JP2010068576A - コンバータ制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】コンバータ制御装置において、エネルギ損失の低減を図ることである。
【解決手段】コンバータ制御装置20は、2個のコンバータ26,28と、制御部40とを備える。制御部40は、各コンバータ26,28に対する電力要求に応じて、2個のコンバータ26,28の上側スイッチング素子と下側スイッチング素子とのすべてでスイッチング動作させる全部スイッチングモードと、上側スイッチング素子と下側スイッチング素子とのすべてでスイッチング動作を停止させる全部停止モードと、上側スイッチング素子と下側スイッチング素子とのうち、一部のスイッチング素子のみでスイッチング動作させる一部スイッチングモードとのいずれか1を選択するスイッチングモード切り替え部を有し、選択されたモードに応じて各コンバータ26,28のスイッチング動作を制御する。
【選択図】図1
【解決手段】コンバータ制御装置20は、2個のコンバータ26,28と、制御部40とを備える。制御部40は、各コンバータ26,28に対する電力要求に応じて、2個のコンバータ26,28の上側スイッチング素子と下側スイッチング素子とのすべてでスイッチング動作させる全部スイッチングモードと、上側スイッチング素子と下側スイッチング素子とのすべてでスイッチング動作を停止させる全部停止モードと、上側スイッチング素子と下側スイッチング素子とのうち、一部のスイッチング素子のみでスイッチング動作させる一部スイッチングモードとのいずれか1を選択するスイッチングモード切り替え部を有し、選択されたモードに応じて各コンバータ26,28のスイッチング動作を制御する。
【選択図】図1
Description
本発明は、複数の蓄電部と、複数の蓄電部のそれぞれと負荷装置との間で電力を授受可能に設けられた複数のコンバータと、複数のコンバータを制御する制御部と、を備えるコンバータ制御装置に関する。
従来から、電気自動車またはハイブリッド車両等の走行用モータを搭載する電動車両が考えられ、一部で実用化されている。また、このような電動車両において、運転停止中に、外部電源である商用電源から、電源プラグを接続したケーブルを介して蓄電部であるバッテリに充電可能とすることも考えられている。例えば、エンジンと走行用モータとの少なくとも一方を主駆動源として走行駆動するハイブリッド車両において、このように商用電源から電源プラグを介してバッテリに充電可能とする車両は、プラグイン型ハイブリッド車両と呼ばれる。
また、プラグイン型ハイブリッド車両に複数のバッテリを搭載し、運転停止中に商用電源から複数のバッテリに充電可能とすることも考えられている。このように電動車両に複数のバッテリを搭載する場合、複数のバッテリに、双方向に電圧変換可能な複数の電圧変換器であるDC/DCコンバータであるコンバータを接続し、複数のコンバータからインバータを介して走行用モータに電力を供給可能とする場合がある。コンバータは、例えば、上アーム側に設けられた上側スイッチング素子と、下アーム側に設けられた下側スイッチング素子とリアクトルとにより構成するものが使用され、制御部によりコンバータを制御する。すなわち、電動車両は、複数のコンバータを制御する制御部を有するコンバータ制御装置を備え、コンバータにおいて、所望の大きさに昇圧または降圧する場合には、制御部により、各スイッチング素子のスイッチングのオンとオフとを制御する。
また、特許文献1には、2個の蓄電装置と、2個のコンバータと、2個のコンバータに生成したPWM信号を出力するコンバータ制御部を有するECUとを備えるハイブリッド車両であって、コンバータ制御部は、車両ECUから受ける2個の蓄電装置に対して要求されるパワーである、要求パワーPRが基準値よりも小さい場合、コンバータのいずれか一方を停止させ、要求パワーPRが基準値以上の場合には、コンバータの双方を動作させる構成が記載されている。
また、特許文献2には、2個の蓄電部と、2個のコンバータと、2個のコンバータを制御するコンバータECUと、電池ECUと、入出力電流検出部及び入出力電圧検出部とを備える電源システムであって、電池ECUは、導出した2個の蓄電部のSOC、充電許容電力及び放電許容電力をコンバータECUへ出力する電源システムが記載されている。入出力電流検出部は、電源システムと駆動力発生部との間で授受される駆動電力及び回生電力の入出力電流値IhをコンバータECUへ出力し、入出力電圧検出部は、電源システムと駆動力発生部との間で授受される駆動電力及び回生電力の入出力電圧値VhをコンバータECUへ出力するとされている。コンバータECUは、放電許容電力の合計値及び充電許容電力の合計値の少なくとも一方を含む許容電力合計値を取得し、入出力電流検出部及び入出力電圧検出部から入力される入出力電流値Ih及び入出力電圧値Vhの積に基づいて駆動力発生部との間で授受される電力実績値を取得するとされている。そして、コンバータECUは、電力実績値が許容電力合計値よりも小さいと判断された場合に、コンバータECUは、入出力電圧値が所定の電圧目標値となるようにスイッチング指令を生成して1個のコンバータを制御するとされている。また、コンバータECUは、充放電電流値が所定の電流目標値となるようにスイッチング指令を生成して別のコンバータを制御するとされている。また、コンバータECUは、許容電力合計値の電力実績値に対する余裕電力を判断し、余裕電力が別のコンバータに対応する蓄電部の放電許容電力または充電許容電力を超過していると判断されたときに、別のコンバータを制御するスイッチング指令をゼロに変更し、別のコンバータにおける電圧変換動作を停止するとされている。
上記のように、電動車両に複数のコンバータと、制御部とを有するコンバータ制御装置を設ける場合に、コンバータに対する、蓄電部から持ち出す電力の演算値である電力要求にかかわらず、制御部が、すべてのコンバータを構成する2個ずつのスイッチング素子をすべてスイッチング動作させるか、または、すべてスイッチング動作を停止させるかの2つのモードだけで、コンバータを制御する場合、不必要なスイッチング動作が多くなり、エネルギ損失が大きくなる可能性がある。エネルギ損失が大きくなると、電動車両の消費エネルギの増大につながるため、1回の充電で航続距離を増大させる面から改良の余地がある。また、外部電源からの外部充電において、エネルギ損失が大きくなると、充電効率を向上させる面から改良の余地がある。このように従来から考えられているコンバータ制御装置においては、エネルギ損失の低減を図る面から改良の余地がある。これに対して、特許文献1、2のいずれの場合も、このような課題を解決する面から改良の余地がある。
本発明の目的は、コンバータ制御装置において、エネルギ損失の低減を図ることである。
