JP2010069455A - 泡消火薬剤混合システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 水配管と泡消火薬剤配管とに設けられていたオリフィスを不要とすることにより維持管理を容易にし、ランニングコストの削減を図ることができる泡消火薬剤混合システムを得る。
【解決手段】 水用のポンプ3で水が水配管4に、泡消火薬剤用のポンプ7で泡消火薬剤が泡消火薬剤配管8に供給され、水と泡消火薬剤が所定の割合で混合されて送出される泡消火薬剤混合システムであって、水配管4と泡消火薬剤配管8に流量計11,12をそれぞれ設け、泡消火薬剤用のポンプ7には、各流量計11,12の出力を入力として水配管4を通る水の流量と泡消火薬剤配管8を通る泡消火薬剤の流量が所定の割合となるように泡消火薬剤用のポンプ7の回転数を制御するインバータ制御回路19を備えた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、泡消火設備において、水と泡消火薬剤とを所定の比率で混合する泡消火薬剤混合システムである。
従来、泡消火設備において、水と泡消火薬剤とを所定の比率で混合する泡消火薬剤混合システムとして、等圧調合方式(プレッシャー・サイド・プロポーショナー)のものと、差圧調合方式(プレッシャー・プロポーショナー)のものとがある。(例えば、非特許文献1または特許文献1参照。)。
等圧調合方式の泡消火薬剤混合システムは、水と泡消火薬剤とが送り込まれる水配管と泡消火薬剤配管とにオリフィスをそれぞれ設け、前記各オリフィスの一次側の水と泡消火薬剤の圧力を等圧弁により等圧力となるように制御し、前記各オリフィスを通った前記水と泡消火薬剤を混合配管で混合するようになっている。
また、差圧調合方式の泡消火薬剤混合システムは、水と泡消火薬剤とが送り込まれる水配管と泡消火薬剤配管にオリフィスをそれぞれ設け、水配管に送り込まれた加圧水を、泡消火薬剤を蓄えた泡消火薬剤タンクに導入してその圧力で泡消火薬剤を加圧して泡消火薬剤配管に送り込み、前記各オリフィスを通った前記水と泡消火薬剤を混合配管で混合するようになっている。この差圧調合方式の泡消火薬剤混合システムとしては、泡消火薬剤タンク内にダイヤフラムを設置し、ダイヤフラム内に泡消火薬剤を収容し、泡消火薬剤タンク内でダイヤフラムの外側に圧力水を圧送してダイヤフラムを加圧し、内部の泡消火薬剤を泡消火薬剤配管に送り込むタイプのものと、泡消火薬剤タンク内に泡消火薬剤を直接収容し、泡消火薬剤タンク内の泡消火薬剤の上面に圧力水を圧送して泡消火薬剤を加圧して泡消火薬剤配管に送り込むタイプのものとがある。
平成18年9月15日に危険物保安技術協会から発行された「屋外タンク貯蔵所の泡消火設備の一般的な点検に係る講習テキスト 第2版」p73〜p80 特開平6−262053号公報
しかしながら、等圧調合方式及び差圧調合方式の泡消火薬剤混合システムには、次のような共通の問題点がある。
等圧調合方式及び差圧調合方式の泡消火薬剤混合システムは、いずれも水と泡消火薬剤とを所定の比率で混合する手段として水配管と泡消火薬剤配管とに設けたオリフィスにより行っているが、このオリフィスの取り扱いが困難である。
即ち、オリフィス径の机上設計は、きめ細かい水力計算を必要とし、非常に手間がかかる。また、現地性能確認の結果、補正が必要となった場合、新たに加工し直す必要があり、現地での即時対応が不可能である。また、消火薬剤配管内に残留した消火薬剤の変質または腐食等で発生した異物が詰まり、性能低下あるいは機能損失を起こすおそれがある。また、オリフィス径は固定であるため、設定できる混合率(水と泡消火薬剤との混合比)は1点のみである。そのため、所定の混合性能が得られる適正流量範囲を制限する必要がある。要求性能が泡消火薬剤混合システムの性能範囲を超える場合は、複数の泡消火薬剤混合システムを設置する必要がある。
また、等圧調合方式の泡消火薬剤混合システム独自の問題点としては、次のようなものがある。
(a)等圧弁を長期間使用しないで放置すると、内部に残留した泡消火薬剤による内部部品の固着、また内部に残留した泡消火薬剤による腐食等で性能が低下し易い。
