JP2010067041A - プログラマブルコントローラ - Google Patents

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Abstract

【課題】比較的簡単な構成で安価に済ませながら、本体ケース側を破損することなく嵌め殺し状態とされたカバーケースを容易に取外すことを可能とする。
【解決手段】本体ケースの突出部内にLED基板を組付け、その上面にラベルを配置し、更に突出部の外面にカバーケース17を被せるように設けて、外部機器の動作情況を表示するための表示部を構成する。カバーケース17の側壁部の係合穴19が、突出部の外壁部の係合爪に係合されることにより、カバーケース17を嵌め殺し状態に取付ける。カバーケース17の側壁部のうち、係合穴19の下縁部からカバーケース17の下端部まで連続する部分が破損部17aとされ、破損部17aを割りやすくするために、断面V字状をなす2本の有底溝17bを形成する。更に、取外し用の工具を差込むための切欠部22を形成すると共に、破損部17a部分に斜めカット部17cを形成する。
【選択図】図2

Description

本発明は、本体ケースの外面に被せられる合成樹脂製のカバーケースを、嵌め殺し状態に取付けるようにしたプログラマブルコントローラに関する。
例えば工場設備等において使用され、外部機器に対する入出力制御を行うプログラマブルコントローラの一部であるI/Oモジュールは、一般に、合成樹脂製の本体ケース内に、制御回路や入出力回路部等が実装された回路基板を備え、前記本体ケースの外面部に、外部機器(例えば、モータ、ベルトコンベア、電磁弁、表示装置、ランプ等の負荷、スイッチやセンサ等の入力機器)との電気的接続を行うためのコネクタや端子台を備えて構成されている。また、図5及び図6に示すように、前記本体ケース1の上面部には、接続された外部機器の動作状況をLEDの点灯により表示するための表示部2が、例えば次のようにして設けられる。
即ち、本体ケース1の上面部には、上面が開口した角筒状の突出部3が一体に設けられており、詳しく図示はしないが、その突出部3内には、上面に複数個のLEDを整列状態に組付けたLED基板が配設され、これと共に、突出部3の上面開口部を塞ぐように表示用のラベル4が配置(貼付け)される。そして、突出部3の外面部には、下面が開放した透明プラスチック製のカバーケース5が、図で上方から被せられるようにして取付けられるようになっている。
このとき、突出部3に対するカバーケース5の取付構造としては、突出部3の左右の側壁の外壁部に夫々一体に設けられた係合爪3a,3aに、カバーケース5の左右の側壁部に形成された係合穴5a,5aが係合される構成が採用されている。この場合、カバーケース5が一旦取付けられた状態では、突出部3(本体ケース1)からの取外し(着脱)が不可能となるいわゆる嵌め殺し状態とされるようになっている。これは、カバーケース5がユーザによって簡単に取外されてしまうと、例えば、ユーザの手が突出部3に触れた際に人体に溜まっていた静電気が放電し、内部のLED基板の回路等に悪影響を与えるといったことが起こりやすくなり、それを防止するという理由によるものであった。
ところで、上記のようなプログラマブルコントローラにあっては、工場組立時において、ごく稀ではあるものの、例えばラベル4の取付け間違いや位置ずれ、LED基板における実装部品の取付け間違いといった組付けミスが発生する虞がある。このような組付けミスがあると、カバーケース5を取外して部品を交換する等の処理を行う必要があるが、カバーケース5は嵌め殺し状態とされているため、例えばカバーケース5の側壁部の下端部と突出部3の外壁面との間の隙間部分に工具をこじ入れ、てこのようにしてカバーケース5の係合穴5aの下部部分を破壊し、取外すことが行われる。
ところが、上記従来のカバーケース5の取付構造では、カバーケース5を取外す必要が生じた際に、カバーケース5が破壊されて使用不可となるのはやむを得ないが、その破壊のために工具にかなり大きな力を加えながら作業を行うため、突出部3の外壁面が破損して本体ケース1までもが再使用できなくなってしまうことが多く、部品の損失が大きくなる問題点があった。また、カバーケース5が容易に破壊できず、取外しに手間がかかるため、時間的な損失も比較的大きくなる問題があった。
そのような不都合を防止するためには、例えば特許文献1に示されるような着脱構造を、上記プログラマブルコントローラのカバーケース5の取付構造にも採用することも考えられる。即ち、この構造では、係合穴が係合爪に係合されるのであるが、係合爪を係合状態と係合解除状態との間で弾性変形可能とすると共に、形状記憶合金ばねが設けられ、その形状記憶合金ばねを加熱することによって、係合爪を係合解除の方向に変位させることができ、これにより、着脱を容易にしている。