本発明に係るコンバータ制御装置は、複数の蓄電部と、複数の蓄電部のそれぞれと負荷装置との間で電力を授受可能に設けられた電力線と、複数の蓄電部と電力線との間にそれぞれ設けられ、対応する蓄電部と電力線との間で電圧変換動作を行う複数のコンバータと、複数のコンバータを制御する制御部と、を備え、各コンバータは、上アーム用の上側スイッチング素子と、下アーム用の下側スイッチング素子と、を有し、制御部は、複数のコンバータのそれぞれのスイッチングにより、蓄電部から持ち出す電力の演算値である電力要求に応じて、複数のコンバータの上側スイッチング素子と下側スイッチング素子とのすべてでスイッチング動作させる全部スイッチングモードと、上側スイッチング素子と下側スイッチング素子とのすべてでスイッチング動作を停止させる全部停止モードと、上側スイッチング素子と下側スイッチング素子とのうち、一部のスイッチング素子のみでスイッチング動作させる一部スイッチングモードとのいずれか1を選択する選択部を有し、選択されたモードに応じて複数のコンバータに駆動信号を出力し、各コンバータのスイッチング動作を制御することを特徴とするコンバータ制御装置である。
また、本発明に係るコンバータ制御装置において、好ましくは、複数の蓄電部は、主蓄電部と副蓄電部とであり、複数のコンバータは、主蓄電部と負荷装置との間に設けられる主コンバータと、副蓄電部と負荷装置との間に設けられる副コンバータとであり、制御部は、主コンバータに、電力線の電圧が目標電圧になるように制御する第1電圧制御モードにより電圧変換動作を実行させ、主コンバータに対して演算される電力要求が0でないときは、副コンバータに、副蓄電部の充放電電流が目標電流になるように制御する電流制御モードにより電圧変換動作を実行させ、主コンバータに対して演算される電力要求が0であるときは、副コンバータに、電力線の電圧が目標電圧になるように制御する第2電圧制御モードにより電圧変換動作を実行させる。
また、本発明に係るコンバータ制御装置において、好ましくは、複数の蓄電部は、主蓄電部と副蓄電部とであり、複数のコンバータは、主蓄電部と負荷装置との間に設けられる主コンバータと、副蓄電部と負荷装置との間に設けられる副コンバータとであり、制御部は、副蓄電部の充放電電流の目標電流に対する第1偏差を得る加算器と、主コンバータに対して演算される電力要求が0の場合に副蓄電部の充放電電流の目標電流を0とする目標電流フィルタと、第1偏差を比例積分演算し、第1偏差に応じた演算結果を出力する第1PI演算部と、主コンバータに対して演算される電力要求が0の場合に第1PI演算部のゲインを0とする第1ゲイン設定部と、第1PI演算部の出力に、電力線の電圧の目標電圧に対する第2偏差を加算する第2加算器と、主コンバータに対して演算される電力要求が0以外の場合に電力線の電圧の目標電圧を0とする目標電圧フィルタと、第2加算器の出力を比例積分演算し、第2加算器の出力に応じた演算結果を出力する第2PI演算部と、主コンバータに対して演算される電力要求が0以外の場合に第2PI演算部のゲインを0とする第2ゲイン設定部と、第2PI演算部の出力に、副コンバータによる昇圧比の逆数を加算する第3加算器と、を有し、第3加算器の出力を持って副コンバータを制御する。
本発明に係るコンバータ制御装置によれば、複数のコンバータのそれぞれに対する電力要求に応じて、全部スイッチングモードと全部停止モードと一部スイッチングモードとのうちから、選択部により選択された1のモードに応じて複数のコンバータに駆動信号が出力され、複数のコンバータが制御されるので、上側スイッチング素子と下側スイッチング素子とのうち、一部のスイッチング素子のみでスイッチング動作させる場合が生じて、残部のスイッチング素子をスイッチング動作させずに済む場合を多くできる。このため、スイッチング動作によるエネルギ損失の低減を図れる。
また、複数の蓄電部は、主蓄電部と副蓄電部とであり、複数のコンバータは、主蓄電部と負荷装置との間に設けられる主コンバータと、副蓄電部と負荷装置との間に設けられる副コンバータとであり、制御部は、主コンバータに、電力線の電圧が目標電圧になるように制御する第1電圧制御モードにより電圧変換動作を実行させ、主コンバータに対して演算される電力要求が0でないときは、副コンバータに、副蓄電部の充放電電流が目標電流になるように制御する電流制御モードにより電圧変換動作を実行させ、主コンバータに対して演算される電力要求が0であるときは、副コンバータに、電力線の電圧が目標電圧になるように制御する第2電圧制御モードにより電圧変換動作を実行させる構成によれば、主コンバータに、第1電圧制御モードにより電圧変換動作を実行させ、副コンバータに、電流制御モードにより電圧変換動作を実行させる場合に、主コンバータのすべてのスイッチング素子のスイッチング動作が停止される場合でも、電流制御モードを電圧制御モードに切り換えることができ、副コンバータにより、所望の目標電圧に、より有効に安定して電圧変換動作させることができる。
以下において、図面を用いて本発明に係る実施の形態につき詳細に説明する。図1から図9は、本発明の実施の形態の1例を示している。図1は、本実施の形態のコンバータ制御装置を含むハイブリッド車両の略構成図である。図2は、図1の制御部の構成を示すブロック図である。図3は、図1の1個のコンバータの構成を詳しく示す図である。図4は、本実施の形態において、マスターコンバータ及びスレーブコンバータを構成する4個のスイッチング素子のスイッチング状態を規定する実現可能なモードを示す図である。図5は、図4に示すモードと、コンバータに対する電力要求との関係を示す図である。図6は、図2のコンバータ制御部の構成を示すブロック図である。図7は、本実施の形態において、スレーブコンバータを電流制御または電圧制御により電圧変換動作させる方法を説明するためのブロック線図である。図8は、本実施の形態において、マスターコンバータに対して演算される電力要求が0以外の場合に実行される電流制御を示すブロック線図である。図9は、本実施の形態において、マスターコンバータに対して演算される電力要求が0である場合に実行される電圧制御を示すブロック線図である。
なお、本実施の形態では、エンジンと走行用モータとのうち、少なくとも一方を走行用動力源として走行するハイブリッド車両に本発明のコンバータ制御部を搭載する場合について説明する。ただし、本発明は、このような構成に限定するものではなく、コンバータ制御部を、走行用モータのみを走行用動力源として走行させる電気自動車に搭載する場合でも適用できる。
図1に示すように、本実施の形態のコンバータ制御装置を備えるハイブリッド車両10は、図示しないエンジンと、それぞれ負荷装置である第1モータジェネレータ(MG1)12及び第2モータジェネレータ(MG2)14と、インバータ16,18と、コンバータ制御装置20とを備える。コンバータ制御装置20は、2個の蓄電部であり、それぞれ主蓄電部及び副蓄電部である、マスターバッテリ22及びスレーブバッテリ24と、それぞれ主コンバータ及び副コンバータである、マスターコンバータ26及びスレーブコンバータ28と、入出力電圧センサ30と、充放電電流センサ32と、入出力電流センサ34と、充放電電圧センサ36,38と、制御部40とを有する。制御部40は、CPU、メモリ等を有するマイクロコンピュータを含み、ECUと呼ばれる。制御部40は、各モータジェネレータ12,14の駆動を制御する。
