックされた状態の作業用足場台の一部省略正面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る連結足場台の側面図である。 (A)は本発明の第2の実施の形態に係る作業用足場台の側面図、(B)は図18(A)の矢視X−X断面図である。 同作業用足場台に使用される連結金具の側面図である。 図19のZ方向から見た同作業用足場台に使用される連結金具の平面図である。 同作業用足場台において支持脚を折り畳んだ際の状態を示す説明図である。 同作業用足場台において支持脚を開脚した際の状態を示す説明図である。 同作業用足場台において1つの手掛かり棒を引き上げた際の状態を示す説明図である。 本発明の第2の実施の形態に係る連結足場台の側面図である。 (A)、(B)はそれぞれ同連結足場台に使用される補助踏み外し防止ガードの引き伸ばされた状態を示す側面図及び平面図である。 (A)、(B)はそれぞれ同連結足場台に使用される補助踏み外し防止ガードの収縮した状態を示す側面図及び平面図である。 (A)は同連結足場台に使用される取付け金具の側面図、(B)は図27(A)の矢視Y−Y断面図である。 図27のU方向から見た同連結足場台に使用される取付け金具の平面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る作業用足場台の手掛かり棒の引出しを開始した際の状態を示す一部省略正面図である。 同作業用足場台の手掛かり棒が完全に引き出された際の状態を示す一部省略正面図である。 本発明の第4の実施の形態に係る作業用足場台の手掛かり棒の引出しを開始した際の状態を示す一部省略正面図である。 同作業用足場台の手掛かり棒が完全に引き出された際の状態を示す一部省略正面図である。 本発明の第5の実施の形態に係る作業用足場台の手掛かり棒を収納した状態を示す一部省略正面図である。 同作業用足場台の手掛かり棒が完全に引き出された際の状態を示す一部省略正面図である。 本発明の第6の実施の形態に係る作業用足場台の側面図である。 (A)は同作業用足場台の手掛かり棒を最長とした状態を示す一部省略正面図、(B)は図36(A)の矢視N−N断面図である。 (A)は同作業用足場台の中桟部材の側面図、(B)は図37(A)の矢視R−R断面図である。 (A)は同作業用足場台の中桟部材の取付け状態を示す側面図、(B)は図38(A)の矢視M−M断面図である。 (A)は同作業用足場台の幅木部材の側面図、(B)は図39(A)の矢視Z−Z断面図である。 同作業用足場台において支持脚を開脚した際の状態を示す説明図である。 同作業用足場台の手掛かり棒が完全に引き出された際の状態を示す説明図である。 本発明の第7の実施の形態に係る作業用足場台の手掛かり棒の引出しを開始した際の状態を示す一部省略側面図である。 同作業用足場台の手掛かり棒が完全に引き出された際の状態を示す一部省略側面図である。 同作業用足場台の手掛かり棒に設けた踏み外し防止ガードに補助ガードを取付けた際の一部省略正面図である。 同作業用足場台の手掛かり棒に設けた踏み外し防止ガードに補助ガードを取付けた際の一部省略側面図である。 従来例に係る作業用足場台の説明図である。 従来例に係る作業用足場台の説明図である。 従来例に係る作業用足場台の説明図である。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
図1、図2に示すように、本発明の第1の実施の形態に係る作業用足場台10は、天板11と、天板11に対しての左右両側(本実施の形態では、天板11の長手方向両端側)に折り畳み可能に設けられた対となる梯子状の支持脚12、13と、各支持脚12、13の前後に配置された脚柱14〜17のそれぞれ外側に設けられたガイド18〜21に沿って昇降(上下)する手掛かり棒22〜25と、天板11の上方に突出した各手掛かり棒22〜25に掛合し、手掛かり棒22〜25を突出した状態に保持するロック手段26と、手掛かり棒22と手掛かり棒24の上端及び手掛かり棒23と手掛かり棒25の上端にそれぞれ装着された踏み外し防止ガード27、28を有している。以下、これらについて詳細に説明する。
天板11は、例えば、矩形状の枠体29に足場板30を取付けることによって形成されており、複数の作業者が載っても十分耐えうる強度を有する。また、天板11の両端部には、隣り合う作業用足場台10の天板11同士を連結する連結足場部材87(図17参照)の両側に設けられた連結掛止部材89を掛止する掛合孔11aが複数設けられている。
天板11の両側に折り畳み可能に設けられた対となる梯子状の支持脚12(13)は、対となる脚柱14(16)、15(17)と、脚柱14(16)、15(17)間に上下方向に間隔を開けて横架される複数の踏み桟31を有している。そして、各支持脚12(13)は、天板11の両側に折り畳み連結機構32、33を介して配設されている。
ここで、折り畳み連結機構32(33)は、枠体29の両端部に固着されている固定板34(35)に、支持脚12(13)の上端部に固着されている可動板36(37)を枢軸38(39)によって回転自在に連結することによって構成されている。
なお、支持脚12(13)を構成する対となる脚柱14(16)、15(17)においては、図2に示すように、その上端部は天板11の幅と同一間隔をあけて平行に上方に伸延している。一方、上端部を除いた脚柱14(16)、15(17)の部分は、脚柱14(16)、15(17)間の幅方向に対称に傾斜しており、下方にいくにつれて、漸次、両者間の幅を拡大している。これによって、支持脚12、13によって、天板11を床面上に安定状態に支持することができる。
更に、天板11の両端部の下面側と、支持脚12(13)の上部に横架した踏み桟31、との間には、折り畳み連結機構32、33の操作に合わせて折り畳み可能な開き止め金具40が並べて架設されている。これによって、天板11の両端部における支持脚12、13の開脚角度の拡がりを防止して、天板11を床面上に安定状態に支持することができる。
図3(A)、(B)に示すように、手掛かり棒22〜25は、断面矩形状であって、その上端側には上端用サイドストッパー41が嵌入されて、止めネジ42により固定されている。また、手掛かり棒22〜25の下端側には下端用サイドストッパー43が嵌入されて、止めネジ44により固定されている。そして、手掛かり棒22〜25の下端側で、脚柱14〜17に沿って昇降する際に外側になる側には手掛かり棒22〜25の表面から突出するストッパー45が手掛かり棒22〜25を介して下端用サイドストッパー43に止めネジ46により固定されている。
更に、脚柱14〜17に沿って昇降する際に正面になる手掛かり棒22〜25の側部において、上端用サイドストッパー41より下位置の中央部には第1の掛合孔47が設けられ、第1の掛合孔47の下方で中央部から一方側に寄った位置には第2の掛合孔48、下端用サイドストッパー43より上位置で中央部から一方側に寄った位置には第3の掛合孔49がそれぞれ形成されている。
このような構成とすることにより、手掛かり棒22〜25の先部を脚柱14〜17の先端部より下位置に保持して第1の掛合孔47により掛止することができる。また、手掛かり棒22〜25を天板11の上方に突出させて、第2の掛合孔48又は第3の掛合孔49により掛止することにより、手掛かり棒22〜25を異なる突出位置で保持することができる。
手掛かり棒22〜25の上端部には、踏み外し防止ガード27、28の片側を装着する取付け部50が設けられている。ここで、取付け部50は、手掛かり棒22〜25の上端部にリベット51を介して回動自在に取付けられた門型状の基部52と、基部52に連接し中央部に孔53が形成された装着部54を有している。
このような構成とすることにより、孔53に踏み外し防止ガード27、28を挿通させることにより、取付け部50に踏み外し防止ガード27、28の片側を装着することができる。
なお、天板11の長手方向一端側の支持脚12の脚柱14、15に沿ってそれぞれ上下する手掛かり棒22、23の第2、第3の掛合孔48、49、ストッパー45は、中心線(第1の掛合孔47の位置)に対して対称的に偏った位置にそれぞれ設けられている。天板11の長手方向他端側の支持脚13の脚柱16、17に沿ってそれぞれ上下する手掛かり棒24、25においても同様である。
図4、図5に示すように、脚柱15(16)に設けられたガイド19(20)は、手掛かり棒23(24)が挿通するコ字状の角溝部55と、角溝部55の開口側に連接して脚柱15(16)の上部側の一部を内包しリベット56を介して脚柱15(16)に固定される固着部57を有している。また、角溝部55の開口寄りの箇所には、ボルト58が貫通され、先端側にナット59が螺合されて角溝部55に固定されている。なお、符号59aは可動板36(37)を脚柱15(16)に取付けるリベットを示す。
また、ガイド18(21)は、脚柱14(17)に固定されるため、ガイド19(20)と線対称になる構造を有していることを除いてガイド19(20)と構成は同一のため、詳細な説明は省略する。
このような構成とすることにより、手掛かり棒23(24)を角溝部55の内側側面60、61に当接させながら挿通させることができる。これによって、手掛かり棒23(24)のスライド方向をガイド19(20)の内側側面60、61により規制することができる。そして、ボルト58の側部と角溝部55の底面62との距離Wは、挿通されている手掛かり棒23(24)の幅Vより大きいため、手掛かり棒23(24)を内側側面60、61に沿ってスライドさせながら内側側面60、61内で回動させることができる。
図6(A)〜(C)に示すように、ロック手段26は、中央に貫通孔63が形成され、平面視して長円形状となった突出部64、及びその周囲につば部65が形成されたロック本体66と、突出部64を内側に内装可能な平面視して長円形状となったドーム部67、及びドーム部67の中央に取付けられ貫通孔63に挿通可能な連結ピン68を備えた操作部69を有している。そして、操作部69とロック本体66は、連結ピン68を突出部64の貫通孔63に挿通させ、突出部64の内側に突出した連結ピン68にスプリング70を外装させて掛止金具71を取付けることにより一体化されている。
また、ロック手段26は、つば部65に形成された挿通孔72にリベット73を挿通させてガイド18〜21の角溝部55の外側に固定されている。なお、ロック手段26が固定される角溝部55で、連結ピン68に対向する部分には挿通孔74が形成されている。
このような構成とすることにより、突出部64がドーム部67の内側に装入されるようにしてドーム部67がスプリング70の押圧力で押し込まれると、連結ピン68は突出部64の内側で下方に移動し、角溝部55に形成された挿通孔74を介して手掛かり棒23(24)に形成された、例えば第3の掛合孔49に嵌入させて掛止することにより、手掛かり棒23(24)の移動をロックすることができる。
また、図7に示すように、操作部69のドーム部67を引き上げることにより第3の掛合孔49から連結ピン68を退出させることができ、手掛かり棒23(24)のロックを解除することができる。なお、操作部69を突出部64の上面側で、例えば90°回転させることにより、突出部64がドーム部67の内側に装入できないようにして、連結ピン68の移動を停止することができる。
