JP2010065626A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】EGRバルブの氷結による異常の検出を氷結領域において確実に禁止することができるエンジンの制御装置を提供する。
【解決手段】外気導入口10に連通するEGR配管22に設けたEGRバルブ23が氷結して動作不良を起こす氷結領域にあるときにEGRバルブの動作不良による異常検出を回避するようにしたエンジンの制御装置において、吸気温センサ13により検出されたエンジン始動後における最低の吸気温THA1および現在の吸気温THA2のうちの温度が低い方の吸気温を引数とする気体温マップを用いてEGRバルブの氷結水温THWを算出する氷結水温算出手段31と、この氷結水温算出手段により算出されたEGRバルブの氷結水温THWおよびエンジン始動後における最低の吸気温THA1に基づいてEGRバルブの氷結領域を設定する氷結領域設定手段32とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関の制御装置に関し、詳しくは、内燃機関の外気導入口に連通する気体通路を流れる気体の流量を可変とするバルブの氷結領域での動作不良による異常検出を回避する対策に係る。
従来より、内燃機関の外気導入口に連通する気体通路に設けられて開閉動作を行うことにより気体通路を流れる気体の流量を可変とするバルブ、例えば内燃機関の排気の一部を吸気系に還流させる排気還流通路に設けられて開閉動作により排気系からの排気還流量を可変に調整するEGRバルブを備えた排気還流装置は知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−141149号公報
ところで、EGRバルブなどのバルブは、外気導入口に連通する気体通路に設けられているため、内燃機関の停止後に気体通路内に残留している水分がバルブに付着すると、冷間時などにバルブが氷結するおそれがある。
そのため、冷間時における内燃機関の始動後にバルブの開閉動作を行おうとしても、バルブが氷結しているために開閉動作が円滑に行えず、バルブの異常が検出されてしまう。このようなバルブの異常は、氷結によるものであるため、内燃機関始動後の温度上昇によって改善されるものであり、バルブが氷結している可能性があるバルブの氷結領域においてのみ検出される。
かかる点から、バルブの氷結領域を、内燃機関の始動後における現在の吸気温などの気体温と、この現在の気体温を引数とする気体温マップ(二次元数値マップ)を用いて算出されたバルブの氷結水温とに基づいて設定し、この氷結領域においては、バルブの異常が検出されないように開閉動作の不履行の検出を禁止(マスク)することが考えられる。
しかしながら、上記提案のものでは、現在の気体温とこれを引数とする気体温マップを用いたバルブの氷結水温とに基づいてバルブの氷結領域が設定されているため、寒冷時の屋外から暖かな屋内への移送によって現在の気体温が上昇すると、バルブが未だ氷結しているにもかかわらず氷結領域から逸脱してしまうおそれがあり、これでは、バルブの開閉動作の不履行が検出禁止条件から外れてバルブの氷結による異常が検出されてしまうといった不具合がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、バルブの氷結による異常の検出を氷結領域において確実に禁止することができる内燃機関の制御装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明では、内燃機関の外気導入口に連通する気体通路に設けられて開閉動作を行うことにより上記気体通路を流れる気体の流量を可変とするバルブを備え、このバルブが氷結して動作不良を起こす氷結領域にあるときに、上記バルブの動作不良による異常検出を回避するようにした内燃機関の制御装置を前提とする。そして、上記気体通路内または上記気体通路外における気体温を検出する気体温検出手段と、上記気体温検出手段により検出された上記内燃機関の始動後における最低の気体温および現在の気体温のうちの温度が低い方の気体温を引数とする気体温マップを用いて上記バルブの氷結水温を算出する氷結水温算出手段とを備えている。更に、上記氷結水温算出手段により算出された上記バルブの氷結水温および上記内燃機関の始動後における最低の気体温に基づいて上記バルブの氷結領域を設定する氷結領域設定手段を備えている。
