JP2004164405A - 自動販売機システム及び自動販売機本体 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の自動販売機との差別化を図り集客と販売を向上させ、商品見本を実サンプルではなく、表示画面上の画像で表することが可能な自動販売機システム及び自動販売機本体を提供する。
【解決手段】数種の販売商品を個別に収納する複数のコラムを有する自動販売機本体100と、自動販売機本体100の表示データを格納するサーバシステム300とからなる自動販売機システムにおいて、自動販売機本体は、サーバシステムと双方向通信路200で結んで取得したデータを表示する液晶モニタ等からなる表示部を有する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動販売機システム及び自動販売機であり、特に従来の自動販売機との差別化を図り集客と販売を向上させることが可能な、表示機能を有した自動販売機の制御及び管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
自動販売機の普及によりどこでも簡単に缶飲料等を購入できるようになったが、一方では商品の入替・補充に伴う作業面やコスト面の負担の軽減、あるいは売上向上を図るための他の自動販売機との差別化が求められるようになってきた。例えば、従来は商品の入替・補充の際にコラムの投入口に誤って見本商品と異なる商品をミス投入することが多くて、その為に多大の作業ロスを生じてきた。また、このミスを見逃すと商品購入時に見本商品と異なる商品が取り出されることになり重大なクレーム発生の原因となる。
【0003】
従来方式1として、自動販売機の商品の入替(コラムチェンジ)や補充時に選択キーを押すことにより対応するコラムの投入口に設けられた案内表示ランプが点灯し、間違ったコラムに商品を投入するミスを防ごうとする工夫(自動販売機:特許文献1参照)が成されている。
【0004】
また、従来方式2として、間違ったコラムに商品を入れてもサンプル表示が正しく対応できるような装置(自動販売機の商品サンプル装置:特許文献2参照)も考えられている。
【0005】
【特許文献1】
特開平7−210738号公報
【特許文献2】
特開平5−54250号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の第1の課題は、従来の自動販売機との差別化を図り集客と販売を向上させることにある。即ち、(1)液晶表示装置のような大型表示画面と、そこに表示するデータを、通信回線を介してサーバから入手できるという特徴を活かして商品見本を実サンプルではなく、表示画面上の画像で表したい。(2)コラムと商品サンプル表示の位置関係を固定させる必要がないので品切れのコラムがあっても、そのコラム本来の表示位置に他のコラムにある販売可能な商品を見本表示することで品切れ状態表示を極力さけたい。即ち、実サンプルによる見本であればコラムが空の状態でも商品見本は依然存在したままであり、商品見本と販売可能商品に不一致が生じ、顧客は不便、不快な思いをするという課題がある。また売り切れ表示により該自動販売機の集客力が低下するという課題がある。これらの課題を解決したい。(3)人が離れているとき、近くに来たとき、商品を購入したときと場合を分けて表示を変えたい。状況に応じて商品見本表示以外に広告表示等を行い集客力を向上させたい。
という要求を満たし、販売増を図ることの出来る自動販売機システム及び自動販売機本体を提供しようとするものである。
【0007】
本発明の第2の課題は、自動販売機の商品入替・補充に伴う作業面・コスト面での負担を軽減することにある。即ち、(1)自動販売機の商品補充を行う時、そのコラムに今まで入っていたものと同じ商品を補充する必要があるが間違って異なる商品を入れてしまうことがある。また、商品入替の時には商品コラムの商品の入れ替えと商品サンプルの取り替えは平行して行われるが、その際、商品と商品サンプルの対応を間違ってしまうことがある。(2)商品サンプルは商品の種類ごとにあり、ルートマンは商品の入れ替えをする場合、入替商品の各サンプルを担当する自動販売機の数だけ持ち歩かなければならない。(3)商品サンプルは商品の種類ごとにあり同時に一種類の商品しか表示できないため、一つのコラムに異なる商品を混在させることは出来ない。即ち、強いて、販売途中で商品を変更する場合にはそのコラムにある商品をいったん全部取り出した後に新しい商品を充填し、同時に商品サンプルも取り替えなければならない。といった課題がある。表示画面上にサンプル表示を行い、販売可能商品と見本を常に一致させることで本課題の人為的なミスや手間を避け作業面・コスト面での負担を軽減でき、また見本と異なる商品を販売するといったトラブルを避ける自動販売機システム及び自動販売機本体を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、表示部と表示データを更新するためのサーバシステムと該サーバシステムと通信する双方向通信路と表示データを記憶する記憶手段とを備え、見本缶のような物理的に存在する見本商品に代わる見本表示を行うことで商品の入替・補充時のミスによるトラブルを回避し、また、見本缶のスペースが不要となることで、その分、商品格納スペースを増やすことの可能な自動販売機のシステムに関するものである。
【0009】