ここで、操作部69が引き上げられた状態では、スプリング70は突出部64の内面と掛止金具71の間で圧縮された状態になっているため、掛止金具71を介して操作部69は突出部64側に向けて付勢された状態となっている。このため、操作部69を突出部64の上面側で、例えば90°回転させることによりドーム部67は下方に移動し、突出部64がドーム部67の内側に容易に装入される。
踏み外し防止ガード27、28は、図8(A)、(B)に示すように、取付け部50の装着部54に形成された孔53に挿通可能な外径を有する管状のガード本体75と、ガード本体75の両端に取付けられたサイドストッパー76を有している。また、ガード本体75の外周側には、軸方向に複数の凸条77が形成されている。更に、踏み外し防止ガード27、28の片側を取付け部50に装着した際に装着部54を間にして対向する位置には掛止部材の一例である突出ピン78が設けられている。
ここで、突出ピン78は、先端に半球部が形成された円柱状の先部79と、先部79より拡径した基部80を有し、基部80の終端側には嵌入穴81が形成されている。そして、突出ピン78は嵌入穴81に弾性部材の一例であるスプリング82を嵌入した状態で、ガード本体75内に配設され基部80が挿通可能な貫通孔83が形成されたピン固定部材84に装入されている。また、ピン固定部材84が配設されたガード本体75においては、貫通孔83に対応する位置に突出ピン78の先部79が挿通可能な孔85が形成されている。
このような構成とすることにより、スプリング82によって外側に付勢された突出ピン78の先部79のみをガード本体75の孔85から突出させることができる。そして、突出ピン78を内側に押し込むことにより、ガード本体75から突出ピン78を突出させないようにすることができ、ガード本体75を装着部54の孔53に容易に挿通することができ、挿通させた後に突出ピン78を自動的に突出させることができ、踏み外し防止ガード27、28が取付け部50から脱落するのが防止できる。
次に、本発明の第1の実施の形態に係る作業用足場台10の使用方法について説明する。
先ず、図6、図9に示すように、折り畳まれた支持脚12(13)を展開して作業用足場台10を自立させる。このとき、手掛かり棒23(25)はその先部が脚柱15(17)の先端部より下位置に保持されている(収納状態)。また、ロック手段26に設けられたロック本体66の突出部64が操作部69のドーム部67の内側に装入されて、操作部69に設けられた連結ピン68は角溝部55に形成された挿通孔74を介して手掛かり棒23(25)に形成された第1の掛合孔47に嵌入しており、手掛かり棒23(25)はガイド19(21)にロックされている。
次に、ロック手段26の操作部69のドーム部67を引き上げることにより、第1の掛合孔47から連結ピン68を退出させることができ、手掛かり棒23(25)のロックを解除する。そして、操作部69を引き上げた状態に保持することにより、手掛かり棒23(25)をガイド19(21)内で挿通することができ、図10に示すように、手掛かり棒23(25)を角溝部55の内側側面60、61、及び底面62に当接させながらスライドさせて、手掛かり棒23(25)を天板11の上方に突出させていく。
ここで、手掛かり棒23(25)のスライド方向は角溝部55の内側側面60、61、及び底面62により規制されるので、手掛かり棒23(25)は脚柱15(17)に沿って移動する。
なお、操作部69のドーム部67を引き上げ操作部69を突出部64の上面側で、例えば90°回転させることにより、突出部64がドーム部67の内側に装入できないようにしてから、手掛かり棒23(25)をガイド19(21)内で挿通させてもよい。
ここで、手掛かり棒23(25)をガイド19(21)内でスライドさせていくと、脚柱15(17)の上端部と手掛かり棒23(25)の側面との距離Sが次第に小さくなってくる。このため、図11に示すように、手掛かり棒23(25)をガイド19(21)内で内側側面60、61内に沿って傾斜させて、脚柱15(17)の上端部と手掛かり棒23(25)の側面との距離Sを増加させる。これによって、脚柱15(17)の上端部と手掛かり棒23(25)の側面との干渉を防止して、手掛かり棒23(25)を更に天板11の上方に突出させることができる。
そして、図12に示すように、手掛かり棒23(25)の下端に取付けられているストッパー45がガイド19(21)の角溝部55の下端に当たることにより、手掛かり棒23(25)が完全に引き出された状態になったことが感知される。
図13に示すように、手掛かり棒23(25)が完全に引き出された状態になった後に、手掛かり棒23(25)をガイド19(21)内で内側側面60、61内に沿って、手掛かり棒23(25)の側面がボルト58の側部に当接するまで傾斜させる。これによって、図14に示すように、ガイド19(21)の角溝部55の下端に当接していたストッパー45を角溝部55内に収納することができ、手掛かり棒23(25)をガイド19(21)内でストッパー45の外面が角溝部55の内面に当接するまで更に引き上げることができる。
なお、手掛かり棒23(25)の側面がボルト58の側部に当接するまで傾斜させることにより、手掛かり棒23(25)を天板11の幅方向に対して垂直に立てることができる。これによって、作業者の昇降が容易となる。
そして、この状態まで手掛かり棒23(25)を引き上げると、角溝部55に形成された挿通孔74と手掛かり棒23(25)に形成されている第3の掛合孔49の中心を一致させることができる。このため、操作部69を引き上げることを止めると、操作部69のドーム部67が下方に向かって移動し、ロック本体66の突出部64がドーム部67の内側に装入され、操作部69に設けられた連結ピン68は角溝部55に形成された挿通孔74を介して手掛かり棒23(25)の形成された第3の掛合孔49に嵌入する。これによって、手掛かり棒23(25)をガイド19(21)にロックして、手掛かり棒23(25)を完全に引き出した状態で保持することができる。
そして、手掛かり棒22(24)についても同様の操作を行うことで、図15、図16に示すように、全ての手掛かり棒22〜25を完全に引き出した状態で保持することができる。
続いて、踏み外し防止ガード27(28)に設けられている突出ピン78を片側から順にガード本体75内に押し込みながらガード本体75を手掛かり棒22(23)、24(25)の上端に設けられた装着部54の孔53に差し込んで挿通させていくと、踏み外し防止ガード27(28)の両側が各取付け部50の孔53に挿通された状態にすることができる。ここで、突出ピン78はスプリング82でガード本体75内から外側に突出するように付勢されているため、装着部54の孔53を通過すると突出ピン78は自動的に突出状態になる。従って、図1、図2に示すように、踏み外し防止ガード27(28)の両側が各取付け部50の孔53に挿通された状態では、取付け部50の両側で突出ピン78は突出状態となって、踏み外し防止ガード27(28)は取付け部50に仮固定された状態になっている。
以上のように、図1、図2に示す作業用足場台10では、支持脚12、13の脚柱14〜17の上部の延長線に沿って手掛かり棒22〜25が配設された状態になっているので、作業者は、手掛かり棒22〜25を手で容易かつしっかりと把持することによって、支持脚12、13の上部から天板11に容易かつ安全に移動することができる。また、作業完了後、作業者は、手掛かり棒22〜25を手で容易かつしっかりと把持しながら、天板11から支持脚12、13の上部へ容易かつ安全に移動することができる。
更に、手掛かり棒22、24及び手掛かり棒23、25の間にはそれぞれ踏み外し防止ガード27、28が装着されているので、天板11上での作業に集中しても、体が踏み外し防止ガード27、28に接触することにより天板11の端部を感知することができ、踏み外し転落を防止することができる。
なお、作業者の作業活動範囲を広く確保する場合、各手掛かり棒22〜25に形成された第2の掛合孔48にロック手段26に設けられた連結ピン68を掛合することにより、図1に二点鎖線で示すように、天板11から突出する手掛かり棒22〜25の高さを低く(例えば、80〜120mm)することができる。この場合も、作業者の足が踏み外し防止ガード27、28に接触することにより天板11の端部を感知することができ、踏み外し転落を防止することが可能になる。
図17に示すように、本発明の第1の実施の形態に係る連結足場台86は、直列に並べられた複数(この実施の形態では2台)の作業用足場台10と、隣り合う作業用足場台10を連結する連結足場部材87を有している。また、連結足場部材87は、例えば、矩形状の枠体に足場板を取付けることによって形成されて複数の作業者が載っても十分耐えうる強度を有する連結足場板88と、連結足場板88の両側に設けられた連結掛止部材89を有している。
ここで、連結掛止部材89には、例えば複数の鉤形状を有するフックを使用することができ、その先部を天板11に形成されている掛合孔11aに掛合させることにより、天板11に連結足場部材87を固定することができる。これによって、作業者は、作業用足場台10の天板11から連結足場板88を経由して隣の作業用足場台10の天板11に容易に移動して作業を行うことができる。
更に、隣り合う作業用足場台10に設けられ対向する踏み外し防止ガード27、28の端部には連結具90が設けられて、連結具90を介して、例えば、踏み外し防止ガード27、28と同一外径を有する補助踏み外し防止ガード91が取付けられている。
ここで、連結具90は、踏み外し防止ガード27、28及び補助踏み外し防止ガード91が挿通可能な内径を有する短管で構成することができ、その一端側には、踏み外し防止ガード27、28に設けられた突出ピン78の先部79が挿通可能な孔92が設けられている。
このような構成とすることにより、連結具90を突出ピン78を介して踏み外し防止ガード27、28の片側に仮固定することができ、仮固定された連結具90に補助踏み外し防止ガード91の一端側を挿通させることにより、踏み外し防止ガード27、28と補助踏み外し防止ガード91を連結具90を介して仮連結することができる。そして、仮連結された補助踏み外し防止ガード91の他端側を、隣りの作業用足場台10の踏み外し防止ガード27、28の片側に別の連結具90を介して仮連結することができる。
その結果、連結足場部材87の幅方向両側にそれぞれ補助踏み外し防止ガード91を設けることができ、連結足場部材87上での作業に集中しても、体が補助踏み外し防止ガード91に接触することにより連結足場部材87の端部を感知することができ、踏み外し転落を防止することができる。
なお、連結足場部材87上での作業者の作業活動範囲を広く確保する場合、両側の作業用足場台10の各手掛かり棒22〜25が天板11から突出する際の高さを低く(例えば、80〜120mm)することで補助踏み外し防止ガード91の設置高さを低くする。この場合も、作業者の足が補助踏み外し防止ガード91に接触することにより連結足場部材87の端部を感知することができ、踏み外し転落を防止することが可能になる。
