JP2010067185A - 飲料販売システム - Google Patents

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Abstract

【課題】飲料の提供に伴う容器の排出量を著しく抑制することができると共に、店舗等において煩雑となる商品管理や陳列作業を簡素化することが可能となる飲料販売システムを提供する。
【解決手段】ICタグ4を備えた容器3と、液晶表示部(飲料選択手段)12を有して容器3に飲料を注入可能な飲料ディスペンサ2とから構築され、この飲料ディスペンサ2は、容器3のICタグ4に記録された情報の読取が可能なインターフェース23を有し、このインターフェース23にて読み取られた情報に基づき、液晶表示部12により選択された飲料が、ICタグ4に記録された情報から特定される課金額によって購入可能な場合、当該飲料を容器3に供給する。
【選択図】図1

Description

本発明は、記録媒体を備えた容器を用いて、飲料ディスペンサより飲料の販売を可能とする飲料販売システムに関するものである。
従来より、コンビニエンスストアや、スーパーマーケット等の店舗における飲料の販売形態では、例えば、特許文献1に示されるような低温ショーケースを用い、缶や瓶、ペットボトルに所定量を封入された状態でショーケースに陳列され、顧客が当該ペットボトル等を購入するものであった。
また、飲食店などでは、客の注文に応じて飲料を提供する形態の他に、客が飲食店内に設置される飲料ディスペンサ(例えば、特許文献2参照)を用いて、専用の容器に飲料を一定量若しくは任意の量注出する形態がある。この場合、使用される容器は、注文等に応じて飲食店にて専用に設置されている若しくは提供される容器が使用される。
また、飲料販売形態としては、上記に限られず、自動販売機においてペットボトル等に封入された飲料を販売する形態や、特許文献3に示すように、所定の金銭が投入され、飲料の選択が行われたことを条件として、カップ等の容器に飲料を注出して販売する形態が採用されている。
特開2007−167376号公報 特開2007−276814号公報 特開平7−67779号公報
上述したように、コンビニエンスストアやスーパーマーケット等の店舗における飲料の販売形態では、商品である飲料を所定量毎に専用の容器内に封入して行われる。そのため、包装コストや輸送コストが大きくなると共に、商品管理が煩雑となる問題がある。また、飲み終わった後の容器は、ゴミとして排出されるため、環境に対する負荷が大きいという問題がある。ペットボトルなどの容器は、種々のリサイクル活動が行われているが、いずれのリサイクルにもエネルギーが消費されることが考えられる。近年の原油価格の高騰や地球温暖化に対する懸念から、利用者の環境意識は高まっており、環境負荷の低い商品への市場のニーズがある。
また、上述したようなペットボトル等の容器は、保温性や保冷性が低いという問題があり、また、ペットボトル等に封入された容器は、飲み終わる毎にゴミとして扱われるため、容器の処理が煩雑となる問題があった。
本発明は、従来の技術的課題を解決するためにされたものであり、飲料の提供に伴う容器の排出量を著しく抑制することができると共に、店舗等において煩雑となる商品管理や陳列作業を簡素化することが可能となる飲料販売システムを提供する。
本発明の飲料販売システムは、少なくとも情報の読取が可能な記録媒体を備え、飲料を注入可能な容器と、飲料選択手段を有して容器に飲料を注入可能な飲料ディスペンサとから構築され、この飲料ディスペンサは、少なくとも容器の記録媒体に記録された情報の読取が可能なインターフェースを有し、このインターフェースにて読み取られた情報に基づき、飲料選択手段により選択された飲料が、記録媒体に記録された情報から特定される課金額によって購入可能な場合、当該飲料を容器に供給することを特徴とする。
請求項2の発明の飲料販売システムは、課金情報の読取と書込が可能な記録媒体を備え、飲料を注入可能な容器と、飲料選択手段を有して容器に飲料を注入可能な飲料ディスペンサとから構築され、この飲料ディスペンサは、容器の記録媒体に記録された課金情報の読取と書き換えが可能なインターフェースを有し、このインターフェースにて読み取られた課金情報に基づき、飲料選択手段により選択された飲料が、課金情報から特定される課金額によって購入可能な場合、当該飲料を容器に供給すると共に、販売に要した金額分を課金情報から減算することを特徴とする。
請求項3の発明の飲料販売システムは、少なくとも情報の読取が可能な記録媒体を備え、飲料を注入可能な容器と、飲料選択手段を有して容器に飲料を注入可能な飲料ディスペンサとから構築され、この飲料ディスペンサは、少なくとも容器の記録媒体に記録された情報の読取が可能なインターフェースを有し、このインターフェースにて読み取られた情報に基づき、記録媒体に記録された購入可能期間に関する情報から飲料を購入可能な場合、飲料選択手段により選択された飲料を容器に供給することを特徴とする。
請求項4の発明の飲料販売システムは、上記各発明において、飲料ディスペンサは、飲料を容器に供給する飲料吐出部、飲料選択手段及びインターフェースが設けられた飲料供給部と、飲料を貯留して飲料供給部に当該飲料を送給する飲料貯留部とを備え、飲料供給部を店舗内に設置し、飲料貯留部を店舗のバックヤードに設置したことを特徴とする。
