JP2014074293A - 断熱パネルの接続構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】鉛直方向で隣接する断熱パネルの接続部分で防水性を向上させることができる断熱パネルの接続構造を提供する。
【解決手段】二枚の金属外皮1,2の間に芯材3を充填して形成される断熱パネルAの接続構造に関する。複数の前記断熱パネルAが鉛直方向で隣接して配置される。前記断熱パネルAの対向する端面間に複数の防水部材が設けられる。前記断熱パネルAの厚み方向で隣り合う前記防水部材の間に等圧空間Sが形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、建物の外壁などに用いられる断熱パネルの接続構造に関するものであり、特に、高層ビルや足場を組めない場所など、屋外側から外壁の施工が行ないにくい施工現場で好適に用いることができるものである。
高層の建物の外壁の目地処理としては、湿式のシーリングではなく、等圧構法による乾式のガスケット目地が一般的に行われている(例えば、特許文献1参照)。しかし、このような目地処理は、主に、プレキャストコンクリート板(PC板)などを用いた外壁で行われており、断熱性の高い金属サンドイッチパネルを用いた外壁では、等圧構法による目地処理は殆ど行われていなかった。
そこで、本出願人は、金属サンドイッチパネルを用いた外壁において、等圧空間を有する断熱パネルの接続構造を提案している(特許文献2参照)。しかし、この接続構造においては、水平方向で隣接する断熱パネルの目地部分(接続部分)に等圧空間を形成するようにしているが、鉛直方向で隣接する断熱パネルの接続は凹凸嵌合で行われており、等圧空間を形成していない。従って、鉛直方向で隣接する断熱パネルの接続部分においても、等圧空間を設けて防水性を向上させることが望まれていた。
特開2009−150147号公報 特開2006−188897号公報
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、鉛直方向で隣接する断熱パネルの接続部分で防水性を向上させることができる断熱パネルの接続構造を提供することを目的とするものである。
本発明に係る断熱パネルの接続構造は、二枚の金属外皮の間に芯材を充填して形成される断熱パネルの接続構造であって、複数の前記断熱パネルが鉛直方向で隣接して配置され、前記断熱パネルの対向する端面間に複数の防水部材が設けられ、前記断熱パネルの厚み方向で隣り合う前記防水部材の間に等圧空間が形成されて成ることを特徴とするものである。
本発明にあって、鉛直方向で隣接する前記断熱パネルのうち、下側に位置する断熱パネルの上端面に低面と高面が形成され、前記低面は前記高面よりも表面側に位置し、上側に位置する断熱パネルの下端面と前記低面との間に前記防水部材として横レインバリアが設けられ、上側に位置する断熱パネルの下端面と前記高面との間に前記防水部材として横ウインドバリアが設けられていることが好ましい。
本発明にあって、前記横レインバリアがクロロプレンゴムで形成されていることが好ましい。
本発明にあって、前記断熱パネルは耐火材を鉛直方向の端部に備えていることが好ましい。
本発明は、複数の前記断熱パネルが鉛直方向で隣接して配置され、前記断熱パネルの対向する端面間に複数の防水部材が設けられ、前記断熱パネルの厚み方向で隣り合う前記防水部材の間に等圧空間が形成されているので、鉛直方向で隣接する断熱パネルの接続部分への雨水の浸入を等圧空間により低減することができ、鉛直方向で隣接する断熱パネルの接続部分で防水性を向上させることができるものである。
本発明の実施の形態の一例を示す断面図である。 同上の断面図である。 (a)は断熱パネルの一例を示す縦断面図、(b)は横断面図である。 本発明の他の実施の形態の一例を示す断面図である。 本発明の他の実施の形態の一例を示す断面図である。 本発明の他の実施の形態の一例を示す断面図である。
以下、本発明を実施するための形態を説明する。
本実施の形態で用いる断熱パネルAは、図3(a)(b)に示すように、二枚の金属外皮1、2、芯材3を備えて形成されている。このような断熱パネルAはALC板などの建築板よりも断熱性に優れるが、耐火性にも優れる耐火パネルとして形成することができる。