(b)等圧弁の機能を点検する場合は、泡消火薬剤混合装置の泡消火設備を実際に運転する必要があり、その際に発生する多量の泡水溶液の産業廃棄物処理に多大の手間と莫大な費用がかかる。
一方、差圧調合方式の泡消火薬剤混合システム独自の問題点としては、次のようなものがある。
(a)泡消火薬剤を収容する泡消火薬剤タンクは圧力容器にする必要があり、高価である。
(b)泡消火設備の動作中に泡消火薬剤を補充できず、消火活動に手間取った場合、継続して消火活動を行うには、別の手段(消防自動車等)で対応する必要がある。また、泡消火薬剤タンク内にダイヤフラムを収容して、このダイヤフラムの中に泡消火薬剤を入れて外側から加圧水で加圧するタイプのものでは、ダイヤフラムの中に泡消火薬剤をポンプで圧送充填するが、その際、ダイヤフラムを傷めるおそれがあるため、非常に神経を使う。
(c)泡消火薬剤タンク内にダイヤフラムを収容した泡消火薬剤混合システムの場合には、泡消火薬剤タンク内のダイヤフラムが膨らんでいるのか、萎んでいるのか、泡消火薬剤タンクの外からは確認できないため、従来行われている液面計測による泡消火薬剤の充填量の確認では信頼性が低く、泡消火薬剤の貯蔵量の管理が困難である。また、システムの始動時や停止時に水配管側で発生するウォーターハンマーによりダイヤフラムが破損するおそれがある。
(d)泡消火薬剤タンク内にダイヤフラムを収容した泡消火薬剤混合システムの場合、ダイヤフラムはゴム製のため、短期間に劣化し易く、ダイヤフラムの寿命が短い。新たにダイヤフラムを交換するための購入費、交換費用等でランニングコストが高い。
本発明の目的は、水配管と泡消火薬剤配管とに設けられていたオリフィスを不要とすることにより維持管理を容易にし、ランニングコストの削減を図ることができる泡消火薬剤混合システムを提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、水用のポンプで水が水配管に、泡消火薬剤用のポンプで泡消火薬剤が泡消火薬剤配管に供給され、前記水と泡消火薬剤が所定の割合で混合されて送出される泡消火薬剤混合システムであって、前記水配管と前記泡消火薬剤配管に流量計がそれぞれ設けられ、前記泡消火薬剤用のポンプには、前記各流量計の出力を入力として前記水配管を通る水の流量と前記泡消火薬剤配管を通る泡消火薬剤の流量が所定の割合となるように前記泡消火薬剤用のポンプの回転数を制御するインバータ制御回路が備えられていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の、前記泡消火薬剤用のポンプの回転数を制御するインバータ制御回路には、前記水配管を通る水の流量に対し前記泡消火薬剤の混合率を設定する混合率設定手段が備えられていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の、前記水用のポンプには、前記水配管を通る水の流量を設定する流量設定手段と、前記水配管に設られた前記流量計の出力を入力として前記水配管を通る水の流量が前記流量設定手段で設定された流量となるように前記水用のポンプの回転数を制御するインバータ制御回路が備えられていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1,2または3に記載の、前記泡消火薬剤配管に、該泡消火薬剤配管に設けられた流量計の下流側に位置して、前記泡消火薬剤を収容する泡消火薬剤タンクと連通する循環バイパス管が接続され、前記循環バイパス管接続位置より下流側の泡消火薬剤配管には、試験用運転時に閉じ、通常の運転時に開く試験用弁が設けられ、前記循環バイパス管には試験用運転時に開き、通常の運転時に閉じる試験用弁が設けられていることを特徴とする。
請求項1に記載の泡消火薬剤混合システムによれば、水配管と泡消火薬剤配管に流量計がそれぞれ設けられ、泡消火薬剤用のポンプには、各流量計の出力を入力として前記水配管を通る水の流量と前記泡消火薬剤配管を通る泡消火薬剤の流量が所定の割合となるように前記泡消火薬剤用のポンプの回転数を制御するインバータ制御回路が備えられているので、前記水配管を通った水と前記泡消火薬剤配管を通った泡消火薬剤とを常に所定の割合で混合して送り出すことができる。