請求項5の発明の飲料販売システムは、上記各発明において、飲料ディスペンサは、顧客に情報を出力可能な出力手段を備え、容器の記録媒体には、当該容器を識別するための識別情報が書き込まれており、飲料ディスペンサは、該識別情報に基づいて出力手段により飲料提供に関する情報を出力することを特徴とする。
請求項6の発明の飲料販売システムは、上記各発明において、容器は、断熱構造を有することを特徴とする。
本発明の飲料販売システムによれば、少なくとも情報の読取が可能な記録媒体を備え、飲料を注入可能な容器と、飲料選択手段を有して容器に飲料を注入可能な飲料ディスペンサとから構築され、この飲料ディスペンサは、少なくとも容器の記録媒体に記録された情報の読取が可能なインターフェースを有し、このインターフェースにて読み取られた情報に基づき、飲料選択手段により選択された飲料が、記録媒体に記録された情報から特定される課金額によって購入可能な場合、当該飲料を容器に供給するので、容器の記録媒体に所定の情報が記録されていることを条件として、当該容器を持参するのみで、係る飲料ディスペンサにより、任意の飲料を購入することが可能となる。そのため、飲料の購入に際し、現金等を持参する必要が無くなり、またレジカウンタにおける購入作業を簡素化することができる。
係る容器は、洗浄することで繰り返して使用することが可能であるため、包装コストを削減することができると共に、飲み終わった後の容器を廃棄処理する必要が無くなり、ゴミとしての排出量を削減することが可能となる。従って、環境に対する負荷を軽減することができ、格別に容器をリサイクル処理する必要もなくなる。
また、飲料の購入時には、飲料選択手段によって、任意の飲料を、任意の量にて購入することが可能となるため、商品購入の選択の幅が広がり、利便性の向上を図ることができる。
一方、当該システムを採用する店舗等では、従来より飲料ディスペンサに採用されているように、飲料の原料となる濃縮原料を仕入れて、飲料ディスペンサにおいて希釈液と所定割合にて混合することによって、任意の飲料を生成することが可能となるため、商品の輸送コストを大幅に削減することができ、また、煩雑な商品管理を簡素化することができる。
請求項2の発明の飲料販売システムによれば、課金情報の読取と書込が可能な記録媒体を備え、飲料を注入可能な容器と、飲料選択手段を有して容器に飲料を注入可能な飲料ディスペンサとから構築され、この飲料ディスペンサは、容器の記録媒体に記録された課金情報の読取と書き換えが可能なインターフェースを有し、このインターフェースにて読み取られた課金情報に基づき、飲料選択手段により選択された飲料が、課金情報から特定される課金額によって購入可能な場合、当該飲料を容器に供給すると共に、販売に要した金額分を課金情報から減算するので、容器に設けられる記録媒体による情報管理を簡素化することができると共に、容器の記録媒体に所定の課金情報が記録されていることを条件として、当該容器を持参するのみで、係る飲料ディスペンサにより、任意の飲料を購入することが可能となる。そのため、飲料の購入に際し、現金等を持参する必要が無くなり、またレジカウンタにおける購入作業を簡素化することができる。
また、上記発明と同様に、係る容器は、洗浄することで繰り返して使用することが可能であるため、包装コストを削減することができると共に、飲み終わった後の容器を廃棄処理する必要が無くなり、ゴミとしての排出量を削減することが可能となる。従って、環境に対する負荷を軽減することができ、格別に容器をリサイクル処理する必要もなくなる。
飲料の購入時には、飲料選択手段によって、任意の飲料を、任意の量にて購入することも可能となるため、商品購入の選択の幅が広がり、利便性の向上を図ることができる。
一方、当該システムを採用する店舗等では、従来より飲料ディスペンサに採用されているように、飲料の原料となる濃縮原料を仕入れて、飲料ディスペンサにおいて希釈液と所定割合にて混合することによって、任意の飲料を生成することが可能となるため、商品の輸送コストを大幅に削減することができ、また、煩雑な商品管理を簡素化することができる。
請求項3の発明の飲料販売システムによれば、少なくとも情報の読取が可能な記録媒体を備え、飲料を注入可能な容器と、飲料選択手段を有して容器に飲料を注入可能な飲料ディスペンサとから構築され、この飲料ディスペンサは、少なくとも容器の記録媒体に記録された情報の読取が可能なインターフェースを有し、このインターフェースにて読み取られた情報に基づき、記録媒体に記録された購入可能期間に関する情報から飲料を購入可能な場合、飲料選択手段により選択された飲料を容器に供給するので、所定の購入可能期間に関する情報が記録された記録媒体を有する容器によって、係る期間、飲料ディスペンサにより選択された飲料を複数回注出することが可能となる。
従って、所定の購入可能期間であれば、当該容器を持参するのみで、フリードリンクとしての販売形態を採ることが可能となり、販売形態の多様化を図ることができる。そのため、係る期間内であれば、飲料の購入に際し、現金等を持参する必要が無くなり、またレジカウンタにおける購入作業を簡素化することができる。
上記各発明と同様に、係る容器は、洗浄することで繰り返して使用することが可能であるため、包装コストを削減することができると共に、飲み終わった後の容器を廃棄処理する必要が無くなり、ゴミとしての排出量を削減することが可能となる。従って、環境に対する負荷を軽減することができ、格別に容器をリサイクル処理する必要もなくなる。
また、飲料の購入時には、飲料選択手段によって、任意の飲料を、任意の量にて購入することが可能となるため、商品購入の選択の幅が広がり、利便性の向上を図ることができる。
