JP2010065474A - 耐火パネル取付具及びそれを用いた耐火パネルの取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】構成が簡易であると共に、耐火パネルの取付けを容易かつ短時間のうちに行うことができる耐火パネル取付具及びそれを用いた耐火パネルの取付構造を提供する。
【解決手段】耐火パネル取付具10は、耐火パネル12に固定される固定プレート11と、該固定プレート11の端部に四角枠状に一体形成される支持枠15と、該支持枠15に支持され固定プレート11と平行に延びる支軸としてのボルト19と、該ボルト19に遊嵌される円筒体25によって回動可能に支持され建築物の構造躯体としてのコンクリート床材22に取付けられる可動プレート24とにより構成されている。そして、可動プレート24は、固定プレート11に沿う鉛直位置及び固定プレート11に直交する水平位置を取るように形成され、可動プレート24が水平位置を取る場合には、支持枠15の側壁23の下面23aに当接されて位置決めされるようになっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば建築物の外壁材として用いられる耐火パネルを構造躯体に取付けるための耐火パネル取付具及びそれを用いた耐火パネルの取付構造に関するものである。
建築物の外壁には、例えばケイ酸カルシウム板、木毛セメント板、ALC板(軽量気泡コンクリート板)、ロックウール板等の耐火パネルが用いられ、係る耐火パネルが取付具によってコンクリート製床材等の構造躯体に取付けられている。具体的には、耐火パネルとその表面を被覆する被覆パネルとを有する複合耐火パネルを建物躯体に施工する施工法が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
すなわち、耐火パネルの裏面にその厚さ方向へ向って連結具収容孔を形成し、またこの連結具収容孔に交差しかつ連通するような長尺体収容孔を形成し、耐火パネルの裏面へと開口する雌ネジと長尺体収容孔に対して位置合わせ可能な貫通孔とを有する連結具を連結収容孔に収容する。次に、長尺体収容孔に長尺体を収容してこの長尺体を前記貫通孔に挿通し、これにより前記連結具を連結具収容孔内に係止し、次いで取付金具を耐火パネルの裏面に当接させた状態でこの取付金具を通して固定用ボルトを前記雌ネジに螺合させ、これにより複合耐火パネルを取付金具に対して固定する、複合耐火パネルの施工法である。
特開平4−189942号公報(第1頁、第2頁及び第7頁)
ところが、前記特許文献1に記載されている耐火パネルの施工法においては、まず耐火パネルに連結具収容孔と長尺体収容孔とを設け、雌ネジと貫通孔とを有する連結具を連結具収容孔に収容すると共に、長尺体を長尺体収容孔に収容して連結具の貫通孔に挿通しなければならない。その後、取付金具を耐火パネルの裏面に当接させた状態で、その取付金具を通して固定用ボルトを連結具の雌ネジに螺合させて耐火パネルを取付金具に対して固定しなければならない。このため、耐火パネルの取付具の構造自体が複雑であると共に、耐火パネルの取付方法が煩雑で取付けに時間を要するという問題があった。
本発明は、このような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものであり、その目的とするところは、構成が簡易であると共に、耐火パネルの取付けを容易かつ短時間のうちに行うことができる耐火パネル取付具及びそれを用いた耐火パネルの取付構造を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に係る耐火パネル取付具は、耐火パネルに固定される固定プレートと、該固定プレートの端部に四角枠状に一体形成される支持枠と、該支持枠に支持され固定プレートと平行に延びる支軸と、該支軸に遊嵌される筒体によって回動可能に支持され建築物の構造躯体に取付けられる可動プレートとにより構成され、可動プレートが固定プレートに沿う位置及び固定プレートに直交する位置を取り得るように形成されていることを特徴とする。
請求項2に係る耐火パネル取付具は、請求項1に係る発明において、前記可動プレートは、固定プレートに沿う位置から固定プレートに直交する位置まで回動されたとき、支持枠の端面に当接されて位置決めされるように構成されていることを特徴とする。
請求項3に係る耐火パネル取付具は、請求項1又は請求項2に係る発明において、前記筒体及び可動プレートの幅は、支持枠の内幅よりも短く形成され、筒体及び可動プレートの外側面と支持枠の内側面との間に隙間が形成されるように構成されていることを特徴とする。