尚、説明を具体化するために缶飲料/見本缶という表現にしたが、特に断りのない限り壜やペットボトル、タバコのような箱、カップ麺等、バーコードの位置が標準化でき、自動販売機で扱える商品であれば適応できる。
【0010】
さらには、見本表示を行う為の表示装置やサーバシステム、双方向通信等を用いて見本表示以外の切り換え表示を行うことにより、利用者の利便性を上げ、集客力/販売機会の向上を図ることで従来の自動販売機と差別化し、売上増を図る自動販売機のシステムに関するものである。
【0011】
本発明の自動販売機システムは、缶飲料やタバコ等の自動販売機システムであって、液晶表示装置やPDP(フ゜ラス゛マテ゛ィスフ゜レイハ゜ネル)やLED表示装置等からなる表示画面を持ち、サーバシステムと該サーバシステムと双方向通信路で結ばれることによって表示画面に表示を行うためのデータを取得し、それによって購入者の利便性を高め、購入意欲を増す工夫をした自動販売機システムである。
【0012】
また、本発明の自動販売機システムは、前記表示画面に商品見本の表示を行うために、商品が格納される複数のコラム各々の商品取り出し口に一番近い位置の商品をバーコード入力等の手法を用いて認識する販売商品認識手段を有することを特徴とする自動販売機システムである。
【0013】
そして、本発明の自動販売機システムは、本体内に商品見本の画像記憶手段を備え、その商品画像データベースから販売商品の見本画像データを取り出して前記表示画面に表示することの出来る自動販売機システムである。
【0014】
更に、本発明の自動販売機システムは、前記商品見本の表示で、売り切れ等の原因で販売商品のないコラムがあっても、他のコラムにある販売可能商品の見本表示を行ない、販売時も見本と一致するコラムから商品取出しを行うことで、見かけ上、コラムの売り切れ状態をなくすことができ、商品見本と販売可能商品の不一致による、顧客の不便、不快な思いをなくし、また売り切れ表示による該自動販売機の集客力の低下を防ぐという特徴を持つ自動販売機システムである。
【0015】
また、本発明の自動販売機システムは、時計機能を持ち、アルコール飲料のような販売時間制限のある商品が混在しても、販売制限時間内は前記請求項4の売り切れコラムと同様に取り扱い、他のコラムにある販売可能商品の見本表示を行ない、販売時も見本と一致するコラムから商品取出しを行うことで、見かけ上、販売制限コラムをなくすことができ、集客力の低下を防ぐという特徴を持つ自動販売機システムである。
【0016】
そして、本発明の自動販売機システムは、商品見本の表示を行うための画像データを本体内部に記憶しているが、販売しようとする商品の画像データが自動販売機本体内の商品画像データベースに無い時、通信手段を介してサーバシステムから画像データを取り寄せ、自動販売機本体内部の記憶手段の中にある商品画像データベースに追加出来ることを特徴とする自動販売機システムである。
【0017】
更に、本発明の自動販売機システムは、前記の状況で通信エラー等の理由によりサーバシステムから所望する見本画像データを取り寄せることが出来なかった場合に、前記売り切れコラムの処理と同様に、他のコラムにある販売可能商品で、かつその画像データも自動販売機本体内部の記憶手段の中にある商品画像データベースにあるものの見本表示を行ない、販売時も表示見本と一致するコラムから商品取出しを行うことで、見かけ上、利用者にトラブルを感じさせることが無く、集客力の低下を防ぐという特徴を持つ自動販売機システムである。
【0018】
また、本発明の自動販売機システムは、上で述べたような商品見本の画像データベース以外に広告表示のデータベースを記憶する広告表示記憶手段を自動販売機本体内に備え、表示画面に商品見本の表示以外に利用者の要求に応じて広告表示行うことの出来ることを特徴とする自動販売機システムである。
【0019】
そして、本発明の自動販売機システムは、サーバシステムと該サーバシステムと自動販売機本体とを双方向通信路で結んだ自動販売機システムであり、広告表示内容が更新されたときにサーバシステムとの通信により最新の広告表示データを入手し自動販売機本体内の広告表示データベースを更新することを特徴とする自動販売機システムである。
【0020】
更に、本発明の自動販売機システムは、利用者の要求に応じて広告表示行うことで、利用者が見た広告に応じて販売商品の販売額を割り引き、広告効果の向上と販売増を図ることを特徴とする自動販売機システムである。
【0021】
また、本発明の自動販売機システムは、エリアセンサを持ち、人の接近を感知したり、また、商品が売れたりすることによって前記表示画面の表示の種類をコマーシャル、販促用ゲーム、商品見本、メンテナンス情報等を切り替えて表示できることを特徴とする自動販売機システムである。
【0022】
そして、本発明の自動販売機システムは、広告表示データに加え、サーバから例えばニュース速報、天気予報、プロ野球途中経過といった集客効果の期待できる情報を入手し前記表示画面上に表示出来ることを特徴とする自動販売機システムである。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の項目には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。
【0024】