一方、当該システムを採用する店舗等では、従来より飲料ディスペンサに採用されているように、飲料の原料となる濃縮原料を仕入れて、飲料ディスペンサにおいて希釈液と所定割合にて混合することによって、任意の飲料を生成することが可能となるため、商品の輸送コストを大幅に削減することができ、また、煩雑な商品管理を簡素化することができる。
請求項4の発明によれば、上記各発明に加えて、飲料ディスペンサは、飲料を容器に供給する飲料吐出部、飲料選択手段及びインターフェースが設けられた飲料供給部と、飲料を貯留して飲料供給部に当該飲料を送給する飲料貯留部とを備え、飲料供給部を店舗内に設置し、飲料貯留部を店舗のバックヤードに設置したことにより、複数種類ある飲料全てをショーケースなどにおいて陳列する必要が無くなり、少ない販売スペースにてより多くの種類の商品を提供することが可能となる。従って、作業効率の向上を図ることができると共に、より多種類の商品を取り扱うことが可能となる。
請求項5の発明によれば、上記各発明に加えて、飲料ディスペンサは、顧客に情報を出力可能な出力手段を備え、容器の記録媒体には、当該容器を識別するための識別情報が書き込まれており、飲料ディスペンサは、該識別情報に基づいて出力手段により飲料提供に関する情報、例えば、購入履歴から特定の種類の飲料表示を優先的に出力し、顧客の嗜好や状況に応じた情報提供を実現することが可能となる。これにより、より顧客のニーズに応じた商品販売を実現することが可能となる。
これ以外にも、顧客の身体的特徴による情報に基づき、操作ボタン等の表示位置を変更して出力することも可能となり、利便性の向上を図ることができる。
請求項6の発明の飲料販売システムによれば、上記各発明において、容器は、断熱構造を有するので、従来の飲料が封入されていた容器と異なり、容器に注入される飲料を比較的長い時間、適温で維持することが可能となる。これにより、比較的時間をかけて摂取される場合であっても、より適温に近い状態で飲料を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の飲料販売システム1について詳述する。図1は本発明の飲料販売システム1の概略構成図、図2は飲料ディスペンサ2の正面図、図3は飲料ディスペンサ2の概略構成を示す側面図、図4は飲料ディスペンサ2の設置状況を示す図、図5は容器3の正面図、図6は容器3の天面図、図7は容器3の断面図をそれぞれ示している。
本実施例の飲料販売システム1は、コンビニエンスストアやスーパーマーケット等の店舗等に設置される飲料ディスペンサ2と、記憶媒体として例えばICタグ4を備え、飲料を注入可能な容器3とから構築されている。
本実施例における飲料ディスペンサ2は、図4に示されるようにコンビニエンスストア等の店舗内にてペットボトル等の容器に封入される飲料等を陳列するショーケース5と並設されるものであり、当該高さ寸法は、係るショーケース5等の高さ寸法と略同様であることが望ましい。
飲料ディスペンサ2は、ウーロン茶、コーヒー飲料等の無炭酸系飲料(以下、無糖飲料I、J、K、L)を供給する図示しないBIBユニットと、強弱炭酸系の目的飲料(以下、有糖飲料A、B、C、D)及び無炭酸系の目的飲料(以下、有糖飲料E、F、G、H)を供給するタンクユニット10を本体11内に合わせ持つ装置である。本体11の前面には、出入力手段を構成する液晶表示部(表示部材)12と、出力手段を構成する表示部材13を有する前面パネル14にて閉塞されており、当該前面パネル14にて本体11内に配設されるタンクユニット10やBIBユニットが隠蔽される。
液晶表示部12は、タッチパネルなどによって詳細は後述する如く顧客に商品に関する情報等を出力する出力手段としての機能と、飲料の選択等の操作を行う飲料選択手段としての入力手段の機能を兼ね備えている。表示部材13は、液晶パネルなどによって構成されており、例えば、広告画像(広告映像)等を表示可能とする。尚、図中表示部材13と液晶表示部12との間に設けられる16は、顧客等が当該飲料ディスペンサ2に接近したことを検出する人感センサである。
液晶表示部12の下方に位置する前面パネル14には、内部に飲料吐出部としてのマルチノズル15が設けられる容器出入口17が形成されており、当該容器出入口17の下面には、容器3を載置するためのテーブル18が設けられている。マルチノズル15は、テーブル18上に載置された容器3内に液晶表示部12において選択された飲料を注入可能とするものである。また、この容器出入口17の後方には、テーブル18上に載置された容器3の有無やその大きさを検出する容器検出センサ43が設けられている。
このマルチノズル15の下方に位置して容器3が載置されるテーブル18内には、詳細は後述する容器3のICタグ4内に記憶されている課金情報の読取と書き換えが可能なインターフェース23が設けられている。
上記タンクユニット10により供給される飲料A乃至飲料Hの原料は、後述する飲料原料タンク20内に収容された飲料原料と希釈液である。このとき、希釈液として炭酸水を用いると強弱炭酸系の飲料A乃至Dが供給され、冷却水を用いると無炭酸系の飲料E乃至飲料Hが供給される。
タンクユニット10は、各種飲料原料タンク20から飲料原料を供給するそれぞれの飲料原料配管25に飲料原料電磁弁SVとフローレギュレータを配設して構成している。この飲料原料配管25は、本体11内に配設される配管と、本体11の外側であって、本実施例では、本体11が設置される店舗のバックヤードYに設置されて直接飲料原料タンク20に接続される配管とから構成される。これら配管は、サービスバルブ26により着脱自在に接続されている。