図18(A)に示すように、本発明の第2の実施の形態に係る作業用足場台93は、第1の実施の形態に係る作業用足場台10と比較して、手掛かり棒94〜97の上端部の構造、天板11の両側に設けられた手掛かり棒94と96、95と97の上端部に着脱可能に取付けられる各踏み外し防止ガード98、99の構造が異なっていることを除くと、同様の構成となっている。このため、手掛かり棒94〜97の上端部の構造、踏み外し防止ガード98、99の構造についてのみ詳細に説明し、同一の構成部材については同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
なお、作業用足場台93において、ロック手段26aは、ロック手段26と同一の構成であるが、操作部69が支持脚12、13の昇降面に対して背面側になるように取付けらている。また、天板11に各支持脚12、13を取付ける折り畳み連結機構32a、33aは、それぞれ折り畳み連結機構32、33と同一の構成であるが、折り畳み連結機構32aの可動板36aの寸法が折り畳み連結機構33aの可動板37aより大きく形成されている。
図19、図20に示すように、各手掛かり棒94〜97の上端部にはサイドストッパー100が設けられ、手掛かり棒94〜97内に嵌入するサイドストッパー100のストッパー基部101には、各踏み外し防止ガード98、99の両側にそれぞれ設けられた連結金具102、102aを掛止する突出ピン103が手掛かり棒94〜97の外側(支持脚12、13の昇降面と同一側)に設けられている。なお、連結金具102aを用いて手掛かり棒94(95)と踏み外し防止ガード98、99の連結が行なわれ、連結金具102を用いて手掛かり棒96(97)と踏み外し防止ガード98、99の連結が行なわれる。
ここで、突出ピン103は、先端に半球部が形成された円柱状のピン先部104と、ピン先部104より拡径したピン基部105を有し、ピン基部105の中央部には嵌入穴106が形成されている。そして、突出ピン103は嵌入穴106に弾性部材の一例であるスプリング107を嵌入した状態で、ストッパー基部101に形成された貫通孔108に装入されている。また、サイドストッパー100が設けられた各手掛かり棒94〜97には、貫通孔108に対応する位置に突出ピン103のピン先部104が挿通可能な孔109が形成されている。
踏み外し防止ガード98、99は、図18(A)、(B)に示すように、各角部が外側に突出した角パイプ110と、角パイプ110を内部に収納し角パイプ110の各角部を内側に当接させながら軸方向に移動可能にする相似形状の角パイプ111を有している。
ここで、角パイプ110の一方の端部と角パイプ111の他方の端部にはそれぞれ基部側が中空になったサイドストッパー112が嵌入されている。そして、サイドストッパー112の基部側の対向する側面には中心を合わせて貫通孔113が形成され、各貫通孔113に対応する角パイプ110、111の位置には孔114がそれぞれ形成されている。更に、サイドストッパー112の基部側には、各貫通孔113を連通するパイプ(カラー)114bが設けられている。
また、図19、図20に示すように、連結金具102は平行に配置され実質的に同一形状に形成された側板115、116と各側板115、116の上端側を連結する連結板117を備えた本体部118と、各側板115、116の一方側に平行に突出して形成された対となる取付け板119、120と、各側板115、116の他方側の間に挿入されリベット121で取付けられ手掛かり棒96、97の上端部が嵌入可能な筒体122を有している。また、連結金具102aは連結金具102と実質的に同一の構成を有し、連結金具102とは踏み外し防止ガード98、99を挟んで左右対象に、即ち手掛かり棒94、95の上端部に設けられている。なお、連結金具102aの側板115、116の長さは、連結金具102の側板115、116の長さより大きく形成されている。
そして、各取付け板119、120には中心を合わせて孔123がそれぞれ形成され、筒体122の側部には、装入される各手掛かり棒94〜97に設けられた突出ピン103が貫通する孔124がそれぞれ形成されている。
このような構成とすることにより、各取付け板119、120に設けられた各孔123と角パイプ110(111)に設けられた各孔114の中心が一致するように各取付け板119、120の間にそれぞれ座金124aを介して角パイプ110(111)を装入しパイプ114b内にピン125を挿通することにより、連結金具102、102aを踏み外し防止ガード98、99の両側にそれぞれ回動可能に固定することができる。
また、手掛かり棒94〜97に設けた突出ピン103をスプリング107によって外側に付勢させることができる。そのため、手掛かり棒94〜97に連結金具102、102aを取付ける場合は、突出ピン103を内側に押し込むことにより、手掛かり棒94〜97から突出ピン103を突出させないようにして手掛かり棒94〜97の上端部を筒体122に嵌入することができ、嵌入した後に突出ピン103のピン先部104を筒体122の孔124から自動的に突出させることができ、踏み外し防止ガード98、99が手掛かり棒94〜97の上端から引き抜かれるのが防止できる。
なお、筒体122を、その軸方向が手掛かり棒94〜97の移動方向と実質的に一致するように傾斜させて、側板115、116の他方側で挟持されるように取付けると、各手掛かり棒94(95)、96(97)の各上端が天板11から実質的に同一高さ位置になるように突出させた際に、踏み外し防止ガード98(99)と各連結金具102、102aの連結板117を平行にすることができる。そこで、各取付け板119、120に設ける孔123の中心位置を調整すると、踏み外し防止ガード98、99の上端位置と連結板117の上端位置を実質的に一致するようにできる。更に、側板115、116の他方側の形状を筒体122の側部の傾斜にあわせて形成すると、手掛かり棒94(95)、96(97)に連結金具102、102aを取付けた際に、手掛かり棒94(95)、96(97)と連結金具102、102aとの間の段差を小さくすることができる。これによって、昇降時、作業時に作業者の服が手掛かり棒94〜97と連結金具102、102aに引っ掛かるのを抑制することができる。
また、折り畳み連結機構32aの可動板36aの寸法が折り畳み連結機構33aの可動板37aより大きく形成され、手掛かり棒94、95の上端部に取付けられる連結金具102aの側板115、116の長さが手掛かり棒96、97の上端部に取付けられる連結金具102の側板115、116の長さより大きく形成されているので、図21に示すように、支持脚12、13を折り畳んだ際に、天板11に対して支持脚12を支持脚13より離して配置することができ、支持脚13を支持脚12と天板11の間に収容することができる。更に、ロック手段26aの操作部69が支持脚12、13の昇降面に対して背面側になるように取付けられているので、支持脚12に設けられたロック手段26aの操作部69を折り畳んだ各支持脚12、13の間に、支持脚13に設けられたロック手段26aの操作部69を折り畳んだ支持脚13と天板11の間にそれぞれ収容することができる。これによって、折り畳んだ際の作業用足場台93の厚みを薄くすることができる。
次に、本発明の第2の実施の形態に係る作業用足場台93の使用方法について説明する。
先ず、図21に示すように、折り畳んだ作業用足場台93の支持脚12、13を開脚する。そして、図22に示すように、開き止め金具40を伸ばして作業用足場台93を自立させる。なお、手掛かり棒94(95)はその先部が脚柱14(15)の先端部より下位置に保持され、ガイド18(19)にロックされた状態になっている。また、手掛かり棒96(97)はその先部が脚柱16(17)の先端部より下位置に保持され、ガイド20(21)にロックされた状態になっている。このため、踏み外し防止ガード98は手掛かり棒94、96の上端を、踏み外し防止ガード99は手掛かり棒95、97の上端をそれぞれ連結し、天板11の幅方向両側に、長手方向に沿って、しかも天板11の下方位置に平行に配置されている。
次いで、図23に示すように、例えば、手掛かり棒96のロックを解除し、手掛かり棒96をガイド20内で上方にスライドさせて天板11の上方に完全に引き出してガイド20にロックする。
このとき、手掛かり棒96の上端に取付けられた連結金具102も手掛かり棒96と共に上方に移動するので手掛かり棒94の上端に取付けられた連結金具102aとの高さ位置が徐々にずれていくと共に、各連結金具102、102a間の距離が拡大する。ここで、連結金具102、102aは踏み外し防止ガード98の両側にピン125を介して固定されているので、手掛かり棒96に取付けられた連結金具102の上方への移動に伴って踏み外し防止ガード98は徐々に傾斜する。そして、角パイプ110は角パイプ111内で滑ることができるので、各連結金具102、102a間の距離に応じて踏み外し防止ガード98の長さが徐々に大きくなる。これによって、手掛かり棒94、96の上端に踏み外し防止ガード98を取付けた状態で、手掛かり棒96のみを天板11の上方に完全に引き出すことができる。
続いて、手掛かり棒94のロックを解除し、手掛かり棒94をガイド18内で上方にスライドさせて天板11の上方に完全に引き出してガイド18にロックする。このとき、手掛かり棒94の上端に取付けられた連結金具102aも手掛かり棒94と共に上方に移動するので、手掛かり棒94、96の上端に取付けられた各連結金具102a、102の高さの差が徐々に小さくなると共に、各連結金具102、102a間の距離が縮小する。これに伴って、踏み外し防止ガード98は、その傾きを徐々に小さくしながら角パイプ110を角パイプ111内に徐々に滑らせながら収納し踏み外し防止ガード98の長さを小さくしていく。その結果、図18に示すように、踏み外し防止ガード98は手掛かり棒94、96の上端に天板11と平行に配置された状態になる。
更に、手掛かり棒95、97についても同様に、それぞれ天板11の上方に完全に引き出してそれぞれガイド19、21にロックする。これによって、作業用足場台93に手掛かり棒94〜97の設置を行いながら、踏み外し防止ガード98、99の設置も行なうことができる。
図24に示すように、本発明の第2の実施の形態に係る連結足場台126は、直列に並べられた複数(この実施の形態では2台)の作業用足場台93と、隣り合う作業用足場台93の天板11を連結し、両側に連結掛止部材89を備えた連結足場部材87を有している。更に、隣り合う作業用足場台93に設けられた踏み外し防止ガード98、99の対向する端部には補助踏み外し防止ガード127が連結されている。
図25(A)、(B)、図26(A)、(B)に示すように、補助踏み外し防止ガード127は、ガード本体128と、ガード本体128の両側にピン129を介して固定された取付け金具130、130aを有している。ここで、ガード本体128は、例えば、各角部が外側に突出した角パイプ131と、角パイプ131の各角部を内側に当接させて収納する相似形状の角パイプ132を有している。
