JP2010070940A - 建設機械 - Google Patents

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浩 多辺田
Hajime Ishii
元 石井
Shogo Kimura
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Abstract

【課題】 転倒時にキャノピに作用する荷重を軽減する。
【解決手段】 カウンタウエイト11には第1の転倒時接触部材25を設け、キャノピ20の各支柱21,22間には第2の転倒時接触部材28を設ける構成とする。これにより、油圧ショベル1が後方に転倒した場合には、キャノピ20の各支柱21,22に先立って第1の転倒時接触部材25の枠体27が地面に接触し、油圧ショベル1がそれ以上に後方に転倒するのを抑えることにより、各支柱21,22が地面と接触して変形するのを防止できる。また、第1の転倒時接触部材25の枠体27が屈曲した場合には、この屈曲した枠体27が第2の転倒時接触部材28に当接することにより、キャノピ20を構成する左,右の支柱21,22の上端側が地面に衝突する場合に比較して、各支柱21,22に作用する荷重を軽減し、キャノピ20の変形等を抑えることができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、例えば油圧ショベル等の建設機械に関し、特に、運転席を上方から覆うキャノピを備えた建設機械に関する。
一般に、建設機械の代表例としての油圧ショベルは、自走可能な下部走行体と、該下部走行体上に旋回可能に搭載された上部旋回体と、該上部旋回体の前部側に俯仰動可能に設けられた作業装置とにより大略構成され、この作業装置を用いて土砂等の掘削作業等を行うものである。
ここで、油圧ショベルの上部旋回体は、通常、支持構造体をなす旋回フレームと、該旋回フレームの後部側に設けられたカウンタウエイトと、該カウンタウエイトの前側に配置されオペレータが着席する運転席とを備えて構成されている。そして、キャブ仕様の油圧ショベルの場合には、運転席がキャブ内に配置され、キャノピ仕様の油圧ショベルの場合には、運転席の上方がキャノピによって覆われる構成となっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−303618号公報
この従来技術によるキャノピ仕様の油圧ショベルは、下端側が旋回フレーム側に支持され上,下方向に延びる複数本の支柱と、該各支柱の上端側に設けられたルーフ部とにより大略構成され、このルーフ部によって運転席の上方を覆う構成となっている。
しかし、従来技術によるキャノピ仕様の油圧ショベルは、例えば傾斜地での掘削作業時等においてバランスを崩して後方に転倒した場合には、キャノピを構成する支柱の上端側が地面に衝合することにより、キャノピに大きな荷重が作用してしまう。特に、運転席を挟んで左,右に離間する2本の支柱を備えた2柱キャノピの場合には、左,右の支柱に大きな荷重が作用することにより、キャノピが変形または破損してしまうという問題がある。
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、転倒時にキャノピに作用する荷重を軽減し、当該キャノピを保護することができるようにした建設機械を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するため本発明は、自走可能な下部走行体と、該下部走行体上に旋回可能に搭載された上部旋回体とからなり、該上部旋回体は、支持構造体をなす旋回フレームと、該旋回フレームの後部側に設けられたカウンタウエイトと、該カウンタウエイトの前側に配置された運転席と、該運転席を上方から覆うキャノピとを備え、前記キャノピは、前記運転席を挟んで左,右に離間し前記運転席の後方を上,下方向に延びた左,右の支柱と、該各支柱の上端側に取付けられ前記運転席の上方を覆うルーフ部とにより構成してなる建設機械に適用される。
そして、請求項1の発明が採用する構成の特徴は、前記カウンタウエイトには、前記キャノピの各支柱よりも後側に位置して転倒時に前記キャノピの各支柱に先立って地面に接触する第1の転倒時接触部材を設け、前記キャノピの各支柱間には、前記第1の転倒時接触部材よりも前記運転席に近い位置に、前記第1の転倒時接触部材が地面に接触して屈曲したときに当該前記第1の転倒時接触部材が当接する第2の転倒時接触部材を設けたことにある。
請求項2の発明は、前記上部旋回体は旋回中心を中心とした旋回半径内に収まるようにほぼ円形状に形成され、前記上部旋回体が前記下部走行体上で旋回したときに前記カウンタウエイトの後面が前記下部走行体の車幅内に収まる後方小旋回型の構成とし、前記第1の転倒時接触部材は前記旋回半径内に収まる構成としたことにある。
請求項3の発明は、前記第1の転倒時接触部材と前記第2の転倒時接触部材との間には、両者を一体的に連結する連結部材を設ける構成としたことにある。