尚、各種飲料の飲料原料タンク20には、炭酸ガス圧力調整手段28及びガス供給配管29を介して炭酸ガスボンベ30が接続され、各飲料原料タンク20に炭酸ガスボンベ30から所定の圧力の炭酸ガスが供給され、内部の飲料原料を飲料原料配管25に押し出している。
また、本体11内に配設される飲料原料配管25の飲料吐出側の端部は、飲料吐出部を構成する前記マルチノズル15に接続されている。
一方、本体11内には、希釈液としての冷却水を市水などの水道水から供給する冷却水供給配管31が接続されている。この冷却水供給配管31は、本体11内に配設される配管と、本体11の外側であって、直接市水に接続される配管とから構成され、これら配管は、サービスバルブ32により着脱自在に接続されている。
そして、この冷却水供給配管31は、本体11内に配設される図示しない水槽内に交熱的に配設されている。当該水槽には、同じく図示しない冷却装置と共に冷媒回路を構成する冷却器が配設されており、これにより、水槽内の冷却水は、所定の温度に冷却される。また、冷却水供給配管31には、水入口電磁弁33及び水ポンプ34が介設されている。この冷却水供給配管31には、後述するカーボネータ35に接続されるカーボネータ冷却水供給配管36がカーボネータ給水電磁弁37を介して接続されていると共に、図示しないフローレギュレータを介して前記マルチノズル15に接続される希釈水配管38が希釈水電磁弁WVを介して接続されている。
他方、前記炭酸ガスボンベ30は、圧力調整手段28が接続されたガス供給配管40を介してカーボネータ35に接続され、このカーボネータ35には、前記カーボネータ冷却水供給配管36が接続される。これにより、カーボネータ35は、炭酸ガス及び冷却水から炭酸水を生成し、生成された炭酸水は炭酸水電磁弁CVが設けられる炭酸水配管41を介して前記マルチノズル15に接続される。尚、ガス供給配管40は、本体11内に配設される配管と、本体11の外側であって、本実施例では、本体11が設置される店舗のバックヤードYに設置されて炭酸ガスボンベ30に接続される配管とから構成され、これら配管は、サービスバルブ42により着脱自在に接続されている。
本実施例では、BIBユニット及びタンクユニット10の各サービスバルブ26、32、42よりマルチノズル15に至る各供給配管25、31、38、41は、飲料選択手段としての液晶表示部12及びインターフェース23と共に飲料供給部を構成するものであり、各ショーケース5、5と共に本体11として店舗内(即ち、バックヤードYと区画される店舗の商品陳列領域)に設置される。これに対し、タンクユニット10の各サービスバルブ26、32、46より上流側に位置する各飲料配管25、31及び飲料原料タンク20等は、飲料を貯留して前記飲料供給部にそれぞれの飲料原料を送給する飲料貯留部を構成するものであり、店舗のバックヤードYに設置される。
ここで、本実施例におけるバックヤードYは、例えばウォークイン冷却貯蔵庫などのプレハブ冷却貯蔵庫が配設されており、ショーケース5の背面や飲料ディスペンサ2の背面に位置して当該冷却貯蔵庫が設けられる。係るウォークイン冷却貯蔵庫内に形成されるバックヤードYは、所定の冷却温度に冷却されており、ショーケース5に陳列されるために冷却しながら保管される飲料が収納されている。そのため、当該バックヤードYに設置される飲料貯留部も、同様に所定の冷却温度に冷却されながら保管される。
尚、本実施例においてBIBユニットは、本体11内に飲料原料となる濃縮原料が封入されたBIBを収納してもよいが、これに限定されるものではなく、飲料原料タンク20等と共に、バックヤードYにて冷却保管してもよい。また、本実施例では、店舗側に載置される本体11内に、水入口電磁弁33や水ポンプ34、カーボネータ35等を配設しているが、これに限定されるものではなく、飲料供給部をマルチノズル15とこれに至る各供給配管、液晶表示部12、インターフェース23のみから構成されるものとしてもよい。これにより、本体11自体の構造を簡素化することができる。
そして、当該飲料ディスペンサ2の本体11内には、各種電磁弁SV、33、37、ポンプ34等を制御する制御装置42が設けられており、当該制御装置42には、インターフェース23や液晶表示部12、表示部材13、人感センサ16等が接続されている。また、この制御装置42には、ISDN回線等の通信回線を介して当該飲料販売システム1の管理会社に設置されるセンターシステム48に接続されている。
制御装置42は、各種情報を記憶する記憶部44を有しており、例えば、当該飲料ディスペンサ2によって販売可能(注出可能)な飲料の種類や、当該飲料に関する情報(例えば単位量あたり若しくは一杯あたりのエネルギーや成分情報、単位量あたりの価格情報や、所定量毎の価格情報)を保有している。尚、各種情報は、直接制御装置42に接続されている図示しない入力手段によっても書込、書換、削除等行うことが可能とされていると共に、上述したようにISDN回線等の通信回線を介してセンターシステム48より各種情報の書込、書換、削除等行ってもよいものとする。
次に、図5乃至図7を参照して上記容器3について説明する。当該容器3は、上面に開口する本体5と、当該上面開口を閉塞する蓋部材6とから構成されている。本実施例において当該本体5及び蓋部材6は、相互に嵌合するように形成されるねじ切りが設けられており、蓋部材6を回すことによって、開閉自在に本体5の上面開口を閉塞する。
