JPS6135327B2 - - Google Patents

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JPS6135327B2
JPS6135327B2 JP55006443A JP644380A JPS6135327B2 JP S6135327 B2 JPS6135327 B2 JP S6135327B2 JP 55006443 A JP55006443 A JP 55006443A JP 644380 A JP644380 A JP 644380A JP S6135327 B2 JPS6135327 B2 JP S6135327B2
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JP
Japan
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JP55006443A
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English (en)
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JPS55159048A (en
Inventor
Mutsuo Murakami
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Individual
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Publication of JPS55159048A publication Critical patent/JPS55159048A/ja
Publication of JPS6135327B2 publication Critical patent/JPS6135327B2/ja
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  • Devices Affording Protection Of Roads Or Walls For Sound Insulation (AREA)
  • Building Environments (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は透視性遮音板、殊に、高速自動車道、
高速鉄道などの騒音を遮断するのに適した交通路
用の透視性遮音材に関する。
今日、高速自動車道、高速鉄道その他道路交通
手段の進歩にはまことに目覚しいものがあるが、
反面、鉄道、道路等を通行する交通機関による騒
音の発生が重大な公害問題となつている。従つ
て、これらの騒音に対処する手段も種々研究さ
れ、大規模には常緑植樹帯の形成が有効な吸音手
段であると認められているが、充分な効果を上げ
るには沿道に沿つてかなりの空地を必要とするた
め、特殊な地域以外には用いられない。このた
め、普通には、(a)コンクリート、金属等の材料を
主体とする不透光性の吸音壁の設置、及び(b)透明
な又は艶消し半透明のプラスチツク材料を主体と
する透光性遮音壁の設置が対策として採用されて
いる。
しかしながら、以上の遮音手段は利用者に対す
る又は地域住民に対する配慮に欠けた面が少くな
い。例えば、手段(a)は不透光性であるため、近隣
住民の日照権を侵害する他、電波障害の原因とな
つて、テレビ、FM放送等の超短波放送の受信を
阻信する。一方、また、道路等の利用者に対して
は、殊に遮音壁が連続的に設置されている場合、
側方への視界不良のため距離感、速度感を低下さ
せるのみでなく、恰もトンネル内を通過するとき
のような異常な心理的な圧迫、不安及び不快感を
生じ、運転及び搭乗環境を悪化させる。しかも、
この場合直射光により陰影を生じるので、道路に
沿つて明暗部を生じたときは著しく運転を困難に
〓〓〓〓
する。一方、後者の手段(b)の中、透明な遮音壁を
用いれば、側方に対する視界は妨げられずまた影
の影響も支柱によるものに限られ、かつ日照権へ
の影響も少くて済むのであるが、日光(殊に小さ
な仰角で入射する日光)、対向車の前照灯、その
他路外の強い照明光等が平滑な壁面に反射して利
用者を眩惑させ、交通に危険を与えるのみなら
ず、外界に対しても反射光が迷惑を与える。さら
に、半透明な遮音壁は、日照権、反射等による悪
影響こそ少いが、側方視界を妨げる事情は手段(a)
と殆んど同様であり、運転者等に対する心理的な
障害もそれ程改善されない。
最後に、眼の残像効果を利用して不透明の壁体
間に狭い隙間又は透明部を設ける提案もあるが
(特開昭49−87127、同51−133930)、走行する車
輛の速度が適当でない限りフリツカーや壁体像の
流れを感じさせ、却つて運転者を疲労させる欠点
がある。
本発明は、以上述べた公知遮音体の欠点の解消
を意図したものである。
本発明の骨子は、剛性かつ透明の板材に多数の
平行する縞状半透明部分を設けた点に存する。以
下添付図面を引用して発明の詳細を説明する。
第1図は本発明の最も基本的な実施形態を示す
ものである。ポリカーボネート、強化ガラス等か
らなる方形の透明板材1の表面には多数の半透明
部2と透明部3が交互に縞状に設けられる。縞を
構成する半透明部の巾lと隣接半透明部間の間隔
l(即ち、透明部3の巾)及び各半透明部の艶消
しの程度は実験的に適切な値を定めるべきである
が、一般には、lが100mmのときl′は最低3mmあ
れば充分である。この遮音材を、例えば高速自動
車道に沿つて縞模様が縦になるように設置する