実施形態1の自動販売機システム全体及び自動販売機本体の構成を説明する。図1は本実施形態を示す自動販売機システムを含む概念図である。図1において、この実施形態は、自動販売機本体100と双方向データ通信路200と集中制御センター(サーバーシステム)300とで構成されている。図に示すように自動販売機本体100と集中制御センター(サーバーシステム)300との間は双方向データ通信路200で結ばれている。双方向データ通信路200は、移動体通信の他、たとえば、インターネットや固定電話回線、電力線搬送等のデータ送受信を行える他の手段を用いても差し支えない。
【0025】
自動販売機本体100の構成を説明する。図2は、本実施形態に係る自動販売機本体100の主要部分の構成を示すブロック図である。ただし、販売のための通貨識別制御(コイン、紙幣の識別、釣り銭計算あるいは今後普及する携帯電話を端末とするキャッシュレス決済サービスなど)、商品管理制御(商品の温度管理、加熱や冷蔵の処理など)、販売制御(選択された商品の払い出しなど)のような本発明に関わらず従来から自動販売機に一般的に備わっている働きは当然存在するので本図面では省略している。
【0026】
自動販売機本体100は、通信手段110、販売商品を格納するコラム120、バーコード入力部等から構成される販売商品認識手段130、制御手段140、表示部150、タッチパネル操作部160、記憶手段170を備えている。
【0027】
通信手段110は、商品の見本画像が本体内部の記憶手段170に蓄えられてなかった時に双方向データ通信路200を介してサーバシステムから見本画像データを読み込むため、その他、広告データ等、本発明に関わるデータを読み込むために用い、また、本実施例では言及しないが、商品が品切れになった時や何らかの保守サービスを必要としたときに集中制御センターに連絡する働きをさせることも可能である。
【0028】
コラム120は、販売商品を格納する部分であり、通常複数のコラムが並立して存在する。販売商品認識手段130は、本実施例においてコラム120の最終段、即ちそのコラムから次に払い出しをされる商品を認識するためのものであり、バーコード読み取り機等の手段で構成される。タバコのような直方体のものはバーコードの位置を固定するのは容易であるが缶飲料のような筒型のものは位置合わせのための回転機構も含むものとする。
【0029】
制御手段140は、中央演算装置とメインプログラム他を備え、メインプログラムを利用して、通信手段110、コラム120、バーコード入力部130、表示部150、タッチパネル操作部160、記憶手段170それぞれを制御するものであり、その詳細は後述する(図3参照)。
【0030】
表示部150は、大画面の液晶モニタのような平面体の表示部であり、商品見本画像や価格の表示、缶飲料の自動販売機であれば冷温区別表示等を行う、また、大画面の液晶モニタの特徴を活かして通常は集客力を上げるためにコマーシャルを表示したり、通信手段110を利用して外部から受信したデータ、例えばニュース速報、天気予報、プロ野球途中経過といった情報を本表示画面上に表示し、本図には明記していないが接近検知センサを追加して、人が接近して商品選択を行う時に本発明に関する表示に切り替えることも容易に考えられる。
【0031】
タッチパネル操作部160は、表示部150をカバーする形で設けられた入力装置であり、商品見本に触れることで購入商品を選択できるものである。従来の自動販売機と同様に本体前面にコラムの数だけキースイッチを並べてタッチパネル操作部160の代用にしても、本実施形態の実施上は問題ない。
【0032】
記憶手段170は、表示部150に表示するための商品見本の画像データや広告データ等の販売商品に関するデータを記憶する領域である。缶飲料の自動販売機を例にすると商品見本の画像データには見本表示用の画像データに付加して商品を特定でき、バーコードに対応する商品コード、販売価格、冷蔵専用か冷熱切り換え可能か、アルコール飲料か否かといったデータが含まれる。コラムの商品を入れ換えても本記憶手段の中にデータが存在すれば見本表示を行うことが出来る、また、新たな商品であればルートマンがオフラインでデータを追加しても良く、また、通信手段110を用いて取得しても良い。ルートマンがデータを追加する場合でも、持ち歩くのはデータであり、従来の商品見本の物理的な交換に比べて省力化が図られる。その詳細は後述する(図4参照)。
【0033】
制御手段140の構成を説明する。図3は本体に含まれる制御手段140の主要部分の構成を示すブロック図である。一時的記憶領域141は本制御手段140が動作するための作業用の記憶領域である。例えば商品見本の表示位置と対応するコラムの関連を記憶するメモリ、サーバから新たな見本画像データを、通信手段110を介して読み込み、記憶手段170に格納するまでの待機領域、その他、演算用の作業領域等の働きをする。
【0034】
中央演算装置142はメインプログラム145で定められた処理手順に従って制御動作を実行する。
【0035】
タイマー部143は、中央演算装置142とは独立して働く時計機能である。アルコール飲料を深夜販売停止としたり、時間別の販売状況統計を取ったりする場合に中央演算装置142に対して時刻データを知らせる働きをする。
尚、一時的記憶領域141と中央演算装置142とを用いて同等の時計機能を実現する工夫をしても差し支えない。
【0036】
I/O、周辺I/F144は、通信手段110、コラム120、バーコード入力部130、表示部150、タッチパネル操作部160、記憶手段170と接続され、データのやりとりに用いられる。
【0037】
メインプログラム145は、一般には不揮発性の記憶媒体に格納されたプログラムであり、制御手段140の処理手順を決めるものである。
【0038】