この特定事項により、内燃機関の始動後における最低の気体温および現在の気体温のうちの温度が低い方の気体温を引数とする気体温マップを用いて算出されたバルブの氷結水温と、内燃機関の始動後における最低の気体温とに基づいてバルブの氷結領域が設定されるので、現在の気体温とこれを引数とする気体温マップを用いたバルブの氷結水温とに基づいてバルブの氷結領域を設定していたもののように、寒冷時の屋外から暖かな屋内への移送によって現在の気体温が上昇した際に氷結領域から逸脱してしまうことがない。これにより、バルブが未だ氷結しているにもかかわらずバルブの開閉動作の不履行が検出禁止条件(氷結領域)から外れることはなく、バルブの氷結による異常の検出を確実に禁止することが可能となる。
特に、上記バルブとして、上記内燃機関の排気の一部を吸気系に還流させる排気還流量を調整するEGRバルブを適用している場合には、現在の気体温とこれを引数とする気体温マップを用いたEGRバルブの氷結水温とに基づいてEGRバルブの氷結領域を設定していたもののように、寒冷時の屋外から暖かな屋内への移送によって現在の気体温が上昇した際に氷結領域から逸脱してしまうことがない。これにより、EGRバルブが未だ氷結しているにもかかわらずEGRバルブの開閉動作の不履行が検出禁止条件から外れることはなく、EGRバルブの氷結による異常の検出を確実に禁止することが可能となる。
以上、要するに、内燃機関の始動後における最低の気体温および現在の気体温のうちの温度が低い方の気体温を引数とする気体温マップより算出したバルブの氷結水温と、内燃機関の始動後における最低の気体温とに基づいてバルブの氷結領域を設定することで、現在の気体温の変化によるバルブの氷結領域からの逸脱を防止し、バルブの氷結領域での開閉動作の不履行を検出禁止条件から外すことなくバルブの氷結による異常の検出を確実に禁止することができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
まず、図1に基づいて内燃機関の制御装置全体の概略構成を説明する。内燃機関としての車両用エンジン1(以下、単にエンジンと称する)の吸気管11の最上流部には、外気導入口10より導入された吸気(外気)を濾過するエアクリーナ12が設けられている。このエアクリーナ12の下流側には、吸気管11内における吸気温(気体温)を検出する気体温検出手段としての吸気温センサ13と、吸入空気量を検出するエアフローメータ14とが設けられている。このエアフローメータ14の下流側には、スロットルバルブ15とスロットル開度を検出するスロットル開度センサ16とが設けられている。
また、スロットルバルブ15の下流側には、サージタンク17が設けられている。このサージタンク17には、エンジン1の各気筒に空気を導入する吸気マニホールド18が設けられ、この吸気マニホールド18の各気筒の分岐管部に、それぞれ燃料を噴射する燃料噴射弁19が取り付けられている。
一方、エンジン1の排気管21とサージタンク17との間には、排気の一部をサージタンク17(吸気系)に還流させる気体通路としてのEGR配管22が接続されている。このEGR配管22は、吸気管11を介して外気導入口10に連通している。また、EGR配管22の途中には、開閉動作を行うことによりEGR配管22を流れる排気(気体)の流量つまり排気還流量(EGRガス量)を可変に調整するEGRバルブ23(バルブ)が設けられている。これらEGR配管22とEGRバルブ23とからEGR装置(排気還流装置)24が構成されている。そして、EGRバルブ23は、EGR配管22に取り付けられたリニア電磁弁で構成されており、供給される電流のデューティ比(以下「EGRデューティ比」という)をECU3(後述する)で制御することにより、そのバルブ開度がリニアに制御されることによって、EGRガス量が制御される。具体的には、EGRデューティ比が大きいほど、バルブリフト量がより大きくなり、EGRガス量はより大きくなる。また、EGR配管22には、EGRバルブ23の開度つまりEGR開度を検出するEGR開度センサ27が設けられている。
更に、エンジン1のシリンダブロックには、冷却水温を検出する冷却水温センサ25や、エンジン回転速度NEを検出するクランク角センサ26が取り付けられている。
これら各種のセンサ出力は、制御装置としてのエンジン制御回路(以下「ECU」と表記する)3に入力される。このECU3は、マイクロコンピュータを主体として構成され、内蔵されたROM(記憶媒体)に記憶された燃料噴射制御プログラム(図示せず)を実行することで、エンジン運転状態に応じて燃料噴射弁19の燃料噴射量を制御すると共に、点火制御プログラム(図示せず)を実行することで、点火プラグ28の点火時期を制御する。