と、半透明部間の透明部を透して外部の風景を見
ることができ、しかも透明部と半透明部との間の
明暗差が殆んどないので、速度が不適合の場合で
もフリツカーや縞模様の流れを感じさせない。の
みならず、反射を阻止する効果は従来の全面半透
明のものと実質的に変らないので、運転者等及び
外界に対し反射の害を防ぐことができる。なお、
入射光の仰角が低い場合でも全く影を作らず、運
転者に障害を与えないことは手段(b)と同じであ
る。今日、高速道路等の騒音の効果的に遮断する
ためには、高さ3m以上の遮音壁の設置が要望さ
れているので、このように、自体透視可能性を有
する遮音材は、日照権問題の緩和に対し重要な意
義を有するものである。因みに、この遮音材を用
いて例えば高さ3mの高速道路用壁体を構成した
場合、仮に本材の縦巾が1mであると、本材を中
間の1m巾の部分に施用すれば足りる。
本例及び以下の各例を通じ、板の材質は、透明
かつ剛性のある材料であれば何でもよい。しかし
実用性があるのは透明プラスチツク及びガラスで
あつて、それらの中でも耐衝撃性及び加工性に優
れたものは前述のポリカーボネートであり、また
耐候性に優るものは同じく強化ガラスである。艶
消加工(半透明化)は、サンドプラステイング、
研摩、型押し、焼付け、化学的若しくは電気的エ
ツチング、粗面透明プラスチツクテープ若しくは
半透明透明プラスチツク薄板などの半透明条片の
貼着又は艶消しラツカーによる塗工などの種々の
方法により行うことができる。なお、本艶消部分
は巨視的に半透明の状態であれば足りるから、所
望により、自体不透明な微細線条を適当な間隔を
おいて配置したものであることができる。更に所
望により、材料は任意に着色され、又は紫外線吸
収膜等によりコーテイングされることができる。
第2図に示した例は、半透明部分12,12′
が板の両面に相対向して設けられた例である。こ
の場合、各半透明部間の間隔l′が前図の場合と同
様であれば透視性は多少悪くなるが、反面、反射
防止効果が高まり、しかも施行に際し板の表裏を
考慮する必要がなくなる。
第3図の例は、走行による動視野を考慮して半
透明部22,22′を板1の面と直交する平面に
沿つて斜に配置した例である。角θは大体動視野
角度の1/2に設定すればよく、速度60Kmの道路で
は略40゜前後である。図から明らかなように、相
対向する半透明部の右端と左端間の間隔lは、相
隣接する半透明部間の間隔l″に比し遥かに短くす
ることができる。かくして、この遮音材は、前2
例のものに比し透視性並びに反射性を改善するこ
とができる。
第4図のものは、第2図のものを一層改良した
例である。この場合、外界側の半透明32′の巾
が道路側の半透明部32の巾に比し遥かに大きい
ので、道路外への反射の影響は一層軽減される。
この場合も、角θ′は動視野角の1/2位にするのが
〓〓〓〓
よい。
第5図は、前4図のものと趣を変え、半透明部
を微細な縦縞42状に構成した例である。この場
合、各縦縞間の間隔は光の回折を生じない程度の
距離とする。この狭いスリツトは、主として自然
光及び人工光中における直線偏光部分のみを透過
させるので、眩しさを著しく減じる効果がある。
第6図は、前各図のものにおける透明部と半透
明部とから構成される縞模様を、板1を対角線状
に横切る巾の広い斜の縞状54に構成した例であ
る。この縞状部分を除く板の左上部55及び右下
部56の直角三角形部分は全部半透明部とされ
る。この例では、ニプコーの円盤と同一の原理
で、視野が縞部分中の透明部53,53′,5
3″………を順次横切るにつれ、先の透明部から
得られた残像が順次次の映像と重なり合い、一連
の映像を完成する。従つて、この例では全体の透
明部面積が小であるのに拘らず、走行中の車輛か
らの風景の透視を可能とする効果がある。
第7図は、第3図における板の両面部における
狭い半透明部と広い半透明部との組み合わせを交
互的に変更した例である。この場合も角θを動
視野の1/2以上とすることにより、走行中の車窓
から展望は妨げられない。なお、本例でも、板の
表裏を顧慮する必要がないことは第2図の例と同
じである。
以上本発明実施の諸態様につき説明したが、こ
れらは飽くまで例示であつて、何等発明の技術的
範囲の限定を意図するものではない。発明の精神
は、前述の如く剛性板材に対し透明部と半透明と
が隣接して巨視的又は微視的な縞模様を形成した
透明性遮音材それ自体に在るから、この思想的範
囲内において、又は該思想を利用して実施される
一切の変形は、全て発明の技術的範囲内に属す
る。本発明に係る遮音材の使用法は従来の同種遮
音材と全く同じである。即ち、なるべくはこれを
金属製枠中に収め、弾性材等を介して押えて固定
した後、土台から直立するH型ポスト等に弾性材
を介してボルト締めする。
以上詳述した如く、本発明は簡単な構成で従来
の遮音壁の欠点を大巾に改善しうるので、道路交
通の安全確保及び高速交通による公害の防除並び
に緩和に多大の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の基本的な実施態様を示す平面
図及び拡大断面図、第2図〜第4図は夫々発明の
別の実施態様を示す拡大断面図、第5図は発明の
別の実施態様を示す部分的強拡大図、第6図は発
明のさらに別の実施例を示す平面図、第7図は発
明のさらに他の変形を示す拡大断面図である。図
中各付号の意味は以下のとおり:− 1:遮音材本体、2,12,12′,22,2
2′,32,32′,42,62:半透明部、3,
13,23,33,43,53,53′,53″,
63:透明部、54:縞、55:左上部、56:
右下部。 〓〓〓〓

