JP2000144651A - 防音パネル - Google Patents
防音パネルInfo
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Abstract
(57)【要約】
【目的】景観性及び防音性能に優れた防音パネルを提供
する。 【構成】防音性を有するパネル本体１の上端に沿って長
手方向に手摺２を設ける。手摺２によって、パネル本体
１を乗り越えようとする音が回折されるため、低い高さ
であっても防音効果を向上させることができる。又手摺
２を設けることによって、単に防音パネルだけのものに
較べて、加わった手摺２の機能的な意匠が街路等の一般
道路における景観にマッチして景観を向上させ、且つ歩
行者の歩行を容易にすることができる。
する。 【構成】防音性を有するパネル本体１の上端に沿って長
手方向に手摺２を設ける。手摺２によって、パネル本体
１を乗り越えようとする音が回折されるため、低い高さ
であっても防音効果を向上させることができる。又手摺
２を設けることによって、単に防音パネルだけのものに
較べて、加わった手摺２の機能的な意匠が街路等の一般
道路における景観にマッチして景観を向上させ、且つ歩
行者の歩行を容易にすることができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、街路等の一般道路
において、車両における騒音公害を防止するために、主
として車道と歩道の境界や中央分離帯等に沿って設置さ
れる防音パネルに関するものである。
において、車両における騒音公害を防止するために、主
として車道と歩道の境界や中央分離帯等に沿って設置さ
れる防音パネルに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】例えば、街路等の一般道路においては、
沿線住民に対して車両の騒音公害を防止するために、防
音パネルを車道と歩道の境界や中央分離帯等に沿って設
置することがある。この種の防音パネルは、騒音公害の
みを防止すればよい高速道路等の自動車専用道路に設置
される防音パネルに較べて、騒音公害を防止することに
加えて美観も要求され、都市景観を損なわないものであ
ることが必要であることから、高さを高くすることがで
きず、その高さは通行人や車両のドライバー等に対して
視界を遮らない高さ、一般にはほぼ１５００ｍｍ以下と
なされている。
沿線住民に対して車両の騒音公害を防止するために、防
音パネルを車道と歩道の境界や中央分離帯等に沿って設
置することがある。この種の防音パネルは、騒音公害の
みを防止すればよい高速道路等の自動車専用道路に設置
される防音パネルに較べて、騒音公害を防止することに
加えて美観も要求され、都市景観を損なわないものであ
ることが必要であることから、高さを高くすることがで
きず、その高さは通行人や車両のドライバー等に対して
視界を遮らない高さ、一般にはほぼ１５００ｍｍ以下と
なされている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】かように、景観性の制
約から防音パネルの高さを高くできないところ、防音パ
ネルの高さが低いと防音性能が低下することから、従来
の防音パネルは、必ずしも満足すべき防音性能が得られ
ていない。
約から防音パネルの高さを高くできないところ、防音パ
ネルの高さが低いと防音性能が低下することから、従来
の防音パネルは、必ずしも満足すべき防音性能が得られ
ていない。
【０００４】そこで本発明は、上記の如き問題点を解決
し、景観性及び防音性能に優れた防音パネルを提供せん
とするものである。
し、景観性及び防音性能に優れた防音パネルを提供せん
とするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は次のような構成としている。すなわち本発
明に係る防音パネルは、街路等の一般道路において、歩
道と車道の境界や中央分離帯等に沿って設置される防音
パネルであって、防音性を有するパネル本体の上端に沿
って、手摺が長手方向に設けられていることを特徴とす
るものである。