本実施例において、本体5は、飲料を貯留する内壁5Aと、当該内壁5Aと所定間隔を存して密閉して設けられる外壁5Bとから構成されており、これら内壁5Aと外壁5Bとの間には、断熱作用を奏する空気層5Cが形成されている。
また、この本体5の底面には、底部材5Dが着脱自在に取り付けられている。この底部材5Dと本体5の底面との間には、記憶媒体としてのICタグ4が収納されている。尚、本実施例において、当該底部材5Dも蓋部材6と同様に底部材5Dと本体5の底面に形成されるねじ切り形状によって着脱自在に取り付けられる。
蓋部材6は、上面に開口6Aが形成されており、当該開口6Aは、蓋部材6に設けられて、開閉自在閉塞するキャップ7が設けられている。
尚、当該容器3は、飲料を収容する量(容積)が複数種類あってもよいものとする。例えば、収容量250ml程度とするSサイズ、収容量350ml程度とするMサイズ、収容量500ml程度とするLサイズなどとしてもよい。
ここで、本実施例において容器3に採用されている記憶媒体としてのICタグ4は、非接触型のICタグであり、容器3を識別するための識別情報、例えば、容器3のサイズ情報を含むICタグ自体の識別情報(ID)や、課金情報、顧客自身の情報、顧客の購入履歴、顧客が商品を購入又は試飲した回数等を格納している。そして、図1に示すようにICタグ4に格納される課金情報は、例えばコンビニエンスストア等のレジ(課金端末)8などにおいて予め書き込まれている(チャージ情報が書き込まれている)ものとする。課金情報は、レジ8等において、逐次書き込み可能とされる。尚、本実施例では、記憶媒体としてICタグ4を採用しているが、情報を格納し、当該情報を読込・書換可能なものであればこれに限定されるものではない。
以上の構成により、本発明の飲料販売システム1の動作について説明する。上述したように、容器3のICタグには、レジ8等の課金端末によって所定の課金情報、例えば1000円分の課金情報が格納されているものとする。
顧客は、所定の課金情報が記録された容器3を所持し、飲料ディスペンサ2に近づく。このとき、飲料ディスペンサ2では、表示部材13において広告宣伝等の画像や映像を表示しているものとする。また、人感センサ16が人の接近を検知していない場合には、制御装置42は、表示部材13と同様に液晶表示部12に販売待機画面として例えば広告宣伝等の画像や映像を表示している(図8参照)。
そして、人感センサ16が人の接近を検知すると、制御装置42は、液晶表示部12に所定のメニュー画面を表示する(図9参照)。当該メニュー画面には、当該飲料ディスペンサ2によって購入可能な飲料を表示している。例えば、図9では、画面の左側に上から順に炭酸飲料として有糖飲料A、B、C、Dのそれぞれの銘柄の表示、ジュースとして有糖飲料E、F、G、Hのそれぞれの銘柄の表示、コーヒーとして無糖飲料I、J、K、Lのそれぞれの銘柄の表示が行われている。また、各飲料メニューの右側には、拡大表示部12Aが設けられている。例えば、制御装置42が人感センサ16が人の接近を検知しているにもかかわらず、容器検出センサ43によって容器3が検出されていない場合には、当該拡大表示部12Aにて、キャップ7を開放した状態で容器3を載置することを促す表示を行ってもよい。
顧客がテーブル18上にキャップ7を開放した状態の容器3を載置すると、制御装置42は、インターフェース23により当該容器3のICタグ4に格納されている容器3のサイズ情報を含むICタグ自体の識別情報(ID)、課金情報、顧客自身の情報、顧客の購入履歴、顧客が商品を購入又は試飲した回数等の情報を読み込む。このとき、ICタグ4から読み込まれた課金情報から特定される課金額が当該飲料ディスペンサ2における最小販売額に満たない場合には、制御装置42は、拡大表示部12AにICタグ4へのチャージを促す表示を行う。
そして、制御装置42は、課金情報から特定される額から購入が可能な各飲料の銘柄の表示部12Cを明るく表示(例えば、カラー表示)する、即ち、購入可能な飲料の銘柄の表示を行う。また、拡大表示部12Aに飲料の種類の選択を促す旨の表示を行う。なお、課金情報から特定される額が購入可能なものであっても、売り切れ等が生じている場合には、対応する飲料の銘柄の表示部12Cを暗く表示(例えば、モノクロ表示)する。
係る表示が行われている状態で、顧客等が飲料の購入を希望する銘柄の表示部12Cを選択(本実施例では飲料選択手段を兼ね備えたタッチパネルを採用しているため、当該液晶表示部12の当該対応部分に接触)することにより、当該銘柄の表示部12Cが他の銘柄の表示部12Cとは異なる表示(例えば反転表示やより明るく表示)する。これと共に、表示拡大部12Aには、選択された飲料に関する情報、予め制御装置42の記憶部44に記憶されている情報、例えば、単位量あたり若しくは一杯あたりのエネルギーや成分情報、単位量あたりの価格情報や、所定量毎の価格情報を表示する(商品説明画面。図10参照)。
当該商品説明画面には、選択された飲料の購入を決定するための決定表示部12Dが表示されている。当該決定表示部12Dが選択されることにより、制御装置42は、液晶表示部12に図11に示す如き決済画面を表示する。
