JP2010071010A - 雪止金具 - Google Patents

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Abstract

【課題】屋根の積雪落下防止に関するものであり、特に横葺きタイプの屋根又は壁等の外囲体において、雪止部材を簡易且つ迅速に装着することができ、且つ作業効率を向上させる雪止金具とする。
【解決手段】略帯板形状のベース板部11と、該ベース板部11の水下側に形成され且つ横葺建築用板Aの水下側嵌合部6の外方側より係止する水下係止部12と、前記ベース板部11の水上側に形成され且つ前記横葺建築用板Aの水上側嵌合部7に係止する水上係止部13とからなるベース1と、前記ベース1に雪止杆4を固定する押え部材2と、該押え部材2をベース1に固定する固着部3とからなる。前記ベース1と前記押え部材2とは前記固着部3を介して着脱自在としてなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、屋根の積雪落下防止に関するものであり、特に横葺きタイプの屋根又は壁等の外囲体において、雪止部材を簡易且つ迅速に装着することができ、且つ作業効率を向上させることができる雪止金具に関する。
従来、種々の横葺タイプの建築用板にて屋根又は壁等の外囲体が施工されている。この横葺きタイプの屋根は、あらゆる地域で使用されており、寒冷地で使用されている。横葺きタイプの外囲体では、屋根板同士の連結部分が軒先或いは棟に対して、略平行であり、且つ起伏部が小さいので、金具の装着は比較的困難であるが、このような横葺きタイプの外囲体に雪止金具を装着する構成が下記特許文献1及び2に開示されている。
特開平9―324511号 特開2002―266484
特許文献1では、吊子板を横葺き屋根の上面より釘等の固着具を利用して、屋根の下地材に固定し、この吊子板に雪止部材を固着したりするものである。この特許文献1では、屋根を構成する板材に釘孔が開いてしまうことになり、雨仕舞等の点で問題がある。次に、特許文献2では、雪止材は、横葺きタイプの外囲体を構成する外装材の横方向に隣接する箇所に継手材を介して装着しようとするものである。
この特許文献2では、外装材を横方向及び軒先から棟方向に亘ってそれぞれ隣接する部分に亘って雪止部材を装着することになり、施工が面倒且つ困難である。特に、特許文献1及び2のような種の雪止金具を介して屋根,壁等の外囲体に雪止杆を装着するためには、雪止金具を横葺き屋根に装着する前に、雪止金具に雪止杆を装着しておかなければならない。そのために、雪止杆を外囲体に装着する作業効率は、極めて低下することになる。本発明が解決しようとする課題(技術的課題又は目的)は、横葺外囲体において、降雪の季節においては極めて簡単に雪止部材を装着することができると共に、その他の季節においては雪止部材を簡易且つ迅速に取り外すことができるようにすることである。
そこで、発明者は上記課題を解決すべく、鋭意,研究を重ねた結果、請求項1の発明を、略帯板形状のベース板部と、該ベース板部の水下側に形成され且つ横葺建築用板の水下側嵌合部の外方側より係止する水下係止部と、前記ベース板部の水上側に形成され且つ前記横葺建築用板の水上側嵌合部に係止する水上係止部とからなるベースと、前記ベースに雪止杆を固定する押え部材と、該押え部材をベースに固定する固着部とからなり、前記ベースと前記押え部材とは前記固着部を介して着脱自在としてなる雪止金具としたことにより、上記課題を解決したものである。
請求項2の発明を、前述の構成において、前記固着部は前記ベース部材に螺子軸が植設されてなる雪止金具としたことにより、上記課題を解決したものである。請求項3の発明を、前述の構成において、押え部材は、傾斜状板部と、垂直状板部と、前記傾斜状板部及び垂直状板部の下端に形成された2つの取付基板部とから構成されてなる雪止金具としたことにより、上記課題を解決したものである。請求項4の発明を、前述の構成において、押え部材は1つの取付基板部の一端から立上り部が形成され、該立上り板の上端より屈曲板が折り返し形成されると共に、該屈曲板の下端には押圧片が形成されてなる雪止金具としたことにより、上記課題を解決したものである。