に、本発明は次のような構成としている。すなわち本発
明に係る防音パネルは、街路等の一般道路において、歩
道と車道の境界や中央分離帯等に沿って設置される防音
パネルであって、防音性を有するパネル本体の上端に沿
って、手摺が長手方向に設けられていることを特徴とす
るものである。
【０００６】本発明によれば、パネル本体の上端に沿っ
て長手方向に設けられた手摺によって、パネル本体を乗
り越えようとする音が回折されるため、低い高さであっ
ても防音効果を向上させることができる。又手摺を設け
ることによって、単に防音パネルだけのものに較べて、
加わった手摺の機能的な意匠が街路等の一般道路におけ
る景観にマッチして景観を向上させ、且つ歩行者の歩行
を容易にすることができる。
て長手方向に設けられた手摺によって、パネル本体を乗
り越えようとする音が回折されるため、低い高さであっ
ても防音効果を向上させることができる。又手摺を設け
ることによって、単に防音パネルだけのものに較べて、
加わった手摺の機能的な意匠が街路等の一般道路におけ
る景観にマッチして景観を向上させ、且つ歩行者の歩行
を容易にすることができる。
【０００７】なお、前記手摺を吸音体から形成し、回折
に加えて吸音性能を具備させれば、防音効果をさらに高
めることができる。
に加えて吸音性能を具備させれば、防音効果をさらに高
めることができる。
【０００８】手摺を吸音体から形成するには、手摺を吸
音材から形成してもよいし、多数の開孔を有する中空体
に吸音材を内装して形成してもよい。前記中空体は、例
えば、金属板、合成樹脂板やセラミック系等の板材にパ
ンチング孔が開けられたものから形成してもよいし、粒
状体や繊維等を板状とした連続気孔を有する板材等から
形成してもよい。
音材から形成してもよいし、多数の開孔を有する中空体
に吸音材を内装して形成してもよい。前記中空体は、例
えば、金属板、合成樹脂板やセラミック系等の板材にパ
ンチング孔が開けられたものから形成してもよいし、粒
状体や繊維等を板状とした連続気孔を有する板材等から
形成してもよい。
【０００９】手摺は、パネル本体の上端に直接取付けら
れていてもよいし、パネル本体の上端に沿って、笠木を
長手方向に設け、その笠木に手摺が取付けられていても
よい。かようにすれば、笠木においても、音が回折され
て防音効果が向上する。
れていてもよいし、パネル本体の上端に沿って、笠木を
長手方向に設け、その笠木に手摺が取付けられていても
よい。かようにすれば、笠木においても、音が回折され
て防音効果が向上する。
【００１０】前記笠木は、手摺と同様に、吸音性能を具
備させるために、吸音体から形成されていてもよく、笠
木を吸音体から形成する場合は、吸音材から形成しても
よいし、多数の開孔を有する中空体に吸音材を内装して
形成してもよい。
備させるために、吸音体から形成されていてもよく、笠
木を吸音体から形成する場合は、吸音材から形成しても
よいし、多数の開孔を有する中空体に吸音材を内装して
形成してもよい。
【００１１】又本発明は、車両から放出されて空気中に
浮遊する汚染物質や、防音パネルに付着する汚染物質等
を除去するために、防音パネルのパネル本体、手摺又は
笠木に二酸化チタン等の光触媒を担持させていてもよ
い。二酸化チタン等の光触媒は、太陽光等に含まれる紫
外光に照射されると活性化して強い酸化力が発現され、
汚染物質を効果的に除去することができる。
浮遊する汚染物質や、防音パネルに付着する汚染物質等
を除去するために、防音パネルのパネル本体、手摺又は
笠木に二酸化チタン等の光触媒を担持させていてもよ
い。二酸化チタン等の光触媒は、太陽光等に含まれる紫
外光に照射されると活性化して強い酸化力が発現され、
汚染物質を効果的に除去することができる。
【００１２】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の一形態につ
き図面に基づき具体的に説明する。まず、図１は本発明
に係る防音パネルの実施の一形態を示す斜視図であり、
図２はその主要部の断面図である。
き図面に基づき具体的に説明する。まず、図１は本発明
に係る防音パネルの実施の一形態を示す斜視図であり、