このような構成とすることにより、角パイプ131を角パイプ132の内でその軸心方向に滑らせることができ、図25(A)、(B)に示すように、角パイプ131を角パイプ132から引き出して補助踏み外し防止ガード127を長くしたり、図26(A)、(B)に示すように、角パイプ131を角パイプ132内に収容して補助踏み外し防止ガード127を短くすることができる。
また、角パイプ131の一方の端部と角パイプ132の他方の端部にはそれぞれサイドストッパー133が嵌入されている。そして、サイドストッパー133には貫通孔134が形成され、貫通孔134に対応する角パイプ131、132の位置には孔135が形成されている。
図27(A)、(B)、図28に示すように、取付け金具130(取付け金具130aも同様)は平行に配置され実質的に同一形状に形成された側板136(136a)、137(137a)と、各側板136(136a)、137(137a)の上端側を連結する連結板138(138a)と、側板136(136a)の一方側(他方側)に設けられたロック手段26bを有している。ここで、ロック手段26bは、ロック手段26と同一の構成である。なお、連結板138(138a)の幅は側板136(136a)、137(137a)の間に連結金具102(102a)が嵌入可能な隙間が形成されるように設定され、側板136(136a)の他方側(一方側)にはロック手段26bの連結ピン68が貫通する孔139が形成されている。
このような構成とすることにより、取付け金具130aを連結金具102aに被せて手掛かり棒94(95)に設けられた踏み外し防止ガード98、99と補助踏み外し防止ガード127との連結を行なうことができ、連結金具130を連結金具102に被せて手掛かり棒96(97)に設けられた踏み外し防止ガード98、99と補助踏み外し防止ガード127との連結を行なうことができる。そして、連結金具102(102a)の側板115に、取付け金具130(130a)に設けられたロック手段26bの連結ピン68が挿通できる孔140を形成しておくと、ロック手段26bのスプリング70によって付勢された連結ピン68を退出させて、連結金具102(102a)に取付け金具130(130a)を被せ、連結ピン68を孔139を介して孔140に貫通させることができる。その結果、ロック手段26bにより取付け金具130(130a)を連結金具102(102a)にロックすることができる。
続いて、補助踏み外し防止ガード127の設置方法について説明する。
先ず、図26に示すように、最短長さの状態にした補助踏み外し防止ガード127の取付け金具130を作業用足場台93の踏み外し防止ガード98(99)に設けられた連結金具102に被せロック手段26bでロックする。そして、補助踏み外し防止ガード127の取付け金具130aを隣り合う作業用足場台93の踏み外し防止ガード98(99)に向けて移動させると角パイプ131が角パイプ132内から引き出されていく。このため、取付け金具130aが隣り合う作業用足場台93の踏み外し防止ガード98(99)に設けられた連結金具102aに被さる位置まで移動した時点で、補助踏み外し防止ガード127の長さが、隣り合う踏み外し防止ガード98(99)の間を連結するのに最適な長さに調整される。
次いで、連結金具102aに被さる位置まで移動した取付け金具130aを連結金具102aに被せてロック手段26bでロックする。これによって、隣り合う踏み外し防止ガード98(99)の間を補助踏み外し防止ガード127で連結することができる。
その結果、連結足場部材87の幅方向の両側上方に長手方向に沿って補助踏み外し防止ガード127を設けることができ、連結足場部材87上での作業に集中しても、作業者の体が補助踏み外し防止ガード127に接触することにより連結足場部材87の端部を感知することができ、踏み外し転落を防止することができる。
なお、取付け金具130、130aはガード本体128の両側にピン129を介して固定されているので、連結金具102、102aのそれぞれに被せて固定した取付け金具130、130aの高さに差が生じても、各取付け金具130、130aをガード本体128で斜めに連結することができる。このため、隣りの作業用足場台93の踏み外し防止ガード98、99間に補助踏み外し防止ガード127を連結した状態で、各作業用足場台93の各手掛かり棒94〜97が天板11の上方に突出する高さを個別に調整することができる。
このため、連結足場部材87の周囲の状況に応じて連結足場部材87上での作業者の作業活動範囲が確保されるように補助踏み外し防止ガード127の設置高さを調整することができると共に、作業者の身体が補助踏み外し防止ガード127に接触することにより連結足場部材87の端部を感知することができ、踏み外し転落を防止することが可能になる。
図29及び図30に示すように、本発明の第3の実施の形態に係る作業用足場台141は、第1の実施の形態に係る作業用足場台10と比較して、各手掛かり棒142の上部及び下部の構造と、脚柱14〜17の前後の外側にそれぞれ設けられたガイド143の構造が異なっていることを除くと、同様の構成となっている。このため、同一の構成部材については同一の符号を付して詳細な説明を省略する。なお、各ガイド143は脚柱14〜17に対してそれぞれ同一の取付け方法により設けられているので、脚柱15にガイド143を設けた場合を例にして、手掛かり棒142の上部及び下部の構造と、ガイド143の構造について詳細に説明する。
図29に示すように、手掛かり棒142の上部には筒状の継手部材144の下部側が嵌入され、手掛かり棒142の上部と嵌入した継手部材144の下部側に連通して形成した貫通孔に固定ピン145を嵌入することにより手掛かり棒142の上部に固定している。また、手掛かり棒142の内側上端部には突出ピン145aが設けられている。更に、継手部材144の上部には基側が中空状のサイドストッパー146が嵌入されている。そして、継手部材144と嵌入したサイドストッパー146に貫通して形成した貫通孔に連通するパイプ(カラー)147を設け、パイプ147内に取付けピン148が挿通することにより継手部材144の上部にサイドストッパー146を固定している。
図30に示すように、手掛かり棒142の外側下部には、角度修正機構149の一部を構成するストッパー兼用の案内部材の一例である楔部材150が設けられている。ここで、楔部材150は、表側に傾斜部を備えた本体部151と、本体部151の基部側に設けられた突出部152を有している。また、本体部151の裏側には複数の突起153が形成されている。そして、手掛かり棒142の外側下部に軸方向に並べて形成された複数の掛止孔(本実施の形態では2個)に本体部151に形成した突起153を嵌入することで本体部151の裏面側を手掛かり棒142の外側下部に当接させることができ、本体部151の中央部に形成され開口側(表側)が拡径した段付挿通孔154と連通するように手掛かり棒142の外側下部に形成したねじ孔に止めねじ155を螺合することにより、楔部材150を手掛かり棒142の外側下部に設けることができる。
更に、手掛かり棒142の下部の楔部材150を取付けた面と隣り合う面の下部にはそれぞれ係合孔156が形成され、手掛かり棒142の下部に設けられたサイドストッパー157の側部に形成された係合突起158がこの係合孔156に装入している。
図29、図30に示すように、ガイド143の角溝部55の脚柱15側、すなわち、手掛かり棒142を中央にして楔部材150と反対側位置の中央部には、ガイド143の表側から裏側に貫通し角度修正機構149の一部を構成するピンの一例である第1の角度修正ピン159が設けられ、ガイド143の角溝部55の脚柱15側の上部には、ガイド143の表側から裏側に貫通して角度修正機構149の一部を構成する第2の角度修正ピン160が設けられている。ここで、第1及び第2の角度修正ピン159、160の中心位置を調整して、第1及び第2の角度修正ピン159、160の中心を結んだ線分の方向と天板11の水平方向とのなす角度が実質的に垂直になるようにする。
このような構成とすることにより、手掛かり棒142を角溝部55の内側側面60、61(図5参照)及び第2の角度修正ピン160の側部に当接させてスライド方向を規制しながら昇降させることができる。そして、手掛かり棒142を下降させた際に、突出ピン145aの頭部が第2の角度修正ピン160の側部と当接することにより手掛かり棒142の下降が停止され、角溝部55からの脱落が防止できる。
また、手掛かり棒142を角溝部55内を上昇させていくと、手掛かり棒142と共に楔部材150が角溝部55内に進入を開始する。そして、楔部材150の本体部151が角溝部55内に進入して行くと、進入した本体部151の傾斜部の厚みに応じて手掛かり棒142の上部側が角溝部55内で外側に向けて徐々に傾動し、手掛かり棒142の軸方向と天板11の水平方向とのなす角度が徐々に大きくなる(90°に近づく)ように修正される。そして、本体部151の基部側に設けた突出部152が角溝部55の下部の縁部と当接下時点で、手掛かり棒142の上昇が停止すると共に、手掛かり棒142の下部が楔部材150を介して角溝部55の底面62と第1及び第2の角度修正ピン159、160により把持される。これによって、手掛かり棒142の傾動を停止させ、手掛かり棒142の軸方向と天板11の水平方向とが実質的に垂直になるように保持される。
次に、本発明の第3の実施の形態に係る作業用足場台141の使用方法について説明するが、作業用足場台141の使用方法は作業用足場台10の使用方法と比べてガイド143に対する手掛かり棒142の操作が異なることを除くと実質的に同一であるので、ガイド143に対する手掛かり棒142の操作についてのみ説明する。
図29に示すように、ロック手段26の操作部69のドーム部67を引き上げることにより連結ピン68を退出させて手掛かり棒142のロックを解除する。そして、操作部69を引き上げた状態に保持することにより、手掛かり棒142をガイド143内で挿通することができ、手掛かり棒142を角溝部55の内側側面60、61、及び第2の角度修正ピン160の側部に当接させながらスライドさせて、手掛かり棒142を天板11の上方に突出させていく。
そして、図30に示すように、手掛かり棒142の下端に設けた楔部材150がガイド143の角溝部55内に進入することにより、手掛かり棒142がその突出方向を外側に向くように徐々に傾動し、手掛かり棒142の軸方向と天板11の水平方向とのなす角度が徐々に大きくなる(90°に近づく)。そして、本体部151の突出部152が角溝部55の下部の縁部と当接した時点で手掛かり棒142の上昇が停止し、手掛かり棒142が完全に引き出された状態になったことが感知される。更に、手掛かり棒142の上昇が停止した時点で、手掛かり棒142の下部が楔部材150を介して角溝部55の底面62と第1及び第2の角度修正ピン159、160により把持された状態になって、脚柱15と対となる脚柱14に設けられ、同様に最上部位置に伸ばした状態の手掛かり棒142と平行となる。