当該決済画面では、前記商品説明画面において選択された商品に関する上記情報が大きく表示されると共に、抽出する量を決定するための表示が行われる。この場合、インターフェース23によりICタグ4から読み込まれた容器3のサイズ情報がLサイズであったため、抽出量はSサイズに対応する量、Mサイズに対応する量、Lサイズに対応する量のいずれも注出可能となる。従って、制御装置42は、いずれの量を抽出するかを選択可能とするため、S、M、Lの各表示を行う。これにより、何れかのサイズが選択されると、制御装置42は、対応する電磁弁を所定時間開放し、対応する飲料を所定量だけマルチノズル15より容器3内に供給する。
そして、制御装置42は、当該飲料の販売に要した金額分を前記ICタグ4から読み込んだ課金情報から減算した額をインターフェース23により新たな課金情報としてICタグ4を書き換える。これにより、容器3のICタグ4の課金情報は、係る飲料購入後の残金に書き換えられることとなる。
これにより、容器3のICタグ4に所定の課金情報が記録されていることを条件として、係る容器3を持参するのみで、飲料ディスペンサ2により、任意の飲料を購入することが可能となる。そのため、飲料の購入に際し、現金等を持参する必要が無くなり、またレジカウンタにおける購入作業を簡素化することができる。
飲料が供給された容器3は、上述したように断熱構造を採用しているため、従来の飲料が封入されていた容器と異なり、容器に注入される飲料を比較的長い時間、適温で維持することが可能となる。これにより、比較的時間をかけて摂取される場合であっても、より適温に近い状態で飲料を提供することができる。
また、飲み終わった後の容器3は、洗浄することで繰り返して使用することが可能となる。そのため、商品となる飲料の包装コストを削減することができると共に、飲み終わった後の容器を廃棄処理する必要が無くなり、ゴミとしての排出量を削減することが可能となる。従って、環境に対する負荷を軽減することができ、格別に容器をリサイクル処理する必要もなくなる。
また、当該システム1を採用する店舗等では、飲料の原料となる濃縮原料を仕入れて、飲料ディスペンサ2において希釈液と所定割合にて混合することによって、任意の飲料を生成することが可能となるため、商品の輸送コストを大幅に削減することができ、また、煩雑な商品管理や商品陳列作業を簡素化することができる。
本実施例では、容器3に設けられるICタグ4は、容器3自体の識別情報と、課金情報が書換可能に記録されているため、情報管理を簡素化することができ、当該ICタグ4による課金情報に基づいて、飲料ディスペンサ2による選択された飲料の購入が可能となる。
また、飲料の購入時、即ち、図11に示すような決済画面では、選択された飲料の供給量を当該容器3自体の識別情報(サイズ情報)に応じて可能となる量を選択可能とされている。そのため、飲料の購入量を任意に選択することが可能となるため、利便性の向上を図ることができる。
尚、当該飲料の供給量の選択は、予め決められた量を選択可能とするものに限られず、液晶表示部12に供給量を決定するための「増量」「減量」入力手段を設け、当該入力手段を操作することにより、例えば10mlごとに飲料の供給量(購入量)を調整可能としてもよい。
これにより、より一層、商品の購入選択の幅を広げることができ、顧客それぞれに応じた飲料の販売が可能となる。また、少量であっても包装コストを大幅に削減して飲料の提供を実現することが可能となるため、従来の如く少量であっても包装が必要とされていた飲料の販売形態に比較して、顧客に低価格にて飲料を提供することが可能となる。
上述したように飲料の購入が行われる際に、制御装置42は、容器3のICタグ4の課金情報の書き換え作業を行う。このとき、制御装置42は、インターフェース23を介して当該容器3のICタグ4に当該飲料の購入情報、即ち、購入した飲料の種類や、購入量、購入日時などを記録してもよい。係る購入情報は、ICタグ4に顧客の購入履歴として記録される。
そして、次回、同様の容器3によって飲料の購入が行われる際に、飲料ディスペンサ2のインターフェース23によって当該容器3のICタグ4に記録された購入履歴を読み込み、当該購入履歴に基づき、例えば、特定の種類の飲料(例えばコーヒー)の購入が多い顧客である場合には、液晶表示部12に当該特定の種類の飲料表示を優先的に行うように表示位置の並び替えを行ってもよい(出力してもよい)。
これにより、顧客の嗜好や状況に応じて柔軟に情報を提供することが可能となり、より顧客のニーズに応じた商品販売を実現することが可能となる。また、特定の種類の飲料表示を行うことによって、当該特定の種類に新製品等がある場合や、より優先的に販売促進を行いたい場合に、顧客等に当該製品の存在をアピールしやすくなり、効果的な販売を実現することが可能となる。
上述したような飲料購入とは別に、飲料ディスペンサ2において供給される特定の飲料の試飲を可能としてもよい。この場合、液晶表示部12にて、試飲可能な飲料の銘柄を例えば「試飲用表示部」設け、当該試飲用表示部をタッチパネルにて入力操作することにより、当該対象となる飲料を所定の試飲に適した量だけ、マルチノズル15から容器3内に供給してもよい。
この場合、決済画面においては、容器3のICタグ4の課金情報への減算処理は行わず、当該飲料の試飲が行われた記録を制御装置42がインターフェース23を介してICタグ4に書き込む。これにより、次回、制御装置42は、インターフェース23を介してICタグ4の試飲が行われた情報を読み込み、これによって、制御装置42は、以降、当該飲料に関する試飲表示を行わない。
これにより、通常の飲料の販売形態では、容易に行うことができない試飲サービスを当該システム1によって行うことが可能となり、商品の促進販売を効果的に行うことが可能となる。