また、ハイブリッド車両10は、図示しない車両制御部を備える。車両制御部は、図示しないアクセル開度センサ、シフトレバーポジションセンサ、車速センサ等から入力される信号に基づいて、エンジンに制御信号を出力するとともに、制御部40に、各モータジェネレータ12,14に出力するためのトルク目標及び回転数目標を表す制御信号を出力する。車両制御部は、エンジンと各モータジェネレータ12,14との発生する駆動力が最適の配分比率となるように制御信号を出力し、エンジンと各モータジェネレータ12,14との駆動力が、図示しない動力伝達機構を介して車輪に伝達され、車輪が駆動されるようにする。第1モータジェネレータ12は、3相交流モータであり、もっぱら発電機として使用することもでき、エンジン始動用として使用することもできる。また、第2モータジェネレータ14は、3相交流モータであり、もっぱら電動機として使用することもでき、車両制動時の制動力の少なくとも一部を回生電力として発生させる発電機として使用することもできる。
また、各モータジェネレータ12,14の駆動状態は、制御部40により、インバータ16,18を介して制御している。図2に示すように、制御部40は、コンバータ制御部42と、インバータ制御部44とを有し、インバータ制御部44は、トルク指令値に対応して駆動信号を生成してインバータ16,18(図1)を制御する。コンバータ制御部42は、各コンバータ26,28(図1)の動作を制御する。
図1に戻って、マスターバッテリ22及びスレーブバッテリ24は、充放電可能な蓄電部であり、例えば、ニッケル水素電池やリチウムイオン電池等である。マスターバッテリ22は、正極線L1a及び負極線L2aを介してマスターコンバータ26に接続される。スレーブバッテリ24は、正極線L1b及び負極線L2bを介してスレーブコンバータ28に接続される。各バッテリ22,24は、キャパシタ等により構成することもできる。
マスターコンバータ26は、マスターバッテリ22とインバータ16,18の正母線L3及び負母線L4との間に接続され、制御部40からの駆動信号に基づいて、マスターバッテリ22と主正母線L3及び負母線L4との間で電圧変換する。スレーブコンバータ28は、スレーブバッテリ24と正母線L3及び負母線L4との間に接続され、制御部40からの駆動信号に基づいて、スレーブバッテリ24と正母線L3及び負母線L4との間で電圧変換する。
また、正母線L3及び負母線L4の間に平滑化用コンデンサ46を接続している。入出力電圧センサ30は、正母線L3及び負母線L4の間の電圧であり、各インバータ16,18に授受される駆動電力及び回生電力の入出力電圧VHを検出し、その検出信号を制御部40に出力する。入出力電流センサ34は、正母線L3に直列に設けられ、各インバータ16,18に授受される駆動電力及び回生電力の入出力電流IHを検出し、その検出信号を制御部40に出力する。充放電電流センサ32は、スレーブバッテリ24に入出力される充放電電流ILを検出し、その検出信号を制御部40に出力する。なお、充放電電流センサ32は、正極線L1bの電流を検出する場合に限定されず、負極線L2bの電流を検出するものでもよい。
充放電電圧センサ36,38は、マスターバッテリ22とマスターコンバータ26との間を接続する電力線である、正極線L1a及び負極線L2a間、及び、スレーブバッテリ24とスレーブコンバータ28との間を接続する電力線である、正極線L1b及び負極線L2b間にそれぞれ接続されて、マスターバッテリ22及びスレーブバッテリ24の電圧である、各バッテリ22,24の充放電電圧VLA,VLBを検出し、その検出信号を制御部40に出力する。制御部40は、入出力電圧センサ30、充放電電流センサ32、及び充放電電圧センサ36,38からの検出値、各モータジェネレータ12,14のトルク目標及び回転数目標に基づいて、コンバータ26,28を駆動するための駆動信号を生成し、生成した駆動信号をコンバータ26,28へ出力し、コンバータ26,28を制御する。
図3に示すように、各コンバータ26,28は、正極線L1a,L1bに一端が接続されたリアクトル48と、上アーム用の上側スイッチング素子50及び下アーム用の下側スイッチング素子52と、ダイオード54,56と、平滑化用コンデンサ58とを有する。各スイッチング素子50,52は、例えばトランジスタ、IGBT等であり、正母線L3と負母線L4との間に直列に接続している。2個のスイッチング素子50,52の間の接続点にリアクトル48の他端を接続している。リアクトル48には、空心コイルまたは鉄心を有するコイルが用いられる。ダイオード54,56は、各スイッチング素子50,52に並列に接続している。平滑化用コンデンサ58は、正極線L1a,L1bと負極線L2a,L2bとの間に接続している。制御部40(図1)から出力される駆動信号により、各スイッチング素子50,52のスイッチングが制御され、コンバータ26,28は、このスイッチングの制御により、正極線L1a,L1b及び負極線L2a,L2bから受ける直流電力を昇圧するか、または、正母線L3および負母線L4から受ける直流電力を降圧する。
次に、コンバータ26,28の電圧変換動作について説明する。図1に示すように、コンバータ26,28により昇圧動作を行う場合には、下側スイッチング素子52をスイッチング動作させるとともに、上側スイッチング素子50のスイッチング動作を停止させるように、スイッチングを制御することにより、バッテリ22,24側の電力をリアクトル48に一時的に磁気エネルギとして蓄え、その蓄えた磁気エネルギを正母線L3および負母線L4の間に電力として供給することができる。この場合、スイッチング動作させるスイッチング素子50,52、及びデューティ比を変更することにより、マスターバッテリ22(図1)側またはスレーブバッテリ24(図1)側の電圧を所望の電圧に昇圧して正母線L3および負母線L4の間に供給したり、正母線L3および負母線L4の間の電圧を所望の電圧に降圧してマスターバッテリ22側またはスレーブバッテリ24側に供給することができる。また、コンバータ26、28により降圧させる場合には、コンバータ26、28の上側、下側2個のスイッチング素子50,52をスイッチング動作させる。このようなスイッチング動作については後で詳しく説明する。
また、図1に示すように、本実施の形態のハイブリッド車両10は、車両の運転停止時に、車両外側に設けられた外部電源である商用電源60から、充電器62を介して、各バッテリ22,24への充電を可能としている。このためにスレーブバッテリ24とスレーブコンバータ28との間に充電器62の両端を接続している。なお、マスターバッテリ22とマスターコンバータ26との間、及び、スレーブバッテリ24とスレーブコンバータ28との間に、それぞれシステムリレーを設け、システムリレーの開閉を制御部40により制御することもできる。また、充電器62に、商用電源60と接続するための接続部である、電源プラグ64を、ケーブル66を介して接続している。ケーブル66は、車両の車体外に導出させたり、ケーブル66の非使用時に巻き取り装置等により車体内に引き込ませるようにすることもできる。また、電源プラグ64と充電器62との間にCCIDリレー68を設けている。CCIDリレー68は、電源プラグ64が商用電源60に接続された場合にオンされるように、充電器62等に設けられた図示しない制御部により制御する。