そして、ECU3は、図2に示すように、EGRバルブ23が氷結して動作不良を起こす氷結領域にあるときにEGRバルブ23の動作不良による異常検出を回避するようにしている。具体的には、ECU3は、冷間時において吸気温センサ13により検出されたエンジン1の始動後における吸気管11内での最低の吸気温THA1および現在の吸気温THA2のうちの温度が低い方の吸気温THA1またはTHA2を引数とする吸気温マップ(二次元数値マップ)を用いてEGRバルブ23の氷結水温THWを算出する氷結水温算出手段31と、この氷結水温算出手段31により算出されたEGRバルブ23の氷結水温THWおよびエンジン1の始動後における最低の吸気温THA1に基づいてEGRバルブ23の氷結領域(図2に破線で示す領域)を設定する氷結領域設定手段32とを備えている。
次に、ECU3による氷結領域でのEGRバルブ23の異常検出を回避する制御の流れを図3ないし図8のフローチャートに基づいて説明する。この場合、EGR装置24によるサージタンク17への排気の還流は、冷却水温が20°Cを超えた時点で開始される。
まず、図3のステップST1において、目標とする目標EGR率(吸入空気量とEGRガス量との割合)の算出を行う。次いで、ステップST2において、上記ステップST1において算出された目標EGR率を得る上で目標となるEGRバルブ23の目標EGR開度を算出する。その後、ステップST3において、EGR開度センサ27により検出された実際の実EGR開度を読み込む。それから、ステップST4において、EGRバルブ23の氷結領域の設定およびその前提条件の判定を行う。
このステップST4によるEGRバルブ23の氷結領域の設定およびその前提条件の判定については、図4のフローチャートにおいて詳細に示す。つまり、図4のフローチャートのステップST41において、上記ステップST2で吸気温センサ13により検出されたエンジン1の始動後における最低の吸気温THA1および現在の吸気温THA2のうちの温度が低い方の吸気温THA1またはTHA2を引数とする吸気温マップ(二次元数値マップ)を用いてEGRバルブ23の氷結水温THWを算出する。次いで、ステップST42において、上記ステップST41で算出された氷結水温THWとエンジン1の始動後における最低の吸気温THA1とに基づいてEGRバルブ23の氷結領域(図2に破線で示す領域)を設定する。その後、ステップST43において、EGRバルブ23の氷結領域前提条件が成立しているか否かを判定する。このEGRバルブ23の氷結領域前提条件としては、具体的には、吸気温センサ13が異常であるか、冷却水温センサ25が異常であるか、または冷却水温センサ25により検出された冷却水温が氷結領域温度未満であり、かつ、EGRバルブ23が異常でなく、かつ、EGRバルブ23が強制駆動されていないときに、成立するものとしている。そして、上記ステップST43の判定が、EGRバルブ23の氷結領域前提条件が成立しているYESの場合には、ステップST44において、氷結領域前提条件フラグをONにした後、図3のフローチャートのステップST5に進む。一方、上記ステップST43の判定が、EGRバルブ23の氷結領域前提条件が成立していないNOの場合には、ステップST45において、氷結領域前提条件フラグをOFFにした後、上記ステップST5に進む。
このステップST5では、EGRバルブ23のONカウンタの算出を行う。このステップST5によるEGRバルブ23のONカウンタの算出については、図5のフローチャートにおいて詳細に示す。つまり、図5のフローチャートのステップST51において、EGRバルブ23が全閉でないか否かを判定する。このステップST51の判定が、EGRバルブ23が全閉でないYESの場合には、ステップST52において、EGRバルブ23に対し開動作を行う指示が出てからの氷結カウンタのカウントアップを開始した後、図3のフローチャートのステップST6に進む。一方、上記ステップST51の判定が、EGRバルブ23が全閉であるNOの場合には、ステップST53において、EGRバルブ23のONカウンタをクリアした後、上記ステップST6に進む。
このステップST6では、EGRバルブ23の氷結環境判定フラグの算出を行う。このステップST6の氷結環境判定フラグの算出については、図6のフローチャートにおいて詳細に示す。つまり、図6のフローチャートのステップST61において、EGRバルブ23の氷結環境判定条件が成立しているか否かを判定する。このEGRバルブ23の氷結環境判定条件としては、具体的には、上記ステップST43におけるEGRバルブ23の氷結領域前提条件が成立(上記ステップST44における氷結領域前提条件フラグON)し、かつ、上記ステップST52にてカウントアップしたONカウンタが500ms未満であるとき(ほぼ全閉状態)に、成立するものとしている。そして、上記ステップST61の判定が、EGRバルブ23の氷結環境判定条件が成立しているYESの場合には、ステップST62において、氷結環境判定フラグをONにした後、図3のフローチャートのステップST7に進む。一方、上記ステップST61の判定が、EGRバルブ23の氷結環境判定条件が成立していないNOの場合には、ステップST63において、氷結環境判定フラグをOFFにした後、上記ステップST7に進む。