特開2001−15956号公報
しかしながら、上記特許文献1の構成を採用した場合には、本体ケースからカバーケースを着脱することが可能となって部品を破壊することがなくなるものの、係合爪を弾性変形可能な2つの部分から構成すると共に、形状記憶合金ばねが必要となる等、本体ケースに対するカバーケースの取付構造が複雑となってかなりのコスト高となる。この場合、本来の、ユーザによりカバーケースが取外されることのないようにするといった観点からは、過剰な品質となってしまう。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、本体ケースに対してカバーケースを嵌め殺し状態とする取付構造を備えたものにあって、本体ケース側を破損することなくカバーケースを容易に取外すことが可能であって、比較的簡単な構成で安価に済ませることができるプログラマブルコントローラを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明のプログラマブルコントローラは、本体ケースの外壁部に設けられた係合爪に、カバーケースの側壁部に形成された係合穴が係合されることにより、本体ケースに対してカバーケースを嵌め殺し状態とする取付構造を備えたものにあって、前記カバーケースの係合穴が形成された側壁部の内面に、前記係合穴の縁部から該カバーケースの開放側端部に向けて延びて形成された有底溝によって、前記係合爪と係合穴との係合を解除させるべく、前記側壁部のうち前記係合穴から前記開放側端部に連続する部分を破壊する際の筋目となる脆弱部が設けられている構成に特徴を有する(請求項1の発明)。
上記構成によれば、本体ケースに対してカバーケースを嵌め殺し状態に取付けた後に、もし、カバーケースを取外す必要が生じた場合には、作業者は、カバーケースの係合穴が形成された側壁部のうち、前記係合穴から開放側端部に連続する部分を破壊することにより、係合爪と係合穴との係合が解除され、カバーケースを本体ケースから取外すことができる。このとき、カバーケースの側壁部の破壊される部分については、係合穴の縁部からカバーケースの開放側端部に向けて延びて形成された有底溝によって脆弱部が設けられているので、その脆弱部を小さい力で容易に割ることができる。
従って、本体ケース側を破損することなくカバーケースを容易に取外すことが可能となり、しかも、有底溝を形成することによって脆弱部を設けるだけの、比較的簡単な構成で安価に済ませることができる。尚、有底溝が形成されるのは側壁部の裏面であって、カバーケースの取付構造としては、外見は脆弱部が存在しない場合と変りがなくユーザにとっては区別がつかないので、ユーザが、勝手にカバーケースを取外そうとすることを抑制する効果も得られる。
ここで、上記請求項1の発明においては、カバーケースの側壁部に係合穴を設けると共に、それに対応した本体ケースの外壁部に係合爪を設けるものとしているが、本発明はこれに限らず、本体ケースの外壁部の頂点に設けられた係合爪に、カバーケースの上面の外縁部周辺に形成された係合穴が係合されることにより、本体ケースに対してカバーケースを嵌め殺し状態とする取付構造を備えたものにも適用することができる。
この場合も、カバーケースの係合穴形成部分からつながる側壁部の内面に、係合穴の縁部から該カバーケースの開放側端部に向けて延びて形成された有底溝によって、係合爪と係合穴との係合を解除させるべく、側壁部のうち係合穴から前記開放側端部に連続する部分を破壊する際の筋目となる脆弱部を設けるように構成することができる(請求項2の発明)。これにより、本体ケース側を破損することなくカバーケースを容易に取外すことが可能であって、比較的簡単な構成で安価に済ませることができるという、請求項1と同様の作用・効果を得ることができる。
また、本発明においては、前記カバーケースの側壁部の開放側端部に、前記係合穴から連続する部分を破壊する際に取外し用の工具を差込むための切欠部を形成する構成とすることができる(請求項3の発明)。これによれば、作業者による取外し用の工具の差込みの作業がしやすくなり、工具によって本体ケース側を傷付けてしまうとことを効果的に防止することができる。
さらにこのとき、前記カバーケースの側壁部の前記係合穴から連続する部分を、前記切欠部側において厚みが薄くなるように、厚み方向に関して直角でなく斜めにカットした形態とすることもできる(請求項4の発明)。これによれば、切欠部から工具を差込んだ際に、カバーケースの側壁部の内面と本体ケースの外壁面との間に隙間が形成されているので、工具の差込み更には破壊の作業がしやすくなり、より一層効果的となる。