請求項4に係る耐火パネルの取付構造は、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の耐火パネル取付具の固定プレートが耐火パネルに固定された状態で、可動プレートが固定プレートに沿う鉛直位置から固定プレートに直交する水平位置まで回動され、可動プレートが構造躯体に取付けられていることを特徴とする。
請求項5に係る耐火パネルの取付構造は、請求項4に係る発明において、前記耐火パネルの内面と構造躯体の端面との間には、耐火ガスケットが介装されていることを特徴とする。
本発明によれば、次のような効果を発揮することができる。
請求項1に係る発明の耐火パネル取付具は、耐火パネルに固定される固定プレートと、該固定プレートの端部に四角枠状に一体形成される支持枠と、該支持枠に支持され固定プレートと平行に延びる支軸と、該支軸に遊嵌される筒体によって回動可能に支持され建築物の構造躯体に取付けられる可動プレートとにより構成されている。すなわち、耐火パネル取付具は固定プレートとその固定プレートに対して回動可能に形成された可動プレートとにより構成されている。
このため、耐火パネルを構造躯体に取付ける場合には、構造躯体の端部に耐火パネルを配置し、固定プレートに沿う位置の可動プレートを固定プレートに直交する位置まで回動させた後、可動プレートを構造躯体に固定することにより行われる。従って、耐火パネル取付具の構成が簡易であると共に、耐火パネルの取付けを容易かつ短時間のうちに行うことができる。
請求項2に係る発明の耐火パネル取付具では、可動プレートは固定プレートに沿う位置から固定プレートに直交する位置まで回動されたとき、支持枠の端面に当接されて位置決めされるように構成されている。このため、請求項1に係る発明の効果に加えて、可動プレートは固定プレートに対して直交する位置を容易に保持することができる。
請求項3に係る発明の耐火パネル取付具では、前記筒体及び可動プレートの幅は、支持枠の内幅よりも短く形成され、筒体及び可動プレートの外側面と支持枠の内側面との間に隙間が形成されるように構成されている。このため、請求項1又は請求項2に係る発明の効果に加えて、構造躯体に対する耐火パネルの移動を可能にし、地震や風圧による耐火パネルの動きを許容することができ、耐火パネルの損傷などを抑制することができる。
請求項4に係る発明の耐火パネルの取付構造では、耐火パネル取付具の固定プレートが耐火パネルに固定された状態で、可動プレートが固定プレートに沿う鉛直位置から固定プレートに直交する水平位置まで回動され、可動プレートが構造躯体に取付けられている。従って、請求項1から請求項3のいずれかに係る発明の効果に加え、耐火パネルを安定した状態で構造躯体に取付けることができる。
請求項5に係る発明の耐火パネルの取付構造では、耐火パネルの内面と構造躯体の端面との間には耐火ガスケットが介装されている。このため、請求項4に係る発明の効果に加えて、耐火パネルと構造躯体との間の耐火性能を保持することができる。
以下、本発明の最良と思われる実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(第1実施形態)
本発明を具体化した第1実施形態について図1〜図6に基づいて説明する。
図5に示すように、耐火パネル取付具10を構成する固定プレート11は、耐火パネル12の内面12a(図1の右面)に上下2箇所の孔13でリベット14により固定されるようになっている。該固定プレート11の上端部には、四角枠状(平面ロの字状)に形成されて上下が開放された支持枠15が一体形成されている。この支持枠15の対向する側壁16、17にはそれぞれ貫通孔18が透設され、両貫通孔18には支軸としてのボルト19が固定プレート11と平行に延びるように挿通され、座金20を介してナット21に螺合されている。図3に示すように、固定プレート11は耐火パネル12に固定された状態で鉛直に配置され、建築物の構造躯体としてのコンクリート床材22に取付けられる場合にはコンクリート床材22の端面22aの外面に配置される。図4に示すように、支持枠15の側壁23の端面としての下面23aは水平に延びている。なお、貫通孔18は支持枠15の側壁16、17の中央位置より下方に設けられている。