請求項4の発明は、前記キャノピの左,右の支柱のうち少なくとも一方の支柱には、左,右方向への横転時に前記各支柱の上端側に先立って地面と接触する横転時接触部材を設ける構成としたことにある。
請求項1の発明によれば、例えば傾斜地において建設機械が後方に緩やかに転倒した場合には、カウンタウエイトに設けた第1の転倒時接触部材が、キャノピの各支柱に先立って地面に接触することにより、この第1の転倒時接触部材によって建設機械がそれ以上に後方に転倒するのを抑えることができ、キャノピの各支柱が地面と接触して変形するのを防止することができる。
一方、建設機械が後方に転倒し、第1の転倒時接触部材がキャノピの各支柱に先立って地面に接触することにより屈曲(座屈)した場合には、この屈曲した第1の転倒時接触部材は、キャノピの左,右の支柱間に設けた第2の転倒時接触部材に当接する。これにより、建設機械が後方に転倒した場合に、キャノピの各支柱の上端側が地面に衝突する場合に比較して、第2の転倒時接触部材を介して各支柱に作用する荷重を軽減することができる。しかも、第1の転倒時接触部材が屈曲することにより、第2の転倒時接触部材を介してキャノピの各支柱に伝わる荷重をさらに軽減させることができ、キャノピの変形等を確実に抑えることができる。
請求項2の発明によれば、第1の転倒時接触部材が上部旋回体の旋回半径内に収まる構成としたので、上部旋回体が旋回したときに第1の転倒時接触部材が周囲の障害物に接触するのを確実に抑えることができる。このため、カウンタウエイトに第1の転倒時接触部材を設けた場合でも、建設機械を用いた掘削作業等を円滑に行うことができる。
請求項3の発明によれば、キャノピの左,右の支柱間に設けた第2の転倒時接触部材とカウンタウエイトに設けた第1の転倒時接触部材とを、連結部材を用いて一体的に連結することにより、建設機械が左,右方向に横転したときのキャノピの剛性を高めることができ、横転時におけるキャノピの変形等を抑えることができる。
請求項4の発明によれば、キャノピを構成する左,右の支柱のうち少なくとも一方の支柱に横転時接触部材を設けることにより、例えば建設機械が左,右方向に横転した場合には、各支柱の上端側に先立って横転時接触部材を地面に接触させることができる。このため、建設機械が後方に転倒した場合のみならず、建設機械が左,右方向に横転した場合でも、各支柱に作用する荷重を軽減することができ、キャノピの変形等を抑えることができる。
以下、本発明に係る建設機械の実施の形態を、油圧ショベルに適用した場合を例に挙げ、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
まず、図1ないし図12は本発明の第1の実施の形態を示し、図中、1は建設機械としてのキャノピ仕様の油圧ショベルを示している。ここで、油圧ショベル1は、左,右の履帯2Aを有する自走可能な履帯式の下部走行体2と、該下部走行体2上に旋回可能に搭載された上部旋回体3とにより大略構成されている。そして、上部旋回体3の前部側にはスイング式の作業装置4が設けられ、該作業装置4によって土砂の掘削作業等を行うものである。
ここで、上部旋回体3は、図3に示すように、下部走行体2の車幅よりも小さい左,右方向の幅寸法を有し、かつ旋回中心Oを中心とした旋回半径Rの仮想円S内に収まるように、上方からみてほぼ円形状に形成されている。これにより、油圧ショベル1は、上部旋回体3が下部走行体2上で旋回中心Oを中心として旋回したときに、後述するカウンタウエイト11の後面11Aが下部走行体2の車幅内に収まる後方小旋回型の油圧ショベルとして構成されている。
そして、上部旋回体3は、後述の旋回フレーム5、カウンタウエイト11、フロア支持部材12、フロア部材15、運転席16、キャノピ20等により構成されている。なお、上述の旋回半径Rは、旋回中心Oからカウンタウエイト11の後面11Aまでの距離によって規定され、上述の仮想円Sは、上部旋回体3の旋回時におけるカウンタウエイト11の後面11Aの軌跡を示している。
5は上部旋回体3のベースとなる旋回フレームで、該旋回フレーム5は、図5に示すように、左,右方向の中央部を前,後方向に延びる厚肉な平板状の底板5Aと、該底板5Aの上面側に立設され前,後方向に延びた左,右の縦板5B,5Cと、これら左,右の縦板5B,5Cの前端部に設けられ作業装置4を支持する支持ブラケット5Dと、底板5Aの左側に設けられた円弧状の左枠部材5Eと、底板5Aの右側に設けられた円弧状の右枠部材5Fとにより大略構成され、強固な支持構造体をなしている。そして、旋回フレーム5の後部側には、後述のフロア支持部材12が設けられる構成となっている。
6は旋回フレーム5の後部側に搭載されたエンジンで、該エンジン6は、図5及び図6に示すように、左,右方向に延びる横置き状態に配置されている。ここで、エンジン6は、後述するフロア部材15の下側に配設されている。また、エンジン6の左側には、該エンジン6によって駆動される油圧ポンプ7が設けられ、エンジン6の右側には、ラジエータ、オイルクーラ等の熱交換器8が配設されている。