そして、インバータ制御回路により泡消火薬剤用の前記ポンプの回転数を制御して前記泡消火薬剤配管を通る泡消火薬剤の流量が前記水配管を通る水の流量と所定の割合となるように泡消火薬剤を前記泡消火薬剤配管に送り込むので、従来の等圧調合方式及び差圧調合方式の泡消火薬剤混合システムにおけるオリフィスや、等圧調合方式の泡消火薬剤混合システムにおける等圧弁の必要がなくなり、また、差圧調合方式の泡消火薬剤混合システムを採用する必要もなくなることから、等圧調合方式の泡消火薬剤混合システムや差圧調合方式の泡消火薬剤混合システムにおける問題点が解消できる。
請求項2に記載の泡消火薬剤混合システムによれば、請求項1に記載の、前記泡消火薬剤用のポンプの回転数を制御するインバータ制御回路には、前記水配管を通る水の流量に対し前記泡消火薬剤の混合率を設定する混合率設定手段が備えられているので、混合率設定手段で水に対する泡消火薬剤の混合比率を設定することにより、泡消火薬剤の流量を容易に制御することができる。このように、混合率設定手段で水に対する泡消火薬剤の混合比率を設定することにより水に対する泡消火薬剤の必要な流量を得ることができ、要求性能に応じて混合率設定手段で水に対する泡消火薬剤の混合比率を変更することにより水に対する泡消火薬剤の混合比率を任意に制御することが可能となる。従って、従来の泡消火薬剤混合システムのように、所定の混合性能が得られる適正流量範囲を制限する必要はなく、要求性能が泡消火薬剤混合システムの性能範囲を超える場合でも、複数の泡消火薬剤混合システムを設置する必要はない。
請求項3に記載の泡消火薬剤混合システムによれば、請求項1または2に記載の、前記水用のポンプには、前記水配管を通る水の流量を設定する流量設定手段と、前記水配管に設られた前記流量計の出力を入力として前記水配管を通る水の流量が前記流量設定手段で設定された流量となるように前記水用のポンプの回転数を制御するインバータ制御回路が備えられているので、流量設定手段で前記水配管を通る水の流量を設定することにより放水量を容易に制御することができ、また、例えば消火状況に応じて流量設定手段で前記水配管を通る水の流量を変更することにより即時に放水量を制御することが可能となる。
請求項4に記載の泡消火薬剤混合システムによれば、請求項1,2または3に記載の、前記泡消火薬剤配管に、該泡消火薬剤配管に設けられた流量計の下流側に位置して、前記泡消火薬剤を収容する泡消火薬剤タンクと連通する循環バイパス管が接続され、前記循環バイパス管接続位置より下流側の泡消火薬剤配管には、試験用運転時に閉じ、通常の運転時に開く試験用弁が設けられ、前記循環バイパス管には試験用運転時に開き、通常の運転時に閉じる試験用弁が設けられているので、前記流量計、前記インバータ制御回路、前記水用及び泡消火薬剤用のポンプ等の機能点検のために試験運転をする場合、泡消火薬剤配管に設けた試験用弁を閉じ、前記循環バイパス管に設けた試験用弁を開いて運転することにより、泡消火薬剤タンクから泡消火薬剤配管に送りだされた泡消火薬剤は、循環バイパス管に流れ泡消火薬剤タンクに戻され、泡消火薬剤タンク、泡消火薬剤配管、循環バイパス管を循環することになるので水と泡消火薬剤が接触せず、従来の試験運転で多大な手間と莫大なコストが掛かっていた産業廃棄処理しなければならない泡水溶液の発生を無くすことができ、また泡消火薬剤の無駄な消費を無くすことができる。
以下、本発明に係る泡消火薬剤混合システムを実施するための最良の形態を、図面に示す実施例にて詳細に説明する。
図1は、本発明に係る泡消火薬剤混合システムの第1実施例の構成を示す概略的な説明図である。
本例の泡消火薬剤混合システムでは、水1は水源水槽2に貯蔵されていて、水用のポンプ3で汲み上げられて水配管4に送り込まれるようになっている。水用のポンプ3は、水を汲み上げるロータよりなる汲み上げ機構3aと、これを回転させるモータ3bとで構成されている。