一方、図5に示すように、可動プレート24の基端側上面には、前記ボルト19に遊嵌される円筒体25が溶接部26により固着されると共に、可動プレート24をコンクリート床材22にボルト部材35(図1参照)で固定するための一対の挿通孔27が開口されている。図4に示すように、可動プレート24はその円筒体25が支持枠15内のボルト19に遊嵌された状態で回動可能に支持され、固定プレート11に沿う位置(図4の実線)と固定プレート11に直交する位置(図4の二点鎖線)との間で回動されるようになっている。そして、可動プレート24が固定プレート11に直交する位置まで回動されたときには、その上面が支持枠15の側壁23の下面23aに当接されて位置決めされ、可動プレート24の水平状態が保持されるように構成されている。
この場合、可動プレート24が固定プレート11に対して直交する水平位置まで回動されたとき、可動プレート24をその位置に保持する保持力は、てこの原理に基づいてボルト19の位置と、可動プレート24が当接される支持枠15の側壁23の位置との距離に基づいて決定される。係る距離が長いほど可動プレート24を水平状態に保持する保持力を高めることができるが、その距離が長くなるとコンクリート床材22上で平坦部が少なくなるため適切な距離に設定される。
図6に示すように、前記円筒体25及び可動プレート24の幅は、支持枠15の内幅(側壁16、17間の距離)よりも短く形成され、円筒体25及び可動プレート24の外側面25a、24aと支持枠15の内側面(側壁16、17の内側面16a、17a)との間に隙間28が形成されるように構成されている。そして、耐火パネル12はコンクリート床材22に対して幅方向(水平方向)に若干移動できるようになっている。耐火パネル取付具10は、上記の固定プレート11、支持枠15、支軸としてのボルト19、円筒体25、可動プレート24等により構成されている。図2及び図3に示すように、係る耐火パネル取付具10は、耐火パネル12の左右に一対設けられている。
図1は耐火パネル12の取付構造を示し、耐火パネル取付具10の固定プレート11が耐火パネル12に固定された状態で、可動プレート24が固定プレート11に沿う鉛直位置から固定プレート11に直交する水平位置まで回動され、その状態で可動プレート24がコンクリート床材22に取付けられている。このとき、耐火パネル12の内面12aとコンクリート床材22の端面22aとの間の間隙29には耐火ガスケット30が上下一対介装され、耐火パネル12の内面12aとコンクリート床材22の端面22aとの間の耐火性が保持されている。耐火パネル12の外面にはアルミニウム製のガラス保持枠31が上下位置に所定間隔をおいて配設され、ガラス保持枠31の保持溝32にはガラス板33が嵌め込まれシール部材34でシールされている。
次に、上記のように構成された耐火パネル取付具10を用いた耐火パネル12の取付方法について説明する。
さて、図4に示すように、工場で耐火パネル12内面12aの所定位置に耐火パネル取付具10の固定プレート11をリベット14によって耐火パネル12に固定する。そして、可動プレート24を固定プレート11に沿う位置にした状態でトラックの荷台に載せ、建築現場まで搬送する。建築現場では、この耐火パネル取付具10が取付けられた耐火パネル12を建築物内部のコンクリート床材22上に運ぶ。次いで、可動プレート24をその円筒体25を中心にして水平方向まで回動させ、クレーン等で耐火パネル12を吊り上げ、図3に示すようにコンクリート床材22の端部に配置させる。このとき、コンクリート床材22の端面22aと耐火パネル12の内面12aとの間隙29には耐火ガスケット30が挟着される。
その状態で、図1に示すように、可動プレート24の挿通孔27にはボルト部材35が挿通され、コンクリート床材22上面の穴に埋め込まれた雌ねじ部材36に螺合される。このようにして、耐火パネル12が耐火パネル取付具10によりコンクリート床材22に対して鉛直方向に取付けられ、耐火パネル12の取付構造が形成される。このような操作が同一階で横方向へ順に行われ、さらに別の階で同様の操作が行われることにより、耐火パネル12で建築物の外壁が構築される。
以上の第1実施形態によって発揮される作用及び効果を以下にまとめて記載する。
・ 本実施形態の耐火パネル取付具10は、耐火パネル12に固定される固定プレート11と、その端部に四角枠状に一体形成される支持枠15と、それに支持され固定プレート11と平行に延びるボルト19と、それに遊嵌される円筒体25で回動可能に支持されコンクリート床材22に取付けられる可動プレート24とで構成されている。すなわち、耐火パネル取付具10は固定プレート11とその固定プレート11に対して直交する位置まで回動可能に形成された可動プレート24とにより構成されている。
このため、耐火パネル12をコンクリート床材22に取付ける場合には、コンクリート床材22の端部に耐火パネル12を配置し、固定プレート11に沿う位置にある可動プレート24を固定プレート11に直交する水平位置まで回動させた後、可動プレート24をコンクリート床材22に固定することにより行われる。従って、耐火パネル取付具10の構成が簡易であると共に、耐火パネル12の取付けを容易かつ短時間のうちに行うことができる。