記憶手段170の構成を説明する。図4は本体に含まれる記憶手段170のデータ格納の実施例示すブロック図である。記憶手段170にはサーバから読み込んだ表示データを主に記憶する。この例では商品見本画像データを記憶する第1の記憶手段171、広告データを記憶する第2の記憶手段172、ニュースデータを記憶する第3の記憶手段173に分割している。
【0039】
商品見本画像データを記憶する第1の記憶手段171には複数の商品見本画像データ、1711、1712、1713…が格納される。さらには見本表示用の画像データに付加してその商品を特定でき、バーコードに対応する商品コード、販売価格、冷蔵専用か冷熱切り換え可能か、アルコール飲料か否かといったデータを一部に含めても差し支えない。勿論、これらの付加データは図4には記されていないが、第4の記憶手段として別途領域を確保しても差し支えない。
【0040】
広告データを記憶する第2の記憶手段172には複数の広告データ、1721、1722、1723…が格納される。ここには広告の文言や画像のデータのほか、有効期限や表示回数のデータを合わせて記憶するようにすることも可能である。
【0041】
ニュースデータを記憶する第3の記憶手段173には、ニュースや天気予報、スポーツの結果や途中経過等、複数のニュースデータ、1731、1732、1733…が格納される。ここにはニュースの文言や画像のデータのほか、有効期限や表示回数のデータを合わせて記憶するようにすることも可能である。
【0042】
集中制御センター・サーバシステム300の構成と動作について、図1を用いて簡単に説明する。集中制御センター・サーバシステム300は制御手段と記憶手段からなり、双方向のデータ通信路を介して本発明の自動販売機やルートマンとのデータ交換を可能とする。これにより自動販売機の販売状況を知り、ルートマンに商品補充の指示を出すことが可能である。特に本発明に懸かる動作として記憶手段の中に販売商品の見本画像データや価格等のデータを蓄え、自動販売機からのデータ要求に応えて該当するデータを発信する働きをする。
【0043】
その内部構成について、図5を用いて詳述する。先に述べたようにサーバシステム300は記憶手段と制御手段とからなっている。この例では記憶手段を商品見本画像データを記憶する第1の記憶手段301、広告データを記憶する第2の記憶手段302、ニュースデータを記憶する第3の記憶手段303、その他の管理データを格納する第4の記憶手段304に分割している。
【0044】
商品見本画像データを記憶する第1の記憶手段301には、複数の商品見本画像データ、3011、3012、3013…が格納される。さらには見本表示用の画像データに付加してその商品を特定でき、バーコードに対応する商品コード、販売価格、冷蔵専用か冷熱切り換え可能か、アルコール飲料か否かといったデータを一部に含めても差し支えない。
【0045】
これらの商品見本画像データの中から必要なものが双方向データ通信路200を介して自動販売機本体100に送られ、記憶手段170の中の第1の記憶手段171に格納される。したがって、この例では記憶手段171の中の商品見本画像データ1711と記憶手段301の中の商品見本画像データ3011とは必ずしも一致する必要はない。
【0046】
広告データを記憶する第2の記憶手段302には、複数の広告データ、3021、3022、3023…が格納される。ここには広告の文言や画像のほか、有効期限等のデータを合わせて記憶するようにすることも可能である。商品見本画像データの場合と同様にこれらの広告データの中から必要なものが双方向データ通信路200を介して自動販売機本体100に送られ、記憶手段170の中の第2の記憶手段172に格納される。
【0047】
ニュースデータを記憶する第3の記憶手段303には、ニュースや天気予報、スポーツの結果や途中経過等、複数のニュースデータ、3031、3032、3033…が格納される。ここにはニュースの文言や画像のデータのほか、有効期限等のデータを合わせて記憶するようにすることも可能である。商品見本画像データの場合と同様にこれらのニュースデータの中から必要なものが双方向データ通信路200を介して自動販売機本体100に送られ、記憶手段170の中の第3の記憶手段173に格納される。
【0048】
第4の記憶手段304の中には、本システムの管理上のデータが保管される。管理データには自動販売機本体100から双方向データ通信路200を介して送られてくる商品の販売状況、広告データ毎の閲覧回数及びそれに基づいて広告主に広告料金を請求するための課金データ、ニュースデータの配信回数等が含まれる。
【0049】
通常、本サーバシステムは、複数の自動販売機とデータ交信する構成がとられており、このシステムに因れば自動販売機の設置場所毎、時間帯毎の売上統計を第4の記憶手段304の中に作ることが可能である。これによって売り切れの予測等を行い、ルートマンによる効率的な商品補充が出来、売上の向上が実現できる。
【0050】
次に制御手段310の主要部分の構成を示す。一時的記憶領域3101は本制御手段310が動作するための作業用の記憶領域である。第1〜第3の記憶領域の中から自動販売機に送るデータの検索や一時的な退避、また、自動販売機から受信した販売状況データを用いて第4の記憶手段の中の管理データを更新するための演算用の作業領域等の働きをする。
【0051】
中央演算装置3102は、メインプログラム3104で定められた処理手順に従って制御動作を実行する。
【0052】
