JP2010065492A - 透光性防音パネル - Google Patents

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Masaaki Takeyama
正明 竹山
Takehisa Okamoto
健久 岡本
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Nippon Sheet Glass Environment Amenity Co Ltd
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Abstract

【課題】道路や鉄道の側方に形成される日陰区域に太陽光が照射されるようにしながら、走行中の透視像も混乱を発生させることなく認識できるようにする防音パネルを提供する。
【解決手段】道路や鉄道に沿って立設するパネル3であって、そのパネルの表裏共に平坦な表面形状に形成した透視部4と、前記パネルの表裏のうち少なくとも一方の面が2次元方向に透過光を散乱させる凹凸表面形状に形成した光散乱部5とを、設けてある。
【選択図】図3

Description

道路や鉄道に沿って立設するパネルに関する。
従来、上記パネルは、道路や鉄道に沿って、その横側方に設置して周辺地域に対する防音壁として使用されるのであるが、同時に近年道路や鉄道を車両走行する人に対する視野調整や採光改善を行って、走行中の精神的圧迫感を取り除いて快適な走行が出来るようにする要望が高まっており、そのために、透光性のパネルを使用する傾向にある。
そして透光性のパネルを防音壁に使用する場合、道路や鉄道の脇の居住地にも採光は確保されやすくなるものの、道路や鉄道が特に高架建造物である場合、その側方下方には日陰区域が形成される。
そこで、透光性のパネルに太陽光を側方下方に屈折させて日陰区域に太陽光を当てるべく、横方向に沿ったプリズム形状の光屈折部と、走行中の視野調整のために、横方向に沿った透明で扁平な透視部とを、上下に複数列並べた防音パネルを設置することが考えられている(例えば、特許文献1参照)。
特許第3241808号公報(図5)
上述した従来の防音パネルでは、図4、図5に示すように、光屈折部により太陽光は側方下方に屈折されて今まで日陰であった区域を照射できるようになるものの、本来、全体が扁平な透明版を使用していれば太陽光の当たるべき区域が、新たに、屈折のために光が当たらない日陰区域になってしまう問題が発生する。
しかも、プリズム形状の光屈折部6は、透視像を認識し難く、そのために透視部4と光屈折部6を上下に複数並べた防音パネル3は、透視部4を通しての透視像と、光屈折部6を通しての透視像との間で混乱が起きる不都合があった。
従って、本発明の目的は、上記問題点を解消し、道路や鉄道の側方に形成される日陰区域に太陽光が照射されるようにしながら、走行中の透視像も混乱を発生させることなく認識できるようにする防音パネルを提供するところにある。
本発明の第1の特徴構成は、パネルの表裏共に平坦な表面形状に形成した透視部と、前記パネルの表裏のうち少なくとも一方の面が2次元方向に透過光を散乱させる凹凸表面形状に形成した光散乱部とを設けてあるところにある。
本発明の第1の特徴構成によれば、表裏共に平坦な表面形状の透視部では、走行中の透視像も明確に認識でき、光散乱部では、パネルの表裏のうちの少なくとも一方の面が2次元方向に透過光が散乱されるために、一定方向に屈折するプリズム形状の光屈折部に比べて日陰区域を新たに形成することなく、道路や鉄道の建造物によりできる日陰区域を光散乱により照らすことができる。
また、光散乱部では、2次元方向に透過光が散乱されるために、透視像は認識されず、従って、透視部と光散乱部とを設けた透光性防音パネルにより、走行中に透視部を通しての透視像のみを見て、混乱のない快適な走行が可能となる。
本発明の第2の特徴構成は、前記光散乱部の前記凹凸表面形状は、凹部と凸部の交互に並ぶ方向が、2次元方向になっている表面形状である点にある。
本発明の第2の特徴構成によれば、光散乱部では、2次元方向に簡単に透過光が散乱すると共に、透視像も認識されない。
本発明の第3の特徴構成は、前記光散乱部の前記凹凸表面形状は、縦溝を多数横に並べた縦エンボス部と横溝を多数縦に並べた横エンボス部とから構成してある点にある。
本発明の第3の特徴構成によれば、前記光散乱部を縦溝と横溝を形成するエンボス加工をするだけで、簡単に2次元方向の凹凸表面を形成できる。
本発明の第4の特徴構成は、前記光散乱部は、前記パネルの表裏の一方の面に特定の方向に延出した溝状のエンボスを形成し、そのエンボスとは異なる方向に延出した溝状のエンボスを、他方の面に形成してある点にある。
本発明の第4の特徴構成によれば、前記光散乱部を、一方の面及び他方の面に夫々異なった方向の溝状のエンボスを加工することにより成形でき、一般的な回転切削機等の加工機を使った加工ができる。
本発明の第5の特徴構成は、前記パネルは板硝子により形成してあって、前記光散乱部の前記凹凸表面形状は、サンドブラスト面により形成してある点にある。
本発明の第5の特徴構成によれば、板ガラスからなるパネルは、合成樹脂からなるパネルに比べて、汚れがつきにくく、高い光の透過度を長期に亘って確保でき、しかも、サンドブラスト加工によってできた光散乱部は、親水性が高い表面ができて、雨水中に混入するする有機成分の油膜などが付着しにくく、さらに汚れがつきにくい。その上、サンドブラスト面は、大きな凹凸面ではなく、その凹凸部には汚れが付着しにくい。
