JP2010066632A - 液晶パネル用ドライバ電源回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】液晶パネルの駆動には、各種のドライバ電源が必要であり、かつ、それらの電源の立ち上がり立下りの順序を守る必要があった。そのため、必要以上にドライバ電源から電流を流し、消費電力が増大する原因となっており、これを低減する電源装置を提供することを目的とする。
【解決手段】高電圧のVGHの供給を映像データのある期間のみとし、映像データが無い区間には供給を停止するとともに、その間はVGHの負荷となる回路を切り離し、映像データの供給開始と同時に高速にVGHを立ち上げることにより低消費電力化を図るものである。
【選択図】図1
【解決手段】高電圧のVGHの供給を映像データのある期間のみとし、映像データが無い区間には供給を停止するとともに、その間はVGHの負荷となる回路を切り離し、映像データの供給開始と同時に高速にVGHを立ち上げることにより低消費電力化を図るものである。
【選択図】図1
Description
本発明は、液晶パネルを用いて映像情報を表示する液晶パネル用ドライバ電源回路に関する。
液晶表示装置27は、図14に示すように、液晶パネル1と、それを駆動させるためのゲートドライバ回路2とソースドライバ回路3、それらドライバ回路のタイミングを制御するタイミングコントロール回路26、映像データの階調を液晶パネルの階調に合わせるγ補正回路9、そして、ドライバ回路などに電源を供給する基準電圧供給回路25とから成り立っている。
そして、基準電圧供給回路25は、ソースドライバ回路3に対して、駆動用電源VDD3.3ボルトおよびVGEN 5ボルトを出力している。
また、基準電圧供給回路25は、ゲートドライバ回路2に対し、駆動電圧VDD 3.3ボルトおよび高電圧VGH 15ボルト及びマイナス電圧VGL ―5ボルトを出力している。
そして、液晶表示装置27の起動では、ソースドライバ回路3に対し、駆動電圧VDD3.3ボルトの入力前に、映像データやVGEN 5ボルトが入力したり、また、ゲートドライバ2に対し、駆動電圧VDD 3.3ボルトの入力の前にVGH 15ボルトが入力したりした場合には、各部品が誤動作したり、故障するためこれらの電源を供給する場合にはそれらを供給するタイミングを調整する必要がある。
すなわち、起動時には、図15に示すように、最初に駆動電圧VDD 3.3ボルトを立ち上げ。その後に、映像データを入力し、そして、ゲートドライバ回路2の出力部に対し、マイナス電圧VGL −5ボルトが出力し、その後にソースドライバ回路3に対し、VGEN 5ボルトが出力される。その後に、ゲートドライバ回路2に対し、高電圧VGH 15ボルトが出力される。
そして、表示を終了する場合には、電源電圧をオフする前にゲートドライバ回路2に高電圧VGH 15ボルトの供給を停止し、その後にソースドライバ回路3に対しVGEN 5ボルトの供給を停止する。そして、ゲートドライバ回路2に対してマイナス電圧 ―5ボルトの供給を停止し、映像データを停止した後、最後に駆動電圧VDD 3.3ボルトの供給を停止していた。
また、特許文献1には、各電圧が所定の順番で立ち上がる液晶表示装置が記載されている。
特開2007−65135号公報
しかしながら、上記の駆動電圧は液晶表示装置が映像データを表示する間、常に供給されているが、映像データはブランキング期間があるため、常には必要とせず、無駄な消費電力を費やしていた。
本発明は、このような状況を鑑みてなされたものであり、不要な駆動電源への供給を省くことが出来、低消費電力な液晶パネル用ドライバ電源回路を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の液晶パネル用ドライバ電源回路は、複数のゲート線と複数のソース線を用いて画像を表示する液晶パネルと、前記ゲート線と前記ソース線を駆動するドライバ回路と、該ドライバ回路を駆動するために必要な複数の電圧レベルを供給する基準電圧供給回路と各ドライバ回路、基準電圧供給回路へ供給する信号のタイミングを調整するタイミングコントロール回路とを備え、前記タイミングコントロール回路に入力される映像データの有無により、前記ドライバ回路を駆動するための基準電圧をオン/オフすることを特徴とする。
さらに本発明の液晶パネル用ドライバ電源回路は、前記基準電圧供給回路にて複数基準電圧を生成するために、元となる単一電源よりそれぞれの基準電圧を直接生成することを特徴とする。
さらに本発明の液晶パネル用ドライバ電源回路は、映像データの無い期間が長い垂直ブランキング期間において基準電圧の低下を防止するために、基準電圧をドライバ回路に接続するか否かを切り替えることを特徴とする。