ここで、角溝部55に形成された挿通孔74と手掛かり棒142に形成されている第3の掛合孔49の中心が一致するように予め位置調整をしておくと、操作部69のドーム部67を下方に移動させることにより操作部69に設けらた連結ピン68を角溝部55に形成された挿通孔74を介して手掛かり棒142に形成された第3の掛合孔49に嵌入することができ、手掛かり棒142をガイド143にロックして、手掛かり棒142を完全に引き出した状態で保持することができる。
図31及び図32に示すように、本発明の第4の実施の形態に係る作業用足場台161は、第3の実施の形態に係る作業用足場台141と比較して、各手掛かり棒162の下部の構造と、各ガイド163の構造が異なっていることを除くと、同様の構成となっている。このため、同一の構成部材については同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
図31、図32に示すように、ガイド163の角溝部55の脚柱15側の上部には、ガイド163の表側から裏側に貫通して角度修正機構164の一部を構成する角度修正ピン165が設けられている。また、ガイド163の角溝部55の表側、すなわち、支持脚12、13の昇降面側の下端中央部には、角度修正機構164の一部を構成する切欠きからなる勾配カム部166が形成されている。
図32に示すように、手掛かり棒162の下部にはサイドストッパー167が嵌入され、手掛かり棒162の下部と嵌入したサイドストッパー167に連通して形成した貫通孔に角度修正機構164の一部を構成し頭部側が手掛かり棒162の表側から突出する突出ピン168を嵌入することにより手掛かり棒162の下部をガイド163に固定している。
このような構成とすることにより、手掛かり棒162を角溝部55の内側側面60、61及び角度修正ピン165の側部に当接させてスライド方向を規制しながら昇降させることができる。そして、手掛かり棒162を角溝部55内で上昇させていくと、突出ピン168が勾配カム部166の切欠き内に進入し切欠きの縁部169に沿って移動する。ここで、勾配カム166の切欠きの形状は、ガイド163の中心線に対して脚柱15と反対側にすそ野が伸びた形状にしておく。これによって、上昇してくる突出ピン168を容易に勾配カム部166の切欠き内に進入させることができる。なお、切欠きの形状としては、ガイド163の中心線に対して両側にすそ野が伸びた形状としてもよい。手掛かり棒162はその内側面を角度修正ピン165の側部に当接させながら外側に向けて徐々に傾動し、手掛かり棒162の軸方向と天板11の水平方向とのなす角度が徐々に大きくなる(90°に近づく)ように修正される。そして、突出ピン168が勾配カム部166に係合した時点で、手掛かり棒162の上昇が停止すると共に、手掛かり棒162の下端部が突出ピン168を介して角溝部55の下部側に固定され、手掛かり棒162の下部が角溝部55の底面62の上端部と角度修正ピン165により把持される。これによって、手掛かり棒162の傾動を停止させ修正した角度が保持される。
次に、本発明の第4の実施の形態に係る作業用足場台161の使用方法について説明するが、作業用足場台161の使用方法は作業用足場台141の使用方法と比べてガイド163に対する手掛かり棒162の操作が異なることを除くと実質的に同一であるので、ガイド163に対する手掛かり棒162の操作についてのみ説明する。
図31に示すように、ロック手段26を操作して手掛かり棒162のロックを解除し、手掛かり棒162をガイド163の角溝部55の内側側面60、61、及び角度修正ピン165の側部に当接させながらスライドさせて、手掛かり棒162を天板11の上方に突出させていく。
そして、図32に示すように、手掛かり棒162の下端に設けた突出ピン168がガイド163に設けた勾配カム部166内に進入し縁部169に沿って移動することにより、手掛かり棒162が角溝部55内でその進行方向を外側に向けて徐々に傾動し、手掛かり棒162の軸方向と天板11の水平方向とのなす角度が徐々に大きくなる(90°に近づく)。
そして、突出ピン168が勾配カム部166に係合した時点で手掛かり棒162の上昇が停止し、手掛かり棒162が完全に引き出された状態になったことが感知される。更に、手掛かり棒162の上昇が停止した時点で、手掛かり棒162の下端部が突出ピン168を介して角溝部55の下部側に把持された状態になって、手掛かり棒162の軸方向と天板11の水平方向とのなす角度が実質的に90°となるように保持され、脚柱15と対となる脚柱14に設けられ、同様に最上部位置に伸ばした状態の手掛かり棒142と平行となる。
次いで、操作部69のドーム部67を下方に移動させ連結ピン68を角溝部55に形成された挿通孔74を介して手掛かり棒162に形成された第3の掛合孔49に嵌入し、手掛かり棒162をガイド163にロックして、手掛かり棒162を完全に引き出した状態で保持する。
図33及び図34に示すように、本発明の第5の実施の形態に係る作業用足場台170は、第4の実施の形態に係る作業用足場台161と比較して、手掛かり棒171の上部の構造とガイド172の構造が異なっていることを除くと、同様の構成となっている。このため、同一の構成部材については同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
図33、図34に示すように、ガイド172の角溝部55の表側、すなわち、支持脚12、13の昇降面側の上端中央部には、手掛かり棒保持機構173の一部を構成する切欠きからなる第2の勾配カム部174が形成されている。また、手掛かり棒171の上部には筒状の継手部材175の下部側が嵌入され、手掛かり棒171の上部と嵌入した継手部材175の下部側に連通して形成した貫通孔に手掛かり棒保持機構173の一部を構成し頭部側が手掛かり棒171の表側、すなわち、支持脚12、13の昇降面側から突出する第2の突出ピン176を嵌入することにより手掛かり棒171の上部をガイド172に固定している。
このような構成とすることにより、手掛かり棒171を角溝部55内で下降させていくと、第2の突出ピン176が第2の勾配カム部174の切欠き内に進入し切欠きの縁部177に沿って移動する。これによって、手掛かり棒171がガイド172内を最下位置まで下降する直前で第2の突出ピン176が第2の勾配カム部174の切欠き内に進入し切欠きの縁部177に沿って移動して第2の勾配カム部174に係合すると、ガイド172内に嵌入した手掛かり棒171が脚柱15とほぼ平行になり、しかも、がたつきが防止される。
次に、本発明の第5の実施の形態に係る作業用足場台170の使用方法について説明するが、作業用足場台170の使用方法は作業用足場台161の使用方法と比べて手掛かり棒171を下降させて脚柱15に沿って収納する際の操作が異なることを除くと実質的に同一であるので、手掛かり棒171を下降させて収納する操作についてのみ説明する。
図34に示すように、引き上げた状態の手掛かり棒171のロック手段26を操作して手掛かり棒171のロックを解除し、手掛かり棒171をガイド172の角溝部55の内側側面60、61及び角度修正ピン165の側部に当接させながらスライドさせて、手掛かり棒171を下降させていく。手掛かり棒171を角溝部55で下降させていくと、第2の突出ピン176が第2の勾配カム部174の切欠き内に進入し切欠きの縁部177に沿って移動し、第2の突出ピン176が第2の勾配カム部174に係合する。これによって、手掛かり棒171の下降が停止し、手掛かり棒171の軸方向が脚柱15の軸方向に平行に保持され、がたつきが防止される。
図35に示すように、本発明の第6の実施の形態に係る作業用足場台178は、第1の実施の形態に係る作業用足場台10と比較して、手掛かり棒179〜182及び踏み外し防止ガード183の構造がそれぞれ異なっていること、対となる手掛かり棒179、181(180、182)には中桟部材184と、幅木部材185が設けられていることを除くと、同様の構成となっている。このため、同一の構成部材については同一の符号を付して詳細な説明を省略する。なお、作業用足場台178のガイド18〜21に設けられたロック手段186は、作業用足場台10のロック手段26と同一の構成であるが、操作部69が支持脚12、13の昇降面に対して背面側になるように取付けらている。また、作業用足場台178において、天板11に各支持脚12、13を取付ける折り畳み連結機構187、188は、それぞれ作業用足場台10の折り畳み連結機構32、33と同一の構成であるが、折り畳み連結機構187の可動板189の寸法が折り畳み連結機構188の可動板190より大きく形成されている。
ここで、各手掛かり棒179〜182は各ガイド18〜21を用いてそれぞれ脚柱14〜17に同一の取付け方法により設けられているので、図36(A)に示すように、脚柱16にガイド20を用いて設けた手掛かり棒181を例に詳細に説明する。
手掛かり棒181は、脚柱16に設けられたガイド20に沿って上下する外管部材191と、外管部材191の内側に収納され使用時に引き出される内管部材192と、引き出された内管部材192を外管部材191に固定する固定手段193を有している。
内管部材192は、図36(B)に示すように、各角部が外側に突出した角パイプ194と、角パイプ194の上端側に嵌入され突出ピン195を介して固定されたサイドストッパー196を有している。ここで、突出ピン195は、先端に丸みが形成された円柱状の先部197と、先部197より拡径した基部198を有し、基部198の終端側には嵌入穴が形成され、弾性部材の一例であるスプリング199が装入されている。そして、突出ピン195はスプリング199が装入された状態で、角パイプ194に嵌入したサイドストッパー196に形成した貫通孔200内に装入され、突出ピン195の先部197は角パイプ194の上端側の側部に形成した挿通孔から突出している。これによって、嵌入したサイドストッパー196が角パイプ194から脱落するのを防止できる。
ガイド20に沿って上下する外管部材191は、角パイプ194を内部に収納し角パイプ194の各角部を内側に当接させながら軸方向に移動させて上端側から突出させる相似形状の角パイプ201を有している。そして、支持脚12、13の昇降面に対して背面側となる角パイプ201の上端側の側面には上部ストッパー202が設けられている。更に、角パイプ201の下端側には図示しないサイドストッパーが嵌入され、下端側の側面には下部ストッパーが設けられている。上部ストッパー202を設けることにより、外管部材191をガイド20に沿って下降させた際に、外管部材191がガイド20から脱落するのを防止できる。また、下部ストッパーを設けることにより、外管部材191をガイド20に沿って上昇させた際に、外管部材191がガイド20から抜け出るのを防止できる。
固定手段193は、内管部材192の角パイプ194の下端側に設けられ、角パイプ194の1つの側面から突出する掛止ピン203を備えた掛止部204と、掛止ピン203が突出する側面に対向する角パイプ201の側面に長手方向に沿って並べて形成され掛止ピン203が挿通可能な複数の挿通孔205を有している。ここで、掛止ピン203は、例えば、突出ピン195と同一の構成とすることができるので、同一の符号を付して詳しい説明は省略する。これによって、内管部材192を外管部材191から引き出しながら掛止ピン203を所望の挿通孔205に嵌入させることにより、手掛かり棒181の長さを調整することができると共に、その長さを保持することができる。