図２はその主要部の断面図である。
【００１３】図１〜２に示された形態における防音パネ
ルＰは、防音性を有するパネル本体１と、その上端に沿
って長手方向に設けられた手摺２とから構成されてい
る。この防音パネルＰは、街路等の一般道路において、
歩道と車道の境界や中央分離帯等に沿って設置されるも
のであって、都市景観を損なわないように、その高さは
歩行者や車両のドライバー等に対して視界を遮らない高
さ、一般にはほぼ１５００ｍｍ以下となされるが、手摺
２は、一般に歩行者の腰骨の高さ程度の高さに設置され
ることが好ましいことから、地表から手摺２までの高さ
を７００〜８００ｍｍ程度にするのが特に好ましい。
ルＰは、防音性を有するパネル本体１と、その上端に沿
って長手方向に設けられた手摺２とから構成されてい
る。この防音パネルＰは、街路等の一般道路において、
歩道と車道の境界や中央分離帯等に沿って設置されるも
のであって、都市景観を損なわないように、その高さは
歩行者や車両のドライバー等に対して視界を遮らない高
さ、一般にはほぼ１５００ｍｍ以下となされるが、手摺
２は、一般に歩行者の腰骨の高さ程度の高さに設置され
ることが好ましいことから、地表から手摺２までの高さ
を７００〜８００ｍｍ程度にするのが特に好ましい。
【００１４】パネル本体１は、多数の開孔１１が設けら
れた前面板１２と、遮音性を有する背面板１３とで形成
される箱体内に吸音材１４が内装されたものであって、
前面板１２の開孔１１より箱体内に入射した音が吸音材
１４により吸音されると共に背面板１３により遮音され
て背面板１３側から漏れないようになされている。この
パネル本体１は吸遮音タイプのものであるが、中央分離
帯に設置される場合は、背面板１３にも多数の開孔を設
け、音が前面板１２と背面板１３の両方から箱体内に入
射されて吸音される吸音タイプであってもよく、又ポリ
カーボネートやアクリル樹脂等の透光性合成樹脂板やガ
ラス等の透光板からなる面板が枠材により支持された透
視性を備えた遮音タイプや金属や合成樹脂からなる不透
明な面板からなる非透視性の遮音タイプでもよく、その
他吸音材からなる板状体、コンクリート等、防音性を有
しておれば形態や材質、形状等は特に限定されるもので
はない。例えば、パネル本体１を前面板１２と背面板１
３とによって構成する場合は、前面板１２と背面板１３
とは同一の材料から形成されていてもよいし、前面板１
２にコンクリート板を用い、背面板１３に金属板を用い
る等、前面板１２と背面板１３とは異なる材料から形成
されていてもよい。
れた前面板１２と、遮音性を有する背面板１３とで形成
される箱体内に吸音材１４が内装されたものであって、
前面板１２の開孔１１より箱体内に入射した音が吸音材
１４により吸音されると共に背面板１３により遮音され
て背面板１３側から漏れないようになされている。この
パネル本体１は吸遮音タイプのものであるが、中央分離
帯に設置される場合は、背面板１３にも多数の開孔を設
け、音が前面板１２と背面板１３の両方から箱体内に入
射されて吸音される吸音タイプであってもよく、又ポリ
カーボネートやアクリル樹脂等の透光性合成樹脂板やガ
ラス等の透光板からなる面板が枠材により支持された透
視性を備えた遮音タイプや金属や合成樹脂からなる不透
明な面板からなる非透視性の遮音タイプでもよく、その
他吸音材からなる板状体、コンクリート等、防音性を有
しておれば形態や材質、形状等は特に限定されるもので
はない。例えば、パネル本体１を前面板１２と背面板１
３とによって構成する場合は、前面板１２と背面板１３
とは同一の材料から形成されていてもよいし、前面板１
２にコンクリート板を用い、背面板１３に金属板を用い
る等、前面板１２と背面板１３とは異なる材料から形成
されていてもよい。
【００１５】パネル本体１の上端に沿って、長手方向に
設けられた手摺２は、単に中空体や棒体から形成されて
いてもよいが、吸音性を具備させるために、吸音体から
形成されているのが好ましい。本形態においては、手を
添えやすいように上面を滑らかな半円形状とした多数の
開孔２１を有する中空体２２に吸音材２３を内装したも
のであって、中空体２２は、例えば、金属板、合成樹脂