さらに本発明の液晶パネル用ドライバ電源回路は、映像データの無い期間が長い垂直ブランキング期間において基準電圧の低下を防止するために、基準電圧をドライバ回路に接続するか否かを切り替えることを特徴とする。
本発明によれば、液晶表示装置において、不要な駆動電源への供給を省くことが出来、低消費電力な液晶パネル用ドライバ電源回路を可能にすることが出来る。
本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1は、本発明が含まれる液晶表示装置7の一実施形態を示すブロック図である。
液晶表示装置7は、液晶パネル1とタイミングコントロール回路4と、電源回路6と基準電圧供給回路5と、γ補正回路9とソースドライバ回路3と、ゲートドライバ回路2とVGHスイッチ8とからなる。
液晶表示装置7には、映像データと操作パネル(図示せず)等からの各種制御信号がタイミングコントロール回路4に入力される。
タイミングコントロール回路4では、基準電圧供給回路5に基準電圧を起動したり、終了したりするVGH_CTL、VGL_CTL、VSH_CTLなどの制御信号を供給したり、γ補正回路9に対して、ソース線に送る画像データを送ったり、ゲートドライバ回路2に対して、画像データからゲート線から制御信号を送るタイミング信号を作成したり、VGHスイッチ8に対して画像データが存在する期間はロウとなり、画像データが存在しない期間にはハイとなるVGH_CTL信号を供給したりする。
電源回路6は、基準電圧供給回路5で液晶パネル1を駆動するために必要な各種電圧を生成するための基となるVin電圧(12ボルト)を供給する。
基準電圧供給回路5では、ゲートドライバ回路2やソースドライバ回路3で液晶パネル1を駆動するための各種電圧をタイミングコントロール回路4からの制御信号に基づき生成する。
γ補正回路9では、液晶15の透過特性(後述)に合わせるためにソースドライバ回路3から出力するソース線(後述)に供給する映像データの階調を変換する。
ソースドライバ回路3では液晶パネル1のソース線に供給する映像データを生成する。ゲートドライバ回路2では液晶パネル1のゲート線(後述)に供給する制御信号を生成する。
VGHスイッチ8は、映像データが存在する期間のみVGHをゲートドライバ回路2へ供給するとともに、映像データの無い期間が長い垂直のブランキング期間においてはゲートドライバ回路2の入力端子の電位を保持する。
このような回路によって構成された液晶表示装置7において、液晶パネル1はたとえば、図2のようになっており、バックライト(図示せず)からの光を偏光フィルター11で光の回転角を制限して特定方向に振動する光だけを透過させる。
次のガラス基盤12では透明電極13の電荷が他の部分に、漏れないように絶縁するとともに、偏光フィルター11からの光を透過させる。
透明電極13ではガラス基盤12を通ってきた光を通過させるとともに、ある一定の電位に保つ。
配向膜14では接した液晶15の分子の長手方向をほぼガラス基盤12と平行となるように作用する。これにより界面を接する液晶15の分子はガラス基盤12上で横になり、一定の方向に並べる。
液晶15はねじれ配向されており、透明電極13、透明電極17との電位差により光学的な特性を変化させ、図3に示すように、透明電極13からの光の透過量を変える。すなわち、印加電圧が低い状態では光を透過するが、印加電圧が高くなると光の透過量が減少する。
配向膜16でも液晶15の分子の方向をガラス基盤19と平行となるように作用する。
透明電極17では後述するようにソースドライバ回路3からの信号、ゲートドライバ回路2からの信号により映像データを液晶15に伝える。
カラーフィルター18では透過した光に対してR(赤)G(緑)B(青)のそれぞれのフィルターをかけて着色する。
偏光フィルター20では偏光フィルター11と互いに直交して配置されており、液晶15が無ければ、光を透過しないが、液晶15があることにより光の振動方向が液晶15の分子の配向方向に追従して90度回転する。その結果、透明電極13、透明電極17間に電位が無い状態では、光の振動方向は偏光フィルター20と一致して光は透過する。液晶15に透明電極13、透明電極17を通して電圧を加えると、配向膜14、配向膜16でガラス基盤12、ガラス基盤19に対して長手方向を平行に配置されていた液晶15が長手方向を垂直になろうとする。これにより液晶15のねじれ構造が弱まり、液晶15に入射した光が回転しにくくなる。そのため、偏光フィルター20で光が吸収され透過しにくくなる。