以下、本発明を具体化した一実施例について、図1ないし図4を参照しながら説明する。まず、図1は、本実施例に係るプログラマブルコントローラ11(I/Oモジュール)の外観を示す分解斜視図である。このプログラマブルコントローラ11は、例えば工場設備等において使用され、外部機器(例えば、モータ、ベルトコンベア、電磁弁、表示装置、ランプ等の負荷、スイッチやセンサ等の入力機器)に対する入出力制御を行うものである。尚、ここでは、便宜上、図1に矢印Fで示す方向を前方として説明することとする。従って、この図1は、プログラマブルコントローラ11を前方斜め左寄りの上部から見た斜視図となっている。
このプログラマブルコントローラ11は、合成樹脂製の本体ケース12内に、図示はしないが、制御回路や入出力回路部等が実装されたメインの回路基板を備えると共に、前記本体ケース12の外壁面部に、外部機器のケーブル(配線)が接続される端子台(あるいはコネクタ)を備えて構成されている。前記本体ケース12は、全体として前後にやや長い矩形箱状をなすと共に、その後端部上面から上方に凸となるように、やや横長の角筒状をなし上面が開口した突出部13を一体に有して構成されている。
前記本体ケース12の突出部13の上面部分に、前記外部機器の動作情況を表示するための表示部14が設けられる。この表示部14は、前記突出部13内(突出部13の上面開口部のすぐ下側)にLED基板15を組付けると共に、図3、図4にも一部示すように、突出部13の上面開口部を塞ぐようにラベル16を配置(貼付け)し、更に、突出部13の外面にカバーケース17を上方からすっぽり被せるように設けて構成される。
前記LED基板15は、図1に示すように、小形の配線基板の上面に、例えば10個のLED18を配列状に有しており、それら各LED18を点灯、消灯することにより、各負荷のオン・オフ状態などの状況を表示するように構成されている。前記ラベル16は、そのLED基板15の各LED18に対応した10個の光透過部を有して構成されている。前記カバーケース17は、プラスチックから下面が開口した矩形箱状(蓋状)に構成され、例えば、その上面が透明(前記LED18の点灯、消灯を外部から視認可能)とされ、側面は、しぼ模様が入った状態(不透明)に構成されている。このカバーケース17は、次に述べるように、本体ケース11(突出部13)に対して嵌め殺し状態に取付けられるようになっている。
さて、前記本体ケース12(突出部13)に対するカバーケース17の取付構造について、図2ないし図4も参照して詳述する。前記カバーケース17の向い合う一組の側壁部、この場合図で左右の両側壁部には、その中央やや下寄りに位置して、四角形に開口する係合穴19,19が夫々形成されている。これに対し、前記本体ケース12の突出部13の外壁部(左右の外壁面部)には、それら係合穴19,19に対応して、各係合穴19,19が係合する係合爪20,20が夫々一体に設けられている。
この係合爪20は、側面から見て係合穴19に嵌合する四角形状をなすと共に、下方に行くほど側方に突出する緩やかな傾斜面を有した断面三角形状に構成されている。これにより、カバーケース17を突出部13に対し上方から被せるように嵌め込んでいくと、係合爪20,20が、カバーケース17の側壁部(係合穴19,19よりも下側の部分)の内面に相対的に摺接して外側に拡げるように弾性変形させながら、その部分を相対的に乗り越え、各係合穴19,19に係合するようになっている。
これにて、カバーケース17を一旦突出部13に取付けた状態では、係合爪20,20に対する係合穴19,19の係合によって、カバーケース17は、破壊しない限り取外しができない嵌め殺し状態とされる。このとき、カバーケース17を突出部13から取外す必要が生じた場合には、カバーケース17の係合穴19部分を破壊することによって係合を解除することができる。本実施例では、図4に示すように、カバーケース17の左右の側壁部のうち、前記係合穴19,19の下縁部から、カバーケース17の開放側端部である下端部まで連続する部分が破損部17a、17aとされ、この破損部17a、17aが破壊、除去されることによって、カバーケース17が取外される。
そして、本実施例では、図2に示すように、カバーケース17の左右の各側壁部の内面には、破損部17a部分を割りやすくするために、夫々、前記係合穴19の両側の縁部を下方に延長する位置に、上下方向に側壁部の下端部まで直線状に延びて、例えば断面V字状をなす2本の有底溝17b(図2(b)参照)が形成されている。これにより、カバーケース17の左右の各側壁部には、破損部17aとその外側の部分とを区画するように、前記破損部17a部分を破壊する際の上下方向に延びる筋目となる脆弱部21が形成されている。