本発明の第6の特徴構成は、前記パネルは板硝子により形成してあって、前記光散乱部の前記表面形状は、エッチング処理したサンドブラスト面である点にある。
本発明の第6の特徴構成によれば、サンドブラスト加工により親水性の高い光散乱部が形成されるばかりか、サンドブラストにより形成された凹凸面が、エッチング処理により、より滑らかな表面になるために、単にサンドブラストしただけの板ガラスよりは、割れにくく長期使用が可能になり、しかも、汚れが付着しにくくなる。
本発明の第7の特徴構成は、前記透視部と前記光散乱部とは、前記パネルの上下方向に交互に並べた横縞状に形成してある点にある。
本発明の第7の特徴構成によれば、前記透視部と前記光散乱部とは、前記パネルの上下方向に交互に並べた横縞状に形成してあるために、横方向に長い透視部は、道路や鉄道上で移動しながら見た時に、透視する景色の視認性が良好に確保できる。
本発明の第8の特徴構成は、前記パネルの特定の高さ位置において、前記透光部を前記光散乱部より多く分布するように配設してある点にある。
本発明の第8の特徴構成によれば、例えば特定の高さ位置を、車両等での走行中における視線の高さ近くに設定しておけば、視認性が大きく、走行者はパネルの透視部を通して景色を見やすくでき、走行中の快適性が増す。
本発明の第9の特徴構成は、前記パネルは、フロート硝子単板、網入り硝子、強化硝子、色付き硝子、及びこれらの合わせ硝子の内のいずれかで構成してある点にある。
本発明の第9の特徴構成によれば、市販の板ガラスの加工で済み、安価でしかも、各種のガラスの特色を、夫々活かせる。
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。尚、図面において従来例と同一の符号で表示した部分は、同一又は相当の部分を示している。
本発明の実施形態は、図1に、高速道路等の高架道路1の横側に防音壁2として道路に沿って立設した例の透光性の防音パネル3を示すものである。
前記透光性防音パネル3は、図2(a),(b)に示すように、板ガラスからできており、そのパネルの表裏共に平坦な表面形状に形成した透視部4と、パネルの表裏のうち少なくとも一方の面にサンドブラストにより2次元方向に透過光を散乱させる凹凸表面形状に形成した光散乱部5とを、夫々道路に沿った方向に形成すると共に、それらを、上下方向に交互に複数本ずつ並べて、横縞模様に形成してある。
前記光散乱部5は、サンドブラスト加工の後に、フッ酸によるエッチング処理により凹凸部を滑らかにして、汚れが付き難く、且つ、割れにくくしてある。
また、前記透視部4と光散乱部5とは、夫々上下20〜200mmずつの幅で、帯状に形成してある。従って、走行車両から20〜80%の外部の景色が透視像として視認できる。
図1に示すように、光散乱部5で2次元方向に散乱した光は、日射時に高架道路1によってできる日陰の区域を照射するのみならず、プリズムのような屈折とは異なって、日陰の区域を造らずソフトに道路側方の下方の区域を照射する。
〔別実施形態〕
以下に他の実施の形態を説明する。
〈1〉 前記光散乱部5は、サンドブラストとエッチング処理を組み合わせるだけではなく、サンドブラストのみによって形成してあっても良い。また、サンドブラスト以外に、図3(a),(b)に示すように、パネルの一方の面に、パネルのロール成形時によるプレス加工や、パネル成形後の切削加工により、縦溝を多数横に並べた縦エンボス部と横溝を多数縦に並べた横エンボス部とを設けて、構成してあってもよい。
〈2〉 前記光散乱部5は、パネルの表裏一方の面に形成する以外に、表裏両面に形成してあってもよい。
〈3〉 前記光散乱部5は、前記パネルの表裏の一方の面と他方の面とを、相互に異なった方向に凹凸した表面形状に形成してあっても良く、つまり、一方の面に縦エンボス部を形成すると同時に、他方の面に横エンボス部を形成して、結局透過光が2次元方向に散乱する様にしてあればよい。
〈4〉 前記光散乱部5と透視部4とは、先の実施形態で説明した横縞状に並べるもの以外に、縦縞状に並べてあっても良い。
〈5〉 前記パネルにおける上部より下部の方が、透光部を光散乱部5より多く分布するように配設して、走行車に乗車する人の目線位置に、透光部の占める面積を多くなるように配置されるようにすることにより、走行中の外側の景色を見やすくして快適なドライブができるようにしてあっても良い。
〈6〉 前記パネルに板ガラスを使用する場合は、フロート硝子単板、網入り硝子、強化硝子、色付き硝子、及びこれらの合わせ硝子の内のいずれかで構成することが考えられるが、ガラス以外に、ポリカーボネート板、アクリル板、PET、フッ素樹脂(例えばテフロン)などの透明版であれば使用できる。
〈7〉 本発明の実施形態は、道路の例を示したが、鉄道にも適用できるものである。
尚、上述のように、図面との対照を便利にするために符号を記したが、該記入により本発明は添付図面の構成に限定されるものではない。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
実施形態で説明する高架道路の縦断面図 (a)実施形態のパネルの正面図、(b)要部縦断面図 (a)別実施形態のパネルの要部正面図、(b)要部縦断面図 従来の高架道路の縦断面図 従来のパネルの要部縦断面図
符号の説明
1 高架道路
2 防音壁
3 防音パネル
4 透視部
5 光散乱部