また、図9のメニュー画面や、図10の商品説明画面、図11の決済画面には、上記それぞれの表示に加えて、表記方法を選択するための各種表記選択部12Bが設けられている。本実施例では、通常表記、背低め表記、ひらがな表記、字大きめ表記、英語表記などを選択するための表記選択部12Bが設けられている。
そのため、何れかの表示画面において、何れかの表記選択部12Bを選択することによって、背低め表記では、飲料選択の銘柄表示をより液晶表示部12の下側に表示し、ひらがな表記では、飲料選択の銘柄表示や、飲料の商品説明表示やその他の各表示をひらがなにて表示し、字大きめ表記では、飲料選択の銘柄表示をより大きい文字にて、飲料の商品説明表示やその他の各表示をより大きな文字にて表示し、英語表記では、飲料選択の銘柄表示や、飲料の商品説明表示、その他の各表示を英語にて表示する。
当該表記選択部12Bにより選択された表記方法は、インターフェース23によって容器3のICタグ4に顧客自身の情報として書き込む(すでに書き込まれている場合には、書き換える)。
これにより、次回、当該容器3が飲料ディスペンサ2のテーブル18に載置されると、インターフェース23がICタグ4に書き込まれている顧客自身の情報を読み込み、当該顧客自身の情報に応じた上記何れかの表示方法にて液晶表示部12に表示する。
より操作ボタン等の表示位置を変更するなど、顧客の身体的特徴に応じた利用が可能となり、利便性の向上を図ることができる。
また、本実施例では、上述したように、飲料ディスペンサ2は、店舗内に設置される本体11内に配設される飲料供給部21と、店舗のバックヤードYに設置される飲料貯留部22とから構成されている。そのため、複数種類ある飲料全てをショーケースなどにおいて陳列する必要が無くなり、少ない販売スペースにてより多くの種類の商品を提供することが可能となる。従って、作業効率の向上を図ることができると共に、より多種類の商品を取り扱うことが可能となる。
また、店舗のバックヤードYが、プレハブ冷却貯蔵庫内とされている場合には、飲料ディスペンサ2自体に大きな冷却能力を持たせる必要が無くなり、即ち、本体11内には、瞬間冷却手段などの補助的な冷却手段を搭載するのみで効果的に適温の飲料を供給することが可能となる。従って、飲料ディスペンサ2自体の構造を簡素化することができ、生産コストの低減を図ることが可能となる。
また、この場合、飲料原料は、プレハブ冷却貯蔵庫という密閉された空間において冷却することが可能となるため、従来のようにオープンショーケースにおいて飲料を冷却していた場合に比べて、効率的に飲料を冷却でき、ランニングコストの低減を図ることが可能となる。
尚、上記実施例では、容器3は、予め洗浄された状態で飲料ディスペンサ2に持参して新たな飲料の供給(購入)行うとしているが、これに限定されるものではなく、例えば、容器3をテーブル18上に載置した状態で、液晶表示部12等に「すすぎ」操作を入力する手段(洗浄操作指示手段)を備えて、「すすぎ」操作を入力することで、容器3内に所定量の水(すすぎ水)を供給する洗浄機構を備えてもよい。尚、かかる場合には、容器3内のすすぎ水は、顧客に廃棄を促す。
また、洗浄機構はこれに限定されるものではなく、すすぎ水を容器3に噴射する手段や容器3の移動手段や、乾燥手段などを設けてもよい。
尚、上記実施例では、容器3に設けられるICタグ4は、当該容器自体の識別情報に加えて、課金情報が書き込まれており、飲料ディスペンサ2の制御装置42は、インターフェース23により当該容器自体の識別情報や課金情報に基づき、飲料の販売を行っている。この際、課金情報は、制御装置42において、飲料の購入動作に従い、減算処理が行われ、インターフェース23によりICタグ4に残金が課金情報として書き換えられる。
当該システムは、これに限定されるものではなく、容器3のICタグ4には、当該容器3のICタグ4自体の識別情報(ID)のみを書き込んでおき、その他の情報、即ち現在の課金情報や、顧客自身の情報、顧客の購入履歴、顧客が商品を購入又は試飲した回数等は、当該ICタグ4自体の識別情報毎にセンターシステム(ホストコンピュータ)48が管理するものとしてもよい。
かかる場合には、課金端末であるレジ8もISDN等の通信手段によって、センターシステム48に接続されており、レジ8において容器3のICタグ4に所定の金額を課金した情報を当該ICタグ4の識別情報と共に送信する。
センターシステム48では、当該ICタグ4の識別情報と共に課金情報を保有する。そして、当該ICタグ4が設けられる容器3が飲料ディスペンサ2にセットされると、飲料ディスペンサ2のインターフェース23によって、ICタグ4が保有する識別情報が読み込まれる。飲料ディスペンサ2の制御装置42は、インターフェース23によって読み込まれたICタグ4の識別情報をセンターシステム48に送信し、センターシステム48は、当該ICタグ4の識別情報に対して記録される課金情報から特定される課金額が購入可能な額である場合、飲料ディスペンサ2において飲料の供給を行う旨を送信する。
これにより、上記実施例と同様に、飲料ディスペンサ2は、当該容器3に選択された飲料の供給を行う。飲料の購入が行われた旨を制御装置42が、センターシステム48に送信することにより、センターシステム48では、当該ICタグ4の識別情報に対応させて当該飲料の購入に基づく課金情報の書き換え、及び飲料購入履歴の更新等を行う。尚、他の情報に関しても、センターシステム48がICタグ4の識別情報毎に管理しているものとし、これに基づいて、当該ICタグ4を有する容器3がセットされた飲料ディスペンサ2の制御装置42に各情報を送信して、上記と同様の制御を行うものとする。これにより、上記実施例に加えて、ICタグ4の情報管理を簡素化することが可能となる。