金属外皮1、2は、亜鉛めっき鋼板、塗装鋼板、ガルバリウム鋼板(登録商標)、ステンレス鋼板、アルミニウム板、チタン板などの金属板をロール成形加工や折り曲げ加工などで所望の形状に成形することにより得ることができる。また、金属外皮1、2の厚みは、例えば、0.25〜2.0mmにすることができる。一方の金属外皮1は表面板として形成され、他方の金属外皮2は裏面板として形成されている。断熱パネルAが建物の外装材として用いられる場合、表面板を建物の屋外側に向け、裏面板を屋内側に向けるようにして施工することができる。
表面板として形成される一方の金属外皮1は、その大部分が略平板状の表面板状部10で形成されている。図1に示すように、金属外皮1はその上端部に接触片11と上突出片12と前連結片13とを備えている。接触片11は表面板状部10の上端から後方に向かってやや斜め上方に傾斜して突設されている。上突出片12は接触片11の先端から上方に向けて突出されている。前連結片13は上突出片12の先端から後方に向かって略垂直に突設されている。また、金属外皮1はその下端部に取付片14と下突出片15と前接続片16とを備えている。取付片14は表面板状部10の下端から後方に向かって略垂直に突設されている。下突出片15は取付片14の先端から上方に向けて突設されている。前接続片16は下突出片15の先端から後方に向かって略垂直に突設されている。さらに、図2に示すように、金属外皮1はその両側端部に保持片17と前延出片18と突片19と後延出片26と密着片27とを備えている。保持片17は表面板状部10の側端から後方に向かって略垂直に突設されている。前延出片18は保持片17の先端から表面板状部10の側端部と対向するように形成されている。突片19は前延出片18の先端から後方に向かって略垂直に突設されている。後延出片26は突片19の先端から前延出片18と対向するように形成されている。密着片27は後延出片26の先端から後方に向かって略垂直に突設されている。上記の接触片11、上突出片12、前連結片13、取付片14、下突出片15、前接続片16は金属外皮1の水平方向(横方向)の略全長にわたって形成されている。また、上記の保持片17、前延出片18、突片19、後延出片26、密着片27は金属外皮1の鉛直方向(縦方向)の略全長にわたって形成されている。
裏面板として形成される他方の金属外皮2は、その大部分が略平板状の裏面板状部20で形成されている。また、図1に示すように、裏面板状部20にはその上端から前方に向かって略垂直に突設された後連結片21が設けられている。後連結片21の前端部(屋外側端部)には段部21aが形成されている。段部21aは後連結片21の前端部を裏面側(芯材3側)に略く字状に屈曲して形成することができる。また、裏面板状部20にはその下端から前方に向かって略垂直に突設された後接続片22が設けられている。後接続片22の前端部(屋外側端部)には段部22aが形成されている。段部22aは後接続片22の前端部を裏面側(芯材3側)に略く字状に屈曲して形成することができる。
さらに、図2に示すように、金属外皮2は両側端部に端部片23と支持片24と挟持片25とを備えている。端部片23は裏面板状部20の側端から前方に向かって略垂直に突設されている。支持片24は端部片23の先端から裏面板状部20の最側端部と対向するように形成されている。挟持片25は支持片24の先端から前方に向かって略垂直に突設されている。挟持片25の前端部(屋外側端部)には段部25aが形成されている。段部25aは挟持片25の前端部を裏面側(芯材3側)に略く字状に屈曲して形成することができる。上記の後連結片21と後接続片22は金属外皮2の水平方向(横方向)の略全長にわたって形成されている。また、上記の端部片23、支持片24、挟持片25は金属外皮2の鉛直方向(縦方向)の略全長にわたって形成されている。
芯材3は、断熱性に優れ、且つ耐火性にも優れるものであることが好ましく、ロックウールやグラスウールなどの繊維状無機材料を細長いブロック状(角棒状)に固めて形成されたものを用いることができる。また、芯材3は、例えば、長さ300〜10000mm、幅30〜150mm、厚み20〜120mm、密度80〜200kg/mに形成されているが、これに限定されるものではない。尚、10000mm程度の長尺の芯材3を形成する場合は、複数本の短尺(例えば、2000mm以下)の芯材3を長手方向に接合して使用することができる。