請求項1の発明では、ベースは、略帯板形状のベース板部には、その水下側に横葺建築用板の水下係合部の外方側より係止する水下係止部を有し、前記ベース板部の水上側には前記横葺建築用板の水上係合部の内方側に係止する水上係止部を有している。さらに前記ベースには雪止杆を固定する押え部材を具備し、ベース部材には、該押え部材を固定する固着部を備えたものである。
これによって、ベースのみを横葺建築用板によって構成される外囲体に装着することができ、外囲体に装着されたベースに雪止杆を配置した後に押え部材は、固着部によって支持固定することができるものである。したがって、特に雪止杆が長尺物である場合に、前記ベースを横葺建築用板に装着した後にベースに前記雪止杆を固定することができるので、雪止杆を外囲体に装着することを簡易且つ迅速にでき、ひいては作業効率を極めて効率的にすることができる。ベースに対して押え部材は着脱自在であり、ベースのみを横葺建築用板に装着してから、前記雪止杆をそのままの状態で真上からベースに配置して、押え部材を固着部によって接合固着することができ、雪止杆の外囲体への装着が極めて簡単にできるものである。
請求項2の発明では、前記固着部は前記ベース部材に螺子軸が植設されたことにより、押え部材は簡易且つ迅速に固定することができ、雪止杆を外囲体に、より一層、簡易且つ迅速に装着することができる。請求項3の発明では、前記押え部材は、傾斜状板部と、垂直状板部と、前記傾斜状板部及び垂直状板部の下端に形成された2つの取付基板部とから構成されたことにより、特に雪止杆が断面L字形状とした金属製部材に対して、対応し易く、容易にベースに装着することができる。
請求項4の発明を、取付基板部の一端から立上り部が形成され、該立上り板の上端より屈曲板が折り返し形成されると共に、該屈曲板の下端には押圧片が形成された構成としたことにより、一つのベースに対して一つの固着部のみで雪止杆を固定することができ、作業効率をより一層向上させることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。まず、本発明において、雪止金具は、図2,図3に示すように、ベース板部11,水下係止部12及び水上係止部13からなるベース1と、押え部材2と、固着部3とから構成される。ベース1のベース板部11は、金属帯板形状で且つ略長方形に形成されたものである。
さらに、ベース板部11の長手方向において、図3に示すように、その一端側は水下側1fであり、他端側は水上側1rとして使用される。すなわち、前記ベース1は、後述する横葺建築用材Aに装着されるものであるが、ベース1の水下側1fは横葺建築用材Aの水下側嵌合部6に係止され、前記ベース1の水上側1rは横葺建築用材Aの水上側嵌合部7に係止されて、ベース1が横葺建築用材Aに固定される構造となっている。
前記ベース板部11には、図2(B),図3,図4に示すように、該ベース板部11の長手方向に沿って膨出部11aが形成されている。該膨出部11aは、ベース板部11の長手方向に直交する断面が略扁平台形上に形成されたものである。さらにベース板部11の長手方向に沿った断面形状では水上側1r付近で次第に膨出部11aの高さが低くなるように形成されている〔図4(C)参照〕。
ベース板部11の水下側1fには、前述したように水下係止部12が形成されている〔図3(A),(C)参照〕。該水下係止部12は、前記ベース板部11の水下側1f端縁より、下方に垂下直状片12aが形成され、該垂下直状片12aの下端からベース板部11側で、且つ該ベース板部11の水上側1rに向かって、水下係止屈曲片12bが形成されている。前記ベース板部11と前記垂下直状片12aとは、略直角に形成されたり、或いは僅かに鋭角状態となるように設定されている。
さらに、ベース板部11の水上側1rには、前述したように水上係止部13が形成されている〔図3(A),(C)参照〕。該水上係止部13は、前記ベース板部11の水下側1f端縁より、上方に垂直状片13aが形成され、該垂直状片13aの上端からベース板部11側で、且つ該ベース板部11の水下側1fに向かって、水上係止屈曲片13bが形成されている。前記ベース板部11と前記垂直状片13aとは、略直角に形成されたり、或いは僅かに鋭角状態となるように設定されている。