通信路接続装置3103は双方向通信路200につながり、本実施形態に関わる自動販売機とのデータのやりとりに用いられる。
【0053】
メインプログラム3104は、一般には不揮発性の記憶媒体に格納されたプログラムであり、制御手段310の処理手順を決めるものである。
【0054】
コラムと表示部との関連を説明する。次に図6を用いて本実施形態を実施したときのコラムと表示部との関連を説明する。図6では説明を簡明にするためにコラムを4つにして例示したが、同じ制御を増やすことでコラムの数を増やすことは容易に考えられる。
【0055】
図6の左端の状態では、コラム▲1▼に商品Aが、コラム▲2▼に商品Bが、コラム▲3▼に商品Cと商品Eが、コラム▲4▼に商品Dが格納されている。その時、表示部にはコラム▲1▼の表示領域、コラム▲2▼の表示領域、コラム▲3▼の表示領域、コラム▲4▼の表示領域が各々定められており、それぞれのコラムから次に販売される商品、即ち商品A、商品B、商品C、商品Dの見本画像が表示される。通常は価格や冷温区別の表示等も成されるが煩雑を避けるために省略している。
【0056】
次に時間が経過して図6の中央の状態になったとする。ここではコラム▲1▼に商品Aが売り切れている。従来の自動販売機ではコラム▲1▼の表示領域に売り切れという表示が出るわけであるが本発明の自動販売機では他のコラムで販売可能な商品の表示を行うことによって、少なくとも1つのコラムに販売可能な商品が残っていれば売り切れの状態を無くすことが出来る。図6の例ではコラム▲1▼の表示領域にコラム▲2▼にある商品Bの見本表示を行っており、タッチパネルでこの位置が押されたらコラム▲2▼から商品Bが取り出される。当然、本来のコラム▲2▼の表示領域が押されてもコラム▲2▼から商品Bが取り出される。
【0057】
尚、以上は品切れの場合を説明したが商品が詰まったり、バーコードが読めずに認識できなかった場合、あるいは、時間帯によって販売できない商品であったりした場合も同様である。
【0058】
さらに時間が経過して図6の右端の状態になったとする。ここではコラム▲3▼の商品Cが売り切れ、商品Eに置き換わっている。従来の自動販売機では見本缶を自動で変更できないのでこのような状態では見本と商品が異なりクレームとなったが本発明では各コラムの取出し口に一番近い商品を認識して表示部を変更するので常に商品と見本を一致させることが可能である。仮にこの時に商品Eの見本表示画像データが見つからなければ、コラム▲3▼のみ本表示領域には商品Eに代わって既に見つかっている商品Bを見本表示する。即ち、コラム▲3▼は売り切れではないものの見本表示を出来ないので商品を販売せず、代わりにコラム▲2▼の商品を販売する。
【0059】
商品見本表示の処理手順を説明する。上述のシステムを用いた本発明を具体的にどのように実施しているかを図面を参照して詳細に説明する。図7は一時的記憶領域の使用例、図8〜図10は商品見本表示の処理手順をフローで説明したものである。本実施形態の自動販売機は先に述べたように液晶モニタ等からなる表示画面を持ち、コマーシャル、販促用ゲーム、メンテナンス情報等を切り替えて表示できることを特徴とする自動販売機システムであり、図7〜図10はその中でも特徴となる商品見本表示の処理部分を抜き出したものである。
【0060】
図7(a)のメモリマップは、図6の例に準じてコラムが4本の場合を示している。表示画面上の4つのコラム表示領域に対応して1411,1412,1413,1414の領域を確保している。それぞれの領域は同じ構成で表示すべき商品見本の画像データが本体内部の記憶手段170の中のどこにあるかを示すアドレスデータ、該当商品の販売価格、冷温区別等のその他の属性データ、商品の存在するコラム番号から成っている。この商品見本画像データ取り出しアドレスの代わりにデータが大きくなるが記憶手段170の中から取り出した画像データそのものを格納するようにしても良い。他にも売上計算や通信処理等に用いられる作業領域1415が存在する。このメモリマップの使用例が図7(b)であり、図6の右端の表示状態に対応させている。
【0061】
図8〜図10において、S1−1はこの商品見本表示ルーチンの入り口である。S1−2はコラムのカウンタNを初期設定する。例えば図6、図7の例ではコラムは4本であるのでNは1から5まで変化し、5となった時にコラム1からコラム4の処理が終わったと判断することになる。S1−3はN番目のコラムにある取出し口に1番近い商品をバーコードによって認識する処理である。
【0062】
S1−4はS1−3の結果、販売できる商品があるか否かを判断する分岐である。売り切れでそのコラムに商品が無かった場合、商品があっても何らか原因でバーコードが読めなかった場合、あるいはアルコール飲料等で販売できない状態にある場合はYesに分岐しS1−5へ移る。
【0063】
S1−5はカウンタNをカウントアップし、S1−6で全てのコラムの処理を終えたかチェックする。未処理のコラムが残っている場合はNoの判断でS1−3に戻り、全てのコラムの処理を終えた場合はYesの判断でS1−7に移る。この場合は全てのコラムが売り切れまたは販売できない状態にあるのでS1−7で全商品売り切れ表示を行い、S1−8でこの処理を終了する。
【0064】
一方、S1−4でN番目のコラムにある商品のバーコードが読めた場合はNoの判断でS1−9に移る。S1−9では認識したバーコードの商品の見本表示画像データが本体内部の記憶手段(図2の170)の中にあるかどうかを調べる。本体内部の記憶手段の中に見つからない場合はNoの判断でS1−10に移る。