更に、ロック手段186の連結ピン68と掛止ピン203の外径を実質的に同一にすることにより、角パイプ201を下降させてロック手段186の連結ピン68を最上位置に形成した挿通孔205に嵌入させて、外管部材191を最下位置でガイド20に固定することができる。また、ガイド20に沿って外管部材191を昇降させながら連結ピン68を挿通孔205に嵌入させることができ、ガイド20から引き出す外管部材191の長さを調整することができると共に、その長さを保持することができる。
踏み外し防止ガード183は、第2の実施の形態に係る作業用足場台93の踏み外し防止ガード98、99と同一の構成とすることができる。そして、手掛かり棒179〜182に設けた突出ピン195と、連結金具102、102aに設けられ突出ピン195が挿通する孔124を備えた仮固定手段206を構成することにより、踏み外し防止ガード183を対となる手掛かり棒179、181(180、182)の上端部に仮固定して引き抜かれるのを防止できる。
ここで、最大の長さに引き出した状態で対となる手掛かり棒179、181(180、182)の上端部間の距離が、連結金具102、102aの各筒体122間の距離に実質的に一致するように各角パイプ110、111の長さを調整すると、対となる手掛かり棒179、181(180、182)の上端部間の距離が変化しても常に踏み外し防止ガード183を取付けることが可能になる。
対となる手掛かり棒179、181(180、182)の中間部位置を天板11と平行に連結する中桟部材184は、図37(A)、(B)に示すように、天板11の長手方向に沿って平行に配置される断面が、例えばロ字状の横梁材208と、横梁材208の両側に設けられた取付け部209を有している。また、取付け部209は、断面がコ字状となって各手掛かり棒179〜182の、例えば、外管部材191の上部に対して外側(支持脚12、13の幅方向の外側)から被さる当接材210と、外管部材191に被さった状態の当接材210で支持脚12、13の昇降面側に現れる側面に設けられた連結手段211を有している。ここで、連結手段211には、例えば、作業用足場台10のロック手段26と同一の構成のものを使用することができる。
このような構成とすることにより、図38(A)、(B)に示すように、取付け部209を外管部材191に被せ連結手段211の連結ピン68を外管部材191の側面に形成した挿通孔212に嵌入させることにより取付け部209を外管部材191に掛止することができ、また、外管部材191に掛止されている取付け部209の連結ピンを68を挿通孔212から退避させることにより取付け部209を取り外すことができるので、中桟部材184を対となる手掛かり棒179、181(180、182)の中間部位置に着脱可能に連結することができる。
対となる手掛かり棒179、181(180、182)の中間部より下方で天板11より上方の位置、例えば、下端面を天板11の上面に当接させながら天板11に平行に連結するように設けられた幅木部材185は、図39(A)、(B)に示すように、天板11の長手方向に沿って平行に配置され断面が、例えば、矩形状の幅木本体214と、幅木本体214の両側に設けられた第2の取付け部215を有している。また、第2の取付け部215は、断面がコ字状となって各手掛かり棒179〜182の、例えば、外管部材191に対して外側(支持脚12、13の幅方向の外側)から被さる第2の当接材216と、外管部材191に被さった状態の第2の当接材216で支持脚12、13の昇降面側に現れる側面に設けられた第2の連結手段217を有している。ここで、第2の連結手段217には、例えば、作業用足場台10のロック手段26と同一の構成のものを使用することができる。
このような構成とすることにより、第2の取付け部215を外管部材191に被せ第2の連結手段217の連結ピン68を外管部材191の側面に形成した挿通孔に嵌入させることにより第2の取付け部215を外管部材191に掛止することができ、また、外管部材191に掛止されている第2の取付け部215の連結ピンを68を挿通孔から退避させることにより第2の取付け部215を取り外すことができるので、幅木部材185を対となる手掛かり棒179、181(180、182)に着脱可能に連結することができる。
次に、本発明の第6の実施の形態に係る作業用足場台178の使用方法について説明するが、作業用足場台178の使用方法は、作業用足場台10の使用方法と比べて、各手掛かり棒179〜182の操作と各踏み外し防止ガード183の取付け操作が異なること、及び対となる手掛かり棒179、181(180、182)に中桟部材184及び幅木部材185を設けることを除くと、実質的に同一である。従って、手掛かり棒179〜182の操作方法、踏み外し防止ガード183の取付け方法、及び対となる手掛かり棒179、181(180、182)に中桟部材184及び幅木部材185を取付ける方法についてのみ説明する。
先ず、図40に示すように、折り畳まれた支持脚12、13を展開して作業用足場台178を自立させる。このとき、各手掛かり棒179(180)、181(182)では、内管部材192は先部を除いて外管部材191内に収容され、内管部材192の先部は脚柱14(15)、16(17)の先端部より下位置に保持されている。また、各ロック手段186の連結ピン68は角パイプ201の最上位置に形成した挿通孔205に嵌入しており、各手掛かり棒179(180)、181(182)はガイド18(19)、20(21)にロックされている。
次に、ロック手段186の操作部69を操作して各手掛かり棒179(180)、181(182)の外管部材191のロックを解除する。そして、操作部69を引き上げた状態に保持して、外管部材191を各ガイド18(19)、20(21)内でスライドさせて、外管部材191を天板11の上方に突出させていく。そして、各手掛かり棒179(180)、181(182)の外管部材191の下端に取付けられている下部ストッパーが各ガイド18(19)、20(21)の角溝部55(図5参照)の下端に当たることにより、各手掛かり棒179(180)、181(182)の外管部材191が完全に引き出された状態になったことが感知される。
次いで、内管部材192を外管部材191から引き出す。このとき、内管部材192の角パイプ194の下端側に設けられた掛止ピン203は引き出される際に外管部材の191の角パイプ201に形成された挿通孔205に順次嵌入して掛止状態となるので、内管部材192の引き出しが更に必要な場合は、嵌入した掛止ピン203を挿通孔205から退出させて掛止状態を解除しながら引き出しを行なう。そして、内管部材192が所望の長さで掛止状態になった時点で内管部材192の引き出しを停止する。
続いて、図41に示すように、各手掛かり棒179(180)、181(182)の内管部材192が所望の長さに引き出されると、対となる手掛かり棒179、181(180、182)の中で、例えば、手掛かり棒179(180)の内管部材192の上端部に踏み外し防止ガード183の連結金具102aを被せる。これによって、内管部材192の上端部が連結金具102aの筒体122内に装入されて突出ピン195が孔124(図19参照)に嵌入し、踏み外し防止ガード183の一端側を連結金具102aを介して手掛かり棒179(180)の上端部に仮固定できる。そして、踏み外し防止ガード183の他端側の連結金具102を手掛かり棒181(182)の上端部に向けて移動させると角パイプ110が角パイプ111内から引き出され、対となる手掛かり棒179、181(180、182)間を連結するのに最適な長さに調整できる。連結金具102が手掛かり棒181(182)の上端部に被さる位置に到達すると、連結金具102の筒体122内に内管部材192の上端部を装入し突出ピン195を孔124に嵌入させて、踏み外し防止ガード183の他端側を連結金具102を介して手掛かり棒181(182)の上端部に仮固定できる。
次いで、中桟部材184の各取付け部209に設けた連結手段211の連結ピン68を操作部69を操作して引き上げてから、取付け部209をそれぞれ外管部材191の上部の外側から被せ連結ピン68が側面に形成した挿通孔212に嵌入できるように位置調整を行なう。そして、取付け部209の位置調整が終了した時点で、操作部69を操作して連結ピン68を挿通孔212に嵌入させる。これによって、中桟部材184の取付け部209を各外管部材191の上部に固定することができ、対となる手掛かり棒179、181(180、182)の中間部位置を天板11と平行に中桟部材184で連結することができる。
続いて、幅木部材185の各第2の取付け部215に設けた第2の連結手段217の連結ピン68を操作部69を操作して引き上げてから、幅木本体214の下端面が天板11の上面に当接するように両側の第2の取付け部215をそれぞれ外管部材191の下部の外側から被せ、第2の連結手段217の連結ピン68を外管部材191の側面に形成した挿通孔に嵌入する。これによって、幅木部材185の第2の取付け部215を各外管部材191の下部に固定することができ、対となる手掛かり棒179、181(180、182)間を下端面が天板11の上面に当接する状態の幅木部材185で連結することができる。
図42〜図45に示すように、本発明の第7の実施の形態に係る作業用足場台218は、第1の実施の形態に係る作業用足場台10と比較して、各手掛かり棒219の上部及び下部の構造と、脚柱14〜17の前後の外側にそれぞれ設けられたガイド220の構造と、天板11の左右両側に突出した対となる手掛かり棒219に取付ける踏み外し防止ガード221の構造がそれぞれ異なっていること、及び、天板11の前後両側に突出した対となる手掛かり棒219の上端部に踏み外し防止ガード221の連結金具221aを介して補助ガード222を設けたことが特徴となっている。このため、同一の構成部材については同一の符号を付して詳細な説明を省略する。なお、各ガイド220は脚柱14〜17に対してそれぞれ同一の取付け方法により設けられているので、脚柱16にガイド220を設けた場合を例にして、手掛かり棒219の上部及び下部の構造と、ガイド220の構造について詳細に説明する。
図42に示すように、手掛かり棒219の上部にはサイドストッパー223が嵌入され、支持脚13の昇降面側となる手掛かり棒219の側面の上端部から突出している突出ピン224により手掛かり棒219に固定されている。ここで、突出ピン224は、先端に丸みが形成された円柱状の先部225と、先部225より拡径した基部226を有し、基部226の終端側には嵌入穴が形成され、弾性部材の一例であるスプリング227が装入されている。そして、突出ピン224はスプリング227が装入された状態で、サイドストッパー223に形成した貫通孔228内に装入され、突出ピン224の先部225は手掛かり棒219の上端部側の側部に形成した挿通孔から突出している。これによって、踏み外し防止ガード221の連結金具221aを掛止することができる。更に、手掛かり棒219の外側の側部で突出ピン224より下方の位置には、抜け止め防止ピン228aが設けられている。抜け止め防止ピン228aの頭部がガイド220の上端部に当接することにより、手掛かり棒219の下降が停止され、ガイド220からの脱落が防止できる。