また、上記各実施例では、課金情報をICタグ4若しくは、当該ICタグ4の識別情報毎に対応させてセンターシステム48に保有し、飲料の購入を可能としているが、これ以外にも、例えば、課金端末としてのレジ8等において、ICタグ4に若しくは、当該ICタグ4の識別情報毎に対応させたセンターシステム48に、所定期間は飲料販売量に制限されることなく飲料の供給が可能となる購入可能期間に関する情報を保有させてもよい。
係る構成とすることで、一般的な定期券等と同様に、特定期間は当該ICタグ4が設けられた容器3を使用することで、係る期間、飲料ディスペンサにより選択された飲料を複数回注出することが可能となる。
従って、所定の購入可能期間であれば、当該容器3を持参するのみで、フリードリンクとしての販売形態を採ることが可能となり、販売形態の多様化を図ることができる。そのため、係る期間内であれば、飲料の購入に際し、現金等を持参する必要が無くなり、またレジカウンタにおける購入作業を簡素化することができる。
飲料販売システムの概略構成図である。 飲料ディスペンサの正面図である。 飲料ディスペンサの概略構成を示す側面図である。 飲料ディスペンサの設置状況を示す図である。 容器の正面図である。 容器の天面図である。 容器の断面図である。 液晶表示部の販売待機画面を示す図である。 液晶表示部のメニュー画面を示す図である。 液晶表示部の商品説明画面を示す図である。 液晶表示部の決済画面を示す図である。
符号の説明
1 飲料販売システム
2 飲料ディスペンサ
3 容器
4 ICタグ(記憶媒体)
5 本体
6 蓋部材
6A 開口
7 キャップ
8 レジ(課金端末)
11 本体
12 液晶表示部(出入力手段としての表示部材。飲料選択手段。タッチパネル)
13 表示部材
14 前面パネル
15 マルチノズル(飲料吐出部)
16 人感センサ
17 容器出入口
18 テーブル
21 飲料供給部
22 飲料貯留部
23 インターフェース(飲料ディスペンサ側)
42 制御装置
43 容器検出センサ(容器検出手段)
44 記憶部
48 センターシステム(ホストコンピュータ)

Claims (6)

  1. 少なくとも情報の読取が可能な記録媒体を備え、飲料を注入可能な容器と、飲料選択手段を有して前記容器に飲料を注入可能な飲料ディスペンサとから構築され、
    該飲料ディスペンサは、少なくとも前記容器の記録媒体に記録された情報の読取が可能なインターフェースを有し、
    該インターフェースにて読み取られた情報に基づき、前記飲料選択手段により選択された飲料が、前記記録媒体に記録された情報から特定される課金額によって購入可能な場合、当該飲料を前記容器に供給することを特徴とする飲料販売システム。
  2. 課金情報の読取と書込が可能な記録媒体を備え、飲料を注入可能な容器と、飲料選択手段を有して前記容器に飲料を注入可能な飲料ディスペンサとから構築され、
    該飲料ディスペンサは、前記容器の記録媒体に記録された前記課金情報の読取と書き換えが可能なインターフェースを有し、
    該インターフェースにて読み取られた前記課金情報に基づき、前記飲料選択手段により選択された飲料が、前記課金情報から特定される課金額によって購入可能な場合、当該飲料を前記容器に供給すると共に、販売に要した金額分を前記課金情報から減算することを特徴とする飲料販売システム。
  3. 少なくとも情報の読取が可能な記録媒体を備え、飲料を注入可能な容器と、飲料選択手段を有して前記容器に飲料を注入可能な飲料ディスペンサとから構築され、
    該飲料ディスペンサは、少なくとも前記容器の記録媒体に記録された情報の読取が可能なインターフェースを有し、
    該インターフェースにて読み取られた情報に基づき、前記記録媒体に記録された購入可能期間に関する情報から飲料を購入可能な場合、前記飲料選択手段により選択された飲料を前記容器に供給することを特徴とする飲料販売システム。
  4. 前記飲料ディスペンサは、飲料を前記容器に供給する飲料吐出部、前記飲料選択手段及び前記インターフェースが設けられた飲料供給部と、飲料を貯留して前記飲料供給部に当該飲料を送給する飲料貯留部とを備え、前記飲料供給部を店舗内に設置し、前記飲料貯留部を店舗のバックヤードに設置したことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の飲料販売システム。
  5. 前記飲料ディスペンサは、顧客に情報を出力可能な出力手段を備え、前記容器の記録媒体には、当該容器を識別するための識別情報が書き込まれており、前記飲料ディスペンサは、該識別情報に基づいて前記出力手段により飲料提供に関する情報を出力することを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載の飲料販売システム。
  6. 前記容器は、断熱構造を有することを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れかに記載の飲料販売システム。
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