そして、本実施の形態で用いる断熱パネルAは、二枚の金属外皮1、2の間に芯材3を充填し、接着剤等を用いて一体化することにより形成されている。断熱パネルAの上端部においては、金属外皮1の前連結片13の後端面と金属外皮2の後連結片21の前端面とが対向配置され、前連結片13と後連結片21の隙間32を塞ぐようにして、前連結片13と後連結片21の前端部(段部21aよりも前側)の上面とにわたって気密材28が設けられる。この気密材28としてはアルミテープなどを用いることができ、前連結片13と後連結片21の全長にわたって設けることができる。また、断熱パネルAの下端部においては、金属外皮1の前接続片16の後端面と金属外皮2の後接続片22の前端面とが対向配置され、前接続片16と後接続片22の隙間33を塞ぐようにして、前接続片16と後接続片22の前端部(段部22aよりも前側)の下面とにわたって気密材28が設けられる。この気密材28としてはアルミテープなどを用いることができ、前接続片16と後接続片22の全長にわたって設けることができる。さらに、断熱パネルAの側端部においては、金属外皮1の密着片27の後端面と金属外皮2の挟持片25の前端面とが対向配置され、密着片27と挟持片25の隙間34を塞ぐようにして、密着片27と挟持片25の前端部(段部22aよりも前側)の表面とにわたって気密材28が設けられる。この気密材28としてはアルミテープなどを用いることができ、密着片27と挟持片25の全長にわたって設けることができる。このように形成される断熱パネルAの上端面は、低面30と高面31及び上突出片12の外面とで構成されている。低面30は接触片11の上面で構成されている。高面31は、前連結片13と後連結片21及びこれらに設けられた気密材28の各上面で構成されている。低面30は高面31よりも上突出片12の寸法分だけ低い位置に形成されている。尚、金属外皮1と金属外皮2との間に形成される上記の隙間32、33、34は、ヒートブリッジの発生を防止するために設けられている。すなわち、金属外皮1と金属外皮2との間に隙間32、33、34を設けることにより、金属外皮1と金属外皮2の間での熱伝導を少なくすることができるものであり、これにより、断熱パネルAの断熱性が低下しにくくなるものである。
上記の断熱パネルAは、柱や間柱や梁などの建物構造材に取り付けることによって、建物の外壁等を形成するのに用いることができる。この場合、複数枚の断熱パネルAを縦横に並設することになり、鉛直方向(縦方向)で隣接する断熱パネルA、Aの上端部と下端部の接続部分に目地部分が形成され、水平方向(横方向)で隣接する断熱パネルA、Aの側端部同士の接続部分にも目地部分が形成される。
鉛直方向で隣接する断熱パネルA、Aの接続部分は以下のようにして形成される。図1に示すように、鉛直方向で隣接する断熱パネルA、Aのうち、下側に配置される断熱パネルAの高面31には防水部材として横ウインドバリア40が取り付けられる。この横ウインドバリア40は高面31に設けた気密材28の上面に接着等により取り付けられる。また、この横ウインドバリア40はその後面を段部21aの表面に当接させて取り付けられる。これにより、パネルAの厚み方向(屋内外方向)における横ウインドバリア40の位置決めを容易に行うことができる。また、横ウインドバリア40は断熱パネルAの横方向の略全長にわたって設けられる。横ウインドバリア40としては燃焼しても残留しやすいものを用いることが好ましく、例えば、シリコーンゴムで形成されるものを用いることができる。
下側に配置される断熱パネルAの高面31には耐火目地材41が取り付けられる。この耐火目地材41は横ウインドバリア40の後方において、後連結片21の段部21aの後側の上面に接着等により取り付けられる。また、耐火材41は断熱パネルAの横方向の略全長にわたって設けられる。耐火目地材41は耐火性の高いものであって、例えば、セラミック材料で形成することができる。
また、鉛直方向で隣接する断熱パネルA、Aのうち、上側に配置される断熱パネルAの下端面には防水部材として横レインバリア43が取り付けられる。横レインバリア43は水切り部材とも称されるものであって、例えば、クロロプレンゴムなどで形成することができる。クロロプレンゴム製の横レインバリア43は燃焼しても炭化して残存することになり、遮炎性を確保することができる。横レインバリア43は固定片46の前端に下方に突出する防水片44を設けて形成されるものである。そして、固定片46を取付片14の下面にビス等の固定具47で固定することによって、横レインバリア43を断熱パネルAの横方向の略全長にわたって設けることができる。また、上側に配置される断熱パネルAの下端面に設けた気密材28の下面に上記と同様の横ウインドバリア40が断熱パネルAの横方向の略全長にわたって接着等により取り付けられる。この横ウインドバリア40はその後面を段部22aの表面に当接させて取り付けられる。これにより、パネルAの厚み方向(屋内外方向)における横ウインドバリア40の位置決めを容易に行うことができる。