9は熱交換器8の前側に位置して旋回フレーム5の右側に配設された作動油タンクで、該作動油タンク9は、油圧ショベル1に搭載された各種の油圧機器に供給される作動油を貯溜するものである。また、10は作動油タンク9の前側に配設された燃料タンクで、該燃料タンク10は、エンジン6に供給される燃料を貯溜するものである。
11はエンジン6の後側に位置して旋回フレーム5の後端部に設けられたカウンタウエイトで、該カウンタウエイト11は、作業装置4との重量バランスをとるものである。ここで、カウンタウエイト11は、図3に示すように、上部旋回体3の旋回中心Oを中心とする円弧状(凸湾曲状)の重量物として形成されている。そして、カウンタウエイト11は、旋回フレーム5の後端部から上方に立上がることにより、作業装置4との重量バランスをとると共に、エンジン6、油圧ポンプ7、熱交換器8等を後側から覆っている。
この場合、カウンタウエイト11の後面11Aは、上部旋回体3の旋回中心Oを中心として左,右方向に延びる円弧面として形成され、この後面11Aの半径は、旋回中心Oを中心とした上部旋回体3の後端部の旋回半径Rと等しく設定されている。従って、上部旋回体3の後端部の旋回半径Rは、カウンタウエイト11の後面11Aによって規定される構成となっている。また、カウンタウエイト11の上面11Bには、後述する第1の転倒時接触部材25が設けられる構成となっている(図10参照)。
12はカウンタウエイト11よりも前側で、かつエンジン6を跨いだ状態で旋回フレーム5の後部側に設けられたフロア支持部材で、該フロア支持部材12は、後述するフロア部材15の後側部位を支持するものである。そして、フロア支持部材12は、図6及び図9に示すように、エンジン6の上方を左,右方向に延びる中空な角筒状の台座12Aと、該台座12Aから下向きに延び、下端側が旋回フレーム5に取付けられた4本の支持脚12B,12C,12D,12Eとにより大略構成されている。
13はフロア支持部材12の台座12A上に設けられたフロア取付板で、該フロア取付板13は、後述するフロア部材15の後部側が取付けられるものである。ここで、図9に示すように、フロア取付板13は左,右方向に延びる板状体により構成され、弾性体からなる防振マウント14,14を介してフロア支持部材12の台座12A上に取付けられている。
15はエンジン6の前側に位置して旋回フレーム5の左側に配置されたフロア部材で、このフロア部材15は、前部側が旋回フレーム5に取付けられ、後部側がフロア取付板13に取付けられるものである。ここで、フロア部材15は、図6及び図7に示すように、後述の運転席16に着席したオペレータが足を乗せる平板状の足乗せ板15Aと、該足乗せ板15Aの前側に設けられ後述の走行用レバー・ペダル18等が取付けられる前側取付板15Bと、足乗せ板15Aの後部側から上方に立上って設けられ後述の運転席16が載置される座席台15Cと、該座席台15Cの後端側から後方に延びた後側取付板15Dとにより大略構成されている。
そして、フロア部材15の前側取付板15Bは、旋回フレーム5の前部側にピン等(図示せず)を介して上,下方向に回動可能に連結され、フロア部材15の後側取付板15Dは、上述のフロア取付板13に着脱可能に取付けられる構成となっている。これにより、フロア部材15は、フロア取付板13及び防振マウント14を介してフロア支持部材12上に弾性的に支持され、かつ、前側取付板15Bと旋回フレーム5との連結部を支点として、旋回フレーム5に対してチルトアップ、チルトダウン可能(傾転可能)に構成されている。
16はフロア部材15の座席台15C上に載置された運転席で、該運転席16は、油圧ショベル1を操縦するオペレータが着席するものである。また、運転席16は、着席したオペレータの背中を支える背もたれ部16Aを有している。そして、運転席16の左,右両側には、作業装置4等を操作する作業用の左,右の操作レバー17が配設され、運転席16の前側には、下部走行体2の走行を制御する走行用レバー・ペダル18が、フロア部材15の前側取付板15Bに取付けられた状態で配設されている。
19は運転席16の右側に配設された外装カバーで、該外装カバー19は、旋回フレーム5の右側に配設された上述の熱交換器8、作動油タンク9、燃料タンク10等を覆うものである。
次に、20は本実施の形態による油圧ショベル1に適用された2柱式のキャノピを示している。このキャノピ20は、運転席16を上方から覆うものである。ここで、キャノピ20は、図7ないし図9等に示すように、後述する左,右の支柱21,22と、キャノピルーフ24とにより大略構成されている。