ガイド220は、第3の実施の形態に係る作業用足場台141に使用したガイド143の角溝部55(図30参照)において、更に、手掛かり棒219の前後の外側の面と対向する側面の下端中央部には、第2の角度修正機構229の一部を構成する切欠きからなる第3の勾配カム部230が形成されている。ここで、切欠きの形状は、例えば、手掛かり棒219の外側の面と対向する側面の中心線に対し対称にすそ野が伸びた形状にしておく。また、ガイド220の角溝部55において、手掛かり棒219の前後の外側の面と対向する側面と隣り合う左右方向内側の側面、すなわち、第3の勾配カム部230が形成された側面に隣り合う左右方向内側の側面の上端中央部には、第2の角度修正機構229の一部を構成し表側に傾斜部を備えた角度修正部材231が設けられている。
また、図43に示すように、手掛かり棒219の下部にはサイドストッパー232が嵌入され、手掛かり棒219の下部と嵌入したサイドストッパー232に連通して形成した貫通孔に第2の角度修正機構229の一部を構成し頭部側が手掛かり棒219の表側から突出する突出ピン233を嵌入することにより手掛かり棒219の下部に固定している。
更に、ガイド220の角溝部55において、角度修正部材231が設けられた側面の中央部には挿通孔234が形成され、第1の実施の形態に係る作業用足場台10に使用したロック手段26がその連結ピン68を挿通孔234に嵌入できるように設けられている。そして、連結ピン68に対向する手掛かり棒219の側面の上部に連結ピン68が嵌入できる嵌入孔235を形成することにより、収納した(脚柱16に沿って最下位置に下降させた)手掛かり棒219をガイド220を介して脚柱16に固定することができる。
このような構成とすることにより、手掛かり棒219を角溝部55の内側側面60、61及び角度修正部材231に当接させて昇降させることができる。そして、手掛かり棒219を角溝部55内で上昇させていくと、突出ピン233が第3の勾配カム部230の切欠き内に進入し切欠きの縁部に沿って移動する。これによって、手掛かり棒219はその内側面を角度修正部材231に当接させながら外側に向けて徐々に傾動し、手掛かり棒219の軸方向と天板11の水平方向とのなす角度が徐々に大きくなる(90°に近づく)ように修正される。そして、突出ピン233が第3の勾配カム部230に係合した時点で、手掛かり棒219の上昇が停止すると共に、手掛かり棒219の下端部が突出ピン233を介して角溝部55の下部側に固定され回動が停止する。そして、連結ピン68に対向する手掛かり棒219の側面の下部に連結ピン68が嵌入できる嵌入孔236を形成することにより、脚柱16に沿って引き出した手掛かり棒219をガイド220に固定することができる。
図44、図45に示すように、補助ガード222は、断面が円弧状の凸部を備えた中空状の筒体の両端側を凸部側から押しつぶして平板状に形成した取付け部238を備えた手摺り部239を備え、各取付け部238にはその中央部に形成した孔に凸部側から差し込んで反対側に突出するように取付け部材240が設けられている。ここで、取付け部材240は、つば付の端板241を一方側に備え他端側から一方側に向けて軸方向にスリット242が形成された円筒材243と、他端側に貫通して設けられたピン244を介して円筒材243内に取付けられ板ばね245でスリット242から先部が突出するように付勢されているストッパー246を有している。
踏み外し防止ガード221は、第2の実施の形態に係る作業用足場台93に使用した踏み外し防止ガード98において、連結金具102、102aの構成部材が一部異なっていることが特徴となっている。このため、同一の構成部材については同一の符号を付して説明を省略する。
踏み外し防止ガード221の連結金具221aでは、側板115、116を連結する連結板247の中央部に取付け部材240の円筒材243が挿通できる挿通孔248が形成されている。これによって、連結金具221aに取付け部材240の円筒材243を挿通させてストッパー246で掛止することができ、天板11の前後両側に突出した対となる手掛かり棒219の上端部に踏み外し防止ガード221の連結金具221aを介して補助ガード222を設けることができる。なお、踏み外し防止ガード221では両側の連結金具221aの側板115、116の長さを同一の長さにしてもよい。
次に、本発明の第7の実施の形態に係る作業用足場台218の使用方法について説明するが、作業用足場台218の使用方法は作業用足場台10の使用方法と比べてガイド220に対する手掛かり棒219の操作が異なること、手掛かり棒219に踏み外し防止ガード221及び補助ガード222を取付けることを除くと実質的に同一であるので、ガイド220に対する手掛かり棒219の操作、及び手掛かり棒219に踏み外し防止ガード221及び補助ガード222を取付ける操作についてのみ説明する。
図42に示すように、ロック手段26を操作して手掛かり棒219のロックを解除し、手掛かり棒219をガイド220の角溝部55の内側側面60、61(図30参照)、第2の角度修正ピン160(図30参照)の側部、及び角度修正部材231に当接させながらスライドさせて、手掛かり棒219を天板11の上方に突出させていく。
そして、手掛かり棒219の下端に設けた楔部材150がガイド220の角溝部55内に進入することにより、手掛かり棒219がその突出方向を外側に向くように徐々に傾動し、手掛かり棒219の軸方向と天板11の前後の水平方向とのなす角度が徐々に大きくなる(90°に近づく)。そして、本体部151の突出部152(図30参照)が角溝部55の下部の縁部と当接した時点で手掛かり棒219の上昇が停止し、手掛かり棒219の下部が楔部材150(図30参照)を介して角溝部55の底面62と第1及び第2の角度修正ピン159、160により把持された状態になる。一方、手掛かり棒219を角溝部55内で上昇させていくと、図43に示すように、突出ピン233が第3の勾配カム部230の切欠き内に進入し切欠きの縁部に沿って移動する。これによって、手掛かり棒219はその内側面を角度修正部材231に当接させながら外側に向けて徐々に傾動し、手掛かり棒219の軸方向と天板11の左右の水平方向とのなす角度が徐々に大きくなる(90°に近づく)ように修正される。そして、突出ピン233が第3の勾配カム部230に係合した時点で、手掛かり棒219の上昇が停止すると共に、手掛かり棒219の下端部が突出ピン233を介して角溝部55の下部側に固定され回動が停止する。そして、ロック手段26の連結ピン68を手掛かり棒219の側面に形成した嵌入孔236に嵌入させることにより、脚柱16に沿って引き出した手掛かり棒219をガイド220に固定することができる。このような操作を全ての手掛かり棒219に対して行なうことにより、各手掛かり棒219を最上部位置に伸ばした状態で天板11の左右及び前後の各水平方向に対して垂直状態に保持することができる。
次いで、天板11の左右両側で対となる手掛かり棒219の上端部にそれぞれ踏み外し防止ガード221の各連結金具221aを被せる。これによって、手掛かり棒219の上端部が連結金具221aの筒体122内に装入されて突出ピン224が孔124に嵌入し、踏み外し防止ガード221の両端側を連結金具221aを介して手掛かり棒219の上端部に取付けることができる。
続いて、補助ガード222の両側に設けられた取付け部材240の円筒材243を天板11の前後両側で対となる手掛かり棒219の上端部に取付けられている連結金具221aの連結板247に形成した挿通孔248に嵌入する。このとき、円筒材243のスリット242から板ばね245で付勢されて突出しているストッパー246は挿通孔248の周面から押されて円筒材243の内部に後退するので、円筒材243を挿通孔248に容易に挿通させることができ、挿通孔248を通過したストッパー246は板ばね245により再びスリット242から先部を突出させるので、連結金具221aに取付け部材240の円筒材243が掛止される。これによって、天板11の前後両側に突出した対となる手掛かり棒219の上端部に踏み外し防止ガード221の連結金具221aを介して補助ガード222を設けることができる。
このように、天板11の周囲に手掛かり棒219を介して踏み外し防止ガード221及び補助ガード222を設けることができ、作業者が作業中に天板11から踏み外し転落するのを防止することができる。なお、作業者が天板11から降りる際には、補助ガード222に設けられた一方の取付け部材240のストッパー246を、例えば、指で円筒材243内に押し込んで取付け部材240の掛止を解除し上方に持ち上げながら他方の取付け部材240側に傾動すること挿通孔248より抜き出すことができる。そして、他方の取付け部材240を支点に回動させることで開口部を形成することができ、天板11から支持脚12、13に移ることができる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではなく、発明の要旨を変更しない範囲での変更は可能であり、前記したそれぞれの実施の形態や変形例の一部又は全部を組み合わせて本発明の作業用足場台及びこれを利用する連結足場台を構成する場合も本発明の権利範囲に含まれる。
例えば、第1の実施の形態の作業用足場台及び第1の実施の形態の連結足場台では、手掛かり棒を天板の両側の支持脚の脚柱のそれぞれに設けたが、一方の支持脚の脚柱にそれぞれ設けても、天板の片側の両端にそれぞれ設けてもよい。手掛かり棒には軸方向の異なる位置に2個の掛合孔を設けたが、3個以上の掛合孔を設けるようにしてもよい。これによって、更に状況に合わせて天板からの手掛かり棒の突出高さを調整することができる。また、踏み外し防止ガード及び補助踏み外し防止ガードを、天板及び連結足場部材の片側に設けてもよい。
また、取付け部に踏み外し防止ガードを装着した際に、取付け部の両側で突出ピンが突出するようにして踏み外し防止ガードを仮固定したが、踏み外し防止ガードを伸縮式にして取付け部に突出ピンが掛合する孔を設けてこれにより踏み外し防止ガードを仮固定するようにしてもよい。
第2の実施の形態の作業用足場台及び第2の実施の形態の連結足場台では、手掛かり棒を天板の両側の支持脚の脚柱のそれぞれに設けたが、手掛かり棒を天板の両側の支持脚の片方の脚柱にそれぞれ設け、踏み外し防止ガードを天板の幅方向一側のみに設けてもよい。また、踏み外し防止ガードを天板の長手方向に対向する手掛かり棒の上端に連結金具を介して着脱可能に設けたが、予めリベット等の固着手段を用いて手掛かり棒の上端に連結金具を介して固着してもよい。