なお、図1は、商用電源60と電源プラグ64とを非接続にした状態を示している。充電器62は、商用電源60からの交流電圧を直流電圧に変換し、昇圧して、商用電源60からマスターバッテリ22とスレーブバッテリ24とに、予め設定された充電順にしたがって、または各バッテリ22,24の検出された充電状態であるSOCから設定される充電順にしたがって、1個ずつ順に充電されることを可能とする。この場合、商用電源60からマスターバッテリ22に充電するために、例えば、スレーブコンバータ28で、供給された電圧を昇圧し、マスターコンバータ26で、供給された電圧を降圧するように制御する。
また、制御部40が有するコンバータ制御部42(図2)は、マスターコンバータ26に、電力線である、正母線L3及び負母線L4間の電圧である、入出力電圧VHが制御部40で設定される所定の目標入出力電圧VH *になるように、スイッチング指令を生成してマスターコンバータ26を制御する第1電圧制御モードにより電圧変換動作を実行させる。これと同時に、コンバータ制御部42は、スレーブコンバータ28に、スレーブバッテリ24の充放電電流ILBが制御部40で設定される所定の目標充放電電流ILB *になるように、スイッチング指令を生成してスレーブコンバータ28を制御する電流制御モードにより電圧変換動作を実行させる。目標入出力電圧VH *は、各モータジェネレータ12,14のトルク目標及び回転数目標に基づいて、または、目標とする回生電力等に基づいて算出される。目標充放電電流ILB *は、入出力電流IHと入出力電圧VHとの積に基づいて算出される電力実績値のうちのスレーブコンバータ28で分担すべき電力目標を決定し、決定した電力目標をスレーブコンバータ28の充放電電圧VLBにより、除算することにより算出する。スレーブコンバータ28で分担すべき電力目標は、スレーブバッテリ24の放電許容電力または充電許容電力、すなわちその化学反応的な限界で規定される、各時点における放電電力または充電電力の短時間の制限値の範囲内で、予め設定する割合等により設定する。この場合、電力実績値からスレーブコンバータ28で分担すべき電力目標を差し引いたものがマスターコンバータ26で分担すべき電力目標となるが、マスターコンバータ26で分担すべき電力目標は、マスターバッテリ22の放電許容電力または充電許容電力の範囲内となるようにする。
このようにマスターコンバータ26に第1電圧制御モードにより電圧変換動作を実行させると同時に、スレーブコンバータ28に電流制御モードにより電圧変換動作を実行させるので、スレーブコンバータ28に接続されたスレーブバッテリ24の電流値を高精度に管理でき、スレーブバッテリ24の充放電電力を高精度に管理できる。また、マスターコンバータ26が入出力電圧VHを目標入出力電圧VH *に維持しようとするので、マスターコンバータ26に接続されたマスターバッテリ22の充放電電力を調整しやすくできる。
特に、本実施の形態では、マスターコンバータ26とスレーブコンバータ28とで電圧変換動作させる場合のスイッチング素子50,52の不要なスイッチング動作を少なくして、エネルギ損失の低減を図れるようにしている。これについて、図4から図6を用いて説明する。なお、以下では、図1から図3に示した要素と同一の要素には同一の符号を付して説明する。図4は、本実施の形態において、マスターコンバータ26及びスレーブコンバータ28を構成する4個のスイッチング素子50,52のスイッチング状態の組み合わせを規定する複数のモードを示す図である。図4において、「上下」は、上側スイッチング素子50と下側スイッチング素子52とを表し、その下の「0」は、対応するスイッチング素子50(または52)でスイッチング動作が停止されることを、同じく「1」は対応するスイッチング素子50(または52)でスイッチング動作が実行されることを表している。なお、スイッチング動作が実行されるとは、ある設定された周波数でスイッチング素子50(または52)がスイッチングし、スイッチングオンとスイッチングオフとを繰り返すことを意味する。また、図4の枠中のA1、A2、B1、B2・・・B7は、本実施の形態で実現可能なスイッチング素子のスイッチング動作の実行、停止の組み合わせを規定する複数のモードを表している。例えば、「A1」は、マスターコンバータ26の上側、下側2個のスイッチング素子50,52のスイッチング動作が停止され、スレーブコンバータ28の上側、下側2個のスイッチング素子50,52のスイッチング動作も停止される「全部停止モード」である。また、「A2」は、マスターコンバータ26の上側、下側2個のスイッチング素子50,52のスイッチング動作が実行され、スレーブコンバータ28の上側、下側2個のスイッチング素子50,52のスイッチング動作も実行される「全部スイッチングモード」である。
従来から考えられている2個のコンバータにモータ等の負荷装置を接続している構成で、2個のコンバータの一方のコンバータに第1電圧制御モードにより電圧変換動作を実行させると同時に、他方のコンバータに電流制御モードにより電圧変換動作を実行させる構成の場合には、2個のコンバータを構成する4個のスイッチング素子をすべてスイッチング動作させる「A2」のモードか、または、すべてのスイッチング素子のスイッチング動作を停止させる「A1」のモードかで切り換えて制御することが考えられていた。この理由は、一方のコンバータの2個のスイッチング素子のスイッチング動作を停止させると、電圧制御がされないため、他方のコンバータの電流制御が不安定になり、実現が難しかったからである。このような従来の構成では、「A2」は通常状態で使用される。このような従来から考えられている構成では、スイッチング素子の不要なスイッチング動作が多くなり、エネルギ損失が大きくなる原因となっている。
これに対して、本実施の形態では、図4に示すように、従来の構成では使用されないモードである、「B1」、「B2」・・・「B7」のモードを使用して2個のコンバータ26,28を制御している。「B1」、「B2」・・・「B7」のモードは、各コンバータ26,28の各スイッチング素子50,52のうち、一部のスイッチング素子のみでスイッチング動作させる「一部スイッチングモード」である。例えば、「B1」では、各コンバータ26,28の上側スイッチング素子50のスイッチング動作が停止され、各コンバータ28の下側スイッチング素子52のスイッチング動作が実行される。また、図5の枠中の「NOT USE」は、本実施の形態で使用されない状態を表している。なお、図5の枠中の「NOT USE(BP)」も、本実施の形態で使用されない状態を表しているが、仮に使用された場合には、2個のバッテリ22,24が並列に接続され、2個のバッテリ22,24で電圧差がある場合に、2個のバッテリ22,24間で短絡が生じる可能性がある。このため、本実施の形態では、「NOT USE(BP)」の状態が実現される可能性を0とする必要がある。