21は運転席16の左後側に配置された左支柱、22は運転席16の右後側に配置された右支柱で、これら左,右の支柱21,22は、中空なパイプ材等を用いて形成されている。そして、左,右の支柱21,22は、図4及び図7に示すように、運転席16を挟んで左,右に離間し、運転席16の後方を上,下方向に延びている。
ここで、図8に示すように、左支柱21の下端部21Aと右支柱22の下端部22Aとは、左,右方向に延びる平板状のベース板23に、それぞれ溶接等の手段を用いて強固に固着され、このベース板23は、図9に示すように、フロア部材15の後側取付板15Dにボルト等を用いて取付けられる。これにより、本実施の形態によるキャノピ20は、フロア部材15、フロア取付板13、防振マウント14を介してフロア支持部材12の台座12Aに取付けられる構成となっている。
また、図2及び図8等に示すように、左,右の支柱21,22の上端側は、屈曲部21B,22Bから上方が前方に向けて折曲げられ、運転席16の後側から前方へと延びるルーフ取付部となっている。そして、これら左,右の支柱21,22の上端側には、後述のキャノピルーフ24が設けられる構成となっている。また、左,右の支柱21,22間には後述する第2の転倒時接触部材28が設けられる構成となっている。
24は左,右の支柱21,22の上端側に設けられたルーフ部としてのキャノピルーフで、該キャノピルーフ24は、例えば薄肉な鋼板材等を用いてほぼ四角形状に形成されている。そして、キャノピルーフ24は、左,右の支柱21,22の上端側に取付けられることにより運転席16の上方を覆い、運転席16に着席したオペレータを雨水等から保護するものである。
次に、25はカウンタウエイト11に設けられた第1の転倒時接触部材を示している。この第1の転倒時接触部材25は、キャノピ20の左,右の支柱21,22よりも後側に位置してカウンタウエイト11の上面11B上に立設され、例えば油圧ショベル1が傾斜地等において後方に転倒したときに、キャノピ20に先立って地面と接触(衝突)するものである。
ここで、第1の転倒時接触部材25は、図4及び図10に示すように、略L字状に折曲げられ左,右方向に延びた取付基板26と、該取付基板26の上面側に立設された枠体27とにより大略構成されている。そして、枠体27は、下端部が溶接等の手段を用いて取付基板26に固着され、僅かに前傾しつつ上方に突出した3本の縦枠部27Aと、これら各縦枠部27Aの上端部を連結した状態で左,右方向に延びた横枠部27Bとにより、全体として略E字状に形成されている。
また、第1の転倒時接触部材25の取付基板26は、カウンタウエイト11の上面11Bにボルト等を用いて取付けられ、第1の転倒時接触部材25の枠体27は、図2及び図4に示すように、第2の転倒時接触部材28を挟んで運転席16の後側に配置され、枠体27の横枠部27Bは、運転席16に設けられた背もたれ部16Aの上端部よりも上方の位置で左,右方向に延びる構成となっている。
そして、枠体27を構成する横枠部27Bの前部側は、後述する第2の転倒時接触部材28と前,後方向で対向する当接部27Cとなり、この当接部27Cは、油圧ショベル1が後方に転倒して図11に示す如く枠体27が前方に屈曲(座屈)したときに、第2の転倒時接触部材28に当接する構成となっている。
次に、28はキャノピ20を構成する左,右の支柱21,22間に設けられた第2の転倒時接触部材である。この第2の転倒時接触部材28は、第1の転倒時接触部材25よりも運転席16に近い位置で、かつ、各支柱21,22の下端部21A,22Aと屈曲部21B,22Bとのほぼ中間に配置されている。そして、第2の転倒時接触部材28は、例えば油圧ショベル1が傾斜地等において後方に転倒し、図11に示すように第1の転倒時接触部材25の枠体27が前方に屈曲したときに、キャノピ20を構成する各支柱21,22の上端側が地面に衝突するのに先立って、屈曲した枠体27(横枠部27B)の当接部27Cが当接するものである。
ここで、第2の転倒時接触部材28は、図8等に示すように、1本の中空なパイプ材を用いて形成され、長さ方向の両端部が、左,右の支柱21,22の下端部21A,22Aと屈曲部21B,22Bとの中間部位にそれぞれ溶接によって固着されている。これにより、第2の転倒時接触部材28は、各支柱21,22間を連結した状態で左,右方向に延びている。
また、図2に示すように、第2の転倒時接触部材28の左,右方向(長さ方向)の中間部位は、左,右の支柱21,22の屈曲部21B,22Bよりも後方に突出し、第1の転倒時接触部材25を構成する枠体27の横枠部27Bと前,後方向で対向する後方突出部28Aとなっている。そして、この後方突出部28Aは、油圧ショベル1が後方に転倒し、図11に示す如く第1の転倒時接触部材25の枠体27が前方に屈曲したときに、この枠体27を構成する横枠部27Bの当接部27Cが最初に当接する部位となるものである。