【0065】
S1−10では通信手段を用いてサーバシステムから該当する商品の見本表示画像データを取り込む。また、取り込んだデータは本体内部の記憶手段(図2の170)の中に追加する。
【0066】
S1−11はS1−10の取り込みが成功したか否かを判断し、失敗した場合は表示できる見本表示画像が無いので売り切れと同等の扱いになりS1−5へ移る。また、S1−10、S1−11は必ずしも必須の処理ではなく通信手段を持たない自動販売機ではS1−9でNoの判断であればS1−5に移っても良い。
【0067】
一方、S1−9でYesの判断の場合、あるいはS1−11でYesの判断の場合はこれまでの処理によって初めて有効な見本表示画像データを見つけることが出来、次の処理としてS1−12(=S2−1)に移りS2−2に移る。
【0068】
S2−2では、S1−12時点で見つけた有効な見本表示画像データを全てのコラムの表示データとして設定する。図7(b)の例であればこの時点で4箇所の領域全てに商品Bのデータが設定される。これによって仮に売り切れ等で表示できないコラムがあればここで設定した見本画像が表示されることになる。
【0069】
次にS2−3では、カウンタNをカウントアップし、S2−4で全てのコラムの処理を終えたかチェックする。全てのコラムの処理を終えた場合はYesの判断でS2−7に移る。
【0070】
S2−7では、全てのコラムの表示位置に表示すべき見本表示画像データが設定されているので見本表示を行い、S2−8でこの処理を終了する。
【0071】
一方、S2−4で未処理のコラムが残っている場合は、Noの判断でS2−5に進む。S2−5では、S1−3と同様にN番目のコラムにある取出し口に1番近い商品をバーコードによって認識する処理である。その後、S2−6(=S3−1)に移り、S3−2に移る。
【0072】
S3−2は、S2−5の結果、販売できる商品があるか否かを判断する分岐である。S1−4と同様に売り切れでそのコラムに商品が無かった場合、商品があっても何らか原因でバーコードが読めなかった場合、あるいはアルコール飲料等で販売できない状態にある場合はYesに分岐しS3−7へ移る。即ちN番目のコラムの表示領域に新たに書き込むデータが無いのでS2−2で入れられた表示データが保持される。
【0073】
一方、S3−2でN番目のコラムにある商品のバーコードが読めた場合は、Noの判断でS3−3に移る。S3−3では認識したバーコードの商品の見本表示画像データが本体内部の記憶手段(図2の170)の中にあるかどうかを調べる。本体内部の記憶手段の中に見つからない場合はNoの判断でS3−4に移る。
【0074】
S3−4では、通信手段を用いてサーバシステムから該当する商品の見本表示画像データを取り込む。また、取り込んだデータは、本体内部の記憶手段(図2の170)の中に追加する。
【0075】
S3−5は、S3−4の取り込みが成功したか否かを判断し、失敗した場合は表示できる見本表示画像が無いので売り切れと同等の扱いになり、S3−7へ移る。また、S3−4、S3−5は必ずしも必須の処理ではなく通信手段を持たない自動販売機ではS3−3でNoの判断であればS3−7に移っても良い。
【0076】
一方、S3−3でYesの判断の場合、あるいはS3−5でYesの判断の場合は、これまでの処理によってN番目のコラムに対して有効な見本表示画像データを見つけることが出来たことになり、S3−6でその見本表示画像データを表示データとして設定する。図7(b)の例で説明すると、N=3の時に商品Eが見つかるので、コラム3の表示領域に既に入れられていた商品Bのデータに商品Eのデータが上書きされる。同様にN=4の時にはコラム4の表示領域に商品Dのデータが上書きされる。
【0077】
その後、次の処理としてS3−7(=S2−9)に移り次のコラムの処理を行うためにS2−3に移る。
【0078】
以上の手順によって、図6に例示したような表示が実現できる。即ち、図6の中央の例に示すように売り切れのコラム(コラム▲1▼)があれば、販売可能な商品のあるコラムのうち最も番号の若いコラム(コラム▲2▼)の商品(B)が売り切れコラムの表示位置に表示できる。勿論、このように売り切れコラムの代わりに最も番号の若いコラムの商品が表示されるということに必然性は無く、販売商品の残っている他のコラムの商品見本を表示するように図8〜図10のアルゴリズムを変更することも可能であり、本実施形態の効果には変りは無い。
【0079】
さらには、本実施形態に因れば、コラムの番号と見本商品の表示位置の関係を固定する必要も無いので、例えば最も販売したい商品を格納したコラムの位置に関わらず、表示装置の中の最も目立つ位置に見本表示できるように図8〜図10のアルゴリズムを変更することも可能であり、本実施形態の効果をより高めることが可能となる。
【0080】
広告表示の動作例を説明する。次に本実施形態の広告表示を具体的にどのように実施しているかを、図11を参照して時間の経過に添って詳細に説明する。Step1は、初期画面であり、表示装置には図6の左端の状態と同じく商品見本と単価が表示されている。
【0081】
Step2は、利用者が商品を購入しようとして代金を投入した状態である。投入金額をカウントし、表示する動作は従来の自動販売機で行われている動作と同様である。
【0082】
Step3は、利用者が商品Bを選択した状態であり、代金とお釣が算出される。ここで広告があれば選択できるようにメニューが表示される。即ち記憶手段170の中の第2の記憶手段の中に格納されている広告データの中から適切なものを選んでメニュー表示を行う。