Claims (9)

  1. 道路や鉄道に沿って立設するパネルであって、そのパネルの表裏共に平坦な表面形状に形成した透視部と、前記パネルの表裏のうち少なくとも一方の面が2次元方向に透過光を散乱させる凹凸表面形状に形成した光散乱部とを、設けてある透光性防音パネル。
  2. 前記光散乱部の前記凹凸表面形状は、凹部と凸部の交互に並ぶ方向が、2次元方向になっている表面形状である請求項1記載の透光性防音パネル。
  3. 前記光散乱部の前記凹凸表面形状は、縦溝を多数横に並べた縦エンボス部と横溝を多数縦に並べた横エンボス部とから構成してある請求項2記載の透光性防音パネル。
  4. 前記光散乱部は、前記パネルの表裏の一方の面に特定の方向に延出した溝状のエンボスを形成し、そのエンボスとは異なる方向に延出した溝状のエンボスを、他方の面に形成してある請求項1記載の透光性防音パネル。
  5. 前記パネルは板硝子により形成してあって、前記光散乱部の前記凹凸表面形状は、サンドブラスト面により形成してある請求項1又は2記載の透光性防音パネル。
  6. 前記パネルは板硝子により形成してあって、前記光散乱部の前記表面形状は、エッチング処理したサンドブラスト面である請求項1又は2記載の透光性防音パネル。
  7. 前記透視部と前記光散乱部とは、前記パネルの上下方向に交互に並べた横縞状に形成してある請求項1〜6のいずれかに記載の透光性防音パネル。
  8. 前記パネルの特定の高さ位置において、前記透光部を前記光散乱部より多く分布するように配設してある請求項7記載の透光性防音パネル。
  9. 前記パネルは、フロート硝子単板、網入り硝子、強化硝子、色付き硝子、及びこれらの合わせ硝子の内のいずれかで構成してある請求項1〜8のいずれかに記載の透光性防音パネル。
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