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一定の間隔を隔てて互いに平行する多数の縦
    縞状半透明部分を備えた透明の剛性板材から成る
    ことを特徴とする交通路用の透視性遮音材。 2 縦縞状半透明部分が、板の両面に存する特許
    許求の範囲第1項記載の交通路用の透視性遮音
    材。 3 縦縞状半透明部分が、板の両面に対向的に存
    在し、かつ、相対向する両半透明部分の巾が相対
    的に相違する特許請求の範囲第2項記載の交通路
    用の透視性遮音材。 4 縦縞状半透明部分が、板の両面に互にずれて
    存在する特許請求の範囲第2項記載の交通路用の
    透視性遮音材。 5 縦縞状半透明部分が、隣接する透明部分と共
    に板の一方向に対し斜交する縞模様を形成し、該
    模様部分以外の板の残部が半透明部分となつてい
    る特許請求の範囲第1項から第4項のいずれかに
    記載の交通路用の透視性遮音材。 6 透明部分を隔てて隣接する縦縞状半透明部分
    の間隙が、光の干渉を起こさない程度の微細な間
    隙である特許請求の範囲第1項又は第5項記載の
    交通路用の透視性遮音材。
JP644380A 1980-01-22 1980-01-22 Sounddinsulating material through which seeing can be done Granted JPS55159048A (en)

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JPS55159048A JPS55159048A (en) 1980-12-10
JPS6135327B2 true JPS6135327B2 (ja) 1986-08-12

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010065492A (ja) * 2008-09-12 2010-03-25 Nippon Sheet Glass Environment Amenity Co Ltd 透光性防音パネル

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS477408U (ja) * 1971-02-23 1972-09-27

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS477408U (ja) * 1971-02-23 1972-09-27

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010065492A (ja) * 2008-09-12 2010-03-25 Nippon Sheet Glass Environment Amenity Co Ltd 透光性防音パネル

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JPS55159048A (en) 1980-12-10

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