そして、断熱パネルAの上方に他の断熱パネルAを隣接させて配置することによって、鉛直方向で隣接する断熱パネルA、Aを接続することができる。このとき、上側に位置する断熱パネルAに設けた横レインバリア43の防水片44の下端を、下側に位置する断熱パネルAの低面30に弾接させる。また、上側の断熱パネルAに設けた横ウインドバリア40と、下側の断熱パネルAに設けた横ウインドバリア40とを圧接させる。さらに、下側の断熱パネルAに設けた耐火目地材41の上面を、上側に位置する断熱パネルAの後接続片22の下面に当接させる。このようにして横レインバリア43の防水片44と横ウインドバリア40,40との間に等圧空間Sを形成することができる。
水平方向で隣接する断熱パネルA、Aの接続部分は以下のようにして形成される。図2に示すように、断熱パネルAの両方の側端部には防水部材として縦レインバリア42が取り付けられる。縦レインバリア42は、例えば、クロロプレンゴムなどで形成することができる。クロロプレンゴム製の縦レインバリア42も横レインバリア43と同様に燃焼して炭化しても残存することになり、遮炎性を確保することができる。縦レインバリア42は固定片52の前端と後端に側方に突出する防水片49,50を設けて形成されるものである。そして、固定片52を保持片17の表面にビス等の固定具48で固定することによって、縦レインバリア42を断熱パネルAの鉛直方向の略全長にわたって設けることができる。また、断熱パネルAの両方の側端部には縦ウインドバリア53が取り付けられる。縦ウインドバリア53は上記横ウインドバリア40と同様に形成されるものであって、密着片27と挟持片25に貼付した気密材28の表面に接着等により取り付けられる。この縦ウインドバリア53はその後面を段部25aの表面に当接させて取り付けられる。これにより、パネルAの厚み方向(屋内外方向)における縦ウインドバリア53の位置決めを容易に行うことができる。縦ウインドバリア53は断熱パネルAの鉛直方向の略全長にわたって設けることができる。また、断熱パネルAの一方の側端部には耐火目地材41を取り付ける。この耐火目地材41は縦ウインドバリア53の後方において、挟持片25の表面に接着等により取り付けられる。また、耐火目地材41は断熱パネルAの鉛直方向の略全長にわたって設けられる。耐火目地材41は耐火性の高いものであって、例えば、セラミック材料で形成することができる。また、耐火目地材41の後方には断面略L字状の支持部材51を設けて耐火目地材41を支持するようにしている。
そして、断熱パネルAの側方に他の断熱パネルAを隣接させて配置することによって、水平方向で隣接する断熱パネルA、Aを接続することができる。このとき、一方と他方の断熱パネルA、Aに設けた縦レインバリア42の防水片49同士及び防水片50同士を前後に重ねて弾接させて密着させる。また、一方と他方の断熱パネルA、Aに設けた縦ウインドバリア53同士を圧接させる。さらに、一方の断熱パネルAに設けた耐火目地材41の側面を他方の断熱パネルAの挟持片25の表面に当接させる。このようにして縦レインバリア42の後側の防水片50と縦ウインドバリア53との間に等圧空間Sを形成することができる。
上記のような断熱パネルAの接続構造では、断熱パネルAの周囲に等圧空間Sを形成することができ、鉛直方向及び水平方向で隣接する断熱パネルA,Aの接続部分への雨水の浸入を等圧空間Sにより低減することができ、鉛直方向及び水平方向で隣接する断熱パネルA,Aの接続部分で防水性を向上させることができる。また、低面30が高面31よりも前側(屋外側)にあるために、低面30から高面31に向かって雨水などが浸入しにくくなり、防水性を向上させることができる。