また、このような「A1」、「A2」、「B1」、「B2」・・・「B7」のモードにおいては、2個のコンバータ26,28のそれぞれに対して要求される電力要求に応じていずれか1のモードが選択されるようにしている。これについて、図5を用いて説明する。また、以下では、マスターコンバータ26に対して演算される、マスターコンバータ26のスイッチングにより、マスターバッテリ22から持ち出す電力の演算値である電力要求をPb1reqとし、スレーブコンバータ28に対して演算される、スレーブコンバータ28のスイッチングにより、スレーブバッテリ24から持ち出す電力の演算値であり、指令値である電力要求をPb2reqとして説明する。また、各コンバータ26,28で対応するバッテリ22,24から電力を持ち出すことが要求される場合には、Pb1req,Pb2req>0とし、各コンバータ26,28で対応するバッテリ22,24に電力を供給することが要求される場合には、Pb1req,Pb2req<0とし、各コンバータ26,28のスイッチングによる、対応するバッテリ22,24に対する電力の持ち出し及び供給が要求されない場合には、Pb1req,Pb2req=0とする。例えば、スレーブコンバータ28でスレーブバッテリ24からの電力が電力変換されることなく、そのままインバータ16,18側に供給されることが要求される場合には、Pb2req=0となる。
図5では、各コンバータ26,28での電力要求の正、負、0に対する各コンバータ26,28のスイッチング素子50,52のスイッチング動作状態を表している。図5の枠中、「A1」、「A2」、「B1」、「B2」・・・「B7」の意味は、上記の図4の枠中に記載したものと同じである。また、図5の枠中のカッコ内の値である、n/4は、2個のコンバータ26,28のスイッチング素子50,52のすべてである、4個のスイッチング素子50,52のうち、n個のスイッチング素子のみのスイッチング動作が実行され、例えば、0/4は、すべてのスイッチング素子50,52のスイッチング動作が停止されることを、1/4は、4個のスイッチング素子50,52のうち、1個のスイッチング素子のみのスイッチング動作が実行されることを表している。
図4、図5を用いて、2個のコンバータ26,28のそれぞれに対して要求される電力要求Pb1req,Pb2reqに応じて、「A1」、「A2」、「B1」、「B2」・・・「B7」のモードのいずれか1が選択されることを説明する。例えば、2個のコンバータ26,28の双方に対して要求される電力要求Pb1req,Pb2reqが0である、すなわち車両の運転停止中等で、2個のコンバータ26,28で電力の変換が要求されない場合には、「A1」が選択されるので、すべてのスイッチング素子50,52のスイッチング動作が停止される。
また、マスターコンバータ26でスイッチングによりマスターバッテリ22から電力を持ち出すことが要求される(Pb1req>0とする)ともに、スレーブコンバータ28でスイッチングによりスレーブバッテリ24から電力を持ち出すことが要求される(Pb2req>0とする)場合には、「B1」が選択される。このため、図4に示すように、すべてのスイッチング素子50,52のうち、各コンバータ26,28の下側スイッチング素子52のスイッチング動作のみが実行され、上側スイッチング素子50のスイッチング動作は停止される。このため、図5のB1の下側に示している(2/4)からも明らかなように、スイッチング動作させるスイッチング素子50は2個となる。
また、マスターコンバータ26でスイッチングによりマスターバッテリ22から電力を持ち出すことが要求される(Pb1req>0とする)ともに、スレーブコンバータ28で電力の変換が要求されない(Pb2req=0とする)場合には、「B2」が選択される。このため、図4に示すように、すべてのスイッチング素子50,52のうち、マスターコンバータ26の下側スイッチング素子52のスイッチング動作のみが実行され、残りのスイッチング素子50,52のスイッチング動作は停止される。このため、図5のB2の下側に示している(1/4)からも明らかなように、スイッチング動作させるスイッチング素子52は1個となる。
また、マスターコンバータ26でスイッチングにより正母線L3及び負母線L4間から供給される電力をマスターバッテリ22に供給することが要求される(Pb1req<0とする)ともに、スレーブコンバータ28で電力の変換が要求されない(Pb2req=0とする)場合には、「B3」が選択される。このため、図4に示すように、すべてのスイッチング素子50,52のうち、マスターコンバータ26の上側、下側の2個のスイッチング素子50,52のスイッチング動作のみが実行され、残りのスイッチング素子50,52のスイッチング動作は停止される。このため、図5のB3の下側に示している(2/4)からも明らかなように、スイッチング動作させるスイッチング素子50,52は2個となる。
また、マスターコンバータ26でスイッチングにより正母線L3及び負母線L4間から供給される電力をマスターバッテリ22に供給することが要求される(Pb1req<0とする)ともに、スレーブコンバータ28でスイッチングによりスレーブバッテリ24から電力を持ち出すことが要求される(Pb2req>0とする)場合には、「B4」が選択される。このため、図4に示すように、すべてのスイッチング素子50,52のうち、マスターコンバータ26の上側、下側の2個のスイッチング素子50,52と、スレーブコンバータ28の下側のスイッチング素子52とのみのスイッチング動作が実行され、スレーブコンバータ28の上側のスイッチング素子50のスイッチング動作は停止される。このため、図5のB4の下側に示している(3/4)からも明らかなように、スイッチング動作させるスイッチング素子50,52は3個となる。
また、マスターコンバータ26でスイッチングによりマスターバッテリ22から電力を持ち出すことが要求される(Pb1req>0とする)ともに、スレーブコンバータ28で正母線L3及び負母線L4間から供給される電力をスレーブバッテリ24に供給することが要求される(Pb2req<0とする)場合には、「B5」が選択される。このため、図4に示すように、すべてのスイッチング素子50,52のうち、マスターコンバータ26の下側スイッチング素子52と、スレーブコンバータ28の上側、下側の2個のスイッチング素子50,52とのスイッチング動作のみが実行され、マスターコンバータ26の上側スイッチング素子50のスイッチング動作は停止される。このため、図5のB5の下側に示している(3/4)からも明らかなように、スイッチング動作させるスイッチング素子50,52は3個となる。
また、マスターコンバータ26で電力の変換が要求されない(Pb1req=0とする)とともに、スレーブコンバータ28でスイッチングによりスレーブバッテリ24から電力を持ち出すことが要求される(Pb2req>0とする)場合には、「B6」が選択される。このため、図4に示すように、すべてのスイッチング素子50,52のうち、スレーブコンバータ28の下側のスイッチング素子52のスイッチング動作のみが実行され、残りのスイッチング素子50,52のスイッチング動作は停止される。このため、図5のB6の下側に示している(1/4)からも明らかなように、スイッチング動作させるスイッチング素子52は1個となる。
