JP2007297780A - 防音パネル - Google Patents
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Abstract
【課題】機能的に視線誘導効果を有すると共に、街路照明等設置されていない場所に設置されても、夜間において優れた視線誘導効果を発現する防音壁に用いられる防音パネルを提供する。
【解決手段】防音パネル1の上部に設けた上枠材3Aに再帰性反射層を設け、その再帰性反射層に透明性を有する樹脂バインダーに再帰性反射材を含有させているため、夜間照明がない場所に設置された場合にも、自動車のヘッドライトを再帰反射して、設置方向に連続して視線誘導効果を発現させることができ、更には、昼間においては、透明性を有する樹脂バインダーを光が透過することで、上枠材3Aを含む防音壁を構成する部材に施した都市景観に適合した色彩を視認できると共に、夜間においては、再帰性反射層に含まれる再帰性反射材よって自動車のヘッドライトが再帰性反射することで、防音パネル1の視認性を向上させることができる。
【選択図】図1
【解決手段】防音パネル1の上部に設けた上枠材3Aに再帰性反射層を設け、その再帰性反射層に透明性を有する樹脂バインダーに再帰性反射材を含有させているため、夜間照明がない場所に設置された場合にも、自動車のヘッドライトを再帰反射して、設置方向に連続して視線誘導効果を発現させることができ、更には、昼間においては、透明性を有する樹脂バインダーを光が透過することで、上枠材3Aを含む防音壁を構成する部材に施した都市景観に適合した色彩を視認できると共に、夜間においては、再帰性反射層に含まれる再帰性反射材よって自動車のヘッドライトが再帰性反射することで、防音パネル1の視認性を向上させることができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、主として車道と歩道の境界に沿って設置され、車両による騒音公害を防止するための防音パネルに関するものである。
従来、街路等の一般道路においては、歩道利用者や沿線住民に対して車両騒音を防止するために、高さ800〜1000mm程度の防音パネルを、車道と歩道の境界や中央分離帯に沿って設置することがある。この種の防音パネルとして、例えば特許文献1には、道路に沿って所定の間隔で並立された支柱と、前記支柱の間に設置された防音パネルと、前記支柱及び防音パネルの頂部に配置された笠木とから成り、前記笠木は、前記防音パネルの上端に取り付けられており、この笠木によって透光板が垂直に固定されていることを特徴とする道路用防音壁において、前記笠木は、並立する複数の支柱、及び支柱の間に設置された複数の防音パネルの頂部へ連続状態に配置されていることを特徴とする防音壁が開示されている。
しかしながら、特許文献1に記載される従来の防音壁では、防音パネルの上端に取付けられた笠木を、並立する複数の支柱、及び支柱の間に設置された複数の防音パネルの頂部へ連続状態に配置することにより、車道を走る自動車の運転者から見ると、目視に鮮明な笠木が一直線状に続く様をもって、視線の誘導効果を向上させようとしたものであるため、外観面での視線誘導効果は期待できなくもないが、機能的に視線誘導効果を向上させるものではなく、自動車の運転者によっては、極めて一般的な笠木が付いているだけに過ぎないと見做されると言った懸念が残る。更に、夜間においては、街路照明がない場所に設置された場合、視線誘導効果は得られない。
本発明は上記の如き課題を解決するためになされたものであり、機能的に視線誘導効果を有すると共に、街路照明等設置されていない場所に設置されても、夜間において優れた視線誘導効果を発現する防音壁に用いられる防音パネルを提供せんとするものである。
上記目的を達成するため、本発明は以下のような構成としている。すなわち、本発明に係る防音パネルは、車道と歩道の境界に沿って設置される防音パネルであって、防音パネルの上部に設けられた上枠材に再帰性反射層が設けられ、前記再帰性反射層は透明性を有する樹脂バインダーに再帰性反射材が含有されてなることを特徴とするものである。
本発明に係る防音壁によれば、防音パネルの上部に設けた上枠材に再帰性反射層を設け、その再帰性反射層に透明性を有する樹脂バインダーに再帰性反射材を含有させているため、夜間照明がない場所に設置された場合にも、自動車のヘッドライトを再帰反射して、設置方向に連続して視線誘導効果を発現させることができる。
更には、平成15年7月に策定された「美しい国づくり政策大綱」に基づき、国土交通省が策定した景観形成ガイドライン「都市整備に関する事業」(案)に記載されている都市景観に合う色彩を防音壁を構成する部材に施して景観性を向上させる場合、昼間においては、透明性を有する樹脂バインダーを光が透過することで、上枠材を含む防音壁を構成する部材に施した都市景観に適合した色彩を視認できると共に、夜間においては、前記再帰性反射材によって自動車のヘッドライトが再帰性反射することで、防音パネルの視認性を向上させることができる。
本発明に係る最良の実施の形態について、図面に基づき以下に具体的に説明する。図1は、本発明に係る防音パネルを設置した状態を示す正面図、図2は図1に示す防音パネルの上部に上枠材が載置された状態を示す断面図、図3は本発明に係る防音パネルの別の実施形態を示すものであって、(イ)は斜視図、(ロ)は部分断面図である。
1は防音パネルであって、ガラスウールやロックウール等の吸音材2が内蔵されると共に、その車道側に位置する前面板11には通孔12が穿設されることで吸音機能が具備され、歩道側に位置するパンチング加工等による通孔12が穿設されていない背面板13により遮音機能が具備された吸音パネルで形成されている。3Aは防音パネル1の上端面に載置されている長尺の上枠材であり、その断面は底面が平坦で、上面は中高で弓なりになっている蒲鉾形となされている。
そして、車道と歩道の境界に沿って設置された複数のH型鋼の支柱4間に一段の防音パネル1が2段に差し渡され、その上端面に上枠材3Aが載置されて低層防音壁が形成されている。この上枠材3Aは、上面が蒲鉾形となされているため、歩行者が手摺として用いることができると共に、防音パネル1の角張った上部形状を補完し意匠性を向上させている。また、H型鋼の支柱4上方からの見栄えを向上させ、また防音パネル1と支柱4間の僅かな隙間に子供が手等を入れて怪我すること防止するため、支柱4の上端にはその断面を覆う支柱キャップ41が取付けられている。