このステップST7では、EGRバルブ23の氷結カウンタの算出を行う。このEGRバルブ23の氷結カウンタの算出については、図7のフローチャートにおいて詳細に示す。つまり、図7のフローチャートのステップST71において、EGRバルブ23の氷結判定条件が成立しているか否かを判定する。このEGRバルブ23の氷結判定条件としては、具体的には、ステップST61における判定によりEGRバルブ23の氷結環境判定条件が成立(ステップST62における氷結環境判定フラグのON)し、かつ、EGRバルブ23に対し開動作を行う指示が出ているにもかかわらずEGRバルブ23が全閉状態であるときに、成立するものとしている。そして、上記ステップST71の判定が、EGRバルブ23の氷結判定条件が成立しているYESの場合には、ステップST72において、EGRバルブ23に対し開動作を行う指示が出てからの氷結カウンタのカウントアップを開始した後、図3のフローチャートのステップST8に進む。一方、上記ステップST71の判定が、EGRバルブ23の氷結判定条件が成立していないNOの場合には、ステップST73において、氷結カウンタをクリアした後、上記ステップST8に進む。
このステップST8では、EGRバルブ23の氷結判定フラグの算出を行う。このEGRバルブ23の氷結判定フラグの算出については、図8のフローチャートにおいて詳細に示す。つまり、図8のフローチャートのステップST81において、上記ステップST72にてカウントアップした氷結カウンタが10sec以上経過しているか否かを判定する。このステップST81の判定が、氷結カウンタが10sec以上経過しているYESの場合には、EGRバルブ23に対し開動作を行う指示が出ているにもかかわらず氷結カウンタが10sec以上経過してもEGRバルブ23が全閉状態であるために、ステップST82において、EGRバルブ23の氷結判定フラグをONにした後、ステップST83に進む一方、氷結カウンタが10sec未満であるNOの場合には、氷結カウンタが10sec経過する前にEGRバルブ23が開動作したものと判断して、ステップST83に進む。そして、ステップST83において、EGRバルブ23の氷結領域でないか否かを判定する。このステップST83の判定が、EGRバルブ23の氷結領域でないYESの場合には、ステップST84において、EGRバルブ23の故障と判断して氷結判定フラグをOFFにした後、図3のフローチャートのステップST9に進む一方、EGRバルブ23の氷結領域であるNOの場合には、EGRバルブ23が氷結により固着していると判断し、上記ステップST9に進む。
しかる後、ステップST9において、EGRバルブ23の動作不良による異常フラグの算出を行う。具体的には、上記ステップST2において算出されたEGRバルブ23の目標EGR開度と、上記ステップST3において読み込んだ実EGR開度との差からEGRバルブ23の動作不良による異常判定を実施することで、異常フラグのONまたはOFFを算出している。このとき、上記ステップST83の判定がEGRバルブ23の氷結領域であるNOであれば、EGRバルブ23が氷結により固着していると判断して、ステップST9におけるEGRバルブ23の動作不良による異常フラグの算出は行われず、EGRバルブ23の異常検出が回避されるようにしている。
それから、ステップST10において、EGRバルブ23の最終EGRデューティ比を算出する。具体的には、EGRバルブ23の目標EGR開度と実EGR開度とに基づいて最終EGRデューティ比を算出する。
なお、上記ステップST41によりEGRバルブ23の氷結水温THWを算出する氷結水温算出手段31が構成され、上記ステップST42により氷結水温THWとエンジン1の始動後における最低の吸気温THA1とに基づいてEGRバルブ23の氷結領域(図2に破線で示す領域)を設定する氷結領域設定手段32が構成されている。