このような構造の液晶パネル1の各画素は図4のように透明電極17上に配置されている。そして、ソースドライバ回路3からのソース線21とゲートドライバ回路2からのゲート線22が直交している。さらに、交差部付近にTFTスイッチ23、そして、囲まれた領域に画素電極24が存在する。そして、液晶パネル1全体としては、図5に示すようにマトリクスが構成されている。
TFTスイッチ23は、ゲート線22が高電位のときに導通(オン)状態、低電位の時には非導通(オフ)状態のスイッチとなる。すなわち、ゲート線22が高電位(15ボルト)になると、TFTスイッチ23のゲート付近にマイナス電荷が引き寄せられ、このとき、ソースとドレイン間に電位差が存在すると電子が移動し、電流が流れる。このようにしてソース線21からの映像データが画素電極24に与えられる。この状態が導通状態であり、TFTスイッチ23がオンとなる。
逆にゲート線22を低電位(−5ボルト)にするとTFTスイッチ23のゲート付近に引き寄せられた電子が無くなり、ソースとドレイン間に電位差があっても電流が流れず非導通状態となり、TFTスイッチ23がオフとなる。
ソースドライバ回路3は各ソース線21を駆動するドライバであり、ゲートドライバ回路2は各ゲート線22を駆動するドライバである。そして、タイミングコントロール回路4は、外部からの供給される映像データを受け取って、ソースドライバ回路3へ出力したり、タイミングを合わせるためのゲート線22の信号を出力している。
この様子を示すと、図6のようになる。各ゲート線22はTFTスイッチ23を順次、ゲートの高電圧でオンし、ソース線21を通じて映像データを液晶15に加える。他のゲート線22は低電圧に保っておく、この動作を線順次にて、選択しているゲート線22を1本ずつずらしていく。画像データがNTSC信号の場合には、1/60秒で上から下まで選択されたゲート線22が移動していく。そして、これを全画素にわたって行い液晶パネル1上に画像が作られる。
液晶パネル1の解像度がVGAの場合、ゲート線22が480本あるのでおよそゲート線1本あたりの選択時間は
1秒/60Hz/480本=34.7マイクロ秒
となる。
1秒/60Hz/480本=34.7マイクロ秒
となる。
ソースドライバ回路3から出力されるソース線21は、VGAの場合、
640×3=2400本
有る。そして、34.7マイクロ秒毎に2400本のソース線21に映像データを出力する。
640×3=2400本
有る。そして、34.7マイクロ秒毎に2400本のソース線21に映像データを出力する。
このようにして映像データが液晶15に伝えられるが、基準電圧発生回路5では、以上で示したように液晶パネル1を駆動するために、ソースドライバ回路3に対してVSH、VLS、HVDD、VH0−255、VL0−255などの電圧を供給する。また、ゲートドライバ回路2に対してはVSH、VGL、VGHなどの電圧を供給する。
そして、液晶表示装置7の起動ではソースドライバ回路3、ゲートドライバ回路2において、これらの電圧を供給する順序が重要であり、これらの起動のタイミングはゲート信号の場合は図7に示すような順番である。これを誤ると誤動作したり、故障したりする。
すなわち、起動時にはゲートドライバ回路2では最初にVSHを立ち上げ、その後、マイナス電位のVGLを立ち上げ、その後、映像データが入力されてから高電位のVGHを立ち上げる。
ソースドライバ回路3ではVSHが立ち上がり、その後、映像データが入力される、そして、HVDD、VLS、VH0−255、VL0−255の順に立ち上がる。
表示を終了する場合には、ゲートドライバ回路2では、映像データの終了前に高電位のVGHの供給を停止し、その後、映像データの供給を停止し、そして、マイナス電位のVGLを停止して、最後にVSHの供給を停止する。
ソースドライバ回路3では映像データを終了する前にVH0−255、VL0−255、VLS、HVDDの順に供給を停止し、その後、映像データの供給を停止し、そして、最後にVSHの供給を停止する。
このため、基準電圧供給回路5は、ゲートドライバ回路2に対して、5ボルトのVSH、−5ボルトの低電圧のVGLと、15ボルトの高電圧のVGHを供給するため、図8に示すような構成となっている。
