JP2006241746A - 遮音壁 - Google Patents
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Abstract
【課題】車道と歩道の境界に設置する遮音壁において、遮音性能の低下を極力抑えつつ、歩道にいる人を車道から視認可能とする。
【解決手段】車道Aと歩道Bの境界に沿って間隔をあけて配置する支柱1と、隣り合う支柱1の間に上下2段に間隔をあけて配置する吸音パネル2、3と、上段の前記吸音パネル2と下段の前記吸音パネル3の間をふさぐ透明板4とで遮音壁を設け、その透明板4を通して歩道Bにいる人を車道Aから視認可能とした。
【選択図】図1
【解決手段】車道Aと歩道Bの境界に沿って間隔をあけて配置する支柱1と、隣り合う支柱1の間に上下2段に間隔をあけて配置する吸音パネル2、3と、上段の前記吸音パネル2と下段の前記吸音パネル3の間をふさぐ透明板4とで遮音壁を設け、その透明板4を通して歩道Bにいる人を車道Aから視認可能とした。
【選択図】図1
Description
この発明は、車道と歩道の境界に設置する遮音壁に関する。
車道と歩道の境界に設置する遮音壁として、隣り合う支柱の間に遮音パネルを配置し、その遮音パネルの上縁に沿って透光板を設け、その透光板を通して車道から歩道の通行人を視認可能としたものが知られている(特許文献1、2)。
しかし、この遮音壁は、透光板が遮音パネルの上縁にあるので、人、特に小さい子供やしゃがんだ姿勢の子供、車椅子に乗った人などは、遮音パネルに隠れて車道から視認しにくい。そのため、これらの人が歩道から車道に飛び出したときに車の対応が遅れてしまい、事故を生じるおそれがある。一方、このような事故を防止するために遮音パネルの高さを低くすると、遮音壁の遮音性能が低下する。
この発明は、車道と歩道の境界に設置する遮音壁において、遮音性能の低下を極力抑えつつ、歩道にいる人を車道から視認可能とすることを課題とする。
上記の課題を解決するために、この発明は、車道と歩道の境界に沿って間隔をあけて配置する支柱と、隣り合う前記支柱の間に上下2段に間隔をあけて配置する吸音パネルと、上段の前記吸音パネルと下段の前記吸音パネルの間をふさぐ透明板とを設け、その透明板を通して歩道にいる人を車道から視認可能とした。
この遮音壁は、前記透明板の上縁を差し込む溝を前記上段の吸音パネルに形成し、前記透明板の下縁を差し込む溝を前記下段の吸音パネルに形成すると、より好ましいものとなる。
なお、この発明において「歩道」とは、歩行者が通行するために車道と区切られた道をいい、縁石や段差で車道と区切られた道のほか、道路標識で車道と区切られた路側帯を含むものとする。
人、特に小さい子供やしゃがんだ姿勢の子供、車椅子に乗った人などが歩道にいるときにも、車道から透明板を通してそれらの人を視認することができる。また、下段の吸音パネルは歩道の視認性を確保するために路面からの高さの制限を受けるが、上段の吸音パネルは高さの制限を受けないので、遮音壁全体として優れた遮音性能を確保できる。
図1および図2に、この発明の遮音壁の実施形態を示す。この遮音壁は、支柱1と、吸音パネル2および3と、透明板4とを有する。
支柱1は、車道Aと歩道Bの境界に車の進行方向に間隔をあけて配置されており、隣り合う支柱1、1の間に、上下2段に間隔をあけて吸音パネル2、3が配置されている。
上段の吸音パネル2は、図3に示すように車の進行方向と直角方向に向き合う前面板5と後面板6とを有し、前面板5と後面板6の間にはグラスウール7が設けられている。前面板5には開口8が多数形成されており、この開口8を通過した騒音をグラスウール7が吸収する。さらに、グラスウール7と後面板6の間には空気層9が形成されており、この空気層9によって低音域による吸音効果を向上させている。同様に、下段の吸音パネル3も前面板5と後面板6とを有し、前面板5と後面板6の間にグラスウール7を有している。
透明板4は、図4に示すように上段の吸音パネル2と下段の吸音パネル3の間をふさいでおり、車道Aから歩道Bへの騒音を遮っている。
この遮音壁を用いると、図1に示すように小さい子供やしゃがんだ姿勢の子供、あるいは車椅子に乗った人が歩道Bにいるときにも、車道Aから透明板4を通してその人を視認することができる。また、下段の吸音パネル3は、路面からの高さを高くすると車道Aから歩道Bの子供を視認できなくなるので高さの制限を受けるが、上段の吸音パネル2は高さの制限を受けないので、遮音壁全体として優れた遮音性能を確保することができる。
図4に示すように、上段の吸音パネル2には透明板4の上縁4aを差し込む溝10を、下段の吸音パネル3には透明板4の下縁4bを差し込む溝11を、それぞれ形成すると好ましい。このような溝10、11を設けると、吸音パネル2、3が透明板4の上縁4aおよび下縁4bを保護するとともに、透明板4のたわみを抑える。そのため、車道Aから吹く風によって透明板4に大きな圧力がかかったときにも透明板4が破損しにくい。
下段の吸音パネル3の上端を大人の膝の高さとし、上段の吸音パネル2の下端を大人の腰の高さとすると、透明板4を通して歩道の子供をより確実に視認することができ、好ましい。下段の吸音パネル3の上端の高さを更に低くすると、歩道Bにいるペットなどの動物も、車道Aから透明板4を通して視認しやすくなる。
遮音壁には、図4に示すように歩道にいる人を照らす照明装置12を設けると好ましい。このような照明装置12を設けると、夜間においても車道Aから透明板4を通して歩道Bにいる人を視認することができ、安全性が向上する。照明装置12としては、たとえば蛍光灯や発光ダイオードが挙げられる。照明装置12は、透明板4の一部を切り欠いてその切欠き部に設けてもよく、歩道Bを照らすことができれば他の設置方法でもよい。また、上段の吸音パネル2の溝10内または下段の吸音パネル3の溝11内に発光ダイオードなどの発光体を設けて透明板4自体を光らせてもよい。