【0083】
Step4は、利用者が広告3を選択し、該当するデータを記憶手段170の中の第2の記憶手段の中に格納されている広告データの中から取り出して広告表示が行われている状態である。
【0084】
Step5は、広告3の広告表示が終わり、利用者への還元として代金が10円値引きされた状態を示す。また、この時点で記憶手段170の中の広告3に該当する広告データの配信記録がカウントアップされ、別途サーバの第4の記憶手段に送ることで広告主に対する課金請求に用いられる。また、Step5ではStep3と同様に広告があれば選択できるようにメニューが表示される。また、この例では既に見られた広告3に代わって広告4がメニューに加えられている。
【0085】
Step6は、利用者が広告1を選択し、Step4の時と同様に広告表示が行われている状態である。Step7は広告1の広告表示が終わり、利用者への還元として代金が10円値引きされた状態を示す。また、この時点で記憶手段170の中の広告1に該当する広告データの配信記録がカウントアップされ、別途サーバの第4の記憶手段に送ることで広告主に対する課金請求に用いられる。また、Step7ではStep3、Step5と同様に広告があれば選択できるようにメニューが表示される。また、既に見られた広告1に代わって新たに加える広告が無い場合を例示している。ここで繰り返し広告を見ることも可能であるが、購入者が商品Bの見本表示にタッチすることによって、Step8で商品購入を完了させることが出来る。即ち、従来の自動販売機で行われている動作と同様にコラムから商品Bを取出し、お釣りを返却する。以上の動作は制御手段140の働きにより実現できる。
【0086】
ニュース表示の動作例を説明する。次に本実施形態のニュース表示を具体的にどのように実施しているかを、図12を参照して時間の経過に添って詳細に説明する。この例では付近に人がいない時、エリアセンサによって人が近づいてきたことを検知したとき、商品が購入されたときに応じてニュース表示の状態を切り換え、商品の購入を促す工夫を示している。
【0087】
Step1は、付近に人がいない時の画面であり、表示装置には遠くの人の関心を引き付けられるように大きな文字でニュースをスクロールさせている。このニュース原稿は、記憶手段170の中の第3の記憶手段の中に格納されているニュースデータの中から取り出した物である。
【0088】
Step2は、利用者が近づいてきたことを検知して表示装置には図6の左端の状態と同じく商品見本と単価が表示している。また、商品見本と同時に利用者の関心を引くようにニュースをスクロールさせている。また、ここでは商品を購入すればより詳しいニュースが表示されることをアピールしても良い。
【0089】
Step3は、利用者が商品を購入しようとして代金を投入した状態である。投入金額をカウントし、表示する動作は従来の自動販売機で行われている動作と同様である。また、引き続き利用者の関心を引くようにニュースをスクロールさせている。
【0090】
Step4は、利用者が商品Bを選択した状態であり、代金とお釣が算出される。ここでニュースが選択できるようにメニューが表示される。即ち記憶手段170の中の第3の記憶手段の中に格納されているニュースデータの中から適切なものを選んでメニュー表示を行う。
【0091】
尚、これまでの説明では煩雑さを避けるために図11の広告と図12のニュースを分けているが、このStep4のメニューの中に広告の選択も含めることによって広告とニュースを共存させることも容易に工夫できる。
【0092】
Step5は、利用者がスポーツニュースを選択し、該当するデータを記憶手段170の中の第3の記憶手段の中に格納されているニュースデータの中から取り出してニュース表示が行われている状態である。
【0093】
Step6は、Step5のニュース表示が終わり、商品購入を完了させた場面である。即ち、従来の自動販売機で行われている動作と同様にコラムから商品Bを取出し、お釣りを返却する。Step6が終わっても利用者はまだ付近にいれば次の購入を促すためにStep2同様に商品選択表示Step7を行う。
【0094】
次にStep8は、利用者が去って付近に人がいなくなった場面の表示であり、Step1同様の状態に戻ったことを示す。
【0095】
以上の動作は、制御手段140の働きにより実現できる。また、従来の自動販売機の中にはランプ表示でルーレットのようなゲームが出来るものもあったが、本実施形態の大画面表示を持つ自動販売機では、図12に例示したニュースの提供に代わって購入者への特典として販促用のゲームを提供することも制御手段140の働きにより考えられる。
【0096】
尚、今回開示された各実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0097】
【発明の効果】
本発明は缶飲料やタバコ等の自動販売機において、液晶モニタ等からなる表示画面を持ち、コマーシャル、販促用ゲーム、商品見本、メンテナンス情報等を切り替えて表示できることを特徴とする自動販売機システムで、商品見本の表示を行うために、各コラムの商品取り出し口に一番近い位置の商品を認識し、別途備えられた商品画像データベースから対応する画像データを取り出して表示することの出来、その商品見本の表示位置を固定する必要の無い自動販売機システムである。
【0098】