また、泡消火薬剤5は、泡消火薬剤タンク6に貯蔵されていて、泡消火薬剤用のポンプ7で汲み上げられて泡消火薬剤配管8に送り込まれるようになっている。泡消火薬剤用のポンプ7は、泡消火薬剤5を汲み上げる汲み上げ機構7aと、これを回転させるモータ7bとで構成されている。
水配管4と泡消火薬剤配管8には、水1と泡消火薬剤5を混合する混合配管9が接続され、混合配管9の先端部には水1と泡消火薬剤5の混合液を吐出する吐出部10が設けられている。
水配管4には、水配管4内における水1の流量を検出する流量計11が設けられ、泡消火薬剤配管8には、泡消火薬剤配管8内における泡消火薬剤5の流量を検出する流量計12が設けられている。
そして、泡消火薬剤用のポンプ7のモータ7bには、流量計11,12と信号線13,14を介して接続され、流量計11,12の出力を入力として水配管4内における水1の流量と泡消火薬剤配管8内における泡消火薬剤5の流量が所定の割合となるように泡消火薬剤用のポンプ7の回転数、即ちモータ7bの回転数を制御するインバータ制御回路15が備えられている。
さらに、本例では、泡消火薬剤用のポンプ7の回転数を制御するインバータ制御回路15には、水配管4を通る水1の流量に対し泡消火薬剤5の混合率を設定する混合率設定手段16が備えられている。混合率設定手段16は任意に設定した水1の流量に対し泡消火薬剤5の混合率をインバータ制御回路15に入力するものであり、その構成にあっては特に限定されない。
上記のように構成された第1実施例の泡消火薬剤混合システムでは、水用のポンプ3のモータ3bの駆動により水源水槽2に貯蔵されている水1が汲み上げられて水配管4に圧送され、泡消火薬剤用のポンプ7のモータ7bの駆動により泡消火薬剤タンク6に貯蔵されている泡消火薬剤5が汲み上げられて泡消火薬剤配管8に圧送され、そして、水配管4及び泡消火薬剤配管8に設けられている流量計11,12が、水配管4内における水1の流量及び泡消火薬剤配管8内における泡消火薬剤5の流量を検出する。
流量計11,12から出力する流量信号は信号線13,14を介してインバータ制御回路15に入力される。流量計11,12から水配管4内における水1の流量及び泡消火薬剤配管8内における泡消火薬剤5の流量が入力されたインバータ制御回路15は、水配管4内における水1の流量と泡消火薬剤配管8内における泡消火薬剤5の流量が所定の割合となるように泡消火薬剤用のポンプ7の回転数、即ちモータ7bの回転数を制御する。
これにより、水配管4を通った水1と泡消火薬剤配管8を通った泡消火薬剤5とを常に所定の割合で混合して送り出すことができる。
そして、インバータ制御回路15により泡消火薬剤用のポンプ7の回転数を制御して泡消火薬剤配管8を通る泡消火薬剤5の流量が水配管4を通る水1の流量と所定の割合となるように泡消火薬剤5を泡消火薬剤配管8に送り込むので、従来の等圧調合方式及び差圧調合方式の泡消火薬剤混合システムにおけるオリフィスや、等圧調合方式の泡消火薬剤混合システムにおける等圧弁の必要がなくなり、また、差圧調合方式の泡消火薬剤混合システムを採用する必要もなくなる。
また、本例では、泡消火薬剤用のポンプ7の回転数を制御するインバータ制御回路15には、水配管4を通る水1の流量に対し泡消火薬剤5の混合率を設定する混合率設定手段16が備えられているので、混合率設定手段16で水1に対する泡消火薬剤5の混合比率を設定することにより、泡消火薬剤5の流量を容易に制御することができる。このように、混合率設定手段16で水1に対する泡消火薬剤5の混合比率を設定することにより水1に対する泡消火薬剤5の必要な流量を得ることができ、要求性能に応じて混合率設定手段16で水1に対する泡消火薬剤5の混合比率を変更することにより水1に対する泡消火薬剤5の混合比率を任意に制御することが可能となる。
図2は、本発明に係る泡消火薬剤混合システムの第2実施例の構成を示す概略的な説明図である。同図において、図1に示した第1実施例と対応する部分に同一符号をつけて、第1実施例と対応する部分の構成の説明を省略する。