前記ベース1のベース板部11には、図3,図2に示すように、固着部3が設けられている。該固着部3は、螺子軸31と、ナット32とから構成され、前記螺子軸31がベース板部11に植設されている。具体的には、2本の螺子軸31が、前記ベース板部11の長手方向に沿って、適宜の間隔をおいて、植設されたものである。螺子軸31は、軸方向の一端に扁平円板形状の台座部31aが形成され、前記ベース板部11には、貫通孔が形成され、該貫通孔に前記螺子軸31が圧入され、台座部31aがストッパとなって固着されるものである〔図4(A)参照〕。また、特に図示しないが、前記固着部3の螺子軸31としてボルトが使用されることもある。この実施形態の場合では、ベース板部11の貫通部にボルトとした螺子軸31の螺子部が挿入される。
前記押え部材2は、図2(B),図3(C)に示すように、傾斜状板部21と、垂直状板部22と、取付基板部23とから構成されるものである。具体的には前記取付基板部23は2個備わっており、前記傾斜状板部21と前記垂直状板部22とは上端で連結され、両者にて略直角三角形を構成している。前記取付基板部23と前記垂直状板部22のそれぞれの下端には、取付基板部23,23が形成されている。
該取付基板部23には、取付用貫通孔23aが形成されている。該取付用貫通孔23aは、図2(B)に示すように、長孔として形成されることが好ましい。該取付用貫通孔23aには、前記ベース1の固着部3の螺子軸31が挿入するものであって、前記取付用貫通孔23aが長孔とした場合には、押え部材2をベース1の水下側1fと水上側1rとの間に亘って位置の微調整ができるものである。前記傾斜状板部21と垂直状板部22は、前述したように略直角三角形を構成し、押え部材2を前記ベース板部11に固着部3を介して固着したときには、図1,図3(A),図5等に示すように、略直角三角形状の囲みを構成することにより、断面L字形状の雪止杆4を雪止金具に安定した状態で固定することができる。
また、前記押え部材2の別のタイプとしては、図10に示すように、押え部材は1つの取付基板部23の一端から立上り板24が形成され、該立上り板24の上端より屈曲板25が折り返し形成されると共に、該屈曲板25の下端には押圧片26が形成されている〔図10(B)参照〕。すなわち、前記立上り板24と屈曲板25とによって、断面L字形状の雪止杆4の一片が挟持され、前記押圧片26によって前記雪止杆4の他片がベース板部11上に押圧されるように支持固定されるものである。押え部材2は、前記ベース1に対して、前記固着部3によって着脱自在としたものである〔図2(B),図3(C)参照〕。これによって、前記ベース1に対して押え部材2は、着脱自在であり、ベース1のみを横葺建築用板Aに装着してから、前記雪止杆4をそのままの状態でベース1の真上から該ベース1上に配置して、押え部材2を固着部3によって接合固着することができ、雪止杆4の外囲体への装着が極めて簡単にできるものである。
次に、横葺建築用材Aは、水下側と水上側とが存在し、該横葺建築用材Aが下地材上に配置されたときに、屋根勾配に沿って、各横葺建築用材Aの傾斜下方側を水下側とし、傾斜上方側を水上側とする。前記横葺建築用材Aは、主板5と,水下側嵌合部6と,水上側嵌合部7と,ベース屈曲部8とから構成されている。
前記主板5の一側端(水下側)に水下側嵌合部6が形成され、他端側(水上側)に水上側嵌合部7が形成されている。前記主板5は、図3,図7に示すように、平面的に見て、略長方形状であり、幅(横)方向(水上から水下方向に向かう方向と直交する方向)が長尺に形成され、且つ平坦面状に形成されている。その水下側嵌合部6は、まず主板5の水下側の端縁より下方に向かって、前記主板5に対して略直角に近い鋭角状に前端側片61が形成され、該前端側片61の下端から主板5側に向かって略水平状に上向き傾斜片62が屈曲形成されている。
該上向き傾斜片62の他端側、即ち前記前端側片61との折曲連結箇所と反対位置となる端縁から折返し端縁63が形成されている。該折返し端縁63は、前記前端側片61とは平行ではなく相対的に傾斜している。前記折返し端縁63は、断面略U字形状をなすように屈曲形成されたものである。次に、水上側嵌合部7については、前記主板5の水上側端縁に形成されたものであり、立上り側片71と頂片72から形成されたものである。
その立上り側片71は、前記主板5に対して略直角状であるが、具体的には、主板5に対して直角よりも少し鋭角に形成される。即ち、前記主板5と、前記前端側片61と、前記立上り側片71とで略偏平N字形状を構成している。また、その立上り側片71の上端には、頂片72が形成されている。具体的には、頂片72は、前記立上り側片71の上端から内方(前記主板5側)に向かって略水平面状に突出形成されたものである。