ここで、例えば油圧ショベル1が傾斜地等において後方(カウンタウエイト11側)に転倒した場合には、まず、図2中の矢印Xで示すように下部走行体2(履帯2A)の前部側が上方に持上る。これにより、履帯2Aの後端側が接地点Aにおいて地面に接地した後、カウンタウエイト11の後部上端が接地点Bにおいて地面に接地する。そして、油圧ショベル1は、接地点Bを中心としてさらに後方に反転するようになる。
このとき、カウンタウエイト11の上面11Bには第1の転倒時接触部材25が設けられているので、図2に示すように、油圧ショベル1は、カウンタウエイト11の接地点Bを中心として後方に反転した後、第1の転倒時接触部材25の枠体27が、キャノピ20の各支柱21,22に先立ち、接地点Cにおいて最初に地面に接触する。
この場合、例えば油圧ショベル1が緩やかに転倒した場合には、カウンタウエイト11の接地点Bと第1の転倒時接触部材25の接地点Cとの2点が地面に接地した状態で、油圧ショベル1がそれ以上に後方に転倒するのを抑えることができ、キャノピ20の各支柱21,22が地面に接触するのを第1の転倒時接触部材25によって抑えることにより、キャノピ20を保護することができる構成となっている。
一方、図2に示すように、油圧ショベル1が、カウンタウエイト11の接地点Bを中心として後方に反転した後、第1の転倒時接触部材25の枠体27が接地点Cにおいて地面に接触し、図11に示すように、第1の転倒時接触部材25の枠体27が前方に屈曲した場合には、枠体27の当接部27Cが第2の転倒時接触部材28の後方突出部28Aに当接する。
ここで、図2に示すように、油圧ショベル1の転倒時にカウンタウエイト11の後部上端が地面に接触する接地点Bと、第1の転倒時接触部材25の枠体27が地面に接触する接地点Cとの間の距離をL1とし、転倒時にキャノピ20が地面から受ける荷重をFとすると、接地点Bを支点として、屈曲した第1の転倒時接触部材25を介して第2の転倒時接触部材28に作用するモーメントM1は、下記数1によって表される。
Figure 2010070940
これに対し、仮にキャノピ20に第1の転倒時接触部材25が設けられていない場合には、図2に示すように、油圧ショベル1は、カウンタウエイト11の接地点Bを中心として後方に反転した後、キャノピ20を構成する各支柱21,22のうち屈曲部21B,22Bよりも上側となる部位が、接地点Dにおいて最初に地面に接触するようになる。
ここで、上述した油圧ショベル1の転倒時に、カウンタウエイト11の後部上端が地面に接触する接地点Bと、キャノピ20の各支柱21,22の上端側が地面に接触する接地点Dとの間の距離をL2とし、転倒時にキャノピ20が地面から受ける荷重をFとすると、接地点Bを支点として各支柱21,22の上端側の接地点Dに作用するモーメントM2は、下記数2によって表される。
Figure 2010070940
この場合、第1の転倒時接触部材25は、各支柱21,22の屈曲部21B,22Bよりも下側に設けられているため、カウンタウエイト11の接地点Bと第1の転倒時接触部材25の枠体27が地面に接触する接地点Cとの間の距離L1は、カウンタウエイト11の接地点Bとキャノピ20の各支柱21,22が地面に接触する接地点Dとの間の距離L2よりも小さくなる(L1<L2)。
従って、転倒時に接地点Bを支点として、屈曲した第1の転倒時接触部材25を介して第2の転倒時接触部材28に作用するモーメントM1は、転倒時に接地点Bを支点として各支柱21,22の接地点Dに作用するモーメントM2よりも小さくなる。
このように、カウンタウエイト11の上面11Bに第1の転倒時接触部材25を立設すると共に、キャノピ20の左,右の支柱21,22間にキャノピルーフ24よりも下側に位置して第2の転倒時接触部材28を設けたので、油圧ショベル1が後方に転倒したときに、キャノピ20の各支柱21,22に先立って第1の転倒時接触部材25の枠体27が地面に接触して屈曲し、この枠体27の当接部27Cが第2の転倒時接触部材28の後方突出部28Aに当接することにより、各支柱21,22に作用するモーメントを軽減することができ、キャノピ20の変形等を抑えることができる構成となっている。
また、図3に示すように、カウンタウエイト11に設けた第1の転倒時接触部材25は、上部旋回体3の旋回中心Oを中心とした旋回半径Rの仮想円S内に収まるように構成されている。これにより、上部旋回体3が旋回動作を行ったときに、第1の転倒時接触部材25が周囲の障害物に接触するのを確実に抑えることができる構成となっている。
さらに、第1の転倒時接触部材25はカウンタウエイト11に設けられているので、例えば建物で覆われた地面を掘削する場合のように、高さ制限がある作業現場において、図12に示す如く油圧ショベル1からキャノピ20を取外した状態で作業を行う場合でも、第1の転倒時接触部材25を運転席16の後方に残しておくことができ、この第1の転倒時接触部材25によって、運転席16に着席したオペレータを保護することができる構成となっている。
本実施の形態によるキャノピ仕様の油圧ショベル1は上述の如き構成を有するもので、この油圧ショベル1は、下部走行体2によって作業場所まで自走した後、上部旋回体3を旋回させつつ作業装置4を用いて土砂の掘削作業等を行う。