本例では、水用のポンプ3のモータ3bに、水配管4を通る水1の流量を設定する流量設定手段17と、水配管4に設けられている流量計11と信号線18を介して接続され、流量計11の出力を入力として水配管4内における水1の流量が流量設定手段17で設定された流量となるように水用のポンプ3の回転数、即ちモータ3bの回転数を制御するインバータ制御回路19とが備えられている。流量設定手段17は任意に設定した流量をインバータ制御回路19に入力するものであり、その構成にあっては特に限定されない。その他の構成は第1実施例と同様なので、第1実施例の説明を援用する。
上記のように構成された第2実施例の泡消火薬剤混合システムでは、流量設定手段17で水配管4内における水1の流量を設定すると、流量計11から水配管4内における水1の流量が入力されたインバータ制御回路19は、流量設定手段17により入力されている流量と水配管4内における水1の流量とが一致するように水用のポンプ3の回転数、即ちモータ3bの回転数を制御する。
このように、流量設定手段17で水配管4を通る水1の流量を設定することにより必要な放水量を容易に求めることができ、また、消火状況等に応じて水配管4における水1の流量を変更することにより、即時に放水量を制御することが可能となる。
また、このようにして水配管4内における水1の流量に変更があっても、流量計11,12から水配管4内における水1の流量及び泡消火薬剤配管8内における泡消火薬剤5の流量が入力されたインバータ制御回路15により、水配管4内における水1の流量と泡消火薬剤配管8内における泡消火薬剤5の流量が所定の割合となるように泡消火薬剤用のポンプ7の回転数、即ちモータ7bの回転数が制御されるので、水配管4を通った水1と泡消火薬剤配管8を通った泡消火薬剤5とを常に所定の割合で混合して送り出し水1と泡消火薬剤6の混合液を吐出部10から吐出させることができる。その他の効果は、第1実施例と同様なので、第1実施例の説明を援用する。
図3は、本発明に係る泡消火薬剤混合システムの第3実施例の構成を示す概略的な説明図である。同図において、図2に示した第2実施例と対応する部分に同一符号をつけて第2実施例と対応する部分の構成の説明を省略する。
本例では、泡消火薬剤配管8に、該泡消火薬剤配管8に設けられた流量計12の下流側に位置して、泡消火薬剤5を収容する泡消火薬剤タンク6と連通する循環バイパス管20が接続されている。また循環バイパス管20を接続した位置より下流側の泡消火薬剤配管8には、試験用運転時に閉じ通常の運転時に開く試験用弁21が設けられ、循環バイパス管20には試験用運転時に開き通常の運転時に閉じる試験用弁22が設けられている。試験用弁21,22にあっては、本例では電磁弁が用いられ、電磁弁からなる試験用弁21,22には、試験用弁制御配線23を介して本例の運転動作を試験用運転モードと通常運転モードとを切り換える運転制御回路24と接続しており、運転制御回路24で、試験用運転モードと通常運転モードとを切り換えることにより、試験用弁21,22が自動的に前記開閉動作をするようになっている。
また、試験用弁21,22の前記開閉動作にあっては、試験用運転時と通常運転時に手動により試験用弁21,22を前記のように開閉するようにしてもよい。その他の構成は第2実施例と同様なので、第2実施例の説明を援用する。
上記のように構成された第3実施例の泡消火薬剤混合システムでは、流量計11,12、インバータ制御回路15,19、水用のポンプ3、泡消火薬剤用のポンプ7等の機能点検のために試験運転をする場合、次のようにして行われる。
試験用の運転は、泡消火薬剤配管8に設けた試験用弁21を閉じ、循環バイパス管20に設けた試験用弁22を開いて運転する。