尚、防音パネル1において、断面略コ字状の背面板13の外側に被せて前面板11を取付けており、防音パネル1と上枠材3Aとの間には、前面板11の肉厚分の高さだけ隙間が生じるため、その隙間には嵩上げ部材5を取付けて、防音パネル1の上端面を略平らにしている。
上枠材3Aの表面には、透明性を有する樹脂バインダーに再帰性反射材を含有した再帰性反射層6が設けられており、昼間においては、透明性を有する樹脂バインダーを光が透過することで、上枠材3Aの外面に施した都市景観に合う色彩の下地層7の色が視認できることにより、周りの構築物との調和が図られると共に、夜間においては、再帰性反射材によって自動車のヘッドライトが再帰反射することで、低層防音壁の視認性を向上させることができ、更に、上枠材3Aが防音パネル1の設置方向に略連続して設けられているため、前方の道路線形を示して視線誘導効果を奏する。
再帰性反射層6は、再帰性反射材としての再帰反射性を有するガラスビーズを、透明性を有し且つ耐候性の高いアクリル系樹脂からなる塗料に含有し、上枠材3Aの表面に塗布することにより形成されている。尚、透明性を有し且つ耐候性が高い樹脂バインダーであれば、アクリル系樹脂に限定されるものではなく、ウレタン樹脂系やフッ素樹脂系、シリコン系等の樹脂バインダーを適宜用いることができる。
再帰性反射層6に含有するガラスビーズは、石英ガラス、ソーダ石灰ガラス、ホウケイ酸ガラス、鉛ガラス等をビーズ状に成形したものを用いることができ、その粒径は60〜100μm程度のものが好適であり、その屈折率は用いる樹脂バインダーの種類によって適宜選択すればよい。また、上枠材3Aに設けられた再帰性反射層6において、ガラスビーズは細密に充填せず隙間を置いて配置するのがよい。細密に充填すると、再帰性反射層6の下に施された下地層7の色彩が視認し難くなるためである。
図3において、8は透光性防音板であって、枠体9と透光板10とからなる。枠体9は、長さ方向に沿った開口部91を有するアルミニウム等の金属や繊維強化合成樹脂等からなる長尺枠材を、開口部91を内側にして四角形状に枠組されたものである。透光板10はガラス板又は透明な合成樹脂板からなり、この透光板10の周縁部が開口部91の中に挿入されている。
枠体9のうち、上部に位置する上枠材3Bの表面には、上記の再帰性反射層6が形成されており、図1に示す防音パネルと同様、透光性防音板8はH型鋼の支柱間に一段に差し渡されて低層防音壁を形成する。従って、透光性防音板8の上枠材3Bに形成された再帰性反射層6によって、自動車のヘッドライトが再帰反射することで、低層防音壁の視認性を向上させることができると共に、上枠材3Bが透光性防音板8の設置方向に略連続して設けられているため、前方の道路線形を示して視線誘導効果を奏する。
本発明に係る防音パネルは、防音パネルの上部に設けた上枠材に再帰性反射層を設け、その再帰性反射層に透明性を有する樹脂バインダーに再帰性反射材を含有させているため、夜間照明がない場所に設置された場合にも、自動車のヘッドライトを再帰反射して、設置方向に連続して視線誘導効果を発現させることができる防音パネルとして好適に用いられる。
1 防音パネル
11 前面板
12 通孔
13 背面板
2 吸音材
3A、3B 上枠材
4 支柱
41 支柱キャップ
5 嵩上げ部材
6 再帰性反射層
7 下地層
8 透光性防音板
9 枠体
91 開口部
10 透光板
11 前面板
12 通孔
13 背面板
2 吸音材
3A、3B 上枠材
4 支柱
41 支柱キャップ
5 嵩上げ部材
6 再帰性反射層
7 下地層
8 透光性防音板
9 枠体
91 開口部
10 透光板
Claims (1)
- 車道と歩道の境界に沿って設置される防音パネルであって、防音パネルの上部に設けられた上枠材に再帰性反射層が設けられ、前記再帰性反射層は透明性を有する樹脂バインダーに再帰性反射材が含有されてなることを特徴とする防音パネル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006124550A JP2007297780A (ja) | 2006-04-28 | 2006-04-28 | 防音パネル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006124550A JP2007297780A (ja) | 2006-04-28 | 2006-04-28 | 防音パネル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007297780A true JP2007297780A (ja) | 2007-11-15 |
Family
ID=38767498
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006124550A Pending JP2007297780A (ja) | 2006-04-28 | 2006-04-28 | 防音パネル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007297780A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015064312A (ja) * | 2013-09-26 | 2015-04-09 | 株式会社 広仁社 | 放射線遮蔽物質 |
-
2006
- 2006-04-28 JP JP2006124550A patent/JP2007297780A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015064312A (ja) * | 2013-09-26 | 2015-04-09 | 株式会社 広仁社 | 放射線遮蔽物質 |
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