次に、ベース屈曲部8は、前記主板5の裏面側で、且つ該主板5の水上側寄りの位置から該主板5の下方に向かって突出形成されたものである。前記ベース屈曲部8は、前記主板5の裏面側から略垂下状に形成されたものである。或いは、前記主板5に対して略直角状に形成されている。前記ベース屈曲部8は、前記主板5に対して略垂下状の下部側片81を有するものであり、該下部側片81は、前記水上側嵌合部7の立上り側片71よりも前記主板5の水下側寄りに位置するように形成されている。即ち、前記下部側片81の形成位置は、前記主板5の水上側端縁から僅かに水下側に向かった適宜の位置となるように形成されたものである。
前記下部側片81は、主板5の幅方向(水下側から水上側に向かう方向に直交する方向)に沿って壁板状に形成されたものである。該下部側片81は、横葺建築用材Aの水上側端部を後述する下地部100から適宜の間隔をおいて離間させて支持する役目をなすものである。すなわち、前記ベース屈曲部8は、前記主板5の水上側端縁を下地部100から持ち上げて浮き上がらせる役目をなすものであるといえる。
そして、前記下部側片81下端には略直角状に折曲されたベース底片82が形成されている。該ベース底片82は、前記下部側片81の下端から前記主板5の水上側端に向かって突出形成されている。前記ベース屈曲部8は、前記水上側嵌合部7の上端で且つ頂片72の先端から水上側に向かって折り返され、前記立上り側片71に略接触状態で沿って、該立上り側片71の下端から前記主板5の裏面側に略接触密状態で形成され、前記水上側嵌合部7の頂片72先端よりも水下側となる位置から前記下部側片81が形成される。
前記下部側片81及びベース底片82は、前記水上側嵌合部7の頂片72の端縁から折り返し状に形成されたものである。具体的には、前記水上側嵌合部7を構成する頂片72及び立上り側片71と前記主板5の裏面側に略密着状態又は近接状態で折返し成形片80が形成されつつ、該折返し成形片80を介して前記下部側片81及びベース底片82が形成されるものである〔図6(B)参照〕。
特に、前記折返し成形片80において、前記主板5の裏面側に沿って密着状又は近接状に沿った部位を補助折返し片801とすると、該補助折返し片801と前記下部側片81及び前記ベース底片82とが略コ字形状を構成することになり、前記補助折返し片801は主板5に沿って形成されているので、ベース屈曲部8の補強としての役目をなし、ベース屈曲部8を極めて強固なものにすることができる。また、該ベース屈曲部8は、前記主板5とは別部材として、スポット溶接等の固着手段によるものであってもかまわない。また、前記主板の裏面側には、必要に応じて断熱材Sが装着されることもある。
次に、吊子9は、前記横葺建築用材Aを下地部100に載置固定するための役目をなすものであり、その構造は、座板部91,垂直支持部92,嵌合支持部93とから構成されている。前記座板部91の端縁から垂直支持部92が立上り形成されている。前記嵌合支持部93は、前記垂直支持部92の上端箇所から前方に向かって突出する前方突起片93aが形成され、該前方突起片93aの先端から前方下向きの傾斜状に形成された嵌合端縁93bから形成されたものである。前述した「前方」とは、前記吊子9が下地部100上に適正に固着されたときに、水下側に向かう方向である。
下地部100は、主に母屋,胴縁等の構造材,垂木及び下地板等から構成されたものである。該下地部100上に前記吊子9が所定間隔をおいて配置され、座板部91の前記貫通孔911にドリルビス,ボルト等の固着具を介して固着されてゆく。次に横葺建築用材Aが下地部100上に載置され、その水上側嵌合部7が吊子9の嵌合支持部93にて覆うようにして包持固定される。また、その水下側嵌合部6は、前記水上側嵌合部7を回転中心とするようにして横葺建築用材Aを回転させながら前記嵌合支持部93に嵌合固定させ、これを順次繰り返して横葺建築用材Aによる横葺外囲体が施工される〔図6(C)参照〕。
次に、本発明における雪止金具を外囲体に装着する構成について説明する。まず、雪止金具を装着しようとする所定の横葺建築用材Aに、ベース1を装着する〔図6(A),(B)参照〕。その工程としては、前記ベース板部11を前記横葺建築用材Aの主板5上に載置し、該主板5の水下側1fから水上側1rに向かってベース1をスライドさせ、該ベース1の水下係止部12を横葺建築用材Aの水下側嵌合部6に係止させ、前記ベース1の水上係止部13を前記横葺建築用材Aの水上側嵌合部7に係止させて、ベース1を前記横葺建築用材Aの主板5上に固定する〔図6(B)参照〕。