運転により、水用のポンプ3により水1を水配管4に圧送していること、泡消火薬剤用のポンプ7により泡消火薬剤5を泡消火薬剤配管8に圧送していること、そして、水配管4及び泡消火薬剤配管8に設けられている流量計11,12が、水配管4内における水1の流量及び泡消火薬剤配管8内における泡消火薬剤5の流量を検出し、それぞれの流量を信号線13,14を介してインバータ制御回路15に入力していること、水配管4内における水1の流量及び消火薬剤配管8内における泡消火薬剤5の流量が入力されたインバータ制御回路15が、水配管4内における水1の流量と泡消火薬剤配管8内における泡消火薬剤5の流量が所定の割合となるように泡消火薬剤用のポンプ7の回転数、即ちモータ7bの回転数を制御し、水配管4を通った水1と泡消火薬剤配管8を通った泡消火薬剤5とを常に所定の割合で混合して送り出すこと、といったことが正常に行われているか、即ち、流量計11,12、インバータ制御回路15,19、水用のポンプ3、泡消火薬剤用のポンプ7等が正常に機能しているかの点検を行う。
かかる試験用の運転は、前記のように泡消火薬剤配管8に設けた試験用弁21を閉じ、循環バイパス管20に設けた試験用弁22を開いて運転するので、泡消火薬剤タンク6から泡消火薬剤配管8に送りだされた泡消火薬剤5は循環バイパス管20に流れて泡消火薬剤タンク6に戻され、泡消火薬剤タンク6、泡消火薬剤配管8、循環バイパス管20を循環することになる。
これにより、水1と泡消火薬剤5が接触せず、従来の試験運転で多大な手間と莫大なコストが掛かっていた産業廃棄処理しなければならない泡水溶液の発生を無くすことができ、また泡消火薬剤の無駄な消費を無くすことができることになる。
なお、本例は第2実施例をベースとして実施しているが、第1実施例をベースとしても実施できる。
本発明に係る泡消火薬剤混合システムの第1実施例の構成を示す概略的な説明図である。 本発明に係る泡消火薬剤混合システムの第2実施例の構成を示す概略的な説明図である。 本発明に係る泡消火薬剤混合システムの第3実施例の構成を示す概略的な説明図である。
符号の説明
1 水
2 水源水槽
3 水用のポンプ
3a 汲み上げ機構
3b モータ
4 水配管
5 泡消火薬剤
6 泡消火薬剤タンク
7 泡消火薬剤用のポンプ
7a 汲み上げ機構
7b モータ
8 泡消火薬剤配管
9 混合配管
10 吐出部
11、12 流量計
13、14 信号線
15 インバータ制御回路
16 混合率設定手段
17 流量設定手段
18 信号線
19 インバータ制御回路
20 循環バイパス管
21、22 試験用弁
23 試験用弁制御配線
24 運転制御回路

Claims (4)

  1. 水用のポンプで水が水配管に、泡消火薬剤用のポンプで泡消火薬剤が泡消火薬剤配管に供給され、前記水と泡消火薬剤が所定の割合で混合されて送出される泡消火薬剤混合システムであって、
    前記水配管と前記泡消火薬剤配管に流量計がそれぞれ設けられ、前記泡消火薬剤用のポンプには、前記各流量計の出力を入力として前記水配管を通る水の流量と前記泡消火薬剤配管を通る泡消火薬剤の流量が所定の割合となるように前記泡消火薬剤用のポンプの回転数を制御するインバータ制御回路が備えられていることを特徴とする泡消火薬剤混合システム。
  2. 前記泡消火薬剤用のポンプの回転数を制御するインバータ制御回路には、前記水配管を通る水の流量に対し前記泡消火薬剤の混合率を設定する混合率設定手段が備えられていることを特徴とする請求項1に記載の泡消火薬剤混合システム。
  3. 前記水用のポンプには、前記水配管を通る水の流量を設定する流量設定手段と、前記水配管に設られた前記流量計の出力を入力として前記水配管を通る水の流量が前記流量設定手段で設定された流量となるように前記水用のポンプの回転数を制御するインバータ制御回路が備えられていることを特徴とする請求項1または2に記載の泡消火薬剤混合システム。
  4. 前記泡消火薬剤配管に、該泡消火薬剤配管に設けられた流量計の下流側に位置して、前記泡消火薬剤を収容する泡消火薬剤タンクと連通する循環バイパス管が接続され、前記循環バイパス管接続位置より下流側の泡消火薬剤配管には、試験用運転時に閉じ、通常の運転時に開く試験用弁が設けられ、前記循環バイパス管には試験用運転時に開き、通常の運転時に閉じる試験用弁が設けられていることを特徴とする請求項1、2または3に記載の泡消火薬剤混合システム。
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