板やセラミック系等の板材にパンチング孔が開けられた
ものから形成してもよいし、粒状体や繊維等を板状とし
た連続気孔を有する板材等から形成してもよい。
設けられた手摺２は、単に中空体や棒体から形成されて
いてもよいが、吸音性を具備させるために、吸音体から
形成されているのが好ましい。本形態においては、手を
添えやすいように上面を滑らかな半円形状とした多数の
開孔２１を有する中空体２２に吸音材２３を内装したも
のであって、中空体２２は、例えば、金属板、合成樹脂
板やセラミック系等の板材にパンチング孔が開けられた
ものから形成してもよいし、粒状体や繊維等を板状とし
た連続気孔を有する板材等から形成してもよい。
【００１６】次に図３は本発明に係る防音パネルの実施
の他の形態を示す斜視図であり、図４はその主要部の断
面図である。この防音パネルＰは、防音性を有するパネ
ル本体１の上端に沿って、多数の開孔３１を有する中空
体３２に吸音材３３を内装した半円形状の笠木３が長手
方向に設けられ、その笠木３の頂部を構成するように、
又は頂部に重合させるように、頂部に沿って、手を添え
やすい滑らかなカバー材からなる手摺２が取付けられて
いるものである。
の他の形態を示す斜視図であり、図４はその主要部の断
面図である。この防音パネルＰは、防音性を有するパネ
ル本体１の上端に沿って、多数の開孔３１を有する中空
体３２に吸音材３３を内装した半円形状の笠木３が長手
方向に設けられ、その笠木３の頂部を構成するように、
又は頂部に重合させるように、頂部に沿って、手を添え
やすい滑らかなカバー材からなる手摺２が取付けられて
いるものである。
【００１７】又図５は本発明に係る防音パネルの実施の
さらに他の形態を示す斜視図であり、図６はその主要部
の断面図である。この防音パネルＰは、防音性を有する
パネル本体１の上端に沿って、多数の開孔３１を有する
中空体３２に吸音材３３を内装した半円形状の笠木３が
長手方向に設けられ、その笠木３の上方に、断面円形の
手摺２が支持具２４を介して取付けられているものであ
る。
さらに他の形態を示す斜視図であり、図６はその主要部
の断面図である。この防音パネルＰは、防音性を有する
パネル本体１の上端に沿って、多数の開孔３１を有する
中空体３２に吸音材３３を内装した半円形状の笠木３が
長手方向に設けられ、その笠木３の上方に、断面円形の
手摺２が支持具２４を介して取付けられているものであ
る。
【００１８】前記図３及び図５に示された両形態におけ
る笠木３は、いずれも吸音性を具備させるために、多数
の開孔３１を有する中空体３２に吸音材３３を内装した
ものであって、中空体３２は、例えば、金属板、合成樹
脂板やセラミック系等の板材にパンチング孔が開けられ
たものから形成してもよいし、粒状体や繊維等を板状と
した連続気孔を有する板材等から形成してもよい。なお
笠木３は、前記以外に粒状体や繊維等からなる吸音材そ
のものから形成してもよいし、単に中空体や棒体から形
成してもよい。
る笠木３は、いずれも吸音性を具備させるために、多数
の開孔３１を有する中空体３２に吸音材３３を内装した
ものであって、中空体３２は、例えば、金属板、合成樹
脂板やセラミック系等の板材にパンチング孔が開けられ
たものから形成してもよいし、粒状体や繊維等を板状と
した連続気孔を有する板材等から形成してもよい。なお
笠木３は、前記以外に粒状体や繊維等からなる吸音材そ
のものから形成してもよいし、単に中空体や棒体から形
成してもよい。
【００１９】なお前記防音パネルＰにおいて、車両から
放出されて空気中に浮遊する汚染物質、パネル本体１や
手摺２、笠木３に付着する汚染物質を除去するために、
パネル本体１や手摺２、笠木３に二酸化チタン等の光触
媒を担持させていてもよい。二酸化チタン等の光触媒
は、太陽光等に含まれる紫外光に照射されると活性化し
て強い酸化力が発現され、汚染物質を効果的に除去する
ことができる。
放出されて空気中に浮遊する汚染物質、パネル本体１や
手摺２、笠木３に付着する汚染物質を除去するために、
パネル本体１や手摺２、笠木３に二酸化チタン等の光触
媒を担持させていてもよい。二酸化チタン等の光触媒