前記ベース1を固定した横葺建築用材Aは、前述した横葺外囲体の施工と同様にして、下地部100上に施工してゆく〔図6(C)参照〕。上記の工程によって、横葺外囲体は、その水平方向に一列状に配列されたそれぞれの横葺建築用材A,A,…に複数の雪止金具のベース1,1,…が装着された状態となる〔図8(A)参照〕。そして、前記ベース1,1,…上に雪止杆4が配置される〔図7(A)参照〕。
さらに、前記ベース1には、載置された雪止杆4を覆うようにして、押え部材2が配置される〔図7(B)参照〕。前記固着部3の螺子軸31を前記押え部材2の取付基板部23の取付用貫通孔23aに挿入させ、ナット32によって締め付け固定する。このようにして、横葺建築用材Aに雪止杆4が装着される〔図8(B)参照〕。本発明では、雪止金具において、ベース1と押え部材2とを別部材としたことで、まず前記ベース1のみを横葺建築用材Aに装着して横葺外囲体の施工を完了させた後に雪止杆4を押え部材2と固着部3とを介してベース1上に装着することができるものである。これによって、雪止杆4の横葺外囲体への装着が極めて簡易且つ迅速にでき、しかも作業効率を向上させることができる。また本発明の雪止金具は、降雪シーズン以外では、その他の建築用パーツ(例えば屋根用テラス床材等)の装着にも適用できる。
(A)は本発明の雪止金具を介して雪止杆を装着した横葺外囲体の縦断側面略示図、(B)は(A)の要部拡大図である。 (A)は本発明の雪止金具の斜視図、(B)は雪止金具の分解した斜視図である。 (A)は雪止金具の側面図、(B)は雪止金具の平面図、(C)は雪止金具の分解且つ一部断面にした側面図である。 (A)は横葺建築用材の略示縦断側面図、(B)は(A)の(イ)部拡大図、(C)は(A)の(ウ)部拡大図である。 横葺外囲体に雪止杆を本発明における雪止金具を介して装着した要部斜視図である。 (A)は雪止金具を横葺建築用材に装着しようとする側面図、(B)は雪止金具を横葺建築用材に装着完了した側面図、(C)は雪止金具を装着した横葺建築用材を下地部に施工する状態図である。 (A)は雪止金具のベース上に雪止杆を配置しようとする側面図、(B)は雪止金具のベース上に押え部材を装着しようとする側面図である。 (A)は雪止金具のベース上に雪止杆を配置しようとする外囲体の平面図、(B)は雪止杆が装着された状態の雪止金具のベース上に押え部材を装着しようとする外囲体の平面図である。 雪止金具を外囲体における中間箇所に位置する横葺建築用材に装着した実施形態の側面である。 (A)は別のタイプの押え部材を具備した雪止金具を介して雪止杆を横葺外囲体に装着した側面図、(B)は別のタイプの押え部材を具備した雪止金具の分解且つ一部断面にした側面図である。
符号の説明
A…横葺建築用板、1…ベース、11…ベース板部、12…水下係止部、
13…水上係止部、2…押え部材、21…傾斜状板部、22…垂直状板部、
23…取付基板部、24…立上り板、25…屈曲板、26…押圧片、3…固着部、
31…螺子軸、4…雪止杆、6…水下側嵌合部、7…水上側嵌合部。

Claims (4)

  1. 略帯板形状のベース板部と、該ベース板部の水下側に形成され且つ横葺建築用板の水下側嵌合部の外方側より係止する水下係止部と、前記ベース板部の水上側に形成され且つ前記横葺建築用板の水上側嵌合部に係止する水上係止部とからなるベースと、前記ベースに雪止杆を固定する押え部材と、該押え部材をベースに固定する固着部とからなり、前記ベースと前記押え部材とは前記固着部を介して着脱自在としてなることを特徴とする雪止金具。
  2. 請求項1において、前記固着部は前記ベース板部に螺子軸が植設されてなることを特徴とする雪止金具。
  3. 請求項1又は2において、押え部材は、傾斜状板部と、垂直状板部と、前記傾斜状板部及び垂直状板部の下端に形成された2つの取付基板部とから構成されてなることを特徴とする雪止金具。
  4. 請求項1又は2において、押え部材は1つの取付基板部の一端から立上り部が形成され、該立上り板の上端より屈曲板が折り返し形成されると共に、該屈曲板の下端には押圧片が形成されてなることを特徴とする雪止金具。
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