JP2007031945A - 縦葺き屋根構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】キャップの嵌め付けを採用することで、強固で確実な屋根材の固定が低コストで短期間にできて、毛細管現象による滲水防止にも有効な縦葺き屋根構造を提供すること。
【解決手段】屋根材は谷部の両側に一対の側縁を有して、この側縁は立上部と、立上部の先端より外方へ斜めに延出する延出部と、延出部の先端より立上って先端を内方下側へ折り返すことで係止部とした上立上部とで形成され、吊子は取付部の両側に一対の立上片を有して、この立上片は上部に屋根材の側縁に設けられる係止部に重ねられる係止部を形成され、上記キャップは谷部の両側に一対の側縁を有して、この側縁は立上部と、立上部の先端より外方へ斜めに延出する延出部と、延出部の先端より立上って先端を内方下側へ折り返すことで屋根材及び吊子に設けられる係止部へ嵌合する嵌合部とした上立上部とで形成されていること。
【選択図】図1
【解決手段】屋根材は谷部の両側に一対の側縁を有して、この側縁は立上部と、立上部の先端より外方へ斜めに延出する延出部と、延出部の先端より立上って先端を内方下側へ折り返すことで係止部とした上立上部とで形成され、吊子は取付部の両側に一対の立上片を有して、この立上片は上部に屋根材の側縁に設けられる係止部に重ねられる係止部を形成され、上記キャップは谷部の両側に一対の側縁を有して、この側縁は立上部と、立上部の先端より外方へ斜めに延出する延出部と、延出部の先端より立上って先端を内方下側へ折り返すことで屋根材及び吊子に設けられる係止部へ嵌合する嵌合部とした上立上部とで形成されていること。
【選択図】図1
Description
本発明は、キャップの嵌め付けで施工を簡単にした縦葺き屋根構造に関する。
従来、縦葺き屋根において瓦棒を使用しないものは、金具本体を屋根下地に固定した後
、その膨出部の側方に屋根材の立上片を配すると共に、カバー体を長孔から係止片が突出するように膨出部に嵌め付けてから、係止片と屋根材の立上片を馳締めにして三者を結合するようにしている。(例えば特許文献1参照)
特開平7−109803号公報
、その膨出部の側方に屋根材の立上片を配すると共に、カバー体を長孔から係止片が突出するように膨出部に嵌め付けてから、係止片と屋根材の立上片を馳締めにして三者を結合するようにしている。(例えば特許文献1参照)
しかしながら前記馳締め式は、非常に面倒で手間が掛かり、仕上げにはバラツキが出易くて、しかも、馳締め部が屋根材に接近しているため、雨や積雪の際に毛細管現象で内部への滲水を起し易い問題点がある。
本発明は前記問題点を解消し、キャップの嵌め付けを採用することで、強固で確実な屋根材の固定が低コストで短期間にできて、毛細管現象による滲水の防止にも有効な縦葺き屋根構造を提供することをその課題とする。
前記課題を解決するため本発明に係る縦葺き屋根構造は、下記の構造を採用することを特徴とする。
吊子の立上片と屋根材の側縁とで係止部を形成させ、これら係止部にキャップに設けられた嵌合部を嵌め付けることで屋根材の固定を行なわせる縦葺き屋根構造において、上記屋根材は谷部の両側に一対の側縁を有して、これら側縁は立上部と、立上部の先端より外方へ斜めに延出する延出部と、延出部の先端より立上って先端を内方下側へ折り返すことで係止部とした上立上部とで形成され、上記吊子は取付部の両側に一対の立上片を有して、これら立上片は上部に屋根材の側縁に設けられる上記係止部に重ねられる係止部を形成され、上記キャップは谷部の両側に一対の側縁を有して、これら側縁は立上部と、立上部の先端より外方へ斜めに延出する延出部と、延出部の先端より立上って先端を内方下側へ折り返すことで上記屋根材及び吊子に設けられる係止部に嵌合する嵌合部とした上立上部とで形成されていること。
請求項1の効果 屋根材を間隔を置いて屋根下地上へ並べ、屋根材の間へ吊子を収めて係止部が屋根材の係止部へ重なったとき、吊子の取付部を屋根下地へ固定して、吊子にキャップを嵌め付ければ、キャップの上立上部に設けた嵌合部が屋根材と吊子の重なる係止部へ係合して風に煽られても離脱しない強固な固定を至って簡単にしかも迅速に行なえるので、大幅な施工コストの削減と工期の短縮が図れる。