は、太陽光等に含まれる紫外光に照射されると活性化し
て強い酸化力が発現され、汚染物質を効果的に除去する
ことができる。
【００２０】次に吸音性を有するパネル本体１の上端に
吸音体からなる手摺２を取付け、地表から手摺２の頂部
までの高さを１ｍとした実施例としての本発明に係る防
音パネルＰと、パネル本体の上端には何も取付けていな
い地表からの高さを同じく１ｍとした比較例としての従
来の防音パネルとについて、それぞれの防音効果を測定
し、その結果を表１に示した。
吸音体からなる手摺２を取付け、地表から手摺２の頂部
までの高さを１ｍとした実施例としての本発明に係る防
音パネルＰと、パネル本体の上端には何も取付けていな
い地表からの高さを同じく１ｍとした比較例としての従
来の防音パネルとについて、それぞれの防音効果を測定
し、その結果を表１に示した。
【００２１】測定方法は、図７に示される如く、実施例
及び比較例をそれぞれ地表に立設し、一方の面側から
２．５ｍ離れた位置に音源Ａを配置すると共に、他方の
面側から１．５ｍ離れた位置に受音マイクＢを配置し、
音源Ａから発生させた音を受音マイクＢで受け、その受
けた音圧レベルを測定した。なお音源Ａの高さは車両の
エンジンの高さである０．５ｍ程度とし、受音マイクＢ
の高さは、０．８ｍ、１．２ｍ、１．６ｍの３ケ所と
し、この３ケ所でのそれぞれの音圧レベルを測定し、そ
の値をｄＢで表すと共に、実施例と比較例のそれぞれの
高さにおける音圧レベルの差（実施例での音圧レベル−
比較例での音圧レベル）を求めた。
及び比較例をそれぞれ地表に立設し、一方の面側から
２．５ｍ離れた位置に音源Ａを配置すると共に、他方の
面側から１．５ｍ離れた位置に受音マイクＢを配置し、
音源Ａから発生させた音を受音マイクＢで受け、その受
けた音圧レベルを測定した。なお音源Ａの高さは車両の
エンジンの高さである０．５ｍ程度とし、受音マイクＢ
の高さは、０．８ｍ、１．２ｍ、１．６ｍの３ケ所と
し、この３ケ所でのそれぞれの音圧レベルを測定し、そ
の値をｄＢで表すと共に、実施例と比較例のそれぞれの
高さにおける音圧レベルの差（実施例での音圧レベル−
比較例での音圧レベル）を求めた。
【００２２】
【表１】
【００２３】表１に示される如く、本発明に係る防音パ
ネルＰは、同一の高さであっても従来の防音パネルよ
り、音圧レベルが低く、優れた防音効果を有しているこ
とが確認される。
ネルＰは、同一の高さであっても従来の防音パネルよ
り、音圧レベルが低く、優れた防音効果を有しているこ
とが確認される。
【００２４】
【発明の効果】本発明によれば、パネル本体の上端に沿
って長手方向に設けられた手摺によって、パネル本体を
乗り越えようとする音が回折されるため、低い高さであ
っても防音効果を向上させることができる。又手摺を設
けることによって、単に防音パネルだけのものに較べ
て、加わった手摺の機能的な意匠が街路等の一般道路に
おける景観にマッチして景観を向上させ、且つ歩行者の
歩行を容易にすることができる。
って長手方向に設けられた手摺によって、パネル本体を
乗り越えようとする音が回折されるため、低い高さであ
っても防音効果を向上させることができる。又手摺を設
けることによって、単に防音パネルだけのものに較べ
て、加わった手摺の機能的な意匠が街路等の一般道路に
おける景観にマッチして景観を向上させ、且つ歩行者の
歩行を容易にすることができる。
【図１】本発明に係る防音パネルの実施の一形態を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図２】図１の主要部の断面図である。
【図３】本発明に係る防音パネルの実施の他の形態を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図４】図３の主要部の断面図である。
【図５】本発明に係る防音パネルの実施のさらに他の形
態を示す斜視図である。
態を示す斜視図である。
【図６】図５の主要部の断面図である。
【図７】本発明に係る防音パネル及び従来の防音パネル
の防音効果を測定する方法を示す説明図である。
の防音効果を測定する方法を示す説明図である。