第3の実施の形態に係る作業用足場台では、第1及び第2の角度修正ピンを設けたがいずれか一方のみを設けてもよい。また、第4及び第5の実施の形態に係る作業用足場台ではガイドの上部にのみ角度修正ピンを設けたが、ガイドの中央部にも角度修正ピンを設けてもよい。第5の実施の形態に係る作業用足場台では、手掛かり棒保持機構をガイドの上部及び手掛かり棒の上部に設けたが、最下位置の手掛かり棒の下部が嵌入する保持ガイド(金属製又はプラスティック製)を脚柱の下部に設けてもよい。また、第3又は第4の実施の形態に係る作業用足場台において、手掛かり棒保持機構を設けてもよい。
第6の実施の形態に係る作業用足場台では、引き出した手掛かり棒に踏み外し防止ガード、中桟部材、及び幅木部材を取付けたが、引き出した手掛かり棒の長さに応じて、中桟部材の取付けを選択することもでき、作業内容に応じて、幅木部材の取付けを選択することもできる。また、第6の実施の形態に係る作業用足場台において、ガイドと外管部材に連携して作用する角度調整機構の一部をそれぞれ設けるようにすることもできるし、更に、外管部材に手掛かり棒保持機構又はその一部を設けるようにしてもよい。
第7の実施の形態に係る作業用足場台では、ガイドに第3の実施の形態に係る作業用足場台に使用した角度修正機構を設けたが、第4の実施の形態に係る作業用足場台に使用した角度修正機構を設けることもできる。また、第1の実施の形態に係る作業用足場台に使用したガイドのように角度修正機構を設けないようにしてもよい。更に、手掛かり棒として、第6の実施の形態に係る作業用足場台に使用した手掛かり棒を採用することもできる。踏み外し防止ガード及び補助ガードを天板の周囲に設けたが作業用足場台の設置状況に応じて、踏み外し防止ガードと補助ガードの取付けを任意に選択できる。ここで、踏み外し防止ガードが取付けられていない手掛かり棒に補助ガードを取付ける場合は、例えば、踏み外し防止ガードの連結金具の部分のみを手掛かり棒の上端部に取付けてから、補助ガードを取付けるようにする。
補助ガードを取付ける手掛かり棒には、ガイドと共に作用する楔部材及び突出ピンを設けたが、楔部材及び突出ピンのいずれか一方を設けるようにしても、双方とも設けないようにすることもできる。
10:作業用足場台、11:天板、11a:掛合孔、12、13:支持脚、14〜17:脚柱、18〜21:ガイド、22〜25:手掛かり棒、26、26a、26b:ロック手段、27、28:踏み外し防止ガード、29:枠体、30:足場板、31:踏み桟、32、32a、33、33a:折り畳み連結機構、34、35:固定板、36、36a、37、37a:可動板、38、39:枢軸、40:開き止め金具、41:上端用サイドストッパー、42:止めネジ、43:下端用サイドストッパー、44:止めネジ、45:ストッパー、46:止めネジ、47:第1の掛合孔、48:第2の掛合孔、49:第3の掛合孔、50:取付け部、51:リベット、52:基部、53:孔、54:装着部、55:角溝部、56:リベット、57:固着部、58:ボルト、59:ナット、59a:リベット、60、61:側面、62:底面、63:貫通孔、64:突出部、65:つば部、66:ロック本体、67:ドーム部、68:連結ピン、69:操作部、70:スプリング、71:掛止金具、72:挿通孔、73:リベット、74:挿通孔、75:ガード本体、76:サイドストッパー、77:凸条、78:突出ピン、79:先部、80:基部、81:嵌入穴、82:スプリング、83:貫通孔、84:ピン固定部材、85:孔、86:連結足場台、87:連結足場部材、88:連結足場板、89:連結掛止部材、90:連結具、91:補助踏み外し防止ガード、92:孔、93:作業用足場台、94〜97:手掛かり棒、98、99:踏み外し防止ガード、100:サイドストッパー、101:ストッパー基部、102、102a:連結金具、103:突出ピン、104:ピン先部、105:ピン基部、106:嵌入穴、107:スプリング、108:貫通孔、109:孔、110、111:角パイプ、112:サイドストッパー、113:貫通孔、114:孔、114b:パイプ、115、116:側板、117:連結板、118:本体部、119、120:取付け板、121:リベット、122:筒体、123、124:孔、124a:座金、125:ピン、126:連結足場台、127:補助踏み外し防止ガード、128:ガード本体、129:ピン、130、130a:取付け金具、131、132:角パイプ、133:サイドストッパー、134:貫通孔、135:孔、136、136a、137、137a:側板、138、138a:連結板、139、140:孔、141:作業用足場台、142:手掛かり棒、143:ガイド、144:継手部材、145:固定ピン、145a:突出ピン、146:サイドストッパー、147:パイプ、148:取付けピン、149:角度修正機構、150:楔部材、151:本体部、152:突出部、153:突起、154:段付挿通孔、155:止めねじ、156:係合孔、157:サイドストッパー、158:係合突起、159:第1の角度修正ピン、160:第2の角度修正ピン、161:作業用足場台、162:手掛かり棒、163:ガイド、164:角度修正機構、165:角度修正ピン、166:勾配カム部、167:サイドストッパー、168:突出ピン、169:縁部、170:作業用足場台、171:手掛かり棒、172:ガイド、173:手掛かり棒保持機構、174:第2の勾配カム部、175:継手部材、176:第2の突出ピン、177:縁部、178:作業用足場台、179〜182:手掛かり棒、183:踏み外し防止ガード、184:中桟部材、185:幅木部材、186:ロック手段、187、188:折り畳み連結機構、189、190:可動板、191:外管部材、192:内管部材、193:固定手段、194:角パイプ、195:突出ピン、196:サイドストッパー、197:先部、198:基部、199:スプリング、200:貫通孔、201:角パイプ、202:上部ストッパー、203:掛止ピン、204:掛止部、205:挿通孔、206:仮固定手段、208:横梁材、209:取付け部、210:当接材、211:連結手段、212:挿通孔、214:幅木本体、215:第2の取付け部、216:第2の当接材、217:第2の連結手段、218:作業用足場台、219:手掛かり棒、220:ガイド、221:踏み外し防止ガード、221a:連結金具、222:補助ガード、223:サイドストッパー、224:突出ピン、225:先部、226:基部、227:スプリング、228:貫通孔、228a:抜け止め防止ピン、229:第2の角度修正機構、230:第3の勾配カム部、231:角度修正部材、232:サイドストッパー、233:突出ピン、234:挿通孔、235:嵌入孔、236:嵌入孔、238:取付け部、239:手摺り部、240:取付け部材、241:つば付の端板、242:スリット、243:円筒材、244:ピン、245:板ばね、246:ストッパー、247:連結板、248:挿通孔

Claims (11)

  1. 天板の長手方向の左右両端に、折り畳み連結機構を介して配設され、それぞれ下方に前後の幅が増大して開脚する対となる梯子状の支持脚を折り畳み可能に設けた作業用足場台において、
    前記支持脚の各脚柱に沿って上下し、収納時にはその先部が該脚柱の先端部より下位置に保持され、使用時にはその先部が前記天板の上方に突出して該天板の両側に左右対称に設けられる手掛かり棒と、
    前記天板の上方に突出した前記手掛かり棒に掛合し、該手掛かり棒を突出した状態に保持するロック手段とを有し、
    前記天板の左右両側に突出した前記各手掛かり棒の上端部には、踏み外し防止ガードが該踏み外し防止ガードの両側にそれぞれピンを介して回動可能に設けられた連結金具を介して取付けられ、しかも、前記踏み外し防止ガードは伸縮可能となっていることを特徴とする作業用足場台。
  2. 請求項1記載の作業用足場台において、前記手掛かり棒は、該手掛かり棒の上端部を前記連結金具に嵌入し、該手掛かり棒の上端部に設けられ、弾性部材によって外側に付勢する突出ピンを該連結金具に設けられた孔から突出させて、該連結金具が該手掛かり棒の上端から引き抜かれるのを防止することを特徴とする作業用足場台。
  3. 請求項1又は2記載の作業用足場台において、前記踏み外し防止ガードは、各角部が外側に突出した第1の角パイプと、該第1の角パイプを内部に収納し該第1の角パイプの前記各角部を内側に当接させながら軸方向に移動可能にする相似形状の第2の角パイプを有し、前記天板の左右両側に突出した対となる前記各手掛かり棒の上端部にそれぞれ設けられた前記連結金具間の距離に応じて、前記踏み外し防止ガードの長さを変化させることを特徴とする作業用足場台。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の作業用足場台において、前記各折り畳み連結機構は、前記天板を形成する矩形状の枠体の長手方向の左右両端部にそれぞれ固着される左右の固定板と、前記各支持脚の上端部にそれぞれ固着される左右の可動板と、前記左右の固定板及び前記左右の可動板を回転自在にそれぞれ連結する左右の枢軸とを有し、前記左右の可動板及び左右対称に設けられた前記連結金具のいずれか一方の寸法は他方の寸法より大きく形成されていることを特徴とする作業用足場台。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の作業用足場台において、前記手掛かり棒には、前記ロック手段が前記手掛かり棒の上下方向複数の位置で掛合し、前記天板から突出する前記手掛かり棒の突出位置が複数あることを特徴とする作業用足場台。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の作業用足場台において、前記脚柱の外側にそれぞれガイドが設けられ、前記手掛かり棒は前記各ガイドに沿って上下することを特徴とする作業用足場台。
  7. 請求項6記載の作業用足場台において、前記手掛かり棒は断面矩形状となって、前記ガイドは、前記手掛かり棒が挿通する角溝部を有していることを特徴とする作業用足場台。
  8. 請求項7記載の作業用足場台において、前記ロック手段は、前記手掛かり棒の所定位置に設けられた掛合孔に嵌入可能なロッドを有し、該ロッドを進退させる操作部が前記ガイドに取付けられていることを特徴とする作業用足場台。
  9. 請求項8記載の作業用足場台において、前記操作部は、前記支持脚の昇降面に対して背面側に取付けられていることを特徴とする作業用足場台。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の作業用足場台を直列に接続した連結足場台であって、隣り合う前記作業用足場台の天板は両側に連結掛止部材を備えた連結足場部材で連結され、更に、隣り合う前記作業用足場台の前記踏み外し防止ガードは、両側に取付け金具が設けられた伸縮可能な補助踏み外し防止ガードによって連結されていることを特徴とする連結足場台。
  11. 請求項10記載の連結足場台において、前記取付け金具は前記連結金具に被さり、更に被さった状態の前記取付け金具及び前記連結金具を貫通しスプリングによって付勢された連結ピンによって該取付け金具は前記連結金具にロックされていることを特徴とする連結足場台。
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