図4に他の実施の形態を示す。この断熱パネルAの接続構造は、断熱パネルAの側端部に耐火材60を設けたものであって、その他の構成は図1〜3のものと同様である。耐火材60は上記芯材3よりも燃焼しにくく、耐火性の高いものを用いることができる。耐火材60は、例えば、硫酸カルシウム二水和物を主成分とする石膏や珪酸カルシウムなどの無機質材を用いて形成することができる。具体的には、耐火材60は、市販の石膏ボードを所定の大きさに切断して形成することができる。耐火材60は断熱パネルAの側端部の鉛直方向の略全長にわたって設けることができる。耐火材60は断熱パネルAの側端部において金属外皮1と金属外皮2との間に設けることができる。耐火材60はその外面が、例えば、後延出片26と密着片27と挟持片25と裏面板状部20の側端部と芯材3の側端面とに接するようにして設けることができる。
また、図5に示すように、耐火材60として第一の耐火材60aと第二の耐火材60bとを用いても良い。この場合、第一の耐火材60aはその外面が、例えば、後延出片26と密着片27と挟持片25と裏面板状部20の側端部とに接するようにして設けることができる。第二の耐火材60bはその外面が、例えば、表面板状部10と裏面板状部20と芯材3の側端面と突片19と第一の耐火材60aとに接するようにして設けることができる。
このように断熱パネルAの側端部に耐火材60を設けることによって、火災時における断熱パネルAの側端部の変形を防止し、炎が鉛直方向に長い目地を断熱パネルAの厚み方向(屋内外方向)で通過しにくくすることができる。従って、断熱パネルAの側端部に芯材3を充填する場合に比べて、水平方向で接続される断熱パネルAの接続部分の耐火性を向上させることができるものである。尚、耐火材60は、断熱パネルAの側端部だけでなく、断熱パネルAの上端部及び下端部にも設けることができ、この場合、断熱パネルAの四辺の周端部において耐火性を向上させることができる。
図6に他の実施の形態を示す。この断熱パネルAの接続構造は、遮炎材61を備えるものであって、その他の構成は図5と同様である。遮炎材61は鋼などの金属材料で形成されるものであって、取着部62と遮炎部63とを備えて断面略L字状に形成されている。また、遮炎材61は長尺に形成されている。そして、水平方向で隣り合う断熱パネルAの一方に遮炎材61を取り付けることができる。すなわち、遮炎材61は断熱パネルAの側端部に取り付けられる。この場合、遮炎材61の取着部62を縦レインバリア42の固定片52と金属外皮1の保持片17との間に位置させて、保持片17の表面に固定する。また、断熱パネルAの側端部に取り付けられた遮炎材61の遮炎部63は水平方向で隣り合う断熱パネルAの間に設けた縦レインバリア42の後側の防水片50よりも後方(屋内側)に位置させる。このようにして遮炎材61は鉛直方向に長い目地の略全長にわたって設けることができる。
この実施の形態では遮炎材61により、火災時に炎が鉛直方向に長い目地を断熱パネルAの厚み方向(屋内外方向)で通過しにくくすることができ、断熱パネルAの接続部分の耐火性を向上させることができる。
1 金属外皮
2 金属外皮
3 芯材
30 低面
31 高面
40 横ウインドバリア
43 横レインバリア
60 耐火材
A 断熱パネル
S 等圧空間

Claims (4)

  1. 二枚の金属外皮の間に芯材を充填して形成される断熱パネルの接続構造であって、複数の前記断熱パネルが鉛直方向で隣接して配置され、前記断熱パネルの対向する端面間に複数の防水部材が設けられ、前記断熱パネルの厚み方向で隣り合う前記防水部材の間に等圧空間が形成されて成ることを特徴とする断熱パネルの接続構造。
  2. 鉛直方向で隣接する前記断熱パネルのうち、下側に位置する断熱パネルの上端面に低面と高面が形成され、前記低面は前記高面よりも表面側に位置し、上側に位置する断熱パネルの下端面と前記低面との間に前記防水部材として横レインバリアが設けられ、上側に位置する断熱パネルの下端面と前記高面との間に前記防水部材として横ウインドバリアが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の断熱パネルの接続構造。
  3. 前記横レインバリアがクロロプレンゴムで形成されていることを特徴とする請求項2に記載の断熱パネルの接続構造。
  4. 前記断熱パネルは耐火材を鉛直方向の端部に備えていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の断熱パネルの接続構造。
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