・ 前記可動プレート24は固定プレート11に沿う鉛直位置から固定プレート11に直交する水平位置まで回動されたとき、支持枠15の側壁23の下面23aに当接されて位置決めされるように構成されている。このため、可動プレート24は固定プレート11に対して直交する位置を容易に保持することができる。
・ 前記円筒体25及び可動プレート24の幅は、支持枠15の内幅よりも短く形成され、円筒体25及び可動プレート24の外側面25a、24aと支持枠15の側壁16、17の内側面16a、17aとの間に隙間28が形成されるように構成されている。このため、コンクリート床材22に対する耐火パネル12の左右への移動を可能にし、地震や風圧による耐火パネル12の若干の動きを許容することができ、耐火パネル12の損傷などを抑制することができる。
・ 耐火パネル12の取付構造では、耐火パネル取付具10の固定プレート11が耐火パネル12に固定された状態で、可動プレート24が固定プレート11に沿う鉛直位置から固定プレート11に直交する水平位置まで回動され、その状態で可動プレート24がコンクリート床材22に取付けられている。従って、耐火パネル12を安定した状態でコンクリート床材22に取付けることができる。
・ 耐火パネル12の取付構造では、耐火パネル12の内面12aとコンクリート床材22の端面22aとの間に耐火ガスケット30が介装されている。このため、耐火材料である耐火パネル12及びコンクリート床材22に加えて、耐火パネル12とコンクリート床材22との間における耐火性能を十分に発揮することができる。
(第2実施形態)
本発明を具体化した第2実施形態について、図7及び図8に基づいて説明する。本第2実施形態においては、主に第1実施形態と異なる部分について説明し、同一部分については説明を省略する。
耐火パネル取付具10の構造は基本的には第1実施形態と同じであるが、耐火パネル12に対する固定プレート11の取付位置が第1実施形態より下方位置に設定されている。構造躯体としてのH型鋼37上にはフラットデッキプレート38が支持されている。可動プレート24は水平位置まで回動された状態で、フラットデッキプレート38上に載置され、ボルトアンカー39が可動プレート24の挿通孔27及びフラットデッキプレート38に設けられた透孔40に挿通されることにより、フラットデッキプレート38に固定されるようになっている。なお、ボルトアンカー39はフラットデッキプレート38の透孔40に挿通された後開いて抜け止めされるように構成されている。その後、図8に示すように、フラットデッキプレート38上にはコンクリートが打設され、所定厚さのコンクリート床材22が形成される。この場合には、耐火パネル取付具10はコンクリートで埋められ、コンクリート床材22中に埋没するように構成される。
この第2実施形態によれば、コンクリート床材22の端面22aが耐火パネル12の内面12aに密着するため、第1実施形態で使用した耐火ガスケット30は不要となり、コンクリート床材22と耐火パネル12とにより高い耐火性能を発揮することができる。
なお、前記各実施形態を次のように変更して具体化することも可能である。
・ 前記耐火パネル12に対する耐火パネル取付具10の取付個数は、耐火パネル12の幅に応じて適宜設定することができ、1枚の耐火パネル12に対して3個又は4個に設定することができる。
・ 前記可動プレート24が固定プレート11に対して直交する水平位置まで回動されたとき、その位置で可動プレート24の動きを仮止めするストッパを回動部分、具体的にはボルト19と円筒体25との間などに備えることもできる。
・ 前記固定プレート11の端部に設けられている支持枠15は、可動プレート24の延びる方向に長くして平面長方形状になるように構成することもできる。この場合、ボルト19と側壁23との距離が長くなり、可動プレート24を水平方向に一層安定した状態で支持することができる。
・ 前記筒体としての円筒体25は、三角筒体、四角筒体等の角筒体、楕円筒体などの形状であってもよい。
・ 第1実施形態において耐火ガスケット30を省略し、コンクリート床材22の端面22aに耐火パネル12の内面12aを近接させるように構成することも可能である。
・ 前記可動プレート24には、固定プレート11のリベット14に対応する位置に開口部を設け、可動プレート24が固定プレート11に沿うように位置したとき、リベット14に接触しないように構成することもできる。