それによって、(1)見本商品の代わりに薄型の表示装置を用いるので自動販売機内部のスペースの節約ができる。(2)売り切れのコラムがあっても他のコラムの商品を表示することで、見掛け上、売り切れ状態が無く、選択肢が増え、利用者の購買意欲が高まることが期待できる。(3)商品の入替や追加時にミスにより異なる商品を入れたり、意図的にコラム内に商品を混在させても、常に販売可能商品と見本が一致するのでトラブルを起こさない。さらに商品入替のときにルートマンが見本商品を持ち歩き、交換する必要も無く、省力化が実現できる。(4)商品見本表示以外に広告、ニュース等の表示を行うことによって利用者への利便性・購買意欲を高め、売上向上を図ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態を示すシステムの概念図。
【図2】実施形態1の自動販売機のシステムの自動販売機本体を示す構成図。
【図3】実施形態1の自動販売機のシステムの制御手段を示す構成図。
【図4】実施形態1の自動販売機のシステムの記憶手段を示す構成図。
【図5】本発明のサーバシステム示す構成図。
【図6】コラムと表示部の関連を説明する例の説明図。
【図7】一時的記憶領域の使用例の説明図。
【図8】商品見本表示を行う処理手順1を示すフローの説明図。
【図9】商品見本表示を行う処理手順2を示すフローの説明図。
【図10】商品見本表示を行う処理手順3を示すフローの説明図。
【図11】広告動作手順の一例の説明図。
【図12】ニュース表示動作手順の一例の説明図。
【符号の説明】
100 自動販売機本体
110 通信手段
120 コラム
130 販売商品認識手段
140 制御手段
141 一時的記録手段
142 中央演算装置
143 タイマー部
144 I/F、周辺I/F
145 メインプログラム
150 表示部
160 タッチパネル操作部
170 記憶手段
171 第1の記憶手段
172 第2の記憶手段
173 第3の記憶手段
200 双方向データ通信路
300 サーバーシステム
301 第1の記憶手段
302 第2の記憶手段
303 第3の記憶手段
304 第4の記憶手段

Claims (14)

  1. 数種の販売商品を個別に収納する複数のコラムを有する自動販売機本体と、該自動販売機本体の表示データを格納するサーバシステムとからなる自動販売機システムにおいて、
    前記自動販売機本体は、前記サーバシステムと双方向通信路で結んで取得したデータを表示する液晶モニタ等からなる表示部を有することを特徴とする自動販売機システム。
  2. 請求項1記載の自動販売機システムを、自動販売機本体の表示データを格納するサーバシステムとで構成する自動販売機本体であって、
    数種の販売商品を個別に収納する複数のコラムを有し、前記サーバシステムと双方向通信路で結んで取得したデータを表示する液晶モニタ等からなる表示部を有することを特徴とする自動販売機本体。
  3. コラムの商品取り出し口に一番近い位置の商品を認識する販売商品認識手段を有する請求項2記載の自動販売機本体。
  4. 本体内に商品画像データベースを記憶する商品画像記憶手段を備え、上記販売商品認識手段で認識した商品の画像データを該商品画像データベースから取り出して表示する請求項3記載の自動販売機本体。
  5. 売り切れ等の原因で空の状態のコラムの見本表示として、他のコラムにある販売可能商品の見本表示を行うとともに、該当する商品取出しを行う請求項2〜4のいずれか1項に記載の自動販売機本体。
  6. 時計機能を持ち、販売時間制限のある商品のコラムの見本表示として販売時間制限外に他のコラムにある販売可能商品の見本表示を行うとともに、他のコラムから商品取出しを行う請求項2〜5のいずれか1項に記載の自動販売機本体。
  7. 自動販売機本体内の商品画像データベースに無い商品見本の画像データを、通信手段を介して上記サーバシステムから取り寄せ、自動販売機本体内部の記憶手段の中にある商品画像データベースに追加する請求項2〜6のいずれか1項に記載の自動販売機本体。
  8. 上記サーバシステムから取り寄せることが出来なかった画像データを表示する代りに、他のコラムにある販売可能商品の見本表示を行うとともに、該当する商品取出しを行う請求項7記載の自動販売機本体。
  9. 自動販売機本体内に広告表示データベースを記憶する広告表示記憶手段を備え、そして、表示部は利用者の要求に応じて広告表示を行う請求項2〜8のいずれか1項に自動販売機本体。
  10. 広告表示内容が更新されたときにサーバシステムとの通信により最新の広告表示データを入手し自動販売機本体内の広告表示データベースを更新する請求項9記載の自動販売機本体。
  11. 利用者の要求に応じて広告表示行うことで販売商品の販売額を割り引く請求項9又は10に記載の自動販売機本体。
  12. 利用者の要求に応じて広告表示を行ったことを記憶する記憶手段を有し、この記憶手段に基づき広告主に課金請求を行う機能を有する請求項9〜11のいずれか1項に記載の自動販売機本体。
  13. 前記広告表示データに加え、前記サーバシステムから情報を入手し前記表示画面上に表示する請求項9〜12のいずれか1項に記載の自動販売機本体。
  14. 前記自動販売機はエリアセンサを持ち、人の接近を感知したり、また、商品が売れたりすることによって前記表示画面の表示の種類をコマーシャル、販促用ゲーム、商品見本、メンテナンス情報等を切り替えて表示できる請求項2〜13のいずれか1項に記載の自動販売機本体。
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