キャップに設けた嵌合部を係合させる屋根材の係止部が、立上部と斜めの延出部と上立上部とよりなる屋根材側縁の上側に設けられて、屋根材面より十分に離隔されるので、雨は勿論、多少の積雪では嵌合部が埋もれることがないので、毛細管現象によって発生し易い滲水の防止に有効である。
以下に本発明に係る縦葺き屋根構造の実施形態を図面に付いて説明する。
図1において符号Aは縦葺き屋根構造を示す。この縦葺き屋根構造Aは、屋根材1の側縁2と吊子3の立上片4とで係止部5,6を形成させ、これら係止部5,6にキャップ7に設けられる嵌合部8を嵌め付けることで風に煽られてもキャップ7が離脱することのない強固で確実な屋根材1の固定を至って簡単迅速に行なえる。
上記縦葺き屋根構造Aの屋根材1は、平屋根の場合は平面をなし、彎曲屋根等の場合はこれに即した彎曲等をなす主部1aの両側に一対の側縁2,2を有するものであって、図2に示す通りこれら側縁2,2は、立上部2aと、立上部2aの先端より外方へ斜めに延出する延出部2bと、延出部2bの先端より立上って上端部を内方下側へ斜めに折り返すことで逆止作用をする係止部5を形成させた上立上部2cとを有する構成であり、この屋根材1は、トタン板、銅板、ステンレス板等を材料として長尺物に形成する。そして、上記係止部5の先端には内側の上方へ折り曲げることで、図5に示す通り吊子3の立上片4に設けられる係合部6の先端部を挟み込む挟持部10を形成する。
上記吊子3は、図3(b)に示す通り屋根下地9へ取り付ける取付部3aの両側に一対の立上片11を有するものであって、この立上片11は上端部を外方下側へ斜めに折り返して、図5に示す通り屋根材1の側縁2の上立上片2dの上部に形成した係止部5へ重ならせるとともに、先端を挟持部10に挟まれるようにした係止部6を設けたものである。この吊子3は外からは見えないので適当な材料で短尺物(長尺であってもよい)に形成して、屋根下地9へ間隔を置いて取り付けるので、取付部3には複数の孔12をあけ、これらの孔12にネジ等の固定部材13を通して屋根下地9へ締め込むことによって固定する。
上記キャップ7は、図3(a)に示す通り中央に谷部7aを有してその両側には一対の側縁14,14を設けられ、これらの側縁14,14は立上部14aと、立上部14aの先端より外方へ斜めに延出する延出部14bと、延出部14bの先端より立上って先端を内方下側へ折り返し、下端に上記屋根材1に設けられる係止部5へ係合する鉤部8aを設けることで嵌合部8とした上立上部2cとを有する構成であって、このキャップ7は、屋根材1と同様、トタン板、銅板、ステンレス板などにより長尺物に形成する。そして、上記嵌合部8における鉤部8aの下側には把手部15を形成し、谷部7aの中央部には吊子3固定する部材13の頭部13aが収まるように溝条7bを形成する。
上記構成の縦葺き屋根構造Aによる屋根葺きは、先ず屋根材1,1を図4に示す通り吊子3が収まる間隔で屋根下地9の上へ並べ付けて、屋根材1,1の間へ図5に示すように上側から吊子3を納める。すると、両側の立上片4,4の上端に形成された係止部6が屋根材1の側縁2の上端に設けた係止部5へ重なって(図面には隙間があるように表示されているが実際には密着するものである)先端を挟持部10に挟まれ、これに伴って取付部3aは屋根下地9へ当接する。そこで、この取付部3aにあけた孔12から屋根下地9へねじ等の固定部材13を締め込めば吊子3が屋根下地9へ固定される。
次に、固定された吊子3の内側へ側縁14,14を立上片4,4に案内させて図1に示す通りキャップ7を嵌め込むと、中央の谷部7aが吊子3の取付部3aに当接したとき、側縁14,14の上部に設けた嵌合部8は弾性変形して係止部5,6の斜面を乗り越え、鉤部8aが係止部5,6の下側に達したとき復元して鉤部8aを係止部5,6に係合させるので、風に煽られても離脱しない強固なキャップ7の固定が行なわれるものであって、この状態では係止部5,6と嵌合部8の鉤部8aとは密着し合うが、図1においては隙間があるように表示してある。