また本実施例では、カバーケース17の左右の各側壁部の下端部には、夫々、2本の脆弱部21,21の間、つまり破損部17a部分に対応して下端部を一部切欠いた状態とされている。これにて、図4(a)に示すように、破損部17aを破壊する際に、例えばマイナスドライバのような取外し用の工具(あるいは専用の治具)Tの先端部を差込むための切欠部22が形成されている。更に、本実施例では、図2(c)等に示すように、前記破損部17a部分の内面は、下方に向けて傾斜する、つまり、前記切欠部22側において厚みが薄くなるように、厚み方向に関して斜めにカットされた斜めカット部17cが形成された形態とされている。
次に、上記構成の作用について述べる。上記した表示部14部分を組立てるにあたっては、例えば、組立作業者は、まず突出部13の内側にLED基板15を組付け、次にラベル16を突出部13の上面開口部を塞ぐように配置(貼付け)する。そして、カバーケース17を、突出部13に対して上方から被せるように嵌込む。すると、図3に示すように、カバーケース17の左右の両側壁部に設けられた係合穴19,19が、突出部13の外壁部の係合爪20,20に夫々係合され、カバーケース17は突出部13に対し取外し不能な状態(嵌め殺し状態)に取付けられる。
この場合、突出部13に対するカバーケース17の取付構造を、着脱自在な構成とせずに嵌め殺し状態とする理由は、例えばカバーケース17が簡単に取外される構造であると、ユーザがカバーケース17を勝手に外した状態で、ユーザの手が突出部13に触れ、人体に溜まっていた静電気が放電してLED基板15の回路等に悪影響を与えるといったことが起こりやすくなり、それを未然に防止するためである。また、着脱自在とする場合に比べて、簡単な構成で済ませることができ、コストを抑えることができる。
ところが、工場組立時において、ごく稀ではあるものの、例えばラベル16の取付け間違いや位置ずれ、LED基板15における実装部品の取付け間違いといった組付けミスが発生する虞がある。このような組付けミスがあると、カバーケース17を取外して部品を交換する等の処理を行う必要がある。カバーケース17を取外す必要が生じた場合には、組立作業者は、次のようにして、カバーケース17の左右の各側壁部の破損部17aを破壊することにより、係合爪20と係合穴19との係合が解除され、突出部13からカバーケース17を取外すことができる。
即ち、図4に示すように、組立作業者は、工具Tの先端を、カバーケース17の破損部17aの下部に位置する切欠部22から、カバーケース17の破損部17aの内面と突出部13の外壁面との間の隙間部分に差込むようにし、その工具Tをてこのように使ってカバーケース17の破損部17aを破壊することができる。
このとき、カバーケース17の破損部17aの両側部分には、上下方向に延びる有底溝17bによって脆弱部21が形成されているので、図4(b)に示すように、組立作業者は、脆弱部21を筋目として小さい力で容易に割ることができ、破損部17aを容易に破壊することができる。これにて、本体ケース12(突出部13)の外壁部を破損したり傷付けたりすることなく、カバーケース17の破損部17aのみを容易に破壊、除去することができるのである。
しかもその際に、本実施例では、カバーケース17の側壁部の下端部に、取外し用の工具Tを差込むための切欠部22を形成し、さらに、破損部17aの裏面側に斜めカット部17cを設けるようにしたので、作業者が工具Tの先端を大きな力でこじ入れるといったこともしなくて済み、作業者による工具Tの先端部の差込み、更には破損部17aの破壊の作業がより一層しやすくなる。この結果、工具Tによって本体ケース12側を傷付けてしまうことをより効果的に防止することができる。
上記した破損部17aを破壊する作業は、カバーケース17の左右の両側壁部に関して同様に行われ、これにて、係合爪20と係合穴19との係合が解除され、突出部13からカバーケース17を上方に取外すことができる。尚、有底溝17bが形成されるのはカバーケース17の側壁部の裏面であって、カバーケース17の取付構造としては、外見は脆弱部21が存在しない場合と変りがなくユーザにとっては区別がつかないので、ユーザが、勝手にカバーケース17を取外そうとすることを抑制する効果も得られる。
このように本実施例によれば、本体ケース12(突出部13)に対してカバーケース17を嵌め殺し状態とする取付構造を備えたものにあって、カバーケース17の側壁部に、破損部17aを破壊する際の筋目となる脆弱部21を設けるようにしたので、その脆弱部21を小さい力で容易に割って破損部17aを破壊、除去し、カバーケース17を取外すことができる。