ここで、油圧ショベル1は、傾斜地等において不用意に掘削作業を行うことにより、バランスを崩して後方に転倒することがある。この場合、本実施の形態による油圧ショベル1は、カウンタウエイト11に第1の転倒時接触部材25を設けると共に、キャノピ20に第2の転倒時接触部材28を設けることにより、転倒時にキャノピ20に作用する荷重を軽減できるようになっており、以下、この第1,第2の転倒時接触部材25,28の作用について説明する。
まず、油圧ショベル1が傾斜地等において後方に転倒した場合には、図2中の矢印Xで示すように下部走行体2(履帯2A)の前部側が上方に持上り、履帯2Aの後端側が接地点Aにおいて地面に接地した後、カウンタウエイト11の後部上端が接地点Bにおいて地面に接地する。
そして、油圧ショベル1は、カウンタウエイト11の接地点Bを中心としてさらに後方に反転し、カウンタウエイト11に設けられた第1の転倒時接触部材25の枠体27が、キャノピ20の各支柱21,22に先立ち、接地点Cにおいて最初に地面に接触するようになる。
この場合、例えば油圧ショベル1が緩やかに転倒した場合には、カウンタウエイト11の接地点Bと第1の転倒時接触部材25の接地点Cとの2点が地面に接地した状態で、油圧ショベル1がそれ以上に後方に転倒するのを抑えることができる。これにより、キャノピ20の各支柱21,22が地面に接触するのを第1の転倒時接触部材25によって抑えることができ、キャノピ20を保護することができる。
次に、第1の転倒時接触部材25の枠体27が、接地点Cにおいて地面に接触することにより、図11に示す如く前方に屈曲した場合には、枠体27の当接部27Cが第2の転倒時接触部材28の後方突出部28Aに当接する。このとき、接地点Bを支点として、屈曲した第1の転倒時接触部材25を介して第2の転倒時接触部材28に作用するモーメントM1は、上記数1となる。
これに対し、仮にカウンタウエイト11に第1の転倒時接触部材25が設けられていない場合には、油圧ショベル1が、カウンタウエイト11の接地点Bを中心として後方に反転すると、キャノピ20を構成する各支柱21,22のうち屈曲部21B,22Bよりも上側部位が、接地点Dにおいて最初に地面に接触するようになる。このとき、接地点Bを支点として各支柱21,22の接地点Dに作用するモーメントM2は、上記数2となる。
この場合、接地点Bと接地点Cとの間の距離L1は、接地点Bと接地点Dとの間の距離L2よりも小さい。従って、第1の転倒時接触部材25を介して第2の転倒時接触部材28に作用するモーメントM1を、各支柱21,22の上端側に作用するモーメントM2よりも小さくすることができる。この結果、油圧ショベル1が後方に転倒した場合に、キャノピ20を構成する左,右の支柱21,22の上端側が地面に衝突する場合に比較して、各支柱21,22に作用する荷重を軽減することができ、転倒時におけるキャノピ20の変形等を抑えることができる。
しかも、カウンタウエイト11に設けられた第1の転倒時接触部材25は、それ自体が剛性を有するものであるから、油圧ショベル1の転倒時に第1の転倒時接触部材25が屈曲することにより、第2の転倒時接触部材28を介してキャノピ20の各支柱21,22に伝わる荷重をさらに軽減させることができ、キャノピ20の変形等を確実に抑えることができる。
かくして、本実施の形態によれば、カウンタウエイト11には、油圧ショベル1の転倒時にキャノピ20の各支柱21,22に先立って地面に接触する第1の転倒時接触部材25を設け、キャノピ20の各支柱21,22間には第2の転倒時接触部材28を設ける構成としている。これにより、油圧ショベル1が後方に転倒した場合には、キャノピ20の各支柱21,22に先立って第1の転倒時接触部材25の枠体27が地面に接触し、油圧ショベル1がそれ以上に後方に転倒するのを抑えることにより、各支柱21,22が地面と接触して変形するのを防止することができる。
一方、第1の転倒時接触部材25の枠体27が地面に接触して前方に屈曲した場合には、この屈曲した枠体27が第2の転倒時接触部材28に当接することにより、キャノピ20を構成する左,右の支柱21,22の上端側が地面に衝突する場合に比較して、各支柱21,22に作用する荷重を軽減することができ、キャノピ20の変形等を抑えることができる。
また、図3に示すように、カウンタウエイト11に設けた第1の転倒時接触部材25は、上部旋回体3の旋回中心Oを中心とした旋回半径Rの仮想円S内に収まるように構成されている。これにより、上部旋回体3が旋回動作を行ったときに、第1の転倒時接触部材25が周囲の障害物に接触するのを確実に抑えることができ、油圧ショベル1を用いた掘削作業等を円滑に行うことができる。