また、マスターコンバータ26で電力の変換が要求されない(Pb1req=0とする)とともに、スレーブコンバータ28でスイッチングにより正母線L3及び負母線L4間から供給される電力をスレーブバッテリ24に供給することが要求される(Pb2req<0とする)場合には、「B7」が選択される。このため、図4に示すように、すべてのスイッチング素子50,52のうち、スレーブコンバータ28の上側、下側2個のスイッチング素子50,52のスイッチング動作のみが実行され、残りのスイッチング素子50,52のスイッチング動作は停止される。このため、図5のB7の下側に示している(2/4)からも明らかなように、スイッチング動作させるスイッチング素子50,52は2個となる。
このような本実施の形態では、従来から使用することが考えられているA1,A2のモードに対して、すべてのスイッチング素子50,52のうち、一部のスイッチング素子50,52のみスイッチング動作を実行させる、B1、B2・・・、B7のモードを加え、2個のコンバータ26,28のそれぞれに対して要求される電力要求Pb1req,Pb2reqに応じて、3つ以上のモードから1のモードの選択を行うようにしている。このために、本実施の形態では、図6に示すように、コンバータ制御部42は、コンバータ電力要求取得部70と、選択部であるスイッチングモード切り換え部72と、駆動信号生成部74とを有するものとする。コンバータ電力要求取得部70は、コンバータ制御部42に入力される、各モータジェネレータ12,14のトルク目標及び回転数目標に基づいて、または、目標とする回生電力等に基づいて目標入出力電圧VH *を算出し、目標入出力電圧VH *と充放電電圧VL等から、スレーブコンバータ28でスイッチングにより、スレーブバッテリ24から持ち出す電力の指令値である電力要求Pb2reqを決定する。また、電力要求Pb2reqと、インバータ16,18等の負荷等の他の状況とに応じてマスターコンバータ26でスイッチングによりマスターバッテリ22から持ち出す電力の演算値である電力要求を演算する。
また、スイッチングモード切り換え部72は、図4及び図5に示すマップのデータを記憶させており、2個のコンバータ26,28のそれぞれで要求される、得られた電力要求Pb1req、Pb2reqに応じて、「A1」、「A2」、「B1」、「B2」・・・「B7」のモードからいずれか1のモードを選択し、その選択に応じて各コンバータ26,28のスイッチング状態を決定する。また、駆動信号生成部74は、選択されたモードに応じて、すなわち、決定されたスイッチング状態に応じて、各スイッチング素子50,52のオンデューティまたはオフデューティを表す信号を生成し、その信号を駆動信号として、2個のコンバータ26,28の各スイッチング素子50,52に出力し、各スイッチング素子50,52のスイッチング動作を制御する。
また、本実施の形態では、上記のように、コンバータ制御部42は、マスターコンバータ26に第1電圧制御モードにより電圧変換動作を実行させると同時に、スレーブコンバータ28に電流制御モードにより電圧変換動作を実行させる。
次に、図7を用いて、コンバータ制御部42によりスレーブコンバータ28の電圧変換動作を制御する方法を説明する。なお、以下では、図1から図3、図6に示した要素と同一の要素には同一の符号を付して説明する。コンバータ制御部42は、マスターコンバータ26に、電力線の電圧が目標電圧になるように制御する第1電圧制御モードにより電圧変換動作を実行させ、マスターコンバータ26に対して演算される電力要求Pb1reqが0でないときは、スレーブコンバータ28に、スレーブバッテリ24の充放電電流が目標電流になるように制御する電流制御モードにより電圧変換動作を実行させる。これに対して、マスターコンバータ26に対して演算される電力要求Pb1reqが0であるときは、スレーブコンバータ28に、電力線の電圧が目標電圧になるように制御する第2電圧制御モードにより電圧変換動作を実行させる。このために、コンバータ制御部42が有する駆動信号生成部74(図6)は、加算器76と、目標電流フィルタ78と、第1PI演算部80と、第1ゲイン設定部82と、第2加算器84と、目標電圧フィルタ86と、第2PI演算部88と、第2ゲイン設定部90と、第3加算器92とを有する。加算器76は、スレーブバッテリ24の目標充放電電流IL *の充放電電流ILに対する第1偏差(IL *−IL)を得る。目標電流フィルタ78は、マスターコンバータ26に対して演算される電力要求Pb1reqが0の場合にスレーブバッテリ24の目標充放電電流IL *を0とする。目標充放電電流IL *は、目標電流フィルタ78を通過後に、加算器76に出力する。
第1PI演算部80は、第1偏差(IL *−IL)を入力として、比例積分演算を行い、第1偏差(IL *−IL)に応じた演算結果を出力する。第1PI演算部80での演算については後で詳しく説明する。
また、第1ゲイン設定部82は、マスターコンバータ26に対して演算される電力要求Pb1reqが0の場合に第1PI演算部80で使用するPI制御ゲインである、比例ゲインと積分ゲインとの双方を0とする。また、第2加算器84は、第1PI演算部80の出力に、目標入出力電圧VH *の入出力電圧VHに対する第2偏差(VH *−VH)を加算する。また、目標電圧フィルタ86は、マスターコンバータ26に対して演算される電力要求Pb1reqが0以外の場合に目標入出力電圧VH *を0として、第2加算器84に入力する。
また、第2PI演算部88は、第2加算器84の出力を比例積分演算し、第2加算器84の出力に応じた演算結果を出力する。第2PI演算部88での演算については後で詳しく説明する。
また、第2ゲイン設定部90は、マスターコンバータ26に対して演算される電力要求Pb1reqが0以外の場合に第2PI演算部88の比例制御ゲインである、比例ゲインと積分ゲインとの双方を0とする。また、第3加算器92は、第2PI演算部88の出力に、スレーブコンバータ28による昇圧比の逆数VLB/VHを加算することによりデューティ指令値を得る。そして、コンバータ制御部42は、第3加算器92の出力を持ってスレーブコンバータ28を制御する。すなわち、第3加算器92の出力をスレーブコンバータ28に入力する。スレーブコンバータ28は、デューティ指令値に対応して算出される伝達関数P1及び伝達関数P2を有し、入出力電圧VH及び充放電電流ILを出力する。また、コンバータ制御部42は、入出力電圧VHの検出値を第2加算器84に入力するとともに、充放電電流ILの検出値を加算器76に入力する。なお、スイッチングモード切り換え部72によって選択されたモードに応じて、スイッチング動作されるスイッチング素子50,52が設定されるので、下側のスイッチング素子52のみがスイッチング動作する場合には、デューティ指令値は、下側のスイッチング素子52のオン期間と、オン期間及びオフ期間との割合に対応して規定する。同様に、上側、下側2個のスイッチング素子50,52がスイッチング動作する場合には、デューティ指令値は、下側のスイッチング素子52のオン期間と、上側、下側2個のスイッチング素子50,52のオン期間との割合に対応して規定する。