Ｐ 本発明に係る防音パネル Ａ 音源 Ｂ 受音マイク １ パネル本体 １１ 開孔 １２ 前面板 １３ 背面板 １４ 吸音材 ２ 手摺 ２１ 開孔 ２２ 中空体 ２３ 吸音材 ２４ 支持具 ３ 笠木 ３１ 開孔 ３２ 中空体 ３３ 吸音材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｅ０４Ｈ 17/14 Ｆターム(参考） 2D001 AA01 BB01 CA01 CB02 DA08 2E001 DF04 FA03 FA30 GA03 GA18 GA20 HA14 HA31 HB01 HD11 JB01 2E142 AA01 AA03 AA07 EE02 LL00 MM01
Claims (7)
- 【請求項１】 街路等の一般道路において、歩道と車道
の境界や中央分離帯等に沿って設置される防音パネルで
あって、防音性を有するパネル本体の上端に沿って、手
摺が長手方向に設けられていることを特徴とする防音パ
ネル。 - 【請求項２】 手摺は、吸音体から形成されていること
を特徴とする請求項１記載の防音パネル。 - 【請求項３】 手摺は、吸音材から形成され又は多数の
開孔を有する中空体に吸音材が内装されて形成されてい
ることを特徴とする請求項２記載の防音パネル。 - 【請求項４】 防音性を有するパネル本体の上端に沿っ
て、笠木が長手方向に設けられ、その笠木に手摺が取付
けられていることを特徴とする請求項１〜３のいずれか
１項に記載の防音パネル。 - 【請求項５】 笠木は、吸音体から形成されていること
を特徴とする請求項４記載の防音パネル。 - 【請求項６】 笠木は、吸音材から形成され又は多数の
開孔を有する中空体に吸音材が内装されて形成されてい
ることを特徴とする請求項５記載の防音パネル。 - 【請求項７】 パネル本体、手摺、又は笠木のいずれか
に光触媒が担持されていることを特徴とする請求項１〜
６のいずれか１項に記載の防音パネル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10323300A JP2000144651A (ja) | 1998-11-13 | 1998-11-13 | 防音パネル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10323300A JP2000144651A (ja) | 1998-11-13 | 1998-11-13 | 防音パネル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000144651A true JP2000144651A (ja) | 2000-05-26 |
Family
ID=18153251
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10323300A Pending JP2000144651A (ja) | 1998-11-13 | 1998-11-13 | 防音パネル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000144651A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2015114929A1 (ja) * | 2014-01-28 | 2015-08-06 | 日本板硝子環境アメニティ株式会社 | 吸音パネル及び防音壁設備 |
| JP2015224469A (ja) * | 2014-05-28 | 2015-12-14 | 学校法人 関西大学 | エッジ効果抑制型防音壁用パネル |
| JP2020176448A (ja) * | 2019-04-18 | 2020-10-29 | 日鉄建材株式会社 | 吸音パネル |
-
1998
- 1998-11-13 JP JP10323300A patent/JP2000144651A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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