さらに、第1の転倒時接触部材25はカウンタウエイト11に設けられているので、例えば高さ制限がある作業現場において、図12に示す如く油圧ショベル1からキャノピ20を取外した状態で作業を行う場合でも、第1の転倒時接触部材25を運転席16の後方に残しておくことができる。これにより、キャノピ20を取外した油圧ショベル1が転倒した場合でも、カウンタウエイト11に設けた第1の転倒時接触部材25によって、運転席16に着席したオペレータを保護することができる。
次に、図13及び図14は本発明の第2の実施の形態を示し、本実施の形態の特徴は、第1の転倒時接触部材と第2の転倒時接触部材との間に、両者を一体的に連結する連結部材を設ける構成としたことにある。なお、本実施の形態では上述した第1の実施の形態と同一の構成要素に同一符号を付し、その説明を省略するものとする。
図中、31は第2の実施の形態によるキャノピ仕様の油圧ショベルを示し、この油圧ショベル31は、上述した第1の実施の形態による油圧ショベル1と同様に、自走可能な下部走行体2と、該下部走行体2上に旋回可能に搭載された上部旋回体3と、該上部旋回体3の前部側に設けられた作業装置4とにより大略構成されている。
そして、上部旋回体3のカウンタウエイト11には第1の転倒時接触部材25が設けられ、キャノピ20には第2の転倒時接触部材28が設けられているものの、第1の転倒時接触部材25と第2の転倒時接触部材28とが、後述の連結部材32によって連結されている点が、第1の実施の形態による油圧ショベル1とは異なっている。
32は第1の転倒時接触部材25と第2の転倒時接触部材28との間に設けられた連結部材を示し、この連結部材32は、第1の転倒時接触部材25と第2の転倒時接触部材28との間を一体的に連結するものである。ここで、連結部材31は、図14に示すように、上,下方向で対向し、前端側に凹湾曲部33Aが設けられると共に後端側に凹湾曲部33Bが設けられた2枚の係合板33,33と、これら各係合板33を連結するボルト34とにより構成されている。
そして、連結部材32は、各係合板33の凹湾曲部33Aを第2の転倒時接触部材28の後方突出部28Aに係合させ、凹湾曲部33Bを第1の転倒時接触部材25の枠体27(横枠部27B)に係合させた状態で、これら各係合板33を連結するボルト34を締込むことにより、第1の転倒時接触部材25の枠体27と第2の転倒時接触部材28の後方突出部28Aとの間を一体的に連結するものである。
第2の実施の形態による油圧ショベル31は上述の如き構成を有するもので、油圧ショベル31が後方に転倒し、キャノピ20の各支柱21,22に先立って第1の転倒時接触部材25の枠体27が地面に接触すると、このときに地面から作用する荷重は、連結部材32を介して直接的に第2の転倒時接触部材28の後方突出部28Aに伝わる。
これにより、第2の実施の形態による油圧ショベル31においても、転倒時にキャノピ20を構成する左,右の支柱21,22の上端側が地面に衝突する場合に比較して、各支柱21,22に作用する荷重を軽減することができ、キャノピ20の変形等を抑えることができる。
しかも、本実施の形態によれば、カウンタウエイト11に設けた第1の転倒時接触部材25とキャノピ20の各支柱21,22間に設けた第2の転倒時接触部材28とを、連結部材32を用いて一体的に連結することにより、油圧ショベル31が左,右方向に横転したときのキャノピ20の剛性を高めることができ、横転時におけるキャノピ20の変形等をも抑えることができる。
次に、図15及び図16は本発明の第3の実施の形態を示し、本実施の形態の特徴は、キャノピを構成する左,右の支柱の一方に横転時接触部材を設けたことにある。なお、本実施の形態では上述した第1の実施の形態と同一の構成要素に同一符号を付し、その説明を省略するものとする。
図中、41は本実施の形態に適用される2柱式のキャノピで、このキャノピ41は、第1の実施の形態によるキャノピ20と同様に、左,右の支柱21,22と、キャノピルーフ24と、第2の転倒時接触部材28とにより大略構成されているものの、左支柱21に後述の横転時接触部材42が設けられている点で、第1の実施の形態によるキャノピ20とは異なるものである。
42は左支柱21の外側面に設けられた横転時接触部材で、該横転時接触部材42は、油圧ショベルが左,右方向に横転したときに、キャノピ41を構成する左,右の支柱21,22の上端側に先立って地面に接触するものである。ここで、横転時接触部材42は、鋼板材等を用いてほぼ台形状をなす平板として形成され、左支柱21のうちキャノピルーフ24よりも下側の外周面に溶接等の手段を用いて固着されている。
そして、横転時接触部材42は、第2の転倒時接触部材28とほぼ等しい高さ位置において左支柱21から左側方に突出し、油圧ショベルが左方向に横転したときに、左支柱21の上端側に先立って地面に接触するものである。