透明板4は、図5に示すように上下に延びる補助支柱13に両端を固定して下段の吸音パネル3の上側に設置し、その上側に上段の吸音パネル2を設置すると好ましい。このようにすると、上段の吸音パネル2を透明板4の上に設置する際に、上段の吸音パネル2の重みが補助支柱13に加わって透明板4に直接加わらないので、透明板4が破損しにくく、支柱1への設置作業が容易である。
図では、吸音パネル2、3の前面板5として、鋼板に打抜き加工を施したパンチングメタルを用いているが、たとえば金網やエキスパンドメタルを用いてもよい。
上記実施形態では、吸音パネル2、3の内部にグラスウール7を設けたが、グラスウール7に替えてロックウールや吸音用軟質ウレタンフォームなど他の多孔質材料を設けてもよい。また、吸音パネル2、3は、たとえば吸音用穴あき石膏ボードや吸音用穴あきスレートボードで構成してもよく、吸音を目的として使用するパネルであれば他の構成でもよい。
透明板4としては、ポリカーボネート板やアクリル板などが挙げられる。
上段の吸音パネル2には、図に示すように上縁に沿って手すり14を設けると好ましい。このようにすると、手すり14につかまることができるので歩行者が転倒しにくくなるとともに、遮音壁の美観がよくなる。支柱1の頂部に支柱カバー15を取り付けるとさらに美観が向上する。
上記実施形態では、支柱1としてH形鋼を用いているが、図6に示すように既設の防護柵のパイプ鋼16を用いてもよい。要は、車道Aと歩道Bの境界に進行方向に間隔をあけて配置する支柱であればよい。パイプ鋼16を支柱とする場合、たとえば図7(a)(b)に示すように断面U状のブラケット17で吸音パネル2、3をパイプ鋼16に取り付けることができる。
吸音パネルは2段以上設けてもよく、たとえば上段の吸音パネル2の上方にさらに補助吸音パネルを配置し、その補助吸音パネルと上段の吸音パネル2の間をふさぐ補助透明板を設けてもよい。要は、上下2段に間隔をあけて配置される吸音パネルを有していればよい。
1 支柱
2、3 吸音パネル
4 透明板
4a、4b 縁
10、11 溝
2、3 吸音パネル
4 透明板
4a、4b 縁
10、11 溝
Claims (3)
- 車道と歩道の境界に沿って間隔をあけて配置する支柱と、隣り合う前記支柱の間に上下2段に間隔をあけて配置する吸音パネルと、上段の前記吸音パネルと下段の前記吸音パネルの間をふさぐ透明板とを有し、その透明板を通して歩道にいる人を車道から視認可能とした遮音壁。
- 前記透明板の上縁を差し込む溝を前記上段の吸音パネルに形成し、前記透明板の下縁を差し込む溝を前記下段の吸音パネルに形成した請求項1に記載の遮音壁。
- 歩道側を照らす照明装置を設けた請求項1または2に記載の遮音壁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005056127A JP2006241746A (ja) | 2005-03-01 | 2005-03-01 | 遮音壁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005056127A JP2006241746A (ja) | 2005-03-01 | 2005-03-01 | 遮音壁 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006241746A true JP2006241746A (ja) | 2006-09-14 |
Family
ID=37048428
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005056127A Pending JP2006241746A (ja) | 2005-03-01 | 2005-03-01 | 遮音壁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006241746A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100814583B1 (ko) * | 2007-04-04 | 2008-03-26 | 대민산업개발(주) | 외관이 미려한 방음벽 |
JP2008101444A (ja) * | 2006-10-23 | 2008-05-01 | Sekisui Jushi Co Ltd | 防音パネル |
JP2013079538A (ja) * | 2011-10-05 | 2013-05-02 | Tekkosha Buru:Kk | 吸音パネルセット |
US8902149B2 (en) | 2009-06-17 | 2014-12-02 | Sharp Laboratories Of America, Inc. | Methods and systems for power control event responsive display devices |
-
2005
- 2005-03-01 JP JP2005056127A patent/JP2006241746A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008101444A (ja) * | 2006-10-23 | 2008-05-01 | Sekisui Jushi Co Ltd | 防音パネル |
KR100814583B1 (ko) * | 2007-04-04 | 2008-03-26 | 대민산업개발(주) | 외관이 미려한 방음벽 |
US8902149B2 (en) | 2009-06-17 | 2014-12-02 | Sharp Laboratories Of America, Inc. | Methods and systems for power control event responsive display devices |
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