従って、カバーケース5を取外す必要が生じた際に突出部3の外壁面をも破損して本体ケース1までもが使用不能となってしまう従来のものと異なり、本体ケース12(突出部13)側を破損することなくカバーケース17を容易に取外すことが可能であって、部品の損失や、取外しに要する時間的な損失を小さく済ませることができる。しかも、カバーケース17の側壁部に有底溝17bを形成するだけの比較的簡単な構成で、安価に済ませることができるものである。更に、特に本実施例では、切欠部22や斜めカット部17cを設けるようにしたので、破損部17aを破壊する作業をしやすくなり、効果的となるものである。
尚、上記した実施例では、カバーケース17の側壁部に係合穴19,19を設けると共に、それに対応した本体ケース12(突出部13)の外壁部に係合爪20,20を設けるようにしたが、本体ケース12(突出部13)の外壁部の頂点に係合爪を設け、カバーケース17の上面の外縁部周辺に係合穴を形成するようにしても良い。この場合も、カバーケース17の側壁部に、同様に、2本の有底溝によって脆弱部を設け、破損部部分を割りやすくすることにより、本体ケース12側を破損することなくカバーケース17を容易に取外すことが可能であって、比較的簡単な構成で安価に済ませることができるという、上記実施例と同様の作用・効果を得ることができる。
また、上記実施例では、カバーケース17の側壁部に切欠部22を設けると共に、斜めカット部17cを設けるようにしたが、切欠部22や斜めカット部17cは必要に応じて設ければ良い。その他、本体ケースやカバーケースの具体的な形状や構造についても様々な変形が可能であり、例えば本体ケース全体にカバーケースを被せるように構成したり、表示部以外の部分においてカバーケースを取付ける構成を採用したりすることもできる等、本発明は要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得るものである
本発明の一実施例を示すもので、プログラマブルコントローラの外観を示す分解斜視図 カバーケースの側面図(a)並びにそのB−B線に沿う横断面図(b)及びC−C線に沿う縦断面図(c) カバーケースを突出部に取付けた状態を示す縦断正面図(a)及び側面図(b) カバーケースの破損部を破壊する際の様子を示す縦断正面図(a)及び側面図(b) 従来例を示すもので、取付前の様子を示す縦断正面図(a)及び側面図(b) カバーケースを突出部に取付けた状態を示す縦断正面図(a)及び側面図(b)
符号の説明
図面中、11はプログラマブルコントローラ、12は本体ケース、13は突出部、14は表示部、15はLED基板、16はラベル、17はカバーケース、17aは破損部、17bは有底溝、17cは斜めカット部、19は係合穴、20は係合爪、21は脆弱部、22は切欠部、Tは取外し用の工具を示す。

Claims (4)

  1. 本体ケースと、その本体ケースの外面に被せられる合成樹脂製のカバーケースとを有し、前記本体ケースの外壁部に設けられた係合爪に、前記カバーケースの側壁部に形成された係合穴が係合されることにより、前記カバーケースを前記本体ケースに対して嵌め殺し状態に取付けるようにしたプログラマブルコントローラであって、
    前記カバーケースの係合穴が形成された側壁部の内面に、前記係合穴の縁部から該カバーケースの開放側端部に向けて延びて形成された有底溝によって、前記係合爪と係合穴との係合を解除させるべく、前記側壁部のうち前記係合穴から前記開放側端部に連続する部分を破壊する際の筋目となる脆弱部が設けられていることを特徴とするプログラマブルコントローラ。
  2. 本体ケースと、その本体ケースの外面に被せられる合成樹脂製のカバーケースとを有し、前記本体ケースの外壁部の頂点に設けられた係合爪に、前記カバーケースの上面の外縁部周辺に形成された係合穴が係合されることにより、前記カバーケースを前記本体ケースに対して嵌め殺し状態に取付けるようにしたプログラマブルコントローラであって、
    前記カバーケースの前記係合穴形成部分からつながる側壁部の内面に、前記係合穴の縁部から該カバーケースの開放側端部に向けて延びて形成された有底溝によって、前記係合爪と係合穴との係合を解除させるべく、前記側壁部のうち前記係合穴から前記開放側端部に連続する部分を破壊する際の筋目となる脆弱部が設けられていることを特徴とするプログラマブルコントローラ。
  3. 前記カバーケースの側壁部の開放側端部には、前記係合穴から連続する部分を破壊する際に取外し用の工具を差込むための切欠部が形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載のプログラマブルコントローラ。
  4. 前記カバーケースの側壁部の前記係合穴から連続する部分は、前記切欠部側において厚みが薄くなるように、厚み方向に関して斜めにカットされた形態とされていることを特徴とする請求項3記載のプログラマブルコントローラ。
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