そして、その動作は、Tr1がオンの期間は、L1を通じてiON1が流れ、C1は充電されてVSHが上昇し、オフの期間では、今度は、iON1によってL1に蓄えられたエネルギーが、D1を経由してC1に充電するiOFF1となって流れ、C1に蓄えられた電荷とともにVSHの負荷に電力を供給する。この繰り返しを行うが、図9に示すようにVSHがVOH1に達すると、抵抗分割されたオペアンプOP1の反転入力端子(−)の電位が非反転入力端子(+)の電位より上がり、オペアンプOP1の出力端子がロウに落ちる。そうするとコンパレータCOM1の非反転入力端子(+)もロウとなり出力端子がロウとなる。これによりコンパレータCOM1の反転入力端子(−)から入力されているOSC信号がコンパレータCOM1の出力端子から出力されなくなる。そしてOR回路OR1の入力端子もロウとなる。VSH_CTLがロウの場合、これによりドライバーDr1の入力端子がロウとなり、出力端子もロウに落ちる。これによりTr1のゲートの電圧が落ちるのでTr1は連続してオフ状態となる。すると、C1に蓄えられた電荷だけが負荷に電力を供給するので、VSHは低下する。そして、VOL1まで下がると抵抗分割されたオペアンプOP1の反転入力端子(−)の電位が非反転入力端子(+)の電位より下がり、出力端子がハイとなる。そうするとコンパレータCOM1の非反転入力端子(+)もハイとなり反転入力端子(−)から入力されているOSC信号がコンパレータCOM1の出力端子から出力される。そしてOR回路OR1の入力端子にOSC信号が入力されOR回路OR1の出力端子もOSC信号となる。これによりドライバーDr1の入力端子にOSC信号が入力され、出力端子がTr1をオン/オフしてVSHの電位を上げる。このような動作を繰り返してVSHの電圧を一定に保つ。
VGHの場合は、Tr2がオンの期間は、L2を通じてiON2が流れ、C2は充電されてVGHが上昇し、オフの期間は、iON2によってL2に蓄えられたエネルギーが、D2を経由してC2に充電するiOFF2となって流れ、C2に蓄えられた電荷に加算され、Vinよりも高い電圧VGHとして負荷に電力を供給する。こうしてVGHの電圧がVOH2に達すると、抵抗分割されたオペアンプOP2の反転入力端子(−)の電位が非反転入力端子(+)の電位より上がり出力端子がロウに落ちる。そうすると、コンパレータCOM2の非反転入力端子(+)もロウとなり出力端子がロウとなる。これによりコンパレータCOM2の反転入力端子(−)に入力されたOSC信号が出力されなくなり、OR回路OR2の入力端子もロウとなる。そして、VGH_CTLがロウの状態ならば、ドライバーDr2の入力端子がロウとなり、Tr2はOFF状態が連続するようになる。その結果、VGHは低下する。そして、VOL2まで下がると抵抗分割されたオペアンプOP2の反転入力端子(−)の電位が非反転入力端子(+)の電位より下がり出力端子がハイとなる。そうするとコンパレータCOM1の非反転入力端子(+)もハイとなり反転入力端子(−)から入力されたOSCが出力端子から出力される。そしてOR回路OR2の入力端子に入力される。これによりドライバーDr2の入力端子にOSC信号が供給され、これによりTr2が再びオン/オフを繰り返すようになり、VGHの電圧を高める。この動作を繰り返すことにより、VGHの電圧を保つ。
VGLの場合は、Tr3がオンの期間は、L3を通じてiON3が流れ、L3にエネルギーが蓄えられる。そして、オフの期間は、L3に蓄えられたエネルギーが流れるが、D3の方向が逆であるからVGLの極性がマイナスとなる。こうしてマイナスの電圧がVOL3よりも低くなると抵抗分割されたオペアンプOP3の非反転入力端子(+)の電位が反転入力端子(―)の電位より下がりオペアンプOP3の出力がロウに落ちる。そうするとコンパレータCOM3の非反転入力端子(+)もロウとなり出力端子がロウとなり、反転入力端子(−)から入力されたOSC信号が出力されなくなる。そして、OR回路OR3の入力端子もロウとなる。そして、VGL_CTLがロウの状態ならば、ドライバーDr3の入力がロウとなり、Tr3のオフの状態が連続するようになる。その結果、負荷にマイナスの電流が流れてVGLは上昇し、VOH3に達すると抵抗分割されたオペアンプOP3の非反転入力端子(+)の電位が反転入力端子(―)の電位より上がり出力端子がハイとなる。そうするとコンパレータCOM3の非反転入力端子(+)もハイとなり出力端子からOSC信号が出力されるようになる。そしてOR回路OR3の入力端子にOSC信号が入力され、これによりドライバーDr3の入力にOSC信号が入力され、Tr3をオン/オフするようになる。これにより、VGLの電圧を下げる。この動作の繰り返しにより、VGLのマイナス電圧を保つように動作する。
このようにして、VSH、VGH、VGLのそれぞれの電圧を保つように動作するが、VSH_CTL、VGH_CTL、VGL_CTLがハイとなると、その動作が停止する。
そこで、VSH_CTL、VGL_CTLについては、図10に示すように液晶表示装置7の起動および終了でオン/オフするが、VGH_CTLについては図11に示すように映像信号の有無によりオン/オフさせる。