本実施の形態によれば、油圧ショベルが後方に転倒した場合には、第1の実施の形態と同様に、キャノピ20を構成する左,右の支柱21,22に先立って、第1の転倒時接触部材25の枠体27が地面に接触して屈曲し、この枠体27の当接部27Cが第2の転倒時接触部材28の後方突出部28Aに当接することにより、各支柱21,22に作用する荷重を軽減することができ、キャノピ20の変形等を確実に抑えることができる。さらに、油圧ショベルが左側方に横転した場合には、キャノピ20を構成する左支柱21の上端側に先立って、横転時接触部材42が地面に接触することにより、左支柱21に作用する荷重を軽減することができ、キャノピ20の変形等を確実に抑えることができる。
なお、上述した第1の実施の形態では、左,右の支柱21,22間に1本の第2の転倒時接触部材28を設けた場合を例示している。しかし、本発明はこれに限るものではなく、例えば左,右の支柱21,22間に、複数本の第2の転倒時接触部材を設ける構成としてもよい。このことは、第2の実施の形態についても同様である。
また、上述した第3の実施の形態では、左支柱21にのみ横転時接触部材42を設けた場合を例示している。しかし、本発明はこれに限らず、左,右の支柱21,22にそれぞれ横転時接触部材を設けてもよく、右支柱にのみ横転時接触部材を設ける構成としてもよい。
さらに、上述した各実施の形態では、キャノピを備えた建設機械として履帯式の油圧ショベルを例に挙げて説明したが、本発明はこれに限らず、キャノピを備えている建設機械であれば、例えばホイール式の油圧ショベル、ホイールローダ等の他の建設機械にも適用することができる。
第1の実施の形態による油圧ショベルを示す正面図である。 作業装置を取外した状態の油圧ショベルを拡大して示す正面図である。 油圧ショベルを上方からみた平面図である。 油圧ショベルをカウンタウエイト側からみた右側面図である。 フロア部材、外装カバー等を取外した上部旋回体を示す平面図である。 外装カバーを取外した上部旋回体を示す正面図である。 フロア部材、運転席、キャノピ等を示す斜視図である。 キャノピを単体で示す斜視図である。 フロア支持部材、フロア部材、キャノピ等を示す一部破断の分解斜視図である。 カウンタウエイト、第1の転倒時接触部材を示す斜視図である。 第1の転倒時接触部材が第2の転倒時接触部材に当接した状態を示す図2と同様な正面図である。 キャノピを取外した油圧ショベルを示す図2と同様な正面図である。 第2の実施の形態による油圧ショベルを示す正面図である。 キャノピ、第1,第2の転倒時接触部材、連結部材等を示す斜視図である。 第3の実施の形態に用いられるキャノピを単体で示す斜視図である。 第3の実施の形態によるキャノピを備えた油圧ショベルを示す図4と同様な右側面図である。
符号の説明
1,31 油圧ショベル(建設機械)
2 下部走行体
3 上部旋回体
4 作業装置
5 旋回フレーム
11 カウンタウエイト
12 フロア支持部材
15 フロア部材
16 運転席
20,41 キャノピ
21 左支柱
22 右支柱
24 キャノピルーフ(ルーフ部)
25 第1の転倒時接触部材
28 第2の転倒時接触部材
32 連結部材
42 横転時接触部材

Claims (4)

  1. 自走可能な下部走行体と、該下部走行体上に旋回可能に搭載された上部旋回体とからなり、
    該上部旋回体は、支持構造体をなす旋回フレームと、該旋回フレームの後部側に設けられたカウンタウエイトと、該カウンタウエイトの前側に配置された運転席と、該運転席を上方から覆うキャノピとを備え、
    前記キャノピは、前記運転席を挟んで左,右に離間し前記運転席の後方を上,下方向に延びた左,右の支柱と、該各支柱の上端側に取付けられ前記運転席の上方を覆うルーフ部とにより構成してなる建設機械において、
    前記カウンタウエイトには、前記キャノピの各支柱よりも後側に位置して転倒時に前記キャノピの各支柱に先立って地面に接触する第1の転倒時接触部材を設け、
    前記キャノピの各支柱間には、前記第1の転倒時接触部材よりも前記運転席に近い位置に、前記第1の転倒時接触部材が地面に接触して屈曲したときに当該前記第1の転倒時接触部材が当接する第2の転倒時接触部材を設ける構成としたことを特徴とする建設機械。
  2. 前記上部旋回体は旋回中心を中心とした旋回半径内に収まるようにほぼ円形状に形成され、前記上部旋回体が前記下部走行体上で旋回したときに前記カウンタウエイトの後面が前記下部走行体の車幅内に収まる後方小旋回型の構成とし、
    前記第1の転倒時接触部材は前記旋回半径内に収まる構成としてなる請求項1に記載の建設機械。
  3. 前記第1の転倒時接触部材と前記第2の転倒時接触部材との間には、両者を一体的に連結する連結部材を設ける構成としてなる請求項1または2に記載の建設機械。
  4. 前記キャノピの左,右の支柱のうち少なくとも一方の支柱には、左,右方向への横転時に前記各支柱の上端側に先立って地面と接触する横転時接触部材を設ける構成としてなる請求項1,2または3に記載の建設機械。
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