・ 前記固定プレート11の端部に設けられている支持枠15は、上端部に蓋板を備えた構造であってもよい。
次に、前記実施形態より把握できる技術的思想について以下に記載する。
・ 前記構造躯体は、建築物のコンクリート床材であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の耐火パネル取付具。このように構成した場合、請求項1から請求項3のいずれかに係る発明の効果に加えて、耐火性能を容易に向上させることができる。
・ 前記可動プレートが固定プレートに対して直交する水平位置まで回動されたとき、可動プレートをその位置に保持する保持力は支軸の位置と、可動プレートが当接される支持枠の側壁の位置との距離に基づいて決定されることを特徴とする請求項2又は請求項2に記載の耐火パネル取付具。このように構成した場合、請求項1又は請求項2に係る発明の効果に加えて、可動プレートを水平状態に十分な保持力をもって支持することができる。
・ 前記支軸及び筒体は、可動プレートが固定プレートに対して回動されて直交方向に保持されるように構成されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の耐火パネル取付具。このように構成した場合、請求項1から請求項3のいずれかに係る発明の効果に加えて、可動プレートを水平状態に保持して構造躯体に取付けられ、耐火パネルを鉛直方向に配設することができる。
・ 前記筒体は、円筒状に形成されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の耐火パネル取付具。このように構成した場合、請求項1から請求項3のいずれかに係る発明の効果に加えて、可動プレートの回動を円滑に行うことができる。
第1実施形態における耐火パネル取付具を用いた耐火パネルの取付構造を示す断面図。 耐火パネルを耐火パネル取付具によりコンクリート床材に取付けた状態を示す平断面図。 耐火パネルを耐火パネル取付具によりコンクリート床材に取付けた状態を示す斜視図。 耐火パネル取付具における可動プレートの作用を示す正面図。 耐火パネル取付具を分解して示す斜視図。 耐火パネル取付具の支持枠両側壁と可動プレートとの関係を示す部分拡大平面図。 第2実施形態を示し、構造躯体としてのフラットデッキプレート上に耐火パネル取付具を固定した状態を示す断面図。 図7の状態からフラットデッキプレート上にコンクリートを打設してコンクリート床材を形成した状態を示す断面図。
符号の説明
10…耐火パネル取付具、11…固定プレート、12…耐火パネル、12a…内面、15…支持枠、16a、17a…内側面、19…支軸としてのボルト、22…構造躯体としてのコンクリート床材、22a…端面、24…可動プレート、24a…外側面、25…筒体としての円筒体、25a…外側面、28…隙間、30…耐火ガスケット。

Claims (5)

  1. 耐火パネルに固定される固定プレートと、該固定プレートの端部に四角枠状に一体形成される支持枠と、該支持枠に支持され固定プレートと平行に延びる支軸と、該支軸に遊嵌される筒体によって回動可能に支持され建築物の構造躯体に取付けられる可動プレートとにより構成され、可動プレートが固定プレートに沿う位置及び固定プレートに直交する位置を取り得るように形成されていることを特徴とする耐火パネル取付具。
  2. 前記可動プレートは、固定プレートに沿う位置から固定プレートに直交する位置まで回動されたとき、支持枠の端面に当接されて位置決めされるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の耐火パネル取付具。
  3. 前記筒体及び可動プレートの幅は、支持枠の内幅よりも短く形成され、筒体及び可動プレートの外側面と支持枠の内側面との間に隙間が形成されるように構成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の耐火パネル取付具。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の耐火パネル取付具の固定プレートが耐火パネルに固定された状態で、可動プレートが固定プレートに沿う鉛直位置から固定プレートに直交する水平位置まで回動され、可動プレートが構造躯体に取付けられていることを特徴とする耐火パネルの取付構造。
  5. 前記耐火パネルの内面と構造躯体の端面との間には、耐火ガスケットが介装されていることを特徴とする請求項4に記載の耐火パネルの取付構造。
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