このように、エンジン1の始動後における最低の吸気温THA1および現在の吸気温THA2のうちの温度が低い方の吸気温THA1またはTHA2を引数とする吸気温マップを用いて算出されたEGRバルブ23の氷結水温THWと、エンジン1の始動後における最低の吸気温THA1とに基づいてEGRバルブ23の氷結領域が設定されるので、現在の吸気温とこれを引数とする吸気温マップを用いたEGRバルブの氷結水温とに基づいてEGRバルブの氷結領域を設定していたもののように、寒冷時の屋外から暖かな屋内への車両の移動によって現在の吸気温THA2が上昇した際に氷結領域から逸脱してしまうことがない。これにより、現在の吸気温THA2の変化によってEGRバルブ23の氷結領域からの逸脱が防止され、EGRバルブ23が未だ氷結しているにもかかわらずEGRバルブ23の開閉動作の不履行が検出禁止条件(氷結領域)から外れることはなく、EGRバルブ23の氷結による異常の検出を確実に禁止することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その他種々の変形例を包含している。例えば、上記実施形態では、バルブとしてEGRバルブ23を適用した場合について述べたが、ディーゼルエンジンなどの内燃機関の吸気管(気体通路)に設けられるスロットルバルブがバルブとして適用されていてもよいのはもちろんである。また、バリアブルノズルターボの可動式のノズルベーンなどがバルブとして適用されていてもよい。
また、上記実施形態では、エアクリーナ12の下流側において吸気管11内における吸気温を検出する吸気温センサ13を設けたが、EGR配管内における気体の温度つまり外気導入口からの吸気管を介した気体の温度(気体温)をEGRバルブの近傍において検出する気体温検出手段が設けられていてもよい。
更に、上記実施形態では、エンジン1始動後における吸気管11内での最低の吸気温THA1を用いたが、エンジン始動後のEGR配管外(気体通路外)における外気温を検出する外気温センサを気体温検出手段として用い、EGR配管外での最低の外気温および現在の外気温のうちの温度が低い方の外気温を引数とする外気温マップを用いてバルブの氷結水温を算出するようにしてもよい。また、インタークーラを備えた過給機を付設している場合に、インタークーラにより冷却された吸気温を検出する吸気温センサを気体温検出手段として用い、この吸気温センサにより検出された吸気管内での最低の吸気温および現在の吸気温のうちの温度が低い方の吸気温を引数とする吸気温マップを用いてバルブの氷結水温を算出するようにしてもよい。
本発明の実施形態に係るエンジンの制御装置全体の概略構成を示す概略構成図である。 EGRバルブの氷結水温およびエンジンの始動後における最低の吸気温に基づいて設定された氷結領域を示す図である。 ECUによる氷結領域でのEGRバルブの異常検出を回避する制御の流れを示すフローチャート図である。 EGRバルブの氷結領域前提条件の判定の流れを詳細に示すフローチャート図である。 EGRバルブのONカウンタの算出の流れを詳細に示すフローチャート図である。 氷結領域判定フラグの算出の流れを詳細に示すフローチャート図である。 EGRバルブの氷結カウンタの算出の流れを詳細に示すフローチャート図である。 EGRバルブの氷結判定フラグの算出の流れを詳細に示すフローチャート図である。
符号の説明
1 エンジン(内燃機関)
10 外気導入口
13 吸気温センサ(気体温検出手段)
22 EGR配管(気体通路)
23 EGRバルブ(バルブ)
3 ECU(制御装置)
31 氷結水温算出手段
32 氷結領域設定手段
THA1 最低の吸気温(最低の気体温)
THA2 現在の吸気温(現在の気体温)
THW 氷結水温

Claims (2)

  1. 内燃機関の外気導入口に連通する気体通路に設けられて開閉動作を行うことにより上記気体通路を流れる気体の流量を可変とするバルブを備え、このバルブが氷結して動作不良を起こす氷結領域にあるときに、上記バルブの動作不良による異常検出を回避するようにした内燃機関の制御装置において、
    上記気体通路内または上記気体通路外における気体温を検出する気体温検出手段と、
    上記気体温検出手段により検出された上記内燃機関の始動後における最低の気体温および現在の気体温のうちの温度が低い方の気体温を引数とする気体温マップを用いて上記バルブの氷結水温を算出する氷結水温算出手段と、
    上記氷結水温算出手段により算出された上記バルブの氷結水温および上記内燃機関の始動後における最低の気体温に基づいて上記バルブの氷結領域を設定する氷結領域設定手段と
    を備えていることを特徴とする内燃機関の制御装置。
  2. 請求項1に記載の内燃機関の制御装置において、
    上記バルブとしては、上記内燃機関の排気の一部を吸気系に還流させる排気還流量を調整するEGRバルブが適用されていることを特徴とする内燃機関の制御装置。
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