映像信号は、例えばNTSC信号の場合は、図12に示すような時間配分で画面が構成されている。映像データとブランキング期間があり、水平のブラッキング期間では10.8マイクロ秒、垂直のブランキング期間では1.11ミリ秒の時間は映像データが無い、そこでOSC信号の周波数は例えば700kHzとすると、1.43マイクロ秒毎にオンとオフを繰り返すので数マイクロ秒でVGHは、所定の電圧15ボルトとすることが出来る。
また、VGHスイッチ8は図13に示すような回路構成をしており、基準電圧供給回路5とゲートドライバ回路2の間に設けられたスイッチと、このスイッチに対してゲートドライバ回路2側に分岐してアースとの間に設けられる平滑用コンデンサC4で構成されている。タイミングコントロール回路4から出力されるVGH_CTL信号がロウの時、スイッチをオンし、基準電圧供給回路5からのVGHをゲートドライバ回路2へ供給する。そして、VGH_CTL信号がハイの時は、スイッチをオフする。ゲートドライバ回路2の端子電圧は平滑用コンデンサC4からの電荷が流れる。これにより、映像データの無い期間が長い垂直のブランキング期間についてもVGHの電位を保持しており、映像データの開始の直前でVGH_CTLをロウとすることで高速にVGHの電位を立ち上げることが出来る。
また、映像データは、水平方向で83%、垂直方向で93.3%であり他はブランキング期間であり、垂直のブランキング期間だけでも6.7%を占める。そして、この期間、基準電圧供給回路5はVGHの供給を停止することが出来る。
このように映像のある期間のみVGHを供給することにより、不要で電力の消費を削減出来、低消費電力な液晶パネル用ドライバ電源回路を構築することが出来る。
以上のように、映像データのある期間にのみ高電圧のドライバ電圧を供給し、映像データの無い期間が長い垂直のブランキング期間については基準電圧供給回路からの供給を停止し、高電圧をドライバ回路から切り離し、高電圧を平滑用コンデンサで保持する。平滑用コンデンサに蓄えられた電荷により電圧を保ち復帰時間を早め低消費電力とすることができる。
さらに、高電圧のドライバ電圧の生成に関し、高電圧を生成した後に映像データの有無により切り替えを行うのではなく、より低消費電力を図るために、基準電圧供給回路の他のドライバ電圧を生成するための基となる単一電源より映像データにあわせた直接高速にスイッチングすることにより生成する。
なお、映像データの無い期間がより長い垂直ブランキング期間においては、基準電圧の低下を防止するために、基準電圧をドライバ回路に接続するか否かを切り替える制御をおこなってもよい。
1 液晶パネル
2 ゲートドライバ回路
3 ソースドライバ回路
4 タイミングコントロール回路
5 基準電圧供給回路
6 電源回路
7 液晶表示装置
8 VGHスイッチ
9 γ補正回路
21 ソース線
22 ゲート線
2 ゲートドライバ回路
3 ソースドライバ回路
4 タイミングコントロール回路
5 基準電圧供給回路
6 電源回路
7 液晶表示装置
8 VGHスイッチ
9 γ補正回路
21 ソース線
22 ゲート線
Claims (3)
- 複数のゲート線と複数のソース線を用いて画像を表示する液晶パネルと、前記ゲート線と前記ソース線を駆動するドライバ回路と、該ドライバ回路を駆動するために必要な複数の電圧レベルを供給する基準電圧供給回路と各ドライバ回路、前記基準電圧供給回路へ供給する信号のタイミングを調整するタイミングコントロール回路とを備え、前記タイミングコントロール回路に入力される映像データの有無により、前記ドライバ回路を駆動するための基準電圧をオン/オフすることを特徴とする液晶パネル用ドライバ電源回路。
- 請求項1に記載の液晶パネル用ドライバ電源回路において、前記基準電圧供給回路にて複数基準電圧を生成するために、元となる単一電源よりそれぞれの基準電圧を直接生成することを特徴とする液晶パネル用ドライバ電源回路。
- 請求項1に記載の液晶パネル用ドライバ電源回路において、映像データの無い期間が長い垂直ブランキング期間において基準電圧の低下を防止するために、基準電圧をドライバ回路に接続するか否かを切り替えることを特徴とする液晶パネル用ドライバ電源回路。
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012133047A (ja) * | 2010-12-20 | 2012-07-12 | Samsung Mobile Display Co Ltd | 表示装置 |
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2008
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