コンバータ制御部42は、図5の「A1」、「B2」、「B3」のモードでは、スレーブコンバータ28の2個のスイッチング素子50,52のスイッチング動作を停止させ、「A1」、「B2」、「B3」以外のモードでは、スレーブコンバータ28の下側スイッチング素子52を、デューティ指令値でオンオフ制御する。また、図5の「B7」、「B5」、「A2」のモードでは、スレーブコンバータ28の上側、下側2個のスイッチング素子50,52がスイッチング動作するので、下側スイッチング素子52をデューティ指令値でオンオフ制御するとともに、上側スイッチング素子50を、下側スイッチング素子52のデューティ指令値から規定される上側スイッチング素子50オンオフ用のデューティ比でオンオフ制御する。
コンバータ制御部42をこのように構成するので、マスターコンバータ26に対して演算される電力要求Pb1reqが0であるか否かに応じて、マスターコンバータ26は電流制御または電圧制御で制御される。すなわち、図7に示したブロック線図は、マスターコンバータ26に対して演算される電力要求Pb1reqが0であるか否かに応じて、図8と図9とで示す2つの場合に分けられる。図8は、マスターコンバータ26に対して演算される電力要求Pb1reqが0以外の場合に実行される電流制御を示すブロック線図であり、図9は、マスターコンバータ26に対して演算される電力要求Pb1reqが0である場合に実行される電圧制御を示すブロック線図である。
まず、マスターコンバータ26に対して演算される電力要求Pb1reqが0以外の場合には、図7に示したブロック線図で、目標電圧フィルタ86により、目標入出力電圧VH *が0とされ、第2加算器84に入力されるとともに、第2ゲイン設定部90により、第2PI演算部88の比例制御ゲインが0とされる。このため、第1PI演算部80の出力は、第2加算器84及び第2PI演算部88で演算処理されることなく、そのまま第3加算器92に入力される。
このため、図8に示すように、スレーブコンバータ28は、電流制御モードにより電圧変換動作を実行するように制御される。ここで、第1PI演算部80は、第1偏差(IL *−IL)を入力として、比例積分演算を行い、修正前デューティ指令値を演算する。第1PI演算部80は、設定される比例制御ゲインである、PI制御ゲインと第1偏差(IL *−IL)とに基づいてフィードバック目標電流を演算し、スレーブバッテリ24の充放電電圧VLBとフィードバック目標電流とに基づいて、充放電電流センサ32で得られた充放電電流ILを、フィードバック目標電流に設定するための第1修正前デューティ指令値を演算する。第1修正前デューティ指令値は、0から1までの値をとる。演算された第1修正前デューティ指令値は、第1PI演算部80から出力され、第2加算器84及び第2PI演算部88(図7参照)で演算処理されることなく、そのまま第3加算器92に入力され、第3加算器92でスレーブコンバータ28による昇圧比の逆数VLB/VHを加算され、デューティ指令値を得る。そして、第3加算器92の出力を持って、スレーブコンバータ28が制御される。スレーブコンバータ28の充放電電流ILの検出値は、加算器76に減算値として入力される。このように、マスターコンバータ26に対して演算される電力要求Pb1reqが0以外の場合には、スレーブコンバータ28は電流制御で制御される。
これに対して、マスターコンバータ26に対して演算される電力要求Pb1reqが0の場合には、図7に示したブロック線図で、目標電流フィルタ78により、目標充放電電流IL *が0とされるとともに、第1ゲイン設定部82により、第1PI演算部80の比例制御ゲインが0とされる。このため、目標電圧フィルタ86通過後の目標入出力電圧VH *と、入出力電圧VHとの第2偏差(VH *−VH)がそのまま第2PI演算部88に入力される。
このため、図9に示すように、スレーブコンバータ28は、第2電圧制御モードにより電圧変換動作を実行するように制御される。ここで、第2PI演算部88は、第2偏差(VH *−VH)を入力として、比例積分演算を行い、第2修正前デューティ指令値を演算する。第2PI演算部88は、設定される比例制御ゲインである、PI制御ゲインと第2偏差(VH *−VH)とに基づいてフィードバック目標電圧を演算し、スレーブバッテリ24の充放電電圧VLBとフィードバック目標電圧とに基づいて、入出力電圧センサ30で得られた入出力電圧VHを、フィードバック目標電圧に設定するための第2修正前デューティ指令値を演算する。第2修正前デューティ指令値は、0から1までの値をとる。演算された第2修正前デューティ指令値は、第2PI演算部88から出力され、第3加算器92に入力され、第3加算器92でスレーブコンバータ28による昇圧比の逆数VLB/VHを加算されることにより、デューティ指令値を得る。そして、第3加算器92の出力を持って、スレーブコンバータ28が制御される。スレーブコンバータ28の入出力電圧VHの検出値は、第2加算器84に減算値として入力される。このように、マスターコンバータ26に対して演算される電力要求Pb1reqが0の場合には、スレーブコンバータ28は電圧制御で制御される。
また、図示は省略するが、コンバータ制御部42は、マスターコンバータ26に、入出力電圧が目標電圧になるように制御する第1電圧制御モードにより電圧変換動作を実行させる。この場合の電圧制御は、上記の図9に示したスレーブコンバータ28の電圧制御で、マスターコンバータ26側の要素に置き換え、マスターバッテリ22の充放電電流ILの検出値を使用しない場合と同様である。また、マスターコンバータ26の電圧制御は、スレーブコンバータ28に対して演算される電力要求Pb1reqが0であるか否かにかかわらず安定して実行できる。
このような本実施の形態のコンバータ制御装置20によれば、2個のコンバータ26,28それぞれのスイッチングにより、バッテリ22,24から持ち出す電力の指令値または演算値である電力要求Pb1req,Pb2reqに応じて、全部スイッチングモードである図4の「A2」のモードと、全部停止モードである図4の「A1」のモードと、一部スイッチングモードである図4の「B1、B2・・・B7」のモードとのうちから、スイッチングモード切り替え部72により選択された1のモードに応じて2個のコンバータ26,28に駆動信号が出力され、2個のコンバータ26,28が制御される。このため、2個のコンバータ26,28の上側、下側の4個のスイッチング素子50,52のうち、一部のスイッチング素子のみでスイッチング動作させる場合が生じて、残部のスイッチング素子をスイッチング動作させずに済む場合を多くできる。このため、スイッチング動作によるエネルギ損失の低減を図れる。
また、制御部40は、マスターコンバータ26に、入出力電圧VHが目標入出力電圧になるように制御する第1電圧制御モードにより電圧変換動作を実行させ、マスターコンバータ26に対して演算される電力要求Pb1reqが0でないときは、スレーブコンバータ28に、スレーブバッテリ24の充放電電流ILが目標充放電電流IL *になるように制御する電流制御モードにより電圧変換動作を実行させ、スレーブコンバータ28に対して演算される電力要求Pb1reqが0であるときは、スレーブコンバータ28に、入出力電圧VHが目標入出力電圧VH *になるように制御する第2電圧制御モードにより電圧変換動作を実行させる。このため、マスターコンバータ26に、第1電圧制御モードにより電圧変換動作を実行させ、スレーブコンバータ28に、電流制御モードにより電圧変換動作を実行させる場合に、マスターコンバータ26のすべてのスイッチング素子50,52のスイッチング動作が停止される場合でも、電流制御モードを第2電圧制御モードに切り換えることができ、スレーブコンバータ28により、所望の目標電圧に、より有効に安定して電圧変換動作させることができる。