また、この縦葺き屋根構造Aは屋根材1の係止部5が、立上部2aと、立上部2aの先端より外方へ斜めに延出する延出部2bと、延出部2bの先端より立上る上立上部2cとよりなる側縁2,2の上端部に設けられ、キャップ7の嵌合部8が、立上部14aと立上部14aの先端より外方へ斜めに延出する延出部14bと、延出部14bの先端より立上る上立上部14cとよりなる側縁14,14の上端部に設けられて、何れも屋根材1の表面より十分に離隔した位置にあるので、雨は勿論、多少の積雪でもこれらに嵌合部8が埋もれることがないので、毛細管現象で内部への滲水が起ることも殆どないものである。
本発明は、強固で滲水のおそれがない屋根の縦葺きを低コストで短期間で行なうのに利用できる。
A 縦葺き屋根構造
1 屋根材
2,2 側縁
2a 立上部
2b 延出部
2c 上立上部
3 吊子
3a 取付部
4,4 立上片
5,6 係止部
7 キャップ
8 嵌合部
9 屋根下地
14,14 側縁
14a 立上部
14b 延出部
14c 上立上部
1 屋根材
2,2 側縁
2a 立上部
2b 延出部
2c 上立上部
3 吊子
3a 取付部
4,4 立上片
5,6 係止部
7 キャップ
8 嵌合部
9 屋根下地
14,14 側縁
14a 立上部
14b 延出部
14c 上立上部
Claims (1)
- 吊子の立上片と屋根材の側縁とで係止部を形成させ、これら係止部にキャップに設けられた嵌合部を嵌め付けることで屋根材の固定を行なわせる縦葺き屋根構造において、
上記屋根材は谷部の両側に一対の側縁を有して、これら側縁は立上部と、立上部の先端より外方へ斜めに延出する延出部と、延出部の先端より立上って先端を内方下側へ折り返すことで係止部とした上立上部とで形成され、
上記吊子は取付部の両側に一対の立上片を有して、これら立上片は上部に屋根材の側縁に設けられた係止部に重なる係止部を形成され、
上記キャップは谷部の両側に一対の側縁を有して、これら側縁は立上部と、立上部の先端より外方へ斜めに延出する延出部と、延出部の先端より立上って先端を内方下側へ折り返すことで屋根材及び吊子に設けられた係止部へ嵌合する嵌合部とした上立上部とで形成されていることを特徴とする縦葺き屋根構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005212308A JP2007031945A (ja) | 2005-07-22 | 2005-07-22 | 縦葺き屋根構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005212308A JP2007031945A (ja) | 2005-07-22 | 2005-07-22 | 縦葺き屋根構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007031945A true JP2007031945A (ja) | 2007-02-08 |
Family
ID=37791526
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005212308A Pending JP2007031945A (ja) | 2005-07-22 | 2005-07-22 | 縦葺き屋根構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007031945A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014054333A1 (ja) * | 2012-10-02 | 2014-04-10 | 上商株式会社 | 屋根板の連結構造 |
-
2005
- 2005-07-22 JP JP2005212308A patent/JP2007031945A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014054333A1 (ja) * | 2012-10-02 | 2014-04-10 | 上商株式会社 | 屋根板の連結構造 |
JPWO2014054333A1 (ja) * | 2012-10-02 | 2016-08-25 | 上商株式会社 | 屋根板の連結構造 |
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