図10は、従来から考えられているコンバータ制御装置で、スレーブコンバータ28を電流制御のみにより制御する方法を説明するためのブロック線図である。図10に示すように、本実施の形態の場合と異なり、マスターコンバータ26(図1参照)に対して演算される電力要求にかかわらず、スレーブコンバータ28を電流制御のみにより制御する場合には、スレーブバッテリ24(図1参照)の目標充放電電流IL *の充放電電流ILに対する偏差(IL *−IL)をPI演算部94に入力し、PI演算部94で偏差(IL *−IL)に応じた演算結果を出力する。PI演算部94からの出力は、加算器96で、スレーブコンバータ28による昇圧比の逆数VLB/VHを加算されてからデューティ指令値として出力され、加算器96の出力を持ってスレーブコンバータ28が制御される。このようにスレーブコンバータ28を電流制御のみにより制御する場合には、図4の「B6」「B7」のモードを実現しようとすると、マスターコンバータ26のすべてのスイッチング素子50,52のスイッチング動作が停止された場合に、スレーブコンバータ28による昇圧比の逆数VLB/VHが安定せず、実現が難しいという改良の余地があった。これに対して、本実施の形態ではこのような不都合が生じず、スレーブコンバータ28により、所望の目標電圧に、より有効に安定して電圧変換動作させることができる。
なお、本実施の形態では、コンバータ制御装置が2個のバッテリ22,24と、これらに対応する2個のコンバータ26,28とを備える場合について説明したが、コンバータ制御装置が、3個以上のバッテリと、これらに対応する3個以上のコンバータとを備える場合でも実施できる。また、本実施の形態では、2個のコンバータ26,28のスイッチング素子50,52のスイッチング状態の組み合わせが、A1,A2、B1・・・B7の9種類のモードである場合を説明したが、全部スイッチングモードと全部停止モードとの他に、一部スイッチングモードが1以上あればよく、好ましくは、本実施の形態のように一部スイッチングモードを7つとする。
10 ハイブリッド車両、12 第1モータジェネレータ(MG1)、14 第2モータジェネレータ(MG2)、16,18 インバータ、20 コンバータ制御装置、22 マスターバッテリ、24 スレーブバッテリ、26 マスターコンバータ、28 スレーブコンバータ、30 入出力電圧センサ、32 充放電電流センサ、34 入出力電流センサ、36,38 充放電電圧センサ、40 制御部、42 コンバータ制御部、44 インバータ制御部、46 平滑化用コンデンサ、48 リアクトル、50 上側スイッチング素子、52 下側スイッチング素子、54,56 ダイオード、58 平滑化用コンデンサ、60 商用電源、62 充電器、64 電源プラグ、66 ケーブル、68 CCIDリレー、70 コンバータ電力要求取得部、72 スイッチングモード切り替え部、74 駆動信号生成部、76 加算器、78 目標電圧フィルタ、80 第1PI演算部、82 第1ゲイン設定部、84 第2加算器、86 目標電圧フィルタ、88 第2PI演算部、90 第2ゲイン設定部、92 第3加算器、94 PI演算部、96 加算器。
Claims (3)
- 複数の蓄電部と、
複数の蓄電部のそれぞれと負荷装置との間で電力を授受可能に設けられた電力線と、
複数の蓄電部と電力線との間にそれぞれ設けられ、対応する蓄電部と電力線との間で電圧変換動作を行う複数のコンバータと、
複数のコンバータを制御する制御部と、を備え、
各コンバータは、
上アーム用の上側スイッチング素子と、
下アーム用の下側スイッチング素子と、を有し、
制御部は、
複数のコンバータのそれぞれのスイッチングにより、対応する蓄電部から持ち出す電力の演算値である電力要求に応じて、複数のコンバータの上側スイッチング素子と下側スイッチング素子とのすべてでスイッチング動作させる全部スイッチングモードと、上側スイッチング素子と下側スイッチング素子とのすべてでスイッチング動作を停止させる全部停止モードと、上側スイッチング素子と下側スイッチング素子とのうち、一部のスイッチング素子のみでスイッチング動作させる一部スイッチングモードとのいずれか1を選択する選択部を有し、
選択されたモードに応じて複数のコンバータに駆動信号を出力し、各コンバータのスイッチング動作を制御することを特徴とするコンバータ制御装置。 - 請求項1に記載のコンバータ制御装置において、
複数の蓄電部は、主蓄電部と副蓄電部とであり、
複数のコンバータは、主蓄電部と負荷装置との間に設けられる主コンバータと、副蓄電部と負荷装置との間に設けられる副コンバータとであり、
制御部は、
主コンバータに、電力線の電圧が目標電圧になるように制御する第1電圧制御モードにより電圧変換動作を実行させ、
主コンバータに対して演算される電力要求が0でないときは、副コンバータに、副蓄電部の充放電電流が目標電流になるように制御する電流制御モードにより電圧変換動作を実行させ、
主コンバータに対して演算される電力要求が0であるときは、副コンバータに、電力線の電圧が目標電圧になるように制御する第2電圧制御モードにより電圧変換動作を実行させることを特徴とするコンバータ制御装置。 - 請求項1に記載のコンバータ制御装置において、
複数の蓄電部は、主蓄電部と副蓄電部とであり、
複数のコンバータは、主蓄電部と負荷装置との間に設けられる主コンバータと、副蓄電部と負荷装置との間に設けられる副コンバータとであり、
制御部は、
副蓄電部の充放電電流の目標電流に対する第1偏差を得る加算器と、
主コンバータに対して演算される電力要求が0の場合に副蓄電部の充放電電流の目標電流を0とする目標電流フィルタと、
第1偏差を比例積分演算し、第1偏差に応じた演算結果を出力する第1PI演算部と、
主コンバータに対して演算される電力要求が0の場合に第1PI演算部のゲインを0とする第1ゲイン設定部と、
第1PI演算部の出力に、電力線の電圧の目標電圧に対する第2偏差を加算する第2加算器と、
主コンバータに対して演算される電力要求が0以外の場合に電力線の電圧の目標電圧を0とする目標電圧フィルタと、
第2加算器の出力を比例積分演算し、第2加算器の出力に応じた演算結果を出力する第2PI演算部と、
主コンバータに対して演算される電力要求が0以外の場合に第2PI演算部のゲインを0とする第2ゲイン設定部と、
第2PI演算部の出力に、副コンバータによる昇圧比の逆数を加算する第3加算器と、を有し、
第3加算器の出力を持って副コンバータを制御することを特徴とするコンバータ制御装置。
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